JPS63177083A - 遮断器の脱調合成試験装置 - Google Patents

遮断器の脱調合成試験装置

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JPS63177083A
JPS63177083A JP62008233A JP823387A JPS63177083A JP S63177083 A JPS63177083 A JP S63177083A JP 62008233 A JP62008233 A JP 62008233A JP 823387 A JP823387 A JP 823387A JP S63177083 A JPS63177083 A JP S63177083A
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Nobuyuki Miyake
信之 三宅
Eisaku Nakamura
栄作 中村
Kazuo Hisamatsu
久松 和男
Shoji Yamashita
正二 山下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、遮断器の合成試験装置に係り、特に高電圧交
流遮断器の脱調遮断試験を行う場合の合成試験装置の改
良に関するものである。
(従来の技術) 遮断器の遮断責務には、線路の短絡事故あるいは接地事
故等の大きな事故電流を遮断する責務の他に、電力系統
の脱調状態における電流を開閉する脱調遮断責務がある
。この責務は遮断電流は比較的小さいが回復電圧は非常
に高いという特徴がある。その理由は電流遮断後に当該
遮断器の端子間に印加される回復電圧は、端子両端の電
源が脱調状態にあるために1位相差があることがら非常
に高いものとなるからである。試験規格のJEC−23
00(1985)やI E CPub、56−4 (1
975)によれば、試験条件として、遮IIR電流は定
格M断電流の25%、試験電圧は、相互の電源が最大位
相差の180°(逆極性位相)で行うことが規定されて
おり、この規定によれば試験電圧は有効接地系では対地
電圧の2倍、非有効接地系では2.5倍となる。 1例
として、 IECに規定されている定格電圧765kV
(7)場合には、試験電圧が765X2.O/V3  
=883kVとなりその過渡回復電圧の波高値は、15
62kVとなる。
これらの責務を試験所で行う為には、第4図に示す様に
180°の位相差を持つ2つの電源1を用いて試験を行
うのが基本であるが、設備上の制約から、第5図に示す
単一の電源1から規定の電流及び全端子間電圧を供試遮
断器8に供給する回路が用いられている。又、これらの
短絡発電機の電源1のみを基本に用いた直接試験法では
、現在の高電圧大容量遮断器に対して、試験容量が不足
するので、第6図に示す様な短絡発電機1とコンデンサ
バンク24を組合せた合成試験回路を用いるのが一般的
であり、定格電圧が100kV以上の遮断器に対しては
、はとんど全てがこの回路によっているのが現状である
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、中で第5図及び第6図に示した試験回路
は、供試遮断器8の一方の端子を接地し、もう一方の端
子から規定の全極間電圧を印加するものであり、電圧が
印加される側の遮断器端子と対地間には、実系統以上の
苛酷な電圧が印加されることになる。特に低減絶縁を追
求して経済的な系統構成を行う超高圧以上の機器には、
この傾向が顕著である。先に試験条件の例を示したUH
V系統の定格電圧765k Vでは、絶縁試験時の開閉
インパ/L/X電圧値は、対地= 1425k V、極
間= 1550kVであることから、脱調試験時の過渡
口tM電圧波高値1562kVは、完全にこれらの絶縁
試験値を上回っている。この様に、極間に印加される電
圧を一方の端子からのみ印加することは、特に高電圧遮
断器の試験において、不合理となり、好ましくない欠点
があった。
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、その目的は
、供試遮断器に規定の遮断電流を供給し、かつ、電圧印
加端子と対地間に苛酷な電圧を印加することなく、極間
に規定の過渡回復電圧を印加する合成試験装置を提供す
ることにある。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段及びその作用)本発明の
構成は、一般に用いられている合成遮断試験装置と同様
に、規定の遮断電流を供給する電流源回路と電流遮断直
後に規定の過渡回復電圧及び回復電圧を印加する電圧源
回路とを組合せて構成される。短絡発電機と第1補助遮
断器、供試遮断器及び第2補助遮断器を直列に接続し、
第2補助遮断器の片側を接地して短絡発電機から規定の
遅れ電流を供給し、上記の3台の遮断器に各々遮断積置
を与えて、同一の電流零点で遮断させ、この直後に供試
遮断器の両側の端子に、2台の電圧源高圧変圧器を介し
て、値が相等しく逆極性の高電圧を印加する。結果とし
て規定の過渡回復電圧及び回復電圧が印加され、実系統
と同等の苛酷度で税調試験が行える合成試験装置を得る
事を特徴とするものである。
(実施例) 以下本発明の一実施例につき、第1図の試験回路図及び
第2図の現象図を参照して詳細に説明する。
(構成) 短絡発電機1、限流リアクトル2、電流源変圧器3の一
次側巻線とで閉回路を構成し、電流源変圧器3の二次側
巻線、第1補助遮断器6、第2補助遮断器7.供試遮断
器8を直列に接続して閉回路とし、電流源回路を構成す
る。第2補助遮断器7と電流源変圧器3との接続点は接
地しておく。
一方、充電装!!20により断路器21を介して試験実
施前にあらかじめ規定値に充電されている電圧源コンデ
ンサ18.リアクトル19及び始動ギャップ17を直列
