JPH05280476A - スクロール型可変容量圧縮機 - Google Patents

スクロール型可変容量圧縮機

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JPH05280476A
JPH05280476A JP4079886A JP7988692A JPH05280476A JP H05280476 A JPH05280476 A JP H05280476A JP 4079886 A JP4079886 A JP 4079886A JP 7988692 A JP7988692 A JP 7988692A JP H05280476 A JPH05280476 A JP H05280476A
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scroll
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稲垣  光夫
Mikio Matsuda
三起夫 松田
Kazuhide Uchida
和秀 内田
Hideaki Sasaya
英顕 笹谷
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Soken Inc
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Nippon Soken Inc
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール型圧縮機の可変容量機構の構造を
簡単化すると共に、吐出容量が多段階に円滑に変化する
ようにする。 【構成】 固定スクロール部材8の端部に外周部から中
心部に向かうシリンダ8aを設け、このシリンダと作動
空間Va1〜Va3とを連通させる複数個のバイパス孔から
なるバイパス孔群8b を開口させると共にこれらのバイ
パス孔群を順次閉塞することができるプランジャ10を
シリンダ8a内に挿入している。図示の位置にプランジ
ャ10があるとき、多くの作動空間Va はバイパス孔群
8b とシリンダ8aを介して吸入圧室Vs に通じて圧縮
作用を行なわない状態にあるが、プランジャ10を外周
部へ移動させると、バイパス孔群が順次閉塞されて有効
な圧縮作用をする作動空間Va の数が増加して吐出容量
が円滑に増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカーエアコン用
の冷媒圧縮機として使用するのに適したスクロール型可
変容量圧縮機に係り、特にスクロール型圧縮機の可変容
量機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の可変容量機
構は、例えば特開昭59−105994号公報や、実開
昭62−90901号公報に記載されているように、固
定スクロール部材に複数個のバイパス孔を開口させると
共に、それらのバイパス孔のそれぞれを互いに独立に開
閉する複数個のスプール又はプランジャを設けたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール型圧
縮機の可変容量機構は、複数個のバイパス孔のそれぞれ
にスプール又はプランジャを設けているため、部品点数
が多くて構造が複雑になり、加工性や組み付け性がよく
ないという問題がある。そして、前記従来例の図面から
判るように、二つのバイパス孔が二つの作動室に対して
同時期に開口するような位置に揃えて各バイパス孔が配
置されており、それによって圧縮機の吐出容量における
変化の段階数が少なくなるので、カーエアコン用圧縮機
のように、駆動回転数や冷房負荷が広範囲にわたって変
化するものに使用すると、それらの変化に対応して吐出
容量を一定に維持したり、或いは円滑に吐出容量を変化
させたりすることが難しいという問題もある。本発明
は、これらの諸問題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、固定スクロール部材と可動
スクロール部材とを有し、これら一対のスクロール部材
はそれぞれ渦巻き状の羽根とそれらの羽根を固定してい
