JPS63172781A - ヒマシ油重合物の製造法 - Google Patents

ヒマシ油重合物の製造法

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JPS63172781A
JPS63172781A JP265387A JP265387A JPS63172781A JP S63172781 A JPS63172781 A JP S63172781A JP 265387 A JP265387 A JP 265387A JP 265387 A JP265387 A JP 265387A JP S63172781 A JPS63172781 A JP S63172781A
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政継 秋田
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/30Low-molecular-weight compounds
    • C08G18/36Hydroxylated esters of higher fatty acids

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヒマシ油を原料として用いて粘度の高いヒマ
シ油重合物を得る新規な方法に関するものである。
従来の技術 〈ヒマシ油、その特性値、用途) ヒマシ油は、式 %式% で示されるリシノール酸(つまり、12−ヒドロキシ−
9−オクタンデセン酸)を主成分とする脂肪酸のトリグ
リセライドであり、その構成脂肪酸の90%弱はリシノ
ール酸であって、残りの脂肪酸のほとんどは水酸基を持
たないものであるため、ヒマシ油は1分子内に約2.7
個の水酸基を有している。
市販の代表的なヒマシ油の特性値は、その精製度によっ
て異なるが、慨ね次の通りである。
色  相ニガードナーへリーグ 1〜3酸   価:0
.2〜4.0  I1gKOH/g水酸基価: 155
〜163  mgKDH/gケン化価: l 76〜1
91  mgKOH/gヨウ素価=80〜90  I2
g/100g粘   度:6.7〜 B、9  ps/
25℃ヒマシ油は、ポリウレタン製造原料、塗料原料、
潤滑油、電気絶縁油、揺変剤、香粧品、可m剤などとし
て使用されている。特にヒマシ油のポリウレタン製造原
料としての用途、つまりウレタンポリオールとしての用
途は、封止剤、成形材料、電気絶縁塗料、インク、接着
剤、医療用材料など応用範囲が広いので重要である。
〈吹込みヒマシ油、その利点〉 従来、ヒマシ油の分子量を高める試みがなされており、
その一つとして、ヒマシ油に空気を吹込みながら加熱す
ることにより粘度の高い酸化重合物とすることが行われ
ている。
この酸化重合物は一般には吹込みヒマシ油と呼ばれてお
り、その用途としてはニトロセルロースラッカーの可塑
剤、顔料分散剤などがあり、またウレタンポリオールと
しても用いられている。
吹込みヒマシ油は、これをニトロセルロースラッカーの
可塑剤として用いたときはブリードが少ないこと(発汗
しにくいこと)、顔料分散剤として用いたときは分散性
がすぐれていること、ウレタンポリオールとして用いた
ときはポリウレタン機械物性のすぐれた硬化物が得られ
ることなどの利点がある。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら吹込みヒマシ油は、その製造に際し空気吹
込み条件下に長時間かけて(たとえば24〜64時間と
いうように)重合反応を行うものであるため、生産性が
極端に悪くかつ副反応を起こしやすいこと、得られる製
品は酸価が必要以上に高く、色相も極端に濃く、酸化分
解による臭気も強いことなどの問題点があった。
本発明は、このような背景において、上記のような問題
点を有しないヒマシ油重合物を得る方法を提供すること
を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明のヒマシ油重合物の製造法は、ヒマシ油100重
量部と有機過酸化物(殊にジ−t−ブチルパーオキサイ
ド)1〜20重量部とを加熱反応させることを特徴とす
るものである。
出発原料であるヒマシ油は、市販の各種精製度のヒマシ
油をそのまま用いることができる。
ヒマシ油構成脂肪酸の90%弱は式 0式% で示されるリシノール酸であり、残りはオレイン酸(約
7%)、リノール酸(約3%)、ジオキシステアリン酸
(1%以下)、その他の飽和酸(約2%)である。従っ
て脂肪酸トリグリセライドであるヒマシ油1分子中の3
個の構成脂肪酸は、3個ともリシノール酸である場合が
主で、2個がリシノール酸で他の1 (11がリシノー
ル酸以外の脂肪酸である場合が従であるということがで
きる。
ヒマン油と反応させる有機過酸化物としては、たとえば
、ジ−t−ブチルパーオキサイド、1−ブチルクミルパ
ーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シ
クロヘキサノンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ブチルパーベ
ンゾエートなどがあげられる。これらの中では、式 0式% で示されるジ−t−ブチルパーオキサイドが特に有用で
あり、工業的には事実上これに限られる。
ヒマシ油と有機過酸化物との仕込み比率は、前者100
重量部に対し後者を1〜20重量部の範囲から選ぶ。後
者の割合が1重量部未満では重合度が低くなって所期の
重合目的を達しえず、一方20重量部を越えると副反応
が過度になって目的重合物の品質が劣るようになる。
仕込みに際しては、ヒマシ油と有機過酸化物とを一括仕
込みしてもよいが、反応の制御上、まず反応器にヒマシ
油を仕込み、そこに有機過酸化物を滴下仕込みしていく
方が有利である。
反応温度は110−180℃とすることが望ましく、1
10’O未満では反応速度が遅いため目的重合物を得る
ことが困難になり、一方180℃を越えると副反応が生
じて目的重合物の品質が劣るようになる。
反応は、窒素ガスなど不活性ガス雰囲気下で行うことが
望ましい。
典型的な反応操作としては、攪拌機、温度計。
還流器、受器、不活性ガス導入管、滴下ロートなどを備
えた反応器にヒマシ油を仕込んで温度110〜180℃
、好ましくは120〜160℃に保ち、不活性ガスを吹
き込みながらそこに有機過酸化物を0.2〜2時間かけ
て滴下し、滴下終了後さらに温度110〜180 ’O
1好ましくは120〜170°Cにて分解物を受器に回
収しながら1〜6時間反応を続行する方法が採用される
上記反応により、典型的には、淡色透明の粘度の高いヒ
マシ油重合物が得られる。
このヒマシ油重合物は、従来の吹込みヒマシ油が使用さ
れていた用途はもとより、他の種々の用途に用いること
ができる。またこのヒマシ油重合物の二重結合を水素化
したり、他のトリグリセライドとエステル交換反応させ
たり、水酸基をアセチル化したり、脱水反応させたりし
て、種々の誘導体を得ることもできる・ 本発明の方法により得られるヒマシ油重合物は、ポリウ
レタン製造原料(ウレタンポリオール)、塗料原料、潤
滑油、電気絶縁油、揺変剤、香粧品、可塑剤などの用途
に用いることができる。
ウレタンポリオールとして用いるときは、これを中独で
、あるいはヒマシ油、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオール、炭化水素系ポリオールなどと併用し
て、ポリインシアネート化合物との反応に供する。
ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネートまたはそのカル
ボジイミド変性物、ナフタレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、インホロンジイソシアネート、フェニレンジイン
シアネートをはじめとする種々のポリイソシアネート、
あるいはこれらの多価アルコール(トリメチロールプロ
パン等)とのアダクトなどが用いられる。
ウレタンポリオールとポリイソシアネートとの配合割合
は、ポリイソシアネート中のインシアネート基がウレタ
ンポリオール中の水酸基の総量に対し0.8〜1.4当
量となるようにするのが、十分な硬化が図られるので好
ましい。
作   用 本発明においては、重合中、脱水(水酸基価の減少)、
ケン化(酸価の増加)、分解(ケン化価の増加)、酸化
(ヨウ素価の減少)などの副反応がほとんど進行せず、
ヒマシ油の有する官能基をそのまま維持しながら1重合
のみが進行する。
本発明の方法により得られるヒマシ油重合物は、一般式 %式% 式中、RCOはヒマシ油構成脂肪酸残基である。
ただし、3つのRCOのうち1または2はヒマシ油構成
脂肋酸残基のうち1つのH原子が脱離したラジカルであ
る。
nは2,3,4.・・・などであり、反応温度か比較的
低いとき、反応時間が短かいとき、有機過酸化物の仕込
み量が少ないときなどはn=1のもの(重合していない
もの)も含まれていると思われる。反応生成物を重合度
ごとに分離することも不可能ではないが、実際の用途を
考慮するとき重合度ごとに分離する意義がないので、通
常は種々のnを有する混合物のまま使用する。反応物の
nの平均値は1.2〜20程度、好ましくは1.5〜1
0程度である。
上式(I)で示されるヒマシ油重合物において、ヒマシ
油構成脂肪酸残基RCO−のうちのどのH原子が脱離し
てラジカルになっているかは必ずしも特定できないが1
式 %式%) で示されるリシノール酸残基のうち、王としてCH=C
Hに隣接するC原子に結合しているH原子が脱離し、一
部は他のC原子に結合しているH原子が脱離するのでは
ないかと思われる。
実  施  例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
(A)ヒマシ油重合物の製造 出発原料 下記の諸特性を有するヒマシ油を出発原料として用いた
色  相:ガードナーヘリーゲ 2 酸   価:   0.8  mgKOH/g水酸基価
: 1B0.5 mgKOH/gケン化価: 182.
