JPS63185975A - ジベンゾオキセピン酢酸誘導体 - Google Patents

ジベンゾオキセピン酢酸誘導体

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Publication number
JPS63185975A
JPS63185975A JP62325161A JP32516187A JPS63185975A JP S63185975 A JPS63185975 A JP S63185975A JP 62325161 A JP62325161 A JP 62325161A JP 32516187 A JP32516187 A JP 32516187A JP S63185975 A JPS63185975 A JP S63185975A
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JP
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hydrogen atom
carbon
compound
formulas
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JP62325161A
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トマス・パーセル
リュック・リヴロン
リディア・ザール
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Synthelabo SA
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Synthelabo SA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D313/00Heterocyclic compounds containing rings of more than six members having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D313/02Seven-membered rings
    • C07D313/06Seven-membered rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D313/10Seven-membered rings condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with two six-membered rings
    • C07D313/12[b,e]-condensed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はジベンゾオキセピン酢酸誘導体−更に詳しくは
ジベンゾ(be)オキセピン酢酸誘導体およびその製造
法ならびfこその治療的特に抗炎症剤としての治療的用
途に関する。
発明の構成と効果 本発明化合物は、式: 〔式中、R1、R2、R3はそれぞれ個別に水素原子ま
たはメチル基、 Xは各々水素原子または一緒になって炭素−炭素結合を
形成し、 Yは各々水素原子または一緒になって炭素−炭素結合を
形成していることを表わす〕 で示される式に対応する。
この化合物は、遊離酸型または薬理学的に許容される塩
基により形成させることができる塩型を取ることができ
る。
化合物CI)の取ることができる種々の立体異性体型化
合物もまた本発明の一部を構成する。特にXが2個の水
素原子であるとき、6aおよび10a原子により規定さ
れる軸に関してシスまたはトランス配置の異性体が存在
する。
本発明により化合物CI)を以下の工程図1に従って製
造することができる。
工程図1 Yが各々一緒になって炭素−炭素結合である式(n)に
対応する出発化合物は、欧州特許第0.198.762
号に開示されている。
Yが各々水素原子である化合物CI)が所望である場合
、初めY−一であるエステル体(n)を、二酸化白金の
ような触媒の存在下、加圧水素添加する。
得られたエステル体(I[)をアルコール性溶媒中、た
とえば水酸化ナトリウムで加水分解して遊離酸(II)
