JPS63168538A - 分析試料用霧発生装置 - Google Patents

分析試料用霧発生装置

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JPS63168538A
JPS63168538A JP31252486A JP31252486A JPS63168538A JP S63168538 A JPS63168538 A JP S63168538A JP 31252486 A JP31252486 A JP 31252486A JP 31252486 A JP31252486 A JP 31252486A JP S63168538 A JPS63168538 A JP S63168538A
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JP
Japan
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sample
solution
fog
cell
cooling
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Application number
JP31252486A
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English (en)
Inventor
Ryohei Ishida
良平 石田
Ichiro Ogasawara
小笠原 一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、分析試料用霧発生装置に関するものである
。さらに詳しくは、この発明は、炎光分光分析、プラズ
マ発光分光分析等の発光分光分析および原子吸光分析な
どの化学分析において、高怒度の分析を可能とするため
の安定した連続的な分析試料用の霧発生装置に関するも
のである。
(背景技術) 化学分析用の溶液試料の霧発生の方法およびそのための
装置として、圧搾空気またはアルゴンのような圧搾気体
を用いた霧吹き型霧発生装置にューマティック・ネブラ
イザー〉がすでに実用化されている。また、超音波振動
によって1〜数メガヘルツの振動を与えて霧を発生させ
る超音波霧発生装置(ウルトラソニック・ネブライザー
)もこれまでに提案されている。
しかしながら、これらの従来のi発生装置については、
霧の状態や安定性、さらには分析用としての連続的操作
性等の面で大きな問題があった。
霧吹き型霧発生装置にューマティック・ネブライザー)
においては、発生する霧は25ミクロン程度の粒径の大
きな霧が多く、このような霧は、噴霧室の壁または分析
装置の光源や吸収用セルに霧を導くために導管の管壁に
付着し易く、液体となってドレインに排除されることに
なる。また、10ミクロン以下の粒径の小さな分析用に
適した霧はその発生率が1%以下の場合が多く、最大で
もたかだか4%にしかすぎない、このため、この装置に
よっては、測定系での分析感度が悪くなるという欠点が
ある。
また、これまでに提案されている試料滴下型の超音波霧
発生装置の場合には、超音波発生用高周波振動板上に溶
液試料を滴下する装置であるため、霧の発生が不安定で
発生率も悪く、最終的測定の精度が悪くなり、感度もそ
れ程上昇しない、水冷型の超音波霧発生装置の場合は、
この装置がバッチ方式であるために試料の連続的交換操
作ができない、このために連続的分析が行えず、分析効
率が悪いという欠点があった。
このため、高感度、高精度での分析を可能とするための
安定した連続的繰作を可能とする分析試料用の霧発生装
置の実現が強く望まれていた。
(発明の目的) この発明は、以上の通りの事情を鑑みてなされたもので
あり、従来の装置の持つ欠点を克Jilt した、高感
度、高精度の分析を可能とする、発光分光分析、原子吸
光分析などの化学分析に有用な、安定した連続操作を可
能とする分析試料用の霧発生装置を提供することを目的
としている。
(発明の開示) この発明の分析試料用霧発生装置は、上記の目的を実現
するために、分析装置の試料供給路に接続し、溶液試料
導入口、キャリアガス導入口、洗浄用水および乾燥用空
気の導入口、さらに使用済試料溶液と洗浄用水の取出口
とを有する噴霧室と、該噴霧室に連通ずる溶液試料の保
持セルと、超音波発振板と、該超音波発振板によって発
振させた超音波振動を冷却媒体を介して保持セル中の溶
液試料に伝達する薄膜伝達板とからなることを特徴とし
ている。
添付した図面に沿って詳しくこの発明について説明する
第1図は、この発明の分析試料用の霧発生装置の一例を
示したものである。この例においては、分析装置の試料
供給通路Aに接続する噴霧室1は、溶液試料導入口2、
キャリアガス導入口3、洗浄用水導入口4、乾燥用空気
