JPS63176690A - 能力制御コンプレツサ - Google Patents

能力制御コンプレツサ

Info

Publication number
JPS63176690A
JPS63176690A JP661987A JP661987A JPS63176690A JP S63176690 A JPS63176690 A JP S63176690A JP 661987 A JP661987 A JP 661987A JP 661987 A JP661987 A JP 661987A JP S63176690 A JPS63176690 A JP S63176690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pressure control
chamber
valve
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP661987A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0830474B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Funadokoro
船所 宏行
Tatsuhisa Taguchi
辰久 田口
Ryoichi Abe
良一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP62006619A priority Critical patent/JPH0830474B2/ja
Publication of JPS63176690A publication Critical patent/JPS63176690A/ja
Publication of JPH0830474B2 publication Critical patent/JPH0830474B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 2べ−7 本発明は自動車冷房用装置等に供せられる能力制御コン
プレッサの改良に関するものである。
従来の技術 近年、自動車冷房装置に使用されるコンプレッサは、省
動力、快適性の向上などを目的とした可変容量タイプが
実現している。従来の技術としては、例えば、特開昭5
8−158382号公報に示されているようなレシプロ
式排気量可変コンプレッサがある。第6図はその構造を
示す断面図である。第6図において、排気量可変コンプ
レッサ1o1は、シリンダ・ブロック102と、その両
端に密封クランプされたリアヘッド103と、クランク
ケース104を有している。前記シリンダ・ブロック1
02はそれを貫通する5つの軸方向シリンダ106(1
つのみ図示)を有し、これらのシリンダ106は駆動軸
106に平行に伸び、その軸線を中心にして同心円状に
等配されている。
各シリンダ105内にはピストン107が往復摺動可能
に装着されている。各ピストン107は、各ピストンの
後側に配置されたピストンロンド3t、−7 108により、前記駆動軸106のまわりに配設された
非回転リング型ウォブル板109に連結されている。こ
の非回転ウォブル板109はその内径においてジャーナ
ル110に装着され、スリーブ111を介して前記駆動
軸106に摺動自在に装着された駆動板112に回転自
在に連結されている。前記駆動軸106に対して直角に
貫通する駆動突出部113は前記駆動板112を前記駆
動軸106に駆動連結しており、前記駆動板112およ
び前記ウォブル板109の傾斜を案内する。
このような配置により、前記駆動軸106が前記駆動突
出部113を介して前記駆動板112を駆動し、それに
よって前記ウォブル板109の角度が変化し、前記ピス
トン107の上死点位置が与えられることになり、コン
プレッサの排気量が、前記ウォブル板109の角度に対
応して無段階に変化することになる。
前記シリンダ・ブロック102と前記リアヘッド103
の間には弁板114がクランプされている。この弁板1
14には吸入口115が形成されており、その一端は吸
入リード弁116を介して各シリンダ106に、他端は
前記リアヘッド103に形成された吸入室117を介し
て吸入ポート118に、それぞれ連通している。さらに
、この弁板には吐出口119が形成されており、その一
端は各シリンダ105に、他端は吐出リード弁120お
よび前記リアヘッド103に形成された吐出室121を
介して吐出ポート(図示せず)に連通している。そして
各シリンダ105の吸入行程においては、前記吸入リー
ド弁116が開き、冷媒は前記吸入ポート118から前
記吸入室117および前記吸入口116を介して各シリ
ンダ105に導入される。また各シリンダ105の圧縮
工程においては、前記吐出リード弁120が開き、冷媒
は各シリンダ105から前記吐出口119および前記吐
出室121を介して前記吐出ポートから吐出される。本
