JPS63177795A - グリシン種の形質転換,体性胚形成および全植物体再生の方法 - Google Patents

グリシン種の形質転換,体性胚形成および全植物体再生の方法

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JPS63177795A
JPS63177795A JP62195148A JP19514887A JPS63177795A JP S63177795 A JPS63177795 A JP S63177795A JP 62195148 A JP62195148 A JP 62195148A JP 19514887 A JP19514887 A JP 19514887A JP S63177795 A JPS63177795 A JP S63177795A
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tissue
somatic
embryo
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JP62195148A
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グレン ビー.コリンズ
デビッド エフ.ヒルデブランド
ポール エー.ラッチェリ
トーマス アール.アダムズ
ウェイン エー.パロット
リン エム.ハートウェック
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Mycogen Plant Science Inc
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Lubrizol Genetics Inc
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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ダイズおよび他のグリシン劉bj四銭種の体
性組織からの形質転換および全植物体再生の方法に関す
る。
(関連する出願) 本出願は、係属中の出願番号第893,256号(19
86年8月4日出願)の部分継続出願である。
(従来の技術) 体性組織培養物からのダイズおよびその関連物の再生を
達成する方法が、長い間求められていた。
タバコおよびペチュニアのような容易に再生しうる種と
異なり、ダイズについては9体性組織から植物体全体を
再生する初期の試みが成功していない。このような方法
は、ダイズもしくはその種〔例えば、G、ソーヤ(G、
5oja)に〕、望ましい特色(その特色とともに生育
しうるちの)を導入するのに非常に好適である。このよ
うな方法はまた。ヱグロバタテリウムによる感染または
他の方法による細胞の形質転換を許容するということで
遺伝子工学者に利益をもたらす。このことにより、外来
の(異種)  DNAを含む形質転換細胞が培養物中に
得られ、それにより、植物体全体が再生される。
この全植物体は種子を生じ、外来遺伝子を発現する。
グリシン キャネッセンス(G、canesc印Uおよ
びグリシン クランデスチナ(G、clandesti
na)のような野生のものについては、成功しているに
もかかわらず、グリシンの亜族(sabgenus)で
あるソーヤ(soja) (グリシン マックス(G、
rnax ;ダイズ)およびグリシン ソーヤ(G、5
oja)を含む〕については、それを再生する方法かほ
どんど開発されていない。P、A、Lazzeri ら
(1985)の「ダイズの未熟子葉組織からの植物再生
法J (Plant MolecularBiolog
y Reporter、第3巻No、4.160〜16
7頁);およびり、F、tIildebrandら(1
986)の「ダイズ〔Gl cine max (L、
)Merr、 )  (Biotechnology 
inAgriculture and Forestr
y+第2巻:CropsI(Y、P、S、Bajaj 
ed、) 283〜308頁〕を参照されたい。
文献に記載された旦しハ虹種の胚形成を含む手法のほと
んどでは、胚を形成する誘導培地としてオーキシンを含
有する基本培地が提供される。胚が形成された後、その
胚は成熟培地に移され、そして、シュート(茎・葉)を
伸長させるためにサイトカイニンを含みオーキシンを減
少させた培地に移される。しかし、正常な体性胚を高頻
度で得るための助けとして、  NAAを高濃度で使用
することが好ましいこと、またはIJ! (炭水化物)
およびオーキシンの濃度を共働的に低下させることはこ
れまでに知られていない。さらに、 G、mayまたは
他の牡践釦(種を再生する方法において高効率を提供す
るために、任意のオーキシンを含有する培地で体性胚を
生じさせる特殊な子葉細胞はいまだに確認されておらず
、そして単離されていない。
W、D、Beversclorfらは、  ’す1江胛
工種の組織培養で得られる分化の程度(1977) 、
 (Crop Sci、第17巻。
307〜311頁)において2体性胚形成を報告してい
るが、その胚のいずれもが「発芽」しなかった。
2、4−D (2,4−ジクロロフェノキシ酢酸)およ
び/またはNAA (α−ナフタレン酢酸)および2%
のシー!糖を含有する誘導培地を、 G、maxおよび
いくつかの関連した種の胚軸または成熟した子葉組織ま
たは先端部、または胚の培養に用い、 Beversd
orfらは、いくつかの品種について胚様の構造物を得
た。しかし、それらは小植物体へとは発達しなかった。
56種のダイス品種の胚から発達した子葉は。
2■/lの2.4−Dおよび2 mg / 12のNA
Aを含有する培地上でカルスおよび「非カルス」構造に
発達した。しかし、それらのいずれもがそれ以上発達し
なかった。
T、Y、Chengら(1980)は「培養物中のダイ
ス子葉分節からの植物再生J (Plant Sci、
 Lett、第19巻。
91〜99頁)において、調整した子葉分節を用いて。
培養物中でダイスの複数の茎・葉・芽の形成を促進する
ことを報告している。用いた培地は3%のショ糖(スク
ロース)および0.25μ袴のオーキシンIBM(イン
ドール酪酸)を含有していた。この方法は2体性組織を
使用することを包含しない。しかし9種々の培地の有効
性を評価するために全形成能を有する細胞を含む外植を
用いている。土壌中で独立して生育し得る全植物体が再
生したことは明らかには報告されていない。
I+、5akaらは、「培養物中のダイズ茎分節におけ
る複数のシュート形成の促進J  (Plant Sc
i、 Lett。
第19巻、193〜201頁(1980) )において
、オーキシンIBMおよび3%のシュークロースまたは
イ也の炭水化物を含有する培養培地中でG、maxの茎
分節または先端部分からの茎・葉・芽の形成を同様に述
べている。この報告は2体性組織の使用を包含せず1通
常、茎・葉を形成しうる組織を使用し。
生育のための種々の培地の有効性を評価している。
植物体全体の再生は報告されていなかった。
’f 、Kameyaらは、「旦圧几(種の胚軸部分か
らの植物再生J (Plant Sci、 Lett、
第21巻289〜294頁(1981) )に、正常な
植物を再生するために。
G、canescensおよびG、 tomentel
 Iaの胚軸の使用を開示している。これらの胚軸は、
  NAAおよびBA(6−ベンシルアミノプリン)が
種々の濃度で添加されたMS培地で培養される。G、m
axおよび飢放ハを含む8種のテストされたもののなか
で、茎・葉の高頻度の再生が観察されたのは、1〜5■
/lのBAおよび0.1〜2 mg/ 1.のNAAを
用いたG、canescensの胚軸からである。全植
物体が再生された。
G、C,Ph1llipsらは、「ダイスの懸濁細胞培
養物からの体性胚の誘発および発達J (Plant 
Ce1l TissueOrgan Cu1trre 
、第1巻、  123〜129頁(1981)で。
G、soおの懸濁培養液から単一のシュートが得られた
ことを報告している。種々のオーキシンがバーゼルL2
およびSL2基本培地と組み合わせて評価された。紅並
ハの培養物から単一のシュートが得られた。この培地は
NAAを0.1〜13.4μM(約0.02〜2.7m
g/f)の割合で含有する。スクロース濃度は2.5%
から12.5%が使用された。虹並りの培養物から単一
のシュートが得られた。この培養物は。
2.25μMの2.4−D (0,45mg/ I!、
)を含むSL2培地で生育し、同量の2.4− Dおよ
びサイトカイニン、抗オーキシンおよびジベレリン生°
合成抑制物を含有するL2培地に移された。
K、に、Karthaらは、「マメ科植物穀物の分裂組
織からの植物再生:ダイズ、ササゲ、ピーナツ、ヒヨコ
マメおよびインゲンマメJ  (Can、J、Bot、
第59巻、 1671〜1679頁(1981) 3に
おいて、3%のスクロースおよび1μM/lのNAAを
含む培地におけるダイスの茎頂分裂組織からの植物の再
生を開示している。植物体全体が再生した。しかし、こ
の論文は新しい植物を生じさせるのに体性組織を使用す
ることは開示されておらず1分裂組繊細胞の正常な連続
的分化を利用している。この文献は主としてこの目的の
ための好適な培地の決定に関する。
B、D、Reynoldsらは、 1982年8月8〜
13日にアイオワ州エームズで開催されたアメリカ園芸
科学会の79年会において、 [ダイスの1次およびカ
ルス外植からの胚の形成」と題して報告を行っている。
この報告では、すl貢1Ll卦−を種々の培地で培養し
たときの1次外植(胚軸1葉および根)がらの胚の形成
が述べられている。この抄録においては。
培地を明確に規定しておらず、詳細についても述べられ
ていない。胚段階を越えて植物が再生されることについ
ても述べられていない。
M、L、Christiansonらは、「形態形成能
を有するダイズ懸濁培養」第222巻、632〜634
頁(1983)でG、mayの胚軸片からの小植物体の
再生を報告している。この方法では、胚芽誘導培地とし
てMS (ムラシゲ−スクーグ)培地が用いられている
。但し、このMS培地中の窒素塩は)クエン酸アンモニ
ウム20μ台に置き換えられ、さらに2.4−Dまたは
TAA  (インドール−3酢酸)が5 mg / f
2の割合で含有されている。この文献においては、上記
の窒素塩の置換が上記方法において重要であると述べら
れている。ただひとつの組織だけが1例外的に胚を形成
した。従って、これは偶然であり得。
再現性がない事柄であり得る。事実、この実験を再現性
よく繰り返して行ったことは述べられていない。胚を、
 IB八を0.005mg/ 12 、そしてBAを0
.2mg/lの割合で含有する培地に移すと茎・葉の形
成が起こる。この茎・葉をIAAを0.1mg/p、の
割合で含有する基本培地に移すと根が形成され、小植物
体が得られる。
米国特許第4,548,901号(Chris tia
nsonらに付与)は、上記研究を基礎とし、形態形成
能のある植物再生培養を行う方法の改良を特許請求の範
囲に開示している。この方法においては、大量に播種さ
れたマメ科植物の植物体の外植はうまく培養され、そし
て、外性オーキシンおよびアンモニウム塩を含み、硝酸
イオンを含有しない培地に選択的に移される。この特許
はまた。マメ科植物の双極胚を形成させる方法を特許請
求の範囲に開示している。この方法には、数段の培養工
程が包含され、外性オーキシンおよびアンモニウム塩を
含有し硝酸イオンを含まない培地を使用することが包含
される。この出願の実施例においては、上記の内容が述
べられているが、この時点においては根の形成は暗に示
唆されているだけであり、この特許を出願する時点にお
いては1発根は達成されていなかったことを示す。
Christiansonらの論文、およびChris
tiansonらの特許出願または特許請求の範囲にお
いては、いずれの場合にも、土壌で独立して生育するこ
とが可能であり種子をつくることの可能な全植物体を再
生することができない。
J、M、旧dho1m らは、 「すl劇1東舌鼾且邦
旦那−組織培養からの茎・根の再生J  (Plant
 Ce1l Reports。
第2巻、19〜22頁、 (1983))において、 
G、canescensの子葉および胚軸から得られる
カルスがら誘導される茎・葉の誘導に′ついて報告して
いる。この茎・ 葉の誘導には、  0.5mg/j2
のNAAおよび3%のスクロースを含有する培地を含む
いくつかの培地が用いられている。全植物体は再生され
ず、根の形成はまれであった。
0、L、Gamborg らは、 「且i種の細胞培養
における体性胚形成J  (Plant Ce1l R
eports、第2巻、  209〜212頁(198
3) )において、数種の5種の胚軸組織の細胞懸濁培
養からの体性胚形成を報告している。このjb旦暉W一
種には、り上り1(l卦−の(試験された7種からの)
3つの品種が包含される。胚誘導培地は、主要塩として
SLを含み、微量養分およびB5培地のビタミン類、1
0■/lのカザミノ酸、15μHの硫酸アデニン、0.
2μM(0,041T1g/l)のピクロラム(Pic
loram)および0.025〜0.25μHのAM0
1618を含有する。胚を誘導するにはピクロラムが最
も有効であることが見出された。
しかし、それは0.5〜5.0 μM(0,1〜0.4
 rng/ l )の2.4−Dで置き換えることが可
能であった。オーキシンとしてNAAを用いた場合には
胚は誘導されなかった。胚が誘導された後、それらは、
サイトカイニンを含むSL成長培地に移される。根が形
成されたが茎・葉は形成されなかった。
ヨーロッパ特許出願第85109344.3号(Sun
geneTechnologies Corp、+ 1
986年2月19日公開)には。
ダイズの再生方法が開示されている。この方法において
は、4つの独立した培地を使用することが包含される。
この培地は、胚誘導培地、培成熟培地、茎・葉生育培地
および発根培地である。上記胚誘導培地は、  0.5
〜10mg/ lの2.IIDまたは1.0〜3.Or
ng/ IIのIAA、および3.0〜10mg/ I
!。
の2,4−Dおよび2%〜3%のスクロースを含有する
ことが開示されている。実施例のなかには。
根が形成されたことは明らかに述べられていない。
特許請求の範囲は「小植物体」に関する。土壌中で独立
して生育し得る全植物体の再生は、特許請求の範囲に開
示されていない。
B、J、Liら(1985)、 rダイズ□阻μ違!J
鮭における体性胚形成および小植物体再生J (Pla
nt Ce1lReports+第1lReports
+347ページ)は、未成熟のダイスの胚から採取され
た単細胞から小植物体が得られたことを報告している。
豆果をまず液体窒素中で冷凍した後に60°Cの水浴中
に20分間浸す必要があることが開示されている。未成
熟の胚は切開され、培養のために小部分に切断された。
そのようにして作られた培養物から単細胞を得るために
フィルタリング技術が適用され、報告されるところによ
ると、95%の効率であった。胚誘導培地は2%のショ
糖および1から2 mg / lの2,4−Dを含んで
いた。小植物体の再生は記述されているが、植物全体の
再生の報告はされていない。本出願人はこの作業の再現
を試みたが失敗に終わった。その理由は2組織の冷凍お
よび解凍により組織が死んでしまうかあるいはそれ以上
の成長能力が破壊されてしまうからである。
B、Lippman等(1984)、  rダイス(G
l cine max□L、Merr)の子葉組織の体
性胚の誘導J (Plant Ce1lReports
+第1lReports+218ページ)はG、max
がらの未成熟の子葉を用いて、0.5からL■/lの2
.4−Dおよび0.25から2%のショ糖を含む培地中
で胚を形成することを述べている。0.5μM#2のゼ
アチンを含むし2培地を用いたいくつかの場合に、茎葉
の分化および根の形成が観察された。オーキシンとして
2.4−Dでなく  NAAを用いた場合には胚の形成
は観察されなかった。2%を上回るショ糖または1.5
を%を上回るグルコースを含む培地では胚は形成されな
かった。全植物体の再生は報告されていない。
J、E、Grant(1984)、 ’ダイスの多年生
の野生類縁であるGl cine canescens
の子葉組織からの植物体の再生J (Plant Ce
1l Ti5sue Organ Cu1ture。
第3巻、169〜173ページ)の報告するところによ
ると、  0.1μM(0,02mg/l)のNAAお
よび3%のショ糖を含むMS培地を用い、 G、can
escensの未成熟の胚からの子葉組織を!して胚の
形成が行われた。この文献は、牡匹江虹種からの全植物
体の初の再生について述べたものであると主張している
。しかし、 G、maxの再生は開示されていない。
J、P、Ranch等(1985)  rダイスの胚か
ら誘導された組織培養物からの植物再生J (In V
Itro Ce1lular& lllevelopm
ental Biology、第21巻、第11号、6
53〜658ページ)は、 G、n+axおよび恥並口
の未成熟の胚および胚から切り取られた子葉を用いて胚
が形成され、その胚から繁殖可能な全植物体が再生した
ことを述べている。胚誘導培地としては、 22.5か
ら45.2μM (5,Qから10.0mg/ It 
)の2.4−Dおよび3%のショ糖を含むMS培地が用
いられた。B5にIBAおよびABAを加えた胚成熟培
地が1発芽培地へ移すに先立って用いられた。繁殖可能
な全植物体が発生した。誘導培地にNAAは用いられな
かった。出願人の発明に対してこの文献が先行技術とし
て当然適用され得るとは、出願人は認めない。
C,A、Newell等(1985)は、 [すcin
e canesc旦邦−におけるプロトプラストの培養
および植物再生」(Plant Ce1l Ti5su
e Organ Cu1ture、第4巻、145〜1
49ページ)において、 G、canescensの胚
軸組織からとられたプロトプラストからの植物全体の再
生について述べている。報告されている実験において、
胚形成誘導培地はBAを0.4mg/ f 、  NA
Aを0.1mg/j!および1.omg/j2含んでい
る。基本培地は、R培地の主要塩およびCL培地の浸透
圧からなり、 6.84mg/p、のショ糖に加えてマ
ンニトール、ソルビトール、キシリトールおよびイノシ
トールをそれぞれ25mMずつ含んでいる。
U、B、Barwale等(1935) r胚形成およ
び器官形成を経た数種の遺伝子型のダイスのカルス培養
による植物再生J (Planta、第167巻、 4
73〜481ページ)は、ダイスの未成熟の胚を用いて
43.0μM(8,9■/1.’)のNAAおよび3%
のショ糖を含むMS培地上に胚を得ることを開示してい
る。子葉および胚軸を両方とも含む無傷の胚が用いられ
た。植物全体が再生された。
Usha B、Barwaleの修士論文「植物再生潜
在力についてのダイス品種のスクリーニングおよび未分
化組織からのダイスの再生J  (1986年3月16
日にイリノイ大学図書館により目録に載せられた)は1
59ページおよびそれ以降で、未成熟の胚全体を培養し
、不定胚形成カルスを作り出すことを開示している。開
示された培地は3%もしくはそれ以上の炭化水素および
12mg/lを上限とするNAAを含んでいる。
H,R,Kerns等(198,6) rダイス(Gl
 cine max□L、Merr、)の懸濁培養にお
ける子葉性節茎葉増殖と体性胚の発達との相関j (P
lant Ce1l Reports+第5巻、140
〜143ページ)は、6%のショ糖および0.4mg/
lの2.4−Dを含む液体培地を用いた。
発芽した種からの胚軸および子葉組織より得られた組織
上での胚の誘導を開示している。胚からの植物全体の再
生は報告されていない。
形質転換された牡匹釦虹種植物の再生は未だ報告されて
いないが、釦皿画虱肛旭し一鋤血間の相互作用について
はいくつかの文献で論じられている。
H,C,Pedersen等(1983) 、  rダ
イスのクラウンゴール腫瘍の誘導および対外培養」(P
lant Ce1lRepor ts 、第2巻、  
201〜204ページ)は、接種部位を封入して脱水反
応を避けることによる。 G、maxのアグロバクテリ
ウムへの感染の初の成功を論じている。形質転換された
カルス組織から時折銀が出現することを除けば、この文
献では、形質転換された組織からは形態学上の構造は発
達しなかったこと、およびBAPとNAAとを用いて再
生を誘導しようとする試みは不成功に終わったことが述
べられている。
(以下余白) E、E、Hoodら(1984)  ’“植物の遺伝子
工学に対して可能性を有するTiプラスミドベクター、
 pTiB。
542の制限エンドヌクレアーゼマツプ゛、 Bio/
Technology2 : 702−709.にはA
281株を利用した大豆(cv、 Wayne)のアグ
ロバクテリウム(釦皿画牡erium)感染が記載され
ている。E、E、Hoodらによる後の論文、″大豆お
よびアルファルファ植物のアグロバクテリウムチューメ
ファシエンス(u皿ユbacterium tumef
acients)A281によって刺激された腫瘍にお
けるT−DNAおよびオピン合成遺伝子座′。
J、Bacteriol、 168:1283−129
0(1986)には、アグロバクテリウムに感染した大
豆におけるT−DNAはアルファルファにおけるT−D
NAとは異なる長さを有することが開示されている。
W、Lranzhengら(1984) 、  ”アグ
ロバクテリウムチューメファシエンスによるグリシン孤
り旦匹戸の多年化種における腫瘍の誘発および遺伝子移
入。
”Proceedings of the World
 5oybean Re5earchConferen
ce II 、 Ames、 Iowa、 1984.
