JPS63179976A - ヒビ割れ診断用塗料 - Google Patents

ヒビ割れ診断用塗料

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JPS63179976A
JPS63179976A JP993587A JP993587A JPS63179976A JP S63179976 A JPS63179976 A JP S63179976A JP 993587 A JP993587 A JP 993587A JP 993587 A JP993587 A JP 993587A JP S63179976 A JPS63179976 A JP S63179976A
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JP
Japan
Prior art keywords
parts
paint
weight
glass transition
transition point
Prior art date
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Pending
Application number
JP993587A
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English (en)
Inventor
Tomio Ozaki
富夫 尾崎
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はヒビ割れ診断用塗料に関する。
さらに詳しくは無機質基材、例えばセメント屋根瓦、ス
レート板等の成型品を製造する工程に於いて、成型品に
発生する微細なヒビ割れ(クラック)の発見を目視で行
なうための診断用塗料に関する。
(従来技術) セメント瓦、スレート板等無機質基材からなる成型品に
発生する微細なりラックは、そのままでは目視判定で発
見しにくいため検査に合格して製品として販売されてし
まう場合が多い。
このため、施工現場で雨漏り防止用塗料又は上塗り塗料
を塗装した時にクラックが目視で目立つ様になり、これ
が仕上り美観を損う等の問題点がある。
前もってこのクラックの有無を検査する目的で、従来か
ら成型品製造工程に於いて、水性インキを適当な倍率に
水で希釈して成型品に塗布する手段。
又は、汎用の水性エマルジョン塗料を水で希釈して塗布
する手段が行われている。
(発明が解決しようとする問題点) 前述の水性インキで診断した場合に、目視判定はし易い
が、上塗り塗料との密着性が劣る問題点がある。
後述の汎用エマルジョン塗料では、着色効果が少いため
水希釈倍率に限界があるなどの実用上の問題が残ってい
る。
本発明者は、これらの問題を解決すべく鋭意研究の結果
、以下のような発明を完成させた。
(発明の構成) すなわち、本発明は、 「重合体ポリマーのガラス転移点−30℃以上50℃以
下の水性エマルジョンの固形分100重量部に対して、
高沸点溶剤類30重量部以下、着色顔FA、30〜30
0重量部及び分散剤0.5〜10重量部を添加してなる
無殿貿基材のヒビ割れ診断用塗料」 である。
上記のようなガラス転移点を有するポリマーの水性エマ
ルジョンに高沸点溶剤類、着色顔料、分散剤を混合分散
して成る診断用塗料は、セメントの水和反応を阻害する
ことがなく成型品の強度が充分発揮される。
又、上塗り塗料との密着性も良好であり、水希釈倍率を
高くしてもヒビ割れの診断が可能で非常に経済的にも優
れ、実用性が高い。
即ち、従来ヒビ割れ診断が困難とされていた成型品の製
造工程に於いて、診断用塗料を塗布する方法が、本発明
の診断用塗料によって可能となった。
本発明のとビ割れ診断用塗料用の水性エマルジョンとし
ては、アクリル系共重合体エマルジョン、スチレンアク
リル系共重合体エマルジョン、スチレンブタジェン系共
重合体ラテックス、酢酸ビニル系エマルジョン、エチレ
ン酢酸ビニル系共重合体エマルジョンなどが使用可能で
あり、構成するポリマーのガラス転移点が、−30℃以
上50°C以下のものが適している。
ガラス転移点−30℃未満では、タックが多く成型品積
載保管時にブロッキングするばかりか、耐水性も劣り好
ましくない。
逆にガラス転移点が50℃を超える場合は、低温での造
膜性が悪く好ましくない。
ガラス転移点を上記の濃度範囲に調整するには以下の計
算式を用いる。
TcI;共重合体のガラス転移点(。K)■g8;a成
分の単独重合体のガラス転移点(’K)Tgb;b成分
の単独重合体のガラス転移点(°K)w8;a成分の重
量分率 W、:b成分の重量分率 アクリル系共重合体エマルジョンの場合に用いるモノマ
ーとしてはメタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、
アクリルニトリル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸グリシジル
などがある。
スチレンブタジェン系共重合体ラテックスの場合に用い
るモノマーとしてはスチレン、α−メチルスチレン、ア
クリロニトリル、メタクリル酸メチル、ブタジェンなど
である。
酢酸ビニル系エマルジョンの場合に用いる七ツマ−とじ
ては酢酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
、アクリル酸2−エチルヘキシルなどがある。
エチレン酢酸ビニル系共重合体エマルジョンの場合に用
いるモノマーとしては酢酸ビニル、エチレン、アクリル
酸エチル、塩化ビニルなどである。
これらを上記のような計算式に従って所定のガラス転移
温度になるように配合して重合する。
高沸点溶剤類としては、例えばフタール酸系可塑剤の場
合、具体的にはフタール酸ジエチル、フタール酸ジブチ
ル、フタール酸ジオクチルなどがあげられる。
テキサノール系溶剤の場合、具体的にはテキサノールな
どがあげられる。
セロソルブ系溶剤の場合、具体的にはエチルセロソルブ
、ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、ブ
チレンジグリコールアセテートなどがあげられる。
その他キシレン、トルエン、ケロシン、エチレングリコ
ール、乾性油(あまに油、大豆油)などの高沸点物質を
挙げることができる。
高沸点溶剤類の添加量としては、水性エマルジョン中の
