JPH07145496A - 金属塩溶液から金属を回収する方法及び装置 - Google Patents

金属塩溶液から金属を回収する方法及び装置

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JPH07145496A
JPH07145496A JP6136724A JP13672494A JPH07145496A JP H07145496 A JPH07145496 A JP H07145496A JP 6136724 A JP6136724 A JP 6136724A JP 13672494 A JP13672494 A JP 13672494A JP H07145496 A JPH07145496 A JP H07145496A
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metal
raw material
annular gap
cathode
material liquid
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JP6136724A
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John David Crowther
デービット クローザー ジョン
Albert W Gale
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Adrian Schwalb
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Enthone Inc
Enthone OMI Inc
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25CPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC PRODUCTION, RECOVERY OR REFINING OF METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25C7/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells; Servicing or operating of cells

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Abstract

(57)【要約】 【目的】滑らかで純度の高い単体金属層をカソード面に
効率的に析出させ、かつこの析出層を容易にはぎ取るこ
とを可能にする。 【構成】原料液から金属を回収する方法であって、原料
液を環状の間隙に通し、この環状間隙の内側の表面はカ
ソード(60)として作用し、外側の表面はアノード
(70)として作用し、かつ原料液の流れが乱流である
金属回収方法。及び、原料液から金属を回収する装置で
あって、内側のカソード管(60)および狭い環状間隙
を介してそれから隔離されている外側のアノード管(7
0)からなるリアクター(20)と;カソード管とアノ
ード管へ直流電流を供給する直流電源装置と;環状間隙
へ原料液を流入させるポンプ(15)と;保持タンク
(11)と;保持タンクをポンプに接続する配管と;ポ
ンプから遠い側の環状間隙の端を保持タンクに接続する
配管;とで構成される金属回収装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解法の原理によって
金属をその金属塩溶液から単体として回収する技術、と
くに電気めっき処理工程の排液から銅、銀、金その他の
金属を回収する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電解法の原理により金属をその金属塩溶
液から回収するプロセスは、一般に「電解抽出」と呼ば
れるものであり、従来から、鉱材廃棄物の抽出溶液を処
理して金属物質を回収する手段として使用されている。
またこのプロセスは、電気めっき加工のほか、最近では
プリント回路板製造などの化学処理工程や産業加工工程
で生ずる排液、あるいはその他の有毒金属溶液、に含ま
れる金属イオンを減少させる目的にも使われる。
【0003】類似の先行技術としては、英国特許第14
23369号に開示されているものが知られており、英
国においてかなりの市場性を得ている。この方法におい
ては、上部を開放したタンク内に直径0.5〜2mm程
度の非導電性の微細なビーズを蓄え、これに、平坦もし
くは湾曲した堅牢な板状の、例えば白金被覆したチタン
・メッシュなどの複数のアノードと、同様材料またはス
テンレス鋼による複数のカソードとを挿入してなる装置
に、排液が通される。これらのビーズはいわゆる「流動
床」として作用するものである。カソードの表面にそれ
ぞれ金属層を析出形成させる。しかしカソードをステン
レス鋼でつくった場合には、この金属層が縁の部分で剥
がれ、そばにあるアノードに接触して短絡を生じやす
い。この短絡の発生を少なくするには、金属層をつける
ときに、あらかじめカソード表面を入念に粗面仕上げし
なければならない。
【0004】一方またビーズはめっき槽からこぼれ易い
ので、これを防ぐために流量はある限度に抑える必要が
ある。さらに、この装置は上部が開放されているため、
電気分解で発生する酸素、水素あるいは塩素が周辺の大
気に放出される。
【0005】また英国特許第1423369号には、境
界層を通過するイオン拡散率の制限効果のため、電流密
度に限界が付されることが記載されており、さらに、
「境界層をくずすために、電解質はセルに急速に流すの
が良いとされている。」との記載もある。さらにこの特
許には、回転形電極を用いる第2の方式のほか、カソー
ドを導電性物質の流動床として形成する第3の方式も記
載されている。
【0006】さらに上記英国特許は、「電解質が急速に
流れるセルを使うことにより、同じ濃度においても、は
るかに高い電流密度が得られる。」と述べ、同システム
を使えば高い電流効率が達成されると主張している。し
かしながら、明細書には「急速流」の意味が明確にされ
ていない。この英国特許第1423369号は1976
年2月4日に発行されたのであるが、上記の点があいま
