JPS6316833A - 金属型物材連続製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、溶融金属から未凝固鋳片を鋳造し、＝　１− これを圧縮鍛造することにより、型鋼、丸、四角、六角
等の棒材、フープ材（厚板）等の比較的幅寸法の小さ−
い（広がりの少ない）金属型物材を連続して製造し得る
ようにした金属型物材連続製造法及び装置に関するもの
である。

［従来の技術］ 現在の圧延材、例えば型鋼等の金属材は、第４図に示す
ように、モールドａ内に注湯したタノアイッンユｅから
の溶融金属をモールドａ内で周囲を冷却凝固させ、周囲
の凝固殻で中温を包んだ内部未凝固鋳片として引出しく
振動動作によって型離れさせる）、これを押えロールｂ
で支えながらフィードロードｒで移送し、押えロール６
間に配置した冷却水スプレーＣによって冷却し完全凝固
させて連続的に断面積の大きい長大な鋳片ｄを鋳造し、
更にこの鋳片ｄを所要長に分割し、再加熱して圧延機に
よって所定の形状や厚さの断面積の小さい成品に圧延す
るようにしている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、このような圧延材製造工程は、鋳片を大断面積
から小断面積に圧延するために大規模な設備を必要とし
、膨大な建設費、維持費、労力、造形エネルギー等を必
要としていた。

本発明は、金属型物）４を短かい工程の小さい設備で製
造し、設備の低価格化、成品製造に消費するエネルギー
の削減、維持費の削減を図り、同時に従来の圧延Ｉ４に
相当する緻密な組織と強度のある成品を製造することを
目的としている。

Ｅ問題点を解決するための手段］ 本発明は、」−記技術的課題を解決しようとしたもので
、溶融金属から未凝固鋳片を連続鋳造し、この鋳片を移
送しながら凝固殻の圧縮鍛造を行って凝固殻の組織の緻
密化を図りつつ内部溶湯を上流側へ押出して所要断面形
状に造形し冷却して金属型物材を連続的に製造すること
を特徴とする金属型物相連続製造方法及び装置、に係る
ものである。

［作　　　用］ 従って、本発明では、鋳造機で溶湯金属から−３＝ 未凝固鋳片を鋳造し、この未凝固鋳片を、鍛造機により
外周から密閉した状態で圧縮鍛造することにより、凝固
殻を破壊から保護しつつ凝固殻の組織の緻密化と強度の
向上を図り、所要形状に造形し、冷却して、短かい作業
工程で未凝固鋳片から所要断面形状の型物材を製造する
ことができる。

［実　施　例］ 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図はＨ型鋼を連続的に製造する場合の一例を示すも
ので、タンディツシュ１の下部出口２部に、タンディツ
シュ１内の溶湯３を冷却しつつ水平方向に振動しながら
第２図囚に示すような断面形状の未凝固鋳片４を成形す
るモールド式連鋳機５を設けると共に、該モールド式連
鋳機５の下流側に、前記未凝固鋳片４の外周から高速往
復動による圧縮を繰返して第２図（Ｂ）　（Ｃ）（Ｄ）
（Ｅｌの如く順次鍛造を行うようにした多段の鍛造機６
．７．８．９及び成形された型物材ｌＯを引出して送る
フィードロール１１を備えている。又、前記鍛造機Ｂ、
７，８．９部には、未凝固鋳片４を冷却して凝固殻の形
成を促進させるための冷却装置１２を設けている。

第２図において、鋳片の鍛造はＷ（１＞Ｗ＋　＞Ｗ２．
ｔ６＜ｔｌ＜ｔ２＜ｔ３＜ｔａ、ｔｓ＞ｔ６　＞ｔ７の
ように凝固殻を圧縮鍛造する、また凝固殻のある部分は
引張りを生ずることもある。

前記鍛造機＋４．７．８．９は、鍛造型として例えば第
３図中矢印で示すように往復動を行い対向するロールで
通過する未凝固鋳片４を密閉して圧縮鍛造子る４個の鍛
造ロール１３ａ、１３ｂ、ｉ３ｅ、１３ｄを備えており
、］−記鍛造ロールによって内部溶湯を上流側に押出し
て断面積を減小させると共に、凝固殻が破れない範囲で
外周から引張、圧縮を行なって結晶組織の緻密化を図れ
るように各鍛造機Ｂ、７．８．９の孔型（鍛造ロール間
隔）を設計している。又、」二記各鍛造ロール１３ａ、
１３ｂ。

