JPS6316891Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6316891Y2
JPS6316891Y2 JP5275883U JP5275883U JPS6316891Y2 JP S6316891 Y2 JPS6316891 Y2 JP S6316891Y2 JP 5275883 U JP5275883 U JP 5275883U JP 5275883 U JP5275883 U JP 5275883U JP S6316891 Y2 JPS6316891 Y2 JP S6316891Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
bolt
bush
cam bolt
brackets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5275883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59158708U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5275883U priority Critical patent/JPS59158708U/ja
Publication of JPS59158708U publication Critical patent/JPS59158708U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6316891Y2 publication Critical patent/JPS6316891Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、二部材の相対位置を変位可能に連
結する連結構造に関する。
(従来技術) 特に独立懸架装置を備える自動車にあつては、
左右のサスペンシヨンが別個であるから、自動車
製造ラインあるいは分解整備によるサスペンシヨ
ンの組付け後に、トーイン等の車輪と車体との角
度関係の調整を行なう必要がある。
このような調整機構はアライメント調整機構と
いわれ、例えば第1図に示すようなものがある
(自動車工学全書22巻自動車の整備83ページ山
海堂昭和55年7月20日発行)。すなわち、サスペ
ンシヨンメンバー100に2個所にて連結するサ
スペンシヨンアーム101の一方の連結個所を偏
心カム機構を備えた連結構造にて相対位置を変位
可能に連結するものである。サスペンシヨンメン
バー100に固定した一対のブラケツト102間
に、ブツシユ103を圧入固定したサスペンシヨ
ンアーム101を挿入し、これらにボルト頭側に
偏心カム104を固着したカムボルト105を挿
通し、該カムボルト105の螺杆部105a側に
も偏心カム106を固定して両偏心カム104,
106を第2図に示すボルト頭側と同様に各々位
置決め具107に内接させ、ナツト108を螺締
してブツシユ103を一対のブラケツト102に
て挾圧して連結する。
トーインの調整は、ナツト108を外し、カム
ボルト105を回動させて両ブラケツト102に
形成した図外の長孔内を移動させてサスペンシヨ
ンメンバー100とサスペンシヨンアーム101
との相対位置を変位させて行われる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のアライメント
調整機構にあつては、カムボルト105頭側およ
び螺杆部105a側共に円板を偏心させた偏心カ
ム104,106を取付けた構造となつていたた
め、ナツト108の締付け時にカムボルト105
の共回りを生じてサスペンシヨンメンバー100
とサスペンシヨンアーム101との相対位置に変
動を生じやすく、これを防止してナツト108を
螺締しなければならず、作業性が悪いという問題
点があつた。
またカムボルト頭側および螺杆部側に取付ける
カムをいずれも角形板とし、サスペンシヨンメン
バー100とサスペンシヨンアーム101との相
対位置を段階的に調整可能とすると共にカムボル
トの共回りを防止したものもあるが、トーインの
調整時にナツトを外す他にカムボルト頭側の角形
板の位置決め具との係合を離脱させねばならず、
同じく作業性に劣る。
この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、カムボルト頭側のカムを偏心カ
ムとすると共に、螺杆部側をカムボルトへの着脱
自在であつて相対回転不可能に嵌合する角形部材
とすることにより、上記問題点を解決することを
目的としている。
以下この考案を図面を参照して説明する。
(実施例) 第3図〜第7図は、この考案の一実施例を示す
図である。
まず構成を説明すると、符号1a,1bは一方
の部材たるサスペンシヨンメンバー2に相対移動
不可能に対面配置した一対のブラケツトであり、
他方の部材たるサスペンシヨンアーム3には、ブ
ツシユ4を嵌挿固定する。該ブツシユ4は、円筒
状の外筒5に小径の内筒6を挿入して両筒5,6
の間にゴム7を充填して加硫接着し、両筒5,6
を弾性的に結合して緩衝作用を与えてある。また
ブラケツト1a,1bには、サスペンシヨンメン
バー2とサスペンシヨンアーム3との相対変位方
向に延在する長孔8,9を対向位置に穿設してあ
り、各長孔8,9の長さ方向の両側外面には長孔
8,9に直交して延在する一対の位置決め具1
0,11を各々固設する。
カムボルト12は、その頭側には円板を偏心さ
せてなる偏心カム13が形成され、螺杆部12a
側には螺杆部12aより突出して二面幅をなす異
形係合部12bを形成してある。また、この実施
例では、偏心カム13をカムボルト12頭として