3 mgKOH/gヨウ素価+  86.712,3/
100g (ライス法)粘   度 :   8.8 
 ps/25  °C実施例1 攪拌機、温度計、還流器、受器、窒素ガス導入管および
滴下ロートを備えた500ccのフラスコにヒマシ油2
00gを仕込み、140℃まで昇温した。
窒素ガスを吹込みなから内温を140〜150℃に保ち
、そこにジーし一ブチルパーオキサイド12g(ヒマシ
油に対し6%)を約20分かけて滴下した。
滴下終了後、150〜160℃にて分解物を受器に回収
しながらさらに4時間反応を続行した。
ついで1分解物を真空にて除去し、白土、セライトを各
々0.5%添加後、ろ過し、淡色透明の粘稠なヒマシ油
重合物を得た。
実施例2 フラスコにヒマシ油200gを仕込み、1400Cまで
昇温した。
窒素ガスを吹込みなから内温を140〜150℃に保ち
、そこにジ−t−ブチルパーオキサイド14g (ヒマ
シ油に対し7%)を約30分かけて滴下した。
滴下終了後、150〜160°Cにて分解物を受器に回
収しながらさらに4時間反応を続行した。
ついで、分解物を真空にて除去し、白土、セライトを各
々0.5%添加後、ろ過し、淡色透明の粘稠なヒマシ油
重合物を得た。
実施例3 フラスコにヒマシ油200gを仕込み、140℃まで昇
温した。
窒素ガスを吹込みなから内温を140〜150℃に保ち
、そこにジ−t−ブチルパーオキサイド18g(ヒマシ
油に対し9%)を約40分かけて滴下した。
滴下終了後、150〜160℃にて分解物を受器に回収
しながらさらに4時間反応を続行した。
ついで、分解物を真空にて除去し、白土、セライトを各
々 0.5%添加後、ろ過し、淡色透明の粘稠なヒマシ
油重合物を得た。
比較例1 空気導入管の先端がフラスコの底部に到達するようにセ
ットした攪拌機付きフラスコにヒマシ油200gを仕込
み、150℃に加熱して攪拌しながらエアーコンプレッ
サーにて毎分50ccの割合で空気を吹込んだ。この空
気酸化反応を24時間続けた。
比較例2 比較例1と同様にして空気酸化反応を38時間続けた。
比較例3 比較例1と同様にして空気酸化反応を60時間続けた。
実施例1〜3で得られたヒマシ油重合物、比較例1〜3
で得られた吹込みヒマシ油の諸特性を第1表に示す。併
せて原料ヒマシ油の諸特性を第1表に示す。
(第1表参照) 第1表から、実施例1〜3で得られた本発明の方法によ
るヒマシ油重合物は、原料ヒマシ油に比し、色相はむし
ろ良くなっており、酸価、水酸基価、ケン化価、ヨウ素
価についてはほとんど変化がなく、粘度のみが高くなっ
ていることがわかる。
このことから、実施例1〜3においては、重合中、脱水
(水酸基価の減少)、ケン化(酸価の増加)1分解(ケ
ン化価の増加)、酸化(ヨウ素価の減少)などの副反応
がほとんど進行せず、ヒマシ油の有する官能基をそのま
ま維持しながら、重合のみが進行していることがわかる
これに対し比較例1〜3で得られた吹込みヒマシ油は、
粘度は実施例1〜3の場合と同等にまで高められている
が、原料ヒマシ油に比し、色相は著しく濃くなっており
、酸価は高く、水酸基価は低く、ケン化価は高く、ヨウ
素価は低くというように変化が大きいことがわかる。
このことから、比較例1〜3で得られた吹込みヒマシ油
は、重合している点では実施例1〜3で得られたヒマシ
油重合物と共通しているものの、重合中、脱水(水酸基
価の減少)、ケン化(酸価の増加)、分解(ケン化価の
増加)、酸化(ヨウ素価の減少)などの副反応が進行し
、その結果、ヒマシ油の有する官能基はかなり損傷を受
けていることがわかる。
実施例4 500ccのフラスコにヒマシ油200gを仕込み、1
40℃まで昇温した。
窒素ガスを吹込みなから内温を140〜150℃に保ち
、そこにt−クミルブチルパーオキサイド24g(ヒマ
シ油に対し12%)を約40分かけて滴下した。
滴下終了後、150〜160℃にて分解物を受器に回収
しながらさらに5時間反応を続行した。
ついで、分解物を真空にて除去し、白土、セライトを各
々 0.5%添加後、ろ過し、淡黄色透明の粘稠なヒマ
シ油重合物を得た。
