JPS63179930A - グラフト共重合体 - Google Patents

グラフト共重合体

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Publication number
JPS63179930A
JPS63179930A JP1191287A JP1191287A JPS63179930A JP S63179930 A JPS63179930 A JP S63179930A JP 1191287 A JP1191287 A JP 1191287A JP 1191287 A JP1191287 A JP 1191287A JP S63179930 A JPS63179930 A JP S63179930A
Authority
JP
Japan
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graft copolymer
compound
carbon atoms
general formula
copolymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1191287A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawada
隆 川田
Hideo Katsumata
勝又 秀夫
Kenya Makino
健哉 牧野
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63179930A publication Critical patent/JPS63179930A/ja
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  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグラフト共重合体に関し、さらに詳し(は耐熱
性に優れ、かつ割振材等の各種防振用ゴムに適するグラ
フト共重合体に関する。
(従来の技術) 従来、衝撃吸収用ゴムにはブチルゴム(イソブチレン−
イソプレン共重合体)がその衝撃吸収特性の良さから使
用されているが、耐熱性が劣るという欠点を有している
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、前記従来技術の欠点を除去し、各種防
振用ゴムに適した、耐熱性の高いグラフト共重合体を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記目的を達成するため、鋭意研究をし
た結果、特定のシラン化合物を特定の炭素数のα−オレ
フィンと共重合させてα−オレフィン−シラン化合物共
重合体を合成し、または特定のシラン化合物を特定の炭
素数のα−オレフィンおよび非共役ジエンと共重合させ
てα−オレフィン−シラン化合物−非共役ジエンの共重
合体を合成し、さらに重合反応を停止する前に、両末端
に水酸基を有する特定のポリシロキサン化合物をグラフ
トさせた後、重合反応を停止することにより、耐熱性お
よび振動吸収性能に優れたグラフト共重合体が得られる
こと見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、(a)炭素数3〜2oのα−オレ
フィンの1種以上、または炭素数3〜20のα−オレフ
ィンの1種以上および非共役ジエンと、(bl一般式■ CH2=CH−(CH2)n −3iRl m X3−
m   (I)(式中、nは1以上の整数、mは0〜2
の整数、Xは塩素原子または臭素原子、R1は水素原子
または炭素数1〜5のアルキル基を意味する)で表され
る化合物とをチグラー・ナッタ触媒を用いて共重合させ
、さらに該共重合体に(C)一般式■(式中、pおよび
qは5〜100の整数、rおよびSはOまたは1、R”
、R6、R?、R8、R9およびRIOは互いに同一も
しくは異なる、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基
またはビニル基、R11、R12、R13およびR14
は互いに同一もしくは異なる、水素原子または炭素数1
〜5のアルキル基を意味する)で表される化合物をグラ
フトさせて得られるグラフト共重合体に関する。
本発明におけるグラフト共重合体は、(alとTb)の
共重合体中の一般式Iで表される化合物(blに由来す
る成分の含量は、該共重合体の0.1〜10重量%であ
ることが好ましい。一般式Iの化合物の含量が少なすぎ
ると、耐熱性の効果が不十分となり、また多すぎると、
一般式■の化合物(C)をグラフト重合する際に、グラ
フト度が上昇しすぎ、その結果加工性が悪くなることが
ある。
また本発明におけるグラフト共重合体は、グラフト共重
合体中の一般式IIで表される化合物(C)に由来する
成分の含量が、該グラフト共重合体の0゜2〜50重量
%であることが好ましい。一般式■の化合物の添加量は
、共重合体中の一般式Iの含量に対して相対的に決定さ
れるが、耐熱性および加工性から一般式Iの含量に対し
て1/2倍モルないし等モルの割合で添加することが好
ましい。
さらに本発明におけるグラフト共重合体の数平均分子量
(ポリスチレン換算)は10,000以上が好ましく、
さらに好ましくは30,000以上である。数平均分子
量が10.000未満では当該グラフト共重合体の粘着
性が大きくなり、ハンドリングが非常に困難となる場合
があり、好ましくない。
本発明に用いられる炭素数3〜2oのα−オレフィンと
しては、例えばプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1
、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン
−1、デセン−1,4−メチルペンテン−1,4−メチ
ルヘキセン−1,4゜4−ジメチルペンテン−1,5−
メチルへブテン−1,6−メチルへブテン−1、ドデセ
ン−1、テトラデセン−1、ヘキサデセン−1、オクタ
デセン−1などが挙げられ、これらのうちブテン−1、
ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−11オクテン
−1、ノネン−1およびデセン−1が好ましく、ヘキセ
ン−1が特に好ましい。これらのα−オレフィンは2種
以上併用することができる。
本発明に用いられる非共役ジエンとしては、例えば1.
