JPS63169081A - 炭化けい素と炭素からなる熱電対 - Google Patents

炭化けい素と炭素からなる熱電対

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JPS63169081A
JPS63169081A JP62000600A JP60087A JPS63169081A JP S63169081 A JPS63169081 A JP S63169081A JP 62000600 A JP62000600 A JP 62000600A JP 60087 A JP60087 A JP 60087A JP S63169081 A JPS63169081 A JP S63169081A
Authority
JP
Japan
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tube
silicon carbide
carbon
thermocouple
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP62000600A
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English (en)
Inventor
Harusuke Ono
小野 春介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKAI KOUNETSU KOGYO KK
Original Assignee
TOKAI KOUNETSU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は材料として炭化けい素と炭素とを用いた高温用
の熱電対に関するものである。
熱電材料としC用いられている炭化けい素体は、また保
護管としての役割をも果たしているので、該熱電対は酸
化雰囲気中2000℃以上の高温でも測温が可能である
〔従来の技(ネi〕
工業用の測温装置として熱電対は古くから広く用いられ
て来た。1800℃までの測温には白金/ロジウム系な
ど各種の金属熱電対があり、酸化雰囲気中・不活性雰囲
気中での測温に利用されている。
1800 ’C以上の高温になるとイリジウム/ロジウ
ム系合金を使った熱電対が2000℃まで、タングステ
ン/レニウム系合金が2400℃までの測温か可能であ
る。しかし、上記二種類の金属熱電対は、不活性雰囲気
および還元性雰囲気中での測温には適するが、酸化雰囲
気中では使用できない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ファイン・セラミックスは近年ブームをよび、関連製品
の総売上は全世紀末には五兆円にもなると予想されてい
る。ファイン・セラミックスが従来の窯業製品と異なる
のは微構造が制御されている点にあり、より高密度化・
緻密化させることが一般的な傾向となっている。緻密化
を図るための手段は様々あるが、高温焼結は中でも重要
なプロセスであり、炉内で2000℃以上の温度で加熱
することもまれではない。高温焼結において問題となる
のが炉内温度の測定方法と測定器具である。
測温器具としては熱電対が一般によく用いられるが、前
記したように2000℃以上の高温で使用可能な熱電対
は、タングステン/レニウム系合金を使用したものなど
ごくわずかである。更に、該金属熱電対は攻撃性の媒体
による打1傷および作用から材料を保護するために、熱
電対全体をガス不透過性の保護管で覆う必要がある。加
えて2000°C以上の高温では材料の昇華、再結晶、
脆化が促進されるために寿命も短い。したがって金属熱
電対に関して、指示する温度が安定であるのは1800
℃ないし2000℃までであり、2000℃以上の温度
で使用可能なセラミックス系熱電対の開発が望まれてい
た。
高温測定に関して有効な第二の手法として放射温度計が
ある。放射温度計は、3000℃の測温。
でも可能である。しかしながら高温の炉内で発生するガ
スの影舌や、高温での測定物の放射率の変化など放射温
度計にも解決すべき問題点は多く、接触型の高温用熱電
対が要望される一因となっている。
以上の条件を満たす熱電対として、炭化けい素と炭素を
材料として使ったものが開示されている。
炭化けい素と炭素を組み合わせれば高温で大きな起電力
が生じることは、たとえば次の文献にあられれている。
rThermocouple Furnace for
 Device Fablication j(Pro
ceeding of the Conference
 on 5iliconCarbide 1959 ) しかしながら上記の文献で報告されている測温方法は、
パイレックスガラス容器中に封入された炭素ルツボを誘
導加熱させた上で、炭素ルツボと該炭素ルツボに接触さ
せた炭化けい素ロッドから起電力をとりだすという、い
わば研究を目的とした装置であり、工業用の測温器具に
は適さないものといえる。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明の炭化けい素と炭素からなる熱電対は、
片方の脚部が管状であり、他方の脚部が該管内に同心的
に配置されたロッドとして形成され、かつ一端で導電的
に接続されており、酸化雰囲気中で使用されることを考
慮して外側の管が炭化けい素、内側の口・ノドが炭素で
あることを特徴とする。外側の炭化けい素管は保護管と
しての役割も同時に果たし、外側の炭化けい素管と内側
の炭素ロッドの間に必要により不活性ガスを適宜流入す
