JPS63166994A - アルミニウム材の電解着色方法 - Google Patents

アルミニウム材の電解着色方法

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JPS63166994A
JPS63166994A JP31124386A JP31124386A JPS63166994A JP S63166994 A JPS63166994 A JP S63166994A JP 31124386 A JP31124386 A JP 31124386A JP 31124386 A JP31124386 A JP 31124386A JP S63166994 A JPS63166994 A JP S63166994A
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JP
Japan
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voltage
pulsating
aluminum material
oxide film
anodic oxide
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JP31124386A
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English (en)
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Masaaki Oide
雅章 大出
Akira Hashimoto
明 橋本
Kiyoshi Tada
清志 多田
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、陽極酸化処理(1次電解処理)を施すこと
により表面に陽極酸化皮膜が形成されたアルミニウム材
の陽極酸化皮膜を電解着色する方法に関する。
この明細書において、「アルミニウム」という語には、
純アルミニウムの他にすべてのアルミニウム合金を含む
ものとする。
従来技術とその問題点 アルミニウム材の表面を電解着色する方法として、アル
ミニウム材表面に形成された陽極酸化皮膜を交流(特に
正弦波交流)電解する方法(いわゆる浅田法)と、アル
ミニウム材を陰極として陽極酸化皮膜を直流(特に平原
)電解する方法(いわゆる住化法)と、矩形波正電圧と
矩形波負電圧とを交互にアルミニウム材に印加する方法
(以下、矩形波インバータ法という)とが知られている
しかしながら、浅田法では、皮膜の着色に要する時間が
比較的長くなるという問題があるとともに、アルミニウ
ム材として、複雑な横断面形状のアルミニウム押出型材
を用いると、凸部の色が凹部の色より濃くなり、アルミ
ニウム材として、長尺のアルミニウム押出型材を用いる
と端部の色が濃くなるというように、色の付き廻り性(
均一着色性)が悪いという問題がある。
住化法では、比較的短時間で着色が可能であるが、電解
処理中に、陽極酸化皮膜が局部的に破壊されたり、孔が
あいたりするいわゆるスポーリングが発生しやすいとい
う問題がある。このようなスポーリングは、電解浴中に
含まれている1価のカチオン、たとえばNa+、K+に
基因して発生すると考えられている。
矩形波インバータ法では、住化法はどではないが、スポ
ーリングが生じるという問題がある。
この発明は、色の付き廻り性が良く、スポーリングが発
生しにくいアルミニウム材の電解着色方法を提供するこ
とにある。
問題点を解決するための手段 この発明によるアルミニウム材の電解着色方法は、表面
に陽極酸化皮膜が形成されたアルミニウム材の陽極酸化
皮膜を電解着色する方法おいて、硫酸ニッケル20〜1
50g/lおよびホウ酸10〜50g/lを含む水溶液
からなる電解液中において、平流正電圧に正弦波交流電
圧が重畳された脈流正電圧と、平流負電圧に正弦波交流
電圧が重畳された脈流負電圧とを、交互に印加すること
を特徴とする。
上記において、1次電解処理により形成される陽極酸化
皮膜には、たとえば公知の方法によって形成される硫酸
陽極酸化皮膜、しゅう酸陽極酸化皮膜、りん酸陽極酸化
皮膜等がある。
上記において、2次電解処理に使用する電解液における
硫酸ニッケルの量を20〜150g/lおよびホウ酸の
量を10〜50g/lとじたのは次の理由による。すな
わち、硫酸ニッケル量およびホウ酸量が上記下限値未満
であれば着色することができず、上限値を越えても着色
効果は変らず、かえってコストが高くなるとともに廃液
処理が困難になるからである。
また、平流正電圧および平流負電圧の電圧値(絶対値)