4−へキサジエン、1.5−へキサジエン、5−エチリ
デン−2−ノルボルネン、4−メチル−1,4−へキサ
ジエン、5−メチル−1゜4−へキサジエンなどが挙げ
られ、これらを2種以上併用することができる。共重合
体中の非共役ジエンの含量は、耐オゾン性の点からコラ
素価として30以下が好ましく、25以下が特に好まし
い。
本発明に用いられる一般式Iで表されるシラン化合物(
blとしては、例えば(2−プロペニル)ジメチルクロ
ルシラン、(3−ブテニル)ジメチルクロルシラン、(
4−ペンテニル)−ジメチルクロルシラン、(5−へキ
セニル)ジメチルクロルシラン、(6−へブテニル)ジ
メチルクロルシラン、 (7−オクテニル)ジメチルク
ロルシラン、(2−プロペニル)−メチルジクロルシラ
ン、(3−ブテニル)メチルジクロルシラン、(4−ペ
ンテニル)メチルジクロルシラン、(5−へキセニル)
メチルジクロルシラン、(6−へブテニル)メチルジク
ロルシラン、(7−オクテニル)−メチルジクロルシラ
ン、(2−プロペニル)トリクロルシラン、(3−ブテ
ニル)トリクロルシラン、(4−ペンテニル)トリクロ
ルシラン、(5−へキセニル)トリクロルシラン、(6
−へブテニル)−トリクロルシラン、(7−オクテニル
)トリクロルシランなどが挙げられる。これらのうち(
5−へキセニル)ジメチルクロルシラン、(7−オクテ
ニル)ジメチルクロルシラン、(5−へキセニル)メチ
ルジクロルシラン、(7−オクテニル)メチルジクロル
シランが好ましい。
本発明に用いられる一般式IIで表される化合物tel
としては、市販の両末端水酸基変性シリコーンオイル、
両末端カルビノール変性シリコーンオイルが使用でき、
具体的には例えばポリジフェニルシロキサン末端シラノ
ール、ポリジメチルシロキサン末端シラノール、ボリジ
メチルジフェニルポリシロキザン末端ジフェニルシラノ
ール、ポリジメチルメチルビニルシロキサン末端シラノ
ール、ポリジメチルシロキサン末端カルビノール等が用
いられる。
本発明のベースとなる共重合体の製造に使用されるチグ
ラー・ナッタ触媒は、遷移金属成分がチタン化合物また
はその組成物である限り、特に制約はなく、従来公知の
チタン化合物を用いることができる。このチタン化合物
またはその組成物の例としては、(イ)四塩化チタン、
三塩化チタンおよびその組成物(例えばTiCj23 
、A/Cn3)、二塩化チタンおよびその組成物などの
ハロゲン化チタン化合物、(ロ)四塩化チタン、三塩化
エトキシチタン、三塩化チタン、テトラブトキシチタン
などのチタン化合物を各種の担体に、場合により有機酸
エステル、水、アミン類、アミド類、エーテル類、アル
コール類などの電子供与性化合物とともに担持させた、
いわゆる担持触媒成分などを挙げることができる。ここ
で担体とは、単に担体としての働きをする化合物だけで
なく、チタン化合物と必要に応じて添加される他の成分
とともに複雑な複合体を形成し、重合活性、立体規則性
および分子量分布などに微妙な働きをする化合物を意味
し、例えばシリカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、チタ
ニア、マグネシア、塩化マグネシウム、およびその組成
物(例えば、塩化マグネシウムとルイス酸とからなる組
成物など)、オキシ塩化マグネシウム、アルキルアルミ
ニウムジクロリドとの反応生成物などが挙げられる。
前記チタン化合物の組成物としては、主として前記チタ
ン化合物からなり、通常、チタン化合物に対して30重
量%以下のアルキルアルミニウムモノハライドおよび/
またはルイス酸(例えば、塩化アルミニウム、三塩化ア
ンチモン、ハロゲン化リン化合物など)および/または
電子供与体(例えば、エーテル類、有機酸エステル、有
機酸アミド、リン酸アミド類、アミン類、ホスフィン類
など)を含有する組成物や前記担持成分を挙げることが
できる。
本発明で使用される好ましいチタン化合物またはその組
成物としては、例えば四塩化チタン、四塩化チタンを各
種還元剤(例えば、水素、アルミニウム、チタン、有機
アルミニウムなど)で還元して得られる三塩化チタンま
たは三塩化チタン組成物(例えば、TiC63・nAl
1cj!3) 、この三塩化チタン(組成物)を電子供
与体、例えば有機酸エステル、エーテル類、リン酸アミ
ド類などとともに粉砕して得られる三塩化チタン組成物
、四塩化チタンを有機アルミニウムで還元後、エーテル