を製する。これを前記のように処理することにより、Y
が各々水素原子である本発明化合物CI)を得ることが
できるつYが各々水素原子、R1とR2が各々水素原子
である酸〔■〕(およびそのエステル体)は、欧州特許
第0.037,254号に開示されている。
本明細書によれば、化合物[I[)は次の工程図2に示
す方法により得られる。
工程図2 ↓ CI[) 上記工程図2において、ベンゼン酢酸(V)をナトリウ
ムで処理し、得られた塩とラクトン〔・■〕(オクタヒ
ドロ−1−イソベンゾフラノン)ヲ反応させ、得られた
誘導体〔■〕を閉環する。
ラクトン(VI)が特定の立体化学的構造を有していれ
ば、特定の立体化学的構造を有する対応した中間体(I
[)が得られ、最終的にそのような化合物[I)が得ら
れる。
ラクトン(VI)のうち、下記ラクトン[VIa ]は
オーガニック・シンセシーズ(Organic 5yn
theses)(1985年)第63巻10頁に開示さ
れており、ラクトン(vxb )は、ザ・ジャーナル・
オブ・オーガニック・ケミストリー(J、Org、 C
hem、 ) (1964年)第29巻3154頁およ
び同(1970年)第35巻3574頁1ζ記載の方法
と同様の方法により、二酸(VIc) (ザ・ジャーナ
ル・オブ・オーガニック・ケミストリー(1963年)
第28巻48頁に開示されている)から、対応する無水
物を経由して合成することができる。
(VIal     CVIb)     (Vlc)
次いで前記化合物(III)のケトン基を水素化ホウ素
アルカリ金属で還元して第二アルコール基に変換する。
得られたアルコール体(IV)を、式〔工〕のXが各々
一緒になって炭素−炭素結合を形成しているかまたは各
々水素原子であるかのいずれの化合物(I)が所望であ
るかにより、異なる2方法で処理することができる。
その一方においてアルコール体〔■〕を、ベンゼンのよ
うな溶媒中、パラトルエンスルホン酸の存在下に加熱状
態で脱水し、これをXが一緒になって炭素−炭素結合を
形成している化合物CI)に誘導することができる。
他方において、アルコール体(IV)を、たとえばハロ
ゲン化溶媒中、水素化シアlホウ素ナトリウムとヨウ化
亜鉛の存在下に室温で還元し、これをXが各々水素原子
であるCI)に誘導することができる。この還元は10
a中心をエビ化することなく、出発化合物の立体化学に
より最終化合物の立体化学が決定される。
またXが各々一緒になって炭素−炭素結合を形成してい
る化合物CI)を、たとえばエタノールのような溶媒中
、パラジウム炭素を存在せしめて加圧上接触的水素添加
することにより、該化合物CI)からXおよびYがそれ
ぞれHである化合物CI)に変換することができる。こ
の水素添加は10a−11結合サイド(ζ関して立体遺
失的ではな(,6a−10a結合に関してシスおよびト
ランス異性体のso:so混合物を与える。
終段階においてR3が水素である化合物CI)を、還流
温度の下に低級アルコールたとえばメタノールであらか
じめエステル化して保護し、得られたエステル体を、テ
トラヒドロ7ランのような溶媒中、リチウムジイソプロ
ピルアミド(ジインプロピルアミンとn−ブチルリチウ
ムを用いてこの反応系中で形成せしめる)の存在下、ヨ
ードメタンのようなハロゲン化物でアルキル化し、得ら
れたエステル体を、たとえばアルコール性溶媒中、加熱
状態下に水酸化ナトリウム水溶液で加水分解して酸に転
換することにより、上記R3が水素である化合物CI)
からR,3がメチル基である化合物〔I〕を製造するこ
とができる。
次に実施例をあげて本発明の数種の化合物の製造法を具
体的に説明する。
得られた化合物の構造を微量分析、IRおよ゛びNMR
スペクトル分析により確認した。
実施例1 6.6a、7.8.9.10 −ヘキサヒドロジベンゾ
[be)オキセピン−3−酢酸の製造−−a、11−オ
キン−6,6a、7.8.9.10.10a。
11−オクタヒドロジベンゾ[be)オキセピン−3−
酢酸メチルの製造ニー 11−オキソ−6,6a、7.10.10a、11 −
ヘキサヒドロジベンゾ〔be〕オキセピン−3−酢酸メ
チル8.58.p(0,03モル)、酸化白金11およ
びエタノール200mQを、50〇−水素化容器。
に導入し、約0.28MPaで45分間水素化する。
アルゴン雰囲気下、触媒を戸別し、戸液を蒸発させて得
られた油状物8yを更に処理することなく次工程に投入
