JPS63181602A - 搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は物品搬送装置、詳しくは永久磁石と磁性流体と
により搬送台を浮上させ移送する搬送装置に関する。

従来の技術 物品を載置する搬送台を搬送する手段の最も一般的な方
法は軌条を敷設し、搬送台に取付けた車輪をこれに沿っ
て走行させる方法である。しかしこの方式は発塵と騒音
を発生する欠点がある。

このため発塵と騒音を嫌う場合にはりニアモータ方式が
好適である。

発明が解決しようとする問題点 上記リニアモータ方式は無端状の搬送路に沿って循環走
行させるとき、曲線部における走行には大きな容量の動
力源を必要とし、このためリニアモータ設置間隔を狭く
、あるいは数多く配置する必要があり、設備が高価とな
る等の問題がある。

問題点を解決するための手段 本発明は曲線路においても僅少な動力で円滑に走行する
ことができ、かつ発塵及び騒音を嫌う場所に好適な新規
な物品搬送装置を提供することを目的とするもので、そ
の特徴とするところはエンドレス状に配置された搬送路
と、前記搬送路に脚部にて支持された搬送台と、前記搬
送路と搬送台の脚部との間に介在させた磁性流体と、前
記搬送台の脚部に設けた永久磁石と、索条により駆動さ
れる搬送台駆動手段とを具備しており、前記搬送台が磁
性流体により搬送路から浮上されつつ、索条にて移送さ
れるようにしたことにある。

作用 走行はワイヤロープなどの索条を介して牽引されるから
搬送路の曲線部においても円滑にかつ直線部と同一動力
にて牽引できる。また永久磁石と磁性流体を用いること
により搬送台は磁性流体層を介して支持され、金属接触
がなく発塵することはない。

実施例 図において搬送装置１は搬送路２と、この搬送路２に沿
って走行する搬送台３及び搬送台駆動機構４とからなる
。搬送路２は無端状に形成され、上面に並列した開溝状
の案内溝５，５を形成し、適宜のフレーム６により支持
される。

搬送台３は物品Ｗを支承する受台１０と上記並列する案
内溝５，５に挿入される脚部１１．１１とからなる。脚
部１１．１１はそれぞれ案内溝５゜５に嵌合する磁石群
１２．１２とこの磁石群と受台１０とを直結するアーム
１３．１３とからなり、磁石群１２．１２はそれぞれ前
後方向に所要長さを有し、前部１４ａ、後部１４ｂ、中
間部１４ｃよりなる浮上作用部１４と、中間部１４ｃの
各前後部に配備される側部案内部１５とからなる。前後
部１４ａ、’１４ｂは搬送路２の曲線部に対しても案内
溝５の側面に接触しない幅とし、前後端には耐摩耗性の
かつ摩耗抵抗の小さい合成樹脂等をもってする円形の案
内部材１６．１７を取付ける。

なおこの磁石群１２．１２の底面は舟底形とすることが
好ましい。

この浮上作用部１４は多数の永久磁石Ａを複数列、例え
ば前後部１４ａ、１４ｂは２列、中間部は３列配置し、
上下方向にそれぞれのＳ極、Ｎ極を交互に反対に位置し
て配列する。なお側部案内部１５は耐摩耗性のかつ摩擦
抵抗の小さい合成樹脂等をもってする取付部材１８に永
久磁石Ｂを取付けてなるもので、取付部材１８は上記浮
上作用部１４より側方に突出して案内溝５の側壁５ａと
僅少間隔を有せしめ、永久磁石Ｂは両極を水平方向に位
置して取付ける。なお図例は側部案内部１＝３− ５は前後左右それぞれ１個ずつ永久磁石Ｂを配置した例
を示したが、これはそれぞれ複数個（例えば２個）ずつ
配置してもよい！この場合は前後方向に配列し、かつ極
を反対に取付けることが好ましい。

２’０．２１は磁性流体であり、浮上作用部１４及び側
部案内部１５のそれぞれの永久磁石Ａ、　Ｂと案内溝５
の底面５ｂ、側壁５ａとの間に挿入されるもので、各永
久磁石Ａ、Ｂの′磁力によって吸着保持される。この場
合、各隣接する永久磁石は極を交互に反対に取付けてお
り、両磁石の近接部では最も強く磁力が働き、磁性流体
は特にこの近接部において強固に吸着保持されている。

