JPS6319365B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6319365B2 JPS6319365B2 JP55119069A JP11906980A JPS6319365B2 JP S6319365 B2 JPS6319365 B2 JP S6319365B2 JP 55119069 A JP55119069 A JP 55119069A JP 11906980 A JP11906980 A JP 11906980A JP S6319365 B2 JPS6319365 B2 JP S6319365B2
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- Japan
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- core member
- shaft
- epoxy resin
- outer periphery
- propeller shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車用プロペラシヤフトの製造方法
に関するものである。
に関するものである。
一般に、自動車の変速機主軸と差動歯車の駆動
小歯車軸との間に自在継手を介して連設されてい
るプロペラシヤフトは、このプロペラシヤフトの
軸部をカーボン繊維等により強化された樹脂で形
成してプロペラシヤフト構成部分の軽量化を図る
ことが試みられている。従来の製造方法は例えば
特開昭55−95535号公報に示されるようなフイラ
メントワインデイング法によるもので、第２図お
よび第３図に示すように、真円度良好な鋼製マン
ドレルａの外周に、エポキシ樹脂を塗布したカー
ボン繊維ｂを連続的に捲き付けて積層し、加熱硬
化したのち、前記マンドレルａから抜き取つて中
空状の軸体ｃを形成しておき、この軸体両端にそ
れぞれ連設される自在継手のヨーク部材ｄは、各
ヨーク部材の接合部ｅの両端部に、ゴム製Ｏリン
グｆ，ｆを嵌着しこの接合部ｅを前記軸体ｃの両
端中空部に嵌合する。この状態で両Ｏリング間の
接合部ｅ外周にエポキシ樹脂ｇを軸体ｃに設けた
孔（図示せず）より注入しこれを加熱硬化してヨ
ーク部材ｄと軸体ｃとを接着させ、プロペラシヤ
フトｈが形成されている。
小歯車軸との間に自在継手を介して連設されてい
るプロペラシヤフトは、このプロペラシヤフトの
軸部をカーボン繊維等により強化された樹脂で形
成してプロペラシヤフト構成部分の軽量化を図る
ことが試みられている。従来の製造方法は例えば
特開昭55−95535号公報に示されるようなフイラ
メントワインデイング法によるもので、第２図お
よび第３図に示すように、真円度良好な鋼製マン
ドレルａの外周に、エポキシ樹脂を塗布したカー
ボン繊維ｂを連続的に捲き付けて積層し、加熱硬
化したのち、前記マンドレルａから抜き取つて中
空状の軸体ｃを形成しておき、この軸体両端にそ
れぞれ連設される自在継手のヨーク部材ｄは、各
ヨーク部材の接合部ｅの両端部に、ゴム製Ｏリン
グｆ，ｆを嵌着しこの接合部ｅを前記軸体ｃの両
端中空部に嵌合する。この状態で両Ｏリング間の
接合部ｅ外周にエポキシ樹脂ｇを軸体ｃに設けた
孔（図示せず）より注入しこれを加熱硬化してヨ
ーク部材ｄと軸体ｃとを接着させ、プロペラシヤ
フトｈが形成されている。
ところが、上記製造方法は耐トルク性の高い軸
体を得ることができる反面、カーボン繊維ｂに塗
布したエポキシ樹脂の乾燥収縮によつて軸体ｃが
マンドレルａに密着するために、その抜取り作業
に手間どり、また、軸体ｃとヨーク部材ｄ，ｄと
の連結が、Ｏリングによるセンタ合せやエポキシ
樹脂による接着に要する工程が多くなるために作
業性が劣るという欠点がある。
体を得ることができる反面、カーボン繊維ｂに塗
布したエポキシ樹脂の乾燥収縮によつて軸体ｃが
マンドレルａに密着するために、その抜取り作業
に手間どり、また、軸体ｃとヨーク部材ｄ，ｄと
の連結が、Ｏリングによるセンタ合せやエポキシ
樹脂による接着に要する工程が多くなるために作
業性が劣るという欠点がある。
また、金属製薄肉円筒管の外周に繊維強化プラ
スチツク層を被覆してなる車両用駆動推進軸は、
特開昭53−71422号公報にも示されているが、こ
れは被覆加工時における薄肉円筒管の真円度形状
が加圧気体によつて保持できるように提供された
ものではない。
スチツク層を被覆してなる車両用駆動推進軸は、
特開昭53−71422号公報にも示されているが、こ
れは被覆加工時における薄肉円筒管の真円度形状
が加圧気体によつて保持できるように提供された
ものではない。
本発明は、かかる欠点に鑑みてなされたもので
あり、強化樹脂によるプロペラシヤフトの製造を
簡略化するためには、マンドレルに代るべき芯部
材をプロペラシヤフトの軸部内に埋設すれば良い
ことに着目して、プロペラシヤフト軸部長さの芯
材を軽合金材料によつて内圧を有する円柱形の缶
状に形成し、該芯材の両端部に嵌合した自在継手
のヨーク部材の接合部外周と芯部材外周とを強化
樹脂層を一体に連設することにより、前記欠点の
解消を図つた自動車用プロペラシヤフトの製造方
法を提供することを目的とする。
あり、強化樹脂によるプロペラシヤフトの製造を