195−198には。
15株のアグロバクテリウムチューメファシエンスの培
養物を、数多くの他のグリシン種だけでなく984種の
Gomaxに接種して感染させることにより腫瘍を誘発
する試みが記載されている。処理された3137のG、
 max植物の中、腫瘍はわずか4つに誘発された。植
物再生の試みは行われなかった。
R,Wyndaleら(1985) 、  ”大豆クラ
ウンゴールおよび未転移のカルスの生長周期の間の内生
IAAおよびサイトカイニンのダイナミックス”’ 、
 PlantCell Physiol、 26 : 
1145−1154.には大豆におけるアグロバクテリ
ウム感染およびIII瘍形酸形成いて記載され、ug組
織中のサイトカイニンが高レベルであることが見出され
た。
L、D、Owensら(1985)、 ”TiまたはR
iプラスミドを宿すアグロバクテリウム株に対する大豆
の応答の遺伝子型変異性” 、 Plant Phys
iol、77 : 87−9Cには腫瘍形成およびオピ
ン合成によるアグロバクテリウム感染に対する。大豆の
各種遺伝子型の応答が記載されている。
H,Bialyによる非授権的な報告、“形質転換され
た大豆; cGMPの新しい役割” 、 Bio/Te
chnology3 : 200−201.にはTiプ
ラスミドによって移入されたカナマイシン耐性遺伝子の
大豆細胞培養物における発現の記述が与えられている。
再生については報告されていない。
D、T、Xudirkaら(1986)、  ”組織培
養物中におけるアグロハクテリウムチューメファシェン
スと葉の外植片の反応” 、 Can、J、Genet
、Cytol、28 : 808−817、には大豆の
創傷組織が傷害を受けた後4時間だけは依然としてアグ
ロバクテリウム感染を受けやすいことが開示されている
R,B、Simpson ら(1986)、  ”アグ
ロバクテリウムチューメファシェンス由来の無力化され
た(disarmed)バイナリ−ベクターはアグロバ
クテリウムリゾジェネス(A robacterium
 rhizo enes)において機能する” 、 P
lant Mo1ecular Biology 6 
: 403−415+にはアグロバクテリウムリゾジェ
ネスの他の領域(vir領域)をバイナリ−ベクター系
におけるアグロハクテリウムチューメファシエンスに利
用して(形質転換された毛状根を生産する効率の低い)
大豆を形質転換することが開示されている。E、A、 
 。
ShahimおよびRoB、Simpson、 198
6年度大豆の分子および細胞生物学に関する会議(Am
es、 Iowaにて開催)の公演予稿2表題“アグロ
バクテリウムリゾジェネスによる外来遺伝子の大豆への
導入および発現”″には上記論文中に開示された研究が
要約されており1体性胚は形質転換された大豆の根から
形成されたと述べられている。この要約ではりゾジェネ
スに誘発された毛状根は再生して全植物体となり得ると
推測しているが、全植物体の再生が達成されたか、ある
いはこのような再生が可能であったということは指摘さ
れていない。
L、D、Owens ら(1985) ”TiまたはR
iプラスミドを宿すアグロバクテリウム株に対する大豆
の応答の遺伝子型変異性” 、 Plant Phys
iol、第77巻、 87−94゜にはG、maxおよ
びG、並ハの効果、そしてアグロバクテリウムによる感
染に対する感受性の成熟度が記載されている。感染は2
〜3週齢の植物の第2節および第3節の間の創傷に5X
10”細胞/ mflを含む、細菌懸濁液10m1を塗
布することによって行われた。
D、Facciotti ら(1985)、  ”アグ
ロバクテリウムで形質転換された大豆組織におけるキメ
ラ遺伝子の光誘導発現” 、 Biotechnolo
gy、第3巻、 241−246゜には大豆の小サブユ
ニットのカルボキシラーゼ遺伝子の5゛部分に連結した
カナマイシン耐性遺伝子を含むアグロバクテリウムチュ
ーメファシェンスを注入することによって若い大豆植物
を形質転換することが記載されている。形質転換された
腫瘍カルス組織においてカナマイシン耐性遺伝子の発現
が得られた。形質転換された組織の再生は報告されなか
った。
M、C,Byrne ら(1987)、  ”アグロバ
クテリウムー大豆の相互作用における株特異性および品
種特異性−Plant Ce1l、 Ti5sue a
nd Organ Cu1tures1び3−15.に
は腫瘍形成による大豆の各種遺伝子型の各種アグロバク
テリウム株に対する応答が考察され、形質転換された腫
瘍組織におけるカナマイシン耐性の発現が記載されてい
る。
上述の技術において、 NAAを用いた体性胚形式およ
び大豆の全植物体の再生、あるいは15■/I!。
程度の濃度のオーキシン、または2%を越えない炭水化
物および低パーセントのオーキシンの協同的組み合わせ
を用いた。グリシン種の再生を記載したものはない。さ
らに、上記の技術には、効果的な形質転換に対する十分
高い再生効率が9選択された(特に、胚形成)細胞を、
移入されるべきDNAと接触させることによって達成さ
れ得るという示唆または開示が存在しないばかりか、こ
のような形質転換が抗生物質に対する耐性遺伝子のよう
な選択可能なマーカを使用することなく成就し得るとい
う示唆または開示も存在しない。
(発明の要旨) 本発明のグリシン種植物の体性胚形成方法は。
(a)該植物の未熟胚から子葉組織を切り取ること。
および(b)該子葉組織を少なくとも約15mg/p、
の濃度でNAA類のオーキシンを含有する誘導培地上で
培養すること、を包含する。本発明のグリシン種植物の
体性細胞から植物体全体を再生する方法は。
約2%(w/v)より少ない炭水化物および約5.0m
g/lと約50mg/j2との間の濃度でオーキシンを
含有する培地上に該細胞を培養して胚を生成させること
、および該胚を適当な培地上に配置して植物体全体を生
成させることを包含する。本発明の外来DNAを含有す
るグリシン種植物を生産する方法は、(a)繁殖能力の
ある三日月領域を有する核種の未熟胚から採取された子
葉組織を解離すること。
(b)該外来DNAが該解離された組織の細胞へ組み込
まれるように該組織を該DNAと接触させること。
(C)該解離された組織を該組織用胚形成培地と接触さ
せて体性胚を生成すること、および(d)該体性胚を外
来DNAを含有する全植物体の適当な再生用培地に移す
こと、を包含する。
グリシン種の未成熟胚から子葉組織を切除し。
好ましくは胚軸をそこから除去することを包含する1体
性組織から胚を生産する方法が提供される。
好ましくは、用いられるグリシン種は大豆(グリシンマ
ックス)またはグリシンマックスと容易に交雑するグリ
シンソーヤであり、最も好ましくはグリシン種はグリシ
ンマックスである。
ここに記述される体性胚形成の方法は、大豆および他の
グリシン種の体性組織から全植物体を再生するのに有用
である。“′体性組織”という用語は、胚細胞または配
偶子を含まない組織を意味する。体性組織は栄養組織お
よび栄養細胞からなる。
“′体性胚形成”ば5培養前には苗条または根の分裂組
繊を含まない体性組織または体性細胞から苗条および根
軸を有する胚を形成することを意味する。“′分裂組繊
゛とは分化して特殊化した組織を形成する娘細胞を木質
的に生産し得る細胞からなる組織を意味する。“誘発培
地”、“′胚誘発培地゛および“胚形成培地°”という
用語は、ここでは同義語として用いられる。
本発明の第1の実施態様において、子葉組織はN A 
A tiのオーキシンを高濃度で有する培地上で培養さ
れる。NAA類は、ここではI^へ(インドール−3−
酢酸)、IB八(インドール−3−醋酸)、およびNA
A(α−ナフタレン酢酸)を含むように定義される。 
NAA濃度は好ましくは少なくとも約15mg/nであ
り、そして少なくとも約30〜50mg/ρまでであり
得る。培地には、さらに炭水化物、好ましくはスクロー
ス、グルコース、フルクトース、マルトース、ガラクト
ースおよびキシロース、そしてそれらの混合からなる群
より選択された炭水化物。
さらに好ましくはスクロースが約3%またはそれ以下の
濃度で含まれるべきである。
本発明の第2の実施態様においては、低濃度のオーキシ
ンおよび低濃度の炭水化物の協同的組み合わせを胚誘発
に用い得る。オーキシンはNAA類または2.1−D類
からのものであり得る。2,4−り頻は、ここでは2.
4− D (2,4−ジクロロフェノキシ酢酸)、ピク
ロラム(ダウケミカルCo、)(4−アミノ−3,5,
6−)リクロロビコリン酸) 、 pCPA(パラクロ
ロフェノキシ酢酸) 、 2,4.5−T(2,4゜5
−トリクロロフェノキシ酢酸)、およびジカンバ(サン
トスコーポレーション)(2−メトキシ。
3.6−ジクロロ−〇−アニス酸)を含むように定義さ
れる。ここに請求された本発明を実施するためには、 
 NAAに類似の能力および操作特性を有するオーキシ
ンは、  NAA類に属し、そしてNAAと等価である
と考えられる。また、2.4−Dに類似の能力および操
作特性を有するオーキシンは、2.4−D類に属し、そ
してそれと等価であると考えられる。
低濃度の炭水化物の不在下における2、4−D類のオー
キシンの最適濃度は約5 mg / Qと約10 mg
 /lの間であり、  NAA@のオーキシンの最適濃
度は約15mg/l以上、好ましくは少なくとも約30
mg/1以上であることが見出されている。高好率の正
常な胚誘発は、  NAA濃度が6.25mg/ (l
程度の低い場合でさえ0.5%u/vの炭水化物で起こ
る。胚形成の効率は、出願人により炭水化物濃度に逆比
例することが見出されており、オーキシン濃度が低い場
合には、胚形成の効率が一般に損なわれず。
場合によっては向上するということが見出されたのは驚
きであつた。
NAAを使用すれば2.4−Dよりも多くの正常な形態
を有する再生物を産生ずることが見出されている。従っ
て、  NAAまたはNAA類のオーキシンが好ましい
この第2の実施態様において、(上で考察したような種
類の)炭水化物は、低濃度、好ましくは約2%またはそ
れ以下、そしてより好ましくは約1.5%またはそれ以
下で存在すべきである。好ましい培地は約12.5++
+g/ l NAAおよび約2%スクロースを含有する
。別の好ましい培地は約10mg/42NAAおよび約
1.5%スクロースを含有する。
子葉組織には、好ましくは本発明で同定され。
そして第1図に示されるような、特に胚形成部分が含ま
れる。これらの特に胚形成部分には、残りの子葉組織と
比較して増加した数の胚を生じる細胞が含まれる。
胚誘発培地がNAA型のオーキシンを含む場合。
またはこの培地が2.4− D型のオーキシンを含み。
組織が培地に軸を向けるように置かれる場合、“′繁殖
能力のある三日月(fertile crescent
)”を含む子葉部分は特に胚形成部分である。“′繁殖
能力のある三日月゛1は第1図に関して定義される。
子葉には個体差があるので、この部分を正確に測定する
ことによって定義することを妨げられる;しかしながら
、この部分は子葉組織から切除を行う当業者に容易に明
らかとなる。
胚誘発培地が2.4−D型のオーキシンを含み。
組織が培地に軸を背けて置かれる場合、゛繁殖能力のあ
る卵形(fertile oval)” 2を含む子葉
部分は特に胚形成部分である。また、この部分を正確に
測定してもいろいろな結果が得られるが、当業者によっ
て容易に同定され、子葉組織から取り出される。
NAAおよび゛繁殖能力のある三日月゛を含む組織を使
用することが好ましい。なぜなら、他のものの中でこの
組み合わせが(細胞群に対立するものとして)単一の体
性細胞からよりしばしば生じる胚に正常な植物の高い再
生効率を与えるからである。
さらに別の実施態様において、″繁殖能力のある゛領域
(特に、胚形成領域)を選択して用いる場合、当業者に
公知の、オーキシンを含まない栄養培地を用い得る。こ
れは、“繁殖能力のある”″領域が、依然として分割し
ており、胚細胞から子葉細胞へその挙動を変化させてい
ない細胞(ずなわち、これらの細胞はまだ分化していな
い)から構成されているからである。この実施態様にお
いては、“繁殖能力のある三日月“が好ましく用いられ
る。
組織を再生培地と(形質転換のプロセスでは用いる外来
DNAと)確実に最大限に接触させるために2組織は解
離される。解離は、ここでは細胞組織に完全な創傷を与
えるプロセスとして定義されるが、このプロセスは創傷
を受けた組織を、この組織が置かれるべき培地と最大限
に接触させるが。
この細胞に対する組織環境を保護するように行われる。
従って、この創傷は組織を分解して単離された単細胞に
するほど過激であってはならないが。
この組織の各細胞が確実に培地と接触するほど十分に激
しくなければならない。好ましくは2組織を網に押しつ
けるか、または圧力をかけて網に通すことによって解離
が行われるが、この網はステンレス鋼またはナイロンの
ような適当な無毒物質からなり、好ましくはステンレス
鋼である。好ましくは、この網は組織を約1/4mm2
またはそれ以下の小さな目視し得る組織片に分解するよ
うな目の細かさ2例えば約500μmのメツシュサイズ
(No、35メツシユ)を有する。
体性組織は、好ましくは解離の後に、当業者に公知のい
かなる手段によっても外来IINAを含むように形質転
換され得る。この形質転換は好ましくは所望の外来DN
Aを含むアグロバクテリウムチューメファシエンスで感
染させることによって行い得る。形質転換された組織は
培養され、繁殖能力のある全植物体に再生される体性胚
を形成し得る。
“外来DNA”は宿主ゲノムの新しい位置では自然い存
在しないDNAである。それはそれ自身のプロモーター
、あるいはグリシンまたは他の生物に由来のキメラ遺伝
子を有するDNAあるいは遺伝子からなり得る。好まし
くはこの外来DNAは再生された宿主植物および/また
はその子孫に同定し得る表現型を与える。これにより形
質転換された植物は自然に存在する植物と区別し得る。
外来のDNAによって与えられたこのような表現型は、
サザンプロット法、ノザンプロット法、ウェスタンプロ
シト法のような実験室における分析の成果を包含してい
る。本発明により、形質転換されたグリシンの全植物体
、好ましくはグリシンマックスが得られる。この全植物
体はそこに含まれる外来DNAを発現し得る。例えば、
外来プロモーターおよびエンハンサ−は作用して他の遺
伝子の活性を引き出し、および/または向上させるよう
に発現され。
そして外来遺伝子は発現されてRNAおよび/またはタ
ンパクを産生じ得る。
形質転換のプロセスでは1組織の解離は、外来DNAと
接触させて細胞をDNAと確実に最大限に接触させる前
であるのが好ましい。
組織を接触させて外来DNAで形質転換させた後。
この組織を選択培地上で培養する。これらはすべて当業
者に公知である。適当な選択培地はカナマイシン、 G
41Bまたはハイグロマイシンのような当業者に公知の
抗生物質を含有するが、この抗生物質に対する耐性は対
応する耐性遺伝子によって形質転換された細胞に付与さ
れている。
好ましい実施態様では1選択剤は次の形質転換に用いら
れない。この方法は、クハコのようなモデル系と比較し
た場合に低い再生効率を有する大豆に関して特に有用で
ある。カナマイシンのような選択剤は形質転換された大
豆組織の生長さえ阻害するので、そして耐性遺伝子が植
物にとって有害であるので、このような選択剤の使用は
避けることが望ましい。本発明によって与えられた胚形
成および形質転換の向上した効率は1選択を行うことな
く形質転換を行うためには重要である。この効率は、未
成熟な子葉組織の特に胚形成部分。
特にパ緊殖能力を有する三日月゛部分を同定し選  ・
択する結果として、さらに組織のすべての細胞を外来D
NAと最大限に接触させる解離プロセスの結果として、
そしてまたさらに細胞群と対立するものとしての単細胞
から高い率で胚形成を起こさせるNAAの使用の結果と
して生し、従って再生物の形質転換を全体的に確実にす
る。形質転換された再生物の高い割合が得られ、そして
特定の植物の形質転換は外来DNAによって付与される
表現型を同定することによって確認し得るが、外来DN
Aの存在はサザンプロットで検出される。
形質転換は好ましくは無力化されたTiベクターを含む
アグロバクテリウムで感染させることによって行われる
が、このアグロバクテリウムは選択可能なマーカも含み
得る。植物の感染に有用なアグロバクテリウムの量は組
織が生長しすぎてそれを殺さないほど十分に少量である
べきである。同様に、用いた選択培地、およびいったん
形質転換を起こしたアグロバクテリウムを殺すために用
いた抗生物質は、それらの目的を達成するのに十分であ
るが、鋭敏なグリシン組織を殺さないほど十分に低い濃
度で用いるべきである。これは特に大豆に関して重要で
ある。アグロバクテリウムを殺すのに有用な抗生物質は
当該分野に公知であり。
セフオキシチン、セフオキシチン ニシリンが含まれる。
体性胚が形質転換された組織から形成された後。
この体性胚を当該分野に公知の適当な培地に移し。
繁殖能力のある形質転換された全植物体に再生する。こ
の全植物体は形質転換に用いられた外来DNAを含み、
そしてそれを発現し得る。やはり外来DNAを含み、そ
してそれを発現し得る。このような再生された植物およ
びその子孫であって2表現型によって自然に存在する植
物と区別し得るものは本発明の主題に包含される。そし
て1本発明のプロセスによって生産されるすべての再生
物およびその子孫は、それらが表現型によって自然に存
在する植物と区別し得るかどうかにかかわらず、このよ
うな区別し得る植物と等価であると考えられる。
(以下余白) (力」缶しし粒実新l旧1q詳1じl市り上体性胚を導
入し、そして再生されたグリシン植物を得るために、い
くつかの胚導入プロトコルが。
出願人により用いられている。胚形成を導入するための
有用なプロトコルは、 P、A、 Lazzeri+ 
 ら。
(1985) (前出)に示され、その内容はここに示
されている。ここで特定された条件は、他に特定がなけ
れば、以下の記述で用いられる。
ここで用いられる体性組織は、野性のグリシン種を再生
するのが望ましいとき、茎部分2葉区分。
未成熟の花芽の栄養組織、胚軸、または培養物中に保た
れ得る他の組織とされ得る。当該技術分野で公知のあら
ゆる適当な再生培地が用いられ得る。
この再生培地中で有用な多くの基本培地は、当該技術分
野で公知であり1例えば、 SL、 B5. L2培地
および旧培地がある。より好ましい培地はMS培地であ
る。この基本培地は、  NAAまたは2.4−D類に
由来のオーキシンのようなオーキシンを含有すべきであ
る。ここで請求された本発明を実施するために、  N
AAと類似の発生能および操作特性を有するオーキシン
が、  NAAi中に存在しかつNAAと等価であると
考えられる。また、2.4−Dに類似の発生能および操