使用する。
5.11−オキソ−6,6a、7.8.9.10.10
a。
11−オクタヒドロジベンゾ(be)オキセピン−3−
酢酸の製造ニー 前記18項で得られた油状物8gに、メタノール100
mff1.水100mQおよび30%濃度の水酸化ナト
IIウム溶液4.5−の混合物を加えて60℃で1時間
処理する。アルコールを蒸発させ、残留する微量のエス
テル体を酢酸エチルで抽出する。水層をIN塩酸で酸性
にし、有機酸を酢酸エチルで抽出する。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮し、18−5〜
190℃、約25Paで蒸留する。留出物をイソプロピ
ルアルコール中で再結晶後、固体6.51を集める。融
点99〜101℃。
c、6,6a、7.8−9*10−へ牛すヒドロジベン
ゾ〔be〕オキセピン−3−酢酸の製造ニー前記lb項
で得られた固体5.48gをエタノール100m1に溶
解し、水素化ホウ素ナトリウム1.21をゆっくり加え
る。混合物を40分間撹拌後、濃縮する。
残留物を水200m1に溶解し、塩酸をゆっくり加えて
pH2に調節し、混合物を水中で冷やして生成物を酢酸
エチルで抽出する。
25℃で溶媒を蒸発させ、熱感受性生成物をすみやかに
ベンゼン150mQとパラトルエンスルホン酸0.2,
9と混合する。
デー:/−77ドースターク(Dean and 5t
ark )装置中、約30分間に渡って水を除き、残留
物を減圧下、40℃で約15mQ残留容量に濃縮し、生
成物をシリカカラム上、ジクロロメタン/メタノール(
95:5)混合物で溶離して精製する。
純品分画をシクロへ牛サン/イソプロピルエーテル(8
:2)混合物中、冷所で再結晶後、生成物純品2.51
を集める。融点145〜147℃。
実施例2 6.6a、7.10−テトラヒドロジベンゾ(be)オ
キセピン−3−酢酸の製造ニー a、11−ヒドロキシ−6,6a、7.10.10a、
11−へキサヒドロジベンゾ(be)オキセピン−3−
酢酸の製造ニー 11−オキソ−6,6a、7.10.10a、11−へ
キサヒドロジベンゾ(be)オ牛セビンー3−酢酸2゜
72g(0,01モル)とエタ/−ル200mff1を
、11エルレンマイヤー中に導入し、この溶液を水素化
ホウ素ナトリウム3gと共に0℃で処理する。
30分間反応させた後、混合物を蒸発させて残留物を水
に混合し、この懸濁液を水浴上で冷やし、塩酸で処理し
てpH3に調節することにより過剰の水素化ホウ素ナト
リウムを分解する。
得られたアルコール体を酢酸エチルで抽出する。有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥、蒸発させた後、残留物を酢
酸エチル/シクロへ牛サン(8:2)混合物中で再結晶
する。結晶生成物2yを得る。融点1″38〜140℃
b、6.6a、7.10−テトラヒドロジベンゾ〔be
〕オキセピン−3−酢酸の製造ニー 前記ハ項で得られたアルコール体2.7gを、ベンゼン
300 mQ中、p−)ルエンスルホン酸0.1gの存
在下に還流して脱水する。
30分間処理後、ベンゼンを蒸発させ、残留物をシリカ
カラム上、イタノール/ジクロロメタン(9:1)混合
物で溶離するクロマトグラフィーにより精製し、得られ
た生成物を石油エーテル/酢酸エチル(7:3)混合物
中で再結晶する。結晶生成物1.25gを得る。融点1
20〜122℃。
実施例3 6.6a、7.8.9.10.10a、11−オクタヒ
ドロジベンゾ〔be〕オキセピン−3−酢酸(シス/ト
ランス(50:50)混合物)の製造ニー実施例1の化
合物3y、エタ/−ル250mff1および活性パラジ
ウム炭素(10%パラジウム)0゜3yを、パル(Pa
rr )容器に導入し、約0.28MPaで8時間水素
化する。
アルゴン雰囲気下に触媒を戸別し、溶媒を蒸発させて残
留物をシクロヘキサン/ペンタン(6:4)混合物中で
再結晶する。生成物純品1.51を得る。融点102〜
105℃。
実施例4 6.6a、7.8.9.10.10a、11−オクタヒ
ドロジベンゾ(belオキセピン−3−酢酸(トランス
異性体)の製造ニー a、11−ヒドロキシ−6,6a、7.8.9.lO,
10a、11−オクタヒドロジベンゾ(be)オキセピ
ン−3−酢酸の製造ニー アルゴン雰囲気下、11−オキソ−6,6a、7゜8.