一体に鍛造にて形成し、偏心カム13を回動させ
て位置調整するための工具を掛ける係合部15を
六角錐穴として形成してある。
16は角形部材であり、カムボルト12の異形
係合部12bと適合する形状の嵌合孔16aを偏
心位置に形成した四角形板である。なお第4図、
第5図に示すように偏心カム13のカムボルト1
2中心からの長さをl1,l2,l3とし、角形部材1
6のカムボルト12中心から各辺までの長さを
L1,L2,L3として、l1=L1(±α),l2=L2(±
α),l3=L3(±α)(但し、αは定数)の関係を
与えてある。
このような部品にて構成される二部材の連結構
造の組付け手順について説明する。サスペンシヨ
ンメンバー2のブラケツト1a,1b間にサスペ
ンシヨンアーム3のブツシユ4を挿入配置し、長
孔8,9およびブツシユ4にカムボルト12を挿
通して偏心カム13を一方のブラケツト1aの位
置決め具10に内接させる。サスペンシヨンメン
バー2とサスペンシヨンアーム3との相対位置を
中立位置とする場合は、偏心カム13のカムボル
ト12の中心からの最大長さ部分l3を長孔8の長
さ方向に直交する方向として、角形部材16を
L2またはL3を同方向としてカムボルトの異形係
合部12bに相対回転不可能に係合させると共に
位置決め具11に相対回転不可能に係合させる。
かくしてカムボルト12は角形部材16の作用に
より回り止めされ、ワツシヤ17を介してナツト
14を螺締すれば確実に中立位置にてブラケツト
1a,1bにてブツシユ内筒6を挾圧して二部材
つまりトランスミツシヨンメンバー2とトランス
サスペンシヨンアーム3とを連結する。
トーイン調整は、ナツト14および角形部材1
6を取外した状態にて係合部15に工具を掛け
て、カムボルト12を、所望の左右いずれかの方
向に90゜回して偏心カム13の作用にて長孔8,
9内を偏心量だけ移動させ、例えばカムボルト1
2を左方向に回して第6図の状態とし、第7図に
示すように角形部材16をその嵌合孔16aにお
いて異形係合部12bに嵌合させてナツト14を
螺締すればよい。従つて、カムボルト12を外す
ことなく、かつ共回りを防止して中立位置にある
二部材を一段階だけ伸長あるいは短縮させる変位
調整を行なつて再び連結し得る。
このように、この考案によれば、二部材の変位
調整は段階的なものとなるが、これを実際のトー
イン調整時に使用頻度の高い変位量に合致させれ
ば段階的調整であることによつて実用上の問題を
生ずることはほとんどなく、むしろカムボルト1
2の共回りを防止した信頼性の高い二部材の連結
構造が得られる効果の方が大きい。
第8図は、四角形の角形部材16において、二
面幅をなすカムボルトの異形係合部12bに嵌合
する嵌合孔16bを角度αだけ傾斜させて形成す
ることにより、角形部材16の表裏の誤取付けを
防止した構造例を示す。また第9図に示すように
更に嵌合孔16cをその延長線が交差角度βにて
交わるように形成すれば、左右つまり180゜回転さ
せた状態での誤取付けをも防止し得る。すなわ
ち、一般に角形部材の対向する二辺を結ぶ線に対
して非対称かつ該線に対して左右を換えて非対称
つまり180゜回転させて非対称となるように嵌合孔
および異形係合部を形成すれば、これらの適合個
所は一個所となり角形部材の表裏、左右の誤取付
けを防止することができる。その結果、カムボル
ト12は無理なく容易にブラケツト1a,1bに
直交状態に取付けられ、カムボルト12へ曲げ力
を作用させて折損等を生ずる事故は解消する。
また第10図に示すような六角形板の角形部材
18を使用すれば、二部材間に(A1:A2),
(A3:A4),(A5:A6)の伸長、短縮の段階的変
位を与えることができる。つまり、一般にn角形
の角形板を角形部材として使用すれば、最大でn
段の段階的変位を二部材間に与え得る。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、その
構成を一方の部材に相対移動不可能に対面配置さ
れ、他方の部材に固定されたブツシユを挾装する
一対のブラケツトに対向して長孔を形成し、前記
ブラケツトの外面に長孔の長さ方向と直交する方
向に延在する一対の位置決め具を各々固設し、一
方の位置決め具と相対回転不可能に係合する角形
部材を配置すると共に、ボルト頭側に他方の位置
決め具に内装する偏心カムおよび該偏心カムを回
すための係合部が形成され、螺杆部側に前記角形
部材と相対回転不可能に係合する異形係合部が形
成されたカムボルトを前記長孔およびブツシユに
挿通し、前記カムボルトの螺杆部にナツトを螺締
して一対のブラケツトにて前記ブツシユを挾圧し
た二部材の連結構造としたので、比較的簡素な構
造による二部材の連結構造が得られると共に、ナ
ツト締付け時のカムボルトの共回りは角形部材が
カムボルトおよび一方の位置決め具と相対回転不
可能に係合して防止され、また偏心カムを他方の
位置決め具に内接させたままでカムボルトを段階
的に回転させて二部材の相対位置を変位させ得る
ので、信頼性、作業性の共に高い二部材の連結構
造が提供されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアライメント調整機構を示す分
解斜視図、第2図は同じくアライメント調整機構
の側面図、第3図はこの考案の一実施例を示す断
面図、第4図は同じく左側面図、第5図は第3図
の−線断面図、第6図、第7図は各々変位状
態を示す説明図、第8図、第9図は各々角形部材
の構造例を示す第5図と同様の断面図、第10図
は角形部材の他の構造例を示す図である。 1a,1b:ブラケツト、2:サスペンシヨン
メンバー(一方の部材)、3:サスペンシヨンア
