JPS63179702A - 加圧成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粉粒体状又は軟塊状の合成樹脂等の成形素材
を加圧成形する加圧成形装置に関するものである。

〔従来の技術とその問題点〕

ディスク状のものや板状のものの成形加工には加圧成形
装置が用いられ、成形素材としては粉粒体状のものや軟
塊状（粘土状）等のものが使用されている。

而して、実際の加圧成形加工においては、成形素材中に
気泡が含まれていると、成形物に空洞部が形成されて不
良品となるおそれがあるし、また、加圧成形後に成形物
を型から取り出す際に成形物が型に貼り付いて取り出し
にくく、無理に取り出そうとすると、成形物の形状を損
なうことが多々あった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の発明者等は、上記のような従来技術の問題点を
解決することを目的として、鋭意研究の結果、成形型を
構成する固定型又は可動型のいずれか一方の型を通気性
を有する多孔質セラミックスで形成し、成形加工時に、
前記多孔質セラミックスで形成した型を通じて成形室内
の空気を抜き取る一方、成形加工後、該型を通じて成形
室内に加圧空気を送給するようにすれば良いことを知得
し１本発明を完成した。

即ち、本発明の構成は、固定型と可動型とから成る成形
型の少なくともいずれか一方の型を多孔質セラミックス
で形成し、固定型に粉粒体状又は軟塊状等の成形素材を
収容して、可動型を固定型に押圧または押圧しながら加
熱することにより前記成形材料を成形するようにし、前
記多孔質セラミックスで形成された型に、該型を通じて
成形室内の空気を抜き取る真空ポンプと同じく成形室内
に加圧空気を送給するポンプとを連結したことを特徴と
するものである。

〔発明の作用〕

多孔質セラミックスで形成された型から該型を通じて成
形室内の空気が真空ポンプで抜き取られるので、成形加
工時に成形素材に気泡が含まれていても、それが前記真
空ポンプにより抜き取られて成形品に空洞部が形成され
ることがなく、また、成形加工後に前記型を通じて成形
室内に加圧空気が送給されるので、成形物の型離れが良
好となり、成形型からの成形物の取り出しが容易となっ
て、成形物の損傷が激減される。

〔実施例〕

次に本発明の実施の一例を図により説明する。

１は基台、２は該基台１に設置した固定型、３は加圧装
置で、その突出棒４の先端に可動板５が定着されており
、該可動板５の下面には空間部６を形成させて多孔質セ
ラミックスから成る可動型７が気密に取付けられている
。７ａは可動型７の外周に取付けた空気漏れ防止部材、
８は基台１に設けた案内棒で、可動板５を該案内棒７に
嵌装し、加圧装置３の突出棒４が上下往復動する際に可
動板５が該案内棒８に案内されて、可動型７が固定型２
に正確に関連するようになっている。

９は真空ポンプ、１０は加圧ポンプで、共にそれらの管
９ａ、　１０ａが空間部６に連通ずるようになっていて
、真空ポンプ９は成形室内の空気を可動型７を通じて吸
引し、排出するようになっており、また、加圧ポンプ１
０はこれにより空間部６内に加圧空気を送給すれば、該
加圧空気が可動型７を通じて成形室内に送り込まれるよ
うになっており、以上により本発明装置の一例が構成さ
れる。

尚、上記実施例においては、可動型７のみを多孔質セラ
ミックスにより形成したが、両型を多孔質セラミックス
により形成しても良いし、固定型２のみを多孔質セラミ
ックスにより形成しても良い。

また、上記の多孔質セラミックスとしては、例えば、ム
ライト系のセラミックス即ち、多孔質ムライト（３Ａ　
Ｑ　２０３・２ＳＩＯＺ　）に鉄粉、ステンレスよりな
る強化繊維及びバインダを加えて焼成したもの等を使用
することが出来る。

而して、上記装置の作用について説明すれば。

次の通りである。

いま、図の状態において、固定型２に粉粒体状又は軟塊
状の成形素材を収容して加圧装置１を駆動し、可動板５
を下動させて可動型７を固定型２に押圧させる一方、真
空ポンプ９を駆動すれば。

成形素材は両型により成形されると共に、真空ポンプ９
により成形室内の空気は可動型７を通じて吸引され、空
間部６を通って排出される結果、成形素材は内部に空洞
部を含むことなく、固定型２゜可動型７の形状に即した
成形物に成形される。

このようにして成形加工が終了したら、真空ポンプ９の
吸引を停止し、加圧ポンプ１０を駆動して、空間部６に
加圧空気を送給すれば、該加圧空気は空間部６から可動
型７を通じて成形室内に送り込まれて、成形物を可動型
７から離型し易い状態にするから、ここで加圧装置１を
駆動し、可動板５を上動させて、可動型７を固定型２か
ら離脱させ、固定型２から成形物を取り出せば、該成形
物は損傷されるおそれなく取り出される。

〔発明の効果〕

本発明は上述の通りであって、固定型と可動型とから成
る成形型の少なくともいずれか一方の型を通気性を有す
る多孔質セラミックスにより形成し、前記セラミックス
により形成された型に、該型を通じて成形室内の空気を
抜き取る真空ポンプと同じく該型を通じて成形室内に空
気を送給する加圧ポンプとを連結し、成形加工時には真
空ポンプにより成形室内の空気を吸引して排出し、成形
加工後は加圧ポンプにより成形室内に空気を送給するよ
うにしたから、成形加工時に成形物に空洞部が形成され
ず、然も成形物の離型も容易に行なわれ、従って、良質
の成形物を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明加圧成形装置の実施の一例を示す概略図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　固定型と可動型とから成る成形型の少なくともいず
   れか一方の型を多孔質セラミックスで形成し、固定型に
   粉粒体状又は軟塊状等の成形素材を収容して、可動型を
   固定型に押圧または押圧しながら加熱することにより前
   記成形材料を成形するようにし、前記多孔質セラミック
   スで形成された型に該型を通じて成形室内の空気を抜き
   取る真空ポンプと同じく成形室内に加圧空気を送給する
   ポンプとを連結したことを特徴とする加圧成形装置。