実施例5 500ccのフラスコにヒマシ油200gを仕込み、1
40″Cまで昇温した。
窒素ガスを吹込みなから内温を140〜150°Cに保
ち、そこにメチルエチルケトンパーオキサイド(ジメチ
ルフタレートにて55%に希釈したもの)14gを約3
0分かけて滴下した。
滴下終了後、150〜160°Cにて分解物を受器に回
収しながらさらに5時間反応を続行した。
ついで、分解物を真空にて除去し、白土、セライトを各
々0.5%添加後、ろ過し、わずかに粘稠なヒマシ油重
合物を得た。
実施例6 1文のフラスコにヒマシ油500gを仕込み、110’
0まで昇温した。
窒素ガスを吹込みなから内温を110〜120℃に保ち
、そこにジ−t−ブチルパーオキサイド30g(ヒマシ
油に対し6%)を約1時間かけて滴下した。
滴下終了後、同温度にて300時間反応続け、分解物お
よび未反応ジーし一ブチルパーオキサイドを真空にて除
去し、白土、セライトを各々0.5%添加後、ろ過した
得られた、ヒマシ油重合物の粘度は7.0ps/25℃
であり、原料として用いたヒマシ油とほとんど変らなか
った。
実施例4〜6で得られたヒマシ油重合物の諸特性を第2
表に示す。
第  2  表 (B)ポリウレタンの製造 製造例1 実施例2で得たヒマシ油重合物にカルボジイミド変性4
.4−ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウ
レタン工業株式会社製ミリオネートMTL)をNC01
0H当量比が1.05となるように配合し、2分間攪拌
後直ちに鋳型に流し込んで温度120℃で1時間硬化し
、厚み3■のポリウレタンシートを得た。
比較製造例1 比較例2で得た吹込みヒマシ油を用いたほかは製造例1
と同様にしてポリウレタンシートを得た。
参考製造例1 ヒマシ油重合物に代えてヒマシ油を用いたほかは製造例
1と同様にしてポリウレタンシートを得た。
以上、製造例1、比較製造例1、参考製造例1で得られ
たポリウレタンシートの物性を第3表に示す。
第  3  表 第3表から、製造例1により得られるポリウレタンシー
トは、比較製造例1により得られるポリウレタンシート
よりも機械的物性がさらに好ましいことがわかる。
発明の効果 本発明の方法は、従来の吹込みヒマシ油の製造の場合に
比し極めて短時間の反応で高粘度の重合物が得られるの
で、工業生産に適している。
また得られる重合物は、色相が淡色である上、原料ヒマ
シ油の官能基をそのまま維持しながら重合が進行して粘
度が高くなっている。
加えて、このヒマシ油重合物をウレタンポリオールとし
て用いたときは、従来の吹込みヒマシ油をウレタンポリ
オールとして用いた場合に比し、得られるポリウレタン
硬化物の機械的物性がすぐれており、着色も小さい。
よって本発明の方法は、工業上極めて有用である。
特許出願人  伊藤製油株式会社 手続補正書(自船 昭和62年 4月19日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒマシ油100重量部と有機過酸化物1〜20重量
    部とを加熱反応させることを特徴とするヒマシ油重合物
    の製造法。 2、加熱反応を、不活性ガス雰囲気下に、温度110〜
    180℃で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の製造法。 3、有機過酸化物がジ−t−ブチルパーオキサイドであ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013028752A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Nisshin Oillio Group Ltd グリセリド組成物の製造方法
CN114423798A (zh) * 2019-07-24 2022-04-29 东曹株式会社 膜密封材料用聚氨酯树脂形成性组合物、以及使用其的膜密封材料和膜组件

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