いなまま、1993年まで権利が持続した。そして現
在、英国においては、この特許にもとづくプロセスが市
場の大半を占めている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の英国特許第14
23369号に開示されているような従来技術において
は、たとえばカソードをステンレスや鋼でつくった場
合、析出金属層が縁の部分で剥がれ、近くにあるアノー
ドに接触して短絡を生じやすい。したがって、これを防
ぐために、あらかじめカソード表面を丹念に粗面化する
必要がある。また「流動床」として使用されるビーズは
容器からこぼれ易いので、原料液の流量をあまり上げる
ことができない。さらに、この装置は上部が開放されて
いるため、電気分解で発生する酸素、水素、塩素などの
ガスが周辺の大気に放出される。したがって、上記の諸
問題を解決し、析出層の「剥がれ」を生じない、きめの
細かい純粋な金属皮膜を生成させることが課題とされ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、解離し
た金属イオンを含んでいる溶液(以下「原料液」と呼
ぶ)から金属を回収する方法は、原料液を環状の間隙に
通し、この環状間隙の内側の表面は金属イオンに対して
カソードとして作用し、外側の表面はアノードとして作
用し、かつ原料液の流れが乱流、望ましくは高度の乱流
となるように構成される。便宜上、上記アノードとカソ
ードは互いに同軸の管、たとえば同軸円筒管とし、両者
のあいだに間隙が形成されるようにするのが好ましい。
【0009】装置をこのように構成することにより、前
述の金属箔の「剥がれ」が防止され、きめの細かい、滑
らかな表面をもった純粋な金属膜を円筒状に析出させる
ことができる。実際このようにすれば、カソード表面は
粗面化する必要がなく、むしろ、表面を磨き上げたほう
が剥がれが良い。
【0010】また、カソード表面に沿って1枚ないしは
複数枚の非導電性の帯を貼っておいても、析出した金属
層は剥がしやすくなる。この帯は、その厚さがカソード
とアノードの間隙とほぼ同程度であるとき、最良の結果
を与えることがわかっている。またこの帯は、軸方向に
沿ってカソードの全長にわたり貼るのが好ましい。帯の
幅はあまり広い必要はなく、3〜5mmもあれば十分で
ある。帯はたとえば2本、3本、あるいは4本など、複
数本を使用することが可能であり、そしてそれらをカソ
ードの周囲に、望ましくは均等の間隔で、配置すればよ
い。帯は、もし望むなら、析出層を剥がす目的にのみ使
用することが可能であり、その場合には、たとえばカソ
ード面に差し込めるように用意した取外し可能なピン又
はねじを用い、カソードの周囲に沿った例えば均等3分
割位置において、帯の一端あるいは好ましくは両端をそ
れらで止めるようにすればよい。ピンやねじを取り外さ
なければ析出層を剥がしにくいわけであるから、帯を1
本だけ用いるアレイは休止時間が短い場合に有効であ
る。最善と思われるアレイは、材質が例えばポリ塩化ビ
ニルである帯3本を用い、それらをカソードの周囲に沿
い均等の間隔で配置しかつカソードの全長にわたって貼
り、そして帯の厚さをカソードとアノードの間隙と同じ
にして所望の間隙が保たれるようにした構成である。間
隙の厚さがカソードの全周かつ全長にわたり均等である
ことは、1回のランで得られる析出の厚さが大きくなる
ことを意味するから、きわめて望ましいことである。
【0011】上記の構成にすれば、とくに強力なポンプ
を使わなくても高い流量が得られ、かつ乱流領域のレイ
ノルズ数が容易に達成される。このレイノルズ数(R
e)は無次元積であって下式で与えられる。 Re=(dh ・U・ρ)/μ ただし、dh は流れの径であり次の式で表わされる。 dh =4(断面積)/ウェッテッドペリメーター またUは流量を断面積で除して得られる線速度、ρは流
体の密度、μは流体の粘性である。
【0012】われわれはこのレイノルズ数を3,500
以上に選んだ。そのために直径89mmのカソードの表
面から外側に厚さ5mmの間隙を設け、流量を12,0
00リットル/時とし、電解液の密度を水のそれにほぼ
等しい1g/ccとし、また粘性も水にほぼ等しい0.
7センチポアズ(温度40℃)に設定した。カソード
は、人の手で扱える程度の大きさにつくられるのが普通
であるが、これはしかし、できるだけ大きいほうがよ
い。カソードの長さは通常1140mmにする。一方、
アノードの通常の長さは約4フィート(1000mm)
である。カソードの外周の長さは279mmであり、し
たがってカソードの有効面積は279000mm2 (約
28dm2 )である。間隙に収容される原料液の、リッ
トル単位で測った容積(V)は次の式から計算される。 V=π(D2 2−D1 2)/4 x 1000/106 ただし寸法D2 とD1 の単位はmmである。D1 が89
mmで間隙が5mmであればD2 は99mmである。ま
たD1 が89mmで間隙が2.5mmのときは、両電極
で仕切られる部分の液の容積は718×1000mm3
すなわち718000mm3 (=0.7リットル)であ
る。なお、上記でカソードの有効面積とはアノードに対
向しているカソード面の部分を指し、両電極の間隙はそ
の部分に形成される。
【0013】したがって、dm2 単位で測った有効カソ
ード面積とリットル単位で測ったリアクター容積との比
は、5mm間隙の場合に19:1、3mm間隙の場合に
32:1となる。この比は一般的には100:1から
5:1の範囲に入っていることが必要であり、できれ
ば、たとえば80:1から15:1の範囲に設定するの
が好ましい。間隙を上記の値よりいちじるしく大きくす
ると、液量が大幅に増大し、もはや乱流は得られない。
【0014】流量と間隙の断面積は、流れのレイノルズ
数が2100以上となるように設定する必要があり、で
きればレイノルズ数が10,000以上、あるいは2
0,000以上となるようにするのがよい。しかし、レ
イノルズ数をさらに増して、たとえば35,000以
上、55,000以上、あるいは特に100,000以
上とすれば一層好適である。
【0015】リアクターの内側の面は、原料液に含まれ
る金属イオンと同一の金属で構成すればよいが、これを
不活性金属とすれば更に好適である。たとえば銅を回収
しようとするときは、内側の面つまりカソード面にステ
