JPS63169987A - 改良された血栓溶解特性を有するハイブリッドプラスミノーゲン活性化物質およびそれを含有する医薬 - Google Patents

改良された血栓溶解特性を有するハイブリッドプラスミノーゲン活性化物質およびそれを含有する医薬

Info

Publication number
JPS63169987A
JPS63169987A JP63001802A JP180288A JPS63169987A JP S63169987 A JPS63169987 A JP S63169987A JP 63001802 A JP63001802 A JP 63001802A JP 180288 A JP180288 A JP 180288A JP S63169987 A JPS63169987 A JP S63169987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasminogen activator
item
urokinase
hybrid
type plasminogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63001802A
Other languages
English (en)
Inventor
デジレ・ジョゼ・コラン
ウィリアム・エバンス・ホルメス
ルシアン・ゲオルグ・レイモンド・ネレス
ヘンリ・ロジャー・リネン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katholieke Universiteit Leuven
Original Assignee
Katholieke Universiteit Leuven
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Katholieke Universiteit Leuven filed Critical Katholieke Universiteit Leuven
Publication of JPS63169987A publication Critical patent/JPS63169987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • C12N9/50Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25)
    • C12N9/64Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from animal tissue
    • C12N9/6421Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from animal tissue from mammals
    • C12N9/6424Serine endopeptidases (3.4.21)
    • C12N9/6456Plasminogen activators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P7/00Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
    • A61P7/02Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • C07K14/53Colony-stimulating factor [CSF]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • C12N9/50Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25)
    • C12N9/64Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from animal tissue
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は組織型プラスミノーゲン活性化物質(t−PA
)および単鎖形のウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性
化物質(scu−PA)のハイブリッドである新規なプ
ラスミノーゲン活性化物質に関するものであり、このハ
イブリッドは改良された血 。
栓溶解活性を有する。本発明はまた、これらの新規のプ
ラスミノーゲン活性化物質の製造方法に関するものであ
り、更にこれらのプラスミノーゲン活性化物質を含有す
る医薬に関するものである。
いわゆるプラスミノーゲン活性化物質と呼ばれる酵素を
ヒトまたは動物に静脈注射した後、イン・ビボ(こおい
て血栓溶解作用が生じ得ることが知られている。この作
用は血中に存在するプラスミノーゲンの活性化に基づい
ており、その活性化は血管中のフィブリンを含有する血
餅の溶解を生じさせる一連の反応を開始させる。この反
応機構は複雑であり、使用されているプラスミノーゲン
活性化物質の型に依存して異なり得る。
プラスミノーゲン活性化物質は2つの型、すなわち組織
型プラスミノーゲン活性化物質(t−PA)およびウロ
キナーゼ型プラスミノーゲン活性化物質(u−PA) 
 とに分類しつる。ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活
性化物質は更憂こ二本鎖形(tcu−PA)および単鎖
形(scu−PA)に分類しつる。
t−PAはプラスミノーゲンの活性化を起こし得るが、
フィブリンが無い場合よりもフィブリン存在下の方がず
っと効果的である。このことは活性化が主1こ血餅の近
くで起こっており、血餅を溶解し、一方では循環血中に
おいてはプラスミノーゲンの活性化はほとんど生じない
ことを意味している。t−PAはtcu −P Aまた
は5cu−PAに対する抗血清と反応しない。
tcu−PAはフィブリンが存在している場合およびフ
ィブリンの無い場合の両方において、血中のプラスミノ
ーゲンの活性化を誘導する。このことは、血餅を溶解し
得ることを意味するのみならず、循環血中のフィブリン
溶解系ゐ活性化が起こり、これによってフィブリノーゲ
ンの崩壊および出血傾向が生じることも意味する。
5cu−PAは有効にプラスミノーゲンを活性化するが
、それはフィブリンを含有する血餅が存在する場合のみ
に限られる。活性化の機構が異なるという事実および5
cu−PAが免疫学的にt−PAとは無関係であるとい
う事実をこもかかわらず、5cu−PAはt−PAと同