9.10.10a、11−オクタヒドロジベンゾ[be
]オキセピン−3−酢酸34gの無水エタノール340
m1溶液(−10℃に冷却する)に、水素化ホウ素ナト
リウム14gを加え、混合物を撹拌しながら室温に戻る
のを許容する。
混合物を氷−冷水中に注ぎ、蒸発させて残留物を水に溶
解し、これをエーテルで洗い、酸性にしてエーテルで抽
出する。
溶媒を蒸発させた後、結晶性残留物31.9を更に精製
することな(次工程すで使用する。
b、6.6a、7.8,9.10.10a、11−オク
タヒドロジベンゾ[be)オ牛セビンー3−酢酸の製造
ニー前記4a項で得られた粗アルコール体5gの1.2
一ジクロロエタン90mQ溶液に、ヨウ化亜鉛8.62
!iと水素化シア/ホウ素ナトリウム8.5yを、室温
で添加し、混合物を2時間撹拌する。
この混合物を氷−冷水中に注ぎ、1a%濃度の塩酸で酸
性にし、ジクロロメタンを加えて混合物を一夜ガス抜き
する。有機層を分離し、乾燥して減圧下に蒸発させ、結
晶性残留物4.31を得る。
残留物1.5!Iをトルエン中で再結晶し、結晶性純品
1.11を得る。融点175℃(分解)。
実施例5 6.6a、7.8.9.10−へキサヒドロジベンゾ〔
be)オキセピン−3−酢酸の左旋性光学的対掌体の製
造ニー。
a、3− ((2−カルボキシシクロヘキシル)メトキ
シ〕ベンゼン酢酸の製造ニー 無水メタノール50耐にナトリウム1.97g(0,0
856モル)を溶解し、アルゴン雰囲気下、3−ヒドロ
キシベンゼン酢酸6.52g(0,0428モル)を加
える。溶媒を蒸発させ、得られた塩にラクトン体(VI
a) 7.217 (0,0514モル)を加える。こ
の混合物を45分間195℃に加熱し、冷えるのを許容
して氷−冷水と10%濃度の塩酸を加え、混合物をエー
テルで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、植物性炭
で脱色し、得られた油状残留物13.64,9を更に処
理することなく次工程で使用する。
b、11−オキソ−6,6a、7,8,9.10.10
a、11−オクタヒドロジベンゾ[be)オキセピン−
3−酢酸の製造ニー 上記油状生成物13.5gにポl) リン酸120gを
加え、混合物を油浴上、撹拌しながら70℃に加熱する
。その温度に達したとき、その温度自体が保持されるの
でそれ以後直ちに加熱装置を取り除く。
反応が終結したとき、混合物を氷−冷水に注ぎ、エーテ
ル次いでジクロロメタンで抽出し、この2種の有機層を
硫酸マグネシウムで乾燥、蒸発させて残留物をシリカカ
ラム上、クロマトグラフィーで精製し、純品分画を合し
て減圧蒸留する。最後に黄色油状物1.15gを集め、
これを更に精製することなく次工程に使用する。
0.11−ヒドロキシ−6,6a、7.8.9.10.
10a 。
11−オクタヒドロジベンゾ[be]オキセピン−3−
酢酸の製造ニー 無水エタノール15mQに前記油状生成物1.151を
溶解し、溶液を一10℃に冷却してアルゴン雰囲気下、
水素化ホウ素ナトリウム0.47g(0゜0125モル
)を加える。混合物が室温に戻るのを許容し、1時間後
これを氷−冷水に注ぐ。エタノールを蒸発させ、水層を
エーテルで洗って2N塩酸を加え、生成物をエーテルで
抽出する。これを硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に
蒸発させて得られた無色油状物1!iを更に精製するこ
となく次工程で使用する。
d、6.6a、7,8.9.10− ヘキサヒドロジベ
ンゾ〔be〕オキセピン−3−酢酸の製造ニー無水ベン
ゼン50mQに前記油状生成物1gを溶解し、少量の結
晶性パラトルエンスルホン酸を加え、ゾーン・アンド・
スターク装置上、水を留去しながら混合物を加熱還流す
る。
水全量が除かれたとき、溶媒を蒸発させ、混合物を冷や
して結晶化する。
結晶生成物0.61を戸別してこれを植物性炭で処理し
た後、ベンゼン中で再結晶する。最終的に光学的対掌体
生成物純品0.27.pを得る。融点137〜138℃
。〔α〕臂=−28.27°(クロロホルム中、c=0
.29)。
実施例6 6.6a、7.8.9.10−へキサヒドロジベンゾ[
