JPS6319097B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6319097B2
JPS6319097B2 JP12845182A JP12845182A JPS6319097B2 JP S6319097 B2 JPS6319097 B2 JP S6319097B2 JP 12845182 A JP12845182 A JP 12845182A JP 12845182 A JP12845182 A JP 12845182A JP S6319097 B2 JPS6319097 B2 JP S6319097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
metric
circuit
metrics
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12845182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5919453A (ja
Inventor
Katsuhiro Nakamura
Yukitsuna Furuya
Shuji Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP12845182A priority Critical patent/JPS5919453A/ja
Publication of JPS5919453A publication Critical patent/JPS5919453A/ja
Publication of JPS6319097B2 publication Critical patent/JPS6319097B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ビタビ復号器内において、各時点の
メトリツクを演算し更新する回路に関するもので
ある。
従来、ビタビ復号器は、誤り訂正符号、中でも
畳み込み符号を復号するのに最もパフオーマンス
の良い復号器として知られているが、その反面、
演算処理量が大きく、ハードウエア規模が大きく
なるという欠点があつた。
そのため、従来より、ビタビ復号器内の各部分
回路に於て、演算手数、ないしハードウエアを減
少させる努力がおこなわれてきた。
本発明は、ビタビ復号器内のメトリツク演算回
路の演算処理量を減らし、従来より処理時間の速
い簡単な、メトリツク演算回路を与えることを目
的とする。
本発明によれば、該メトリツク演算回路は、枝
メトリツク演算回路、パスのメトリツク演算回
路、パスメトリツク記憶回路およびパスメモリー
とから成るビタビ復号器内の前記パスのメトリツ
ク演算回路であつて、ペア枝メトリツク並びに該
ペア枝メトリツクに対応した状態対のパスメトリ
ツク対をそれぞれ、前記枝メトリツク演算回路並
びにパスメトリツク記憶回路からの入力とし、該
ペア枝メトリツク間の差並びに該メトリツク対間
の差を求める第1の回路と、該2つの差間の和お
よび差の正負の符号を求める第2の回路と、該和
および差の正負の符号を前記パスメモリー更新の
ための制御信号として出力するための第1の出力
端子と、該和および差の正負の符号それぞれに応
じて、前記ペア枝メトリツクの一つの枝メトリツ
クと前記パスメトリツク対の1つのパスメトリツ
クとを選び、選ばれたメトリツク間の和を後記第
4の回路からの信号に従つて正規化した形でそれ
ぞれ算出する第3の回路と該得られたそれぞれの
和を、それぞれに対応する状態の新たなパスメト
リツクとして、前記パスメトリツク記憶回路にそ
れぞれ出力するための第2の出力端子と、該新た
なパスメトリツクを順次入力し、すべての状態の
中で最大の新たなメトリツクを有することになつ
た状態の検出並びに上記正規化信号を生成する前
記第4の回路と、該最大メトリツクを有する状態
の検出信号を前記パスメモリーに送るための第3
の出力端子とから成ることを特徴とするメトリツ
ク演算回路として構成される。説明の都合上、ま
ず、ビタビ復号法について簡単に説明し、その中
で本発明の原理をも説明する。しかる後、本発明
の回路と従来の回路との差並びに本発明の実施例
について説明する。
第1図は畳み込み符号器の実施例を示す図であ
る。第1図の畳み込み符号器は拘束長3、符号化
率1/2の符号器を構成している。入力端子100
から入力された1又は0の信号は、レジスタ1お
よび2に順次蓄えられる。入力信号とレジスタ1
の内容と、レジスタ2の内容の2を法とした加算
が排他論理和回路3で求められ、出力端子101
から出力される。また入力信号とレジスタ2の2
を法とした加算が排他論理和回路4で求められ、
出力端子102から出力される。このようにして
1ビツトの入力信号が2ビツトに変換されて送信
