JPS6318115Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318115Y2 JPS6318115Y2 JP15987882U JP15987882U JPS6318115Y2 JP S6318115 Y2 JPS6318115 Y2 JP S6318115Y2 JP 15987882 U JP15987882 U JP 15987882U JP 15987882 U JP15987882 U JP 15987882U JP S6318115 Y2 JPS6318115 Y2 JP S6318115Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum switch
- leaf spring
- opening
- electrodes
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 8
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 1
Landscapes
- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は真空スイツチの開閉置の改良に関す
るものある。
るものある。
一般に、真空スイツチの機械的最弱点部は電極
に可動性をもたせるためのベローズの部分である
といわれる。このベローズは衝撃力に対し非常に
弱いので、真空スイツチを使用した開閉装置に
は、真空スイツチが閉極する際の電極間の衝突に
よる衝撃力を低減するためのいろいろな方法がと
られている。
に可動性をもたせるためのベローズの部分である
といわれる。このベローズは衝撃力に対し非常に
弱いので、真空スイツチを使用した開閉装置に
は、真空スイツチが閉極する際の電極間の衝突に
よる衝撃力を低減するためのいろいろな方法がと
られている。
こうした衝撃力低減策を講じた開閉装置の1つ
として、第1図に示すような弾性体すなわち板バ
ネを介して真空スイツチを固定した開閉装置があ
る。
として、第1図に示すような弾性体すなわち板バ
ネを介して真空スイツチを固定した開閉装置があ
る。
図において、1は真空スイツチ、2は真空スイ
ツチの固定電極、3は真空スイツチの可動電極、
4は真空容器、5はこの真空容器に可動電極3を
接続するベローズ、6は固定電極2を保持し閉極
時の衝撃を緩和する板バネ、7はこの板バネ6の
固定端、8は真空スイツチ1を板バネ6を介して
固定するための取付ボルト、9は真空スイツチ1
の取付け寸法を一定に保ち且つ取付ボルト8の機
械的強度を補うスペーサである。
ツチの固定電極、3は真空スイツチの可動電極、
4は真空容器、5はこの真空容器に可動電極3を
接続するベローズ、6は固定電極2を保持し閉極
時の衝撃を緩和する板バネ、7はこの板バネ6の
固定端、8は真空スイツチ1を板バネ6を介して
固定するための取付ボルト、9は真空スイツチ1
の取付け寸法を一定に保ち且つ取付ボルト8の機
械的強度を補うスペーサである。
上記のように構成される開閉装置には次のよう
な欠点があつた。
な欠点があつた。
可動電極3が開極動作を開始すると、固定電極
2には真空容器4を介して真空自閉力とベローズ
5を変位させるのに要する力の合力(以下真空ス
イツチの操作力と称する)がかかり、板バネ6は
そのバネ力とこの操作力が均合う位置まで変位
し、ここに到つて始めて両電極2,3の開離が始
まる。
2には真空容器4を介して真空自閉力とベローズ
5を変位させるのに要する力の合力(以下真空ス
イツチの操作力と称する)がかかり、板バネ6は
そのバネ力とこの操作力が均合う位置まで変位
し、ここに到つて始めて両電極2,3の開離が始
まる。
また、一方、周知のように真空中では他の雰囲
気に比べてはるかに小さな加圧力で分子間の結合
が起こることからして、真空スイツチの場合、他
の開閉接点に比べてはるかに接点の溶着が発生し
やすい。第1図の開閉装置において、接点溶着が
発生すると、板バネ6は前記操作力とこの接点溶
着力に均合うバネ力を得る位置まで変位すること
になり、両電極の開離する点は更に遅れることに
なる。また、接点の溶着力が板バネの塑性変形領
域に及び様な大きさの場合、開閉ポイントがずれ
るばかりでなく、開極距離が小さくなるという事
態に陥つてしまう。
気に比べてはるかに小さな加圧力で分子間の結合
が起こることからして、真空スイツチの場合、他
の開閉接点に比べてはるかに接点の溶着が発生し
やすい。第1図の開閉装置において、接点溶着が
発生すると、板バネ6は前記操作力とこの接点溶
着力に均合うバネ力を得る位置まで変位すること
になり、両電極の開離する点は更に遅れることに
なる。また、接点の溶着力が板バネの塑性変形領
域に及び様な大きさの場合、開閉ポイントがずれ
るばかりでなく、開極距離が小さくなるという事
態に陥つてしまう。
以上のような不具合を解消する一つの方法とし
て、真空スイツチの開極時のみ板バネの動作を規
制するストツパーを設けることが先行技術として
提案されている。この例を第2図に示す。図にお
いて、1〜9は第1図における従来のものと同様
である。10は固定端7に固定され、開極時のみ