簡略化するためには、マンドレルに代るべき芯部
材をプロペラシヤフトの軸部内に埋設すれば良い
ことに着目して、プロペラシヤフト軸部長さの芯
材を軽合金材料によつて内圧を有する円柱形の缶
状に形成し、該芯材の両端部に嵌合した自在継手
のヨーク部材の接合部外周と芯部材外周とを強化
樹脂層を一体に連設することにより、前記欠点の
解消を図つた自動車用プロペラシヤフトの製造方
法を提供することを目的とする。
以下、本発明方法の構成を一実施例について説
明する。
明する。
第１図において１はプロペラシヤフトであり、
該プロペラシヤフトは軽合金材料による薄肉中空
状の芯部材２と、該芯部材の両端にそれぞれ嵌合
された鋼製のヨーク部材３，３と、前記両部材
２，３の外周に跨がつてエポキシ樹脂層４を積層
した軸部５とで形成されている。６，６は前記ヨ
ーク部材３のセンタ孔、７，７…は十字軸（図示
せず）を嵌合せしめるヨーク部材３の軸孔であ
る。
該プロペラシヤフトは軽合金材料による薄肉中空
状の芯部材２と、該芯部材の両端にそれぞれ嵌合
された鋼製のヨーク部材３，３と、前記両部材
２，３の外周に跨がつてエポキシ樹脂層４を積層
した軸部５とで形成されている。６，６は前記ヨ
ーク部材３のセンタ孔、７，７…は十字軸（図示
せず）を嵌合せしめるヨーク部材３の軸孔であ
る。
まず、アルミニウム等の軽合金材料でなる薄肉
（たとえば0.3mm）の継目なし管もしくは溶接管を
軸部５の長さに適合するように切断して胴板部８
を形成し、該胴板部の両端に、それぞれ胴板部８
以上の厚さを有し、かつ胴板部８と同質材料でな
る鏡板部９，９を捲き込み加工等により取付けて
中空状の芯部材２を形成する。
（たとえば0.3mm）の継目なし管もしくは溶接管を
軸部５の長さに適合するように切断して胴板部８
を形成し、該胴板部の両端に、それぞれ胴板部８
以上の厚さを有し、かつ胴板部８と同質材料でな
る鏡板部９，９を捲き込み加工等により取付けて
中空状の芯部材２を形成する。
次に、前記鏡板部９，９のいずれか一方に設け
た注入口１０から窒素その他不活性ガスによる加
圧気体１１を圧入し、芯部材２内部を一定圧力
（たとえば３〜４Kg／cm2）に昇圧したまま前記注
入口１０を捲き込み圧潰して封緘し、芯部材２の
真円形状を保持せしめる。
た注入口１０から窒素その他不活性ガスによる加
圧気体１１を圧入し、芯部材２内部を一定圧力
（たとえば３〜４Kg／cm2）に昇圧したまま前記注
入口１０を捲き込み圧潰して封緘し、芯部材２の
真円形状を保持せしめる。
続いて前記芯部材２の両鏡板部９，９の段差端
縁１２，１２に、ヨーク部材３の接合部１３，１
３をそれぞれ嵌合して該接合部外径を前記芯部材
２の外径に一致せしめ、さらに、前記ヨーク部材
３の接合部１３外周と芯部材２外周とに、エポキ
シ樹脂を塗布したカーボン繊維を捲き付けて一定
厚さ（たとえば５〜６mm）のエポキシ樹脂層４を
連続的に形成したのち、該エポキシ樹脂層を所定
温度（たとえば130〜150℃）で４時間加熱して硬
化させる工程を備え、加圧気体１１の封入された
軽合金材料の芯部材２の外周と、ヨーク部材２の
接合部１３の外周とをエポキシ樹脂層４にて一体
に連設されたプロペラシヤフト１を得る。
縁１２，１２に、ヨーク部材３の接合部１３，１
３をそれぞれ嵌合して該接合部外径を前記芯部材
２の外径に一致せしめ、さらに、前記ヨーク部材
３の接合部１３外周と芯部材２外周とに、エポキ
シ樹脂を塗布したカーボン繊維を捲き付けて一定
厚さ（たとえば５〜６mm）のエポキシ樹脂層４を
連続的に形成したのち、該エポキシ樹脂層を所定
温度（たとえば130〜150℃）で４時間加熱して硬
化させる工程を備え、加圧気体１１の封入された
軽合金材料の芯部材２の外周と、ヨーク部材２の
接合部１３の外周とをエポキシ樹脂層４にて一体
に連設されたプロペラシヤフト１を得る。
なお、前記芯部材２の材質はアルミニウムのほ
かマグネシウム合金材料を適用してもよく、ま
た、芯部材２内部に封入する加圧気体１１は空気
で代用することができる。
かマグネシウム合金材料を適用してもよく、ま
た、芯部材２内部に封入する加圧気体１１は空気
で代用することができる。
また、エポキシ樹脂層４を補強する材料として
はカーボン繊維に必要に応じてガラス繊維を付加
したものを使用することもできる。
はカーボン繊維に必要に応じてガラス繊維を付加
したものを使用することもできる。
本発明方法は上記の構成により、加圧によつて
形状が保持されている芯部材の両端に、ヨーク部
材の接合部を嵌合したのち、該両接合部の外周と
芯部材の外周とにカーボン繊維によつて補強され
たエポキシ樹脂層を連続的に形成することによ
り、ヨーク部材と軸部との接着が同時に加工でき
るので接着の信頼性が向上し、かつ芯部材が軸部
の補強材となると共に、軸部の真円度形状が芯部
材の内圧によつて容易に保持されるようになり、
手作業を大きく低減させるとともに生産性が著し
く向上するという優れた効果をもつものである。
形状が保持されている芯部材の両端に、ヨーク部
材の接合部を嵌合したのち、該両接合部の外周と
芯部材の外周とにカーボン繊維によつて補強され
たエポキシ樹脂層を連続的に形成することによ
り、ヨーク部材と軸部との接着が同時に加工でき
るので接着の信頼性が向上し、かつ芯部材が軸部