される。出力の2ビツトはレジスタ1および2の
内容と入力信号で決定されるので、この符号器の
状態遷移図は第2図のようになる。第2図で4つ
の状態(00),(10),(01),(11)はそれぞれレジスタ
1,2の内容状態に対応しておりそれぞれの状態
と、次の状態を結ぶ線(これを枝と呼ぶ)は入力
信号の値によつて次に異つた状態に移ることを意
味している。また枝上の(00),(11),(10),(01)の
表現は端子101および端子102から出力され
る値を表現している。例えばレジスタ1,2の初
期値が(0,0)であつて信号“1”が入力され
たとすると出力は(1,1)となりレジスタ1,
2の状態は(1,0)に変わる。第2図にはこれ
に続いて1,0,1と信号が入力されたときの状
態の変化を太線で示す。このように各入力信号列
に1対1に対応して状態遷移図上の折線が形成さ
れる。この折線のことを通常パスと呼んでいる。
さて、ビタビ復号器は各パスに対応した送信系列
を受信系列の相関値を計算し相関値の最大になる
パスを判定して復号を行つている。受信系列と各
パスとの相関値は通常パス・メトリツクと呼ばれ
ている。ビタビ復号器は第2図の4通りの状態に
対応するパス・メトリツクを、記憶しておき1ビ
ツトの情報に対応する2シンボルが受信される毎
にパス・メトリツクを更新する。第2図から明ら
かなように、4通りの各状態は送信信号に対応し
て、2本の枝を出し再び4通りのいずれかの状態
になる。新たな状態の側から見れば、以前の状態
のうち2つの状態から異なつた符号を送信した結
果として新たな状態が得られている。例えば
(1,0)という状態は(0,0)という状態の
時に“1”が入力されて、(1,1)が出力され
(1,0)に達する場合と(0,1)という状態
の時に“1”が入力されて、(0,0)が出力さ
れ(1,0)に達する場合とがある。
ビタビ復号器ではこの2通りの場合について前
回のパス・メトリツク値に、受信信号と各枝に対
応する受信候補信号との相関値(これを枝メトリ
ツクと呼ぶ)を加え、大きい方を新たなパス・メ
トリツクとするという方法でパス・メトリツクの
更新を行なう。このパス・メトリツクの演算並び
に更新の方法についてより詳しく説明する。
今、k番目の受信信号に対応するパス・メトリ
ツクを各状態に合わせて、Mk(00),Mk(10),Mk
(01),Mk(11)と表現し、k+1番目の2ビツトの
受信信号と各枝に対応した2ビツトの受信候補信
号(i1,i2)との相関値を、Rk+1(i1,i2)と表わ
すことにする。
このとき、例えば(k+1)番目のパス・メト
リツクMk+1(10)は、Mk(00)+Rk+1(11)とMk(01)+
Rk+1(00)の大きい方となる。そこで、Mk+1
(00),Mk+1(10),Mk+1(01),Mk+1(11)を数式で表現
するならば、次のようになる。
但し、Max(A,B)はAとBのうち大きい方
の値をとることを示す。もしA=Bならば、どち
らを選んでもかまわないが、説明の便宜上ここで
は、Aを選ぶものとする。
つまり である。
さて、2本の枝のうちどちらかを選択したかで
どのようなパスをとつたかがわかるので、その選
択信号をもとに第1図の符号器に対応するビタビ
復号器は常に4通りのパスを記憶してゆく。つま
り、4通りの送信系列の侯補を記憶してゆく。こ
のパスを記憶する回路は通常パス・メモリと呼ば
れる。第3図にはパス・メモリに記憶されるパス
の例を示す。第3図には選択されたパスのみが記
されている。第3図において時刻Aにおいてパ
ス・メモリに記憶されている全てのパスを逆にた
どると時刻B以前の部分は全て同一のパスに帰着
していることがわかる。従つて今後どのような信
号が受信されようと時刻B以前のパス(太線の部
分)から外れることはあり得ない。この現象はマ
ージと言われるがマージが起れば、それ以前に受
信された系列は一意的に決定されるのでこれから
判定出力を得ることができる。一般にマージする
までのパスの長さは伝送路誤りのパタンによつて
異り、誤りパタンによつては無限にマージしない
場合もあり得る。現実の回路では無限の長さのパ
スを記憶することは不可能なので、どこかでパス
の長さを打切ることになる。この場合には4本の
パスがマージしないうちに判定をしなくてはなら
ない場合が生じる。パスがマージしてないときの
判定誤りを少くするには現在(判定時刻)で最も
確からしいパスを正しいパスとする方法が用いら
れる。従つて通常のビタビ・復号器では一定長の
パスメモリを用い、各判定時刻で最大のパス・メ
トリツクを持つパスの最も前のシンボルに対応す
る値を判定出力としている。
以上がビタビ復号法の概略であるが、この復号
法に添つた復号器の基本ブロツク図は、第4図の
ように示すことができる。
第4図に於て、入力端子400より2シンボル
の受信信号が入力され、枝メトリツク演算回路4