様に循環血中におけるフィブリン溶解系をほとんど活性
化しない。これら三つのプラスミノーゲン活性化物質の
うち、tcu−PAは長い間医療におG′)で用いられ
ており、その間副作用が障害となっていた。
これらの活性化合物の最良の使用に関する多くの疑問点
が解決されないままであるけれども、それらのフィブリ
ン特異性はい(つかの動物モデルから予想される程、ヒ
トにおいては明白でないことが確定した。従って、より
高い特異的血栓溶解活性およびより良いフィブリン選択
性を有する血栓溶解剤の探求への道はまだ開かれている
改良された血栓溶解剤の開発のための1つのアプローチ
は、t−PAおよび5cu−PAの両方のフィブリン−
特異性に関連する構造を含む)1イブリツドたん白質の
生産である。
t−PAのフィブリン特異性は主にそのフィブリンへの
親和性およびフィブリン表面における著しく増大したプ
ラスミノーゲン活性による。t−PAのフィブリン活性
に関与するt−PA中の構造は、その分子内のNH2−
末端領域、たぶんフィンガー状領域および第二番目のク
リングル中に存在している。u−PAは、Lys158
−■1e159ペプチド結合が無傷であるscu −P
 A型においてのみフィブリン特異性を表す。フィブリ
ン特異性は末端の143アミノ酸の存在に依存せず、ま
た、Lys158−Lys159ペプチド結合の潜在的
な開裂にも依存しない。それ故、t−PAのNH2−末
端領域およびscu −P AのCOOH−末端領域を
含み、u−PAへの転換が破壊されているハイブリッド
たん白質はt−PAまたはscu −P Aよりもより
高いフィブリン選択性を有するであろうし、従ってより
良い血栓溶解剤となるであろう。
この仮定に基づき、scu −P AのcDNAフラグ
メント(136〜411,139〜411または195
〜411のアミノ酸を各々コード(暗号化)している)
に融合されたt−PAのcDNAフラグメント(1〜6
7.1〜212または1〜313のアミノ酸を暗号化し
ている)の一時的な発現によって、t−PAおよびu−
PAのハイブリッド分子がすでに作成されていた。これ
らの組換え産物は、プラスミンによる開裂により、u−
PAと非常に近い程度にプラスミノーゲンを活性化する
。このことは、t−PA槽構造u−PAへの融合が酵素
の触媒活性を損わないことを示している。しかし、これ
らのハイブリッド分子の内の1つ(t−PAの1〜67
とscu −P Aの136〜411)についてさらに
研究されたが、t−PAのフィブリン活性を取得せず、
scu −P Aと比べてフィブリン選択性が改良され
ていないことが明らかとなった。
ハイブリッド分子についての継続研究の結果、t−PA
のブイプリン特異性とscu −P Aの活性を結合し
た機構を発現する/%イブリッド分子が得られた。これ
はハイブリッド分子が改良されたフィブリン選択性と、
より特異的な血栓溶解活性を同時に表わす状態で提供さ
れた最初のものである。好ましい具体例としては、t−
PAの1〜263のN H2−末端アミノ酸と、scu
 −P Aの144〜411のCOOH−末端アミノ酸
をフレーム内に含んでいるハイブリッド分子である(第
1図)。また、本発明者らはイン・ビトロの血漿中にお
いてはこのハイブリッド分子はscu −P Aと比較
してより高い特異的血栓溶解活性およびより良いフィブ
リン選択性を有することを発見した。さらに、同様のハ
イブリッド分子も浸出物上のフィブリン含有互生物に対
してフィブリン溶解活性を有する。正常以下の血液循環
によりひき起こされる無緊張性の傷(a、tonalw
ounds )に対しても有益な効果が期待されている
t−PAのNH2−末端アミノ酸に関して、フィンガー
領域のアミノ酸(1〜44または45のアミノ酸)およ
び第二番目のクリングル頭載のアミノ酸(178〜26
1または262のアミノ酸)か少なくとも存在していな
ければならないことに注意すべきである。2つのクリン
グルが一列に並んで存在していてもよい。scu −P
 AのCOOH−末端アミノ酸中において、アミノ酸1
48からはじまるアミノ酸が少なくとも存在しなければ
ならない。このペプチド鎖はアミノ酸144またはアミ
ノ酸136まで増加するのが好ましい。
本発明は改良されたフィブリン特異性を有するこれらの
新規なハイブリッドプラスミノーゲン活性化物質の合成
方法、そのようなハイブリッドプラスミノーゲン活性化
物質を暗号化しているキメラcDNAの構築方法、これ
らのcDNA分子を発現させることができる哺乳動物細
胞系、これらの細胞系の培養液および抽出物の精製方法
および血栓症患者の治療のための医薬組成物およびその
製造方法に関するものである。
医薬組成物を製造する擾こは、ハイブリッドプラスミノ
ーゲン活性化物質を、既述した用途6ご用いるに適した
あらゆる医薬上許容され得る賦形剤と混合する。さらに
、これらのハイブリッドプラスミノーゲン活性化物質に
近い他のプラスミノーゲン活性化物質を混合して相乗活
性を生じさせることもできる。その効果が優れているの
で医薬組成物は、静脈注入用液剤の形をとることが好ま
しい。
本発明を以下の実施例によってさらに詳細に説明するが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
メラノーマ細胞(Bowes )の条件づけ(cond
itioned)培地からt−PAを精製した。既知の
グアニジニウムチオシアネート抽出/リチヮムクロライ
ド沈殿法を用いてBowesヒトメラノーマ細胞から総
RNAを単離した。オリゴ−dTクロマトグラフィーに
よってポ’) A+’mRNA を調製した。既知の方
法によってオリゴ−dTでプライムしたcDNAを合成
し、λgtll にてクローンした(T、V、ヒューン
(Huynn )ら、λgtloおよびλgtllDN
Aクローニング技術:プラクテイカルアプローチ、JR
C出版、オックスフォード(1984))。
t−PAcDNAの相補鎖を示す部分的に重なり合つた
2つのデオキシオリゴヌクレオチドを化学的≦こ合成し
た。
5’ −GGGCACCTGCCAGCAGGCCCT
GTACTrCTC−3’および 5’−GGGCACTGGCACACGAAATCTG
AGAAGTAC−3’上に示したこれらの2つの鎖を
アニールし、E、コリ(大腸菌)DNAポリメラーゼエ
のクレナヮフラグメント(最終濃度0.1ユニット/+
mQ、ベーリンガーマンハイム)およびdGTP%dT
TF’およびdATP(各々200μM、ファルマシア
、ウプサラ、スウェーデン)および250μCi(α−
22P)dCTP(5,0OOCi/ミリモル)(二ニ
ー・イングランド・ヌクレア、ボストン、MA)を廟い
て充填し、〜10 cpm/μgの比活性を有する49