ンレス管、あるいは軟鋼またはチタンを用いる。この場
合、表面は滑らかであることが望ましいので、磨きを入
れて、半光沢、光沢、あるいは場合により鏡面に仕上げ
るのがよい。
【0016】間隙の外側の面はアノードであるが、この
表面も滑らかなほうがよいので、たとえば機械加工で磨
きを入れる。アノードには例えば黒鉛の管を用い、外側
に液体不透過性のポリマー(たとえばポリプロピレン)
でつくったアウターハウジングを被せる。アノードに
は、原料液に冒されないかぎり、いかなる素材を使用し
ても差し支えない。したがって、ある種の原料液では、
軟鋼やステンレス鋼を使うことができる。上記のほか、
アノードの材料には、イリジウム、白金、酸化ルテニウ
ムなどが使用可能である。また、鉛も使用できる。
【0017】管は、電流密度分布を均等にするために円
筒形にするのが望ましい。これにより、きめの細かい析
出が得られ、樹枝状の成長が生じにくいことにより、短
絡が防止される。しかしながら、そういった事故を別の
手段で克服できるなら、管の断面をあえて一定にする必
要はなく、形状を例えば楕円形、直方形、正方形、六角
形などとすることが可能である。ただし、そのような形
にした場合には、角の部分に金属が多めに析出する恐れ
がある。間隙を一定にし、流量の大きな乱流を生じさ
せ、きめの細かい析出を得るという所望の目的は、管の
形状を円筒形にすることで容易に達成されるため、この
形状はもっとも好ましいものである。
【0018】原料液は、管アレイの一方の端に取り付け
たポンプにより駆動するのが好適である。このポンプは
遠心ポンプとし、またポンプの能力は、電気めっき装置
にインライン設置された「すくい出し方式」のタンクと
リアクターの管アレイとの間に、原料液を長時間にわた
り継続して流し込めるものでなければならない。カソー
ドは、運転の途中で、析出した金属を剥がすために定期
的に取り外す。
【0019】カソード管の端はポリプロピレンなどでつ
くった非導電性の栓で封じるようにする。この栓は、外
側部分を円錐形もしくは丸みをもたせた円錐形につく
り、これにより、流入した原料液が環状間隙へ向けて均
等に配分されるようにするのが好適である。
【0020】ポンプの出口は、その位置をカソード管の
端に合わせるのがよい。またこの出口はカソード管と同
軸にするのが好適であるが、電解液を環状間隙に均等に
流入させることが可能であれば、他の配置にしてもかま
わない。
【0021】ポンプの流出口に穴が1つだけ開いてい
て、その穴がカソード管と同心になっている場合には、
カソード管に嵌められた栓と環状間隙の外側の壁から延
伸する円錐形の壁面(アノードの壁面)との間に円錐環
状溝が形成され、この溝に原料液が流通する。上記壁面
は断面がストレートであることが好ましいが、湾曲して
いても差し支えない。前記環状溝の厚さは、好適には、
環状間隙のそれより常に大きくする。また上記円錐壁
の、ポンプ流出口の装置軸に対する角度は、30〜60
°の範囲に選ぶのが好適である。また、これにより管ア
レイの基部を最大限に短く設計することができる。
【0022】本発明はさらに、カソードに、その一部ま
たは全長にわたり1ないし複数の非導電性領域を設ける
ことによって、析出層の付着をその部分で弱まらせ、析
出金属を箔またはシートの形でカソード面から剥がしや
すくする方法に拡張することもできる。この場合、これ
ら非導電性領域は、少なくともそのうちの1本が、カソ
ード面の全長にわたり、なるべくはカソード軸に平行
に、伸びていることが望ましい。
【0023】本発明はまた、原料液から金属を回収する
ためのリアクターであって、内側に据えた1個のカソー
ド管と、せまい環状間隙をもって該カソード管から離隔
している外側に据えた1個のアノード管と、これらアノ
ード管とカソード管に電力を供給する電源と、原料液を
前記環状間隙に高流量で送り込むポンプと、原料液を蓄
えるすくい出しタンクと、前記タンクと前記ポンプとを
結合する配管と、ポンプから遠い側の環状間隙の端をタ
ンクに結合する配管とで構成されるリアクターにも拡張
することができる。
【0024】装置全体は、閉じた循環系に構成するのが
好ましい。ポンプは、好適にはリアクターの基部又はそ
れより低い位置に設置し、またリアクターは床面積を節
約するために垂直もしくは垂直よりやや傾けて据えるの
が望ましい。
【0025】保持タンクまたはすくい出しタンクの基部
は、ポンプに結合するのが望ましい。管アレイの上側の
出口はタンクの上部に接続するのが望ましい。
【0026】システムの処理能力を上げるには、リアク
ター管を複数用いればよい。この場合、リアクター管は
たとえば2本、3本、4本等を直列に配置するのが好ま
しい。こうすれば摩擦による抵抗が少なく、ポンプの出
力を多少大きくするだけですむ。またリアクターは、経
路が蛇行するように配置することもできる。この場合に
は、電源調整装置のほか、ポンプと流量計の調整器を備
えるのが望ましい。
【0027】析出層は厚さ0.3〜0.7mmの範囲、
あるいはこれより更に大きい0.5〜2mmの範囲に形
成されるが、これをカソード管から剥がしやすくするた
めに、分離手段を設けるのが望ましい。分離手段には非
導電性ポリマーの帯を使用するのが好適であり、これを
エポキシ樹脂でカソード表面に接着すればよい。しかし
またこの帯は、間隙内に脱着可能に押し込んでおいても
差し支えない。上記分離手段はまた、都合よいことに、
カソードとアノードを、相互に均等な間隔を保って離隔
させるためのスペーサーとしても役立つ。
【0028】本発明はまた、めっきプラントから排出さ
れる原料液を本発明にもとづく装置で処理し、同めっき
プラントで電極として使用されている金属を高純度で回
収し、そしてこの回収された金属をさらに純化すること
を要せずに同じめっきプラントで電極材として再使用す
る、という形にめっきプラントを構成する方法にも拡張
することができる。
【0029】
【実施例】本発明はさまざまな形に実用化できるもので
あるが、以下添付の図面を参照して具体例について説明
する。
【0030】図1において、本発明による装置は床面も
しくは台座10の上に据えられている。装置の一要素で
あるタンク11は脚部12上に固定され、配管12によ
って遠心ポンプ15に接続される。ポンプの流出口16
は、バルブ18を経由してリアクター管20の基部に接
続される。ポンプの流出口16はまた、バルブ17を経