01で、各枝についての受信信号に対する枝メト
リツクが計算される。該枝メトリツクと、パスメ
トリツク記憶回路403に蓄えられているその前
の復号ステツプに於る生き残りパスの各メトリツ
クとから、各状態の新しい生き残りパスを定める
べく、前記(1)式に従つたパスメトリツクの演算
が、パスのメトリツク演算回路402で行なわれ
る。その結果、生残つたパスに対応する系列を生
き残りパスのメモリー404に蓄え、生き残りの
パスの中で最も確からしいパスの最も前の、つま
り最も古いシンボルを復号シンボルとして出力端
子405に出力する。
さて、本発明は上記ビタビ復号器に於て、特に
パスのメトリツク演算回路の構成に関係する。そ
こで、まず、パスメトリツク演算を表わす前記(1)
式について更に詳しく説明する。
従来は、(1)式の演算を、(1)式の演算式通りにそ
のまま演算する回路を用いていた。これに対し、
本発明では、(1)式の演算順序を変更することによ
り、演算量を減らし、従来より処理時間の速に簡
単なパスのメトリツク演算回路を与える。
(1)式の演算式を図示すると、第5図のように表
わされることが分かる。第5図に於て、左端は各
状態のk番目データに対応する各パスメトリツク
を、枝は、加算されるべき枝メトリツクを、右端
は(k+1)番目のデータに対応する新しい各パ
スメトリツクを表わしている。第5図より明らか
なように、パスメトリツクの演算式は2つの式づ
つペアになつて、分類されることが分かる。(1)式
では、2つのペアができる。
しかも、各ペアに於て、枝メトリツクの値とし
ては2種類しかなく、2種類の枝メトリツクに対
応する受信候補信号(i1,i2)は、互いに反転し
た関係にあることが分る。この2種類の枝メトリ
ツクを以後「ペア枝メトリツク」と呼ぶことにす
る。ここで、枝メトリツク、つまり受信信号
(u1,u2)と受信候補信号(i1,i2)との相関値を
(i1u1+i2u2)とし、更に、 r1,r2,M1,M2を次のように定める。
r1=Rk+1(00)−Rk+1(11) ……(3) r2=Rk+1(10)−Rk+1(01) ……(4) M1=Mk(00)−Mk(01) ……(5) M2=Mk(10)−Mk(11) ……(6) なお、信号0,1は、正負のバランスをとるた
めに、それぞれ1,―1として計算されるとすれ
ば、上記受信候補信号i1,i2は+1又は−1を表
わすことになる。従つて、枝メトリツクが(i1u1
+i2u2)であることを考えれば、明らかにRk+1(11)
=−Rk+1(00),Rk+1(01)=−Rk+1(10)であるので r1=2Rk+1(00) ……(7) r2=2Rk+1(10) ……(8) である。
さて、(3)〜(6)式より、前記(1)式の演算式は、(2)
式に注意して、次のようにも表現し得ることが分
かる。すなわち、 従つて、Mk+1(00),Mk+1(10),Mk+1(01),
Mk+1(11)は、それぞれ、M1+r1,M1−r1,M2
r2,M2−r2の正負の符号を調べることにより、
2つの候補のうちのどちらかであるかを決定でき
る。
ここで、例えばMk+1(00)およびMk+1(10)の値
を算出するときの演算手数を従来の場合と比較す
る。
従来の場合、Mk(00)+Rk+1(00),Mk(01)+
Rk+1(11),Mk(00)+Rk+1(00))−(Mk(01)+Rk+1
(11))および、(Mk(00)+Rk+1(11)),Mk(01)+Rk
+1

(00)),(Mk(00)+Rk+1(11))−(Mk(01)+Rk+1
(00))の6回の加減算が必要である。一方、本発
明で用いた演算順序に従えば、 Mk(00)−Mk(01),(Mk(00)−Mk(01))+r1
(Mk(00)−Mk(01)−r1の3回の加減算ならびに、
Mk(00)+Rk+1(00)か又は、Mk(01)+Rk+1(11)の
どちらかの演算および、Mk(00)+Rk+1(11)か又は
Mk(01)+Rk+1(00)のどちらかの演算の2個の加
算、計5個の加減算だけでよく、従来の場合と比
較して演算量を減少し得ることが分かる。Mk+1
(01)およびMk+1(11)の値を算出するときの演算手
数についても同様である。このことは高速のデー
タを処理するビタビ復号器にとつて、有効な方法
となる。更に言えば、前述したように、出力すべ
き復号シンボルをきめるために、生き残つたパス
のうち、最も確からしいパスを決定する必要があ
る。これは、パスメトリツクの値が最も大きいパ
スを捜すことになるので各時点に於て、Mk+1
(00),Mk+1(10),Mk+1(01),Mk+1(11)の中で最大の
ものを選び出す必要がある。
しかるに(7)〜(10)式より であるので、 Mk+1(00),Mk+1(10)のうちどちらが大きいか
は、前記M1+r1,M1−r1の正負の符号と上記