る端部とからなり、これらの固定及び可動スクロール部
材が互いに噛み合って複数個の作動空間を形成するスク
ロール型圧縮機において、前記固定スクロール部材の前
記端部に外周部から中心部に向かうシリンダを設けると
共に、このシリンダと前記作動空間とを連通させる複数
個のバイパス孔からなるバイパス孔群を、前記固定スク
ロール部材の端部に開口させ、更に、これらのバイパス
孔群を順次閉塞することができるプランジャを前記シリ
ンダ内に挿入したことを特徴とするスクロール型可変容
量圧縮機を提供する。
【0005】
【作用】固定スクロール部材に対して可動スクロール部
材が駆動されることによって、可動スクロール部材が自
転を伴わない公転をして、これらのスクロール部材の渦
巻き状の羽根が互いに噛み合ってそれらの間に形成され
る複数個の作動空間が、外周部から中心部に向かって連
続的に移動し、各作動空間の容積が無段階に縮小して行
くことにより、両スクロール部材の外周部において各作
動空間内に吸入された冷媒のような気体が圧縮され、中
心部において高圧となって吐出されることは通常のスク
ロール型圧縮機の場合と同じである。
【0006】本発明においては、固定スクロール部材の
端部に外周部から中心部に向かうシリンダを設けると共
に、このシリンダと各作動空間とを連通させる複数個の
バイパス孔からなるバイパス孔群をシリンダと各作動空
間との間に開口させており、更に、これらのバイパス孔
群を順次閉塞することができるプランジャをシリンダ内
に挿入しているので、プランジャの位置によって、両ス
クロール部材の低圧の外周部と各作動室のうちの選択さ
れた一部とが、シリンダ及びバイパス孔を介して連通す
ることになり、連通した各作動室は、可動スクロール部
材が公転してそれらの容積が縮小しても圧縮されずに低
圧のままとなる。
【0007】従って、プランジャをシリンダの中で移動
させ、起動のときはプランジャを固定スクロール部材の
中心部に最も近い位置に移動させて、最も多くのバイパ
ス孔群をシリンダに連通させると、可動スクロール部材
の駆動に要する動力が小さくなり、原動機に急激に増大
する負荷を与えないので、圧縮機の起動が円滑に行わ
れ、同じ原動機によって駆動されているものに対してト
ルクショックを与えることがない。起動後はプランジャ
を固定スクロール部材の外周部の方へ移動させることに
よって、シリンダに連通しているバイパス孔を順次閉塞
し、それによって有効な圧縮作用をする作動空間の数を
漸増させることにより、圧縮機の吐出容量を多段階に円
滑に増大させることができる。
【0008】定常運転中は、プランジャをシリンダ内で
自由に往復方向に移動調節することにより、需要に応じ
て吐出容量を多段階に変更したり、可動スクロール部材
を駆動する原動機の回転数の変動に応じて、吐出容量を
一定に維持したりする制御等を、いずれも円滑に行うこ
とができる。
【0009】
【実施例】本発明によるスクロール型可変容量圧縮機の
構成を図1、図2に示す。これらの図において、1は回
転シャフトでクランク部1aを有している。2はフロン
トハウジングでベアリング3及び4を介して前記回転シ
ャフト1を回転自在に支持している。5は可動スクロー
ル部材で実質的にほぼ2.5巻きのインボリュート状に
形成されたインボリュート羽根と端板とから成り、前記
回転シャフトのクランク部1aとはニードルベアリング
6で回転自在に組み込まれている。さらに、可動スクロ
ール部材5とフロントハウジング2との間には、複数個
の球体7と円形溝との組合せによるいわゆる自転防止機
構が配設されている。8は、吸入ポート8eをもつケー
シング部を一体に有する固定スクロール部材で、やはり
実質的にほぼ2.5巻きのインボリュート状に形成され
たインボリュート羽根と端板とを有している。9はリア
ハウジングで吐出ポート9aを有しており、前記フロン
トハウジング2と固定スクロール部材8とともに、図示
しないボルトにより締付け固定されている。
【0010】本発明に関る可変容量機構は前記固定スク
ロール部材8の端板内に組み込まれている。10は円筒
形のプランジャで、前記固定スクロール部材の端板に設
けられたシリンダ8a内に摺動可能に組み込まれ、前記
シリンダ8aと、固定及び可動のスクロール部材5のイ
