JPS63184522A - ブリーザーチユーブ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は燃料補給パイプからの燃料流入が燃料タンクの
最＾液面まで容易になるように設けているエアー抜き機
能のフリーザーチューブに、燃料タンクから逆流入して
溜まる燃料を、次回の燃料補給のときまでに排除して、
該チューブの機能を回復でさるようにしたものである。

（従来の技術） 第８．９図に示すように車両搭載用燃料タンクａには、
車両ボディ外部からの燃料補給が出来るようにするため
、斜め上方に突出する燃料補給バイブＣを設けている。

然るに該補給パイプＣは燃料タンクａの内部頂面すより
低い側部から突出しているから、燃料補給時に燃料が燃
料補給パイプＣの燃料タンクａから突出する部分の上側
端縁ｄまで流入するとタンク上部のエアーの逃げ場所が
なくなって燃料面を圧迫し補給ができなくなる。

かかる欠点を除くため内端を燃料タンクａ内の前記上１
１１ＩＩ端部ｄより高い位置に開口し、外端を燃料補給
パイプＣ内の上方部で開口すると共に、内外両端の間を
低く屈曲したエアー抜きのフリーザーチューブｅを設け
ている。しかしながら燃料面が燃料タンクａ内のフリー
ザーチューブｅの開口部に達すると燃料がフリーザーチ
ューブｅ内へ逆流して屈曲ｆの部分に第９図のように溜
まり、次回の燃料補給の時にエアー抜きの機能を果たさ
なくなり、−回の燃料補給量が少なくなる欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は曲順に述べたフリーザーチューブの欠点を除き
、該チューブ内に溜った逆流燃料を次回の燃料補給のと
きまでに、走行車両の＄ｌＪ動等により自動的に排除し
て、エアー抜きの機能を回復させようとするものである
。

（間２．直を解決するための手ｙ、） 本発明は両頂に述べた課題を具体的に解決することを目
的とするものであって、燃料タンクの内部に、底部をフ
リーザーチューブ屈曲の最も低い部分より低くしたレシ
ーバ−タンクを設置し、フリーザーチューブ屈曲の低い
部分とレシーバ−タンクとをパイプ部材により連結し、
走行車両の制動等によってレシーバ−タンク及びパイプ
部材を介してフリーザーチューブ屈曲内部の逆流燃料を
自動的に燃料タンク内に排出することを特徴とするブリ
ーザーチェープ装置に係るものである。

本発明の好適な実施例を次に説明する。

（実施例） 第１．２閃は本発明の第１実施例を示し、１は燃料タン
ク、３は燃料タンク１の内部頂面２より低い位置で該タ
ンク１の側面から斜め上方に突出させた燃料補給パイプ
、５は燃料補給パイプ３の燃料タンク１がらの突出部上
縁４より高い位置において内端を燃料タンク１内に開口
すると共に外端を燃料補給パイプ３の内部上方で開口し
、両端の間を下方への屈ｌｆｉ＋６として屈曲６の低い
部分７を前記した突出部上縁４の下に通したフリーザー
チューブであって、該屈曲６の全体が燃料タンクから内
端開口を通って燃料が逆流する＊！ａを構成する。

１１は車両の進行方向を艮手力向として燃料タンク１内
に設置したレシーバ−タンクであって上面壁から突出す
る管部１２の上端開口部を燃料タンク１の最高液面Ｗよ
り高くする。また底部をフリーザーチューブ５の屈曲６
の低い部分７より低くし、且つレシーバ−タンク１１の
最高液面Ｗより下の容積を屈曲６の燃料逆流容積より大
きい容積にする。このレシーバ−タンク１１とフリーザ
ーチューブ屈曲６の低い部分７とを、はぼ水平のパイプ
部材１３により連結する。

本実施例において燃料タンク１に燃料を補給すると、！
Ｉ’＄３図に示す、ように液面Ｗがプリーザーチェーブ
５より少し高くなると、ブリーザーチューブ５内に燃料
が逆流し燃料補給パイプ３の内部上方の開口より流出す
る。このため燃料補給パイプ３内は燃料で満たされ、こ
の燃料は燃料補給〃ンのセンサ（図示せず）がキャッチ
して自動的に燃料の補給を停止する。又、フリーザーチ
ューブ５の屈曲６に逆流した燃料はパイプ部材１３を通
ってレシーバ−タンク１１の内空にも入る。

然るに燃料消費により液面Ｗが少し低くなった後で走行
車両を市１１動する度に、該液面Ｗは第４図のとおりに
慣性によって斜めになり、レシーバ−タンク１１内では
、最高液面より高い管部１２の開口からエアー−が流れ
込み、該レシーバ−タンクの逆流燃料が図のとおり“外
部の燃料と同様に斜めになるからパイプ部材１３を通し
てフリーザーチューブ５の屈曲６内の逆流燃料を圧迫し
、該チューブ５の内端開口から燃料タンク１に僅かずつ
戻して、逆流燃料を排出し、走行車両の制動が終わり、
若しくは停車するとレシーバ−タンク１１内でも液面が
水平になり、そのとき屈曲６の逆流燃料がレシーバ−タ
ンク１１に流れ込んで減量する。

