JPS63174821A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長時間の連続加工が可能なワイヤ放電加工装
置に関する。

〔従来の技術〕

ワイヤ放電加工装置によれば、所望の加工形状の送りが
・与えられるワイヤ電極を被加工物に貫通走行させ、ワ
イヤ電極と被加工物間に放電電力を供給する。−とによ
り被加工物の複雑な形状の切断加工が極めて良好におこ
なわれる。ところでこの＋ｉの装置においては、ワイヤ
電極を被加工物の切断加工後、ワイヤ回収箱に回収する
が、この回収時のワイヤ電極は巻きぐ廿や加工時のしご
き等に依り発生するカールのため、ワイヤ回収箱の内容
積に比べて実際の収容量が少ない、このため、ワイヤ供
給ボビンが太き（なると加工途中に何度も回収箱内のワ
イヤ電極を排除するか、または新しい回収箱と交換しな
ければならない。

第４図は従来のワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収経
路の一例を示す模式図である。（１）はワイヤ供給ボビ
ン、（２）はワイヤ供給ボビン（１）から供給されるワ
イヤ電極、（３）はワイヤ電極（２）のガイドプーリ、
（５）は被加工物、（、ｔ）及び（６）は被加工物（５
）の上下に配置された上部ワイヤガイド及び下部ワイヤ
ガイドである。（７）はワイヤ電極（２）のワ・ｆヤプ
ーリ、（８）はピンチローラ、（９）はキャプスタンロ
ーラ、（９ａ）はキャプスタンローラ（９）をピンチロ
ーラ（８）に押圧する圧縮バネ、＜ｔ　Ｑ）はピンチロ
ーラ（８）に連結され、ピンチローラ（８）を駆動する
ワイヤ回収モータ、（１１）逆じょうご状のワイヤガイ
ド、（１２）はワイヤ電極（２）のワイヤ回収箱である
。

上記のように構成した従来のワイヤ放電加工装置によれ
ば、ワイヤを極（２）は、ワイヤボビン（１）からガイ
ドプーリ　（３）を経て上部ワイヤガイド（４）、被加
工物（５）、下部ワイヤガイド（６）を貫通走行し、さ
らにガイドプーリ　（７）を経てワイヤ回収モータ（１
０）により駆動されるピンチローラ（８）とキャプスタ
ンローラ（９）に挟まれて送られ、逆じょうご状のワイ
ヤガイド（１１）を貫通してワイヤ回収箱（１２）に収
容される。第５図（ａ）、（ｂ）はそれぞれワイヤ電極
（２）がワイヤ回収箱（１２）に収容される状態を示す
作用説明図である。第５図（コ）に示すように、ワイヤ
電極（２）がカール（Ｄはカール径）しながらワイヤ回
収！（１２）の底面に達すると、第５図（ｂ）に示すよ
うに、カールが重ｔζり合いながら、徐々に上方へと収
容されていき、ワイヤ回収Ｎ　（１２）の上部付近では
図中Ａに示すような縦方向のカールになる。この状態に
なると、ワイヤ電極（２）が逆じょうご状のワイヤガイ
ド（１１）とからみ合うか、あるいはワイヤ回収ｆｆ１
（１２）の上部からあふれ出す。このため、加工途中で
あっても加工を一時中断してワイヤ回収！　（１２）内
のワイヤ電極（２）を除去するか、または新しいワイヤ
回収箱（１２）と交換しなければならない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のように構成した従来のワイヤ放電加工Ｗ　Ｚによ
れば、長時間の連続加工をしようとする場合は、加工途
中に何度か加工を中断し、人手によりワイヤ回収箱（１
２）内のワイヤＴＬ［＝（２）を排除するか、または新
しいワイヤ回収箱と交換しなけれシｆならず、長時間に
わたり被加工物を連続加工する場合の障害となっていた
。またワイヤ回収箱（１２）をたとえ大きく製作しても
、ワイヤ電極（２）はカール径りの範囲内でワイヤ回収
’ｉｆｉ　（１２）肉のほぼ一定した位置に収容させろ
だけで、ワイヤ回収箱（１２）の実際のワイヤ電極収容
量は増加しない。

本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、ワイヤ供給ボビン径が大きくなってもそれに対
応したワイヤ電極の収容量が確保でき、さらに加工中断
回数を減少させて長時間の連続運転を可能にしたワイヤ
放電加工装置を得ることを目的とする。

ｃ問題点を解決するための手段〕 本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、
ワイヤの送り看を検出するワイヤ送り漬検出装置と、こ
の検出装置からの信号により上記ワイヤ回収箱をワイヤ
の送り量に対応して水平方向に往復させる往復動装置と
を備えたワイヤ放電加工装置を提供するものである。

〔作　用〕

ワイヤ電極のワイヤ送り發に対応してワイヤ回収箱を往
復動装置により水平方向に往復動させワイヤガイドをワ
イヤ回収箱に効率よく回収する。

′発明の実施例〕 第１図は本発明の実施例を示す縦断面図、第２図は第１
図の１−［断面図である。なお、第４図及び第５図（ａ
）、（ｂ）と同じ機能の部分には同じ記号を付し、説明
を省略する。（１３）はワイヤ回収箱（１２）を載せる
パレット、（１３ａ）。