ヌクレオチドの長さのプローブを作成した。このプロー
ブはcDNA配列の366から416までのヌクレオチ
ドに対応する(D、ペニカ(Penn1ca )ら、ネ
ーチャー、301,214−221(1983))。こ
のプローブを用いてプラークハイブリダイゼーションを
行った。
陽性のプラーク(λt −PA4  およびλt−PA
8)からのcDNAをpUc18と共にスプライシング
してt−PAを暗号化している隣接したcDNA配列を
得た。次にt−PA cDNA配列をM13mp18ま
たはM13mp19にサブクローンしくC,ヤニツシュ
ーペロン(Yannish−Perron )ら、Ge
ne 33.103−118(1985))、ジデオキ
シヌクレオチド鎖末端法により配列決定した。
全長のscu −P AをコードしているcDNA配列
を含むp UCscu −PAを以下の様にして得た。
グアニジニウムインチオシアネート抽出/塩化すチヮム
沈殿法によって、総RNAをCALU−3細胞から分離
した。オリゴ−dTセルロースクロマトクラフィーによ
ってポリA”mRNA を調製した。オリゴ−dTでプ
ライムしたcDNAを合成し、λgtllにクローンし
た。
5cu−PA cDNAの相補鎖である2つの部分的に
重なり合ったデオキシオリゴヌクレオチドを化学的に合
成した。
5 ’−GGGCAGGTGTGCGCAGCCATC
CCGGACTおよび5’−GGGCAGGCAGAT
GGTCTGTATAGTCCGGG上に示す2つの鎖
をアニールし、E、コリDNAポリメラーゼIのフレナ
ラフラグメント(最終濃度0.1ユニツト/μl)およ
びdGTP、dTTPおよびdATP(200μM)お
よび250μCi(α−32P)dCTPを用いて充填
し、〜108cpm/μgの比活性を有する49ヌクレ
オチドの長さのプローブを合成した。
このプローブはcDNA配列の931〜979ヌクレオ
チドに対応している(W、E、ホルメス(Holmes
 )ら、Biotechnology、 3 、923
−929、(1985)) 、次にプラークのハイブリ
ダイゼーションを行った。
第二番目に特異的にプライムしたcDNAライブラリィ
−を、λgtll 内において、最初の鎖のcDNA合
成を開始させるために後で述べたデオキシオリゴヌクレ
オチドを用いて調製した。3つの重なったCDNAクロ
ーンを一緒lζスプライシングして、scu −P A
の全長を暗号化している隣接したcDNA配列を合成し
た。
実施例3  t−PA/u−PA ハイブリッドc D
NAvg 199までのアミノ酸をコードしている)ヲ
BamHIで消化したM13mp18にライゲートして
M13imlを得た。次に末端Met−35〜Leu4
11のアミノ酸をコードしているpUCt−PAの5s
tIフラグメント(−20〜1422ヌクレオチド)を
scu −P A 配列の上流のM13intlの5s
tI部位にライゲートしてM13t−PAscu−PA
を得た(第2図参照)。
t−PAおよびscu −P A配列の両方とも、この
DNA分子中では同じ方向性を有する。M13 t −
PA−scu−PA の単鎖鋳型DNAおよび合成デオ
キシオリゴヌクレオチド欠失プライマー5’ −CTG
AAATTTrAAGGTGGAGCAGGA−3’ 
にュー・イングランド・バイオラポズ)、これはt−P
Aの5er260〜Thr263アミノ酸およびscu
 −P AのL eu 144.、、G1n147 (
Thr263 )アミノ酸に対するコドンに相補的であ
る、を用いてインビトロでの特定部位の突然変異誘発に
よりt−PAコドンThr 263およびscu −P
 AコドンLeu 144のDNAスプライシングを行
った。燐酸化したデオキシオリゴヌクレオチド(200
ng)を鋳型(1pg>と共にトリス−H(J!緩衝液
(50mM、pH7,8)、MgCff2 (10mM
 )およびDTT(20mM)中にて65℃において5
分間加熱し、段階的に室温および0℃に冷却してアニー
ルした。ATPが濃度0.4mM、dNTPsを濃度0
.05mM  となるまで加えて最終容量を50μeと
した。T4 D N A ’Jガーゼ(400U)  
およびE、コリDNAポリメラーゼIのタレナラフラグ
メント(5ユニツト)を加えた。
14℃における1時間のインキュベーションの後、得ら
れたDNAをE、コリJMIOI細胞をトランスフェク
トするのに用いた。
MgCff2 (10mM )およびDTT(5mM)
を含有するトリス−HCff緩衝液(70mM、pH8
,0)中において(α−32P)ATP(100μCi
)およびT4−ポリヌクレオチドキナーゼ(10ユニツ
ト)を反応混合物(20μl)中で30分間37℃にて
インキュベーションすることにより、欠失プライマーを
比活性(108cpm/μg)に放射性標識(ラベル)
した。次に、このラベルしたプローブをブラークツ1イ
ブリダイゼーシヨンに用いて、M13t−PA/u−P
A のスプライシングされたDNAを同定した。
NaCl1(0,9M) 、 Non1det P 4
0界面活性剤(0,5%)、Denhardts(IX
)、EDTA(6mM)、ピロ燐酸ナトリウム(1mM
) 、ATP(0,1mM)およびE、コリtRNA(
0,2Q/mQ)を含有するトリス−HC/JC/性(
0,(15)M、pH7,5)  中、22℃にて1晩
ハイブリダイゼーシヨンを行った。ニトロセルロースフ
ィルターを49℃のNaC#(75mM)中で数回洗液
を変えて1時間洗浄し、−晩、X線フィルムにさらした
ti性のハイブリダイゼーションのシグナルを示すプラ
ークを選択し、ジデオキシヌクレオチドの配列決定によ
って望ましくないDNAの欠失を証明した。
最終的な発現プラスミドは2段階で組立てられた。t−
PA配列の5er1〜Thr263および5cu−PA
配列のLeu144〜Glu163をコードしているM
13t−ンドヌクレアーゼフラグメント、およびp U
 C5cu−PA  の、Phe164〜Leu411
.5cu−PAcDNAの3′−非翻訳配列の78ヌク
レオチドおよびpUc18ポリリンカーの残りをコード
している部分的EcoRI−3stI 制限エンドヌク
レアーゼフラグメントBg 1II−3stIで消化し
たpUcscu−PAにライゲートした。
t−PAcDNAの5′−非翻訳配列を含み、t−PA
のアミノ酸Me t ”’ 〜A rg−”をコードし
ているpUCt−PA のHindIII−Bgl I
I制限エンドヌクレアーゼフラグメント、plntlの
Bgl ll−5stI 制限エンドヌクレアーゼフラ
グメント(ハイブリッドアミノ酸5er1〜Leu53
1および3′−非翻訳配列の78ヌクレオチド)および