ンボリュート羽根との間で囲まれる複数の作動空間とを
連通するバイパス孔群8bのうち、最外周寄りの作動空
間Va1と連通するバイパス孔8b0 を除く4つのバイパ
ス孔8b1 〜8b4 を順次閉そく可能となっている。1
1はストッパボルトで、前記シリンダ8a内に伸びる細
径の円柱状からなるストッパ部11aを有し、前記プラ
ンジャ10の図1及び図2における上方向への移動量を
所定量に規制する位置において、固定スクロール部材8
aに対してネジ止めされる。12はスプリングで、前記
ストッパボルト11と前記プランジャ10との間に挿入
され、前記プランジャを図1及び図2において下方向、
すなわち前記バイパス孔群8bの全てを開口する中央位
置(図1に示す状態)に向ってプランジャ10を押し付
けている。さらに、前記プランジャ10の先端方向には
制御圧室VC が設けられるとともに、この制御圧室VC
と固定スクロール部材8のインボリュート羽根の中央部
に連通する高圧通路8cおよび吸入圧室Vs に連通する
低圧通路8dに結ばれる制御弁20を組み込んでいる。
【0011】また、固定スクロール部材8の端板には、
固定及び可動のインボリュート羽根間で囲まれる複数の
作動空間のうち、中央部の作動空間Va3と、リアハウジ
ング9及び固定スクロール部材8の端板によって囲まれ
る吐出圧室Vd を連通する吐出口8fが設けられてお
り、この吐出口8fには、それを閉塞するように、前記
吐出圧室Vd 側から薄板のリード弁13が、ボルト14
により固定されて設けられている。
【0012】前記、バイパス孔群8bの配置を図2に示
す。本実施例では、バイパス孔群8bは8b0 〜8b4
の5個の丸穴となっており、最外周寄りのバイパス孔8
0は、穴径が他のバイパス孔8b1 〜8b4 よりも大
きく、固定スクロール部材8のインボリュート羽根の最
外端の内側に接する位置に穿孔し、最も中央寄りのバイ
パス孔8b4 はインボリュート羽根の最内周の外側に接
する位置に穿孔している。そして、これら2つのバイパ
ス孔の間に、さらに8b1 ,8b2 ,8b3 の3個のバ
イパス孔を、インボリュート羽根に干渉することがない
ように、ほぼ等間隔に穿孔している。これらのバイパス
孔のうち、最外周に設けたバイパス孔8b0 を除く4つ
のバイパス孔8b1 〜8b4 の穴径は、可動スクロール
部材5のインボリュート羽根の板厚にほぼ等しく設定さ
れている。
【0013】制御圧室VC に制御圧を導く制御弁20の
構成を図3に示す。21はテーパ状の弁座21aを有す
るケーシングで、22は球体22aとロッド22bを一
体に接続した弁体である。23はこのロッド22bの端
部と連結されているダイアフラムで、その上面側に導入
される吸入圧Ps と下面側に導入される大気圧との差圧
による荷重と、設定圧を与えるスプリング25との荷重
を受けて変位し、弁体22を図3において上下方向に移
動させ得るように組み込んでいる。ケーシング21のテ
ーパ状の弁座21aと弁体22とからなる弁部は、制御
圧Pc と吸入圧Ps とがそれぞれ作用している室の間に
配置され、ダイアフラム23の変位を受けて、弁部の開
閉を行うよう構成されている。
【0014】この制御弁20においては、スプリング2
5の付勢荷重は、吸入圧Ps がほぼ2気圧(ゲージ)の
ときに、ダイアフラム23が図3において下方に向って
受ける荷重と等しくなるように設定されており、吸入圧
s が2気圧(ゲージ)以上では弁部は閉、吸入圧Ps
が2気圧(ゲージ)未満では弁部が開となるように設定
されている。
【0015】本発明によるスクロール型可変容量圧縮機
のポンプ作用について先ず説明する。回転シャフト1が
回転されるとき、回転シャフト1のクランク部1aが可
動スクロール部材5を公転させる。この時、球体7と円
形溝からなる自転防止機構の作用により可動スクロール
部材5の自転は阻止される。これにより、固定スクロー
ル部材8と可動スクロール部材5とによって囲まれる複
数の作動空間Va は、外周部より中央部へ向かって容積
を減少しながら移動して冷媒を圧縮する。この時、図示
しないカーエアコンの冷凍サイクルの蒸発器出口側から
の冷媒は、吸入ポート8eから圧縮機の吸入圧室Vs
流入して最外周の作動空間に閉じ込められ、回転シャフ