従来例においては、ピストン107の背後のクランクケ
ース104内部の圧力制御室123における冷媒ガス圧
力を吸入圧力に対して制御することにより、コンプレッ
サの排気量に対51・−/ 応している前記ウォブル板109の角度を制御する構成
になっている。
以上のような制御を実現するだめの圧力制御弁装置12
4が、前記リアヘッド103内に配設されており、その
部分の詳細断面図を第7図に示している。第6図および
第7図において、前記リアヘッド103と前記圧力制御
弁装置1240間に形成された円筒状の第1の空間12
6は、前記リアヘッド103内に形成された第1の通路
126を介して前記吸入室117に、第2の空間127
は、第2の通路128、前記弁板114に形成された通
路133、前記シリンダ・ブロック102に形成された
通路134,135、前記駆動軸106に形成された通
路(図示せず)を介して、前記圧力制御室123に、第
3の空間129は、第3の通路130、前記弁板114
に形成された通路136、前記シリンダ・ブロック10
2に形成された通路137を介して前記圧力制御室12
3に、第4の空間131は、第4の通路132を介して
前記吐出室121に、それぞれ連通している。
6、、−7 前記リアヘッド103に密封的に挿入固定されているベ
ローズカバー138内にはカップ形で波形薄肉金属製の
ベローズケーシング139を有するベローズ140が同
心状に配置され、前記ベローズカバー138に着座して
おシ、他端にはロッド141が密封的に固定されている
。前記ベローズ140は、このベローズ140の外部と
前記ベローズカバー138の内部とにより形成される包
囲環状の圧力制御セル142内の圧力変化に応じて伸縮
する。この圧力制御セル142は、前記ベローズカバー
138に形成された吸入圧力連通口143を介して、前
記第1の空間126に連通している。従って、この圧力
制御セル142には吸入圧力が導入される。前記ベロー
ズ140内には圧縮コイルばね144が配置されており
、前記ベローズ140および前記ロッド141を上向き
に押上げている。このロッド141の上端は、バルブロ
ッド146下端に着座している。このパルプロッド14
5は、前記ベローズカバー138に圧入された段状スプ
ール形円筒形の弁本体146に71・−7 形成された中実軸方向孔147をその中間部分が密封的
に摺動自在に往復運動できるように配置されている。1
48は円錐型圧縮コイルばねであり、前記ベローズ14
0を前記ベローズカバー138に着座させている。
前記バルブロッド146のベローズ端にはテーパ一段部
を有する拡大円筒形頭部156が形成されており、前記
弁本体146に形成された円錐型弁座との間でクランク
ケース抽気弁167を形成している。このクランクケー
ス抽気弁167の上方の前記バルブロッド145外周と
前記弁本体146内周とで形成される空間168は、前
記弁本体146に形成された通路169を介して前記第
2の空間127に、従って前記圧力制御室123に連通
している。すなわちこのクランクケース抽気弁167の
開放により、前記空間158は前記圧力制御セル142
に、従って前記吸入室117に連通ずる。
前記弁本体146上端にはチャージ弁部材149が圧入
されている。このチャージ弁部材149下部と前記弁本
体146とにより形成される空間150は、前記弁本体
146に形成された通路151により、前記第3の空間
129に、従って前述したように前記圧力制御室123
に連通している。また、このチャージ弁部材149上部
の空間(すなわち前記第4の空間)131は前記吐出室
121に連通している。前記チャージ弁本体149には
ベル形空洞152が形成されている。
この空洞162内には、円錐形コイルばね163により
付勢されたボール164が配置されており、チャージ弁
155を構成している。このボール154は、前記チャ
ージ弁本体149を貫通している前記バルブロッド14
6の上端面に対して保持され、常時は前記ベル形空洞1
52の相応形状部分上に着座しており、前記チャージ弁
165を閉鎖している。
以上述べたような構成からなる排気量可変コンプレッサ
において、吸入ポート118から吸入された低圧の冷媒
ガスは、吸入室117.吸入口116を経てシリンダ1
05に導入され、ウォプ9 t−フ ル板109の傾斜角度に依存する割合で圧縮され、吐出
口119.吐出室121を経て吐出ポートより吐出され
るが、それと同時に、吸入圧力の冷媒ガスは前記吸入室
117.第1の通路126を経て圧力制御セル142に
導入され、ベローズ140に作用しており、吸入圧力が
低下すると、前記ベローズ140は膨張し、バルブロッ
ド146を上方に押し上げ、クランクケース抽気弁16
7を閉鎖しようとし、同時にチャージ弁165を開放し
ようとする。一方、コンプレッサの冷媒ガス吐出圧力は
、前記吐出室121.第4の通路132を経て空洞16
2に導入され、前記ベローズ140の膨張に抗してボー
ル164を下方に押し下げようとし、前記チャージ弁1