板バネ6の変位を阻止するストツパーで、そのス
パンはL1である。
て、真空スイツチの開極時のみ板バネの動作を規
制するストツパーを設けることが先行技術として
提案されている。この例を第2図に示す。図にお
いて、1〜9は第1図における従来のものと同様
である。10は固定端7に固定され、開極時のみ
板バネ6の変位を阻止するストツパーで、そのス
パンはL1である。
11はこのストツパー10の中央部にあけら
れ、スペーサ9との間にその動きを拘束しない程
度の隙間L2の大きさをもつ穴である。
れ、スペーサ9との間にその動きを拘束しない程
度の隙間L2の大きさをもつ穴である。
第2図のように構成した開閉装置において、可
動電極3が開極動作を始めると、板バネ6の
(L1−L2)の部分はストツパー10によりその変
位を阻止され、寸法L1のスパンを持つた板バネ
が寸法L2のスパンの板バネとなりバネ定数が増
大する。即ち、板バネ6の剛性が高くなるため固
定電極2に操作力が加えられても板バネ6の変位
は小さくなり開極ポイントのずれが小さくなる。
また、電極間が溶着しても板バネ6は塑性変形を
おこしにくくなり、安定した位置での電極の開極
が得やすくなる。一方、閉極時には、ストツパー
10は板バネ6の動作に何の規制も加えないの
で、板バネ6の有する緩衝能力をそこなうことは
ないようになつている。しかしながら、このよう
な開閉装置にも次のような欠点がある。
動電極3が開極動作を始めると、板バネ6の
(L1−L2)の部分はストツパー10によりその変
位を阻止され、寸法L1のスパンを持つた板バネ
が寸法L2のスパンの板バネとなりバネ定数が増
大する。即ち、板バネ6の剛性が高くなるため固
定電極2に操作力が加えられても板バネ6の変位
は小さくなり開極ポイントのずれが小さくなる。
また、電極間が溶着しても板バネ6は塑性変形を
おこしにくくなり、安定した位置での電極の開極
が得やすくなる。一方、閉極時には、ストツパー
10は板バネ6の動作に何の規制も加えないの
で、板バネ6の有する緩衝能力をそこなうことは
ないようになつている。しかしながら、このよう
な開閉装置にも次のような欠点がある。
すなわち、前述のように開極時においては、板
バネ6はスパンが寸法L1からL2となつているに
すぎない。つまり、寸法L2のスパンの板バネが
開極時に開極力により変形することになる。一
方、真空スイツチの開閉操作力は電極間の溶着時
にも開離させるべく大きな操作力を要求されるの
で真空スイツチ保持部にもそれに耐える機械的構
造を要求される。また、例えば負荷時タツプ切換
器のように動作回数が百万回を越えるものに使用
するものでは、繰返しストレスに耐えるような機
械的構造が要求される。よつて真空スイツチを保
持している取付ボルト8およびスペーサ9はその
径が大きくなり、それに対応してスペーサ10の
穴11も大きくならざるを得ない。つまり、寸法
L2のスパンで変位する板バネ6の変位量は相変
らず無視できないものである。また、板バネ6が
スペーサ10の穴11と接する箇所には機械的ス
トレスが集中するため、開閉回数が増えると繰り
返し疲労により板バネ6の破損にいたることも考
えられる。
バネ6はスパンが寸法L1からL2となつているに
すぎない。つまり、寸法L2のスパンの板バネが
開極時に開極力により変形することになる。一
方、真空スイツチの開閉操作力は電極間の溶着時
にも開離させるべく大きな操作力を要求されるの
で真空スイツチ保持部にもそれに耐える機械的構
造を要求される。また、例えば負荷時タツプ切換
器のように動作回数が百万回を越えるものに使用
するものでは、繰返しストレスに耐えるような機
械的構造が要求される。よつて真空スイツチを保
持している取付ボルト8およびスペーサ9はその
径が大きくなり、それに対応してスペーサ10の
穴11も大きくならざるを得ない。つまり、寸法
L2のスパンで変位する板バネ6の変位量は相変
らず無視できないものである。また、板バネ6が
スペーサ10の穴11と接する箇所には機械的ス
トレスが集中するため、開閉回数が増えると繰り
返し疲労により板バネ6の破損にいたることも考
えられる。
この考案は上記のような従来のものの欠点に鑑
みてなされたもので、ストツパーの穴の範囲にお
ける板バネの動作を、真空スイツチの開極時のみ
規制する剛体を設けることにより、従来の緩衝能
力を失うことなく安定した開閉極ポイントを有す
る真空スイツチの開閉装置を提供することを目的
とするものである。
みてなされたもので、ストツパーの穴の範囲にお
ける板バネの動作を、真空スイツチの開極時のみ
規制する剛体を設けることにより、従来の緩衝能
力を失うことなく安定した開閉極ポイントを有す
る真空スイツチの開閉装置を提供することを目的
とするものである。
以下、この考案の一実施例を第3図について説
明する。
明する。
図中、12は板バネ6と取付ボルト8の間に挿
入された剛体で、スペーサ10の穴11の寸法
L2のスパンよりも大きい寸法L3の長さを有して
いる。なお、その他1〜11は第2図における先
行技術のものと同様である。
入された剛体で、スペーサ10の穴11の寸法
L2のスパンよりも大きい寸法L3の長さを有して
いる。なお、その他1〜11は第2図における先
行技術のものと同様である。