上記搬送台３に対する駆動機構４は対をなすプーリ３０
，３１と両プーリにより支持される牽引用ワイヤ３２及
びワイヤ３２と搬送台３とを連結するブラケット３３と
からなる。プーリ３０，３１はそれぞれ搬送路２の両端
屈曲部２ａ、　２ｂの曲率半径とほぼ同一の半径を有し
、一方のプーリ３０は適宜の駆動モータ３４により駆動
されワイヤ３２を駆動し、これにより連結ブラケット３
３を介して搬送台３を案内溝５に沿って走行させる。

なおプーリ３０，３１はブラケット３３とワイヤ３２と
の突出した連結部を避けるため、上下の鍔をスプロケッ
ト形に切欠した例を示したが、これは連″結部の形状に
適した形状とすることは勿論である。また上記ワイヤと
プーリに代えてチェノとスプロケットホイルとし妃もよ
い。

図中２２は案内溝５を覆うカバー、３５は駆動機構を覆
うカバー、３６は側部カバーである。

上記構成において駆動機構４により搬送台３を案内溝５
に沿って走行させる。このとき搬送台３は浮上作用部１
４における各永久磁石Ａと案内溝５の底面５ｂとの間に
は磁性流体２０を介在しており、磁性流体２０は永久磁
石Ａに吸着保持されており、従って搬送台３の走行に際
しても浮上作用部１４は底面５ａと直接接触することが
なく、常時磁性流体膜を介入した浮上状態にある。また
側部案内部１５においても同様に永久磁石Ｂと側壁５ａ
との間に磁性流体２１が吸着保持されておリ、従って搬
送台３はこの磁性流体膜を介して側壁５ａに沿って走行
する。従って搬送台３の走行は円滑であり、発塵及び騒
音を発することがない。

第６図は搬送路の変形例を示す。上記搬送路２は両側を
半円形の曲線路とし、中間を直線路とした無端状とし、
駆動機構４はこれに適合する対をなすプーリ３０，３１
と、これにワイヤ３２を張り渡した構造としたものであ
る。第６図はその中間の直線部に屈曲部４０を形成し、
この屈曲部４０は半径Ｒ１とＲ２との組合せにより形成
してなるもので、この場合にもワイヤ３２をこれに沿っ
て敷設するようにこれに適するプーリ４１，４．２を配
備する。

なお、上記実施例は並列する案内溝５，５を設けた例を
示したが、これは搬送する物品の形状、重量等により案
内溝は１個もしくは２個あるいはそれ以上とし、それぞ
れに案内脚部を挿入するようにしてもよく、これらは本
発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に設計変更できる。

発明の効果 以上の如く本発明によるときは、搬送台は永久磁石群に
より吸着保持される磁性流体を介して搬送路の案内溝に
支承され走行するようにしたから、搬送台と案内溝とは
直接接触することがなく、従って摩耗粉等の発塵を生ず
ることがなく、かつ走行は円滑静粛に行うことができる
。しかも走行は牽引ワイヤにより行うようにしたから、
構成簡単で少ない動力で行うことができる等の効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例に関し、第１図は縦断説明図、第２
図はその平面図、第３図は全体平面図、第４図は第３図
におけるＴ−１線に沿う縦断面図、第５図は第２図にお
けるｎ−ｎ線に沿う搬送台の側面図、第６図は搬送路の
変形例の説明図である。 １は搬送装置、２は搬送路、３は搬送台、４は搬送台駆
動機構、５は案内溝、１０は受台、１１は脚部、１２は
磁石群、１４は浮上作用部、１５は側部案内部、２０．
２１は磁性流体、３０，３１はプーリ、３２はワイヤ、
Ａ、Ｂは永久磁石で＝８＝ Ｆ−Ｎ（′ｖ′）ぐ−〇−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンドレス状に配置された搬送路と、前記搬送路に脚部
   にて支持された搬送台と、前記搬送路と搬送台の脚部と
   の間に介在させた磁性流体と、前記搬送台の脚部に設け
   た永久磁石と、索条により駆動される搬送台駆動手段と
   を具備しており、前記搬送台が磁性流体により搬送路か
   ら浮上されつつ、索条にて移送されるようにしたことを
   特徴とする搬送装置。