の補強材となると共に、軸部の真円度形状が芯部
材の内圧によつて容易に保持されるようになり、
手作業を大きく低減させるとともに生産性が著し
く向上するという優れた効果をもつものである。
図面は本発明方法の実施態様を例示し、第１図
は自動車用プロペラシヤフトの軸長方向の中間部
を省略した中央縦断面図、第２図は従来例におけ
るプロペラシヤフトの軸部形成方法を説明する外
形斜視図、第３図は同プロペラシヤフトの片端部
を示す中央縦断面図である。 １……プロペラシヤフト、２……芯部材、３…
…ヨーク部材、４……エポキシ樹脂層、５……軸
部、１１……加圧気体、１３……ヨーク部材の接
合部。
は自動車用プロペラシヤフトの軸長方向の中間部
を省略した中央縦断面図、第２図は従来例におけ
るプロペラシヤフトの軸部形成方法を説明する外
形斜視図、第３図は同プロペラシヤフトの片端部
を示す中央縦断面図である。 １……プロペラシヤフト、２……芯部材、３…
…ヨーク部材、４……エポキシ樹脂層、５……軸
部、１１……加圧気体、１３……ヨーク部材の接
合部。
Claims (1)
- １ 軸部材の両端部に自在接手のヨーク部材を一
体に接続した自動車用プロペラシヤフトの製造方
法であつて、アルミニウム等の軽合金材料により
薄肉中空状でプロペラシヤフトの軸部長さの芯部
材を製作し、該芯部材の形状を保持するため該芯
部材の内部に加圧気体を封入し、ついで前記芯部
材の両端にそれぞれヨーク部材の接合部を嵌合
し、さらに該ヨーク部材の接合部外周と芯部材の
外周とに、エポキシ樹脂を塗布したカーボン繊維
を捲き付けてエポキシ樹脂層を連続的に形成し、
エポキシ樹脂層を加熱硬化させる工程を備え、加
圧気体の封入された軽合金材料の芯部材の外周と
ヨーク部の接合部の外周とをエポキシ樹脂にて一
体に連設されたプロペラシヤフトを製造すること
を特徴とする自動車用プロペラシヤフトの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11906980A JPS5744536A (en) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | Manufacture method of car propeller shaft |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11906980A JPS5744536A (en) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | Manufacture method of car propeller shaft |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5744536A JPS5744536A (en) | 1982-03-13 |
| JPS6319365B2 true JPS6319365B2 (ja) | 1988-04-22 |
Family
ID=14752114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11906980A Granted JPS5744536A (en) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | Manufacture method of car propeller shaft |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5744536A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8306543D0 (en) * | 1983-03-09 | 1983-04-13 | Brd Co Ltd | Composite shafts |
| CN112211987A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-01-12 | 中国重型汽车集团有限公司 | 一种带有碳纤维材质的传动轴总成及其装配方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5371422A (en) * | 1976-12-06 | 1978-06-24 | Toray Ind Inc | Vehiclar driving propeller shaft |
-
1980
- 1980-08-28 JP JP11906980A patent/JPS5744536A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5371422A (en) * | 1976-12-06 | 1978-06-24 | Toray Ind Inc | Vehiclar driving propeller shaft |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5744536A (en) | 1982-03-13 |
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