第3図のように構成された開閉装置において、
開極動作を始めるときには、板バネ6は剛体12
とスペーサ10とにより、その変形が完全に阻止
されるため開極ポイントの遅れがなくなる。ま
た、電極2,3間が溶着しても板バネ6は塑性変
形がなく、常に安定した位置での電極の開極が行
なわれることになり、開極距離も常に一定に保た
れることになる。さらに、開極時の変形がなくな
ることで板バネに加わる機懐的ストレスが減少さ
れる。一方、閉極時には、剛体12は板バネ6の
動作に何の規制も加えないので、板バネ6の有す
る従来の緩衝能力をそこなうことはない。
開極動作を始めるときには、板バネ6は剛体12
とスペーサ10とにより、その変形が完全に阻止
されるため開極ポイントの遅れがなくなる。ま
た、電極2,3間が溶着しても板バネ6は塑性変
形がなく、常に安定した位置での電極の開極が行
なわれることになり、開極距離も常に一定に保た
れることになる。さらに、開極時の変形がなくな
ることで板バネに加わる機懐的ストレスが減少さ
れる。一方、閉極時には、剛体12は板バネ6の
動作に何の規制も加えないので、板バネ6の有す
る従来の緩衝能力をそこなうことはない。
なお、上記実施例では、剛体12と取付ボルト
8は別々のものを示したが、剛体12を挿入する
代わりにボルト頭の径がL3の取付ボルトを用い
ても同様の効果を奏する。
8は別々のものを示したが、剛体12を挿入する
代わりにボルト頭の径がL3の取付ボルトを用い
ても同様の効果を奏する。
従つて、この考案のように構成することによつ
て、次のような効果を持つ真空スイツチの開閉装
置を得ることができる。
て、次のような効果を持つ真空スイツチの開閉装
置を得ることができる。
(1) 安定した開閉動作ポイントを有する。
(2) 電極間の溶着が発生しても、弾性体に塑性変
形が生じなくなるため、電極間の開極距離が常
に一定に保たれる。
形が生じなくなるため、電極間の開極距離が常
に一定に保たれる。
(3) 閉極時の衝撃力に対しては十分な緩衝能力を
有する。
有する。
(4) 機械的衝撃に対して安定した装置となる。
第1図および第2図は従来の真空スイツチの開
閉装置の例をそれぞれ示す概略構成図、第3図は
この考案の一実施例による真空スイツチの開閉装
置を示す概略構成図である。 図において、1は真空スイツチ、6は弾性体と
しての板バネ、10はストツパー、11は穴、1
2は剛体である。尚、各図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。
閉装置の例をそれぞれ示す概略構成図、第3図は
この考案の一実施例による真空スイツチの開閉装
置を示す概略構成図である。 図において、1は真空スイツチ、6は弾性体と
しての板バネ、10はストツパー、11は穴、1
2は剛体である。尚、各図中同一符号は同一また
は相当部分を示す。
Claims (1)
- 真空スイツチが弾性体を介して固定される開閉
機構において、上記真空スイツチの閉極動作時に
は上記弾性体の動作を何ら規制せず開極時のみそ
の動作を規制し且つ上記真空スイツチと上記弾性
体を固定している締付部との干渉をさけるための
穴を設けたストツパーと、上記ストツパーの穴の
範囲における弾性体の動作を上記真空スイツチの
開極時のみ規制する剛体とを備えたことを特徴と
する真空スイツチの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15987882U JPS5962645U (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 真空スイツチの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15987882U JPS5962645U (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 真空スイツチの開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5962645U JPS5962645U (ja) | 1984-04-24 |
JPS6318115Y2 true JPS6318115Y2 (ja) | 1988-05-23 |
Family
ID=30351810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15987882U Granted JPS5962645U (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 真空スイツチの開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5962645U (ja) |
-
1982
- 1982-10-20 JP JP15987882U patent/JPS5962645U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5962645U (ja) | 1984-04-24 |
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