作特性を有するオーキシンは。
2.4−DIli中に存在しかつそれと等価であると考
えられる。
大豆(Gl cine  max)またはGlycin
e 5ojaが再生されるとき、用いられる体性組織は
、好ましくは、未成熟の胚に由来の子葉である。好まし
くは。
未成熟の大豆胚を含む種は、長さにして、約2.0mm
と約8.5mmとの間、好ましくは約3.0mmと約5
.0+nn+との間である。類似の成熟程度の鮫並ハの
種は。
より小さい。好ましくは、胚軸がこの子葉から除かれる
か、および/またはこの子葉が、別のやり方で傷つけら
れる。胚軸の除去により、この組織の体性的性質が保証
される。ここで提供された試験結果により、胚軸が除去
されるとき1体性形成の頻度がより高くなることが示さ
れる。子葉を。
いくつかの断片、好ましくは三等分または四等分に分解
することでも1体性形成の頻度が高まる。
この組織の解離により、効率が大いに高まる。
形質転換プロトコルにおいて極めて有用とするために、
形成された体性の胚は、細胞群よりもむしろ単一細胞か
ら生じるべきである。このことから、単一の胚細胞(こ
れは生殖細胞を含む)から再生された植物の全組織は、
外来DNAを含むことが保証される。
この理由のために、第1図に示すように、子葉の最も多
くの胚形成部分が同定された。実施例17に詳述するよ
うに、  NAA培地培地量大数の正常な胚を得るため
に、この″繁殖能力のある三日月”を含む子葉の周辺領
域が用いられるべきである。
この組織は、培地に対して前軸に位置すべきである。2
.4−〇が用いられるとき、この“繁殖能力のある卵形
゛が用いられ得る。この組織は、培地に対して前軸に位
置すべきである。しかしながら。
好ましくは、非常に多くの正常な胚に関し、この組織は
、2.iD培地に対し前軸に位置すべきであり、この゛
繁殖能力のある三日月″が用いられるべきである。この
NAAは、より多くのパ単細胞事象゛(これは、一群の
細胞からよりも、むしろ単一細胞から生じる胚である)
、およびより多くの正常形態の再生植物を生じる。その
ために、このオーキシンを使用することは、子葉のパ繁
殖能力のある三日月”部分を選択して、より好ましい。
同定された°°繁繁殖領領域おける胚形成細胞は。
まだ活発に分裂している。この細胞は、胚細胞よりもむ
しろ子葉細胞のごとく作用するようには。
まだ識別されていない。これら細胞が培養されるとき1
体性の胚を生成するのに、オーキシンを使用する必要は
ない。本発明のある実施態様では。
全てのグリシン(Glycine) (好ましくはpp
ax )植物体は、当該技術分野で公知の栄養培地(例
えば、オーキシンを加えないMS培地)上にて。
子葉の繁殖部分(好ましくはパ繁殖能力のある三日月)
を培養することにより、再生される。
この子葉の胚形成部分を培地に確実に接触させ。
そして再生効率を高めるために、好ましくは、胚形成部
分を含む組織が、培養のために子葉から切断される。子
葉全体が用いられようと、切断された胚形成部分が用い
られようと、この子葉組織は。
メツシュに押し入れるかまたはメツシュを通すことによ
り5解離される。好ましくは、このメツシュは、大きさ
にしてせいぜい約1/4nwn2の子葉片が生成するよ
うに、細かいメツシュ(例えば約500μm  (No
、35))とされる。全体が単離された単一細胞から、
植物体全体を再生することは、不可能ではないが困難で
ある。単一細胞から胚を形成するのに2組織を環境と接
触させることが必要であると思われるからである。同時
に、メツシュが細かくなるほど、細胞が培地と最大で接
触するのを保証するべく、より多く傷がつけられる。
(以下余白) 好ましくは、多数の子葉またはその一部は、好都合な大
きさの一片のメツシュ(これは2cmである)上にある
。これは、一般に、1平方あたり約20子葉に調整され
る。ステンレス鋼メツシュは。
胚形成の頻度が高くなると、より好ましい。しかし、ナ
イロンや他の適当な非毒性材料もまた。用いられ得る。
銅メツシユは2組織に対して毒性があることが明らかで
あり、推薦できない。この子葉は、メツシュを通して、
一部または完全に押し出される。必要なければ、このメ
ツシュを通して子葉を部分的に押し出し、そして培地に
移すために子葉をメツシュ中に保持するのが、好都合で
ある。胚形成の効率をさらに高めるため、導電性のメツ
シュ(例えば、ステンレス鋼)を用いるとき。
2μへのような弱い電流が、このメツシュに流され得る
この体性組織は、まず、通分化性を与えながら。
培地上で培養され得る。このような培地は、当該技術分
野で公知であり、これは2例えば、 J、P、Ranc
hら、  (1985)、前出、に記述されている。し
かしながら、好ましくは、この組織は、胚形成(胚を誘
導する)培地上に、直接位置している。″繁殖力のある
三日月゛領域または“′繁殖力のある卵形゛領域は、以
下に記述のような組織内に含まれる。
ここでの細胞解離方法が用いられ、通分化は必要ない。
大豆および虹鈴丹の再生のために2本発明で用いられる
胚分化培地は、当該技術分野で公知の基本培地(これは
、オーキシンを含む)である。この基本培地は、好まし
くは、B5ビタミン、炭水化物源(好ましくは、グルコ
ース、スクロース。
マルトース、ガラクトース、フルクトース、キシロース
のような糖)、寒−天(例えば、 Phytoagar
(これはGibco社の商標である)またはGetri
te(これは、 Merc、k & Co、サンジエゴ
、カリフォルニア、の商標である)がある。このオーキ
シンは。
好ましくは、 NA^系物質物質り、より好ましくは。
NAAである。本発明のある実施態様では、 NAAは
約15mg/ffiと、少なくとも約30mg/lであ
って約50■/ffi、 との間の濃度で用いられる。
このような高濃度のオーキシンが用いられるとき、炭水
化物の濃度は、約3%程度で約6%までとされ得る。
大豆の体性の胚形成に対しNAAを用いるために。
従来一般的には成功していない試みによって、 2.4
−D(これは、従来技術の方法で最もうまく用いられる
オーキシンである)の最適量より高い濃度において、正
常な胚が高効率で生成することが見出されるのは、驚く
べきことである。(出願人は。
5〜10mg/I!の2..4−Dにより、高効率で胚
生成することを見出した。約10mg/l以上の2.4
−Dでは、望ましくない柔軟でもろいカルスが、高レベ
ルで生成すると知られている)。
本発明の他の実施態様では、低濃度(約10mg/fま
たはそれより低い)のNAAが、約2%を超えない、好
ましくは約1.5%を超えない炭水化物と相乗的に組み
合わせると、効果的であるとわかっている。50mg/
l程度までの濃度のNAAが1通常の胚を高効率で生成
することが見出されてる。低濃度(約10+ng//2
)のNAAを、より低濃度の炭水化物と用いると、2.
4−Dよりも、単一細胞に由来の胚(これは、細胞群と
反対である)を多く生成するとわかっている。
低濃度のオーキシンが用いられると、炭水化物濃度は、
好ましくは、せいぜい約2%、より好ましくは約1.5
%である。最も好ましくは、この炭水化物濃度は、せい
ぜい約2%である。せいぜい約0.5%の濃度もまた。
効果的である。驚くべきことに、正常な胚の生成効率は
、炭水化物濃度が増すと減少し、より低いオーキシン濃
度とより低い炭水化物濃度との間には相乗効果のあるこ
とがわかっている。例えば、約0.5%スクロースのよ
うな低レベルの炭水化物が用いられるとき、試験された
全濃度(50mg/ffiまでの)のうちで最も正常な
胚が得られる。しかし、比較的低いオーキシンレベル(
6,25+ng/ Q NAAおよび12.5mg#!
 NAA)であっても、生成効率は高くなる。一般に、
正常な胚の生成効率は、各オーキシン濃度における炭水
化物レベルが上がると、低下する。6.25mg/I!
NAAおよび1.0%スクロースにおいて、最も高効率
の正常な胚が生成する。好ましくは、このオーキシンレ
ベルは、少なくとも5 mg / lであり、炭水化物
レベルは、約2%を越えない。
培地中では、また、約0.2%のゲルライ) (Gel
rite)が存在するのがより好ましい。培地のpHは
約5.0と7.0との間が好ましい。培地が緩衝化され
ていないなら、せいぜい約5.8のpHがより好ましい
この胚の培養物は、好ましくは、低強度の光の下に置か
れる。この光強度は、約80ミクロE / rd s(
これは、1秒、1Mあたりのミクロアインシュタインで
ある)を越えないのが好ましく、せいぜい約10ミクロ
E/%sがより好ましい。この培養物が連続光下で生長
され得るか、またはこの胚形成は暗闇の中に置かれる。
しかし、好ましくは。
16時間の露光時間が用いられる。グロルックス(Gr
olux、  シルバニア社の商標)のようなランプ(
これは、青色の波長ハンド(430〜490nm )お
よび赤色の波長バンド(630〜680nm )にて、
より高い発光を有する)は、白色ランプを非発熱性とす
るために、より好ましい。
この組織は継代培養され得るが、これは必要ではない。
いったん胚が形成されると(例えば、約15〜30日後
)、この胚は別の成熟培地に移され得る。しかし、胚は
、好ましくは、成熟まで(すなわち約30日で)または
約2.5mm長になるまで、この胚形成培地上に保持さ
れる。前出のP、A、Lazzeriらの方法(198
5)に従って行われ得る。
サイトカイニンを含有する公知の茎葉形成培地(Sho
oting medium)は、成熟した子葉を培養す
るべく用いられる。サイトカイニンの例には、 ADH
(硫酸アデニン) 、 KIN (6−フリルアミノプ
リン)。
BA(6−ベンジルアミツブリン BAP”および”6−BA”と呼ばれる)、ゼアチン。
およびカイネチンがある。このような培地であれば, 
(1)0.15■/lのNAA,および各0.033+
ng/ 1のBA,カイ′ネチンおよびクレアチン;(
2)約1ケ月後に発芽しないなら, 0.05■/2の
NAAだけを含む同じ培地;または(3)各0.017
mg#のBA,カイネチンおよびゼアチンと0.05■
/I1.のNAA, とされる。好ましくは,この最終
培地が,特に、転移のためにうまく区切られた頂部が選
択されるとき。
全ての成熟した胚に対して用いられる。いったん−成性
の葉を有する小植物体(plantlets)が再生さ
れると,この小植物体は発根培地に移され得る。
(概して,この技術分野での一般的な処理によれば,こ
こで用いられ他に特定されなければ,用語“小植物体パ
とは.葉は発育するが根は発育しない植物体を意味する
。) 当該技術分野で公知のあらゆる発根培地が用いられ得る
。小植物体が転移され得る有用な培地の例には,  O
.’005mg/ l IBAで補足された1/2 M
S2S培地( X 1/2マクロ塩×1ミクロ塩,B5
ビタミン。
2%スクロース、 0.65%Phytoagar )
がある。好ましくは.この培地は, l(PN塩および
約0.25 g /!の酵母抽出物を含有している。こ
の培地は,水道水に溶解され,オートクレーブにかける
前にpH約5.9に調整され,そして0.15%Gel
riteまたは0、65 g / ffi寒天(Dif
co Bacto−寒天)でゲル化される。容易に発根
しない遺伝子型については,約5mg//!のクマリン
、または約0.005mg/ (!.のIBAのいずれ
かで補足され得る。他の適当な発根培地には、以下があ
る:水耕の栄養性塩溶液(science222 、6
21−623)、  B 5ビタミン、2%スクロース
Ni 1 μM 、  l ttg#2 1AA、  
9mg//2クマリン、o、2%Ge1riteガラン
ガム(gellan gum) 、または0.6%Ph
ytoagar(pH5,9、オートクレーブにかける
前);またはホワイトの培地−修飾されたホワイトの塩
溶液、B5ビタミン、2%スクロース、o、2%Ge1
ri teまたは0.6%Phytoagar、  1
 mg / p、I^八。
9 mg / 1.クマリン(pH5,9,オートクレ
ーブにかける前)。生長室中において、23時間の発光
時間(100ミクロE/n(s 、 20°Cおよび湿
度60%)にて、最適の発根が起こる。好ましくは、こ
の小植物体は、 100 mlの発根培地を含むマゼン
タ(マゼンタ社の商標)ボックスのような分離された容
器内で生長する。光照射条件は公知であるが、好ましく
は、50〜100ミクロE/rrfsのグロルクス(G
rolux)または非発熱性の白色螢光ランプを用いた
23時間の発光時間が使用される。
この小植物体が、うまく発育した根糸を有するとき、こ
の小植物体は、好ましくは、滅菌された(例えば、オー
トクレーブまたはマイクロウェーブで)鉢上げ混合物を
含有するポットに移される。
好ましくは、このような鉢上げ混合物は、土壌:プロミ
ックス:砂の2:2:1混合物を含有する。
(プロミックスとは、 Premien Brands
、 Inc、+ NewRochelle、 NYの商
標である)。これら小植物体は5好ましくは、硬化中の
蒸散を低減させるため、おヨヒヒーク−120: 20
 : 20の植物用肥料のような植物用総合肥料を供給
するために、被覆される。
(ピータ−とは、 Peters Fertilize
r Co、+ Fogelsville。
PAの商標である)。短時日にわたって1人工光(好ま
しくは高圧ナトリウム光)を約13時間加えた自然光を
補足するのが望ましい。ダニや白ハエの侵入およびうど
ん粉病は、目的に合わして作られた市販の調製物により
、制御され得る。P、A、Lazzeri 。
ら(1985) 、前出、を参照せよ。
外来遺伝子を植物組織に導入するだめの形質転換法は、
当該技1本i分野で公知であり2例えば、 S、l(。
Mantell ら、植物バイオテクノロジーの原理、
植物における遺伝子工学の導入(1985) 、特に、
 p、34〜157に記述され、その内容はここに示さ
れている。以下の論述は、より好ましい実施態様を記述
する。この論述は、牡り釦り種が形質転換され得るよう
ないずれの方法も、完全に記述することを意味しない。
G、clandestin□およびG、canesce
nsのような野性種の形質転換は、茎3葉、花、胚軸ま
たは他の適当な外植を用いることにより、遂行され得る
この外植は、洗浄され、好ましくは70%イソプロパツ
ールを用いて約1分間洗浄され、続いて、10%クロロ
ックス(Ch 1orox)にリキノックス(Liqu
inox)−滴が加えられる。この外植は1次いで、好
ましくは滅菌水で約5分間洗浄され、そしてこの手順が
繰り返される。組織が切断される適当なサイズの断片は
、茎部分に対して約1cm、葉区分および花芽に対して
約1cmX 0.5cmである。
より大きな芽は、好ましくは個々の断片に分離され得る
。しかし、未成熱井は、好ましくは約3つの芽の房に分
離される。
この組織は、上記の胚形成培地または器官形成培地のよ
うな再生培地に移されるべきである。より好ましい、器
官形成培地は、以下である: (1)MS塩、B5ビタ
ミン、3%スクo−ス、  500mg//2カゼイン
加水分解物または500+ng/j2グルタミン。
0.5 rng/lNAA、  2.0mg/ff B
A(6−ヘンシルアミノプリン) 、 1.0mg/ 
1カイネチン、o、6%Phytoagar(pH5,
9,オートクレーブにかける前);または(2)M S
塩、B5ビタミン、3%スクo−ス、 500 mg/
!カゼイン加水分解物、 0.15mg/lNAA、 
0.33mg/l6−BA、 0.33+ng/j2カ
イネチン、 0.33mg/j2ゼアチン、0.6%P
hytoagar(pH5,9、オートクレーブにかけ
る前)。好ましくは、約20〜30片の組織が、各プレ
ート上に置かれる。この物質は2次いで、好ましくは約
1〜2日間ブレインキュベートされる。各外植は2次い
で9組織を殺すことなく感染させるために、以下に示す
一昼夜懸濁させたアゲロバクチリア(A robact
eria)の培地を充分な濃度で、好ましくは約0.5
〜1.0μlで含有するアグロバクテリウム懸濁液でイ
ンキュベートされる。より高濃度のアゲロバクチリアが
用いられるなら、またはこの外植がバクテリア溶液に浸
されるなら、このアゲロバクチリアは成長しすぎ。
外植を殺す。この外植は、アゲロバクチリアの存在下に
て、数日間(例えば、約1〜3日間)生長させるべく供
され1次いで上記のような再生培地に移される。この培
地はまた。アゲロバタテリアを殺すべく、抗生物質、好
ましくはメツオキシン(Mefoxin)を約500m
g/mRの濃度で含有する。この形質転換されたと考え
られる物質は1次いで。
上記の再生培地に移される。この培地もまた2組織の形
質転換に用いられる選択可能マーカーに対応した2選択
試薬を含有する。好ましくは、この選択試薬は、カナマ
イシンまたはその類似物(例えば、 G418)であり
、これは、形質転換された細胞に対しカナマイシン耐性
遺伝子(ネオマイシンホスフォトランスフェラーゼ■)
を与えるために。
選択される。カナマイシンまたはG418は、好ましく
は、形質転換された組織に対し、これを殺すことなく選
択するのに、充分なレベル、好ましくは約50〜300
μg/mflカナマイシンまたは約10〜50μg1m
l G4L8で、用いられる。
この形質転換された外植は2次いで、上記のごとく再生
するべく供される。好ましくは、これら外植は、抗生物
質および選択剤を含有する再生培地上にて、茎頂が形成
されるまで、隔週間隔で継代培養され2次いで、適当な
茎葉培地1発根培地および土壌培地に移される。
且匹植maxおよびG、soハの形質転換は2体性の胚
形成の論述と比較した上記のように、未成熟の子葉細胞
が用いられる以外は、上記のごとく行われ得る。好まし
くは、この子葉細胞は、アゲロバクチリアによる感染前
に除去された胚軸を有する。
より好ましくは、この子葉細胞は、」二記のごとく解離
される。この組織の適当な胚形成部分が用いられる。こ
れらのより好ましい条件下にて、通分比倍地上でこの組
織を培養して、感染前にカルスを形成することは、必要
ではない。この子葉は。
好ましくは約10/ 100mm dishの割合で、
対をなして置かれ、好ましくはアゲロバクチリアとすく
にインキュベートされる。しかし、接種は、形質転換さ
れる遺伝子型に依存して、必要により数日間遅らせても
よい。実施例21を参照せよ。
この子葉が形質転換のために置かれる胚形成培地は、当
該技術分野に公知のいずれの胚形成培地であってもよい
。この胚形成培地には、好ましくはNAA類似物を含有
する上記の培地、または低濃度の炭水化物に低濃度のオ
ーキシンを組み合わせた相乗混合物がある。この子葉組
織が、形質転換を生じるべく、充分な時間にわたって、
バクテリアの存在下にて、胚形成培地上で生長に供され
た後、この組織は、バクテリアを殺すための抗生物質(
これは、好ましくは約200〜約500+ng/ I!