処理ならびにルイス酸処理して得られる三塩化チタン組
成物、オキシ塩化マグネシウムとアルキルアルミニウム
ジクロリドとの反応生成物、これらをさらにシロキサン
化合物と反応させて得られる化合物、塩化マグネシウム
を担体とし、電子供与体(例えば、有機酸エステル、ア
ルコール類、アミン類、有機酸アミド類、エーテル類、
水)およびハロゲン含有チタン化合物(例えば、四塩化
チタン、三塩化チタン、アルコキシ三塩化チタンなど)
を必須成分として担持させた担持触媒成分が挙げられる
一方、チグラー・ナッタ触媒のもう一方の成分である有
機金属化合物成分としては、周期律表第■〜■族の有機
金属化合物が適当であり、中でも第■族金属、特にアル
ミニウムの有機金属化合物が好ましく用いられる。通常
、好んで用いられる有機アルミニウム化合物の例として
、(イ)トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、トリイソブチルアルミニウム、トリーn−ヘキシ
ルアルミニウムなどのトリアルキルアルミニウム、(ロ
)ジエチルアルミニウムクロリド、ジ−n−プロビルア
ルミニウムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリ
ドなどのジアルキルアルミニウムハライド、(ハ)ジエ
チルアルミニウムヒドリド、ジイソブチルアルミニウム
ヒドリドなどのジアルキルアルミニウムヒドリド、(ニ
)メチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニ
ウムセスキクロリド、n−プロピルアルミニウムクロリ
ド、イソブチルアルミニウムセスキクロリドなどのアル
キルアルミニウムセスキクロリド、(ホ)メチルアルミ
ニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド、イ
ソプロビルアルミニウムジクロリドなどのアルキルアル
ミニウムシバライド、(へ)ジエチルアルミニウムエト
キシド、ジエチルアルミニウムイソプロポキシド、ジ−
n−プロピルアルミニウムー2.6−ジーt−ブチルフ
ェノキシドなどのジアルキルアルミニウムアルコキシド
またはアリールオキシド、(ト)ジメチルアルミニウム
トリメチルシロキシド、ジメチルアルミニウムトリメチ
ルシロキシドなどがある。また、これらの有機アルミニ
ウムと、水もしくは第2級アミン、有機酸エステルとの
反応生成物でもよい。
これらの有機アルミニウム化合物は、単独で使用するこ
とも、また2種以上を併用することもできる。
この触媒の組成比も特に制限はないが、通常はチタン1
原子に対して有機金属化合物が0.1〜2゜000モル
、好ましくは0.5〜1,000モル、さらに好ましく
は1〜500モル用いられる。
触媒の第3成分として必要に応じて用いられる電子供与
性化合物の量は、有機金属化合物1モルに対して、通常
、0.01〜1モル程度使用される。
本発明の共重合体の重合条件としては、重合温度θ〜2
00℃、好ましくは20〜150℃、重合圧力θ〜15
0kg/−・G(G:ゲージ圧力を示す)、好ましくは
0〜50 kg/all HG、重合時間0.1〜3時
間、好ましくは0.5〜2時間が適当である。
また、前記触媒の使用量は、全モノマー1モルに対して
、通常、0.003ミリモル〜0.5ミリモル、好まし
くはO,OO5ミリモル〜O,OO2ミリモル程度であ
る。
重合様式も特に制限はなく、(イ)n−へキサン、n−
へブタン、n−オクタンなどの不活性溶媒を用いるスラ
リー重合法または溶液重合法、(ロ)実質的に溶媒を茄
えることなくα−オレフィンおよび一般式■の化合物が
溶媒の役割を果たすようなスラリー重合法または溶融重
合法などが用いられる。
本発明のグラフト共重合体は、(a)α−オレフィンと
(bl一般式Iの化合物を共重合させるか、または(a
lα−オレフィンと非共役ジエン化合物と(bl −般
式Iの化合物を共重合させ、共重合反応の反応率が十分
上昇した時点、例えば重合転化率30〜100%で、(
c)一般式Hの化合物を添加し、攪拌してグラフト反応
を進行させた後、重合反応を停止させて得ることができ
る。
重合反応停止剤としては、炭素数1〜10のアルコール
、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、ブタノール、ヘキサノール、オクタツール等が用