ト1の回転に伴って徐々に中央部へと移動しながら圧縮
され、最後に吐出口8fからリード弁13を押しのけて
吐出圧室Vd に吐出され、吐出ポート9aから図示しな
い冷凍サイクルの凝縮器入口側へと送出される。
【0016】つづいて、可変容量機構の作動について説
明をする。冷房負荷が大きく最大容量で運転させる必要
のある時には、図3に示した吸入圧Ps が2気圧(ゲー
ジ)よりも高くなってダイアフラム23をスプリング2
5に抗して押し下げるので、弁体22も下降して制御弁
20の弁部は閉となる。これにより、固定スクロール部
材8のインボリュート羽根中央部を可動スクロール部材
5の端板方向に開口する高圧通路8cからは、中央部の
作動空間からの高圧冷媒が制御圧室VC に導びかれるこ
とになり、プランジャ10の下面にはこの制御圧室VC
の制御圧Pc が作用し、また上面には吸入圧Ps が作用
するから、それらの差圧とプランジャ10の断面積との
積に応じた荷重がスプリング12の付勢力よりも大きい
ときは、プランジャ10はシリンダ8a内をストッパボ
ルト11のストッパ部に当接する位置まで上方へ移動
し、バイパス孔群8bのうち、図2に示す最外周部のバ
イパス孔8b0 を除く4つのバイパス孔8b1 〜8b4
を閉じることになる。
【0017】冷房負荷が低下した場合や、圧縮機の回転
数が高くなると、吸入圧Ps が2気圧(ゲージ)以下に
下がり、図3に示すダイアフラム23と弁体22がスプ
リング25に押されて上昇するため、制御弁20の弁部
は開口する。この時、制御圧室VC 内の高圧Pc は、弁
部を経て吸入圧Ps 側へと逃げることになる。高圧通路
8cの先端は、可動スクロール部材5の端板と微小間隔
で中央部の高圧の作動空間に連通しているので、この微
小間隔での絞り効果により、高圧通路8cから流入する
少量の冷媒も制御弁20の弁部を経て吸入圧Ps が作用
している室の側へ流出してしまい、結果として制御圧室
C 内の制御圧Pc は低下することになる。
【0018】それによって、プランジャ10に作用する
制御圧Pc が低下し、スプリング12の付勢力がそれに
打ち勝つため、プランジャ10は図1において下方向へ
移動し、図2に示す外周より2番目のバイパス孔8b1
を開放する位置に到る。この状態では、バイパス孔8b
1 と連通する作動空間Va 内の冷媒は、その圧縮過程で
バイパス孔8b1 からシリンダ8aへ流出し、バイパス
孔8bO を経て吸入圧室Vs へ逆流する。それによって
実質的に圧縮機容量が低減し、冷房能力が低下して吸入
圧Ps が上昇することになる。そして吸入圧Ps が2気
圧(ゲージ)を超えると、制御弁20の弁部が閉となっ
て制御圧Pc を上昇させる。それによってプランジャ1
0がバイパス孔8bを閉じ、再度最大容量とするように
作動する。なお、吸入圧Ps が2気圧(ゲージ)未満を
保つと、制御弁20の弁部は開状態を保持し、制御圧P
c はさらに低下する。これにより、プランジャ10はさ
らにバイパス孔8b2 を開放することとなり、より中央
部に近い作動空間がバイパス孔8b2 を介して吸入側に
連通することになる結果、この作動空間内の冷媒が、バ
イパス孔8b2 からシリンダ8aを経て吸入圧室Vs
逆流し、実質的な圧縮機容量がさらに低減する。
【0019】上述のごとく、本発明の実施例であるスク
ロール型可変容量圧縮機は、吸入圧Ps が制御弁20に
おいて設定された設定圧2気圧(ゲージ)よりも高い場
合には、バイパス孔群8bは中央寄りから順次閉じられ
て容量を増加させ、吸入圧P s が2気圧(ゲージ)より
も低い場合には、バイパス孔群8bは外周寄りから順次
開放されて容量を低減させることになる。
【0020】本発明の実施例において示したバイパス孔
群8bを有するスクロール型可変容量圧縮機では、プラ
ンジャ10が外周より徐々にバイパス孔を開口してゆく
が、これに伴なう圧縮機容量の変化を図4を用いて説明
する。図4(a)〜(f)は可動スクロール部材5の公
転の回転角60°毎の作動空間の変化を示している。
【0021】最外周のバイパス孔8b0 は常時開口して
おり、この状態ではこのバイパス孔8b0 の部位は常時
吸入空間Vs 内にあることから、圧縮機容量は作動空間
502ヶ所分となり、100%の容量である。
