JPS63189248A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録装置に関し、特に現像材料としてインクを
用いる記録装置に関するものである。

従来の技術 従来、この種の記録装置は、普通紙とインクとを用いて
直接記録を行うものであり、連続噴射型と間欠噴射型（
静電吸引型）とが代表的なものであった。前者の連続噴
射型は、インクに２〜３に９／！”１１度の圧力を加え
、超音波により振動しているノズルから連続的にインク
を噴出させることによシインクを粒子化し、この分離し
た小滴を帯電させ、静電的に偏向させて、記録紙上に文
字あるいはパターンを形成するものであった。この方式
はＩＱＯＫＨｚ以上の高い周波数でインク滴が形成でき
、高速の記録装置となるが、高圧のインクを常時循環さ
せなければならず、システム構成が複雑となシ、大形に
なるという欠点があった。

また後者の間欠噴射型は、ノズルとその直前に設けた加
速電極との間およびノズルとこれに対向するプラテン電
極との間に高電圧を印加して、＃１ぼ一定の電荷を持つ
インクの小滴をノズル先端から静電吸引によって噴出さ
せ、途中に設けられた偏向板によって偏向させて、記録
紙上に文字、パターンを形成するものであシ、構造が簡
単で小形化し易いが、周波数応答性がよくなく、印字画
質が劣るという欠点があった。（例えばインクジェット
記録方式、テレビジョン学会誌ＶＯＬ、　３７．ＮＯ発
明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、上記の欠点、すなわち連続噴射型の場
合は、システムが複雑で大形となるため高価格となり、
また間欠噴射型の場合には、周波数の応答性がよくなく
、印字品質が労るなどの問題点を解決した記録装置を提
供することにある。

問題点゛を解決するための手段 本発明は上述の問題点を解決するために、透明シリンダ
と、この透明シリンダ上に形成される感光体層と、透明
シリンダの内部にその内壁に接近して軸方向に配置され
るＬＨＤアレイヘッドと、同じく透明シリンダの外周に
軸方向に接近して配置されるイレーザランプおよび帯電
コロトロンとを有する画像書き込みヘッドと、この画像
書き込みヘッドの上面に記録紙を供給する隙間を介して
対向し、イオン化インクタンクと、イオン化インク供給
用パイプと、イオン化インク供給用スポンジとを有し、
透明シリンダの長さに対応する長さを有する細長の現像
器とからなる構成を採用するものである。

作用 本発明は上述のように構成したので、透明シリンダ上の
感光体層は帯電コロトロンの高電圧放電によりて帯電し
、透明シリンダが回転してＬＥＤアレイヘッドの位置に
おいて、画像領域以外の帯電が除去されて電位潜像が形
成される。一方現像器においては、イオン化インクタン
クのイオン化インクがイオン化インク供給用パイプを通
ってイオン化インク供給用スポンジに供給され、その下
方界面に薄いイオン化インク膜を生じている。この薄膜
の下部に記録紙が供給され、電位潜像の形成された感光
体層が透明シリンダの回転によって記録紙の下面に来る
と、この電位によってイオン化インクが吸引力を受け、
表面張力に打ち勝って粒子状となって記録紙上に付着す
る。更に透明シリンダが回転すると、感光体層はイレー
ザランプによりて電位が消され、この動作を繰シ返す。

実施例 次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

本発明の一実施例の記録部を側面図で示す第１図および
拡大図で示す第２図を参照すると、本発明の記録装置の
記録部は、画像書き込みヘッドと、これに対向する現像
器とからなシ、画像書き込みヘッドは透明シリンダ９と
、この透明シリンダ９上に形成される感光体層４と、内
部のＬＥＤアレイヘッド７と、外側のイレーザランプ６
および帯電コロトロン５とを有し、現像器は、イオン化
インクタンク８と、イオン化インク供給用パイプ１と、
イオン化インク供給用スポンジ２とを有し、透明シリン
ダに対向して配置される細長の形状になっている。

久に本実施例の動作について第１図および第２図を用い
て説明する。まず、透明シリンダ９は矢印の方向に回転
する。そして帯電コロトロン５によって透明シリンダ９
上の感光体層４が帯電される。次にＬＥＤアレイヘッド
７の位置において、画像領域以外の帯電が除去されて電
位潜像が形成される。

一方現像器においては、イオン化インクタンク８に存在
するインクが、イオン化インク供給用パイプ１を介して
、イオン化インク供給用スポンジ２の下方界面に絶えず
供給されている。イオン化インク１０は重力とイオン化
インク供給用パイプ１から供給されるイオン化インク１
０の圧力により、イオン化インク供給用スポンジ２の下
方界面上で薄い膜１１を生じる。その下部に記録紙３を
第１図に示す矢印の方向に供給する。

次に電位潜像の形成された感光体層４のあるドラムが回
転することによシ、イオン化インク層１１に記録紙３０
紙面の下方向から電位を供給する。

この時イオン化インク１０と帯電電位とは異極性であり
、クーロンの引力が働くようになる。イオン化インク層
１１に電位をかけると、その部分のイオン化インク１０
が他の部分の表面張力を振シ切って粒子状イオン化イン
ク１２となり、記録紙３に付着する。このようにして、
記録紙上に画像を形成する。なおイレーザランプ６は感
光体層４の電位を消すものである。

以上のように、この記録紙はイオン化インクを用いてＬ
ＥＤアレイヘッドの多くの画素を同時に印字することが
できるため、速度が速く、構造および制御が簡単なため
、精度のよい記録が小形の装置で可能になるという利点
がある。更にこの記録部を複数個用いることによシ、こ
の分野で優位をもつカラー化も容易になるという利点が
ある。

発明の効果 以上に説明したように、本発明によれば、透明シリンダ
と、その上に形成される感光体層と、透明シリンダの内
部のＬＥＤアレイヘッドと、帯電コロトロンと、イレー
ザランプとを有する画像書き込みヘッドと、イオン化イ
ンクタンクと、イオン化インク供給用パイプと、イオン
化インク供給用スポンジとを有する現像器とを設けるこ
とにより、構造、制御が簡単で小形の装置が作れるとい
う効果がある。また多ヘツド型であるため、速度が速く
できるという効果がある。更に機械部分が簡単であるた
め、誤差が少なく、画像劣化が起りにくいという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記録部の側面図であり、第
２図は第１図の部分拡大図である。 １・・・・・・イオン化インク供給用パイプ、２・・・
・・・イオン化インク供給用スポンジ、３・・・・・・
記録紙、４・・・・・・感光体層、５・・・・・・帯電
コロトロン、６・・・・・・イレーザランプ、７・・・
・・・ＬＥＤアレイヘッド、８・・・・・・イオン化イ
ンクタンク、９・・・・・・透明シリンダ、１０・・・
・・・イオン化インク、１１・・・・・・イオン化イン
ク層、１２・・・・・・粒子状イオン化インク。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インクを用いて普通紙上に直接記録を行う記録装置にお
   いて、透明シリンダ上に感光体層を有し内部にＬＥＤア
   レイヘッドを有する感光体ドラムと、この感光体ドラム
   の外側にある帯電コロトロンおよびイレーザランプとよ
   りなる画像書き込みヘッドと、この画像書き込みヘッド
   に対向して配置され、イオン化インクタンク、イオン化
   インク供給用パイプおよびイオン化インク供給用スポン
   ジよりなる現像器とより構成され、前記感光体ドラム上
   の電位によって、前記イオン化インク供給用スポンジか
   らイオン化インク粒子を記録紙上に付着させることを特
   徴とする記録装置。