56の閉鎖と同時に前記クランクケース抽気弁167の
開放を促す。すなわち、前記クランクケース抽気弁16
7および前記チャージ弁165の開閉は、吸入圧力、吐
出圧力およびばね力によって制御され、本従来例では圧
力制御弁装置124は、コンプレッサの吸入圧力が制御
点より高い時には前記チャージ弁165ot−一7 は開放され、前記クランクケース抽気弁167は閉鎖さ
れるように組立時に調整されている。乙の時、前記圧力
制御室123には吸入圧力が導入され、前記ウォブル板
109は最大傾斜角度位置にとどまり、コンプレッサは
最大排気量となっている。
ここで空気調節容量要求が低下し吸入圧力が制御点まで
低下すると、前述したように閉鎖されていた前記チャー
ジ弁166は開放され、前記クランクケース抽気弁16
7の開度は減少する。この時、前記圧力制御室123の
圧力は上昇し、前記チャージ弁165および前記クラン
クケース抽気弁157のコンダクタンスによって決まる
吸入圧力と吐出圧力の中間のある一定圧力に到達する。
従って前記ウォブル板109の傾斜角度は減少し、コン
プレッサの排気量は減少する。コンプレ、ノサの排気量
の減少により冷媒ガスの循環量は減少し、吸入圧力は上
昇する。これに伴い前記ベローズ140は、吸入圧力の
低下で膨張していた状態から圧縮され、前記チャージ弁
156の開度を減少111、−7 させると同時に前記クランクケース抽気弁157の開度
を増加させる。従って前記圧力制御室123の圧力は低
下し、コンプレッサの排気量は増加する。このような動
作をくり返して、ついにはチャージ弁166およびクラ
ンクケース抽気弁167は吸入圧力が設定値になる開度
に落ち付き、従ってコンプレッサの排気量もある一定排
気量に制御される。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の発明では、圧力制御弁装置が不安定な
挙動をする現象が発生し、吸入圧力を一定値に制御する
のに長時間を要したり、制御系の信頼性が損われるとい
った問題点がある。その原因は以下の理由による。
すなわち、既に述べたように、本従来例においては、ク
ランクケース内部の圧力制御室の圧力を吸入圧力に対し
て制御することによりコンプレッサの排気量を制御して
いるが、吸入圧力の検出部分の圧力変動が大きいため、
上記のような問題が発生するのである。第7図において
、吸入圧力は、吸入室117から通路126.連絡口1
43を経て圧力制御セル142に導入されている。この
吸入圧力の変化をベローズ140の変位として検出して
チャージ弁156およびクランクケース抽気弁167の
開度を制御しクランクケース104内の圧力制御室12
3の圧力を変化させることにより、コンプレッサの排気
量を変化させるのであるが、前記クランクケース抽気弁
167が開放されている時は、前記圧力制御セル142
は前記圧力制御室123と通路127 、159および
空間158を介して連通しているため、前記圧力制御室
123内の高圧の冷媒ガスが該圧力制御セルに流入して
くるので、該圧力制御セル内の圧力は一時的に変動し、
上記のような問題点を誘起するのである。
また本従来例に示したコンプレッサはレシプロ式である
が、レシプロ式ではコンパクト性、静粛性においてロー
タリ式に対して劣性であり、ロータリ式の排気量可変コ
ンプレッサの開発が望まれていた。
13ヘーノ 問題点を解決するだめの手段 本発明は上記問題点を解決するため、外部駆動力を受け
容積変動を繰り返す作動室と、この作動室の主に容積減
少行程空間に設けられたリターンポート群と、容積拡大
行程空間に開口したリターン通路出口と、前記リターン
ポート群と前記リターン通路出口とを連通ずる案内溝と
、この案内溝内に滑動可能に配設されたスライダと、こ
のスライダの一端と前記案内溝とで形成された圧力制御
室と、前記スライダの他端と前記案内弁とで形成された
空間に配設され前記スライダを付勢するスプリングと、
前記圧力制御室への冷媒ガスの流入量を制御する圧力制
御弁装置と、前記圧力制御室と前記容積拡大行程空間と
を連通ずる小孔を備えるものである。
作  用 本発明は上記の構成により、ロータリ式排気量可変コン
プレッサを実現するものであり、圧力制御室と容積拡大
行程空間とを連通ずる小孔を配設し、圧力制御室から流
出する冷媒ガスを圧力制御14へ一ノ 弁装置の圧力検出部分ではなく容積拡大行程空間へ流入
させることにより、前記圧力検出室の圧力変動を抑制し
前記圧力制御弁装置の安定性向上を図ることができる。
従って高安定性を有する能力制御コンプレッサを実現で
きる。
実施例 本発明の一実施例について以下に説明する。
第1図は本発明の能力制御コンプレッサの縦断面図であ
る。また第2図〜第4図は第1図における各A−A 、
 B−B 、 C−C部の断面図である。
第1図において、1はシャフトであり、フロントプレー
ト2およびリアプレート3に配設された針状コロ軸受4
,6により支持されている。6はシリンダで、内部を前