M1,r1の正負の符号によつて決定することもで
きる。
同様に Mk+1(01),Mk+1(10)のうちどちらが大きいか
は、前記M2+r2,M2−r2の正負の符号と上記
M2,r2の正負の符号によつて決定することもで
きる。
つまり、各時点に於て、最大のメトリツク値を
選び出すための比較演算の回数が、すでに計算さ
れているM1,r1あるいはM2,r2の正負の符号を
利用することにより、半分に減らすこともできる
わけである。
さて、パスメトリツクMk(i1,i2)が(7)〜(10)式
に従つて演算されて続けて行くとすれば、ビタビ
復号器にデータが入力されるたびにパスメトリツ
クは増加し続けることになる。そのため、前記パ
スメトリツク記憶回路がオーバーフローしないよ
うに、パス・メトリツクに対し適切な正規化を行
なう必要がある。
通常は、すべての状態に対するパスメトリツク
の中で最大または最小のパスメトリツクを求め、
該最大または最小のパスメトリツクを各パスメト
リツクから差し引くことによつて正規化が行なわ
れる。もちろん最大または最小以外の特定番目の
大きさのパスメトリツクでもよい。またk+1番
目の受信信号に対応するパスメトリツクMk+1(i1
i2)の正規化に、k番目の受信信号に対応する、
前記最大または最小のパスメトリツクを用いても
よい。
なお、今迄の説明は、拘束長3、符号化率1/2
の畳み込み符号に対するビタビ復号器内のメトリ
ツク演算について説明してきたが、他のパラメー
タをもつ畳み込み符号に対するビタビ復号器内の
メトリツク演算についても、演算式が増えるのみ
で、ほぼ同様に説明される。
次に、本発明の実施例を含むビタビ復号器のブ
ロツク図である第6図に従つて説明する。
第6図に於て、点線で囲んだ部分602が、本
発明によるメトリツク演算回路にあたり、参照数
字601,603,604はそれぞれ第4図にお
ける枝メトリツク演算回路、パスメトリツク記憶
回路、パスメモリーを示す。
さて、クロツク(k+1)に於て入力ライン6
10を経て入力された一枝分の受信信号に対し、
枝メトリツク演算回路601では、該受信信号に
対するペア枝メトリツクRk+1(i1,i2),Rk+11
i2)が、順次計算される。該ペア枝メトリツク
は、パスのメトリツク演算回路602へ、直列又
は並列にて順次送られる。但し、前述したように
通常ペア枝メトリツクの各枝メトリツクは、正負
の符号を逆にした関係にあるので、どちらか一方
のみを送つても良い。ペア枝メトリツクもしくは
単一の枝メトリツクを受け取つた参照数字621
の回路は、該ペア枝メトリツク間の差r(単一メ
トリツクの場合は差rは該単一メトリツクの2倍
に等しい)を求める回路である。
一方、該枝メトリツクに対応する、状態対に対
するパスメトリツク対Mk(j1,j2),Mk(s1,s2
(つまり(7)〜(10)式の各式の右辺に現われるパスメ
トリツク対)が前記パスメトリツク記憶回路60
3からライン630を経て読み出され、該パスメ
トリツク対間の差Mが演算回路622に於て求め
られる。ついで、前記Mとrは回路623へ入力
され、Mとrとの和および差の正負の符号が該回
路623に於て求められる。
該和と差の正負の符号および前記枝メトリツク
対Rk+1(i1,i2),Rk+112)並びに前記パスメ
トリツク対Mk(j1,j2),Mk(s1,s2)が回路62
4へ入力され、該和と差の正負の符号それぞれに
従つて、前記(7)〜(10)式で示したように、前記枝メ
トリツク対Rk+1(i1,i2),Rk+112)の中の1
つと、前記パスメトリツク対Mk(j1,j2),Mk(s1
s2)の中の1つとがそれぞれ選ばれ、選ばれた枝
メトリツクとパスメトリツクとのそれぞれの和が
該回路624で算出される。
算出されたそれぞれの和が新しいパスメトリツ
クMk+1(u1,u2),Mk+1(v1,v2)となるわけであ
るが、前述したように後記625の回路からの正
規化信号によつて、該新しいパスメトリツクはそ
れぞれ一定値分だけ差し引かれ、差し引かれたパ
スメトリツクが前記パスメトリツク記憶回路60
3を更新して蓄えられる。
但し、一定値を差し引く場合は、前記枝メトリ
ツクとパスメトリツクとのそれぞれの和をとる前
にMk(j1,j2)およびMk(s1,s2)を一定値差し引
きしかるのち、前記それぞれの和をとるというふ
うに回路624が構成されていてもよいことは当
然である。一方また、前記和および差の正負の符
号はクロツク(k+1)に於て、如何なるパスを
選んだかの信号ともなり、パスメモリー更新のた
めの信号として、前記パスメモリー604へ送ら
れる。パスメモリー604では、該更新のための
信号に従つてパスメモリーの更新が行なわれる。
更にまた、前記正規化された新しいパスメトリ
ツクは、順次回路625へ送られる。クロツク