由して圧力計19に接続される。
【0031】リアクター20はほぼ垂直に立てられ、適
当な台座(図示せず)で支えられる。リアクターの上部
には排出パイプ30があり、このパイプはフランジ31
を介してパイプ32に接続され、パイプ32はpH調整
タンク40に導かれる。
【0032】pH調整タンク40は、原料液にニッケル
が含まれる場合に必要なものであり、この装置により液
のpH値が約4に保たれる。原料液に含まれる金属がニ
ッケル以外のときは、pH値の調整は不要であり、その
場合にはこの調整装置を省いて、パイプ32を直接パイ
プ43に接続することができる。
【0033】pH調整タンク40には仕切板42があ
り、またタンク底部の出口は、パイプ43を経由してタ
ンク11の閉じた上部へ導かれる。pH調整タンク40
も同じように閉鎖されているが、蒸気排出口45が設け
られている。pH調整タンクにはpHメーター48が差
し込まれていて、これにより調合用ポンプ50が制御さ
れ、そしてこのポンプにより、タンク52からパイプ5
4を経由して、pH調整タンク40内に設けられた液リ
ザーバー56へ、水酸化ナトリウムなどのアルカリ溶液
が供給される。
【0034】リアクター20はその中心に、取外し可能
なカソード管60を有している。このカソード管は、ハ
ンドル61を掴み、人間ひとりで上部へ引き抜くことが
できる。カソード管60は約1.6mmのステンレス鋼
でつくられていて、長さはおよそ1000mm、外径は
89mmである。カソード管の上端はフランジ63に溶
接され、このフランジには、外側に面して周辺4個所に
溝または窪み94がある。カソード管60の下部は、ポ
リプロピレンなどでつくった非導電性の栓65で封じ
る。この栓は外側部分が丸みをもたせた円錐形をなし、
管の端にこれが強く嵌め込まれている(図2および4を
参照)。カソード管60はアノード管70の内側に配置
される。カソード管60とアノード管70の間には、図
2および4に示したとおり、1または複数の析出層分離
手段またはスペーサー150を備えることができる。こ
のスペーサーは、析出形成された金属の箔またはシート
を剥がしやすくするほか、カソード管の外周ならびにア
ノード管の全長にわたり均等な間隙寸法を確保するにも
役立つ。
【0035】実施例ではスペーサーが1本だけ使用され
ているが、このスペーサーは2本、3本、あるいは場合
により、それ以上用いれば更に好適である。スペーサー
150は厚さ5mm、幅約10mmにつくり、エポキシ
系接着剤でこれをカソード表面に固定する。析出金属は
非導電性のスペーサー上にはごく僅かしか、あるいは全
く付着しないから、たとえばナイフの刃などを金属層の
下に差し込んで層を持ち上げ、そのあと手で剥ぎ取れ
ば、300ミクロンあるいはそれ以上の厚さの単一の層
を得ることができる。厚さがこれ以下であっても、層は
しっかりしているから、扱いは容易である。
【0036】アノード管70は、外側を囲う非導電性の
ポリマー・ハウジング80の内側に配置される。このポ
リマー・ハウジング80は、2つの部分90と95から
なり、両者はフランジ81と82によって結合される。
図2の実施例においては、このフランジは、符号85で
示されるように、アノード管への電源の接続点としても
機能する。この実施例ではアノードは黒鉛でつくられ、
穴が開きやすいので、全体をポリマー・ハウジング80
の中に収納する。ポリマー・ハウジング80はポリプロ
ピレンでつくれば好適である。図2のこの実施例におい
て、ポリマー・ハウジング80は2つの部分90と95
からなる。下部95はその中心に流入ダクト96を有
し、そしてダクト96は、カソード管60の下端の近く
で外側に広がり、フレア領域97を形成する。フレア領
域97は符号98で示す個所において途切れ、直径方向
に広がるステップ部98がそこに形成され、そしてこの
ステップ部の上にアノード管70の下端が乗せられ、支
えられる。したがって、ステップ部98はカソード管の
金属端と正反対の側にあり、そしてカソード管の円錐形
の端部65が、フレア領域97に入り込むように下方へ
突き出る。ポリマー・ハウジング80の上部90はアッ
パー・フランジ91を有し、このアッパー・フランジに
クランピング・レバー92が取り付けられ、そしてこの
クランピング・レバー92は、リアクター管60のフラ
ンジ63に設けられた溝94に嵌め込まれる。図2によ
り詳細に示すとおり、以上の構成により、ポリマー・ハ
ウジングの上部90は、フランジ63の下面に当接した
形で上方へ押し上げられるので、耐薬品性のリング93
を圧縮しつつ良好なシールが達成される。アッパー・フ
ランジ91の一方の側には流出ダクト140があり、こ
のダクトはフランジ31まで伸びており、そしてフラン
ジ31は上記のとおりパイプ32に接続される。
【0037】カソード60は、フランジ63に取り付け
られた線101を経由して整流器100に接続される。
一方、アノードは、上述のように接続点85でフランジ
81,82によりアノードにつながれている線102を
経由して、整流器100に接続される。
【0038】図3から6に、リアクター基部とポリマー
・ハウジング80の配置を変え、かつアノードへの電流
供給手段を変更した別の実施例を示す。ただし、この第
2の実施例は、上記の変更以外は、図1および2を参照
して説明した第1の実施例とまったく同じである。
【0039】図3および4に戻って説明すると、ポリマ
ー・ハウジング80の下部は、ともにポリマーなどの非
導電性材料でつくられた、円筒形部分95A(図4を参
照)と基部95B(図3を参照)の2つの部分からな
る。円筒形部分95Aは外側に延びる環状フランジ96
Cを有し、この環状フランジ96Cは基部95Bの対応
するフランジ96Dに嵌め合わされ、そしてフランジ9
5Cと95Dの間にガスケット95Fを挿入した状態
で、ガスケット95Eにおいて、ボルトなど(図示せ
ず)により締めつけ固定される。基部95Bは中央に流
入ダクト96があり、このダクトは符号98で示す部分
において外側へ広がり、符号97Bで示す部分でストレ
ートになり、この部分で止め壁97Cを形成する。止め
壁97Cは更に上に延びたあと、符号98Kで示される
部分において終結し、ここに直径方向に延びるステップ
部を形成し、このステップ部にアノード管70の下端7
0Bが乗る。止め壁97Cの幅は、たとえ製造公差がど