 。
最も好ましくは約5001T1g/Ilのメツオキシン
(セフオキチン)タラホランセフォタキシミンまたはカ
ルベニシリンである)を含有する新鮮な胚形成培地に移
されるべきである。カナマイシンまたはカナマイシン類
似物(例えば、 G418) 、またはハイグロマイシ
ンのような選択剤もまた。形質転換された体性の胚を選
択するために、用いられ得る。
選択のために、 G418の寒天中のより好ましいレベ
5フ ルは、約10mg/42であり、カナマイシンは約50
mg//2である。ハイグロマイシンが用いられるとき
7約2 mg / Itがより好ましい。しかしながら
、 Ge1riteはより好ましい培地である。それは
2組織に対するストレスを減することが明らかだからで
ある。
組織は、最大数の細胞を形質転換させるのに充分な時間
ではあるが、細胞の過度の死滅を起こさない限りにおい
て、アゲロバクチリアで共栽培される。この時間は、約
1日と約3日間との間、より好ましくは約1日である。
大豆組織における選択剤のおそらく逆効果により、およ
び/または形質転換された大豆プラント上でのNPTI
Iのような選択可能マーカー遺伝子のおそらく逆効果の
ために1選択剤を用いることなく形質転換工程を行うの
が、最も望ましい。タバコのようなモデル系と比較した
G、mayの低再生能のために、多くの大豆再生体が、
圧倒的に優位となる。上記の解離方法は、相対的にわず
かな未形質転換胚しか形成されないように、外来DNA
とともに実質的に全ての胚形成細胞との接触を確実にす
る。さらに、この子葉のNAAおよび゛繁殖力のある三
日月°′を使用することは、はとんどの胚が単一細胞に
由来することを意味する。そのために。
この発明から、実際上1選択段階を用いることなく、効
果的な形質転換を行うことが可能となる。
再生後、形質転換体は、外来DNAにより組織または再
生プラントに与えられる特性によって2表現型から同定
され得る。この外来遺伝子は、β−ガラクトシダーゼの
ようなレポーター遺伝子の活性を含むか、またはサザン
ブロット法のような分析での遂行能力を包含している。
この培養物は、好ましくは、それぞれ約28〜30日に
わたり3体性の胚が形成されるまで、抗生物質を加えた
胚形成培地(これは選択剤が存在するかまたは存在しな
い)に継代培養される。次いで。
この培養物は2葉茎培地2発根培地および上記のような
鉢上げ混合物に形質転換される。この培養物は、抗生物
質とともに維持されるべきである。
もし選択剤が用いられるなら、この培養物は持続される
植物細胞に外来遺伝子を挿入するべく用いられ得るベク
ターを含有するアゲロバクチリアは、当該技術分野で公
知の方法により、培養される。このアゲロバクチリアは
、好ましくは適当な培地のプレート上にて生長させるこ
とにより、好ましくばYEP培地(10,0g/42酵
母抽出物、 10.0g/j2ペプトン、  5.0g
/j2 NaC]、 15g/j2寒天、 pH7,0
,これは約28°Cにて選択剤を含有する)により、培
養される。ベクター中で用いられるマーカーは、カナマ
イシン耐性遺伝子とされ得る。この選択剤は、それゆえ
、カナマイシンまたはG418であろう。このマーカー
は、当該技術分野で公知のいずれのマーカーであっても
よい。この培地は。
従って、アゲロバクチリアを運ぶベクターのみに選択さ
れるべく、調整される。
アグロハタテリウムコロニーは、この培地から削り取ら
れ、 YEP肉汁またはミネラル培地のような適当な培
地中に懸濁される。好ましくは、1.5雁の培地あたり
、約25〜50コロニーが懸濁される。
−昼夜懸濁後、この物質の1ループが適当な培地(例え
ば、適当な抗生物質を含有するYEP培地)に条はんを
つけて、単一のコロニーを与える。この単一コロニーは
、適当な肉汁培地(好ましくは。
適当な抗生物質を含有するYEP )の約25m1とイ
ンキュベートするべく、用いられる。この培養物は。
約25°Cで、好ましくは振盪しているウォーターバス
中にて、−昼夜生長される。この培養物は、細胞を収穫
するべく、スパンされる。この細胞は。
肉汁培地またはミネラル培地で再懸濁される。この−昼
夜再懸濁された培地の約0.5〜1.0μ!が。
上記のごとく、形質転換されるべく植物組織に接種する
ために用いられる。この植物組織に接種す −るために
用いられる培養溶液は、相対的に低濃度。
好ましくはわずか約104〜108有機物/ mll 
、より好ましくはわずか約106有機物/ mlのアゲ
ロバクチリアを含有するべきである。アゲロバクチリア
を形質転換する方法、およびそれに作用するベクターは
、多くの参考文献に詳細に記述されている。
例えば、 S、H6Mantell ら、  (198
5) 、前出の特に4章を参照せよ。この文献の内容は
ここに示されている。本発明で植物組織を形質転換する
ために用いられるベクターは、アグロバクテリウムベク
ターである必要はない。しかし、このベクターは。
アグロバクテリウムベクターであるのが好ましい。
好ましくは、このベクターは、形質転換体の選択を行う
マーカー遺伝子を含有する。このマーカーは、好ましく
は、カナマイシン耐性遺伝子である。
このようなベクターの多くは市販されているが。
または文献に再現的に記述されている。これらベクター
は、大豆種または他のグリシン(且り江虹)種を形質転
換するのに用いられる。好ましくは。
このベクターもまた。除草剤(例えばグリホサート)耐
性のような所望の形質に対し、コードする遺伝子を含む
。例えば、 D、M、5hah、  ら(1986) 
“′遺伝子導入植物における工学的な除草剤耐性°′5
cience、 233 : 478−481を参照せ
よ。グリシン組織は、このような植物組織を形質転換し
得る。当該技術分野で公知のいずれのベクターによって
も。
形質転換され得る。ここで記述がありかつ当該技術分野
で公知のように、適当なマーカーおよび選択手順が与え
られると1選択された形質転換組織は、この発明の方法
により、繁殖力のある植物体全体に再生され得る。
より好ましい実施態様で用いられるベクターはpH5p
Z3Dであった。このベクターは、β−ファゼオリン(
β−phaseol in)プロモーターの制御下にて
、ゼイン遺伝子を含有する。これは全てり、tloff
man(1987) ”遺伝子導入タバコ種におけるト
ウモロコシ15kdゼインポリペプチドの高レベル合成
“Ce 11 +出版中、により完全に記述され、その
内容はここに示されている。このベクターは、アグロバ
クテリウム ゛ンメファシエンス(八grobacte
rium  tu。
mefaciens )株L B A 4404中にあ
り、これはHoekemaら、  (1983) Na
ture 303 : 179に記述されている。
これは、広く入手可能な株であり、また著者から入手で
きる。
グリシン植物および、好ましくは大豆の再生方法は記述
されている。これらの方法は、再生体での体性変異の分
析を行うため、および繁殖力のある植物体全体に形質転
換組織を再生させるために。
必要な効率を与える。この繁殖力のある植物体全体は、
それ自体および子孫植物において、外来り、N Aを含
有しかつそれを再生産させる。
本発明は、その特定の実施態様と関連して記述されてい
るものの、これはさらに改良することが可能なことは、
理解されるだろう。この適用は。
一般的に本発明の原理に従う、いかなる本発明の変化、
用途または応用も含むつもりである。そして、この適用
は9本発明の開示から逸脱したこのような事項も2本発
明に関連した技術範囲内の公知かつ常套な実施として、
包含する。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
記:処理の比較だけをこの中に含めて構成する。
全てのパ対照”処理としての実験間には、必ずしも同一
性はない。
実施例1 : ]/成における 々のホルモンの六植物
生長、胚の単離: 供与植物の生長手順、豆果の滅菌および胚の単離は、従
来記述されているように(P、Aルazzeri。
D、F、HilderandおよびG、B、Golli
ns、 Plant Mol。
Biol、 Reporter、 3 (1985) 
160) 、行われた。要約すれば、植物は、自然光に
加えて冬期には人工光(高圧ナトリウム光)を13時間
与えて、温室内の鉢で生長させた。長さ4.0±1 、
0mmの種を含む豆果を、70%イソプロピルアルコー
ルに30秒間。
続いて25%クロロックス ブリーチ(Chlorox
 bleach)に10分間浸すことにより2表面滅菌
した。次いで。
この豆果を滅菌水で2回洗浄した。
培地、培養条件: 基本培地は、 MS塩(T、Murashigeおよび
F、Skoog。
Physiol、 Plant、 15 (1962)
 473)、  B 5ビタミン(0,L、Gambo
rg+ R,八、Millerおよびに、Ojima、
 Exp。
Ce1l、 Res、、 50 (1968) 151
)、  3%スクロースおよび0.65%phytoa
gar (これはG i bco社の商標である)を含
み、オートクレーブにかける前にはpl(5,9である
。オートクレーブにかける前に、フィルター滅菌された
ABAを除いて、この培地にホルモンを加えた。胚(ま
たは葉対)を、非発熱性の螢光(20ミクロE/rrf
s)の16時間照射下にて。
25±3°Cで、 20 X 100mmプラスチック
皿において30m1培地あたり10個の割合で培養した
(以下余白) 培養評価: 培養は30日ごとに記録された。胚応答を評価するのに
6つのパラメーターが用いられた。■、胚形成頻度=胚
形成培養物の数/当初の全培養物。
■、平均胚杯数胚形成培養物当りの体性胚(正常および
異常の両方を含む)の平均数、■、効率−胚形成頻度×
平均胚杯数■、正常胚の頻度−正常胚の培養物数/全胚
形成培養物、■、根付き頻度−根を有する培養物のパー
センテージ、および■。
カルス化頻度−カルスによる培養物のパーセンテージ。
評価にあたり、異なる根と発芽極および少なくとも一つ
の輪郭のはっきりした子葉を有する胚が“正常゛として
分類され、他方、子葉を有さないかもしくは融合した子
葉を有する異なる発芽極を欠く胚が“異常゛として分類
された。親子葉組織に融合した双極構造はもし異なる発
芽類が存在しないならば記録されなかった。その場合に
は、それら構造は異常胚として分類された。
最小の60胚が一回の処理当り培養された。そして一般
に100胚以上が処理当り培養された。
ホルモンの体性胚形成効率におよぼす効果が表  −1
に示されるように試験された。17グリシン マックス
ゲッタイブが以下のように試験されそしてその結果がプ
ールされた。成熟グループOO変種植物としてアクミ(
Acme) 、アダ(Ada) 、アゲート(Agat
e) 、アルトナ(Altona)、  フレスト(C
res t) +フラムビュー (F Iambeau
) 、  ヒダザ(Hidatsa) 、マニトバ(M
anitoba) 、ブラウン(Brawn) 、マツ
コール(McCall) 、モルソイ(Morsoy)
 、ノーマン(Norman) +オゲマウ(Ogem
aw) 、パガダ(Pagada) 、バンド(Pan
do) 。
ポーテージ(Portage) 、 シオウクス(Si
oux) 、およびグループ■ゲッタイブPI408.
294A 0胚全部が培養された。
体性胚形成はそのタイプおよび培地中のオーキシン濃度
に依存した(体性胚は外生のオーキシンが存在しないと
数回の実験を通じて一度も観察されなかった)。オーキ
シンIBA、 NAAおよび2,4−Dのうち、最後の
ものが体性胚誘導に最も有力であり(表1)、そして各
濃度で最高の効率値を与えた(効率は培養された接合胚
当りの体性胚の収量をもって表される)。各オーキシン
に対して。
胚形成頻度がオーキシン濃度と共に増加した。平均の杯
数は類似してはいるがそれほど目立たない傾向を示した
オーキシンの種類は培養形態に明白な効果を与えた。N
AAにより誘導される体性胚は最も正常な形態を有した
。しかし単−子葉胚および多子葉胚は普通であった。2
.4−Dで誘導された胚は通常この型であるが、高オー
キシン濃度(5および10mg//2)では葉状でかつ
そう主構造になるのが普通であった。IBMで誘導され
る胚は一般に不完全に生育し、特に低オーキシン濃度で
はそうであった。NAAもしくはIBM培地での培養は
カルスをほとんど生成しなかった。しかし2.4−Dで
はいつも何らかのカルスが誘導された。根は通常IBA
およびNAA培地上に形成されたが;2.4−D培地で
はまれであった。
5■/!のNAAとの組み合わせで試験されると。
0.01rr1g/lのBAではほとんど効果がなく 
、 0.05mg/!のBAでは胚形成頻度が低下した
。より高いBA濃度もまたカルス生成を鼓舞した。5 
mg / RのNAAとの組み合わせの場合は0.1m
g/ffiのABAは、 NAAのみを含む培地と比較
して、胚形成を低下させた。
McCa 11ゲツタイブを利用した5、0と12.5
+ng/j!との間の4種のNAA濃度を比較した場合
(表2)。
以下のことが示唆された。胚形成の効率は5 mg /
 I!。
以上の濃度により増加するが、正常胚の頻度はより高い
オーキシン濃度で減少するということ。胚全体が用いら
れた。同じ実験において、5+ng/ffiの2.11
−Dは最も効果的なNAA培地の効率値の2倍以上を与
えた。しかし、正常胚の生成は低頻度であった。5 m
g / (lのNAAを0.05.0.5 もしくは5
.0+++g//!の2.4−Dと組み合わせたとき、
これら二つの低い2.4−D濃度の場合は胚形成効率に
わずかに低下効果を示した。他方、高濃度の場合は5r
r1g/j2の2.4−Dのみの場合に近似の結果を与
えた(表2)。各組み合わせでは、2.4−Dは体性胚
の形態に関して″優性゛なオーキシンであるように見え
た。そして0.05mg/lの2,4−Dでさえ、2.
4−DなしのN5培地(5mg/ I NAA )と比
較して、正常胚生成の頻度は著しく低下した。
ここでは以後、”N”の後につけられる数字はNAAの
mg//!数を指し、 ′D”の後の数字は2.4−D
のmg/f数を指す。
5 rng / lの2.4−Dとの組み合わせでは0
.1mg/nのABAは胚形成効率にほとんど影響を及
ぼさなかったが、対照値(単なるD5 (5mg/fの
2.4−D)培地)に対し正常胚の頻度がわずかに増加
した。  。
しかし、  1.0+ng/j2ではABAは胚形成効
率が半減しそして正常胚生成が減少した。2.4−Dで
誘導された体性胚の形態に対するABAの効果は時々そ
れらの子葉を広くかつ葉様にした。
表3は高濃度のNAAが体性胚形成におよぼす効果を示
す。J103 (ジャッキーズ シード カンパニー、
ウシコンシン州)から分離された子葉およびMcCal
lが試験され、同様な結果が得られた。
J103のデータのみがここに提示されている。
ここのデータは大豆体性胚形成を制御するときの外生オ
ーキシンの重要性を示す。オーキシンの種類および濃度
は効率(胚形成頻度および平均杯数)に関し工程に特定
でかつ異なった効果を与える。2.4−Dを含有する培
地は最高の胚形成功率を与えた。等濃度ではNAAおよ
びIBAが順次活性が低かった(表1.2および3)。
胚誘導についてのこの高い可能性はcCPAおよび2.