p S V328 DHFRの5stI−H4ndII
IベクターフラグメントをライゲートしてpSVt−P
A/u−PADHFRを得た(第2図)。
pSVt−PA/u−PADHFRプラスミドC5fi
g)をDHFR欠損チャイニーズハムスター卵巣細胞を
トランスフェクトするために用いた。これらの細胞はベ
ルギーのジエント大学のW、ファイアース(Fiers
)から得た。この細胞を既知の燐酸カルシウム共沈法を
用いてトランスフェクトした。
DHFR+細胞を単離し、ELISA分析法を用いて低
分子量のu−PAに関連した抗原の分泌番こついて監視
した。
大規模な合成を行い、その間に血清不含の培地中での連
続的な2日間のインキュベーションの後調整培地を3回
収獲した。
/ u −P Aハイブリッドたん白質の精製ハイブリ
ッドたん白質を、亜鉛でキレート化したセファロースを
用いたクロマトグラフィーにかけ、不溶化した、t−P
Aのフィブリンへの結合を破壊するネズミのモノクロー
ナル抗体(MA−IC8)に免疫的1こ吸着させること
によって精製した。調整培地(約15リツトル)を、N
aCn(0,3M)およびTween 80 (0,0
1% )およびアプロチニン(10K I U/mQ)
を含むトリス−HC/緩衝液(0,02M。
pH7,5)であらかじめ平衡化しておいた亜鉛キレー
ト化セファロースのカラム(5X25α)に、4℃にお
いて、流速250 m(!/hrで適用した。このカラ
ムを平衡化した緩衝液で洗浄し、イミダゾール(50m
M)を含む緩衝液を用いて溶離した。アルギニン(0,
4M)、クエン酸緩衝液(0,08M、pH5゜0)お
よびアプロチニン(40K I U/mQ) 2.5m
ff1を含有するチューブに、7.5 mQのフラクシ
ョン(画分)を集めた。ELISA+こより測定したu
−PAに関連する抗原は、主要なたん白質のピークと事
実上一致するピークにおいて溶離した。
亜鉛キレート化カラムの、u−PAを含むフラクション
のプールの半分を免疫吸着カラム(0,9x 7m)を
用い、流速8 mQ/ hrにてクロマトグラフィーに
かけた。このカラムをTween 80 (0,01%
)およびアプロチニン(10K I U/mfL)を含
有するNaC1(0,3M )、トリス−HC召緩衝液
(0,02M、 pH7,5)を用いて洗浄した後、K
SCN(2M)を含有する同じ緩衝液を用いて溶離した
。アルギニン(0,4M)、クエン酸緩衝液(0,08
M 1pH5,0)、アプロチニン(40K I U1
0+1りを2.5 mQ含むチューブ内にフラクション
(7,5mff)を集めた。これらのu−PAに関連す
る抗原を含むフラクションをプールし、Tween80
(0,01%)およびアプロチニン(10K I U/
d)を含むNaC5(0,3M )−アルギニン(0,
1M)−?エン酸緩衝液(0,02M、pH5,0)に
対して透析した。
この亜鉛キレート化セファロースを用いた精製段階の回
収率は85%であり、容積の縮小率は75倍であった。
免疫吸着クロマトグラフィーによりu−PA関連抗原は
総容量(10mA)中に3.0■得られた。この精製段
階での精製係数(purificationfacto
r )は24倍であり、体積の縮小率は10倍となった
。全体としてのu−PA関連抗原の収率は53%であり
、調整培地1リツトルあたり、精製された物質が420
pl得られた。アプロチニンを濃度10 K I U/
ml!  になるよう細胞培養培地に加え、精製の間緩
衝液を用いた場合、t−PA/u−PAハイブリッドた
ん白質のほとんどすべてがt−PA/scu;’PAの
形で得られた。
精製したt−PA/5cu−PAハイブリッドは非還光
条件下、5DS−PAGE上において2本の帯(バンド
)として移動したが、還元条件下においては約Mr 7
0,000を有する単一の主要な帯として移動した。非
還元化ゲル上に見られた二本の帯の両方はu−PAに対
する抗血清およびt−PAに対する抗血清に対していず
れも免疫学的に活性であった。
t−PA/5cu−PAハイブリッドのアミノ酸成分は
第1表に示されている。観察されたアミノ酸成分は既知
のt−PA/scu/−PAハイブリッドの配列から誘
導したものき一致している。
フィブリンプレート上の比活性は5cu−PAについて
は160,0001 U/wIg であり、t−PA+
cついrは50,0OOIU/M9であるの(こ比べて
t−PA/5cu−PAハイブリッドについては175
,0OOIU/■であり、t−PA/1cu−PAハイ
ブリッドについては205.0OOIU/qであった。
NaC1(0,3M )、アルギニン(0,2M’)お
よび1weens o (o、o i%)を含むクエン
酸緩衝液(0,02M 、 pH5,0)中のt −P
A/ 5cu−PA ハイブリッド溶液をNa(J! 
(0,038M) 、Tween80(0,01%、最
終濃度2、OlIM)を含むトリス−HCg緩衝液(0
,05M、 pH8,4)中にて3倍に希釈し、プラス
ミン(最終濃度30−90 nM )を用いて37℃に
て処理した。
時間を定めた間隔において(0〜30分)、5μ召を回
収し、S−2444を濃度0.3mMで含む同じ緩衝液
(800μe)に加えた。ウロキナーゼ活性を405 
nmにおける吸収を測定することにより決定し、国際的
な比較製品(International Refer
encePreparation ) (66/46 
)と比較してIUで表わした。この処理の終わりにおけ
るハイブリッド分子の形を還元後の5DS−PAGE(
12%)で調べた。
t−PA/5cu−PA ハイブリッドの比活性は34
01U/qであった。プラスミンは時間依存的に、1−
PA/5cu−PAハイブリッドを、アミド分解活性を
有するウロキナーゼに転換した(第3図参照、A=特異
的アミド分解活性、B一時間(分))。最大の転換の結
果、t−PA/5cu−PAハイブリッドに対する比活
性約33,0OOIU/#に相当するアミド分解活性が
もたらされた。ウロキナーゼによるS−2444の加水
分解においてはアルギニン(0,IM)の影響は観察さ
れなかった。
プラスミン(モルを基本として3%)と共に30分間、
37℃にてインキュベーション後、t−PA/5cu−
PAハイブリッドが単鎖形分子から二本鎖分子へと完全
に転換していることが5DS−PAGE憂こよって示さ
れた。
t−PA/5cu−PAハイブリッドによるプラスミノ
ーゲンの活性化を過剰の基質の存在下において測定した
。NaCn (0,038M) 、Tween80 (
,0,01%)およびS2251(1mM)  を含有
するトリス−HC1緩衝液(0,05M 、 pH7,
4)中で種々の濃度のプラスミノーゲン(最終濃度0.