のように組み合わされても、開口部が常に環状間隙より
広くなるように設定されている。この実施例の場合、ア
ノード管70は、その下端70Bに、外側に延びるフラ
ンジ71を有する。このフランジについては、図5およ
び6を参照し、以下でさらに詳細に説明する。
【0040】フランジ70Bと直径方向に延びるステッ
プ78との間に、ガスケット98が配置される。
【0041】リアクターの基部95Bは、さらに、中央
の流入ダクト96の周囲に均等に配された、軸方向に延
びる4本の孔99を有する。図4に示されるとおり、こ
れらの孔はアノードを固定するためのものである。
【0042】つまり、図3、4および5からわかるよう
に、アノードの下端にはフランジ71があり、このフラ
ンジ71には、ねじ部73を有し等間隔に配置された4
本の結合用スタッド72が取り付けられている。これら
の結合用スタッドは溶接によってフランジ71に固定さ
れ、そして後者は同じく溶接によりアノード(図6の斜
線で示す)に結合される。
【0043】図4に示されているように、結合用スタッ
ド72は、リアクターの基部95Bに開けられた孔99
にこれを挿入して、ボルトとワッシャー(図示せず)を
使い、リアクターの基部95の下面95Gに当てて固定
することができる。スタッド99は整流器100の陽極
に接続される。
【0044】壁面97は、長さ方向の軸に対して30〜
60°の角度に設定される(この実施例では約50
°)。栓65は、内側の端が隅取りしてあるが(これは
栓をカソード管に挿入しやすくするためで、ソフト・ハ
ンマーなどが使える)、外側の端は円錐形にする。栓6
5の壁面66は、長さ方向の軸に対して約60°の角度
にする。したがって、壁面97と壁面66の間に形成さ
れる収斂する形の環状の溝は、約20°あるいは、より
一般的には10〜40°の広がりをもつ。この環状の溝
は、しかし、必ずしも収斂する形でなくてもよく、広が
り角をゼロにすることもできる。しかし、図示の配置構
成にすれば結果は良好であり、原料液が環状間隙にくま
なく配分され、圧力のロスも最小になる。
【0045】この第2の実施例において、ハウジングの
上部90は、第1の実施例におけるそれと同じである。
【0046】システム全体は、整流器100に接続する
制御リンク112,113とポンプ15に接続する制御
リンク114,115とを備えたコントロールパネル1
10により制御される。同パネルにはまた、電流計12
0、電圧計121、積算電力計122、および温度計1
23が設置されている。積算電力計122は、めっきサ
イクルの時間の調整に使用される。析出させる金属の種
類と達成可能な効率から、1アンペア時あたり析出する
金属の重量と、したがって、析出膜の厚さとが計算でき
る。積算電力計122には調整スイッチが設けられてお
り、アンペア時が所定の値になったときに、このスイッ
チで電流を止めることができる。温度計は、リアクタ
ー、保持タンク、pH調整タンクなど、システム内の希
望する任意の適切な個所の温度を測定するように配置す
るこどができる。コントロールパネル110にはさら
に、ポンプ制御スイッチ130とその警告燈131、整
流器制御スイッチ134とその警告燈135、ならび
に、pH値調整ポンプ50のためのスイッチ137とそ
の制御燈138、が備えられている。
【0047】実施例1 図2の具体例により遂行される実施例について説明す
る。原料液は銅イオン6.9g/リットルを含有する銅
めっき液である。リアクター管60の外径は89mm
で、外側の黒鉛でつくられたアノード管の内径は99m
mである。したがって、環状間隙の厚さは5mmであ
る。リアクター管60の外表面は半光沢仕上げに研磨さ
れている。黒鉛のアノード管70の内面は機械加工によ
る磨きが入れてある。液の流量は12,000リットル
/時とし、これにより2000mm/秒の流速が得られ
ている(流速は流量を断面積で除して求める)。電流の
強さは84アンペアである。カソードの表面積は28d
2 であるから、電流密度は3アンペア/dm2 であ
る。溶液の密度は約1g/cc、粘性は約0.7cps
である。以上の条件において、レイノルズ数Reは3
5,000となる。
【0048】カソードの表面積は28dm2 (2800
00mm2 )であるから、析出を開始する当初、厚さ5
mmの間隙に収容されている溶液の容積は0.7リット
ルである。したがって、dm2 単位で測った有効カソー
ド面積とリットル単位で測ったリアクター容積との比
は、40:1である。
【0049】当初、間隙の厚さ(IGWR)は5mm、
間隙の長さ(GL)は1000mmであり、したがって
両者の比は200:1である。この比の値は、一般的に
は20:1から1000:1の範囲に入っていればよ
い。しかし、この比を、たとえば50:1〜500:1
の範囲、100:1〜400:1の範囲、さらに15
0:1〜350:1の範囲とすれば一層好適である。
【0050】以上の装置を20時間駆動した結果、厚さ
900ミクロン(0.9mm)のきめの細かい滑らかな
連続した銅板が、99.9%の純度で得られた。原料液
は、硫酸銅と過酸化水素を含む酸電解液390リットル
を使用した。当初、銅の濃度は6.9g/lであった
が、駆動1時間後この値は5.8g/lに低下し、8時
間後に4.6g/lに低下し、12時間後に3.6g/
lに低下し、16時間後に2.7g/lに低下し、そし
て20時間後に1.4g/lに低下した。析出した銅の
重量は2145gで、電流密度は4A/dm2 であっ
た。理論上の析出重量は2609gであるから、カソー
ド効率は82%である。
【0051】実施例2 実施例1と同じく図2の具体例を用いる。原料液も実施
例1と類似であるが、過酸化水素は含まれず、銅の濃度
は1.2g/lである。電解液の容積は290リット
ル、電流密度は3.1A/dm2 、流量は12,000
リットル/時である。4時間駆動後、銅の濃度は7mg
/lに低下した。析出した銅の重量は346gであっ
た。理論上の析出重量は393gであるから、カソード
効率は88%である。
【0052】実施例3 実施例1と同様の実験であるが、原料液にはニッケルイ
オン4.2g/lを含有するニッケルめっき液を用い
た。電流の強さは100アンペアである。カソードの表
面積は28dm2 であるから、電流密度は3.6A/d
2 である。溶液の密度は約1g/cc、粘性は約0.