いられ、これらを脱水精製したものが好ましい。
このようにして得られたグラフト共重合体は、一般のゴ
ム用配合剤、例えば、補強剤、充填剤、軟化剤、活性剤
、熱安定剤、酸化防止剤、架橋剤、架橋助剤または加硫
促進剤等を配合することによって、グラフト共重合体配
合ゴムとして種々の用途に使用される。補強剤としては
カーボンブランク、ホワイトカーボン、塩基性炭素マグ
ネシウム、活性化炭素カルシウム等が挙げられ、充填剤
としては炭酸カルシウム、クレー、タルク、シリカ、ガ
ラス繊維等が挙げられ、軟化剤としてはパラフィン系オ
イル、ナフテン系オイル、アロマ系オイル、シリコーン
オイル等が挙げられる。また熱安定剤および酸化防止剤
としてはフェノール系、イミダゾール系、アミノ系等の
熱安定剤、酸化防止剤が挙げられ、架橋剤としては有機
パーオキサイド、イオウ、臭素化アルキルフェノール、
ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。
また、これらのグラフト共重合体はその他のゴム、例え
ば天然ゴム(NR) 、スチレンブクジェンゴム(SB
R)、ブタジェンゴム(BR)、ブタジェンアクリロニ
トリルゴム(NBR)、シリコーンゴム、フッ素ゴム、
アクリルゴム、スチレンブタジエンスチレンブロソク共
重合体(SBS)、水添SBR,水添NBR、水添SB
S、エチレンプロピレンゴム(EPM)、エチレンプロ
ピレンジエンゴム(EPDM)、ポリヘキセン、ポリブ
テン、ブチルゴム(IIR)等を前述の耐熱性および振
動吸収性能を極端に低下させない範囲でブレンド使用す
ることができる。
これらの配合剤は、一般のゴム用混練機、例えばバンバ
リーミキサ−、ニーダーブレンダー、インターミキザー
、ロール連続混練機により混練りされる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例中のポリスチレン換算数平均分子量は、「ゲルパ
ーミェーションクロマトグラフJ  (竹内著、丸善株
式会社刊行)に記載した方法に準じて下記のようにして
測定した。
まず、分子量既知の標準ポリスチレン(東洋ソーダ社製
、単分散ポリスチレン)を使用して分子量MとそのGP
C(ゲル・パーミェーション・クロマトグラフ)カウン
トを測定し、分子量MとEV (Elution Vo
lume、溶離液量)の相関図較正曲線を作図して、次
いで試料のGPCパターンをGpc測定法によって測定
し、前記較正曲線により分子量Mを決定した。その時の
試料の調製条件およびGPC測定条件は以下の通りであ
る。
A)試料の調製 0−ジクロルヘンゼン溶液に老化防止剤とじて2.6−
ジーt−ブチル−p−クレゾールを0.08%添加し、
溶解させ、試料を0.1%となるように該溶液とともに
三角フラスコに分取する。該三角フラスコを120℃に
加温し、約60分攪拌し溶解させてGPCにかける。な
お、GPC装置内では自動的に0.5μmの焼結フィル
ターで濾過が行なわれる。
B)GPC測定条件 装置:米国ウォーターズ社製、150型カラム:東洋ソ
ーダ社製、Hタイプ サンプル量:500μp 温度:120°C 流速:1mI2/分 カラム総理論段数:lX104〜2X104(アセトン
による測定値) なお、共重合体中の一般式Iの化合物に由来する成分の
含量は、一般式■の化合物をグラフトする前にサンプリ
ングして、赤外分光分析にかけ、予め、α−オレフィン
の重合体または共重合体に一般式■の化合物を混合して
作成した試料について、1260cm−1付近の−31
−CH3に基づくピークを赤外分光分析によって測定し
て得た検量線より求めた。また、グラフト共重合体中の
一般式■の化合物(シリコーンオイル)の含量は、11
00cm−1付近の一3t−0−3t−に基づくピーク
を用い、上記一般式Iの化合物の場合と同様に作成した
検量線より求めた。
また、加硫物性についてはJTSK6301に準じて実
施した。
実施例1 予め窒素置換した3βセパラブルフラスコに精製したn
−ヘキサン21を仕込み、これに共重合モノマーとして
ヘキセン−1を200mj!、7−オクチニルジメチル
クロルシランをl m l仕込み、攪拌後、特開昭61
−255911号公報の実施例1に準じて調製した。担
持Ti触媒をチタンとして0.5ミリモル、トリイソブ
チルアルミニウム20ミリモルを順次添加し、20℃×
1時間重合反応を実施した。ここで共重合体中の7−オ