be]オキセピン−3−酢酸の右旋性光学的対掌体の製
造−− a、3− C(2−カルボキシシクロヘキシル)メトキ
シ〕ベンゼン酢酸の製造ニー アルゴン雰囲気下、無水メタノール100mQにナトリ
ウム8.2g(0,355モル)を溶解し、3−ヒドロ
キシベンゼン酢酸27fi(0,18モル)を加える。
溶媒を蒸発させ、この塩生成物にラクトン体〔Vlb)
30g(0,214モル)を加える。混合物を195℃
で2時間加熱し、冷やして氷−冷水に注ぎ、混合物をエ
ーテルで洗い、水層に10%濃度の塩酸を加え、生成物
をエーテルで抽出する。
硫酸マグネシウムで乾燥して植物性炭で脱色後、溶媒を
蒸発させ、得られた残留物48fiをトルエン中で再結
晶する。最終的この結晶22,9を集め、これを更蚤こ
精製することなく次工程で使用する。
b、11−オキソ−6,6a、7.8.9.10.10
a、 11−オクタヒドロジベンゾ〔be〕オキセピン
−3−酢酸の製造ニー 前記結晶生成物22gにポIJ IJン酸220gを加
え、混合物を油浴上、75℃で30分間加熱する。
これが冷えるのを許容し、氷−冷水に注いで生成物をエ
ーテルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧下に溶媒を蒸発させる。得られたオレンジ色の泡状
残留物15yを更に処理することなく次工程で使用する
0.11−ヒドロキシ−6,6a、7.8.9.lO,
10a。
11−オクタヒドロジベンゾ(be)オキセピン−3−
酢酸の製造ニー 無水エタノール300IQQに前記生成物15y(0,
0546モル)を溶解し、溶液を一10℃に冷却してア
ルゴン雰囲気下、水素化ホウ素ナトリウム6.2.lO
,163モル)を加える。
この混合物が室温に戻るのを許容し、2時間後、氷−冷
水に注ぐ。エタ/−ルを蒸発させ、水層をエーテルで洗
い、10%濃度の塩酸を加え、生成物をエーテルで抽出
する。
これを硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に蒸発させた
後、黄色泡状残留物13yを得る。これをジクロロメタ
ン中で摩砕し、得られた結晶4.21gを更に処理する
ことなく次工程に使用する。
d、6.6a、7.8.9.10−ヘキサヒドロジベン
ゾ[be]オキセピン−3−酢酸の製造ニー無水ベンゼ
ン200mQに前記結晶’1i(0,oi44モル)ヲ
溶解し、パラトルエンスルホン酸50I19ヲ加え、ゾ
ーン・アンド・スターク装置で水を留去しながら混合物
を加熱還流する。
2時間後、得られた清澄な溶液を約20dに濃縮し、更
に処理することなくシリカカラム上、ジクロロメタン/
メタ/−ル(95:5)混合物で溶離して精製する。ヴ
ージュ色の結晶3.17gを回収し、これをベンゼン中
で再結晶し、最終的に光沢のある白色結晶の光学的対掌
体純品2.36gを得る。融点136〜138℃。〔α
〕20=+29.21°(クロロホルム中、c=0.3
8)。
実施例7 α−メチル−6,6a、7.8.9.10−ヘキサヒド
ロジベンゾ(be)オキセピン−3−酢酸の一造:−a
、6.6a、7.8.9.10−ヘキサヒドロジベンゾ
〔be〕オキセピン−3−酢酸メチルの製造ニー6.6
a、7.8.9.10− ヘキサヒドロジベンゾ[be
]オキセピン−3−酢酸5!i(0,0194モル)と
メタノール50dの混合物を、濃硫酸数滴で処理し、こ
れを1時間加熱還流する。
混合物を蒸発乾固し、残渣を水に溶解して炭酸ナトリウ
ムで中和し、生成物をエーテルで抽出する。
硫酸マグネシウムで乾燥し、エーテルを蒸発させた後、
得られた油状物4.81をシリカカラム上、ジクロロメ
タンで溶離するクロマトグラフィーにより精製する。エ
ステル生成物4.41を集め、これを更に精製すること
なく次工程で使用する。
b、α−メチル−6,6a、7.8.9.10−へキサ
ヒドロジベンゾ[be)オキセピン−3−酢酸メチルの
製造ニー テトラヒドロフラン62rnQにジイソプロピルアミン
4.44mff1を溶解して溶液を一70℃に冷却し、
n−ブチルリチウム1.6M溶液20.5 mQを滴加
する。
混合物を15分間撹拌し、前記エステル生成物4.3,