以上の動作が何回も繰り返された後は、フリーザーチュ
ーブ５の屈曲６内の逆流燃料が第５図のとおりにほとん
ど成るいは全く排出され、レシーバ−タンク１１のみに
逆流燃料が残るか若しくは空になるから、フリーザーチ
ューブ５のエアー−排出機能が回復し、次回の燃料補給
のときに補給量を少なくすることがない。

第６．７図は樹脂のブロー成形によって成形したレシー
バ−タンクｌｌａを示したもので、車両の進行方向×の
曲側壁上方に、燃料タンクの最高液面から突出するエア
ー−パイプ１４ａを設け、下側にはフリーザーチューブ
５ａの屈曲６ａの低い部分７ａにほぼ水平で接続するパ
イプ部材１３ａｔ−設ける。

このレシーバ−タンクｌｌａは屈曲６ａと同じ水準以下
のタンク容積を、屈曲６ａの燃料逆流容積より大きい容
積にする。

本実施例のレシーバ−タンクｌｌａは、走行車両の制動
とともに燃料が慣性により前側に傾き、第１実施例と同
様にエアー−パイプ１４ａから燃料タンク内のエアーが
流入し、フリーザーチューブ５ａの屈曲６ａからパイプ
部材１３ａを通って逆流した燃料がＰｊＩＪ７図のよう
にパイプ部材１３ａを介して前記屈曲６ａ内の逆流燃料
を圧迫して第５図と同じくフリーザーチューブ５ａの内
端開口から燃料タンク内に排出する。その作用は第１実
施例と殆んど変わらず、レシーバ−タンクｌｌａがプロ
ー成形によるものであるから、大量の製作が可能である
。

（作用） 本発明は前記に説明したように燃料タンクからフリーザ
ーチューブに逆流する燃料がパイプ部材を通ってレシー
バ−タンクにも溜るが、走行車両の制動等により、該レ
シーバ−タンク内の燃料を燃料タンク内に排出する自励
作用の繰り返しによってフリーザーチューブの屈曲に滞
留する逆流燃料を最終的にはレシーバ−タンクに流入さ
せる作用によって該燃料の減量を促進する。

（効果） 本発明において、走行車両の制！＃１等によって、レシ
ーバ−タンクから逆流燃料を排出するエネルギーは小さ
くはあるが、燃料補給に時間的間隔があるから、その間
に前記の排出動作が何回も繰り返すれ、プリーザーチェ
ーブ屈曲内の燃料をエアー排出に支障を生じないように
若しくは全く空になるまで排出できるから、該チューブ
の燃料タンク内のエアー排出機能が失われても、次回の
燃料補給のときまでに、プリーザ−チューブ本来の機能
を回復し、該チューブの燃料タンク内のエネルギー排出
機能を次回の燃料補給のときに保持できるものであり、
かかる装置はレシーバ−タンクを燃料タンク内に装置す
ればよく、逆流燃料排出は走行車両の制動等で自動的に
施され、排出のためのみのエネルギーを必要としないも
のであるため、フリーザーチューブ装置の故障発生を殆
んど無くし、装置自体の簡易性、耐久性を良好にできる
効果をもつ。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図は本発明の第１実施例を示し、第１図は本発
明装置の要部を示した斜視図、第２図は縦断面図、７１
３〜５図は作用を説明した断面図である。第６．７図は
第２実施例を示し、！＠６図はレシーバ−タンクの斜視
図、＃Ｓ７図は縦断面図である。第８．９図は従来装置
を示し、第８図は燃料タンクａの一部と燃料補給パイプ
を縦断した側面図、第９図は第８図の一部の拡大縦断面
図である。 １→燃料タンク　２→内部頂面 ３→燃料補給パイプ　４→突出部上端縁５→ブリーザー
チューブ　６→屈曲 ７→低い部分　Ｗ−４２１Ｋ面 １１、ｌｌａ→レシーバ−タンク　１２→管部１３．１
３ａ→パイプ部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内端を燃料タンク内の高い位置に開口し、外端を燃料補
   給パイプの上方部で開口すると共に、内外両端の間を低
   く屈曲して内部に燃料タンクから逆流する燃料が溜まる
   容積を持つエアー抜き作用のフリーザーチューブにおい
   て、 燃料タンクの内部に、底部をフリーザーチューブの前記
   屈曲の最も低い部分より低くしたレシーバータンクを設
   置し、フリーザーチューブ屈曲の低い部分とレシーバー
   タンクとをパイプ部材により連結し、走行車両の制動等
   によってレシーバータンク及びパイプ部材を介してフリ
   ーザーチューブ屈曲内部の逆流燃料を自動的に燃料タン
   ク内に排出することを特徴とするフリーザーチューブ装
   置。