記シャフト1に焼きばめされたロータ7が回転運動する
。8はメカプレートであり、前記シリンダ6と前記フロ
ントプレート2の間に配設されている。
第2図において、前記ロータ7には複数の放射状スリッ
トがあシ、その中を出没自在にベーン9が挿入されてい
る。1oはシリンダへッドカバー15へ−7 であり、吸入室11と吐出室12を有する。前記シリン
ダ6には吸入孔13と吐出孔14が配設され、前記ロー
タ7の回転により、冷媒ガスは吸入。
圧縮そして吐出される。15はリターンポートであり、
前記メカプレート8に複数個、前記ロータ7の回転方向
におしなべて、その断面積が減少するように弧状に、配
設されており、シリンダ内の作動室の主に容積減少行程
空間に開孔している。
また、16はリターン通路出口であり、シリンダ6内の
作動室の容積拡大行程空間に開口している。
さらに、前記メカプレート8には、シリンダ6内の作動
室の容積拡大行程空間に開孔する小孔17が形成されて
おり、この容積拡大行程空間と後述する圧力制御室26
を連通している。
第3図において、18は環状の案内溝であり、その中を
半円弧状のスライダ19が滑動可能に配設されている。
2oはスプリングであり、前記スライダ19を図中時計
回り方向に付勢している。
前記スライダ19のシリンダ6側の面の中央部には、前
記メカプレート8に設けられた前記リターンポート16
を開放する開口部21があり、その両端は第1のシール
面22および第2のシール面23である。従って、前記
スライダ19は、前記スプリング2oに付勢された状態
においては前記第1のシール面22によって前記リター
ンポート16を閉鎖している。また、前記スライダ19
の内部には、リターンガス通路24が形成されており、
前記リターンポート15から流出した冷媒ガスは前記ス
ライダの開口部21、該リターンガス通路24、前記案
内溝18を径て、前記リターン通路出口16から作動室
内に戻る。一方、前記スライダ19の左端には圧力制御
室25があり、後述する圧力制御弁装置26からの制御
圧力が、制御圧力通路27を径で導入され、前記スライ
ダ19を押圧し、前記リターンポート16を開孔する方
向に作用する。
第4図において、26は圧力制御弁装置であり、前記リ
アプレート3の下方に取付けられている。
28は吸入圧力導入通路であり、シリンダ6内の作動室
の容積拡大行程空間の容積拡大行程空間位17ヘーノ 置付近に開孔している。また、29は高圧導入通路であ
り、前記リアプレート3に配設された前記ベーン9の背
部に高圧を供給する油溝(図示せず)内に開孔している
前記圧力制御弁装置26の圧力制御弁本体30には、ベ
ローズカバー31が密封的に挿入固定されておシ、その
内部の圧力検出室32にはベローズ33が配設されてお
り、該ベローズカバー31に着座している。またこのベ
ローズカバー31には大気圧導入孔34が形成されてお
り、前記ベローズ33の内部には大気圧が導入されてい
る。そして前記ベローズ33の外部には通路36および
前記吸入圧力導入通路28を介して吸入圧力が導入され
ている。従って前記ベローズ33は吸入圧力と大気圧の
差圧に応じた変位を発生する。前記ベローズ33の他端
にはロッド36が密封的に固定されており、さらにとの
ロッド36の先端にはパルプロッド37が配置されてい
る。このパルプロッド37は、前記圧力制御弁本体3o
に形成された中実軸方向孔38を密封的に摺動自在に往
復18ペー、′ 運動できるように配置されている。前記軸方向孔38の
反ベローズ端延張方向には円筒形状の空洞39が形成さ
れている。この空間内に通路40および前記高圧導入通
路29を介して高圧が導入されるとともに、チャージ弁
本体41が配設されており、前記圧力制御弁本体30に
挿入固定され該空間を密封しているチャージ弁カバー4
2に着座しているパルプスプリング43によりチャージ
弁を閉鎖する方向に付勢されている。前記中実軸方向孔
38の中間部分には、制御圧力導入通路44が連通して
いる。この中実軸方向孔38の、前記通路4oとの連通
部分を境界として前記ベローズ33側の部分には、前述
したように、前記パルプロッド37が密封的に配置され
ているが、前記チャージ弁側の部分には、前記バルブロ
ッド37との間に円筒状の空間が形成されており、チャ
ージ弁が開設された時には、高圧の冷媒ガスは、前記高
圧導入通路29、前記通路40、前記空洞39、該円筒
状の空間、前記通路44、前記制御圧力導入通路27を
経て、前記メカプレート8内の圧力19 Δ−/ 制御室25へ流入する。
つぎに本実施例に示した能力制御コンプレッサの制御メ
カニズムを、第6図に示したモデル図にもとづいて説明
する。
本実施例における制御方法は吸入圧カー走化制御であり
、圧力制御弁装置26は、吸入圧力がある設定値以下に
なるとベローズ33が膨張し、ロッド36、パルプロッ
ド37を介してチャージ弁本体41をバルブスプリング
43に抗して押上げて、高圧冷媒ガスを流入させる。そ
の高圧冷媒ガスは、通路44、制御圧力導入通路27を
