JPS6319328Y2 - - Google Patents

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JPS6319328Y2
JPS6319328Y2 JP15136483U JP15136483U JPS6319328Y2 JP S6319328 Y2 JPS6319328 Y2 JP S6319328Y2 JP 15136483 U JP15136483 U JP 15136483U JP 15136483 U JP15136483 U JP 15136483U JP S6319328 Y2 JPS6319328 Y2 JP S6319328Y2
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JP
Japan
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electrode
supply device
electrode plate
iron
cooling water
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JP15136483U
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JPS6060457U (ja
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄イオン供給用の平行平板型電解装
置に関するものである。
近年、復水器や冷却装置に用いられている銅合
金製部材の防食法としては板状の鉄製電極が平行
に設置された槽型の鉄イオン供給装置を電解する
ことにより得られた鉄イオンを、冷却水中に供給
して該銅合金部材表面に鉄系の防食皮膜を形成さ
せる電解鉄イオン供給法が一般に行われている。
しかしながら、このような防食法において、電
解鉄イオン供給装置を稼動すると、陰極になる鉄
電極板の近傍は水酸イオン濃度が高くなり、冷却
水中のマグネシウムイオンやカルシウムイオンと
反応して水酸化マグネシウムや炭酸カルシウムの
白色沈澱物が陰極面に析出するようになり、加え
て、陰陽各電極板の海水入口側端部ではスライム
(ドロ・海洋生成物の死骸)が付着し、ついには、
極間を閉塞するようになる。
また、このような鉄イオン供給装置を主管路中
に直接設置する場合は、流体抵抗が増加するため
に高揚程の海水ポンプを使用しなければならない
のみか、既設の海水ポンプでは交換することにも
なりかねないなどの不都合が生じる恐れがあつ
た。
本考案は、以上のような現状に鑑み、電極板の
冷却水入口側端部を斜めに切断して冷却水通路の
入口側の空間断面を漏斗状にするとともに、極性
変換器を併用することによつて流体抵抗係数の減
少と沈澱物の付着防止の問題を一挙に解決するこ
とを目的になされたものである。
つぎに、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案の管路差込型鉄イオン供給装
置の側面断面図であり、第2図は、そのA−A断
面図である。
第1図において、取水路と水室とを結ぶ配管1
の比較的水室に近い部分の上部には短筒状開口部
2が設けられ、その端部はフランジ座3となつて
いる。短筒状開口部2には蓋4が被せられ、その
蓋4はフランジ座3と緊締具で密閉されるように
なつている。蓋4の下面には適宜の間隔をおいて
2枚の鋼製取付板5が溶接されており、この取付
板の間に板状の鉄製電極6が絶縁板を介して緊締
具7により3枚が積層固定されている。各電極板
6は配管内の水流と平行となるように配設され、
互いに隣り合う電極板6が逆極となるように2本
の板状チタン製電導体8で並列に接続されてい
る。これら電極板6は第2図に示すように上流側
の先端部が斜に切断加工6aされ、電極間におけ
る冷却水入口部の断面が漏斗状になるように形成
されるとともに、両端の電極6の片側は塗装によ
つて非溶解面6bが形成される。
前記板状電導体8は棒状のチタン製電導体9に
接続され、さらにこの棒状の電導体9は蓋4を水
密的に貫通して外部に取り出され、電線により図
示されていない極性変換器を内蔵した直流電源装
置に接続されている。また蓋4にはガス抜き用の
小穴が設けられバルブ10により通水時に本装置
のエア抜きが行なわれる。
なお蓋4の上部にはフツク11が設けられ電極
板を交換する時に電極装置を簡単に吊上げできる
ようになつている。
第3図のaは、本実施例の装置を下記の条件で
約300日間試験した時の鉄電極板の消耗状態を、
また第3図のbは比較のために先端を加工してい
ない従来の電極板について同様に試験した時の鉄
電極板の消耗状態を示す断面図である。
電極板の厚さ70mm冷却水流量1200〜2600m3/H
電極電流密度50〜170A/m2極性変換周期6〜
12HR この図によれば、本考案の電極板は全面にわた
つて均一に溶解されているのに対し、従来の電極
板は電極先端部の消耗が極端に少ないのがわか
る。なお、6Cは電極板の消耗部分を表わしてい
る。
以上から明らかなように、本考案の装置によれ
ば次のような効果が得られる。
(1) 本考案の装置は、流体抵抗の増加を最小限に
抑えることができるので海水ポンプなどの他の
機器に及ぼす影響が極めて少ない。
(2) 冷却水入口側の電極先端部におけるスライム
や海洋生成物の付着を防止できるとともに、極
間への冷却水流量の増加による電極面の洗滌効
果と極性変換器による陰極スケール除去効果に
よつて電極面に付着したスライムやスケールを
完全に除去することができるので極間閉塞のト
ラブルが防止できる。
(3) 極性変換器によつて電極板が均一に溶解され
るので電極板の有効利用が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の管路差込型鉄イオン供給装
置の側面断面図、第2図はそのA−A断面図であ
り、第3図aおよびbは、それぞれ鉄電極板の消
耗状態を示す断面図である。 6……鉄電極、6a……切断加工部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行平板型電解鉄イオン供給装置において、上
    流側の鉄製電極先端部を斜に切断加工することに
    よつて、冷却水通路入口部の空間断面を漏斗状に
    形成するとともに、極性変換器付の直流電源装置
    によつて、前記電極の極性を交互に変換すること
    を特徴とした電解鉄イオン供給装置。
JP15136483U 1983-10-01 1983-10-01 電解鉄イオン供給装置 Granted JPS6060457U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15136483U JPS6060457U (ja) 1983-10-01 1983-10-01 電解鉄イオン供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15136483U JPS6060457U (ja) 1983-10-01 1983-10-01 電解鉄イオン供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6060457U JPS6060457U (ja) 1985-04-26
JPS6319328Y2 true JPS6319328Y2 (ja) 1988-05-30

Family

ID=30335442

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JP15136483U Granted JPS6060457U (ja) 1983-10-01 1983-10-01 電解鉄イオン供給装置

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JPS6060457U (ja) 1985-04-26

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