（１３ｂ）はパレツ）（１３）に設けられたワイヤ回収
箱（１２）の位置決め片、（１４）はパレット（１３）
の下部に取付けられた送りネジ、（１５）はパレット（
１３）に固定された送りネジ（１４）用のナツト、（１
６）はワイヤ送り量に対応して可変速可能なパレット往
復モータである。（１２ａ）はパレット（１３）が図の
左端位置にある場合のワイヤ回収箱の位置、（１２ｂ）
はパレット（１３＞が図の右端位置にある場合のワイヤ
回収箱の位置を示す、また（１７）はパレット（１３）
の下部に取付けられたガイドブロック、（Ｌａａ）、（
１８ｂ）、（１８ｃ）はフラットケージ等゛のベア）１
ング、（１９）は軌道台である。なお、ワイヤ回収１（
１２）の内寸法は、奥行寸法１よりイヤ雷門（２）のカ
ール径Ｄ（テスト加工等による経験値）より若干大きく
、幅寸法はカール径りの少なくとも２〜５倍程度を目安
として構成しである。

上記のように構成した本発明の詳細な説明すれば次の通
りである。まず、ワイヤ送りｇｋ（ピンチローラ（８）
の外径寸法とワイヤ回収モータ（１ｏ）の回転数により
決まる値）を検出するワイヤ送り量検出装置（図示せず
）から得られる出力信号（図示せず）により、ワイヤ回
収モータ（１６）を駆動する。たとえば、第１図の右方
向のにワイヤ回収箱（１２）を移動させると、ワイヤ回
収箱（１２）は右端位置検出リミットスイッチ（図示せ
ず）が動作するまで移動し、ワイヤ回収箱（１２ｂ）の
位＝に停止する。停止後はモータ（１６）が逆転し、■
方向とは逆方向、すなわち第１図の左方向◎にワイヤ回
収１Ｕ（１２）が移動し、左端検出リミットス・イッチ
（図示せず）が動作するとワイヤ回収箱（１２ａ）の位
はに停止する。停止後は更にモータ（１６）が正転し、
ワ・ｆヤ回収箱（１２）を右方向■へと動かすつこのよ
うにして、ワイヤ回収箱（１２）内のワイヤ電Ｎ　（２
）が満杯になるまで、ワイヤ回収箱（１２）を左右方間
■、◎に往復動させる。

第３図は上記のようにしてワ・イヤ電極（２）がワイヤ
回収箱（１２）内に効率よく収納された状態を示してい
る。なおワイヤ電極（２）がワイヤ回収箱（１２）内で
満杯になった場合は、従来通り被加工物の加工を中断す
るか又は加工終了後にワイヤ回収箱（１２）内のワイヤ
１指を排除する必要がある。

以上の説明では、パレット（１３）（すなわちワイヤ回
収箱（１２）　）の往復動を送りねじとモータによりお
こなう場合について示し−たが、駆動源としてシリンダ
を使用してもよい。またワイヤ回収旅（１２）の左端及
び右端位置を検出する検出器としては、リミットスイッ
チのほが近接ス「ツチや光電スイッチ等を（受用しても
良い。

〔発明の勤果〕

以上の説明から明らかなように本発明にょれ１よ、ワイ
ヤ回収〒ｉをワイヤ送り７に応して、水平方向に往復動
させるようにしたので、ワイヤ供給ボビンが大きくなっ
ても加工途中で加工を止めて、ワ・イヤ回収箱内のワイ
ヤ電極を排除したり、新しいワイヤ回収箱と交換する必
要がなくなるため、長時間の連続無人運転加工が可能に
なり、また、加工を頻繁に中断しなくともよいため加工
が安定するので加工精度を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例を示す縦断面図、第２図は第１
図の１−　’Ｉ断面図、第３図は本発明の作用説明図、
第４図は従来のワイヤ放電加工装置の一例を示す模式図
、第５図（ａ）、（ｂ）は第４図の要部を拡大した作用
説明図である。 （１２）・・・・・・・・・ワイヤ回収箱、（１３）・
・・・・・・・・パレット、（１４）・・・川・・・送
りネジ、（１６）・・・・・・・・・パレット往復モー
タ。 な；６、図中同一符号は同一またはｔ口当部分を示すも
のとする。 代　　理　　人　　弁理士　　佐々木　　宗　　治第１
図 ■ ；＝： ■　　第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加工物を加工後のワイヤ電極を収納するワイヤ回収箱
   を備えたワイヤ放電加工装置において、ワイヤの送り量
   を検出するワイヤ送り量検出装置と、この検出装置から
   の信号により、上記ワイヤ回収箱をワイヤの送り量に対
   応して水平方向に往復させる往復動装置とを備えたこと
   を特徴とするワイヤ放電加工装置。