(k+1)に於ける受信信号に対するすべてのペ
ア枝メトリツク並びに対応する状態対のメトリツ
ク対に対し、以上述べた動作が行なわれ、回路6
25では、各すべての状態に対する新しいパスメ
トリツクの中で最大のパスメトリツク並びに該最
大メトリツクを有する状態を検出する回路であ
る。検出された該最大メトリツクは、前記正規化
のための、差し引かれるべき一定値分として、前
記回路624へ供給される。また該最大メトリツ
クを有する状態の検出信号は、前記パスメモリー
604へ送られ、パスメモリーでは、該状態に対
するパスメモリーの最も古いビツトが復号信号と
してライン640へ流れる。
以上詳しく説明したように、本発明によるメト
リツク演算回路では、従来の演算順序を変更し、
演算数を少なくしているために、従来よりも処理
時間の短かい簡単な回路となつている。そのた
め、超高速のデータを処理するビタビ復号器のメ
トリツク演算回路として重要である。
尚本発明では、メトリツク演算を各ペア枝メト
リツク毎に、順次シリアルに行なう形で説明した
が、更に高速処理するためにパラレルに行なう回
路も同様の手法で構成し得ることは明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は畳み込み符号器の一例を示す図、第2
図は、第1図で示した符号器の状態遷移を示す
図、第3図は選択された生き残りパスの一例を示
す図、第4図はビタビ復号器の構成とパスメトリ
ツク演算回路の位置づけを示すブロツク図、第5
図はパスメトリツクの演算式を各ペア単位に図に
よつて表わした図、第6図は本発明の実施例を含
むビタビ復号器の構成ブロツク図である。 第1図に於いて、参照数字1,2はレジスタ、
3,4は排他的論理和回路、100は入力端子、
101,102は出力端子を表わす。第4図に於
いて、参照数字400は入力端子、401は枝メ
トリツク演算回路、402はパスのメトリツク演
算回路、403はパスメトリツク記憶回路、40
4はパスメモリー、405は出力端子を表わす。
第6図に於て、参照数字601は枝メトリツク演
算回路、602はパスのメトリツク演算回路、6
03はパスメトリツク記憶回路、604はパスメ
モリー、601は入力ライン、640は出力ライ
ン、630はパスのメトリツク演算回路602へ
の入力ライン、621は、ペア枝メトリツク間の
差を求める回路、622はメトリツク対間の差を
求める回路、623は該ペア枝メトリツク間の差
と該メトリツク対間の差との和および差の正負の
符号を求める回路、624は該正負の信号並びに
最大メトリツク検出回路625より供給される正
規化信号に従つて、入力枝メトリツクとパスのメ
トリツクとの正規化された和を求める回路を表わ
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 枝メトリツク演算回路、パスのメトリツク演
    算回路、パスメトリツク記憶回路およびパスメモ
    リーとから成るビタビ復号器内の前記パスのメト
    リツク演算回路において、ペア枝メトリツク並び
    に該ペア枝メトリツクに対応した状態対のパスメ
    トリツク対をそれぞれ、前記枝メトリツク演算回
    路並びにパスメトリツク記憶回路からの入力と
    し、該ペア枝メトリツク間の差並びに該メトリツ
    ク対間の差を求める第1の回路と、該2つの差間
    の和および差の正負の符号を求める第2の回路
    と、該和および差の正負の符号を前記パスメモリ
    ー更新のための制御信号として出力するための第
    1の出力端子と、該和および差の正負の符号それ
    ぞれに応じて、前記ペア枝メトリツクの一つの枝
    メトリツクと前記パスメトリツク対の1つのパス
    メトリツクとを選び、選ばれたメトリツク間の和
    を後記第4の回路からの信号に従つて正規化した
    形でそれぞれ算出する第3の回路と該得られたそ
    れぞれの和を、それぞれに対応する状態の新たな
    パスメトリツクとして、前記パスメトリツク記憶
    回路にそれぞれ出力するための第2の出力端子
    と、該新たなパスメトリツクを順次入力し、すべ
    ての状態の中で最大の新たなメトリツクを有する
    ことになつた状態の検出並びに上記正規化信号を
    生成する前記第4の回路と、該最大メトリツクを
    有する状態の検出信号を前記パスメモリーに送る
    ための第3の出力端子とから成ることを特徴とす
    るメトリツク演算回路。