の導入口5、および使用済試料溶液取出口6と洗浄用水
の取出ロアとを有している。
この噴霧室1に連通し、かつ、この例においては噴霧室
1の一部をも構成している分析のための溶液試料の保持
セル8を設けている。保持セル8の底面には、超音波振
動を溶液試料に伝達するための薄膜伝達板9を設けてい
る。
この薄膜伝達板9は、超音波振動を高効率で安定して伝
達し、しかも、連続操作に耐えることのできる強度を有
している。この薄膜伝達板としては、その厚さは、0.
05〜0.5am程度で、0.1〜0.2閣の厚さが好
適なものである。この場合、薄膜の材質としては、上記
の要件が満たされるものであれば格別に限定されるもの
ではないが、好ましくは、ポリエチレン、ポリカーボネ
ート等の有機高分子膜、あるいは石英、硝子などを使用
する。
このような薄膜伝達板9は、保持セル8の底面に設けら
れてはいるが、この例の場合には、冷却セル10と一体
になっている。冷却セル10は、超音波発振板11の冷
却媒体、たとえば冷却水の導入口12および同出自13
とを有している。
超音波発振板11は、上面で冷却媒体によって冷却され
、下面で空冷されている。
この例においては、振動板11の冷却と、超音波振動を
伝える媒体との二つの役割を果す媒体流を流通させた冷
却セル10が用いられている。このセル10は、この発
明の実施例として重要なものである。
この装置において、溶液試料の導入、暮の発生、分析装
置への霧の搬送、噴霧室の洗浄と乾燥のサイクルが連続
して可能になり、しかも冷却システムの形成によって安
定した超音波振動の伝達と、それによる安定した霧の発
生が実現される。Hの粒度はそろっており、しかもその
粒子の径は小さい。
噴霧室を適切な容量とすることによって、霧はさらに安
定化し、かつ、上記の通りのサイクルによって直前に行
った分析の影響を受けることもない、自動制御によって
試料の交換と分析を迅速に行うことができる。
第2図は、この発明の装置の他の例を示したものである
。この例においては、第1図の例の場合の冷却セル10
に代えて、冷却用水槽14を用いている。
噴霧室15には、溶液試料導入口16、キャリアガス導
入口17、洗浄用水導入口18、乾燥用空気導入口19
、および試料溶液と洗浄水の取出口20、溶液試料の保
持セル21とを有している。
超音波発振板22からの振動は、冷却水23を介して薄
膜伝達板24に伝えられ、この振動によって溶液試料の
霧が発生ずる0発生した霧は、キャリアガスに搬送され
て、分析装置へと導かれる。
薄膜伝達板の取り付けは格別に難しいことはなく、たと
えば、第3図に示したように、円形の支持壁25に環状
の切込み部26を形成し、この切込み部26に薄膜伝達
板27の周縁を嵌挿して固定すればよい0着脱自在とす
ることもできる。
以上の例からなるこの説明の分析試料用のg発生器を用
いる場合、たとえば、第1図において、超音波発振板2
0φ、薄膜伝達板15φ、冷却セルの高さ45圓の大き
さの装置を用いてほう素Bを分光分析により定量すると
、その検出限界は約10EIDtとなり、従来の装置の
約1,000倍となる。
また、海水中でpaIlオーダーで含有されているB、
Ba、Si、P、またpHbオーダーテ含有すれている
Cd、Co、Cu、Mn、Ni、Ti。
V、Znなどもこの発明の装置を用いることにより直接
に定量することができる。 ppb以下に微量に含有さ
れるAg、Au、Cr、Hg、Ga。
Pb、Re、Ru、Sc、Wなどについても、比較的簡
単な濃縮方法によって分析することができる。
これらの溶存金属について河川、湖水などの水溶液試料
についても直接に、または比較的簡単な濃縮の方法を用
いて分析することが可能となる。
また、さらに、この発明の試料導入装置を用い、脱溶媒
装置を併用してKCIを加え、プラズマ発光法のバック
グランドを少なくするなどの方法を使用するならば、他
の蛍光X線装置などの方法と比較してもはるかに良い感
度でLa、Ce、Pr。
Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho。
Er、T’m、Yb、Yなどの希土類元素を分析するこ
とができる。鉄箭中のMn、Si、AIのような普通の
元素の他、P、Sなどについても、主成分である鉄の濃
度を100OpDIIとし、不純物金属元素の分析をす
れば、感度10pptとして、0、00001%の不純
物を検出できる計算となり、0.0001%までは分析
できることになる。
その他、この発明の装置は、医療関連の分析などにも適
用することができる。
添付した第4図、第5図、および第6図は、この発明の
装置によって分析した場合と、霧吹き型霧発生装置およ
び従来の超音波発生装置によって分析した場合とを、H
PO,P : 5011p1mを対象として比較したチ