4.5−Tのような他のフェノキシ酢酸により示された
。試験された各オーキシンに関し、胚形成効率は濃度の
増加につれて増大した。オーキシンの種類もしくは濃度
に関しくおよび他の処理に関し)胚形成効率の変化は、
一般に二つの構成要素パラメーターについて類似の反応
を反映した(表1.2および3 ) 。NAAについて
、1と30mg/Ilとの間の濃度が試験された。30
+ng/j2が最高の効率を与えた。
これはこのレベルがなお準最適であり得ることを示唆し
ている。2.4−Dについて、胚形成効率がオーキシン
濃度と共に増加したが、もろい細胞の形成および早期の
体性胚の通分化に付属的な増加が見られた。それゆえ、
最適値は5と10mg/j2との間にあった。この効果
は小さな胚および単離された子葉の培養において著しか
った。大豆の体性胚形成についての他の研究では、 2
.4−Dがすでに最も普通に用いられているオーキシン
である(W、D、 Beversdorfら(1977
)前出、 G、C,Ph1llipsら前出、 M、L
、 Christianson ら、前出、 J、P、
Ranchら(1985)前出、 B、J、Liら、前
出)。ただし、はんの二つの研究だけが異なるオーキシ
ンについて胚形成頻度を比較している(B、Lippm
anら、  (1984)前出、 U、B、 Barw
aleら、  (1986)前出)。これらの両研究は
2.4−Dが最も活性のあるオーキシンであることを示
している。異なる2、4−D濃度が試験されると、最適
値は異なる( 1 mg/ I!、(B、Lippma
nら(1984)前出) 、  5mg/l(J、P、
 Ranchら(1985)前出)、10■/12 (
表1))。これらの差異は。
両者が胚形成に強く影響をおよぼすので、異なる蔗糖レ
ベルの使用もしくは異なる外植体の使用から生じている
のかもしれない。同様に、この研究により示唆された最
適NAA濃度(30mg/ 1 )は他の研究の最適値
(0,5mg/ 1 ・−9B、Lippmanら(1
984)前出; 8 mg/ 1−−− U、B、 B
arvaleら(1986)前出)と対照的である。
体性肢誘導はホルモン源としてオーキシンのみを要求し
た。サイトカイニン(BA)かABAのいずれかがまた
供給される処理においては、供給濃度に依存して、胚形
成効率は影響されないかもしくは減少した(表1および
2)。サイトカイニンの大豆体性胚形成におよぼす阻害
効果は以前に報告されている(L、B、Lippman
ら(1984)前出)。ただし、他の胚形成のプロトコ
ールはサイトカイニンに暴露される期間を包含している
(W、D、 Beversdorfら(1977)前出
、 M、L、 Christiansonら(1983
)前出、 B、J、Liら(1985)前出)。八BA
は大豆の胚形成を生体内で制御するように見える(R,
C,Ackerson。
J、Exp、Bot、、 35 (1984) 403
)。そして胚段階に依存して試験管での接合胚生長およ
び繁殖を鼓舞もしくは阻害する(R,C,Ackers
on、 J、Exp、Bot、+ 35(1984) 
414)。ここのデータは、しかし、 ABAがオーキ
シンで誘導された体性胚形成を阻害することを示唆して
いる。ただし1体性胚形態への影響かい(つかの2.4
−D、誘導胚の子葉が葉様になるという点に認められた
大豆体性胚の品質もしくは形態学的正常性についての疑
問はいくつかの研究によりすでに議論されている01.
、D、 Berversdorfら(1977)前出9
M。
L、 Christiansonら(1983)前出、
 B、Lippmanら(1984)前出、 J、P、
Ranchら(1985)前出、 U、B。
Barwaleら(1986)前出)。しかし先の研究
はいずれも正常の異常胚の頻度を定量することを試みて
いない。しかし、このパラメーターは、胚から植物体へ
の変換効率が胚の正常性と共に顕著に変化するので、胚
形成系の応用に極めて重要なものである(J、P、Ra
nchら(1985)前出、 P:A、Lazzeri
ら(1985)前出、 U、B、Barwaleら(1
986)前出)。
大豆体性胚に影響を与える主たる要因はオーキシンの種
類および濃度である(B、Lippmanら(1984
)前出、 J、P、Ranchら(1985)前出、 
11.B、 Barwaleら(1986)前出)。た
だし他の物理的、化学的そして栄養的要因もまた重要で
ある。オーキシンの種類が体性胚の形態におよぼす効果
は2.4−Dもしくは他のフェノキシ酢酸(pCPA、
  2.4.5−T)により誘導された胚と″非フェノ
キシバオーキシン(NAA、 IBA)により誘導され
た胚との差において見られる。2.4−D誘導胚は、は
っきりしない子葉を有し、一般にこの形状をなし葉状ま
たは帯化状である。これらの明確な根極をしばしば欠き
そして発芽頂はその他の点では“成熟胚においてしばし
ば未発達である。反対に、 NAA誘導胚は通常明瞭な
双極性を有しはっきりした小根および胚軸領域、十分に
特定された子葉および発育の早期から可視され得る発芽
頂を備えている。これら形態学における全体の相違は容
易に反映され、それにより胚が発芽され得る。NM誘導
胚は容易に発芽する(U、B、Barwaleら(19
86)前出)、シかし2.4−D誘導胚は発芽が困難で
あり(W、D、Beversdorfら(1977)前
出、 B、lippmanら(1984)前出)。
発芽のためにしばしばインキュベーション期間を長くす
ること(P、A、 Lazzeriら(1985)前出
)もしくは複雑な培養操作(J、P、 Ranchら(
1985)前出)を必要とする。他の研究(W、D、B
eversdorfら(1977)前出、 M、L、 
Christiansonら(1983)前出、 B、
Lippmanら(1984)前出、 J、P、 Ra
nchら(1985)前出、 U、B、Barwale
ら(1986)前出)の一致した見解はこれら所見を、
他の研究者達が両NAAおよび2.4−D培地上に生育
できる胚を生成させることができなかったという条件付
きで、支持している(B、Lippman ら(198
4)前出、 U、 B。
Barwaleら(1986)前出)。それゆえ、ここ
での研究は比較が同じ実験条件下でなされた唯一のもの
である。
ここでの研究では、高いNAA濃度が正常胚の最高の収
率を与えた。しかし、2.4−Dの高濃度は正常胚の大
変低い収率を与えた。反対に、 Ranchら(198
5)前出によれば、胚の正常性は高2.4−D濃度で増
加したことを示している。これら二つの研究は前者の所
見が主培養に基づいているのに対して後者の所見は2.
4−Dでの組織化生長のため″にあらかじめ選択された
第二の培養にもとづいているという点で異なる。アルフ
ァルファにおいて。
2.4−Dの低濃度で誘導された体性胚は正常形態およ
び種保存たん白プロフィールを有し、そして2.4−D
の高濃度で誘導される胚よりもより高い頻度で苗木へ変
換する(D、A、 5tuart、 J、Ne1sor
+。
S、G、 5tricklandおよびJ、W、 N1
chol、  ”アルファルファ細胞培養における生長
過程に影響を及ぼす要因” 、 R,R,Henke、
 K、W、 Hughes、 M、P、 Con5ta
ninおよびA」ollaender (Eds、)、
 Ti5sue Cu1ture 1nForestr
y and Agriculture、 Plenum
、 New York。
1985、 P、59)。
2.4−DおよびNAAの両方を含有する培地において
、2.4−Dは体性胚形態に優性効果を与えた(表2)
。NAA ト2.4−Dとの組み合わせは先に用いられ
(W、D、 Beversdorfら(1977)前出
)そして異常でつの形状の胚が報告された。ここでの研
究では、 ABAは2.4−D誘導胚の形態を変更しく
表2)、それらの子葉を葉様とした。
(以下余白) cXJj        ・ 胴  :   ゛ !2:パl立   の  コノ に・する六来 NAA濃度の増加は胚形成効率を比較的少し増大させる
ので(表2)、継代培養頻度の効果(つまり、非減損培
地の供給)が試験された(表4)。
McCallゲッタイブが試験された。そして胚全体が
実施例1で述べた手順に従って培養された。
培養は5または10mg/j2のNAAを含有する培地
上で開始され5,10または15日の間隔で同じ組成の
新しい培地へ継代培養された。全培養期間は30日であ
り、それゆえ培養物は標準インキュベーション期間を有
する対照培養物と共に5.2または1回移された。
NIO培地では胚形成効率は処理の違いによる変化をほ
とんど示さなかった。他方、 N5培地では効率値は5
日と10日の継代培養処理においてわずかに高かった。
N5培地では正常胚生成は全体を通して下がった。他方
、N10培地では15日の継代処理が最も正常な胚を生
成した。
試験されたこれら二つのNAA培地(N5およびN10
)において、継代頻度は胚形成にほとんど効果を与えな
かった。そして効率のレベルは高NAA濃度(20〜3
0■/l)のとき得られるレベルよりも相当低かった。
これらのデータは、オーキシンの減損は胚形成を制限す
る要因ではないということと。
しかし培地と外植体との間の象、激なオーキシン勾配が
望ましいということを示唆している。大豆子葉組織は高
核酸抵抗を有す(R,M、GiffordおよびJ、H
,Thorne (1985) Plant Phys
iol、 77 : 863)。
それゆえ高い外部オーキシン濃度が外植体内で展開すべ
き“誘導的゛オーキシン濃度のために必要とされるのか
もしれない。
培養が10■/1. NAAを含有する培地上で行われ
た後の研究では、30〜45日ではなく約7日の暴露期
間が好ましかった。この暴露期間を約1週間に減少する
と生成する胚の数が約倍になった。そしてこれら胚はよ
り健全でありかつより高い呼吸速度をもっていた。
(以下余白) 、]町二m二iユ3□:    の 2 多  に  
  る  24−DとNへへNAA (20または30
■/l)の高濃度の最初の培地と、2.、IDの5■/
lについて種々の時期での影響が、いわゆる標準培養液
(10■/j2 NAA)に変えられる前に調べられた
隔離された子葉が前述した実施例1の方法に従って培養
された。その結果は表5に示されている。
そこにはJ103とMcCa 11が共に試験され、同
様な結果が得られている。J103だけからのデータが
与えられている。
NAA培地での体性の胚形成の効率は、2.4−D培地
で3ないし5日前培養することによって増加したが、こ
の胚生成の増加は、2.4−DI日処理を除くと、正常
な胚の頻度中での減少を伴った。
2.4−Dの高生産性の特性と、異常な形態の誘導は容
易に分離できないことがわかる。
NAA移転処理に対して、2.4−Dの中で胚形成の効
率は2.4−Dを1日から5日へ長く接触するにつれて
増加し、そして10日で減少した。〔この実験において
、 D530日処理での胚形成の頻度は。
この培地上で隔離された子葉から慣例的に期待されてい
るものより低いが、平均杯数はまったく典型的なもので
あった。〕 D5の1日の処理で正常胚の頻度は最も高<、D510
日の処理で最も低い。
正常な体性の胚形成に関して、2.4−DへのNAA単
独処理は、最も低い効率を与え、 D530日の処理も
同様な結果となった。
根“の生長は培養期間10日よりも、2.4−Dが存在
する間では減少し、一方、2.1−Dの接触を長くする
と、カルスが正の矯正を示した。
2番目の″移転°°実験では、培養はNIO,N20゜
またはN30培地について開始され、そしてそこで5、
10.15日後の新しいNo培地に移されるか、または
30日の培養期間を通して元の培地の上に放置された。
胚形成頻度はすべての処理中類似していたが。
N20とN30培地上での培養は、N10培地(平均3
.62.3.05〜4.12の範囲)よりも常により高
い千均胚数値(N20では平均4.07.3.83〜4
,27範囲。
N30では平均4.77、範囲4,48〜5.00)を
与えた。
そしてN30の30日間処理は最も正常な胚を誘導した
(40.5%)。移転の前の保温培養時間は胚形成頻度
に関し決まった効果は得られなかった。N^^の3レベ
ル濃度差は表3に概説されている実験においてよりも、
より目立っていた。しかしながら。
正常胚生長の最も高い頻度は、N30培地で再び起こっ
た。根とカルスの生長ともNAAレベルを上げることに
よって刺激されたのである。
(以下余白) 実流■↓:   の・タ に する2のサイズの≦豊 実施例1の手法を用いて、培養中の応答における胚サイ
ズの影響が二つの実験で検討された。まず、最初に1.
5〜8.5胴までの範囲の長さの種子から得た胚が比較
された。2.4から4.0mm長さの間の種子から得た
胚は、最も敏感であることがわかり、そしてこのサイズ
の範囲のものがさらに研究された。この実験では4つの
クラスの胚、すなわち2.5.3.0.3.5および4
.0mm(未成熟の種子の長さは0 、5 mmに近づ
けている)のものが表1の最初の12培地上で培養され
た。
17の遺伝子型が用いられ、各胚のサイズのランクに対
するn値は240以上である。結果が表6に示されてい
る。
胚のサイズは、胚形成に関して重要な影響を与えた。1
.5〜8.5mmまでの長さの種子から得た胚は敏感で
あり、2.5と4.0 mm長さ間の種からのものは、
最も増殖的である。この範囲で、4.0±0.5胴長の
種子の胚は最も高い胚形成頻度と平均杯数値を有してい
た。一般に小さい胚(2,Omm長以下の種子)は、軟
質でゼリー状のカルスを作る傾向にあるが、大きい胚(
種子長が6.0mm以上)は。
しばしば応答せず、またはオーキシンの低レベルの存在
で発芽する傾向にある。
他の研究でも同様な最適サイズ範囲について報告された
が(B、 Lippman、  ら、  (1984)
、 那臣p−LJ、P、 Ranch、  ら、  (
1985)、 5upra、 U、B、 Barwal
e。
う、 (1986) 、 熟y虹)遺伝子型と用いられ
た成長環境が異なるために、正しく比較することは不可
能である。
(以下余白) 尖施炎五: 生の不灸 に する゛転子刑の影響体性の
胚形成に関する遺伝子型の影響は、17成熟グループ、
00大豆培養変種植物と、遺伝子型P1408.294
Aの1グループについて調べられた。
実施例1の手法がすべての胚を用いることについて準じ
られた。胚は表1の最初の12の培地で培養され、その
すべての培地でプールされたデータは表7に記載されて
いる。J103についてのデータは。
McCa 11のものと類似しているが、与えられてい
ない。
17の大豆遺伝子型について比較され、 CVAgat
eの1つを除いて、胚形成培養を引き起こしている  
′(Aga teは、しかしながら後の実験で敏感であ
った)。
胚形成頻度と平均杯数については、遺伝子型の中でもか
なり変化があり、最も増殊性栽培変種植物である(Og
emaiy)は最も増殊性の少ないもの(Acme)の
6倍以上の有効値を有していた。
体性の胚増殖におけるこの変化にかかわらず。
そのプロセスの全形態学は、そこには正常から異常体性
胚の割合に変化はあるとしても、すべての遺伝子型につ
いて一致しているように見えた。
これらの実験を通して、供給される植物は、できるだけ
同一条件に近づけるように保たれた。しかしながら、植
物の生成と培養の応答については季節的変化を注目すべ
きである。夏季での成長で植物は最も増殖的になり、そ
れらの胚は培養によってさらに敏感に現れた。(この影
響はまだ決定的に試されたわけだではないが)。夏季と
冬季間のより重要な環境の変化は光線の量と質である。
異なった大豆遺伝型から得られた胚形成頻度に変化はあ
るが、試験されたすべての系統のデータはいくつかの胚
形成レベルを与えており、そのプロセスは遺伝子型に特
異なものでないことを示している。この結論は(B、L
ippman、ら、  (1984)、’」狙卯1. 
J、P、Ranch+ら、  (1985)’、 u肛
虹U、B。
Barwale、ら、  (1986)、影」二〇−に
報告された。遺伝子型の影響についての他の研究は既に
報告されているが、これは胚形成について最適以下条件
で用いたことによる結果である(W、D、 Bever
sdorf、ら。
(1977)、 ト阻り扉U、B、Barwale、ら
、  (1986)、 5upra)再生に関し無視で
きる遺伝子型効果は、大豆の改良におけるシステムの適
用に対する多数のインプリケーションを持ち、  (D
、F、 H41debrand、  ら、 (1985
)、 5upra)その再生中で実験記録は大豆育種系
の選良に直接通用されるべきである。
(以下余白) 1狗±■:   の不多”に する声”八と究素ヒ実施
例1の一般的な手法を用いて、3つの培地塩の組成と3
つの窒素源の影響が10遺伝子型培養で試験された。
B5(0,L、 Gamborg+ ら、 (1968
) 、 u肛虹)とB2(G、C,Ph1llips 
ancl G、B、 Co11ins、 Crop S
ci、。
19 (1979) 59)は、標準MS塩と比較され
た。硝酸アンモニウムの添加(1,65g/ j2 )
またはグルタミンとメチオニン(8,5g/42と1.