通り、前記メカプレート8の圧力制御室25に導入され
る。この時、該制御室内の圧力は上昇し、前記チャージ
弁本体41のリフト量によって決まるチャージ弁のコン
ダクタンスと、前記小孔17のコンダクタンスによって
決捷るある一定圧力に到達する。そしてスライダ19を
スプリング20のバネ力に抗してスライドさせ、リター
ンポート15を前記圧力制御室26側のポートから順に
開孔させる。この結果、シリンダ6内の作動室の冷媒ガ
スの一部は、前記リターンポート15から、前記スライ
ダ19内のリターンガス通路24、案内溝18を通り、
リターン通路出口16から作動室の容積拡大行程空間に
戻る。そして、コンプレッサから吐出される吐出冷媒ガ
ス量はその分減少するため、冷凍サイクルの圧力バラン
スが変化し、吸入圧力が上昇する。そして、吸入圧力が
前述した設定圧力以上に々ると、前記ベローズ33は収
縮し、前記チャージ弁本体41のリフト量は減少するた
め、前記圧力制御室25への流入冷媒ガス量が減少し、
該圧力制御室25の圧力は低下する。そして前記スライ
ダ19は前記リターンポート16の開口面積を減少させ
る方向に前記スプリング2oのバネ力で戻される。上記
動作の繰り返しにより、前記スライダ19は、吸入圧力
が設定値になる位置で微小の作動を伴う安定した制御状
態に落ち着く。
このような機構により、能力制御コンプレッサは動作す
る。
以上、本発明について詳細な説明を加えてきたが、本発
明の実施例においては、スライディング21 へ−/ ベーン式ロータリーコンプレッサへの応用例とした。ベ
ーン式においても種々の型式があるが、言うまでもなく
、楕円形状のシリンダや、スルースロットベーン式にお
いても適用可能であり、またローリングピストン式のコ
ンプレッサ等にも応用することができる。
発明の効果 以上のように、本発明は、外部駆動力を受け容積変動を
繰り返す作動室と、この作動室の主に容積減少行程空間
に設けられたリターンポート群と、容積拡大行程空間に
開口したリターン通路出口と、前記リターンポート群と
前記リターン通路出口とを連通ずる案内溝と、この案内
溝内に滑動可能に配設されたスライダと、このスライダ
の一端と前記案内溝とで形成された圧力制御室と、前記
スライダの他端と前記案内溝とで形成された空間に配設
され前記スライダを付勢するスプリングと、前記圧力制
御室への冷媒ガスの流入量を制御する圧力制御弁装置と
、前記圧力制御室と前記容積拡大行程空間とを連通ずる
小孔とを備えることによシ、22ペーノ ロータリ式能力制御コンプレッサを実現するものであり
、しかも、圧力制御室から流出する冷媒ガスを圧力制御
弁装置の圧力検出室ではなく作動室の容積拡大行程区間
へ流入させる構造であるため、前記圧力検出室の圧力変
動により誘起される圧力制御弁装置の不安定な挙動を抑
制することが可能となり、高安定性かつ高信頼性を有す
る能力制御コンプレッサを実現することができ、その実
用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の能力制御コンプレッサの一実施例を示
す縦断面図、第2図、第3図及び第4図は各々第1図に
おけるA−A 、 B−B 、 C−C断面の横断面図
、第5図は本発明の能力制御コンプレッサの制御機構を
示したモデル図、第6図は従来の能力制御コンプレッサ
の縦断面図、第7図はその圧力制御弁装置部分の詳細断
面図である。 2・・・・・・フロントプレート、3・・・・・・リア
プレート、6・・・・・・シリンダ、7・・・・・・ロ
ータ、8・・・・・・メカプレート、9・・・・・・ベ
ーン、16・・・・・・リターンポート、23バー。 16・・・・・・リターン通路出口、17・・・・・・
小孔、18・・・・・・案内溝、19・・・・・・スラ
イダ、20・・・・・スプリング、25・・・・・・圧
力制御室、26・・・・・圧力制御弁装置。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名δ−
−−メカブL−夕 ’18°“−双方側に!1]乎嫉バl 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 外部駆動力を受け容積変動を繰り返す作動室と、この作
    動室の主に容積減少行程空間に設けられたリターンポー
    ト群と、容積拡大行程空間に開口したリターン通路出口
    と、前記リターンポート群と前記リターン通路出口とを
    連通する案内溝と、この案内溝内に滑動可能に配設され
    たスライダと、このスライダの一端と前記案内溝とで形
    成された圧力制御室と、前記スライダの他端と前記案内
    溝とで形成された空間に配設され前記スライダを付勢す
    るスプリングと、前記圧力制御室への冷媒ガスの流入量
    を制御する圧力制御弁装置と、前記圧力制御室と前記容
    積拡大行程空間とを連通する小孔から構成されているこ
    とを特徴とする能力制御コンプレッサ。
