JPS6316850B2 - - Google Patents

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JPS6316850B2
JPS6316850B2 JP292779A JP292779A JPS6316850B2 JP S6316850 B2 JPS6316850 B2 JP S6316850B2 JP 292779 A JP292779 A JP 292779A JP 292779 A JP292779 A JP 292779A JP S6316850 B2 JPS6316850 B2 JP S6316850B2
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JP
Japan
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cathode
electron
gun
distance
emitting surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP292779A
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English (en)
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JPS5596533A (en
Inventor
Haruhiko Umeda
Sadao Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS5596533A publication Critical patent/JPS5596533A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子銃の組立方法及びその装置に係
り、特に電子銃の陰極の電子放射面とこれに対設
する格子電極の電子ビーム通過孔部近傍とを所定
間隔に設定する新規な電子銃の組立方法及びその
装置に関するものである。
例えばカラー受像管などに内装する電子銃の要
部は第1図の様に構成されている。
即ち1対のビードガラスなどからなる絶縁支持
棒1に格子電極支持体22を介して植設された格
子電極2と最終的に陰極を支持する陰極支持体
4よりなり、前記格子電極2には銃軸を中心とす
る電子ビーム通過孔部21が突設されており、陰
は外筒31支持帯32、陰極スリーブ33及び
この陰極スリーブ33の一端部に基体金属34を介
して電子放射物質層35が塗布形成してあり、前
記陰極スリーブ33内にはヒータ5が挿入されて
いる、そして前記ヒータ5の点火により、前記電
子放射物質層35の電子放射面6から放出される
熱電子が前記陰極と格子電極2及び図示しない
他の格子電極に印加される電圧により前記熱電子
を電子ビームとして発射し、この電子ビームの変
調は主として前記陰極と格子電極2と相対電位
差によつて決定されるため、前記電子放射面6と
電子ビーム通過孔部21近傍との間隔を所定値に
するよう相対位置を設定することは電子銃の製造
方法に於て極めて重要な作業である。
この相対位置を設定する方法としては種々提案
されているが、次に第2図によりエアーマイクロ
メータを使用する方法を説明する。
即ち測定ノズル11を格子電極2の電子ビーム
通過孔部21に挿入し、この測定ノズル11に管
12を介して連接されたエアーマイクロメータ用
流量計13及びこの流量計13に管14を介して
一定圧のエアーを送入する圧力弁15が連接され
ており、前記測定ノズル11の先端111を基台
16に銃軸Z方向に摺動自在に取着された摺動体
17の爪部18により外筒31内壁を支持された
陰極を前記測定ノズル11方向に近接させ前記
陰極の電子放射面6と前記測定ノズル11の先
端111との間隔を前記エアーマイクロメータ用
流量計13に示されるノズル11からの流量値変
化を予め定められた値とした時に第1図に示した
陰極支持体4に陰極外筒31を溶着し、格子電極
2と陰極との相対位置を設定する。
しかるに、前述した様なエアーマイクロメータ
による方法に於ては外囲気の温度や湿度の変化に
より流量計13が同じ流量値を示していてもノズ
ル11の先端111と、電子放射面6との間隔に
誤差を生じたり、また、ノズル11の挿入角度、
挿入位置、電子放射面6の状態や陰極の多少の
曲りによつても誤測定となるし、またノズル11
からエアーを吹きつけるので、通常陰極の熱容
量を小さくするのに極めて細く形成している支持
帯32の弾性により見掛け上の間隔が測定後に狂
つた値になり易い。この現象は図示しないが特に
リボン状フイラメント上に直接または間接に電子
放射物質を塗布した所謂直熱形の場合に於て、は
なはだしい。更にこのエアーマイクロメータ方法
は流量計13が安定する迄数秒間かかるし、更に
活性化前の電子放射物質35に含まれるニトロセ
ルローズなどを吹きとぱしてしまい、活性化の良
好なエミツシヨン特性を確保することが困難であ
るなどの種々な欠点がある。
本発明は前記従来の欠点に鑑みなされたもので
あり、格子電極と陰極との相対位置を正確に、か
つ極めて単時間に測定することが可能な電子銃の
製造方法及びその装置を提供することを目的とし
ている。
次に第3図及び第4図によつて本発明の一実施
例を説明する。図中第1図及び第2図と同一符号
は同一部分を示す。
即ち1対(図ではその内1本を示す)のビード
ガラスなどからなる絶縁支持棒1に格子電極支持
体22を介して植設された格子電極2と、最終的
に陰極を支持する陰極支持体4よりなり、前記
格子電極2には銃軸Zを中心とする電子ビーム通
過孔部21が穿設れており、前記電子ビーム通過
孔部21に対設するように電子放射面6が形成さ
れた陰極は基台16に銃軸Z方向に摺動自在に
取着された摺動体17の爪部18により後述する
外筒31内壁を支持されている。即ちこの状態で
は図示しない固定治具に固定された絶縁支持棒
1、格子電極2及び陰極支持体4とこの陰極支持
体4に銃軸Zに沿つて移動する陰極とからな
る。
前記陰極3は外筒31支持帯32陰極スリーブ3
及びこの陰極スリーブ33の一端部に基体金属3