5g#2)が、 B5塩で試験され、そしてカゼイン加
水分解(Dirc。
enzymic digesL O,5g#2 )がM
S塩中で試された。
結果は表8に示されている。
2番目の実験では、窒素化合物の添加効果の調査が、つ
まりアミノ酸とポリアミンの割合が、 McCallと
J103遺伝子型の両方を用いて比較された。結果は両
遺転子型とも類似しており、 McCallからのデー
タだけが与えられている。結果は表9に示されている。
グルタミン、メチオニン、プロリン(Proline)
とアルギニン(arginine)は、すべてそれぞれ
20mM添加された。グルタミンとメチオニンはそれぞ
れ10mMづつ混合して、プトレシン(spermin
e) 、スペミジン(spemidine)そしてプト
レシン(putrescine)は単独で1mM供給さ
れ、そしてカゼイン加水分解物は0.5g#!添加され
た。カゼイン加水分解物を除いてすべての化合物がフィ
ルター殺菌消毒液として冷却培地へ加えらえた。
MS、 B2とB5塩が比較される時(表8)、胚形成
頻度は最後の化合物が著しく低かった。余分にB5を添
加することは、 NH4NO3の形態で、またはグルタ
ミンとかメチオニンの形で窒素を減少させ、最も有効な
アミノ窒素の供給で胚形成頻度をMs、  B2培地の
ものと比較できるレベルにまで引き上げた。カゼイン加
水分解物としてのアミノ窒素をMS塩に添加することは
、平均歴数を増加させ。
添加されない場合に比べて胚形成頻度を上げた。
窒素化合物の添加効果は2表9に示す実験で、さらに試
験された。この試験で、 NIO培地(MS塩。
10mg/ l NAA)の中に20+nMで添加され
る時、4つのアミノ酸とカゼイン加水分解物(0,5g
/ 1. )は。
すべて胚形成を変化させ得る程度に抑制した。同様な結
果がポリアミン(1mM)を含む培地で観察された。
正常な胚の頻度は、添加培地でも低下した。添加培地で
は、胚形成の応答における変化は強調されているように
見えた。そして、ポリアミン スペルミジン(sper
midine)とプトレシン(putrescine)
の2つの特殊な添加によって、極端に多産培養となり、
正常胚の結実数が(5〜15)時々増殖した。
いくつかの化合物、特にプロリン(proline) 
グルタミン(glutamine) とカゼイン加水分
解物の添加効果はクロロフィルレベルを上げることと。
黒く着色された化合物−それは培地にあるフェノールで
あるが−を濾過させることである。最後の結果はPI 
408.294Aで最も述べられている。
大豆の体性胚形成における窒素減少の重要性は。
MS、  B2とB5塩(表8)間の比較で実証された
2.0mMのアンモニウムイオンを含むB5塩での胚形
成頻度は、それぞれ12.5と20.6mM NH4+
を含むB2とMS塩でのものの172より少ない。
窒素添加が減少された無機(NH4NO3)または有機
(Gin、 +Met)は共に、B5不足の培地では胚
形成頻度を回復することができ、アミノ−窒素の添加は
より有効であった。窒素の減少は体性の胚形成を促進す
るという観察は以前に述べられている。
つまり未成熟の子葉は無視できる硝酸塩還元酵素活性を
持っており、活性は硝酸塩を含む培地で培養されること
によって誘導されるということである(R,C,Ack
erson(1985)、 Crpo Set、 25
 : 615)。
大豆の体性胚形成に関する他の研究で、窒素の減少は概
してアンモニウム硝酸塩として添加されている(W、D
、 Beversdorf ら、  (1977)、 
那伊ra 。
B、 Lippman、  ら、  (1984)、5
upra、 J、P、 Ranch、  ら。
(1985)+ 基1戸=、 B、J、 Li、ら、 
 (1985)、 u肛虹。
U、B、 Barwale+  ら、  (1986)
、 那用戸−) 。しかし。
この明細書のデータは適当条件下で、オーキシンと窒素
の一定レベルで、完全な胚形成を促進するであろうこと
を示している。
表8に示す最初の実験で、カゼイン加水分解物(0,5
g/ 1 )をMS培地へ添加することは、平均胚数を
大きく増加させるため胚形成頻度を80%増加させる。
しかしながら、2番目の実験で、全ての添加物(アミノ
酸、ポリアミン、カゼイン加水分解物)は胚形成頻度を
抑制し、そして正常胚の頻度を減少した。
窒素を含む添加物のこれら抑制効果は特定のアンモニウ
ムイオンと、用いられた添加物の濃度によって生じる。
アルファルファの体性の胚形成に関し、アミノ酸とアン
モニウムの影響についての研究は、それらの相互作用が
複雑であると説明している(D、八、5tuart a
nd S、G、5trick 1and、 PlatS
ci、Letty 34(1984)175)、そして
刺激および抑制の効果がそれら両成分の濃度変化から生
じていることが示されている。ここで試験されたいくつ
かの窒素含有化合物は、培養の胚形成強さに影響した。
グルタミンとカゼイン加水分解物が深い緑の培地で生長
し、そしてスペルミジンとプトレシンが非常に多産の培
地で時々生産した。しかしながら、試験されたレヘルで
は2体性の胚形態学について補足しないことは重要な影
響を与えた。この発見はいくつかのアミノ化合物を体性
の胚生産。
形態学と品質に深く影響しているアルファルファの場合
と対比された。(D、A、 5tuart et al
、(1985)。
5upra) 、そして、ニンジンでは体性の胚形成中
でポリアミン代謝を内包することを示唆している。
(八、A、Fienberg、  J、H,Choi、
  W、P、  Lubich  andA、RlSu
ng、 planta、162(1984)532)。
(以下余白) ゛1°°ニ″′〜C’J−1cm3へ°゛1災旅■韮:
 生不灸 におけるシヨ声とグルコ−実施例1の一般的
方法を使用し1体性胚形成におよぼすショ糖濃度の影響
を2つの実験で研究した。まず最初に、N10培地にお
けるショ糖とグルコースの濃度がそれぞれ1.5.3.
0.6.0および12.0%で比較した。結果は表10
に示す。
McCa 11とJ103との遺伝子型が試験され、同
様の結果を得た。J103のデータのみを示す。
2番目の実験では、3濃度のショ糖(2,5,5,0お
よび7.5%)が、 PI 408,294Aを使用し
て、2゜A−D濃度2.5.5.0または7.5 ml
/ lとの階乗の組み合わせで試験された。結果は表1
1に示す。
NIO培地では、ショ糖濃度が1.5から12%に増加
するにつれ2胚形成効率は著しく減少する。(表10)
。培養に対する残りのパラメーター、つまり、正常な胚
の頻度1発根類度およびカルス形成頻度は、全て、95
111度の増加に従い、同じように阻害されることが示
された。
培養組織は、低濃度ショ糖培地では、あまり稠密ではな
く2体性胚はより透明に見える傾向がある。ショ糖とグ
ルコースは同様の結果を与えるが。
例外として、グルコースは根とカルスの形成に対し、よ
り阻害的であった。
3つの2.4−D培地(D2.5.05.0およびD7
.5)の各々において、胚形成頻度は、ショ糖濃度が2
.5から7.5%に増加するにつれ、減少した(表11
)。
しかしながら、最適2.1−Dレベルが、ショ糖2.5
および5.0%で5.0mg/]から、シE11!7.
5%で7.511+g/ffiへと変化する中で、ショ
糖とオーキシン濃度との間には相互作用がみられた。こ
の実験で、最大の胚生産は高2.11−Dと低ショ糖で
起こるのであるが、これらの条件下では発生が続けられ
る代わりに、一部の胚は再カルス形成をした。
NAAと2.4−D培地での胚形成は両方とも、ショ糖
濃度が減少するにつれ、効果的に改善された(表10お
よび表11)。そして、培養の他のパラメーターは同様
に影響を受けた。炭素源としてのショ糖とグルコースと
の間には、高濃度のグルコ−ス(6および12%)が同
じショ糖濃度よりも形態形成を阻害するということを除
いては、相違はなかった。例えば、ある与えられた重M
/容積グルコース濃度は同じショ糖濃度よりも高い浸透
圧をもたらす。阻害におけるこれらの違いは、おそら<
″毒性”効果よりもむしろ、グルコース培地の高浸透圧
による結果であろう。ダイズの体性胚形成の研究の大部
分は、2%または3%ショ糖を含有する培地を使用した
ものである。(W、D、Beversdorf。
et al、 (1977) 、 且肛虹、 M、L、
Christianson、etal、(1983)+
製肛し、 J、P、Ranch、 et al、  (
1985)+u肛虹、 B、J、Li、 et aL 
(1985)+ 並■虹、 U、B。
Barwale、 et al、(1986)、用肛し
) o しかし、ある研究では(B、Lippman、
 et al、(1984)、前出)非常に低濃度の2
.4−Dとともに種々の濃度のショ糖とグルコースが試
験された。ショ糖はクルコースよりも限界的に優れてい
ることがわかり、1mg/l2.4−Dを含む培地にお
いては、いずれかの糖の最適濃度は0.5%であった。
最近の研究は、インビトロで成育する未成熟なダイズ種
子にとって0G の炭素源として、グルコースがショ糖よりも優れている
ことを示唆している(R,C,Ackerson、 C
ropSci、、25(1985) 615)。未熟な
子葉の培養についての以前の研究が、ショ糖のほうが優
れていると示唆していたにもかかわらずである(J、F
、Thompson。
J、T、Madison  and  A−M、E、M
ueuster、、Ann、  Bot、l 41(1
977)29)。ここでの研究においては、ショ糖とオ
ーキシンとの間の相互作用が観察され、その中で、ショ
糖濃度が2.5%または5%から7.5%に増加するに
つれ、2.4−Dの最適濃度が5.0mg/lから7.
5mg/j2へと増加した(表11)。この相互作用は
、 Lippman、 et al、(1984)、前
出により得られた最適2.4−D濃度(0,5−1,0
mg/ I! )と、ここで前述した実施例、すなわち
ここでの実施例1およびその他の研究(J、P、Ran
ch、 et al+  (1985)+前出)で得ら
れた最適濃度(5,0−10,Off1g/ mfl 
)との間の明らかな不一致を説明するだろう。前者の研
究は1%ショ糖を含む培地を使用しており、一方、後者
の研究は3%ショ糖を含む培地を使用していた。
前埋 1差■■:  ネタ におけるHの≦1培養反応におけ
る培地pl(の影響を測定するために、実施例1の一般
的方法に従い、一連の5種類のNIO培地が調製された
。培養前(オートクレーブ後)のpH値は、それぞれ5
.0.5.5.6.0.6.5および7.0であった(
予備試験は2次のことを示した。つまり、オートクレー
ブ前のpus、5および7.0の間のpH値では、オー
トクレーブ後も同じpH値が生じる;使用された培地は
、所望の値の十〇、1pH単位内であったということが
試料で確認された)。
上述のような5種類の培地に加えて、3つの緩衝培地も
また試験された。これらの培地はそれぞれ10mM M
BS (2(N−モルホリノ)エタン硫酸)を含み。
オートクレーブ前に、それぞれpH5,0,5,5およ
び6.0に調整された(それらのpH値はオートクレー
ブ後も変化なかった)。結果は表12に述べる。
初期(培養前)のNIO培地のpHをpH5,0とpH
7,0との間に変化させても、胚形成効率又は発根頻度
に一貫した影響はなかった。対照的に、正常な胚の産生
とカルス形成は培地のpHにより著しく影響を受けた。
両方のパラメーターは最適pHが5.0あるいは5.5
であり、より高いpH値でパラメーターが低下する。緩
衝培地では、胚形成効率に対する最適pHは、 (y、
 McCallでは6.0そしてcv、J103では5
.5であった。ところが一方、 pH5,0は、すべて
の成長と発生のパラメーターに対して阻害的であった。
cv、 McCallにおいては、正常な胚の頻度は、
明らかにpi15.5に緩衝作用させた培地で最大であ
った。ところが、 cv、 J103においては、正常
な胚の頻度はpH5,5およびpH5,0で同じであっ
た。
後者の値が、産生されたちの全部で3つのうちから1つ
の正常な胚を表すのではないかと思われたにもかかわら
ずである。緩衝作用させていないすべての培地において
は、最終(培養後の)pHは6.7±0.7であった。
ところが、緩衝作用させた培地では、最終pHは初期値
の0.05単位以内であった。
その他のダイズの体性胚形成の研究は、オートクレーブ
前のpH値がpH5,8と6.0の間にあるような緩衝
作用させていない培地を用いており、それはオートクレ
ーブ後に5.4−5.6のpH値となった(W、D、B
eversdorf、 et al、 (1977) 
、前出、 M、L。
Christianson、 et al、(1983
)、前出、 B、Lippman。
et al、(1984)、前出、 J、P、Ranc
h、 et al、(1985)。
前出、 B、J、Li、 et aL(1985)、前
出、 11.B、Barwale。
et al、  (1986)、前出) 、 pH6,
0は、単離された子葉培養における乾燥重量とタンパク
質の蓄積にとって最適であるということが、以前に発見
された(J、’F、 Thompson、 J、T、+
 et al+ (1977)+ 且肛虹)。
ここにおける研究では、最終pHは、異なったpH値か
らはじめた培地においてと生産的および非生産的培養に
おいてとで、同じ値であった。ムラサキウマゴヤシ(a
lfalfa)では1体性胚形成は高い細胞内pHと関
連していたが(J、5chaefer (1985)P
lant Physiol、 79(1985)584
) 、しがし、外部のp)lの影響、又は、培地のpH
変化についてのデータは示されていなかった。
(以下余白) 災施孤豆:   1タ における    ゛のLイの影
響 胚軸の影響と胚形成における種々のレベルの組織損傷の
影響を研究するために、胚はNIO培地で培養する前に
異なった切開処理をうけた。実施例1の一般的方法は、
別な方法でひき継がれた。最初の実験では、4つの処理
が比較された;1、胚全体 2、損傷を受けた子葉−胚の長軸に平行して。
両方の子葉を通過して末端からの子葉の長さの3分の1
のところまで伸ばした。2つの切れ目を入れた。
3、軸の除去−胚の長袖に垂直に、子葉の末端から下へ
4分の3のところに両方の子葉を通して。
1つの切れ目を入れることにより、胚軸を除去した(単
離された子葉のみを培養した)。
4、胚の2分割−胚の長袖に垂直に、子葉の下から半分
のところに2両方の子葉を通して1つの切れ目を入れ、
胚を2分割した(単離された半分の子葉と胚−軸部分の
両方を培養した)。結果は表13に述べる。2番目の切
開の実験では、3つのレベルの組織損傷、つまり、全体
、半分あるいは4分の1に単離した子葉を比較した。結
果は表14に述べる。McCa I IおよびJ103
の遺伝子型の両方が。
2番目の実験に使用された。結果が同様であったので、
 J103のデータのみを示した。1番目と2番目の実
験データの両方とも、 “′1つの胚あたり′”を基本
として表した。
2つの実験で、N10培地を用いた切開の影響を試験し
た。1番目の実験(表13)では、胚形成の効率は肝移
植の切開(損傷)により増加したことが示された。そし
て、効率の両方の構成パラメーターが影響をうけること
を示した。胚軸の除去は。
胚形成効率をさらに増加させることが明らかとなった(
“′子葉損傷°”対“軸の除去“処理)。パ胚の2分割
”処理では2体性胚は単離された子葉部分と胚軸に付け
られた子葉の端との両方で形成された。2番目の切開実
験では、単離された子葉“全体°”が半分または4分の
1に分割された子葉と比較された(表14)。胚形成頻
度は2組織の損傷の度合が増加するにつれ増加した。し
かし、胚の平均数は半分にした子葉で最大であったので
、胚形成効率は“′半分にした子葉″′処理と4分の1
にした子葉”処理とで非常に似ていた。発根とカルス形
成の頻度は9組織の損傷が増加するにつれ。
増加した。2つの切開実験の間の重要な不一致は。
以下であった。つまり、1番目においては、最も高い正
常な胚の頻度は最少の組織損傷で見られる(゛′胚全体
゛処理)。ところが、2番目においては、正常な胚の頻
度は最も組織損傷を伴うもの(“4分の1にした子葉″
処理)で最も高かった。
肝組織に対する損傷あるいは切開処理は、N10培地に
おける胚形成効率を明らかに増加させた。
両方の処理においては、同じレベルの組織損傷は保証さ
れてはいないのではあるが2表13の゛損傷をうけた子
葉゛と軸を除去゛処理との胚形成における増加では、胚
軸は子葉組織からの胚形成を抑圧し得ることを意味して
いる。最初の実験における観察で、正常な胚の頻度は゛
′胚全全体培養で最も高かった(表13)。一方、2番
目の実験では。
正常な胚の頻度は組織損傷のレベルとともに増加しく表
14)、説明するのが困難である。これは。
実験間で別の品種が使われているので、遺伝子型−特異
性反応であり得る。しかし、この疑問にはさらなる研究
を要する。刺激された胚形成2発根およびカルス形成に
おける切開の影響は、高濃度のオーキシンの影響と似て
いる。それは、子葉組織のオーキシンに対する感受性に
ついての創傷の影響を示唆している。このような過程の
、可能性ある媒介物はエチレンである。ダイズの体性胚
形成の研究の多くは、単一の外植体型と切開技術を使用
していた(W、D、Beversdorf、 et a
l、(1977)、前出、 M、L、Christia
nson+ et al、(1983)、前出、B。
Lippman、 et al+ (1984)+前出
、 B、J、Li、 et al。
(1985) 、前出、 U、B、Barwale、 
et al、(1986)、前出)。
ある研究は、胚全体と単離した子葉の両方からの胚形成
を報告している(J、P、Ranct++ et al
、((1985)、 u肛娃。しかし、比較データは示
されていなかった。
実差七田トu渡p引≦+′およびネタ における組成 胚形成における光強度および組成の影響を調べるために
、培養物に16時間にわたり、高強度の光(約80マイ
クロEm−” s−’)または低強度の光(10マイク
ロEm−2s−’)をGrolux (シルバニア社製
)または非発熱製白色螢光ランプから照射した。引き続
き暗黒下での5番目の処理もまた包含される。
それ以外は、実施例1の方法が用いられた。その結果を
表15に示す。
光強度および組成の比較において、胚形成の効率は、い
ずれの光のタイプにおいても低光強度のほうが高かった
。さらに、高強度の光処理を行って得られる胚は、しば
しば脱色されており発達障害を示す。高および低光レベ
ルのいずれにおいても、 Groluxライトを用いる
と非発熱性白色螢光ライトを用いた場合よりも胚形成の
効率が高い。胚形成は暗黒下でも起こるが、光照射下よ
りも低効率である。胚形成に比較して、根およびカルス
の生成は高強度の光レベルで促進される。
光強度および組成は、ホルモンまたは糖濃度のような因
子に比べて影響が少ない(上記を参照されたい)。Gr
oluxおよび非発熱性白色光においては、低光強度が
、高光強度よりも好ましい。他方。
どの光レベルにおいてもGrolux光が白色光よりも
好適であった。Groluxランプは、非発熱性白色光
に比べ、青色(430〜490nm)および赤色(63
0〜680nm)波帯において高発光を有する(V、A
、He1son、Can、 J。
plant Sci、、 45(1965)461)。
そして、従来の研究において、 in vitroでの
