JPS63177074A - 実布設ケ−ブルの部分放電検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は実布設ケーブルにおける部分放電を検出する方
法に関するものである。

［従来の技術］ ケーブルに絶縁劣化が生ずるとそこに部分放電が発生す
るのでこの放電パルスを検出することによりケーブルの
絶縁劣化が検出されるが、従来は第２図示のようにして
実布設ケーブルにおける部分放電の検出を行なっており
、この従来の方法では外部ノイズのために検出が困難で
あった。

同第２図において、１は布設されたケーブル、２はその
終端接続部、３は高圧電源、４はケーブル接地線、５は
終端接続部２に接続されたコンデンサ、６はコンデンサ
５の低圧側とケーブル接地線４の間に接続された部分放
電検出インピーダンス、７はコンデンサ５・部分放電検
出インピーダンス６の接続点とアースとの間に接続され
た部分放電パルス表示器であり、ケーブル１に部分放電
が発生するとそのパルスは部分放電検出インピーンス５
で検出され部分放電パルス表示器７に表示される。この
とき高圧電源３側からノイズの侵入を防止するためノイ
ズ抑制インピーダンス８が挿入され、また終端接続部２
の高圧導体露出部等において放電が発生してノイズが生
ずるのを止するためにそこにシールドリング９が取付け
られる。

［発明が解決しようとする問題点コ 前記のような従来の方法では、ノイズ抑制インビーダン
ス８やシールドリング９を設けても高圧電源３側から侵
入するノイズや終端接続部２の高圧導体露出部等におけ
る放電ノイズを完全に防止ることができないばかりでな
く、この侵入ノイズをケーブルや付属品の内部に生じた
部分放電パルスと誤認することがあり、また、接地側か
ら侵入するノイズに対しては同等防止することができな
かった。また、実布設ケーブルに取付けられたケブル接
地線を取外す必要がある場合その取外し作業が容易でな
く、従来の方法では実布設ケーブルの部分放電をノイズ
に妨害されずに検出することできないという問題点があ
った。

そこで本発明は、実布設ケーブルおよび付属品の内部の
部分放電を、高圧側、接地側からのいずれのノイズにも
影響されることなく、またケーブル接地線を取外す必要
もなしに、確実に検出することができるようにした部分
放電検出方法を提供するものである。

［問題点を解決するための手段］ 前記の問題点を解決するために本発明の部分放電検出方
法は、実布設ケーブルの部分放電をパルス検出部で検出
し部分放電表示部に表示させて部分放電を検出するよう
にし、このときケーブル接地線に流れる部分放電パルス
電流を検出してその検出パルスの極性と前記のパルス検
出部の検出パルスの極性を比較し、この両検出パルスの
極性が同極性もしくは異極性でないときに前記の部分数
表示部の表示を遮断するようにしたものである。

［作用］ 前記の部分放電表示部は実布設ケーブルの内部に部分放
電が発生するとこれを表示するものであり、また、パル
ス検出部は実布設ケーブルの内部の部分放電パルスと外
部ノイズパルスを検出するものであり、この検出パルス
の極性とケーブル接地線の検出パルスの極性とが、ケー
ブル内部の部分放電のみのときは異極性となり、外部ノ
イズが侵入したときは同極性もしくは異極性でなくなる
ので、これが同極性もしくは異極性でないときに部分放
電表示部の表示を遮断することによってノイズに影響さ
れることなくケーブル内部の部分放電の発生のみが表示
されることになる。

［実施例コ 以下本発明の実施例を第１図により説明する。

図示の回路は本発明の方法により実布設ケーブルの部分
放電を検出する回路であり、１０は実布設ケプル、１１
はこのケーブルの終端接続部、１２はケーブル接地線で
あり、１３は高圧電源側を示す。

この終端接続部１１とアースの間には直列にコンデンサ
１４およびパルス検出部１５を接続し、ケーブル接地線
１２には変流器１６を設置する。このパルス検出部１５
は、インピーダンス素子よりなり、ケーブル１０、その
接地線１２、パルス検出部１５、コンデンサ１４、終端
接続部１１を環流するケーブルの部分放電パルスを検出
し、またコンデンサ１４、パルス検出部１５、アースを
通る外部のノイズパルスやその逆のアースからコンデン
サ１４に向う外部のノイズパルスを検出する。変流器１
６は前記と同様にケーブル１０、その接地線１２、パル
ス検出部１５、コンデンサ１４、終端接続部１１を環流
するケーブルの部分放電のパルス電流を検出し、また終
端接続部１１、ケーブル１０、その接地線１２、アース
を流れる外部のノイズパルス電流やその逆のアースから
接地線１２、ケーブル１０、終端接続部１１に向う外部
のノイズパルス電流を検出する。