JP12845182A 1982-07-23 1982-07-23 メトリツク演算回路 Granted JPS5919453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12845182A JPS5919453A (ja) 1982-07-23 1982-07-23 メトリツク演算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12845182A JPS5919453A (ja) 1982-07-23 1982-07-23 メトリツク演算回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5919453A JPS5919453A (ja) 1984-01-31
JPS6319097B2 true JPS6319097B2 (ja) 1988-04-21

Family

ID=14985031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12845182A Granted JPS5919453A (ja) 1982-07-23 1982-07-23 メトリツク演算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5919453A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176333A (ja) * 1984-02-22 1985-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ビタビ復号回路
JPS60264125A (ja) * 1984-06-13 1985-12-27 Nec Corp 誤り訂正復号器
JPS61230430A (ja) * 1985-04-04 1986-10-14 Mitsubishi Electric Corp 加算比較選択回路
CA1260143A (en) * 1986-02-24 1989-09-26 Atsushi Yamashita Path trace viterbi decoder
US5295142A (en) * 1989-07-18 1994-03-15 Sony Corporation Viterbi decoder

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5919453A (ja) 1984-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0590597B1 (en) Arithmetic apparatus
EP0138598A2 (en) Error correction apparatus using a viterbi decoder
US5502735A (en) Maximum likelihood sequence detector
EP0671817A1 (en) Soft symbol decoding for use in an MLSE-equaliser or convolutional decoder
KR100227094B1 (ko) 큰 제약조건 길이를 갖는 소프트 결정 비터비 디코딩의 방법 및 회로
KR100426712B1 (ko) 비터비 복호기
US5781569A (en) Differential trellis decoding for convolutional codes
JPH05145431A (ja) ビタビ復号装置
US5150369A (en) High-speed convolutional decoder
JPS60180222A (ja) 符号誤り訂正装置
EP0467522B1 (en) Maximum likelihood sequence detector
JPS6319097B2 (ja)
JPH0445017B2 (ja)
KR20040044589A (ko) 다수결 논리를 이용한 rm 부호의 연판정 복호 방법 및그 장치
US7852960B2 (en) Method of computing path metrics in a high-speed Viterbi detector and related apparatus thereof
JP2591332B2 (ja) 誤り訂正復号装置
KR100275605B1 (ko) 디코딩 방법 및 디코딩 장치(deconding method and decoding apparatus)
JPH0510850B2 (ja)
KR100324066B1 (ko) 비터비 복호기
JP3235333B2 (ja) ビタビ復号方法およびビタビ復号化装置
JPS5919455A (ja) ビタビ復号器の最適パス判定回路
KR100459419B1 (ko) 비터비 디코더
JP3269845B2 (ja) ヴィタビ復号器
JP3229047B2 (ja) ビタビ復号器
JPS60235529A (ja) ヴイタビ復号装置