JP62006619A 1987-01-14 1987-01-14 能力制御コンプレツサ Expired - Lifetime JPH0830474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62006619A JPH0830474B2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14 能力制御コンプレツサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62006619A JPH0830474B2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14 能力制御コンプレツサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63176690A true JPS63176690A (ja) 1988-07-20
JPH0830474B2 JPH0830474B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=11643376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62006619A Expired - Lifetime JPH0830474B2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14 能力制御コンプレツサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0830474B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128487A (ja) * 1982-01-26 1983-08-01 Nippon Soken Inc 回転圧縮機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128487A (ja) * 1982-01-26 1983-08-01 Nippon Soken Inc 回転圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0830474B2 (ja) 1996-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6662581B2 (en) Variable displacement compressor and displacement control valve for variable displacement compressor
US5451146A (en) Scroll-type variable-capacity compressor with bypass valve
JP2945748B2 (ja) 容量可変型揺動式圧縮機
US6662582B2 (en) Displacement control valve
US4966531A (en) Variable displacement vane compressor
JPH06117366A (ja) 往復動型圧縮機
CA1314031C (en) Variable capacity compressor
JP3707242B2 (ja) 可変容量型圧縮機
KR0158508B1 (ko) 왕복 운동형 압축기
JPH0343685A (ja) 容量可変型揺動式圧縮機
JPH05280476A (ja) スクロール型可変容量圧縮機
JP3293357B2 (ja) 往復動型圧縮機
US7021901B2 (en) Variable displacement compressor
US6540488B2 (en) Slant plate-type variable displacement compressors with capacity control mechanisms
JPH10159768A (ja) 冷媒圧縮機の吸入弁装置
JPH0914164A (ja) 可変容量型スクロール圧縮機
US6350106B1 (en) Variable displacement compressor with capacity control mechanism
JPS63176690A (ja) 能力制御コンプレツサ
JP2949836B2 (ja) 斜板式連続可変容量型圧縮機
JP3067391B2 (ja) スクロール型圧縮機
JPH073235B2 (ja) 能力制御コンプレツサ
JPS5853691A (ja) ベ−ン圧縮機
JP2002031058A (ja) 往復式冷媒圧縮機
JPH0921384A (ja) 圧力調整弁
JPH0248710Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term