【0022】外周より2個のバイパス孔8b0 ,8b1
が開口すると、圧縮機容量は図4に示すV50及びV35
和となり、ほぼ85%の容量となる。なぜならば、図4
(a)において2つのインボリュート羽根によって囲ま
れる2個の作動空間のうちの一方は、同図(d)におい
て示すV35まで縮小する過程で、作動空間内の冷媒がバ
イパス孔8b1 から吸入空間へ逆流して、V35まで容量
が減少する。そして、その後始めて中央部に向かい、圧
縮・吐出作用が為されるからである。
【0023】さらに、バイパス孔8b0 ,8b1 ,8b
2 が開口すると、図4(d)において作動空間V35とし
て示した容量と、図4(a)においてV25として示した
容量の和である60%の容量となるまで、バイパス孔8
1 〜8b2 から吸入空間へ冷媒が逆流することにな
る。
【0024】同様に、バイパス孔8b0 〜8b3 の4つ
が開口すると、図4(a)に示すV 25及び図4(c)に
示すV10の和である35%の容量となり、バイパス孔8
0〜8b4 の5つのバイパス孔の全てが開口すると、
図4(e)においてV15として示した15%容量とな
る。
【0025】以上の結果をまとめてグラフに示すと、横
軸にプランジャ10の変位量、縦軸に圧縮機容積とした
図5の通り、バイパス孔群8bの8b1 〜8b4 までが
順次開口することにより、ほぼ等間隔の連続的な容量変
化を実現することができる。
【0026】本発明によれば、固定スクロール部材の外
周から中央へ向かってほぼ等ピッチに配列したバイパス
孔群を1個のプランジャが開閉するという簡単な構成を
とることによって、部品点数の少ないスクロール型圧縮
機の実質的な連続可変容量機構を提供することができ
る。また、このバイパス孔8b1 〜8b4 の4つの穴径
を可動スクロール部材の羽根厚とほぼ同じに設定したこ
とにより、羽根がバイパス孔の位置にきた状態で、羽根
をまたいで中央寄りの作動空間から外周寄りの作動空間
への冷媒の逆流が発生しないため、効率の低下をきたす
ことがない。一方、バイパス孔群を固定スクロール部材
8の中央部からオフセットした位置に配列したことによ
って、固定スクロール部材8の中心には吐出口8f及び
リード弁13を配置することができるため、加工性、組
付け性にも優れたものとなっている。
【0027】前述のように本発明圧縮機は、固定スクロ
ール部材のインボリュート羽根最外周付近から中央へ向
かう線上(シリンダ8aの軸線上)に複数の作動室が並
ぶと言うスクロール型圧縮機の特性を利用して、その軸
線上に穿孔されたバイパス孔群8bを通じ複数の作動室
の中から選択的にバイパスを行うことで容量可変を達成
するものである。その際、バイパス孔群8bの各バイパ
ス孔の位置は、固定スクロール部材のインボリュート羽
根と可動スクロール部材のインボリュート羽根の幾何学
的な位置関係より決定されるが、シリンダ8aの軸線を
適当に決めることにより、容易に図5に示すようなバイ
パス孔位置と容量の関係が略直線的になるようにするこ
とができる。
【0028】また、本発明によるスクロール型可変容量
コンプレッサの可変機構の作動は、プランジャ10に制
御圧を作用させているが、この制御圧として、圧縮機の
作動空間の中央部から羽根先端の微小間隔を介して高圧
を制御弁20に導くことにより、前記微小間隔を絞り部
として作用させて、高圧冷媒の供給量を制限している。
このため、高圧部から制御弁20に至る高圧通路内に特
別に絞り部を設ける必要がなく、絞り部が閉塞するとい
う恐れも全くない。さらに、制御圧として圧縮機自身の
高圧部の冷媒の圧力を用いていることにより、プランジ
ャを作動させるためのモータなどの動力源を特別に用意
する必要もなく、簡単な構成でスクロール型圧縮機の可
変容量化を実現することができる。
【0029】一方、本発明の実施例によるスクロール型
可変容量圧縮機が回転を停止すると、制御弁20へ高圧
を供給する作動空間の圧力は、吐出圧室Vd に対してリ
ード弁13によって遮断されて吸入圧室と同一圧力とな
るために、制御圧も吸入圧室Vs と同一圧力となり、プ
ランジャ10にはスプリング12の力だけが作用して、
プランジャ10が全てのバイパス孔8bを開口させる位
置に停止することになる。このため、再起動時には常時