25〜2μM)と共に37℃Eこおいて、t−PA/5
cu−PA ハイブリッド(濃度25nM)をインキュ
ベーションした。405 nmにおける吸収から、プラ
スミンの生成を決定し、3〜4分かけて監視し、プラス
ミン検量線と比較してnMで表した。
t−PA/5cu−PA ハイブリッド(最終濃度25
nM) によるプラスミノーゲン(最終濃度10〜95
μM)の活性化をNaC1(0,038M )およびT
ween80 (0,01%)を含むトリス−HCg緩
衝液(0,05M。
pH7,4)中で37℃においてプラスミノーゲンをイ
ンキュベーションすることにより測定した。異なった時
間間隔(0〜6分)において生成したプラスミンを、サ
ンプルを200倍に希釈した後、S−2251(最終濃
度0.3mM)を用いて測定した。
インキュベーション時間に対して生じたプラスミン濃度
をプロットすることにより、初期活性化速度を得た。
t −PA/ tcu−PA (最終濃度1.25 n
M )を加える前にNaC# (0,038M )およ
びTween 80 (0,01%)を含むトリス−H
C4緩衝液(0,05M 、 pH7,4) 中、CN
Brで消化したフィブリノーゲン(0,25または0.
50MM)と共にプラスミノーゲン(最終濃度1.5μ
M)を37℃でインキュベーションして、t−PA/1
cu−PA  によるプラスミノーゲンの活性化速度に
対するフィブリンの効果を評価した。サンプルを20倍
に希釈した後、生成したプラスミンを測定した。
t−PA/5cu−PAハイブリッドによるプラスミノ
ーゲンの活性化はミカエリス−メンテンの速度論に従う
(第4A図参照、C=初期活性化速度(V)の逆数およ
びD;プラスミノーゲン活性化濃度の逆数)。アルギニ
ン(0、IM)によるプラスミノーゲン活性化速度への
影響は観察されず、プラスミンによるS−2251の加
水分解速度によっても観察されなかった。これらのライ
ンウェーパー−バーク・プロットからKm=2.2μM
  およびに2=0.0013S−1が得られた( r
=0.998)。
t −PA/ tcu−PAハイブリッドによるプラス
ミノーゲンの活性化はミカエリス−メンテンの速度論に
従った(第4B図、図中、EおよびFは第4A図におけ
るCおよびDに対応する)。Km=85pMおよびに2
=5S−1(r=0.999 )。
プラスミノーゲンとt−PA/1cu−PAハイブリッ
ドのインキュベーション混合物にCNBrで消化したフ
ィブリノーゲンを加えると活性化速度が著しく増加した
(第5図参照、E=プラスミン濃度、B=待時間。
NaC1(0,038M) 、Tween80 (0,
01%)およびBSA(119/mQ)を含むトリス−
HCl緩衝液(0,05M、pH7゜4)中のヒトフィ
ブリノーゲン(最終濃度0〜3.3 Q/rnQ )を
5cu−PA、 tcu−PA、 t−PA/5cu−
PA%t−PA/1cu−PAまたはt−PA(最終濃
度50〜100 nil/mQ )と混合した。この混
合物にトロンビンを最終濃度20 NIHユニット/ 
rnQまで加えて凝固させた。37℃にて1分間インキ
ュベーションした後、D−I7?e−Pro−Arg−
CH2CA’ (最終濃度10μM)を加えてトロンビ
ンを不活性化してウロキナーゼの不活性化を防ぎ、この
サンプルを遠心分離(1分間、10,000 、F )
 t、た。上清中のU−PAまたはt−PAに関連する
抗原の濃度を前記のELISA分析により決定した。
第6図(F=残存している抗原、G=フィブリン)はt
−PA、t−PA/5cu−PAハイブリッドおよびよ
り少ない程度であるが、t−PA/1cu−PAハイブ
リットがフィブリンに対して特異的な親和性を有してい
ること、そしてこれは5cu−PAまたはtcu−PA
によっては表されないことを示している。
クエン酸塩処理したヒト血漿中に!v!濁した、125
I−フィブリン標識ヒト血漿血餅から成る系において、
5cu−PA、tcu−PA、 t−PA/5cu−P
A。
t−PA/1au−PAおよびt−PAの相対的なフィ
ブリン特異性を測定した( C,ザマーロン(Zama
rron )ら、トロンボ・ヘモスト(Thromb、
 Haemost、 )、52.19−23,1984
)。凝固速度分析を用いてフィブリノーゲン濃度を測定
した。あらかじめ37℃の血漿中で酵素を4時間インキ
ュベーションした後、血漿血餅を加えて、血漿中のプラ
スミノーゲン活性化物質の相対的安定性を測定した。放
射性同位体およびフィブリノーゲン分解物の両方の放出
を調べた。
試験を行ったプラスミノーゲン活性化物質のすベルした
血餅の濃度依存性の溶解を誘導した(第7図、H=溶解
、■=残存しているフィブリノーゲン、J=暗時間単位
は時間))。血餅溶解は、t−PAおよびt −PA/
 tcu−PA ハイブリッドについて、フィブリノー
ゲンの高度の分解と関連していた。t−PA/5cu−
PA ハイブリッドはscu −PAよりも有意により
高い特異的血栓溶解活性を有していた。プラスミノーゲ
ン活性化物質を血漿と共にあらかじめインキュベーショ
ンした結果、t−PAおよびt−PA/ tcu−PA
 t’イブリッドのフィブリン溶解能は阻害されたが5
cu−PAまたはt−PA/5cu−PAハイブリッド
のフィブリン溶解能は阻害されなかった。あらかじめイ
ンキュベーションすることにより、血餅の存在下に得ら
れるフィブリノーゲン溶解に匹敵するフィブリノーゲン
溶解がひき起こされた(第8図参照、ここにH1■およ
びJは第7図における意味と同じである)。
Mr     :分子量 u−PA    :ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活
性化物質 tcu−PA   :二本鎖u−PA scu−PA   :単鎖u−PA rscu −P A   :哺乳類細胞系でのtDNA
の発現によって得られた組換え5cu−PA nscu−PA   :ヒト肺腺癌細胞(CALU−3
)の調整培地から精製された天然scu − PA t−PA    :組織型プラスミノーゲン活性化物質 rt−PA   :哺乳類細胞系でのcDNAの発現に
よって得られた組換えt−PA nt−PA    :ヒトメラノーマ(Bowes )
細胞の調整培地から精製された天然t−PA t−PA/u−PA: Lys158−11e159ペ
プチド結合が無傷のまま、または開裂されている、 t−PAのアミノ酸5er1〜Thr263と、u−P
Aのアミノ酸Leu144〜Leu411とを含有する
組換え融合タンパク 質。
t−PA/ 5cu−PA:無傷のLyS158−Il
e159ペプチド結合をもつt −PA/ u−PA t−PA/1cu−PA: Lys158−11e15
9ペプチド結合が開裂されているt −PA/ u−P
A S−2444:ピログルタミルーグリシルーアルギニン
ーp−ニトロアニリン S−2251: D−バリル−ロイシル−リジン−p−
ニトロアニリン D−rle−Pro−Arg−CH2C1: D−イン
