JPS63178736A - 電源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、複数の制御装置に直流電力を集中給電する
ための電源装置に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は例えば昭和５７年８月１６日初版、新技術開発
センタ出版のマイクロコンピュータ応用ノウハウ集成イ
ンタフェース編に示された従来の電源装置を示す回路図
であり、図において、（１）は主電源としての商用交流
電源、（３２）は負荷（１８）に直流電圧を給電する電
源回路であり、この電源回路（２）は交流電源（１）と
絶縁し、交流電圧を降圧するトランス（３）はトランス
（３）の２次側出力を整流する全波整流回路（４）、平
滑用コンデンサ（５）、シリ−ズレキュレータ、又はＤ
Ｃ−ＤＣコンバータ等の安定化回路（６）、蓄電池（９
）の充電電流制御用抵抗（１６）及び該充電電流制御用
抵抗と並列に接続されたダイオード（１７）とで構成さ
れている。

（１１）は電源回路（２）と負荷（１８）を接続する給
電線であり、この負荷（１８）は、給電線（１１）に接
続されたホームコントローラ等である。

次に動作について説明する。交流電源（１）から印加さ
れる交流電圧は、トランス（３）で降圧された後、全波
整流回路（４）で全波整流されて脈流電圧となる。この
脈流電圧は平滑コンデンサ（５）で平滑され、安定化回
路（６）で安定化され、所定の定電圧の直流電圧が図示
の極性子、−で給電線（１１）を介して負荷（１８）に
供給印加される。

一方、蓄電池（９）は、全波整流回路（４）の出力電圧
である脈流電圧で、充電電流制御用抵抗（１６）を介し
て充電される。

ここで、交流電源（１）が停電になると、蓄電池（９）
の直流電圧がダイオード（１７）を介して安定化回路（
６）に印加される。安定化回路（６）は印加された直流
電圧を余波整流回路（４）から印加された脈流電圧と同
様に安定化し、給電線（１１）に図示の極性子、−で送
出する。

従って、負荷（１８）は、蓄電池（９）からの電圧であ
るか、交流電源（１）から得られた電圧であるかの区別
をすることなく動作を続けることができる。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の電源装置は以上のように構成されているので、停
電時であるか否かを検出することができず、停電時は動
作を停止させてもよい負荷の動作を停止させることがで
きず、その負荷に対する給電のために停電時の電源とな
る蓄電池の容量を増大する必要がある。また、上記負荷
の動作を停電時に停止させようとする場合は、電源から
負荷を切り離す手段に停電になったことを検出して通報
するだめの配線が必要であるなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、１対の給電線に接続された多数の負荷のうち
、停電時に動作を停止させることかできる負荷に対する
給電を停止し、動作を継続する負荷に対する給電を続け
ることのできる電源装置を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る電源装置は、主電源としての交流電源か
ら直流電圧を得る直流回路と該交流電源の停電時に電源
となる補助電源としての蓄電池を備え、その直流回路と
蓄電池を逆極性に給電線に接続する回路切換手段と、そ
の給電線の極性反転を検出して前記交流電源の停電時に
も動作させる負荷には給電を継続し他の負荷への給電を
停止する極性反転検出回路を各負荷と給電線との間に接
続したものである。

［作用］ この発明における極性反転検出回路は、主電源としての
交流電源の停電によって補助電源としての蓄電池の接続
された給電線の極性反転を検出して、停電時にも動作さ
せる負荷には給電を継続し他の負荷への給電を停止させ
ることにより、蓄電池は常時動作を継続する負荷に対す
る給電容量を確保する小容量のものでよく、装置の小形
化を可能とする。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、（２０）は商用交流電源（１）からの交流
電圧から直流電圧を得る電源回路であり、この電源回路
（２０）は交流電源（１）と絶縁し、交流電圧を降圧す
るトランス（３０）の２次巻線（３１）に接続された直
流回路（４１）と２次巻線（３２）に接続された充電回
路（４２）とで構成されている。

」二足直流回路（４１）は２次巻線（３１）の出力電圧
を余波整流する第１の整流回路（４）、平滑コンデンサ
（５）、安定化回路（６）で構成されている。また、充
電回路（４２）は出力巻線（３２）の出力電圧を余波整
流する第２の整流回路（７）、充電電流を制限する充電
電流制御用抵抗（８）、その抵抗（８）を介して充電さ
れる蓄電池（９）とで構成されている。

交流電源（１）に接続された回路切換手段としてのリレ
ー（１０）は、その可動接点（１０−ａ）を交流電源（
１）の給電時には固定接点（１０ａ）に接続し該交流電
源の停電時には固定接点（１０ｂ）に接続する。

（１１）は電源回路（２０）の出力端子に接続された給
電線であり、交流電源（１）による給電時図示の極性子
、−となる。（１２）は給電線（１１）に接続された第
１の負荷であり、この第１の負荷（１２）はマイクロコ
ンピュータ等で成るコントローラ（１２ａ）、コンデン
サ（１２ｂ）、安定化電源（１２Ｃ）とで構成されてい
る。この第１の負荷（１２）は停電時に動作　、を停止
するものであり、例えば家電機器の集中コントローラで
ある。（１３）は第１の負荷（１２）と給電線（１１）
との間に挿入された方向性スイッチであるダイオードで
あり、給電線（１１）か図示の極性のとき導通する極性
に接続されている。