１３ｃ、１３ｄはフリー回転としてあり鋳片４はフイ一
トロールで送られる。

上記したように、モールド式連鋳機５によって形成され
且つ型離れした未凝固鋳片４を、外周の長さを縮めるよ
うに鍛造機Ｂ、７．８．９により外周から密閉包囲しな
がら圧縮鍛造を行うようにしているので、凝固殻の強度
を保持しつつ断面積の減小を図ることができる。このと
き、未凝固鋳片４内部の溶湯は上流側に押出され、同時
に凝固殻の結晶組織の緻密化が図れ、よって短かい設備
工程で金属型物材を連続的に鋳造成形することができる
。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、連鋳機はモールド式以外のロール式或いはその他の方
式のものを用いても良（、更に水平式以外でも良いこと
、また鍛造機の鍛造ロールを往復動させないで駆動し、
凝固殻が十分な厚みに成長した段階の未凝固鋳造を圧延
するようにしても良いこと、往復動しないフリー回転の
鍛造ロールの間を送り力で鋳片を押込み、または引抜く
ようにしても良いこと、鍛造型は上記の鍛造ロールでな
く、型片を対向して往復動しても良いこと、」−２以外
の鍛造方法でも良いこと、種々の型物の製造に適用でき
ること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え書ること、等は勿論である。

［発明の効果］ 上記したように、本発明の金属型物材連続製造方法及び
装置によれば、次のような優れた効果を奏し得る。

（＋）　　大きい断面積の未凝固鋳片を鋳造し、それを
外周全体から密閉しつつ鍛造を行うようにするととで、
凝固殻を保護しつつ断面積の減小を図ることかできる。

０　鋳造後の未凝固鋳片を圧縮鍛造により所要の小さい
断面形状に造形できるので、型物材を鋳造から直接製造
することができ、大断面積の鋳片を小断面積に圧延する
圧延工程を省略できる。

０　」−２（１）（ｉ）により、短かい設値工程で型物
材を製造することができ、よって設備の低価格化、成品
製造に消費するエネルギーの削減、維持費の削減を図る
ことができる。

（へ）圧縮鍛造成形により、従来の圧延材に相当する緻
密な結晶組織と強度の型物材を製造することができる。

（ｖ）　　鋳造と圧縮鍛造の工程の後に更に仕上圧延す
れば、鍛造、生成品鍛造、仕上圧延の組合せで効率のよ
い成品製造ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の金属型物材連続鋳造装置の一例を示す
概略図、第２図（５）（Ｂ）（Ｃ）（ＤＪ（Ｅ）は未凝
固鋳片から圧縮鍛造により型物材を造形して行く状態を
示す説明図、第３図は鍛造機の一例を示す正面図、第４
図は従来のモールド式鋳造機の説明図である。 １はタンディツシュ、３は溶湯、４は未凝固鋳片、５は
モールド式連鋳機、８，７，８．９は鍛造機、ｌＯは型
物材、１１はフィードロール、１２は冷却装置、１３ａ
、１３ｂ、１３ｅ、１３ｄは鍛造ロールを示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）溶融金属から未凝固鋳片を連続鋳造し、この鋳片を
   移送しながら凝固殻の圧縮鍛造を行って凝固殻の組織の
   緻密化を図りつつ内部溶湯を上流側へ押出して所要断面
   形状に造形し冷却して金属型物材を連続的に製造するこ
   とを特徴とする金属型物材連続製造方法。 ２）溶融金属から未凝固鋳片を連続鋳造する鋳造機と、
   移送する未凝固鋳片を連続的に圧縮鍛造する鍛造機と、
   高温の未凝固鋳片を冷却する冷却装置とを備えて溶融金
   属から所要形状の金属型物材を連続的に製造するよう構
   成したことを特徴とする金属型物材連続製造装置。