7cpsである。この条件において、レイノルズ数Re
は35,000である。
【0053】以上の装置を10時間駆動し、厚さ350
ミクロン(0.35mm)のきめの細かい滑らかな連続
した銅板が、99.9%の純度で得られた。原料液は、
硫酸ニッケルと塩化ニッケルを含む酸電解液400リッ
トルを使用した。当初、ニッケルの濃度は4.2g/l
であったが、駆動10時間後この値は3.1g/lに低
下した。pH値は、自動pH調整ポンプ50を使用して
3.7〜4.0の範囲に調整枝した。析出したニッケル
の重量は480g、電流密度は3.6A/dm2 であっ
た。理論上の析出重量は968gであるから、カソード
効率は50%である。
【0054】実施例4 実施例1と同様の実験であるが、原料液にはシアン系亜
鉛イオン5.2g/lを含有するシアン化亜鉛めっき液
を用いた。電流の強さは150アンペアである。カソー
ドの表面積は28dm2 であるから、電流密度は5.4
A/dm2 である。溶液の密度は約1g/cc、粘性は
約0.7cpsである。この条件において、レイノルズ
数Reは35,000である。
【0055】以上の装置を10時間駆動し、きめの細か
い滑らかな連続した亜鉛板が、99.9%の純度で得ら
れた。原料液は、酸化亜鉛、シアン化ナトリウムおよび
水酸化ナトリウムを含むシアン系電解液400リットル
を使用した。当初、亜鉛の濃度は5.2g/lであった
が、駆動10時間後この値は3.0g/lに低下した。
析出した亜鉛の重量は890g、電流密度は5.4A/
dm2 であった。理論上の析出重量は1790gである
から、カソード効率は50%である。
【0056】実施例5 実施例1と同様の実験であるが、原料液には銀イオン
4.1g/lを含有する銀めっき液を用いた。リアクタ
ー管60の外径は89mmで、外側のアノード管(同じ
くステンレス鋼)の内径は99mmである。したがっ
て、環状間隙の厚さは5mmである。リアクター管60
の外表面は半光沢仕上げに研磨されている。液の流量は
12,000リットル/時とし、これにより2000m
m/秒の流速が得られている(流速は流量を断面積で除
して求める)。電流の強さは56アンペアである。カソ
ードの表面積は28dm2 であるから、電流密度は2ア
ンペア/dm2 である。溶液の密度は約1g/cc、粘
性は約0.7cpsである。この条件において、レイノ
ルズ数Reは35,000である。
【0057】以上の装置を3.75時間駆動し、きめの
細かい滑らかな連続した銀板が得られた。原料液は、銀
シアン化カルシウムとシアン化カルシウムムを含むシア
ン系電解液200リットルを使用した。当初、銀の濃度
は4.1g/lであったが、駆動3.75時間後この値
は4ppmに低下した。析出した銀の重量は819g、
電流密度は2A/dm2 であった。理論上の析出重量は
853gであるから、カソード効率は96%である。
【0058】実施例6 実施例1と同様の実験であるが、原料液には金イオン
1.24g/lを含有する金めっき液を用いた。リアク
ター管60の外径は89mmで、外側のアノード管(材
質はチタン)の内径は99mmである。したがって、環
状間隙の厚さは5mmである。リアクター管60の外表
面は半光沢仕上げに研磨されている。液の流量は12,
000リットル/時とし、これにより2000mm/秒
の流速が得られている(流速は流量を断面積で除して求
める)。電流の強さは56アンペアである。カソードの
表面積は28dm2 であるから、電流密度は2アンペア
/dm2 である。溶液の密度は約1g/cc、粘性は約
0.7cpsである。この条件において、レイノルズ数
Reは35,000である。
【0059】以上の装置を4時間駆動し、きめの細かい
滑らかな連続した金板が得られた。原料液は、金シアン
化カルシウムを含む酸性の金電解液200リットルを使
用した。当初、金の濃度は1.24g/lであったが、
駆動4時間後この値は6mg/lに低下した。析出した
金の重量は247g、電流密度は2A/dm2 であっ
た。理論上の析出重量は1648gであるから、カソー
ド効率は15%である(この値は金の析出としては良
好)。
【0060】本発明のプロセスは、場合により前記した
ように酸や塩基を添加してpH値を調整する必要はある
が、電気めっき液やその他の金属イオン溶液から金属を
回収する手段として、広く使えるものである。
【0061】金属が錯塩をなしているような溶液の場合
には、錯を分解して金属イオンを遊離させる物質を液に
加えることにより、金属の回収が可能になる。
【0062】さらに本発明は、図1に示す装置2セット
を直列に組み合わせて実施できることも理解されるであ
ろう。この場合、まず第1ステップで金属濃度をたとえ
ば1g/lにまで減少させ、つぎに第2のステップで、
その液を、さらに濃度の小さな(たとえば動作例1のよ
うにppmレベルの)液を生成するための原料液として
用いる、という方式にすればよい。
【0063】上記の第1ステージでは、保持タンク11
を2個またはそれ以上備える必要があるであろう。した
がって、液は、第1のタンクのものが先にリアクターに
循環する。つぎにこの循環した液を第2のリアクターに
通し、その間に第2タンクの液が第1タンクに循環する
ようにする。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エカソード表面をことさら粗面化しなくても、きめの細
かい、滑らかで連続した金属析出層が効率的に得られる
金属回収装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の全体構成を示す説明図であ
る。
【図2】図1の装置に使用するに適したリアクターを詳
細に示す縦断面図である。
【図3】図2のリアクターに用いる基部の好ましい一形
態を拡大して示す側面図である(リアクターの構成要素
は点線で表わす)。
【図4】図3に示すリアクターの基部の周辺を同一縮尺
にて示す縦断面図である。
【図5】図1に示す装置に使用するアノードを基部側か
ら見た、図3または図4と同一縮尺による平面図であ
る。
【図6】図5に示すアノード(ただし長さを短縮)を電
気コネクターとともに示す、図5と同一縮尺による平面
図である。
【符号の説明】