は、10〜30Vが好ましい。10V未満では、着色す
ることができず、30Vを越えると、スポーリングが発
生しやすくなるためである。また、正弦波交流電圧の電
圧値(最大絶対値)は、0.05〜5Vが好ましい。0
゜05V未満では、スポーリングの発生を防止するとい
った正弦波交流電圧の重畳効果がほとんど得られなくな
り、5Vを越えると色の付き廻り性が低下するからであ
る。さらに脈流正電圧と脈流負電圧からなる両極性パル
スの周波数は、0.3〜30Hzが好ましいoO,3H
z未満では、スポーリングが発生しやすくなり、30H
zを越えると色の付き廻り性が悪くなるからである。
実  施  例 以下、この発明の実施例を比較例とともに示す。
実施例l Al100−H24からなる板材を3枚用意した。そし
て、各板材に、常法通りの硝酸脱硝処理、苛性エツチン
グおよび硝酸中和処理を施した。ついでこれらの板材を
H2S 0415wt%を含む液温20±1℃の電解液
中に浸漬し、電流密度1.1A/dm2で35分間通常
の硫酸陽極酸化処理(1次電解処理)を施して膜厚9μ
mの陽極酸化皮膜を形成した。その後、第1図に示すよ
うに、1次電解処理が施された3枚のアルミニウム材(
1) (2) (3)と、板条のカーボン対局(4)と
を、塩化ビニル製ラック(4)にセットした。対局(4
)と最も対局(4)寄りに位置するアルミニウム材(1
)との距離を200 mm。
隣り合うアルミニウム材(1)(2)(3)どうしの間
隔を10+amとしておいた。また、各アルミニウム材
(1) (2) (3)における対局(4)を向いた側
の面の上部の所要箇所を(la) (2a) (3a)
およびこれと反対側の面の下部の所要箇所を(lb) 
(2b) (3b)で示す。そして、このラック(5)
を、NiSO450g/l、H3BO230g/l、N
a”12ppmおよびK”6ppm含む電解液中に浸漬
した。その後、第2図に示すように、電圧15vで周波
数がIHzの方形波交流電圧に、電圧(最大絶対値)が
2.5vで周波数が60H2の正弦波交流電圧を重畳し
た電圧Aを、10分間印加することにより各アルミニウ
ム材(1)(2>(3,)に2次電解処理を施した。各
アルミニウム材(t)(2) (3)の陽極酸化皮膜は
ブロンズ色に着色されていた。また、陽極酸化皮膜には
局部的破壊や孔あき(スポーリング)は発生していなか
った。
実施例1におけるアルミニウム材(1) (2) (3
)表面の各箇所(la) (lb) (2a) (2b
) (3a) (3b)のL値の測定結果およびL値の
最大値と最小値との差(ΔL)を第1表に示す。
実施例2 AIloo−H24からなる3枚の板材に、上記実施例
1と同様に前処理および1次電解処理を施した。次に、
この3枚の板材を上記実施例1と同様にラックにセット
し、上記実施例1の2次電解処理に使用した電解液のN
a+12ppmを+30ppmとし、K”6ppmを1
2ppmとした電解液中に浸漬して、上記実施例1と同
じ波形の電圧Aを1o分間印加することにより2次電解
処理を施した。その結果、アルミニウム材表面の陽極酸
化皮膜には、スポーリングが発生していなかった。
実施例2におけるアルミニウム材(1) (2) (3
)表面の各箇所(La) (lb) (2a) (2b
) (3a) (3b) ノL値の測定結果およびL値
の最大値と最小値との差(ΔL)を第1表に示す。
比較例l Al100−H24からなる3枚の板祠に」二記実施例
1と同様に前処理および1次電解処理を施した。次に、
この3枚の板材を上記実施例1と同様にラックにセット
し、上記実施例1の2次電解処理に使用したのと同じ電
解液中に浸漬して、電圧(最大絶対値)15Vで周波数
60Hzの正弦波交流電圧を6分間印加することにより
2次電解処理を施した。その結果、アルミニウム材表面
の陽極酸化皮膜には、スポーリングが発生していなかっ
た。
比較例1におけるアルミニウム材(1) (2) (3
)表面の各箇所(la) (lb) (2a) (2b
) (3a) (3b)のL値の測定結果およびL値の
最大値と最小値との差(ΔL)を第1表に示す。
比較例2 AIloo−H24からなる3枚の板材に上記実施例1
と同様に前処理および1次電解処理を施した。次に、こ
の3枚の板材を上記実施例1と同様にラックにセットし
、上記実施例1の2次電解処理に使用したのと同じ電解
液中に浸漬して、電圧−15Vの平波電圧を3分間印加
することにより2次電解処理を施した。その結果、アル
ミニウム材表面の陽極酸化皮膜には、スポーリングが発
生していた。このことを第1表に示す。
比較例3 A1100−H24からなる3枚の板材に上記実施例1
と同様に前処理および1次電解処理を施した。次に、こ