クテニルジメチルクロルシランに由来する成分の含量を
分析するため少量の共重合体溶液をサンプリングした。
サンプリングが終了後、両末端シラノール変性シリコー
ンオイル(XF40−518、東芝シリコーン社製)2
.5m7!を添加し、室温で1時間攪拌した。反応溶液
に脱水メタノールを添加し、重合反応を停止した。得ら
れた反応溶液をメタノール中に投入し凝固し、100℃
のロールで乾燥した。
生成ポリマーの収量は125g、7−オクテニルジメチ
ルクロルシランに由来する成分の含量は0.55重量%
であった。また、両末端シラノール変性シリコーンオイ
ルの含量は1.3重量%であった。なお、グラフト共重
合体の数平均分子量はポリスチレン換算で51,000
であった。
実施例2 共重合モノマーとしてヘキセン−1を160m1.4−
メチルヘンテン−1を4Qmj!、?−オクテニルジメ
チルクロルシランを1ml用いた以外は、実施例1と同
じ方法で共重合反応およびグラフト反応を実施した。生
成ポリマーの収量は130g、?−オクテニルジメチル
クロルシランに由来する成分の含量は0.50重量%で
あった。また両末端シラノール変性シリコーンオイルの
含量は1.2重量%であった。また共重合体中のヘキセ
ン−1の含量は71重量%であった。なお、数平均分子
量はポリスチレン換算で49,000であった。
比較例1 重合モノマーとしてヘキセン−1を200m1!用いた
以外は実施例1と同じ方法で重合反応だけを実施した。
ポリマー収量は123gであった。
なお、数平均分子量はポリスチレン換算で65゜000
であった。
実施例3 共重合モノマーとしてヘキセン−1’fc 200 m
l、1−オクテニルジメチルクロルシランを3ml用い
、また両末端シラノール変性シリコーンオイルを7゜5
 m 1用いた以外は実施例1と同じ方法で共重合反応
およびグラフト反応を実施した。ポリマー収量は120
g、7−オクチニルージメチルクロルシランに由来する
成分の含量は1.61重量%、また両末端シラノール変
性シリコーンオイル含量は2.8重量%であった。なお
、数平均分子量はポリスチレン換算で52,000であ
った。
実施例4 共重合モノマーとしてヘキセン−1を100mA、4−
メチルペンテン−1を100m1117−オクテニルジ
メチルクロルシランを3ml用い、両末端シラノール変
性シリコーンオイルを7.5ml用いた以外は実施例1
と同じ方法で、共重合反応およびグラフト反応を実施し
た。生成ポリマーの収量は132g、?−オクテニルジ
メチルクロルシランに由来する成分の含量は1.73重
量%、シリコーンオイルの含量は3.0重量%であった
また共重合体中のヘキセン−1の含量は46.7重量%
であった。なお、数平均分子量はポリスチレン換算で4
9,000であった。
実施例5 共重合モノマーとしてヘキセン−1180m11ブテン
−120mβ、7−オクテニルジメチルクロルシランを
1ml用いた以外は実施例1と同じ方法で共重合反応お
よびグラフト反応を実施した。生成ポリマーの収量は1
19g、7〜オクテニルジメチルクロルシランに由来す
る成分の含量は0.42重量%、両末端シラノール変性
シリコーンオイルの含量は1.1重量%であった。なお
、数平均分子量はポリスチレン換算で61,000であ
った。
比較例2 共重合モノマーとしてヘキセン−1を200m117−
オクチニルジメチルクロルシランを1ml用いた以外は
実施例1と同じ方法で共重合反応だけを実施した。ポリ
マーの収量は120g、7−オクチニルジメチルクロル
シランに由来する成分の含量は0.57重量%であった
。なお、数平均分子量はポリスチレン換算で50,00
0であった。
実施例6 共重合モノマーとしてヘキセン−1を200m1.4−
メチル1.4−へキサジエンと5−メチル−1,4−へ
キサジエンとの混合物2mA、5−へキセニルジメチル
クロルシランを1ml用いた以外は、実施例1と同じ方
法で共重合反応およびグラフト反応を実施した。生成ポ
リマーの収量は90g、5−へキセニルジメチルクロル
シランに由来する成分の含量は0.70重量%、コラ素
価は5.2であった。また両末端シラノール変性シリコ
ーンオイルの含量は、1.6重量%であった。なお、グ
ラフト共重合体の数平均分子量はポリスチレン換算で5
5,000であった。
実施例7 共重合モノマーとしてデセン−1を200m/、7−オ
クチニルジメチルクロルシランをl m 14 用いた