全てのバイパス孔8bが開口した最小容量状態にあって
駆動トルクが低く、かつ、これにより起動ショックが小
さく、このスクロール型圧縮機をカーエアコン用の冷媒
圧縮機として用いた場合には、起動時のショックとそれ
に伴う騒音を低下することができ、自動車の快適性を更
に向上することができる。
【0030】第2の実施例として、図2に示す第1の実
施例とは異なる位置にバイパス孔群8bを設けた実施例
を図6に示す。同図から明らかな通り、バイパス孔群8
bの位置を固定スクロール部材8のインボリュート羽根
の最外周位置より180°程度内側に入った部分の外側
に第1のバイパス孔8b0 が開口するようにすると共
に、図7に示すように、バイパス孔8b1 の開口時約9
0%、8b2 の開口時約70%、8b3 の開口時約40
%、8b4 の開口時約15%というように、段階的な容
量変化を示すように設定しても、圧縮機の容積変化域
は、第1の実施例と同等に連続的に可変とすることが出
来る。
【0031】なお、バイパス孔群8bの位置は、図2及
び図6のようなものに限られず、固定スクロール部材8
の外周部から中心部に向かって略直線的に複数のバイパ
ス孔8bを配設すればよい。また、第1、第2の実施例
では、吸入圧Ps 及び吐出圧Pd を用い、制御弁20に
よって制御圧Pc を制御しているが、電磁弁を用いて電
気的に制御するようにしてもよい。
【0032】さらに、第3の実施例を図8に示す。バイ
パス孔8bは第1実施例(図2)に示すような円形孔ば
かりではなく、だ円孔や長穴でもよく、図8では長穴の
バイパス孔8bの実施例を示している。この実施例で
は、バイパス孔8bを可動スクロール部材5のインボリ
ュート羽根の形状に沿い、長穴の幅が羽根幅(厚さ)よ
り狭くなるように穿孔することにより、可動スクロール
部材5の羽根厚を増すことなく、バイパス孔8bの流路
面積を広く取ることができる。したがって、バイパス時
の通過抵抗が小さく、確実に冷媒のような圧縮すべき流
体をバイパスすることができ、高回転時などに容量可変
域が狭くなることを防止できる。特に、圧縮機の最大吸
入容量が大きい場合に、その効果は大きい。
【0033】
【発明の効果】本発明のスクロール型可変容量圧縮機に
おいては、吐出量が多段階に円滑に変化するにもかかわ
らず、バイパス孔群を共通のプランジャによって開閉す
るように構成しているので部品点数が少なくなり、構造
も簡単になって、加工性や組み付け性に優れたものとな
り、コスト面でも有利になる。
【0034】また、原動機に急激に増大する負荷を与え
ないで圧縮機の起動を円滑に行うことができ、原動機に
無理が生じることがなく、同じ原動機によって駆動され
ているものに対してトルクショックを与えることがな
い。
【0035】定常運転中は、プランジャをシリンダ内で
自由に往復方向に移動調節することにより、需要に応じ
て吐出容量を多段階に変更したり、可動スクロール部材
を駆動する原動機の回転数の変動に応じて、吐出容量を
一定に維持したりする制御等をいずれも円滑に行うこと
ができる。吐出容量の変化が多段階に円滑に行われるの
で、回転数変動の大きい原動機によって駆動され且つ広
範囲の冷房能力の変化を要求されるカーエアコン用の冷
媒圧縮機として使用するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面断面図である。
【図2】第1実施例における固定スクロール部材を示す
側面図である。
【図3】制御弁に関連する部分を拡大して示す断面図で
ある。
【図4】(a)〜(f)は本発明による圧縮機の作動を
説明するために両スクロール部材とバイパス孔群の位置
関係の変化を順次例示する側面図である。
【図5】第1実施例におけるプランジャの変位に伴うバ
イパス孔の順次開放による吐出容量の変化を示す線図で
ある。
【図6】第2実施例における固定スクロール部材を示す
側面図である。
【図7】第2実施例におけるプランジャの変位に伴うバ
イパス孔の順次開放による吐出容量の変化を示す線図で
ある。
【図8】第3実施例における固定スクロール部材を示す
側面図である。
【符号の説明】