ロイシル−プロリル−アルギニンクロロ メチルケトン ■U    :国際単位 KIU     :カリクレイン阻害物質単位SDS 
    ニドデシル硫酸ナトリウムPAGE    :
ポリアクリルアミドゲル電気泳動DTE     ニジ
チオエリスリトールDTT     ニジチオスレイト
ールPEG     :ポリエチレングリコールELI
SA    :エンザイムリンクトイムノンルベントア
ツセイ CHO細胞 :チャイニーズノ\ムスター卵巣細胞DH
FRニジヒドロ葉酸還元酵素 BSA     :牛血清アルブミン dNTP    :デオキシリボヌクレオシド トリフ
オスフェート フィンガー :t−PAのNH2末端領域であって、フ
ィブロネクチンのフィブリンへ の親和性に関する該フィブロネク チンのフィンガ一様領域とホモ口 −ガスな領域。
タリングル :プラスミノーゲン(5)、プロトロンビ
ン(2)、t−PA f21およびu−PA (11に
生じているトリプルループを形 成fるジスルフィド結合。
t−PA/5cu−PAハイブリッドのアミノ酸成分A
sx       47      45Thr   
    31      33Ser       4
8      48Glx       60    
  52Pro       33      27G
ly       44      44Ala   
    25      28Vat       1
6      22Met       7     
   B11e       16      23L
eu       35      35Tyr   
    25      27Phe       1
6      16Hi s       14   
   15Lys       27      28
Arg       33      32値は2回の
測定の平均値であって、配列中のアミノ酸数483につ
いて規格化されており、CysおよびTrpは除外して
(これらは測定されていない)表わされている。
説明文 第1図 ヌクレオチド配列およびそれを翻訳した、t−
PAのNF2−末端アミノ酸(1〜263)および5c
u−PAのCOOH−末端アミノ酸(144〜411)
のそれぞれに対応するアミノ酸配列。
第2図 欠失突然変異誘発に使用される様々なプラスミ
ドおよび発現ベクターの組立ての物理的地図。細い線は
バクテリアの配列であり、白抜きの箱はt−PAcDN
A配列を表し、十の印のついた箱は5cu−PA配列で
あり、黒い箱はSV40の初期プロモーター/エンハン
サ−領域を表し、斜線をひいた箱はワサギ″β−グロビ
ン遺伝子3′−非翻訳領域を示し、ポリアデニル化シグ
ナルを含み、さらに、斑点をつけた箱はマウスDHFR
cDNAを表す。制限エンドヌクレアーゼ部位は、B 
:BglII、E : EcoRl、H: Hind 
III%S : 5au3AI 、 Ss:5stIで
示されている。
開始コドンおよび停止コドンは上に線が引いてあり、−
緒にスプライシングされたアミノ酸残基に対するコドン
は下線を引いたアミノ酸として示しである。下線を引い
たプラスミド部分はM13t−PA−scu−PAを組
立てるのに使用された制限フラグメントを示し、点線で
示されている部分は発現プラスミドPSVt−PA/u
−PADHFRを組立てるのに使用されたフラグメント
を示している。
第3図 プラスミンを用いたt−PA/5cu−Paの
処理 プラスミン(最終濃度、30nM(・)、60nM(I
I)または90nM(蟲))をt−PA/5cu−PA
 ハイブリッド(2,0μM)に加えた後に生成したウ
ロキナーゼ様アミド溶解活性をIU/智で表した。
第4図 t−PA/5cu−PA(A)またはt−PA
/1cu−PA(B)によるプラスミノーゲン活性化の
ラインウェーバ−・パークプロット。
第5図 t −PA/ tcu−PA ハイブリッド(
1,25nM)によるプラスミノーゲン活性化に対する
CNBrで消化したフィブリノーゲンの効果。
(・):存在せず、(”):0.25μMおよび(1)
二〇NBr 0.50μMAC消化したフィブリノーゲン第6図 フ
ィブリン血餅への結合っ 白抜きの印: u−PA ELISAを用いて測定した
残りの抗原、黒塗りの印: t−PAELISAを用い
た測定。
(o): 5cu−PA、(ロ):tcu−PAi(I
I):t−PA;(蟲、a): t−PA/5cu−P
A ハイブリッド;(y、v):t−PA/1cu−P
A ハイブリッド。t−PAまたはu−PAに関連する
抗原の濃度はフィブリノーゲンをトロンビンで誘導して
血餅とした後に上清において測定された。
第7図 ヒト血漿に浸した125■−フィブリン標識ヒ
ト血漿血餅の溶解。
A:5cu−PA;B: tcu−PA;C: t−P
A/5cu−PA漬D: t−PA/1cu−PA;E
: t−PAscu−P’A(@ :8 ;マ:16;
ム:24;・:32;来=48逼番: 64 I U/
mQ) tcu P A (” : 5 ;マ:10暮ム:20
;・:30;米:40IU/+nQ) t−PA/5cu−PA (■:3;マ:6;ム:9;
・:12:米:18;◆: 24 I U/m1) t−PA/1cu−PA(−:5;マフ10;ム:15
i@:20IU/[nff1) t −PA(s : 2 ;マ: 4 ; h : 8
 ; * :16 I U/mQ )第8図 プラスミ
ノーゲン活性化物質を血漿と共にあらかじめインキュベ
ーションすることが血栓溶解性に及ぼす影響。
A: 5cu−PA;B: tcu−PA;C: t−
PA/5cu−PA;D: t−PA/1cu−PA scu−PA(”:0 ;マ:16;・:32;米:4
8;◆:64I U/rd ) tcu−PA(マ:10;^:20;・:30;米:4
0IU/+rcM)t−PA/5cu−F’A(@:O
;’:6;A:9;・:12;米:18IU/d) t−PA/1cu−PA(−:5iマ:ro、ム:15
;・:20IU/d)
【図面の簡単な説明】
第1a、1bおよびIC図はt−PA/5cuPAハイ
ブリッドをコードしているヌクレオチド配列およびアミ
ノ酸配列、第2図は本発明の発現ベクターおよびその組
立てに用いられるプラスミドの物理的地図、第3図はt
−PA/5cu−PAハイブリッドのウロキナーゼ様ア
ミド溶解活性へのプラスミンの影響を示すグラフ、第4
aおよび4b図はそれぞれt−PA/5cu−PA(A
)またはt−PA/1cu−PA(B)によるプラスミ
ノーゲン活性化作用のラインワエーバー・パークプロッ
トを示すグラフ、第5図はt−PA/lcuハイブリッ
ドによるプラスミノーゲン活性化に対するC N B 
r消化フィブリノーゲンの影響を示すグラフ、第6図は
フィブリン血餅への結合状態を示すグラフ、第7図はヒ
ト血漿に浸した、  ■標識ヒト血漿血餅の溶解状態を
示すグラフ、第8図はプラスミノーゲン活性化物質をあ
らかじめ血漿とインキュベーションすることと、血栓溶
解性との関係を示すグラフである。 特許出願人     リュー−バーン・リサ→・アンド