ることにより、該熱電対の酸化雰囲気中での使用でも内
側の炭素ロッドは無事保護される。また外側の炭化けい
素表面に耐酸化性のコート剤を塗布すればより一層気密
性が増し好ましい。
〔構成〕
次に本発明を図面により説明する。第1図は本発明に係
わる一実施例を示す断面図である。炭化けい素管1と炭
素ロッド2は接合部3にて接続されて熱電対を形成して
いる。生じた起電力は導線によりとりだされる。炭化け
い素管lと炭素ロッド2の間の空間6に不活性ガスを流
すことにより該熱電対の酸化雰囲気中での使用を可能に
している。
〔実施例・1〕 熱電材料としての炭化けい素管と炭素ロッドは、いずれ
も市販の材料を利用した。各種特性を第1表に示す。
第  1  表 炭化けい素管の寸法は外径301■、内径20酊、長さ
4651であり該管内に外径10mm、長さ485關の
炭素ロッドが第1図のように接合部(高温端)を介して
固定される。一方反対側の端(冷接点)には適当な太さ
のニッケル線を巻きつけ、ここから起電力をとりだす。
なおニッケル線を巻いた部分は接触抵抗を減らすための
措置としてメタリコン処理を施しである。上記のように
して形成された炭化けい素と炭素からなる熱電対の接合
部を高温の電気炉内へ挿入し、起電力を測定した結果を
第2図に示す。第2図によりわかるように2000°C
で420mVと大きな熱起電力が得られている。
上記の熱起電力の測定を同一の熱電対を使って5回繰り
返したが経時変化はなく、第2図と同じ起電力が得られ
た。
〔実施例・2〕 実施例1と同様の炭化けい素管と炭素ロッドを用いた熱
電対を用意する。ただし炭化けい素管の外表面にはMo
−5i系あるいは非ガラス系のコート剤を塗布する。該
熱電対を酸化雰囲気中1800℃までの電気炉内へ挿入
し熱起電力を確認したが、内径側の炭素ロッドを保護す
る目的で炭化けい素管と内側の炭素ロッドの間へ217
分の窒素ガスを送りこんだ。上記のようにして得られた
熱起電力は第2図と全く変らないものであった。また実
験後、該熱電対の炭素ロッドを確認したが、全く損傷は
な(実験前と比較して変化は認められなかった。
〔効果〕
以上述べたように、本発明により得られる炭化けい素と
炭素を用いたセラミックス系の熱電対を使うことにより
、2000℃以上の高温でも安定した温度測定が可能と
なる。しかも保護管なしで酸化雰囲気中の高温で使用可
能となった点が従来の金属熱電対を用いた手法では達成
できなかった長所である。
今後ファイン・セラミックス関連を中心に、産業界では
各種雰囲気での高温測定の必要が生じることは明らかで
あり、本発明により開示された炭化けい素と炭素からな
る熱電対が果たす役割は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図である。 第2図は温度差(高温端と冷接点の間の)と起電力の関
係を示すグラフである。 1−・・炭化けい素管 2−−−−−−一炭素ロソド 3−−−−一接合部(高温端) 4.5−−−−−〜−冷接点 6−−−−−空間 7−−−−−ニッケル線 特許出願人  東海高熱工業株式会社 第1図 一十 第2図 0    500 1000  +500 2000 
2500j1)(’C)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱電対の片方の脚部が管状であり、他方の脚部が
    該管内に同心的に配置されたロッドとして形成され、か
    つ一端で導電的に接続されており、外側の管が炭化けい
    素、内側のロッドが炭素であることを特徴とする炭化け
    い素と炭素からなる熱電対。
  2. (2)外側の炭化けい素管と内側の炭素ロッドの間に不
    活性ガスの流入構造をもつ特許請求の範囲第(1)項記
    載の炭化けい素と炭素からなる熱電対。
  3. (3)同心的に配置された管のうち、外側に位置する炭
    化けい素に耐酸化性のコート剤を塗布した特許請求の範
    囲第(1)項記載の炭化けい素と炭素からなる熱電対。
JP62000600A 1987-01-07 1987-01-07 炭化けい素と炭素からなる熱電対 Pending JPS63169081A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6991370B2 (en) 2002-07-23 2006-01-31 Kobe Steel, Ltd. Temperature measuring apparatus of high melting point metal carbide-carbon system material thermocouple type, and method for producing the apparatus
GB2428517A (en) * 2005-07-21 2007-01-31 Weston Aerospace Ltd Ceramic thermocouple
JP2008132585A (ja) * 2006-07-20 2008-06-12 Commissariat A L'energie Atomique 相互接続されたナノワイヤに基づくナノ構造体の製造方法、ナノ構造体及び熱電コンバータとしての利用

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014384A (ja) * 1973-06-06 1975-02-14

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