11 保持タンク 15 ポンプ 20 リアクター 40 pH調整タンク 60 カソード管 65 栓 70 アノード管 72 結合用スタッド 80 ポリマー・ハウジング 100 整流器 110 コントロールパネル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】したがって、dm単位で測った有効カソ
ード面積とリットル単位で測ったリアクター容積との比
は、5mm間隙の場合に19:1、3mm間隙の場合に
32:1となる。この比は一般的には100:1から
5:1の範囲に入っていることが必要であり、できれ
ば、たとえば80:1から1:1の範囲あるいは5
0:1から15:1の範囲に設定するのが好ましい。間
隙を上記の値よりいちじるしく大きくすると、液量が大
幅に増大し、もはや乱流は得られない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ポンプの流出口に穴が1つだけ開いてい
て、その穴がカソード管と同心になっている場合には、
カソード管に嵌められた栓と環状間隙の外側の壁から延
伸する円錐形の壁面(アノードの壁面)との間に円錐
環状溝が形成され、この溝に原料液が流通する。上記壁
面は断面がストレートであることが好ましいが、湾曲し
ていても差し支えない。このように形成される環状溝は
ポンプ流出口から環状間隙へ向かって収束しているのが
望ましい。前記環状溝の厚さは、好適には、環状間隙の
それより常に大きくする。また上記円錐壁の、ポンプ流
出口の装置軸に対する角度は、30〜60°の範囲に選
ぶのが好適である。また、これにより管アレイの基部を
最大限に短く設計することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】図3および4に戻って説明すると、ポリマ
ー・ハウジング80の下部は、ともにポリマーなどの非
導電性材料でつくられた、円筒形部分95A(図4を参
照)と基部95B(図3を参照)の2つの部分からな
る。円筒形部分95Aは外側に延びる環状フランジ96
Cを有し、この環状フランジ96Cは基部95Bの対応
するフランジ96Dに嵌め合わされ、そしてフランジ9
5Cと95Dの間にガスケット95Fを挿入した状態
で、ガスケット95Eにおいて、ボルトなど(図示せ
ず)により締めつけ固定される。基部95Bは中央に流
入ダクト96があり、このダクトは符号98で示す部分
において外側へ広がり、符号97Bで示す部分でストレ
ートになり、この部分で止め壁97Cを形成する。止め
壁97Cは更に上に延びたあと、符号98で示される部
分において終結し、ここに直径方向に延びるステップ部
を形成し,このステップ部にアノード管70の下端70
Bが乗る。止め壁97Cの幅は、たとえ製造公差がどの
ように組み合わされても、開口部が常に環状間隙より広
くなるように設定されている。この実施例の場合、アノ
ード管70は、その下端70Bに、外側に延びるフラン
ジ71を有する。このフランジについては、図5および
6を参照し、以下でさらに詳細に説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】フランジ70Bと直径方向に延びるステッ
98との間に、ガスケット78が配置される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】実施例1 図2の具体例により遂行される実施例について説明す
る。原料液は銅イオン6.9g/リットルを含有する銅
めっき液である。リアクター管60の外径は89mm
で、外側の黒鉛でつくられたアノード管の内径は99m
mである。したがって、環状間隙の厚さは5mmであ
る。ステンレス製のリアクター・カソード管60の外表
面は半光沢仕上げに研磨されている。黒鉛のアノード管
70の内面は機械加工による磨きが入れてある。液の流
量は12,000リットル/時とし、これにより200
0mm/秒の流速が得られている(流速は流量を断面積
で除して求める)。流速を4.7m/sとするのも有効
である。電流の強さは84アンペアである。カソードの
表面積は28dm2であるから、電流密度は3アンペア
/dmである。溶液の密度は約1g/cc、粘性は約
0.7cpsである。以上の条件において、レイノルズ
数Reは35,000となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】以上の装置を10時間駆動し、厚さ350
ミクロン(0.35mm)のきめの細かい滑らかな連続
した銅板が、99.9%の純度で得られた。原料液は、
硫酸ニッケルと塩化ニッケルを含む酸電解液400リッ
トルを使用した。当初、ニッケルの濃度は4.2g/l
であったが、駆動10時間後この値は3.1g/lに低
下した。pH値は、自動pH調整ポンプ50と25%の
水酸化ナトリウム溶液を使用して3.7〜4.0の範囲
に調整した。析出したニッケルの重量は480g、電流
密度は3.6A/dmであった。理論上の析出重量は
968gであるから、カソード効率は50%である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】実施例6 実施例1と同様の実験であるが、原料液には金イオン
1.24g/lを含有する金めっき液を用いた。ステン
レス製のリアクター・カソード管60の外径は89mm
で、外側のアノード管(材質はチタン)の内径は99m
mである。したがって、環状間隙の厚さは5mmであ
る。リアクター管60の外表面は半光沢仕上げに研磨さ
れている。液の流量は12,000リットル/時とし、
これにより2000mm/秒の流速が得られている(流
速は流量を断面積で除して求める)。電流の強さは56
アンペアである。カソードの表面積は28dmである
から、電流密度は2アンペア/dmである。溶液の密
度は約1g/cc、粘性は約0.7cpsである。この
条件において、レイノルズ数Reは35,000であ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルバート ウィリアム ゲール イギリス国 サリー ヤーテリー アシュ フィールド グリーン 44 (72)発明者 エイドリアン シュワルブ イギリス国 バークシャー クローソーン フェルン クローズ 3

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解離した金属イオンを含んでいる溶液