の3枚の板材を上記実施例1と同様にラックにセットし
、上記実施例1の2次電解処理に使用したのと同じ電解
液中に浸漬して電圧15Vで周波数IHzの方形波交流
電圧を10分間印加することにより2次電解処理を施し
た。その結果、アルミニウム材表面の陽極酸化皮膜には
、スポーリングが発生してぃなかった。
比較例3におけるアルミニウム材(1)(2)(3)表
面の各位置(la) (lb) (2a) (2b) 
(3a) (3b)のL値の測定結果およびL値の最大
値と最小値との差(ΔL)を第1表に示す。
比較例4 AIloo−H24からなる3枚の板材に上記実施例1
と同様に前処理および1次電解処理を施した。次に、こ
の3枚の板材を上記実施例1と同様にラックにセットし
、上記実施例2の2次電解処理に使用したのと同じ電解
液中に浸漬し、上記比較例3と同じ方形波交流電圧を1
0分間印加することにより2次電解処理を施した。誉の
結果、アルミニウム材表面の陽極酸化皮膜には、スポー
リングが発生していた。このことを第1表に示す。
(以下余白) 第1表 第1表から明らかなように、本願発明の実施例1および
2の方法では、比較例1の浅田法に比べて、各アルミニ
ウム間での色調差および1つのアルミニウムの各部間で
の色調差が非常に小さくなる。また、比較例2の住化法
に対して実施例1および2の方法では、スポーリングが
発生しにくい。さらに、実施例1および2の方法では、
比較例3.4の矩形波インバータ法に比べて電解浴中の
Na十およびに+の影響を受けに<<、スポーリングが
発生しにくい。
上記実施例1.2においては、二次電解処理において、
方形波交流電圧に正弦波交流電圧が重畳された電圧が、
印加されているが、第3図に示すような矩形波交流電圧
に正弦波交流電圧が重畳された電圧B1第4図に示すよ
うな、上記電圧Bにおけるパルス間の電圧が零になって
いる電圧C等を印加するようにしてもよい。さらに、第
5図に示すように、脈流正電圧と、脈流負電圧の電圧値
が異なっている電圧D1100に示すように、脈流正電
圧と脈流負電圧のパルス幅が異なっている電圧Eなどを
用いてもよい。
発明の効果 この発明によるアルミニウム材の電解着色方法は、表面
に陽極酸化皮膜が形成されたアルミニウム材の陽極酸化
皮膜を電解着色する方法おいて、硫酸ニッケル20〜1
50g/lおよびホウ酸10〜50g/lを含む水溶液
からなる電解液中において、平流正電圧に正弦波交流電
圧が重畳された脈流正電圧と、平原負電圧に正弦波交流
電圧が重畳された脈流負電圧とを、交互に印加すること
を特徴とするものであるので、従来の浅田法に比べて、
色の付き廻り性が良くなる。また、従来の住化法に比べ
て、スポーリングが発生しにくくなる。また、スポーリ
ングは、電解浴中の1価のカチオンに基因して発生する
と考えられているが、本願発明では、正弦波電圧成分に
よって、1価のカチオンの活動をにぶらせているため、
従来の矩形波インバータ法にくらべても、スポーリング
が発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例および比較例で使用するラック、ならび
にラックへのアルミニウム材の取付は状態を示す側面図
、第2図は実施例1および2で用いられる電圧波形を示
すタイム・チャート、第3図〜第6図は、電圧波形の変
形例をそれぞれ示すタイム・チャートである。 (1)(2) (3)・・・アルミニウム材。 以上 特許出願人  昭和アルミニウム株式会社代 理 人 
 岸本 瑛之助(外4名)第2図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面に陽極酸化皮膜が形成されたアルミニウム材の陽極
    酸化皮膜を電解着色する方法おいて、硫酸ニッケル20
    〜150g/lおよびホウ酸10〜50g/lを含む水
    溶液からなる電解液中において、平流正電圧に正弦波交
    流電圧が重畳された脈流正電圧と、平流負電圧に正弦波
    交流電圧が重畳された脈流負電圧とを、交互に印加する
    ことを特徴とするアルミニウム材の電解着色方法。
JP31124386A 1986-12-27 1986-12-27 アルミニウム材の電解着色方法 Pending JPS63166994A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5199640A (en) * 1975-02-28 1976-09-02 Nippon Light Metal Co Aruminiumumataha sonogokinno chakushokuhoho
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