を介して電子放射物質層35が塗布形成してあ
り、前記陰極スリーブ33内には図示しないヒー
タが陰極を固定後、挿入固定され、前記ヒータ
を加熱することにより前記電子放射物質層35
電子放射面6が熱電子が放出されることになる。
次に前記格子電極2及び前記電子放射面6にス
リツト光線を射突させる第1の光学系21につい
て説明すると、光源22より発射された光の第1
の光軸Xは略前記電子放射面6の中心を通る銃軸
Zに所定の傾斜角θを持つ様に設定されており、
第1の凸レンズ23により平行光線に変えられ、
次にスリツト24により帯状光線(スリツト光
線)になり、更に第2の凸レンズ25によつて収
束され、前記第1の光軸Xを含む面に沿つたスリ
ツト光線が前記格子電極2の電子ビーム通過孔部
1の穿設された主面及び前記電子ビーム通過孔
部21を介して前記電子放射面6上にそれぞれ2
つのスリツト像26,27を結ぶことになる。
次にこの2つのスリツト像26,27間の間隔
Dを読み取る第2の光学系31について説明する
と、この光学系31の第2の光軸Yは前記銃軸Z
を挾んで、前記第1の光軸Xとほぼ同じ傾斜角
θ′をもつように形成され、1対のレンズ32から
なり、クロス目盛33,34を内装する60倍乃至
100倍の拡大レンズを介して作業者の眼35に入
る。第4図はこの図形を示している。即ち格子電
極2の主面上のスリツト像は36の線を通り電子
放射面6からのスリツト像は37の線を通つて眼
35に入ることになる。作業者は前述した2つの
スリツト像26と27の間隔Dを目盛33により
読み取り、予めこの間隔Dを前記電子放射面6と
格子電極2の前記電子放射面6との距離に換算し
ておき前記間隔Dを所望値にするよう摺動体17
を移動して爪部18に支持された陰極外筒31
陰極支持体4に図示しない溶接装置で溶接し作業
を終了する。
前記実施例に於て、間隔Dは第1の光軸Xと第
2の光軸Yの傾斜及び拡大レンズの倍率を大とす
れば、より正確に精度良く測定することが可能と
なることは説明する迄もない。測定の結果によれ
ば間隔Dから換算した電子放射面6と格子電極の
距離即ち位置ぎめの誤差を0.003mm以下に押える
ことが可能であり、装置として充分な精度を得る
ことが出来た。
前述のように本発明の電子銃の組立方法及びそ
の装置によれば従来のエアーマイクロメータや電
気マイクロメータなどを使用した場合に比較し、
空気圧による陰極の変形や、誤測定を防止し、実
質的に熱電子を放射する電子放射面と格子電極と
の距離を測定することが可能となり、この方法は
特にリボン状フイラメントに基体金属及び電子放
射層を設けた直熱形陰極の様に、少量のエアーの
当接によつても機械的に移動しやすいものに於て
特に顕著である。
前述した如く本発明は光学的に電子銃に於て重
要な陰極の電子放射面と格子電極間の距離を測定
するものであり、第4図に示す2つのスリツト像
26,27の間隔を第2の光学系を介して作業者
が眼で見ていたが、これに限定されるものではな
く、フオトダイオードとの組合せにより自動的に
測定したり、またモニターテレビにうつし出すこ
とも可能であり、更に数値表示装置を利用して間
隔Dを直接表示してもよい。これらも含めて本発
明に於ては第2の光学系と総称する。
また前記第2の光学系と連動して摺動体を自動
的に移動し、更にこの移動と、陰極と陰極支持体
との溶接も自動化することが可能であり、その工
業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子銃の1例を示す要部断面図、第2
図はエアーマイクロメータによる格子電極と電子
放射面との距離を測定する方法を示す説明図、第
3図は本発明の1実施例の説明図、第4図は第3
図の第2の光学系による拡大像を示す図である。 2…格子電極、…陰極、4…陰極支持体、6
…電子放射面、16…基台、17…摺動体、18
…爪部、21…第1の光学系、31…第2の光学
系。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも電子放射面を有する陰極と、前記
    電子放射面に所定間隔をもつて対設し、銃軸を中
    心とする電子ビーム通過孔部が穿設された格子電
    極がそれぞれの支持体を介して絶縁支持棒に植設
    されてなる電子銃の組立方法に於て、第1の光学
    系を介して前記格子電極の主面及び前記電子ビー
    ム通過孔部を通り前記電子放射面に前記銃軸に対
    して傾斜した面上にあるスリツト光線を射突させ
    てスリツト像を形成し、前記格子電極の主面及び
    前記電子放射面上の2つのスリツト像間の間隔を
    第2の光学系を介して拡大検出し、前記間隔によ
    り、前記電子放射面と前記格子電極間の距離を求
    め、この距離が所望値となつた時点で前記陰極を
    前記陰極支持体に固着することを特徴とする電子
    銃の組立方法。 2 絶縁支持体に支持体を介を介して植設された
    格子電極及び陰極支持体を固定する手段と、前記
    陰極支持体に摺動させながら電子放射面を有する
    陰極を銃軸に沿つて移動する手段と、前記格子電
    極の銃軸を中心とする電子ビーム通過孔部の穿設
    された主面及び前記電子放射面に前記銃軸に傾斜
    した面上にあるスリツト光線を射突する第1の光
    学系と、前記スリツト光線によつて形成された前
    記電子放射面及び前記格子電極の主面上のスリツ
    ト像の間隔を拡大検出する第2の光学系と、前記
    間隔を前記電子放射面と前記格子電極間の距離に
    換算し、前記距離が所望値となるより前記陰極を
    前記銃軸に設つて移動したのち、前記陰極と前記
    陰極支持体とを固着する手段とからなることを特
    徴とする電子銃の組立装置。
JP292779A 1979-01-17 1979-01-17 Assembling method and device of electron gun Granted JPS5596533A (en)

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