    (以下「原料液」と呼ぶ)から金属を回収する方法であ
    って、原料液を環状の間隙に通し、この環状間隙の内側
    の表面は金属イオンに対してカソードとして作用し、外
    側の表面はアノードとして作用し、かつ原料液の流れが
    乱流であることを特徴とする、原料液から金属を回収す
    る方法。
  2. 【請求項2】 液流のレイノルズ数(Re値)が210
    0以上となるように流量と環状間隙の断面積を設定し
    た、請求項1による原料液から金属を回収する方法。
  3. 【請求項3】 環状間隙の内側の表面が不活性金属であ
    る、請求項1または2による原料液から金属を回収する
    方法。
  4. 【請求項4】 環状間隙の外側の表面がアノードとして
    作用しかつ滑らかである、請求項1、2または3による
    原料液から金属を回収する方法。
  5. 【請求項5】 液流が管の一端に直結されたポンプによ
    り駆動される、請求項1、2、3または4による原料液
    から金属を回収する方法。
  6. 【請求項6】 内側のカソード管の端を、外側部分が円
    錐形もしくは丸みをもたせた円錐形である非導電性の栓
    で封じることにより、流入する原料液を環状間隙へ向け
    て均等に配分するようにした、請求項1〜5のいずれか
    による原料液から金属を回収する方法。
  7. 【請求項7】 カソード管に、少なくともその全長の一
    部にわたって延びる1本以上の非導電性領域を設けるこ
    とにより、析出金属の付着をその部分で弱まらせ、析出
    金属を箔またはシートの形でカソード面から剥がしやす
    くする、請求項1〜6のいずれかによる原料液から金属
    を回収する方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に定義する原料液から金属を回
    収する装置であって、内側のカソード管および狭い環状
    間隙を介して該カソード管から隔離されている外側のア
    ノード管からなるリアクターと;前記カソード管とアノ
    ード管へ直流電流を供給するための直流電源装置と;前
    記環状間隙へ原料液を高流量で流入させるポンプと;保
    持タンクと;前記保持タンクを前記ポンプに接続するた
    めの配管と;前記ポンプから遠い側の環状間隙の端を前
    記保持タンクに接続するための配管;とで構成される原
    料液から金属を回収する装置。
  9. 【請求項9】 前記ポンプが、原料液を、環状間隙に対
    し軸方向に配置されたポンプ流出口から、環状溝を経由
    して環状間隙へ送り込む、請求項8による装置。
  10. 【請求項10】 前記環状溝がポンプ流出口から環状間
    隙へ向かって収斂している、請求項9による装置。
  11. 【請求項11】 前記の収斂環状溝が10〜40°の角
    度をなしている、請求項10による装置。
  12. 【請求項12】 前記リアクターが液体不透過性のハウ
    ジングを備え、該ハウジングの基部に、ポンプの軸方向
    流出ダクトと、アノード管およびカソード管とが取り付
    けられる、請求項8、9、10または11による装置。
  13. 【請求項13】 前記ハウジングが流出間隙と、カソー
    ド管を所定位置に保持しかつリアクターの上端を封ずる
    ための固定手段を備えている、請求項12による装置。
  14. 【請求項14】 前記カソード管の下端が、円錐形もし
    くは丸みをもたせた円錐形の栓で封じられている、請求
    項8〜13のいずれかによる装置。
  15. 【請求項15】 前記基部に、流出ダクトから環状間隙
    へ向けて外側へ延びている末広がりの壁面が設けられ、
    この壁面と前記円錐形の栓とにより環状溝が形成され、
    そしてこの環状溝を通って原料液が流出ダクトから環状
    間隙へ駆動される、請求項12、13または14による
    装置。
  16. 【請求項16】 前記アノード管に、軸方向に置かれた
    1本または複数本の結合用スタッドが備えられ、かつ前
    記ハウジングの基部に、該結合用スタッドを通すための
    1本または複数本の軸方向の孔が設けられ、そして該結
    合用スタッドが、該軸方向の孔を貫通して、アノード管
    へ電流を提供する接続個所にまで達する長さを有してい
    る、請求項8〜15のいずれかによる装置。
  17. 【請求項17】 前記アノード管の一方の端に外側へ延
    びるフランジが設けられ、該フランジの周囲に、2本ま
    たはそれ以上の結合用スタッドが等間隔に配置されかつ
    通電可能に固定されている、請求項16による装置。
  18. 【請求項18】 カソード管から析出層を剥がしやすく
    するための析出層分離手段が備えられている、請求項8
    〜17のいずれかによる装置。
  19. 【請求項19】 前記析出層分離手段が、カソード管と
    アノード管とを互いに均等な間隔で隔離させて保持する
    スペーサーの役目も果たすような寸法を有している、請
    求項18による装置。
  20. 【請求項20】 めっきプラントから排出される原料液
    を請求項8〜19のいずれかによる装置で処理し、該め
    っきプラントで電極として使用されている金属を高純度
    で回収し、そしてこの回収された金属をさらに純化する
    ことを要せずに同じめっきプラントで電極材として再使
    用する方式の、電気めっきプラント運転方法。
JP6136724A 1993-05-28 1994-05-27 金属塩溶液から金属を回収する方法及び装置 Pending JPH07145496A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

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GB939311055A GB9311055D0 (en) 1993-05-28 1993-05-28 Electroplating method and apparatus
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