以外は、実施例1と同じ方法で共重合反応およびグラフ
ト反応を実施した。生成ポリマーの収量は105g、7
−オクチニルジメチルクロルシランに由来する成分の含
量は0.61重量%であった。また両末端シラノール変
性シリコーンオイルの含量は1.5重量%であった。な
お、グラフト共重合体の数平均分子量はポリスチレン換
算で36゜000であった。
第1表に実施例1〜7と比較例1.2の配合および得ら
れたポリマーの収量、各成分の含量ならびに分子量の測
定結果を示した。
以下余白 試験例1〜5 実施例1.2.4と比較例1.2で得たポリマーを第2
表に示す配合処方により、まずジクミルパーオキサイド
およびイオウを除いた配合物をラボプラストミル(25
0ee)を用いて70℃で4分間混練りし、次いでジク
ミルパーオキサイドおよびイオウをロールを用いて添加
し混練りした。
得られた配合物を160℃で35分間加硫し、物性試験
を実施した。結果を第3表に示した。
常態物性、反発弾性、耐熱老化性についてはJIs  
K6301に準じて実施し、防振特性については岩本製
作所社製粘弾性スペクトロメーターを用い、20℃、1
5Hzでのtanδ、20℃、70HzでのEl、20
℃、IHzでのElを測定し、静動比(E’ 70Hz
/E’ IHz)を求め、tanδと静動比の大小で評
価した。
実施例で得たポリマーは、比較例で得たポリマーに較べ
優れた耐熱性を示すと同時に優れた振動吸収特性を示し
た。
第2表 以15f?日 (発明の効果) 本発明のグラフト共重合体は、耐熱性および振動吸収性
能に優れ、ホース、ベルト、パツキン等の各種工業用品
または割振材等の各種防振ゴム用途に有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)炭素数3〜20のα−オレフィンの1種以
    上、または炭素数3〜20のα−オレフィンの1種以上
    および非共役ジエンと、(b)一般式 I CH_2=C
    H−(CH_2)_n−SiR^1_mX_3_−_m
    ( I )(式中、nは1以上の整数、mは0〜2の整数
    、Xは塩素原子または臭素原子、R^1は水素原子また
    は炭素数1〜5のアルキル基を意味する)で表される化
    合物とをチグラー・ナッタ触媒を用いて共重合させ、さ
    らに該共重合体に(c)一般式II▲数式、化学式、表等
    があります▼(II) (式中、pおよびqは5〜100の整数、rおよびsは
    0または1、R^5、R^6、R^7、R^8、R^9
    およびR^1^0は互いに同一もしくは異なる、炭素数
    1〜6のアルキル基、フェニル基またはビニル基、R^
    1^1、R^1^2、R^1^3およびR^1^4は互
    いに同一もしくは異なる、水素原子または炭素数1〜5
    のアルキル基を意味する)で表される化合物をグラフト
    させて得られるグラフト共重合体。
  2. (2)共重合体中の一般式 I で表される化合物に由来
    する成分の含量が、該共重合体の0.1〜10重量%で
    ある特許請求の範囲第1項記載のグラフト共重合体。
  3. (3)グラフト共重合体中の一般式IIで表される化合物
    に由来する成分の含量が、該グラフト共重合体の0.2
    〜50重量%である特許請求の範囲第1項記載のグラフ
    ト共重合体。
  4. (4)炭素数3〜20のα−オレフィンがヘキセ−1ま
    たはヘキセン−1とヘキセン−1を除く他の炭素数3〜
    20のα−オレフィンとの組合せであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のグラフト共重合体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0224314A (ja) * 1988-05-18 1990-01-26 Carl Freudenberg:Fa ケイ素含有グラフトエラストマーとその製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0224314A (ja) * 1988-05-18 1990-01-26 Carl Freudenberg:Fa ケイ素含有グラフトエラストマーとその製造法

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