・デベロップメント・り一°°ゼ・−ット・ワエー(外
1名) 代 理 人   弁七青 山 葆(外1名)FIG、 
3 B             (m団)FIG  5 ’  (m+nl FIG、 t。 FIG、4b F   juM−’1

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト組織型プラスミノーゲン活性化物質のフラグ
    メントおよびヒトのウロキナーゼ型プラスミノーゲン活
    性化物質のフラグメントをコードしている融合cDNA
    の発現によつて得られるプラスミノーゲン活性化物質で
    あつて、t−PAのフイブリン親和性と単鎖の形のウロ
    キナーゼ型プラスミノーゲン活性化物質のフイブリン特
    異性および/または二本鎖の形のウロキナーゼ型プラス
    ミノーゲン活性化物質の酵素活性を組合せたことを特徴
    とするプラスミノーゲン活性化物質。
  2. (2)血漿環境中にて血餅溶解の改良されたフイブリン
    特異性を有する第1項に記載のプラスミノーゲン活性化
    物質。
  3. (3)組織型プラスミノーゲン活性化物質の少なくとも
    NH_2−末端領域の部分と、単鎖の形のウロキナーゼ
    型プラスミノーゲン活性化物質の少なくともCOOH−
    末端領域の部分とを融合して得られたハイブリツド分子
    である第1項または第2項に記載のプラスミノーゲン活
    性化物質。
  4. (4)組織型プラスミノーゲン活性化物質のNH_2−
    末端アミノ酸1〜263を単鎖の形のウロキナーゼ型プ
    ラスミノーゲン活性化物質のCOOH−末端アミノ酸1
    44〜411と融合した第3項記載のプラスミノーゲン
    活性化物質。
  5. (5)第1図に示されたペプチド鎖を有する第4項記載
    のプラスミノーゲン活性化物質。
  6. (6)改良されたフイブリン特異性を有する翻訳産物を
    生成する暗合配列を含んでいる組換えDNA分子。
  7. (7)組織型プラスミノーゲン活性化物質の少なくとも
    NH_2−末端領域の部分と単鎖の形のウロキナーゼ型
    プラスミノーゲン活性化物質の少なくともCOOH−末
    端領域の部分とをフレーム中で融合した暗号配列を含み
    、改良されたフイブリン特異性を有する翻訳産物を生成
    する第6項に記載の組換えDNA分子。
  8. (8)組織型プラスミノーゲン活性化物質のNH_2−
    末端アミノ酸1〜263とフレーム内で融合した単鎖の
    形のウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化物質のCO
    OH−末端アミノ酸144〜411をコードしている第
    7項記載の組換え分子。
  9. (9)第1図に示したヌクレオチド配列を含んでいる第
    7項記載の組換えDNA分子。
  10. (10)第6〜第9項のいずれかに記載のDNA配列を
    含んでいる哺乳類発現ベクター。
  11. (11)第10項記載の組換えDNA分子を含んでいる
    、トランスフエクシヨンされた哺乳動物セルライン。
  12. (12)第11項記載のセルラインの細胞抽出液または
    細胞培養液からプラスミノーゲン活性化物質を得る、第
    1項〜5項のいずれかに記載のプラスミノーゲン活性化
    物質を製造する方法。
  13. (13)亜鉛キレートセフアロース、リジン−セフアロ
    ース、SP−セフアデツクス、ゲルろ過ベンズアミジン
    −セフアロース、組織型プラスミノーゲン活性化物質に
    対して又はウロキナーゼ型活性化物質に対して惹起させ
    た不溶化ポリクローナルまたはモノクローナル抗体また
    はそれらの組合せ物を用いたクロマトグラフイーによつ
    て該培養液または該抽出物からプラスミノーゲン活性化
    物質を単離する第12項に記載の方法。
  14. (14)活性治療物質として用いられる、第1項〜第5
    項のいずれかに記載の融合cDNAの発現によつて得ら
    れる物質。
  15. (15)血栓溶解活性物質として用いられる第1項〜第
    5項のいずれかに記載のプラスミノーゲン活性化物質。
  16. (16)第1項〜第5項のいずれかに記載の融合cDN
    Aを発現して得られた物質と医薬上許容され得る賦形剤
    とを含んで成る医薬組成物。
  17. (17)第1項〜第5項のいずれかに記載のプラスミノ
    ーゲン活性化物質と医薬上許容され得る不活性な賦形剤
    とを含んで成る血栓溶解活性を有する医薬組成物。
  18. (18)第16項記載の医薬組成物を含んでいる静脈注
    入用液剤の形の第17項に記載の血栓塞栓症治療剤。
JP63001802A 1987-01-06 1988-01-06 改良された血栓溶解特性を有するハイブリッドプラスミノーゲン活性化物質およびそれを含有する医薬 Pending JPS63169987A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8700013 1987-01-06
NL8700013A NL8700013A (nl) 1987-01-06 1987-01-06 Hybride plasminogeenactivatoren met verbeterde trombolytische eigenschappen en geneesmiddelen die deze plasminogeenactivatoren bevatten.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63169987A true JPS63169987A (ja) 1988-07-13

Family

ID=19849379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63001802A Pending JPS63169987A (ja) 1987-01-06 1988-01-06 改良された血栓溶解特性を有するハイブリッドプラスミノーゲン活性化物質およびそれを含有する医薬

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0275606A1 (ja)
JP (1) JPS63169987A (ja)
NL (1) NL8700013A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5108909A (en) * 1985-03-22 1992-04-28 Chiron Corporation Expression of TPA in mammalian cells
DE3684680D1 (de) * 1985-12-23 1992-05-07 Chiron Corp Peptidplasminogenaktivatoren.