ャート図である。第4図からも明らかなように、この発
明の装置の場合、チャートは極めて安定しており、感度
、精度ともにすぐれていることがわかる。
(発明の効果) この発明は、以上のとおり、従来装置では実現すること
のできなかった、高感度、高精度の分析を可能とする、
安定で連続した操作もできる分析試料用の霧発生装置を
提供する。
分析感度は、従来の装置に比べて、実に10〜100倍
にも達するほど向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この発明の装置の例を示した断
面図である。第3図は、薄膜伝達板の取り付けの一例を
示した断面図である。 第4図、第5図および第6図は、この発明の装置と従来
の装置を用いて行った分析例のチャート図である。 図中の番号は次のものを示している。 l・・・噴霧室 2・・・溶液試料導入口 3・・・キャリアガス導入口 4・・・洗浄用水導入口 5・・・乾燥用空気導入口 6・・・使用済試料溶液取出口 ア・・・洗浄用水取出口 8・・・溶液試料の保持セル 9・・・薄膜伝達板 10・・・冷却セル 11・・・超音波発振板 12・・・冷却媒体導入口 13・・・冷却媒体出口。 代理人 弁理士  西  澤  利  夫第 1 図 譜 第5図 第6図 三F粍?゛賞f)TrF書(自 発) 昭和62年 9月160 1、事件の表示 昭和61年特 許願第312524号 2、発明の名称 分析試料用霧発生装置 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都豊島区西池袋・1丁[14番12号氏名 
石田良平 4、代 理 人 (郵便番号150) 東京都渋谷区渋谷1−8−1.3 GSハイム宮益坂903号 〔電話東京(797) 1081代表〕6、補正の内容 (1) 明細書第10頁第1行の次に、改行して、以下
の文章を追加いたしまず。 「この発明の装置においては、約1000〜1300 
k tl z程度の周波数の超音波トランスデユーサ−
を用いることとする。 次の第1表に示したように、振動数(周波数)は、10
00kHzに近い方が霧を多く発生ずる。 粒度にライては、2350〜2600kllzの場合の
方が、1635〜1750kllzよりも小さいが、後
者の場合でもその粒度は十分に小さく、装置の壁などに
は付着しがたい。 第7図および第8図は、周波数1250にllzの場合
の霧の粒度分布と、各粒度の霧の運ばれる相対容量を示
したものである。 この第7図および第8図から明らかなように、キャリア
ーガス(N2)の流量に関係なく、霧の最大粒径は6ミ
クロンである。 また、8〜10ミクロンの粒径の霧が最大の運送量を示
している。 以上のことを勘案して、実際の超音波振動数(周波数)
は、1000kllz〜1300kllz程度の範囲と
する。 第1表 」 (2) 明細書第10頁第15行の次に、改行して、次
の文章を追加いたします。 「第7図および第8図は、各々、この発明の装置におけ
る霧の粒径と粒子の数、および運ばれる霧の相対的容量
との関係を示した相関図である。」 (3) 図面として、別紙の通りの第7図および第8図
を追加いたします。 霧粒子の直径ミクロン(μm) 霧粒子の直径ミクロン(μm)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分析装置の試料供給路に接続し、溶液試料導入口
    、キャリアガス導入口、洗浄用水および乾燥用空気の導
    入口、さらに使用済試料溶液と洗浄用水の取出口とを有
    する噴霧室と、該噴霧室に連通する溶液試料の保持セル
    と、超音波発振板と、該超音波発振板によって発振させ
    た超音波振動を冷却媒体を介して保持セル中の溶液試料
    に伝達する薄膜伝達板とからなることを特徴とする分析
    試料用霧発生装置。
JP31252486A 1986-12-29 1986-12-29 分析試料用霧発生装置 Pending JPS63168538A (ja)

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JP31252486A JPS63168538A (ja) 1986-12-29 1986-12-29 分析試料用霧発生装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6171340A (ja) * 1984-09-12 1986-04-12 バリアン・アソシエイツ・インコーポレイテツド 分析用噴霧器
JPS6114356B2 (ja) * 1977-09-30 1986-04-18 Shimadzu Corp

Patent Citations (2)

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