形態生成に優れていることが明らかにされた(G、 S
chlegel and R,SchneiderMa
essen、  Gartenbauwissensc
haft も、  46  (1981)106)。ダ
イズ接合体胚の培養においては、生育は暗黒下に限定さ
れ、それに続く種子の発芽の割合は減少する(R,C,
八ckerson、Crop Sci、 25(198
5)615、 R,L、0bendorf、 E、E、
Timpo、 M、C,Byrne。
T、V、Toai、 G、T、Rytko、 F、C,
HsuおよびB’、G、Anderson。
Ann、 Bot、、 53(1984)853)。
(以下余白) 191                      
     −m−111:ハ育  への  不の 小 植物体への生長を促進するために、実施例1の方法によ
り形成された体性胚を、 2.5mm長になったとき、
親培養物から分離し、二次培養培地に移した(P、A、
Lazzeri、ら、  (1985L 前出)。胚の
発育および“′発芽°′を支える能力について、多数の
培地を試験した。予備試験では、低ホルモンレベルが望
ましいことが示された。そこで、以下の一連の培地(こ
れは、 MS塩、B5ビタミン、3%スクロースおよび
NAA (N)と3種のサイトキニンBA(B)との組
み合わせ、カイネチン(K)およびゼアチン(Z)を含
有する)を比較した。 N O,1,BKZ O,00
1;N O,1,BKZ o、ol; N O,001
,BKZ O,01,N O,01,BKZO,1; 
N O,001,BKZ O,1and N O,1,
BKZ O,01,GA30.1(これはmg/lでの
全ホルモン濃度である。各BKZレベルでは2個々のサ
イカイキニンは、それぞれ。
全サイトカイニン濃度の173であった)。この一連の
培地は、オーキシン:サイトカイニンの比が100 :
 1 と1:100との間であった。
土壌に移すのに適当な根を付けた小植物体を生産するた
めに、“発芽した胚(これは、−成葉の外植を有する)
を、マゼンタ(Magenta Corp、+シカゴ)
ボックス(P、A、Lazzeri+ら、  (198
5)。
前出)に移した。強力な植物生長を促進する能力につい
て、多くの培地を試験した。試験された突然変異体には
、以下の異なる塩組成物を含有させた;SGL (G、
B、 Gollins and G、C,Ph1lli
ps、 )リホリウム プラテンセ(Trifoliu
m pratense)での組織培養および植物再生、
 E、D、 Earle and Y。
Demarly (Eds、 ) 、組織培養から再生
された植物における変異性、 Praeger、 Ne
w York、 1982+ p。
26)+ MS (T、 Murashige and
 F、 Skoog、 Physiol。
Plant、 15 (1962) 473)および1
/2 MS (P、八、 Lazzeri。
ら、  (1985)、前出)、B5および1/2 B
5 (0,L。
Gamborg、ら(1968) 、前出) 、 Wh
ites’  (改変された)  (P、A、 Laz
zeri and J、M、 DunilIell、八
nn。
Bot、、 54(1984) 351L )IPN 
(水耕性の栄養培地。
0.25mg/ 42 N15On・6HzOを含む塩
(D、L、Eskew、 R。
M、 Welch and E、A、 Cary+ (
1983) 5cience  222 :621) 
) 、、窒素源補足物;カゼイン加水分解物(酵素分解
、  0.5g#!、 KNO3(1,0g#り 、 
NH4N03(0,5g/j2)、ゲル化剤; Phy
toagar (Gibco) (6,0g / j2
 ) 、 Difco Bacto−agar(6,5
g / I!、) 、 Ge1rite(Kelco)
 (2,0g / I!、) 、生長制御剤; IBA
(0,05mg/l)、カイネチン(0,05mg/ 
12 ) 、クマリン(5mg/j2);水供給源(M
illiQで濾過された水、水道水、市販の温泉水(ハ
イブリッジ温泉))、酵母抽出物(Difco 1.O
g / I!、) 、 Kaoビタミン(modifi
ed)  (K、N、Kao、 Mo1. Gen、 
Genet、、 150 (1977) 225)、、
 フルクトース(2%)、活性炭(1%)、および緩衝
液(10mM MES)。
(以下余白) 体細胞胚の「発芽」速度は、試験した6種のNAA/B
KZ培地において、オーキシン:サイトカイニン供給を
変化させることにより、はとんど影響を受けなかった。
より重要な因子は2体細胞胚の本質的な、「成熟」であ
った。目視でき、明りょうな頂端を持つ胚は、6種のど
の培地においても迅速に「発芽した」が、明りょうな茎
頂を欠く胚は。
「発芽する」前に20〜60日の時間的なずれを一般に
示した。培養物の一般的な「健康」の評価より。
0.05mg/lNAA、 0.1 w/I! BKZ
を含む培地(P、A。
Lazzeri、 et al、  (1985)前出
)が、常套な用途に適していた。
第−葉の発生を伴って、「発芽した」胚は、マゼンタ筒
中の低塩培地に移した時、容易に根を出し、トリフロリ
エートを生産し、正常な大きさに生長したが、より古い
葉は、しばしば葉脈間の白化を示し、ある場合では、未
成熟葉の老化を示した。この白化は、土壌への効果的な
輸送を妨げなかった。(白化/老化応答は2体細胞胚由
来の小植物体だけに制限されることなく、実生において
も見られた。)多種の培地を小植物体の質を改良するた
めに調べた。
小植物体の生長に影響を与える因子は、塩組成。
水供給源、ゲル化剤および酵母抽出物であった。
11PN塩および0.25g/ j2酵母抽出物(水道
水に溶解させ、オートクレーブにかける前にpH5,9
に調節し、 0.65g/ It Difcoバタトア
ガーでゲル化する)を含む培地が、良い生長を与えた。
根を容易に出さないという遺伝子型のため、このHPN
培地には。
5 mg / 1クマリンまたは0.005mg/ E
 IBAを加えた。
体細胞胚の「発芽」の頻度および速度は、胚の「正常さ
」と密接に関連していた。異常な胚は。
「発芽」速度が低く、外殖が伸び出る前の時間的なずれ
がより長かった。同様の関係は、アルファルファにおい
て報告されている(D、A、5tuart+ etal
、  (1984) 、前出)。アルファルファ、およ
び他の大豆の研究(J、P、Ranch、 et al
、 (1985) 。
前出)における状況とは対照的に、最近の研究では、誘
導培地へのアミノ酸の添加、および発芽培地でのホルモ
ン操作のいずれも、胚発芽に対して一貫した効果を有し
なかった。
再生した小植物体における葉の白化、および未成熟葉の
老化は、インビトロの条件に特有であった。白化した葉
が、土壌へ移した小植物体において、再び緑化すること
が認められると、培養物における毒性や欠乏が暗示され
た。インビトロでの組織の生長のために開発された塩組
成物のがわりに、水栽培用に開発された塩組成物に基づ
いた。
(D、L、Eskew、 et al、 (1983)
前出)修正11PN培地を用いると、植物の健康が著し
く改善された。満足な大豆小植物体のインビトロでの生
長の難しさに関しては、他では、はとんど考察されてい
ない(Z、Yang、 Z、 Chan、 Z、 Li
v、およびZ、八hang+Bulletin of 
5cience、 16(1984)1012)。しか
し。
再生体の発根およびその土壌中での確立の問題に関する
報告(B、 Lippman、 et al、(198
4)、前出。
U、B、Barwale+et al、 (1986L
前出M、L、Christianson。
et al、(1983)、前出)は、小植物体の生長
状件は。
しばしば1次善なものであることを示唆している。
剣1健:ハ盲 の盲 全 への 生 発育した一成葉を持つ実施例11の小植物体を。
0.005 rng/1. IBAを加えた1/2 M
S 2s培地(XI/2MSマクロ塩、×1ミクロ塩、
 B5ビタミン、2%シヨ糖、 0.65%フィトアガ
ー)に移し、マジェンタ箱に分配した。
箱をプロルックスまたは、非発熱性の白螢光ランプから
の50−100マイクロEm−2s−’(500〜10
00ルクス)の光中に16時間おいた。
よく発達した根糸を持った小植物体が観察されたとき、
滅菌された(オートクレーブにかけるがまたは、マイク
ロ波で処理される)鉢混合物(2:2:1土壌:プロミ
ックス:砂混合物)を含む鉢に移した。毎週、ペーター
ズ20 : 20 : 20完全肥料を与えた。硬化期
の水分蒸発を減少させるため。
植物をおおった。ダニの侵入やコナジラミは、当該技術
分野で公知の方法で制御した。P、Aルミ2Zer 1
 +et al、(1985)前出を参照せよ。
種を持つ植物体全体を再生した。
実施仔1113:   包不多 に・する氏、・ノ ヒ
勿 氏先の実施例では、2..11−Dの最適濃度は5
mg/!と10mg//2との間、  NAAの最適濃
度は、少なくとも30+++g/ffiであると示した
。しかし、オーキシン濃度を減少させたときの効果を、
 II!濃度を変化させて試験した。他は、実施例1の
方法に従った。
結果は1表16に記した。
全ての体細胞胚形成の効率は、1%または2%ショ糖で
最適であると示される。正常な胚の頻度は、最も低いシ
ョ糖濃度(0,5%)が最適である。
正常な胚生産の効率(正常胚の頻度×平均の正常な胚の
数)は、1%ショ糖で最適である。このショ糖濃度は2
体細胞胚上に形成される子葉の数にも影響を与える。最
も正常な双子葉植物の胚は。
それぞれのオーキシン濃度で、0.5%ショ糖により作
られた。各オーキシン濃度において(6,25゜12.
5.25または50+ng/ I!、 ) 、正常な(
双子葉植物の)胚は、シラ11!濃度が上昇すると減少
する。低ショ糖濃度の使用により、高いレベルの効率お
よび胚の正常さが、比較的低いオーキシン濃度(6,2
5■/fi  NAA)で得られる。
表16に示すように、 6.25 NWA、 2.0%
ショ糖培地での第二のインキュベート期間中の培養の生
産性は、第−培養培地中に低濃度ショ糖(0,5%)を
加えることにより、増加する。
また9表16に示すように1体細胞胚の発芽(カラムの
頭の「%P、 LVS J≧5mm」(パーセント第−
葉≦5mm))は、1%または2%ショ糖で生産される
胚の間で、最高である。
(以下余白) 社 :l−!:IQ1 裸 :     ′ 1  ;    。
+y  :      。
実施例14ニゲリシン クーンデスチナの多 云換ベク
ターpH575を有するアグロバクテリウムツメファシ
ェンスを調製した。このベクターの構築は、米国特許出
願第788,984号(1985年10月21日出願)
により充分に記述されており、その内容は、ここに開示
されている。このベクターは、カナマイシン耐性および
オクトピンシンターゼ遺伝子を持つ。バクテリアは、カ
ナマイシンを含むYEP培地(LO,Og/(2酵母抽
出物、 10.0g/ j2ペプトン。
5.0g/f NaC1,15g/l寒天、 pH7,
0)のプレート上、28°Cで培養した。アグロバクテ
リウムのコロニーのいくつかをはぎとり、  YEPブ
ロースまたは細胞最少培地に再懸濁した。約25から5
0のコロニーを、  1.5mlの培地あたりに懸濁し
た。この懸濁コロニーを一晩増殖させた。
グリシン クランデスチナ植物体を、温室で。
開花させるまで成長させた。植物体を、滅菌した土:プ
ロミックス:混合砂(2:2:1)中で直径25cmの
鉢あたり1から2植物体で成長させ、ピーターズ20 
: 20 : 20完全植物肥料を毎週与えた。
短日間、自然光を、13時間の人工(高圧ナトリウム)
光で補った。小節足動物の慢延を、ブリクトラン(ダウ
 ケミカル社の商品登録)或いはペンタツク(ゼオコン
社の商品登録)で制御した。コナジラミばオルテン(シ
ェブロン社の商品登録)で制御し、うどん粉病は、ベネ
レート(デュポンの商品登録)で制御した。
葉片を、植物体の未成熟な葉より取り、乾燥より組織を
保護するために冷水を入れた皿に移した。
外殖片を70%イソプロパツールで1分間、−滴のリキ
ノックスを含むlO%クロロックスで10〜15分間洗
浄および滅菌し、滅菌水で5分間2度洗浄した。
植物組織をサイトカイニンを含む再生培地に移植し、1
つのプレートあたり20〜30個の植物片を用いて、1
〜2日間ブレインキュベーションした。
ヱ久旦ム文元丈立ムの一晩懸濁培養物を、カナマイシン
を含むYEP培地に塗布し、単一コロニーを得た。単一
コロニーを選択し、カナマイシンを含むYIEPブロー
ス25m1に植菌するのに用いた。この培養物を、振盪
水浴中、28°Cで、−晩生前させた。培養物を、遠心
分離し、  YEPグロプロ或いは最少培地に再懸濁し
ている細胞を集めた。
ブレインキュベーション後1組織の各月に、約106の
生物体を含む再懸濁した一晩培養物を1 mlあたり0
.5から1.0μρの割合で植菌した。予備実験では1
組織を培養溶液に浸漬すると、アグロバクテリウムが過
剰増殖し1組織を殺すことを。
示した。材料をアグロバクテリウムの存在下で2日間増
殖させ、それからメツオキシン(Mefoxin)1成
あたり300から400μgの濃度で含む再生培地に移
した。
2から7日後に、形質転換された組織を選抜するために
、100〜300μg/mflのレベルのカナマイシン
とメツオキシンとを含む再生培地にこの材料を移した。
茎・葉が形成されるまで、隔週で、抗生物質を含む再生
培地上で継代培養した。茎・葉のある小植物体を2次に
発根培地に直接移した。発根した植物が再生した。
実施例15ニゲリシン マックスの多 云換ヘクターp
l(4−1(NRRL寄託No、 B−18009で。
エシェリヒア コリに802(pH4−1)として。
U、S、  Dept、  of  Agricult
ure、  八gricultural  Re5ea
rchService+  MidllIest Ar
ea、  Northern Regiona+Re5
earch Center、1985年10月15日に
寄託されている)は、カナマイシン耐性マーカー遺伝子
とオクトピンシンターゼ遺伝子とを含む。このヘクター
を有するアグロバクテリウム ツメファシェンスを、実
施例14に述べたように培養した。
グリシン マックス植物体を実施例14で述べたように
成育させた。形質転換に用いた組織は、3〜5mmの未
成熟の種子由来の未成熟の子葉であった。さやを植物体
より除去し、冷水中で貯蔵した。
次に、はこりや土を冷水下で洗い落としてその後におけ
るカビによる感染を避けるようにした。長さが約3〜5
mmの種子を、さやを光に当てることにより前もって選
抜した。さやを、70%イソプロパツールで1分間、2
5%クロックスおよび1滴のりキノックスで10〜15
分間滅菌し、それから5分間ずつ滅菌水で2度リンスし
た。未成熟の種子をさやから除き、胚軸を、茎頂領域よ
り離れた両方の子葉を切ることにより除去した。子葉が
現れるまで、圧力を胚の反対側にかけた。
子葉の組を、  100mmのディツシュ(ディツシュ
あたり30m1の培地)あたり10の比率で再生培地に
載せ、そして2日間ブレインキュベーションした。
用いた再生培地は以下のような胚形成培地である: (
1)MS塩、 B5ビタミン、3%スクロース、500
■/!グルタミン、  100mg/42メチオニン、
 10n+g/12 NAA、  0.6%フィトアガ
ー、 pH5,9(オートクレーブ前);そして(2)
 M S塩、 B5ビタミン、3%スクロース、  5
00mg/乏グルタミン、  100mg/ffメチオ
ニン、 10mg/j22. 4−D、0.6%フィト
アガー ブレインキュベーションした組織に、0.5μlの再懸
濁したアグロバクテリウムを接種した。−アグロバクテ
リウムをあまりにも多(加えないことが重要である。と
いうのはそれが組織を速く増殖させ、それを殺してしま
うからである。接種に用いた13(三!危乙テ巳しグJ
1懸濁液は1雌あたのおよそ106個の菌体を含んでい
た。子葉を2日間バクテリアの存在下で成育させ、それ
から、アゲロバクチリアを殺除するための抗生物質(2
00mg/mlメファキシン或いはタラフォラン)と形
質転換された体性胚を選抜するための100μg / 
mlカナマイシンを含む新たな胚形成培地に移した。
子葉を1体性胚が形成されるまで、抗生物質とカナマイ
シンとを含む胚形成培地に28日毎に戻して継代培養し
た。
茎・葉の繁殖と用いた発根培地は実施例14に述べられ
た。実施例14およびP、Lazzeri  ら、  
(1985)。
前出、の手順に従い、pH4−1を含むアグロバクテリ
ウムで形質転換された再生植物体を得た。
この植物体を、実施例12の鉢に入れである混合土に移
し1葉組織が検査の目的で採取できるようになるまで、
生育させた。組織は、50及び100μg/ mlカナ
マイシン存在下で再カルス化アッセイを行うことにより
カナマイシン耐性を、そしてペーパー電気泳動によりオ
クトビン合成を、検査した。
組織はカナマイシン存在下で成長し、オクトピンの存在
については陽性であるようだった。
植物は成長を続け、正常のようであり、そして多くの種
子のさやを生じた。
116 :  −タ      の゛  云    ゛
遺伝子型選抜を、胚形成能力及び種々のダイズの遺伝子
型のアグロバクテリウム ッメファシエlスA281株
で(またEllAIOI株としても知られている)に対
する感受性を決定するために1行った。
これはE、1loodら、  (1986)’J、 B
act、 168:1291−1301に述べられてい
る。この株は請求すれば著者より入手可能である。この
選抜に用いた培地は、 B5ビタミン、1.5%スクロ
ース、 10+++g/滅NAAおよび0.2%ゲルラ
イトを含む正塩である。子葉を、長さが3から5mmの
間の未成熟の胚より得、胚軸を除去した。子葉を、前軸
側が上になるように培地上に置いた。結果を表17に示
す。“応答パーセントは、プレートされた子葉のうち体
性胚を与えた子葉の数をいう。“′応答基準”という縦
欄の見出し下のパ平均パは1体性胚を形成させることに
より応答した子葉により産出された体性胚の数のことで
ある。見出し“全体基準下の“平均゛′は。
プレートした子葉のあたりに形成した体性胚の数をいう
。“N I+は再生について評価した子葉の数をいう。
アグロバクテリウムの感受性は、瘤形成により決定した
いくつかの優れた再生遺伝子型が見出された。
これは、標準であるJ103よりも有意に優れて再生さ
せる2種を含んでいた。これらの遺伝子型は。
”Manchu”と”Williams”である。アグ
ロバクテリウムと共存培養後、瘤を産生ずる未熟な子葉
を持ついくつかの遺伝子型も同定した。最もよい遺伝子
型は、 ”McCall”+ J103. Willi
ams及び’Peking”であり、この順に優れてい
た。
(以下余白) 117:   のネタ 9bの巨Jと−組織学的評価を
体細胞胚発生および発達、続くNAAまたは2.4−D
の誘導に採用した。
品種J103の接合体胚をN10.OO又は025.0
0またはDo、50(NAA又は2.4−Dでmg/j
2)を含む培地(正塩、 B5ビタミン、1.5%スク
ロースおよび0.65%寒天)で、N10培地で培養し
た品種McCa I Iの接合体胚から培養し、リン酸
緩衝液、 pi(6,8中で3%グルタルアルデヒド、
またはFAA (ホルムアルデヒド:酢酸:アルコール
)で1又は2目間隔で固定した(M、E、McCull