このようにしてケーブルの部分放電パルスが環流すると
きのパルス検出部１５を通るパルスの極性と変流器１６
を通るパルスの極性は異極性となり、これに対し外部の
ノイズパルスが通るときのパルス検出部１５を通るパル
スの極性と変流器１６を通るパルスの極性は同極性とな
る。

１７は極性弁別装置であり、その入力側には前記の変流
器１６の出力側が接続されるとともにコンデンサ１４・
パルス検出部１５の接続点が接続され、パルス検出部１
５の出力パルスと変流器１６の出力パルスが入力すると
その各パルスの極性を比較し、同極性のときの弁別信号
および異極性のときの弁別信号をそれぞれ出力する。

１８は部分放電表示部であり、その入力端子には前記の
極性弁別袋Ｗ１７の出力側とコンデンサ１４・パルス検
出部１５の接続点が接続される。この部分放電表示部１
８はゲート回路を有し、前記の極性弁別装置１７からの
異極性の弁別信号が入力するとそのときの部分放電を表
示し、また同極性の弁別信号が入力したときもしくは異
極性でないときにゲート回路を一定時間閉じて表示を遮
断する。

高圧電源１３側に設けた１９は高圧電源側からノイズが
侵入するのを防止するノイズ抑制インピーダンスであり
、また終端接続部１０に設けた２０はノイズを出す放電
が高圧導体露出部に発生するのを防止するために取付け
たシールドリングである。

前記の回路において、ケーブル内部やその付属品の内部
に絶縁劣化が起って部分放電が生ずると、その部分放電
により生ずる電気パルスは前記したようにパルス検出部
１５および変流器１６において検出され、このときパル
ス検出部１５と変流器１６に検出された各パルスの極性
は異極性となり、極性弁別袋ｆｉ１７からは異極性め弁
別信号が出力して部分放電表示部１８に部分放電の発生
を表示させる。

また外部のノイズすなわちノイズ抑制インピーダンス１
９、シールドリング２０で除去できない高圧導体側から
の部分放電により生ずるノイズパルスやケーブル接地！
１Ｌ１２からのノイズが侵入すると、このときのノイズ
パルスは前記のパルス検出部１５と変流器１６に検出さ
れ、その検出された各パルスの極性は同極性となり、極
性弁別装置１７からは同極性の弁別信号が出力して部分
放電表示部１８に入力する。このように入力信号が同極
性の信号であるときもしくは異極性でないとき部分放電
表示部１８はゲート回路を一定時間閉じてその部分放電
の表示を遮断することになる。

前記のようにノイズがある場合には部分放電表示部１８
の表示を遮断することにより、実布設ケーブルの内部の
部分放電の発生をノイズに影響されることなく確実に部
分放電表示部１８に表示させて検出することができるの
である。

［発明の効果］ 前述のように本発明は、実布設ケーブルの部分放電をパ
ルス検出部で検出するとともにケーブル接地線に流れる
部分放電パルス電流を検出し、その各検出パルスの極性
が同極性もしくは異極性でないときに部分放電表示部の
表示を遮断するようにしたので、ケーブルや付属品内部
の部分放電の発生を高圧側、接地側のいずれのノイズに
も影響されることなく、しかもケーブル接地線を取外す
ことなく明確に表示して検出することができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の回路図、第２図は従来例の
回路図である。 １０：実布設ケーブル、１２：ケーブル接地線。 １５：パルス検出部、１８：部分放電表示部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケーブルの部分放電をパルス検出部で検出し部分放電表
   示部に表示させて検出する方法において、ケーブル接地
   線に流れる部分放電パルス電流を検出し、その検出パル
   スの極性と前記パルス検出部の検出パルスの極性とを比
   較し、前記両検出パルスの極性が同極性もしくは異極性
   でないときに前記部分放電表示部の表示を遮断すること
   を特徴とする実布設ケーブルの部分放電検出方法。