9(0,0158モル)のテトラヒドロフラフ50頂Q
溶液を滴加する。混合物を20分間撹拌して一70℃で
静置し、ヨードメタン2.64p(0゜0186モル)
を加える。
一70℃で1時間30分撹拌を続け、混合物が室温に戻
るのを許容し、氷−冷水に注いで生成物を酢酸エチルで
抽出し、この有機層を分離して硫酸マグネシウムで乾燥
、蒸発させる。得られた油状物4gを更に処理すること
なく次工程に使用する。
C0α−メチル−6、,6a、7,8.9.10−へキ
サヒドロジベンゾ(be)オキセピン−3−酢酸の製造
ニーメタ/−ル25mQに前記油状生成物4gを溶解し
、水と水酸化ナトリウム6mQを加え、メタノールを蒸
発させながらこの混合物を1時間加熱し、次いで2時間
還流する。
混合物が冷えるのを許容し、エーテルで洗い、水層を酸
性にして沈殿をエーテルで抽出する。エーテル層を植物
性成で処理し、硫酸マグネシウムで乾燥して濾過し、蒸
発させる。残留物をシクロヘキサン中で再結晶し、最終
的に生成物純品31iを集める。融点143〜145℃
下式で示される本発明化合物のうち、数種の化合物の構
造および物性を次頁の表に示す。
表中、化合物は実施例(轟)により得られた化合物、位
置は−CHR3COOH置換基の位置番号を表わす。
本発明化合物について治療的用途特に抗炎症性を有する
物質としての有用性を証明するための種種の試験を行な
った。
本発明化合物の急性毒性は低く、マウスにおける経口致
死量LD5o値は、最もしばしば1000■/kqより
大である。
抗炎症活性を究明するため、ラットにおける′カラギー
ニン誘発性浮腫試験におけるウィンター(Winter
 )らの方法(ラット後足のカラギーニン誘発性浮腫に
対する抗炎症剤の試験法(プロシーディンゲス・オブ・
ソサエティ・フォー・エクスペリメンタル・バイオロジ
ー・アンド・メデイシン(Proc、 Soc、 Ex
p、 Biol、 Med、 ) 1962年第111
巻544〜547頁参照))に従って試験を行なう。供
試動物は平均体重120〜130gのチャールス・リバ
ー・フランス(Charles River(Fran
ce ) )雄CDラットであって、これを分配表に従
って無作為に各試験群に分配する。
本発明化合物を20〜200Mfl/kQの投与量で経
口的に投与し、1時間後うット後足の一方の足の足底腕
膜の下に滅菌生理食塩水中1%濃度のカラギーニン懸濁
液0.1 mQを注射する。対照動物にプラセボとして
トウイーン(Tween ) 80■の1%濃度溶液の
みを与える。カラギーニン注射から3時間後、ユゴー・
バサイル(Ugo Ba5ile )肢体容積計を用い
てラットの足の容積増加を測定する。
AD4o投与量、すなわち対照動物に比較して浮腫容積
を40%減少させる物質投与量を図示的に決定する。
本発明化合物の経口的AD4o値は1〜5Cl/klj
である。
本発明化合物の鎮痛活性は、コスタ−(Koster)
らの方法(マウスにおける酢酸1苦悶テスト。
(フエデレイション・プロシーディンゲス(Fed。
Proc、 )第18巻412頁(1959年)参照)
)で証明された。雄CD□マウスを18時間絶食させ、
Tween 3 Q■中、試験化合物1%濃度の溶液を
、0.2d/20g(体重)の割合で経口的に投与し、
30分後、酢酸(カルボキシメチルセル釘−スとTwe
en 80■の混合物に0.6%の濃度で溶解したもの
)を10mQ/に’j(体重)の割合で腹腔内投与する
。対照動物はその注射により数分間に伸張挙動と捻転(
苦悶)の症候群(び慢性腹痛の表現と見なすことができ
る)を現わし始める。
15分間に渡って捻転の全回数を記録し、対照群と比較
した保護%を測定し、AD50(動物50%を保護する
投与量)を図形に基づいて計算する。
本発明化合物の経口A D50値は75〜170III
lI/kQである。
試験結果は、本発明化合物が種々の病因の炎症および苦
痛を処置するのに有用な医薬品および薬理学的組成物中
の活性物質として使用することができることを証明する
ものである。
この目的のために本発明化合物を、適当な賦形剤を組合
わせて腸溶性(経口的)または非経口的投与のためのす
べての薬剤形たとえば錠剤、ゼラチンカプセル剤、糖衣