（１４）は給電線（１１）に接続された第２の負荷であ
り、この第２の負荷（１４）はマイクロコンピュータ等
で構成されるコントローラ（１４ａ）、コンデンサ（１
４ｂ）、安定化回路（１４Ｃ）とで構成されている。こ
の第２の負荷は停電時にも動作する必要があり、例えば
セキュリティーセンサの状態を集中表示するコントロー
ラである。（１５）は第２の負荷（１４）と給電線（１
１）との間に挿入された余波整流回路であり、入内端子
を給電線（１１）に接続し出力端子を第２の負荷（１４
）に接続している。

次に動作について説明する。交流電源（１）から給電さ
れているときは、交流電圧がトランス（３）に印加され
る。第１の出力巻線（３１）の交流電圧は全波整流回路
（４）で整流されて脈流電圧となる。この脈流電圧はコ
ンデンサ（５）で平滑され、安定化回路（６）で安定化
される。このとき、リレーコイル（１０）は交流電源（
１）で励磁され、可動接点（１０−ａ）は固定接点（１
０ａ）側に投入される。従って、安定化回路（６）の出
力直流電圧が図示の極性で給電線（１１）に供給される
。

一方、第２の出力巻線（３２）の電圧は全波整流回路（
７）で余波整流され、充電電流制御用抵抗（８）を介し
て蓄電池（９）を常時充電するので、蓄電池（９）は所
定時間後満充電となる。

負荷（１２）は極性反転検出手段としてのダイオード（
１３）を介して給電線（１１）の電圧か印加されるため
、安定化回路（１２ｃ）を介してコントローラ（１２ａ
）に印加される電圧により動作し、例えば家電機器の集
中コントロールを行う。負荷（１４）も同様にして、給
電線（１１）に接続された極性反転検出手段としての全
波整流回路（１５）からの電圧により動作し、例えばセ
キュリティセンサの状態の集中表示を行う。

ここで交流電源（１）が停電になると、リレーコイル（
１０）が動作を停止するので、その可動接点（１０ａ）
は固定接点（１０ｂ）側に投入される。この状態では蓄
電池（９）の電圧が固定接点（１０ｂ）を介して図示の
極性＋、−とは逆極性−２十で給電線（１１）に印加さ
れる。このため、第１の負荷（１２）はダイオード（１
３）が阻止方向になるために、電源が印加されず、動作
を停止する。

一方、第２の負荷（１４）は、給電線（１１）に供給さ
れる直流電圧の極性が変化しても、全波整流回路（１５
）の作用で常に一定の極性の電圧を安定化回路（１４ｃ
）を介してコントローラ（１４ａ）に印加されるため、
コントローラ（１−Ｏ− ４ａ）は動作を継続する。

このようにして、主電源の停電時にも動作することか必
要な第２の負荷（１４）例えばセキュリティーセンサの
状態の集中表示を行うコントローラだけを、補助電源か
らの給電によって選択的に動作させ、停電時には動作を
停止させる第１の負荷（１２）例えば家電機器の集中コ
ントローラ等への給電を停止させることができる。

なお、上記実施例では、主電源の停電時にのみ、負荷（
１２）の動作を停止させる場合について説明したが、ダ
イオード（１３）の極性を反対にすれば、負荷（１２）
は停電時にのみ動作できるようになる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、給電線に直流電圧を
供給する電源回路の出力電圧の極性を、この電源回路の
主電源となる商用交流電源の給電時と停電時で反転する
ように構成し、この極性反転を検出して負荷への給電を
停止したり、給電を継続させるように構成したので、主
電源の停電時にも動作するコントローラと停電時には動
作を停止するコントローラを容易に選択制御することが
できる。その結果、補助電源としての蓄電池は常時動作
を継続する負荷に対する給電容量を確保する小容量のも
ので足り、電源装置の小形化に極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による電源装置を示す回路
図、第２図は従来の電源装置を示す回路図である。 図において、（１）は交流電源、（９）は蓄電池、（１
１）は給電線、（１２）は第１の負荷、（１３）は方向
性スイッチ（ダイオード）、（１４）は第２の負荷、（
１５）は全波整流回路、（２０）は電源回路、（４１）
は直流回路である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　弁理士　大　岩　増　雄 （他　２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）交流電源を直流電圧に変換する直流回路と該直流
   回路の出力で充電する蓄電池と該交流電源の停電を検出
   して前記蓄電池を前記直流回路の極性と逆極性に給電線
   に接続する回路切換手段とを有する電源回路と、前記給
   電線に接続され前記交流電源の停電時に動作を停止させ
   る第１の負荷と、前記給電線に接続され前記交流電源の
   停電時にも常に動作させる第２の負荷と、停電時に給電
   線に供給される極性電圧に対して遮断方向に前記第１の
   負荷と給電線との間に接続した方向性スイッチ素子と、
   前記第２の負荷と給電線との間に接続した全波整流回路
   とを備えた電源装置。