US5204255A (en) * 1986-01-31 1993-04-20 Sagami Chemical Research Center Hybrid tissue plasminogen activator/urokinase polypeptides
WO1990002338A1 (en) * 1988-08-19 1990-03-08 The General Hospital Corporation Recombinant hybrid immunoglobulin molecules and method of use
US5811265A (en) * 1988-08-19 1998-09-22 The General Hospital Corporation Hybrid immunoglobulin-thrombolytic enzyme molecules which specifically bind a thrombus, and methods of their production and use
US5609869A (en) * 1988-08-19 1997-03-11 The General Hospital Corporation Hybrid immunoglobulin-thrombolytic enzyme molecules which specifically bind a thrombus, and methods of their production and use
ES2823998T3 (es) 2011-09-08 2021-05-11 Inst Nat Sante Rech Med Nuevos activadores de plasminógeno tisular mutados y usos de los mismos

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AR241654A1 (es) * 1982-05-05 1992-10-30 Genentech Inc Procedimiento para producir activador de plasminogeno de tejido humano.
GB8334498D0 (en) * 1983-12-24 1984-02-01 Beecham Group Plc Compounds
EP0231883B1 (en) * 1986-01-31 1992-09-02 Sagami Chemical Research Center Hybrid plasminogen activator-like polypeptide

Also Published As

Publication number Publication date
EP0275606A1 (en) 1988-07-27
NL8700013A (nl) 1988-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Haber et al. Innovative approaches to plasminogen activator therapy
Nelles et al. Characterization of a fusion protein consisting of amino acids 1 to 263 of tissue-type plasminogen activator and amino acids 144 to 411 of urokinase-type plasminogen activator.
Nelles et al. Characterization of recombinant human single chain urokinase-type plasminogen activator mutants produced by site-specific mutagenesis of lysine 158.
Lijnen et al. Strategies for the improvement of thrombolytic agents
CA2025900C (en) Derivative of tissue-type plasminogen activator
Lijnen et al. Biochemical and thrombolytic properties of a low molecular weight form (comprising Leu144 through Leu411) of recombinant single-chain urokinase-type plasminogen activator.
US5385732A (en) Variants of tissue plasminogen activator, compositions and methods of use for same
JPH05508664A (ja) リン脂質標的血栓溶解剤
JP2010540432A (ja) ヒト組織型プラスミノーゲンアクチベータの精製方法
Breton et al. Prolonged Half‐Life in the Circulation of a Chemical Conjugate Between a Pro‐Urokinase Derivative and Human Serum Albumin
EP0355068A2 (en) Recombinant hybrid immunoglobulin molecules and their use
Lee et al. Construction and expression of hybrid plasminogen activators prepared from tissue-type plasminogen activator and urokinase-type plasminogen activator genes.
Runge et al. Plasminogen activators. The old and the new.
JPS63169987A (ja) 改良された血栓溶解特性を有するハイブリッドプラスミノーゲン活性化物質およびそれを含有する医薬
Lijnen et al. Characterization of a chimeric plasminogen activator consisting of amino acids 1 to 274 of tissue-type plasminogen activator and amino acids 138 to 411 of single-chain urokinase-type plasminogen activator.
EP0238551A1 (en) Methods for the recovery of tissue plasminogen activator
Medynski et al. Refolding, purification, and activation of miniplasminogen and microplasminogen isolated from E. coli inclusion bodies
EP0347078A1 (en) Hybrid proteins
JPS6248378A (ja) 新規な組織プラスミノーゲン活性化因子誘導体
US4999194A (en) Two-chain urokinase plasminogen activators for treatment of thrombotic disease
EP0666920B1 (en) Thrombin activatable plasminogen derivatives
JP3045307B2 (ja) 活性化プロテインcを生成するための細胞培養法
Collen et al. K1K2Pu, a recombinant t-PA/u-PA Chimera with increased thrombolytic potency, consisting of amino acids 1 to 3 and 87 to 274 of human tissue-type plasminogen activator (t-PA) and amino acids 138 to 411 of human single chain urokinase-type plasminogen activator (scu-PA). Purification in centigram quantities and conditioning for use in man
US5688664A (en) Thrombin activatable plasminogen analogues
JPS62285784A (ja) プラスミノ−ゲン活性化因子および血栓ほう壊組成物