ーム(他方の部材)、4:ブツシユ、5:外筒、
6:内筒、7:ゴム、8,9:長孔、10:(他
方の)位置決め具、11:(一方の)位置決め具、
12:カムボルト、12a:螺杆部、12b:異
形係合部、13:偏心カム、14:ナツト、1
5:係合部、16,18:角形部材、16a,1
6b,16c:嵌合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の部材に相対移動不可能に対面配置され、
    他方の部材に固定されたブツシユを挾装する一対
    のブラケツトに対向して長孔を形成し、前記ブラ
    ケツトの外面に長孔の長さ方向と直交する方向に
    延在する一対の位置決め具を各々固設し、一方の
    位置決め具と相対回転不可能に係合する角形部材
    を配置すると共にボルト頭側に他方の位置決め具
    に内接する偏心カムおよび該偏心カムを回すため
    の係合部が形成され、螺杆部側に前記角形部材と
    相対回転不可能に係合する異形係合部が形成され
    たカムボルトを前記長孔およびブツシユに挿通
    し、前記カムボルトの螺杆部にナツトを螺締して
    一対のブラケツトにて前記ブツシユを挾圧したこ
    とを特徴とする二部材の連結構造。
JP5275883U 1983-04-11 1983-04-11 二部材の連結構造 Granted JPS59158708U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5275883U JPS59158708U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 二部材の連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5275883U JPS59158708U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 二部材の連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59158708U JPS59158708U (ja) 1984-10-24
JPS6316891Y2 true JPS6316891Y2 (ja) 1988-05-13

Family

ID=30183111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5275883U Granted JPS59158708U (ja) 1983-04-11 1983-04-11 二部材の連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59158708U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5007131B2 (ja) * 2007-02-28 2012-08-22 本田技研工業株式会社 サイドカーの懸架構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59158708U (ja) 1984-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4695073A (en) Toe and camber adjusting system
AU721295B2 (en) King-pin adjuster
US5779260A (en) Method and apparatus for adjusting strut-type suspension systems
JPH03502312A (ja) 車軸取り付け構造
US4420170A (en) Camber adjustment tool and method for strut type vehicle suspension
US5044659A (en) Device for adjustment of automobile wheel alignment
US5129669A (en) Device for adjustment of automobile wheel alignment
US4618162A (en) Device and method for adjusting camber in a strut-type vehicle suspension
JPS5863505A (ja) ストラツト型乗り物ホイ−ルサスペンシヨン
JPS6316891Y2 (ja)
US3782221A (en) Adjustable tie rod link
CN210653304U (zh) 一种用于调整汽车车轮外倾角的支臂
CN210235092U (zh) 一种用于调整车轮外倾角的u型支臂
CN212354142U (zh) 一种可用于调节车轮角度的上摆臂
CN113357245A (zh) 一种制动卡钳装饰罩安装结构
JPS5842164Y2 (ja) ホイ−ルアライメント調整装置
JP2537871Y2 (ja) 車両用サスペンション装置
JPH0717229A (ja) サスペンション装置
CN209504017U (zh) 单孔线束支架装配工装
JPS59199381A (ja) 自動車のサスペンシヨンの組立方法
KR100369522B1 (ko) 자동차용 스티어링 칼럼의 힌지부 구조
JP2501885Y2 (ja) 車輪のアライメント調整装置
KR19980034389U (ko) 자동차의 타이로드
JP2537789Y2 (ja) テンションロッド
JP3070971B2 (ja) 荷重応動型ブレーキ液圧制御弁の取付け方法