に接続して電圧源低圧側回路を構成し、リアクトル19
0両端に2台の電圧源変圧器9,10の一次側端子を並
列に接続する。ffi圧源コンデンサ18及びリアクト
ル19の値は回復電圧が供試遮断器8の定格周波数にな
るように設定する。電圧源変圧器9.10のそれぞれの
二次側の端子で低圧側の端子は互に接続して接地し、他
の高圧側の端子は、それぞれ供試遮断器8の両端に電圧
の極性が逆極性となる様に接続する。又、これら電圧源
変圧器9,10の各々の二次側端子間には、過渡回復電
圧波形調整用抵抗11.13及びコンデンサ12.14
を接続する。始動ギャップ17を始動する制御装置とし
て、電流源回路の低圧側に挿入される検出装置15及び
始動装置16を接続する。
(作用) 試験直前の試験回路状態の設定として、第1補助遮断器
6、第2補助遮断器7及び供試遮断器8は投入しておき
、電圧源コンデンサ18は規定の電圧値に充電し、断路
器21は切離しておく。短絡発電機1から限流リアクト
ル2、電流源変圧器3、第1補助遮断器6及び第2補助
遮断器7を介して、供試遮断器8に規定の試験電流IP
を供給する。
(試験電流IPは、定格遮断電流の25%と規定されて
いるので、一般には、数kA〜十数kAのオーダーの大
きさである。又、この時の電流源変圧器3の2次側電圧
は、試験電流IPが前記3台の遮断器のアーク電流によ
って変歪されない程度の大きさが必要である。例えば、
全てがSF、ガス遮断器であれば、30kV〜40kV
程度が必要である。)次に、試験電流IPの電流零点t
3で各々が遮断するように、第1補助遮断器6、第2補
助遮断器7及び供試遮断器8に遮断指令を与える。供試
遮断器8の接触子は時刻t1で開極し、以後、電流遮断
点t、まで接触子間でアークを発生している。
電流零点t、の直前t、において検出装置15を動作さ
せ、電流零点直後のt4で互に逆極性で相等しい大きさ
の過渡回復電圧e1及びe2が供試遮断器8の両側端子
から印加されるように、始動装置16及び始動ギャップ
17を制御動作させる。
(効果) この様にして、供試遮断器8の各々の端子に必要以上の
過大な電圧を印加することなく、端子間には、実系統の
脱調条件と全く同等の対地電圧の2倍の規定電圧が印加
されることになる。
(他の実施例) 以上述べた実施例では、電圧源回路の電流として、あら
かじめ充電しておいたコンデンサ18を用いたが、この
代りに、第3図に示したように、電流源の短絡発電機1
と周波数が相等しく同期している交流電源22を用いて
も全く同様の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明の装置によれば、規定の試験
電流を短絡発電機を主体とした電流源回路から供給し、
 その遮断と同時に、供試遮断器の両端子に2台の電圧
源変圧器から、試験電圧の1/2の大きさで極性のみが
逆極性の電圧を印加することにより、従来の単一極性の
電源を用いた試験と異なり、供試遮断器に対し、必要以
上の過大な電圧を印加することなしに、実系統と同等の
・試験が実施できる合成試験装置を提供するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による脱調遮断試験の為の合成試験装置
の構成図、第2図は第1図で試験を実施した場合の現象
図、第3図は第1図の電圧[電源を予め充電したコンデ
ンサから交流電源に変えた本発明の変形例を示す図、第
4図は従来例としての直接試験による脱調試験の理想的
な形である位相差が180°異なる2つの交流電源を用
いた回路構成図、第5図は従来の比較的低圧遮断器の脱
調試験に用いられている1つの交流電源を用いた回路構
成図、第6図は従来の高圧遮断器の脱調遮断試験に一般
に用いられている合成試験の場合の試験回路構成図であ
る。 1・・・短絡発電機   2・・・限流リアクトル3・
・・電流源変圧器  6・・・第1補助遮断器7・・・
第2補助遮断器 8・・・供試遮断器9.10・・・電
圧源変圧器 11、13・・・過渡回復電圧調整用抵抗12、14・
・・過渡回復電圧調整用コンデンサ15・・・検出装置
    16・・・始動装置17・・・始動ギャップ 
 18・・・電圧源コンデンサ19・・・リアクトル 
  20・・・充電装置21・・・断路器   23・
・・過渡回復電圧調整回路24・・・電圧源主コンデン
サ 25・・・電圧源リアクトル 第゛1 図   rP:試°駿電流 eP:功Mt圧 etコ(十)イ則印カロ電、圧 e2: (−)ダリ 叶力a電圧 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)短絡発電機を主電源として、単相の短絡電流を供
    給する回路に、供試遮断器をはさんで2台の補助遮断器
    を直列に接続し、一方の補助遮断器の電源側端子を接地
    して電流源回路を構成し、一方、相等しい特性を有する
    2台の変圧器の一次側巻線を互に並列に接続し、この一
    次側巻線に予め規定値に充電されたコンデンサと始動ギ
    ャップとを直列にリアクトルを並列に接続し、構成し前
    記2台の変圧器の二次側の端子を、直列に接続し、その
    接続点を接地し、他の2端子を前記供試遮断器の両側の
    端子に接続して電圧源回路を構成し、規定の電流を前記
    供試遮断器及び2台の補助遮断器により、同一の電流零
    点で遮断するとともに、電流源回路に設けられた検出装
    置を介して前記始動ギャップを始動し、脱調遮断試験を
    行うことを特徴とする遮断器の脱調合成試験装置。
JP823387A 1987-01-19 1987-01-19 遮断器の脱調合成試験装置 Expired - Lifetime JPH0738014B2 (ja)

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