1…回転シャフト 1a…クランク部 5…可動スクロール部材 8…固定スクロール部材 8a…シリンダ 8b…バイパス孔群 8c…高圧通路 8d…低圧通路 8e…吸入ポート 8f…吐出口 9a…吐出ポート 10…プランジャ 11…ストッパボルト 12…スプリング 13…リード弁 20…制御弁 22…弁体 23…ダイアフラム Pc …制御圧 Pd …吐出圧 Ps …吸入圧 Va …作動空間 VC …制御圧室 Vd …吐出圧室 VS …吸入圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 和秀 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 笹谷 英顕 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロール部材と可動スクロール部
    材とを有し、これら一対のスクロール部材はそれぞれ渦
    巻き状の羽根とそれらの羽根を固定している端部とから
    なり、これらの固定及び可動スクロール部材が互いに噛
    み合って複数個の作動空間を形成するスクロール型圧縮
    機において、前記固定スクロール部材の前記端部に外周
    部から中心部に向かうシリンダを設けると共に、このシ
    リンダと前記作動空間とを連通させる複数個のバイパス
    孔からなるバイパス孔群を、前記固定スクロール部材の
    端部に開口させ、更に、これらのバイパス孔群を順次閉
    塞することができるプランジャを前記シリンダ内に挿入
    したことを特徴とするスクロール型可変容量圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記バイパス孔群は、前記固定スクロー
    ル部材の前記渦巻き状の羽根の最外周部付近の内側と、
    前記羽根の最内周部付近の外側との間を結ぶ直線上に、
    略整列するように配置されていることを特徴とする請求
    項1記載のスクロール型可変容量圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記バイパス孔群を構成する前記バイパ
    ス孔のうち、前記プランジャによって閉塞される前記バ
    イパス孔の直径を、前記可動スクロール部材の羽根の肉
    厚と略同程度としたことを特徴とする請求項1記載のス
    クロール型可変容量圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記プランジャが前記シリンダの中で前
    記固定スクロール部材の中心部に向かって移動し得るよ
    うに付勢するスプリングが組み込まれていることを特徴
    とする請求項1記載のスクロール型可変容量圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記プランジャが前記シリンダの中で前
    記固定スクロール部材の外周部に向かって移動するよう
    に、前記プランジャに対して制御圧を作用させる制御圧
    室が、前記シリンダに連設されていることを特徴とする
    請求項1記載のスクロール型可変容量圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記制御圧室に制御圧を供給する制御弁
    を備えており、この制御弁には、前記一対のスクロール
    部材の中心部に形成される作動空間に連通する高圧通路
    と、前記一対のスクロール部材の外周部に形成される吸
    入圧室に連通する低圧通路とが、それぞれ導かれている
    ことを特徴とする請求項5記載のスクロール型可変容量
    圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記高圧通路の先端の開口は、前記固定
    スクロール部材に形成された前記羽根の最内周部付近に
    形成されていて、前記可動スクロール部材の前記端部の
    表面との間に微小間隔をおいて、前記中心部に形成され
    る作動空間に連通していることを特徴とする請求項6記
    載のスクロール型可変容量圧縮機。
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