錠、シロップ剤、坐薬および経口的または注射用懸濁液
として投与することができる懸濁薬のような薬剤形中に
存在せしめることができる。
1日当り投与量は活性物質50〜100011Igの範
囲とすることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式:R_1、R_2およびR_3はそれぞれ個別に水
    素原子またはメチル基、 Xは各々水素原子または一緒になつて炭素−炭素結合を
    形成し、 Yは各々水素原子または一緒になつて炭素−炭素結合を
    形成することを表わす〕 で示される一般式に対応する純粋な光学異性体またはそ
    の混合型化合物、ならびに薬理学的に許容される塩基で
    形成され得るそれらの塩型化合物。 2、R_1、R_2、R_3がそれぞれ水素原子であり
    、Xが各々一緒になつて炭素−炭素結合を形成し、Yが
    各々水素原子であり、基CH(R_3)COOHが3位
    に位置する特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3、式: ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R_1、R_2、R_3はそれぞれ個別に水素
    原子またはメチル基、 Xは各々水素原子または一緒になつて炭素−炭素結合を
    形成し、 Yは各々水素原子または一緒になつて炭素−炭素結合を
    形成することを表わす〕 で示される化合物を製造するに当り、 Yが各々水素原子である化合物が所望である場合は、式
    : ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R_1、R_2、R_3は前記と同意義〕で示
    されるエステル体(Yが一緒になつて炭素−炭素結合を
    形成している化合物)をあらかじめ接触水素添加してY
    が各々水素原子であるエステル体〔II〕を製し、このエ
    ステル体〔II〕を加水分解して 式: ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 で示される遊離酸を製し、この生成物のケトン基を水素
    化ホウ素アルカリ金属で還元してアルコール基とするこ
    とにより、 式: ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 で示されるアルコール体を製し、次いでXが一緒になつ
    て炭素−炭素結合を形成している化合物が所望の場合、
    このアルコール体〔IV〕をパラトルエンスルホン酸の存
    在下に脱水し、またはXが各々水素原子である化合物が
    所望の場合、このアルコール体〔IV〕を水素化シアノホ
    ウ素ナトリウムおよびヨウ化亜鉛の存在下に還元するか
    、あるいは別法としてXが炭素−炭素結合を形成してい
    る化合物〔 I 〕を加圧下に接触水素添加し、更に、必
    要に応じてR_3が水素である化合物〔 I 〕をメチル
    化してR_3がメチル基である化合物〔 I 〕を得るこ
    とを特徴とする前記式〔 I 〕で示される化合物の製造
    法。 4、式: ▲数式、化学式、表等があります▼〔V〕 〔式中、R_3は第1項と同意義〕 で示されるベンゼン酢酸をナトリウムで処理して得られ
    た塩と ▲数式、化学式、表等があります▼〔VI〕 で示されるラクトンを反応させて 式: ▲数式、化学式、表等があります▼〔VII〕 で示される誘導体を製し、これを閉環することを特徴と
    する、Yが各々水素原子であり、R_1とR_2が各々
    水素原子である化合物〔III〕を製造する特許請求の範
    囲第3項記載の製造法。 5、第1項記載の化合物を必須成分とする医薬組成物。
JP62325161A 1986-12-22 1987-12-21 ジベンゾオキセピン酢酸誘導体 Pending JPS63185975A (ja)

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