eyら (1981) ” The 5tudy of
Plant  5tructure、  Pr1nci
ples  and  5elected14etho
ds″、 Melbourne、 Au5tralia
、 6.58−6.92)。
固定した胚をTBAシリーズからパラフィン油によって
脱水し、そしてTi5sue Prep(Sigma 
Co、 St。
Louts)に包埋した。切片を回転ミクロトームで8
〜10μmの厚みに切断した。スライドをヘマトキシリ
ン(J、E、 5ass(1958) Botanic
al  旧cro−7、サフラニン、トルイジンブルー
(M、E。
McCulleyら(1981)前出)、ナイルレッド
、アニリンブルー(J、E、 Sass(195g)前
出)、ヨード(W 、 A 、 Jensen(196
2)助違則籾復1(isto+洟明卦↓■)、過ヨード
酸・シッフ試薬(J、E、 5ass(1958)前出
)で適当に染色した。
ダイズ体細胞胚は単又は多細胞起源の両方を有し得る。
球状から魚雷型段階への胚形成経路は接合体胚形成のそ
れと似ている。体細胞胚はNAAを含む培地で形成を続
けるので、胚軸、特に基部。
は体細胞胚のそれよりも長くなり、頂端は減少するか、
な(なる。子葉は常に正しく出るが、大きさがしばしば
減少する。オーキシンとして2,4−りを用いると、最
もよく起る異常は不正確な子葉の発生であり2体細胞胚
は角型になる。一般に5頂端領域は平たくなるか、なく
なる。
2つのオーキシン処理間での発生パターンの差が観察さ
れた。間接および直接体細胞胚形成が両オーキシンで観
察されたが、直接体細胞胚が生じる様式に違いがあった
。2.1−Dは表皮を生じ。
細胞の隣接する数亜層は分裂領域を生じる。この領域に
沿って生じる胚は多細胞発生を示す広域胚柄領域を有す
ると特徴づけられた(E、G、Williamsら(1
986)Annal、 Bot、 57:443−46
2)。NAA胚は最も頻繁に周囲の細胞、特に死滅した
周囲の細胞からの厚い細胞壁に囲まれた細胞から生じた
。単細胞発生の指標である狭い胚柄が観察された。
いずれのオーキシン処理についても、子葉段階の体細胞
胚は衰弱細胞の領域と関係があり、その細胞は発達して
いる胚に対して栄養源となるか。
又はそれらが胚形成経路に入れるようにする。ある細胞
の遊離を生じ得る。
胚形成組織の特徴、即ち小さな細胞、黒く染まる細胞質
、明確な仁を有する大きな黒く染まる核。
および多数のデンプン顆粒、を示す細胞の形成は両オー
キシン処理で観察された。胚形成細胞は隣接細胞間に明
確な細胞壁を示した。そのような組織から形成される胚
は狭い胚柄を有していた。これらの組織内のある細胞は
多核であり、メガメトゲネシス(megemetoge
nesis)の間の細胞とは異なり、3つの大きさの異
なる核と巨大なサイズの細胞を有する。
さらに、外植体の子葉の異なった領域が体細胞胚を生じ
た。NAAを含む培地では、胚は外植体子葉の切断しな
い部分の表面に沿って発生した。この“繁殖能力のある
三日月”領域は第1図に示される。ここに正常な形態を
有する多数の体細胞胚が培地に前軸表面でおいた子葉に
生じた。2,4−Dを調整した培地に置くと、培地に前
軸表面を置いた外植体子葉は、外植体子葉の中央自軸領
域から生じた。この方向はパ繁殖能力のある三日月パ領
域からの胚形成を阻害するようであった。この“繁殖能
力のある卵形゛領域を第1図に示す。2゜4−Dでは、
同軸側を培地に置いた子葉は多数の正常胚を生じ、そし
てその発生は中央自軸領域よりむしろ周辺の“繁殖能力
のある三日月゛がらであった。2.4−Dは多数の全杯
数を生じた。オーキシン処理により生じた正常な胚の数
は1本研究では差が見られなかった。しかし、オーキシ
ンと方向性の相互作用を調べると、培地に同軸側を置く
と2.4−Dは、培地に前軸側を置いたNAAより。
多くの正常な胚を生じた。表18は胚発生に於ける培地
と方向性の効果を示す。
表18 胚形成における培地と方向性の効果 平均値  標準誤差 実力」l影L1離 未熟な子葉を滅菌したNo、35メツシユ(500μm
)上で押しつふず解離操作により、胚形成能を有する子
葉のそれらの領域に創傷を与えた。20の子葉を各2c
+flのメツシュ片上でつぶし、 1/4 mm2片に
した。もし組織がメツシュ上に残っていれば、形質転換
/再生過程の間に、一つの培地から他へ多数の子葉を容
易に効率的に移すのに、このメツシュ自身簡便な方法と
なる。
ステンレス鋼製のメツシュはナイロンメツシュより胚形
成を有意に高頻度で生じた。鋼は殺菌が容易で再利用で
きるので有利である。青銅製のメツシュは結果が得られ
ず。全ての組織に毒性がある。中位から低い再生能を有
する遺伝子型(例えばMcCall、 Peking、
または”Manitoba Broiyn”)はステン
レス鋼製のメツシュ上での解離が特に有効である。これ
らの遺伝子型の解離させた子葉は実際、解離させない子
葉より多くの体性胚を生ずる(表19参照)。鋼製メツ
シュに弱い電流(2μA)を通すと胚形成の頻度がさら
に上昇した。
茜     へ Q       ロ 口      も マ 119 :  タ   云   と タ   、云  
1φ1彰チヂ]町≧クシペキン種植物を温室で育てた。
さやの表面を殺菌し、胚軸を除去後、3〜5mmの未熟
子葉を切出した(P、A、Lazzeri ら(198
5)前出)。未熟子葉の必ずしも全ての細胞が体細胞胚
を形成し得るわけではない。実施例17に示すように、
  NAA処理で胚形成能を有する細胞は未熟子葉の離
れた表面に近い、狭い三日月に限定される。この領域の
細胞は体細胞胚を直接の胚形成により生じ、即ち、介在
するカルス相がない。この領域を傷つげ、アグロバクテ
リウムと胚形成能を有する細胞を直接接触させるために
、未熟子葉を500μmメツシュに押しつケ、 MS3
34. B5ビタミン、1.5%スクロース。
10■/lNA^および固化剤として0.2%ゲルライ
トを含む培地に置いた。解離させた子葉にLBA440
4(pH5PZ3D) 0)−晩懸濁液を接種した。p
H5PZ3Dはβ−ファゼオリンプロモーターの後に1
5kdゼインコード領域を含むミクロTiプラスミドで
ある。このプラスミドはまた選択マーカーとして用い得
るネオマ゛イシンホスホトランスフェラーゼ■遺伝子を
も含む。−晩28°Cで培養後2組織を500mg//
2のメツオキシン(セフオキシチン)を含む上記培地に
移した。体細胞胚を30日日目取り、成長調整物質をベ
ンジルアデニン、カイネチン、およびゼアチン各0.1
7mg/ 1 、およびNAA 0.05mg/ Eに
変えた以外は上と同じ培地に置いた。胚は発芽が起こる
まで、1ケ月間隔でこの培地に移した。発芽胚を0.1
5%ゲルライトで固化したHPN塩を含む培地に移した
。発根植物を土壌に移し、そして温室で正常に成育させ
た。成熟するまで成長した植物は形態的異常はなく、正
常な種子をつけた。
DNAを成熟植物の頂点付近から集めた葉組織から抽出
し、、EcoRIで分解した。ザザンハイプリダイゼー
ションをノアゼオリン/ゼイン構築物を含むpH5PZ
3Dの4.IKb Eco R1断片を用いて行った。
このEco R1断片は形質転換ダイスからの2.7K
bバンドとハイブリダイズした。対照に用いた非形質転
換体ダイズのDNAとはハイブリダイズしなかった。オ
クトピン生産試験は陰性であった。
I20:3云 以下に今日までに回収された形質転換再生植物の得られ
る上記実施例に用いた形質転換手順を。
より完全に述べる。約5000の3〜5mmの長さの未
熟子葉の表面殺菌したさやから取り出し、ステンレス鋼
製またはナイロン製メツシュ上に前軸側を下にして置き
、そこで子葉をつぶした。メツシュを次いでNIO培地
(MS塩、 B5ビタミン、10mg/ffのα−NA
A、 1.5%スクロース、およヒ0.2%ゲルライト
)上に置いた。20の解離子葉をつげた各メツシュにp
H5PZ3Dを保持するアグロバクテリウムEHAIO
I株(無力化したA281)の−晩培養懸濁液を50μ
!接種した。解離組織のアグロバクテリウムとの共存培
養を一晩28°Cで行った。
翌日、培養物を10mg//2の6418と500mg
/ffiのセフオキシチンを含むNIO培地に移した。
1ケ月後、得られた体細胞胚をさらに成長させ2体細胞
胚を発達させるために500mg/ffiのセフオキシ
チンを含むBKZN培地(MS塩、 B5ビタミン、6
−B八。
カイネチン、およびゼアチンを各0.017 mg/ 
l 。
cx −NAA 0.05+ng//!、  2%スク
ロース、および0.2%ゲルライト)に移した。胚をB
KZN培地で維持し。
1ケ月毎に発芽が起こるまで、植えついだ。このとき、
 HPN−塩を含む培地に移した。
21:冑 のI其 子葉を生じた後、アグロバクテリウムを加える最良の時
期を決定するため、子葉(処理当り100)を1.5%
スクロースを含むMS培地で出させ1表20に示す時間
に、−晩培養したアグロバクテリウム懸濁液1μgを上
に置き、そして2日間共存培養後、  500mg/l
のメツオキシンを含む同じ培地に置いた。結果を表20
に示す。カルスを5段階で表し、0はカルスなし、1は
カルスが認められる。
そして5は大きなカルス、である。
(以下余白) 122 : 丑  l立  lI  日オーエンとクレ
ス(1985) Plant Physio+  77
 :87−94に用いられているアグロバクテリウムに
3日接触させる方が、もっと短時間接触させる場合に比
べ、より良い結果が得られるかどうかを決定するために
McCa I IとJ103遺伝子型のそれぞれの10
0個の胚を外植した後、直ちにアグロバクテリウムA2
81を接種した。1日と3日間共存培養した後。
応答の頻度が比較され、以下のような結果となった。
1日日のMcCall:52.78の子葉が、平均カル
ス率1.05±、023で応答した。3つはホルモンを
含まない培地上で生育し続けた。
3日間の共存培養でのJ103 : 13.89の子葉
が応答し、平均カルス率は2.28±0.24であった
3日間の共存培養でのMcCall : 46個の“′
こぷ”が子葉上に現れた。これらは、ホルモンを含まな
い培地上では生育できなかったので、それらはそもそも
こぶではないであろう。この操作を行ってもこぶは得ら
れるものではなかった。
1日間の共存培養が最もよいようである。組織の壊死は
、アゲロバクチ1ウムに対する接触時間の増加とともに
増えるが、 J103とMcCallは、 Pekin
gやCen turyといった他の遺伝子型のものほど
感受性(すなわち2組織の損傷に対して敏感である)を
示さないようである。
尖巖尉刹工童訳剋 選択剤G418とカナマイシンの最適の割合を決定する
ための実験が、アガーとゼラチンを用いて行われた。前
の実験のデータから、 25mg/ j2の6418は
、おそらく多すぎるであろうということが示されていた
。胚形成応答が、ことなる培地上で、2つの異なる選択
剤を様々な濃度で用いて比較された。応答は、また根の
形成(通常ばみられない)をも含むものであった。結果
は以下の通り。
(以下余白) K50+アガー   −0/10   胚芽応答。色は
緑がかった黄色。
K50+ゼラチン  −5/10  胚芽応答。色は緑
がかった黄色。
K100+ アガー  −1/10   胚芽応答。色
は緑がかった黄色。
K100+ ゼラチン −3/10  胚芽応答。色は
白ぽい黄色からうす緑。
K2O0+ アガー  −0/10   胚芽応答。黄
緑色。
K2O0+ ゼラチン −0/10  胚芽応答。色は
白ぽい黄色から黄緑色。
K300+ アガー  −0/10   胚芽応答。黄
緑色。
K300+ ゼラチン −0710  胚芽応答。白ぽ
い黄色。
GIO+アガー   −015胚芽応答。415が通常
の緑色、115は白。
G40+ゼラチン  −015  胚芽応答。415が
通常の緑色、115は白。
G15+アガー   −0/10   胚芽応答。すべ
て通常の緑色。
*G15+ゼラチン  1/10  胚芽応答。9/1
0は通常の緑色、 1/10が白。
G20+アガー   −1/10   胚芽応答。黄色
がかった緑色。
G20+ゼラチン  −0/10  胚芽応答。9/1
0は黄色がかった緑色、 1/10が白。
G25+アガー   −0/10   胚芽応答。5/
10が緑、 5/10が黄緑。
G25+ゼラチン  −0/10  胚芽応答。7/1
0が黄緑、 3/10は白。
(以下余白) G418は、アガーとゼラチンで、カナマイシンよりも
安定な結果を示した。カナマイシンは、ゼラチン上より
もアガー上で、よりよい結果を示した。
アガー上のGIOあるいはに50の割合が形質転換した
組織の選抜として働くのに適切であった。
24:打止  と゛ ベクターpH5PZ3Dを保持しているヱ久Ot<))
±リウム テユメファシエンスのEHAIOI (A2
81) とLBA4404種が準備された。このベクタ
ーは、カナマイシン抵抗性遺伝子とオクトピン合成遺伝
子を持っている。バクテリアはLB培地(5,Og/ 
I!、  イーストエクストラクト、 10.0g#!
  )リプトン、5.0g/ i! NaCl、 15
g/ lアガー、 pH7,5)、 28°Cで培養し
た。アグロバクテリウムのコロニーのいくつかをかき取
り、 LB液体培地に懸濁した。懸濁コロニーは、−夜
、28°Cで成育させた。LBA4404 (pH5P
Z3D)に対する培地中に用いられた抗生物質はストレ
プトマイシン250■/I2.、カナマイシン25■/
l。
そして、テトラサイクリン2.8+ng/j2で、 E
HAIOI(pH5PZ3D)に用いられた抗生物質は
、カナマイシン50mg/Cナリジキシン酸20mg/
Cそしてテトラサイクリン2mg/lであった。
いくつかの遺伝子型の組織から得られた3選抜を行った
。あるいは行っていない胚が、 pH5PZ3Dを保持
するアグロバクテリウムと共存培養した後。
評価された。100個の子葉対が、それぞれの処理に用
いられた。子葉対はナイロン網目ごとに単離された。用
いたすべてのバクテリアはpH5Z3Dを保持していた
。共存培養の期間は、1日間だけであった。結果は表2
1に示す。
それぞれの処理で得られた体性胚の数は、上記の表の最
後の行に示す。LBA4404はPekingに対し。
より効果的であるように思われ、一方EHAIOIはJ
103にもっとも適するようである。
この実験の目的の1つは、共存培養期に続く選抜を行う
ことが、必要であるか、あるいは得策であるかを決定す
ることであった。初めの結果は。
胚(部分的に形質転換された)はJ103中で1選抜下
でまだ発育するであろうが、 Peking中ではそう
ではないであろうということを示唆している。いずれの
場合でも、得られた胚の数は非常に少なく。
胚に途方にくれるという心配をする必要はない。
形質転換された胚は1選抜なしでも得られうる。
(以下余白) (発明の要約) 大豆(グリシン マックス)、グリシン ソーヤおよび
他のグリシン種の体性胚形成方法が未熟子葉組織を用い
て、好ましくは除去された胚軸を用いて提供される。こ
の方法は該組織をオーキシン、好ましくは少なくとも約
15mg/lの濃度でNAAを含有する培地上で培養す
ることを包含する。そのような体性胚形成の別の方法が
提供され、そこではその培養培地は相乗的に作用する炭
水化物およびオーキシンを低濃度で含有する。特に、そ
のような組織の胚形成細胞が同定されそのような細胞を
再生および形質転換培地と接触させる改良されたマセレ
ーション方法が開示されている。
大豆および他のグリシン種から体性組織を形質転換する
方法も提供される。
全植物体で繁殖能力のある形質転換植物が得られる。
4、 ゛の   なう゛ロー 第1図は、未成熟の胚に由来の大豆子葉の図である。こ
の図は、かなり頻繁に体性の胚を生じる細胞における。
“繁殖力のある三日月”領域および“′繁殖力のある卵
形゛″領域示す。
■・・・繁殖力のある三日月領域、2・・・繁殖力のあ
る卵形領域。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、グリシン種植物の体性胚形成方法であって、(a)
    該植物の未熟胚から子葉組織を切り取ること、 (b)該子葉組織を少なくとも約15mg/lの濃度で
    NAA類のオーキシンを含有する誘導培地上で培養する
    こと、 を包含する方法。 2、前記オーキシンがNAAを包含する特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 3、前記工程(b)の胚がさらに培養されて植物体全体
    を再生する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4、前記子葉組織が体性胚の生成の前に外来DNAをゲ
    ノムへ組み込むことにより形質転換される特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 5、グリシン種植物の体性細胞から植物体全体を再生す
    る方法であって、 約2%(W/V)より少ない炭水化物および約5.0m
    g/lと約50mg/lとの間の濃度でオーキシンを含
    有する培地上に該細胞を培養して胚を生成させること、
    および該胚を適当な培地上に配置して植物体全体を生成
    させることを包含する方法。 6、前記体性細胞が、未熟胚から採取された子葉組織の
    繁殖力のある三日月領域から採取される特許請求の範囲
    第5項に記載の方法。 7、前記子葉組織をメッシュに押圧することにより該組
    織を解離し可視的な細胞群に分割する特許請求の範囲第
    6項に記載の方法。 8、前記体性細胞が、外来DNAをそのゲノムに組み込
    むことにより形質転換された特許請求の範囲第6項また
    は第7項に記載の方法。 9、外来DNAを含有するグリシン種植物を生産する方
    法であって、 (a)繁殖能力のある三日月領域を有する該種の未熟胚
    から採取された子葉組織を解離すること、(b)該外来
    DNAが該解離された組織の細胞へ組み込まれるように
    該組織を該DNAと接触させること、 (c)該解離された組織を該組織用胚形成培地と接触さ
    せて体性胚を生成すること、 (d)該体性胚を外来DNAを含有する全植物体の適当
    な再生用培地に移すこと、 を包含する方法。 10、前記工程(b)の後に、非形質転換組織の生育を
    阻止または阻害する非選択培地が用いられ、そして形質
    転換体が該外来DNAにより授けられる表現型の同定に
    より同定されかつ選択される特許請求の範囲第9項に記
    載の方法。
JP62195148A 1986-08-04 1987-08-04 グリシン種の形質転換,体性胚形成および全植物体再生の方法 Pending JPS63177795A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108575758A (zh) * 2018-05-28 2018-09-28 杭州雪域生物技术有限公司 一种天山雪莲组织培养的培养基组合物及其应用

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CN108575758A (zh) * 2018-05-28 2018-09-28 杭州雪域生物技术有限公司 一种天山雪莲组织培养的培养基组合物及其应用

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