JPS631925Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS631925Y2
JPS631925Y2 JP1983176918U JP17691883U JPS631925Y2 JP S631925 Y2 JPS631925 Y2 JP S631925Y2 JP 1983176918 U JP1983176918 U JP 1983176918U JP 17691883 U JP17691883 U JP 17691883U JP S631925 Y2 JPS631925 Y2 JP S631925Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
mirror
box body
coating layer
box
plating
Prior art date
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JP1983176918U
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English (en)
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JPS6083510U (ja
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Priority to JP17691883U priority Critical patent/JPS6083510U/ja
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Publication of JPS631925Y2 publication Critical patent/JPS631925Y2/ja
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内面の一部が鏡面となつている箱体
に係り、例えば、コンパクトの如き内面に鏡を有
する箱体を、鏡を埋め込むという複雑な工程を省
いて安価にて優美に形成した内面の一部が鏡面と
なつている箱体に関するものである。
従来、コンパクトの如き箱体は、第1図に示す
ように上蓋12の内側に鏡13が埋め込まれてい
るので、箱本体11の成形は、鏡13を埋め込む
凹部を設けなければならないから非常に加工が面
倒であり、その加工工程分の工程が増加するの
で、鏡13の材料費も加算されることと相俟つて
高価になつてしまう欠点を有し、又、鏡13は通
常ガラス板を使用しているので、割れやすいとい
う欠点をも有していた。
そこで、この考案は、上述した欠点等に鑑み、
コンパクトの如き内面に鏡を有する箱体を、安価
にて壊れ難く且つ優美に製造できるようにすべく
案出されたもので、その要旨とする処は、透明な
材料にてなる適宜形状の箱体と、箱体の表面にお
ける平らな面の適位置に、裏面からみて鏡として
使用すべく真空蒸着或いはイオン・プレイテイン
グの如きめつきによつて所定形状に形成した金属
鏡面被膜層と、この金属鏡面被膜層の上から箱体
全体に亘つて、色彩、模様等を適宜塗装或いは貼
着して被覆した加飾層とからなることに存するも
のである。
以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明
すると次の通りである。
すなわち、図に示す符号1はコンパクトの箱体
であり、上蓋1と粉おしろいやフアンデーシヨン
の如き化粧品3が入れてある下容器4とを蝶番5
によつて共に揺動自在となるように連結して上蓋
2を開閉自在とする。そして、この箱本体1を透
明な合成樹脂の如き透明な材料にて形成するもの
である。
次に、この箱本体1の上蓋2の表面中央、すな
わち、箱本体1における平らな面である上蓋2の
表面中央に、箱本体1裏面、つまり、内面から見
て鏡として使用すべく、アルミニウムを真空蒸着
或いはイオン・プレイテイングの如きめつき法に
よつて円形にめつきして金属鏡面被膜層6を形成
する。この時、円形にめつきするには、他の部分
にマスキング剤を塗布してめつき部分を円形にす
るか、或いは、全面にめつきを行つた後円形にマ
スキング剤を塗布し、その後金属剥離剤によつて
めつきを剥離し、マスキング剤を塗布した円形部
分だけを残す方法等で行うものである。
そして、最後に、金属鏡面被膜層6の上から箱
本体1の表面全面に亘つて、模様、色彩等を貼着
するか塗布し加飾層7を被覆して箱本体1を装飾
するものである。その結果、箱本体1が透明な材
料にて形成してあるので、金属鏡面被膜層6が箱
本体1の内側から見えるから、上蓋12の裏面中
央に鏡を取付けたのと同じ状態となる。しかも、
金属鏡面被膜層6以外の部分は、内側から加飾層
7が見えるので箱本体1の内側から見ても優美に
見えるものである。
この考案は上述の如く構成したから、従来の内
側に鏡13を埋め込むという面倒な作業を省くこ
とができ、しかも、箱本体1の内面から見ても表
面から見ても平面となり、鏡面が直接露出してい
ないので、鏡面に傷をつけることがなくなり、非
常に優美な箱体を形成することができるものであ
る。
すなわち、透明な材料にてなる適宜形状の箱体
の表面における平らな面の適位置に、裏面から見
て鏡として使用すべく、真空蒸着或いはイオン・
プレイテイングの如きめつきによつて所定形状の
金属鏡面被膜層6を形成したことにより、箱体の
内側から見て所定形状の鏡を設けたのと同様とな
り、しかも、内側には金属鏡面被膜層6は露出し
ていないので、内面は鏡面として突出せず平面と
なり鏡面に傷をつけることがなくなる。
そして、金属鏡面被膜層6の上から箱体全体に
亘つて、色彩、模様等を適宜塗装或いは貼着して
加飾層7を被覆したことにより、箱体の表面全体
は加飾層7に覆われて外観上非常に優美なものと
なると共に、内側から見ても金属鏡面被膜層6の
部分が鏡面となつていて、その他の部分は加飾層
7が見えているので非常に優美なものとなる。
しかも、従来は鏡13を埋め込んで形成してい
たものを、その工程を省いてめつきと塗装或いは
貼着工程のみで形成できるから、複雑な工程から
解放され容易に製造でき、材料費も安価となるの
で製造コストの低減化を図ることができる。
以上説明したように、この考案は鏡を内面に埋
め込むという面倒な作業工程を省いて内面の一部
が鏡面となつている箱体を形成できるので、製造
コストを削減することができ、しかもその工程が
めつきと塗装或いは貼着工程のみであるから量産
にも適するものであり、又、鏡面として箱体の表
面、内面共に出つぱりがないので優美であると共
に鏡面に傷をつけることもないので長期間の使用
にも充分耐え得るものであり、更には、その用途
もコンパクトの他に、例えばオルゴールのケース
や宝石箱等の如く応用範囲が非常に広くなる等の
実用上有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコンパクトの正断面図、第2図
乃至第4図はこの考案の実施例を示すもので、第
2図は金属鏡面被膜層を形成した時の正断面図、
第3図は完成時の正断面図、第4図はコンパクト
を開いた時の斜視図である。 1……箱本体、2……上蓋、3……化粧品、4
……下容器、5……蝶番、6……金属鏡面被膜
層、7……加飾層、11……箱本体、12……上
蓋、13……鏡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明な材料にてなる適宜形状の箱体と、箱体の
    表面における平らな面の適位置に、裏面から見て
    鏡として使用すべく真空蒸着或いはイオンプレイ
    テイングの如きめつきによつて所定形状に形成し
    た金属鏡面被膜層と、この金属鏡面被膜層の上か
    ら箱体表面全体に亘つて、色彩、模様等を適宜塗
    装或いは貼着して被覆した加飾層とからなること
    を特徴とする内面の一部が鏡面となつている箱
    体。
JP17691883U 1983-11-16 1983-11-16 内面の一部が鏡面となつている箱体 Granted JPS6083510U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17691883U JPS6083510U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 内面の一部が鏡面となつている箱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17691883U JPS6083510U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 内面の一部が鏡面となつている箱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6083510U JPS6083510U (ja) 1985-06-10
JPS631925Y2 true JPS631925Y2 (ja) 1988-01-19

Family

ID=30384508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17691883U Granted JPS6083510U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 内面の一部が鏡面となつている箱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6083510U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324479U (ja) * 1976-08-09 1978-03-01
JPS5645531U (ja) * 1979-09-14 1981-04-23

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324479U (ja) * 1976-08-09 1978-03-01
JPS5645531U (ja) * 1979-09-14 1981-04-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6083510U (ja) 1985-06-10

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