固形分100重量部に対して30重量部以下であり、好
ましくは15重量部以下である。
30重量部を超える場合は、完全硬化前のセメントの水
和反応を阻害して、成型品の強度が充分発揮できない。
着色顔料としては、例えば酸化チタン、ベンガラ、群青
、酸化クロム、クロムイエロー、カーボンブラックなど
の無機顔料及び、アゾ系、フタロシアニン系などの有機
顔料及び、染料などが挙げられる。
その添加量としては、30〜300重」部必要であり、
30重量部未満では水で希釈した際の着色力が劣り好ま
しくなく、300重聞都合超えると耐水性が劣り上塗り
塗料との密着性も劣るので好ましくない。
分散剤は、診断塗料中の各成分の分散安定性を向上させ
るために必要なもので、例えば、界面活性剤、ポリアク
リル酸ソーダ、トリポリ燐酸ソーダ、水溶性高分子化合
物、具体的にはカルボキシメチルセルロース(CMC)
、ポバール、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシエ
チルセルロース()IEC)などを挙げることができる
その使用量は、水性エマルジョン中の固形分100重量
部に対して、0.5〜10重量部が好ましく、0.5重
量部未満では、塗料の分散安定性が劣り、10重量部を
超えると耐水性が低下するので好ましくない。
上記のような組成物の全体の濃度としては30〜50%
、好ましくは40%前後である。
この濃度は添加する着色顔料の種類と添加量によって変
ってくる。
本発明のヒビ割れ診断用塗料の具体的な使用対象物とし
ては、セメント屋根瓦、スレート屋根材、セメント系外
壁材等の無機質基材である。
上記のような材料の製造工程の途中又は成型終了後に塗
布し、微細なヒビ割れ(クラック)を判定するために用
いられる。
塗布する際は前記のような組成物原液を10〜40倍に
希釈して固形分濃度1〜4%にしたものを用いる。
このように固形分濃度1〜4%にしたものを前記のよう
な塗布対象物の表面に30〜150G/m2になるよう
に塗布する。
30q/m2未満では着色力が劣り、クラックの診断が
困難となる。
逆に150q/m2を超えると成形品積載時にブロッキ
ングを起すおそれがあり、好ましくない。
上記のような塗布を行なった後、特に乾燥工程は必要と
しない。
なぜならば、前記のような材料の場合、完全硬化する前
に塗布して検査するようにすれば材料そのもののスチー
ム養生または自然差止などの完全硬化の工程があり、こ
れによって充分乾燥する。
また完全乾燥した前記材料の場合にはスチーム養生また
は自然養生などの完全硬化の工程で水分が減少している
ため塗布しても速やかに水分が含浸するためである。
以下に本発明の診断用塗料の実施例を示す。
尚、部及び%は重量部基準を示す。
実施例−1 ポリマーのガラス転移点20℃のスチレンアクリル系共
重合体エマルジョン固形分換算で100部に、ブチルセ
ロソルブアセテート15部、カーボンブラック45部、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル3部及び消
泡剤0.5部と水20部を充分分散混合して本発明の診
断用塗料を得た。
実施例−2 実施例−1と同一のエマルジョン固形分で100部に、
ブチルセロソルブアセテート10部、デキサノール5部
、フタロシアニンブルー40部、ポリアクリル酸ンーダ
3部、HECo、5部、及び消泡剤0.5部と水30部
を充分分散混合して本発明の診断用塗料を得た。
比較例−1 ポリマーのガラス転移点60℃のスチレンアクリル系共
重合体エマルジョン固形分換算で100部に、ブチルセ
ロソルブアセテート40部を添加し、以下実施例〜1と
同様の方法で、カーボンブラック、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、消泡剤、水を添加し分散混合
して診断用塗料を得た。
比較例−2 実施例−2のフタロシアニンブルーのみを10部にして
診断用塗料を得た。
上記の実施例並びに比較例で得られたヒビ割れ診断用塗
料の効果及び性能試験結果を第1表に示した。
第1表に示した結果から、本発明の無機質基材のヒビ割
れ診断用塗料は、従来の水性インキ又は、汎用塗料に比
較して、特に、セメント系成型品に於いて、強度向上性
、上塗り塗料の密着性、微細クラックの目視診断性、経
済性が優れていることが明らかとなった。
尚、これらの効果及び性能試験項目の試験法並びにその
評価基準を以下に示ず。
(1)クラック診断性 波形スレートの成型終了品に、各々の診断用塗料を20
倍量の水で希釈しスプレー塗布し、目視で微細クラック
を判定する。
判定基準は以下の通りである。
目視判定が容易にできる :O 目視判定が困難である ;△ 目視判定が不可能である ;× (2)強度性 セメントモルタルの硬化前(水和反応中〉に、各々の診
断用塗料を10部mの水で希釈しスプレー塗布し、自然
養生10日後硬化したセメントモルタルの診断用塗料塗
布面に、クロスカットテストを行いセメントモルタル表
層の強度を試験した。
判定基準は以下の通りである。
異常なし   二〇 硬化不充分でモロイ  ;△ 全く硬化していない  ;× (3)密着性 (2)強度性と同様にして成型した基材の上に、汎用の
アクリルエマルジョン塗料を100g/TIL塗布し乾
燥後、クロスカットセロテープテストを行い密着性を試
験した。
判定基準は以下の通りである。
異常なし   ;〇 20%未満の剥離あり ;△ 20%以上の剥離あり :×

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重合体ポリマーのガラス転移点−30℃以上50℃以下
    の水性エマルジョンの固形分100重量部に対して、高
    沸点溶剤類30重量部以下、着色顔料30〜300重量
    部及び分散剤0.5〜10重量部を添加してなる無機質
    基材のヒビ割れ診断用塗料。
JP993587A 1987-01-21 1987-01-21 ヒビ割れ診断用塗料 Pending JPS63179976A (ja)

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JPS63179976A true JPS63179976A (ja) 1988-07-23

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