JPS63166417A - 脱硝処理装置 - Google Patents

脱硝処理装置

Info

Publication number
JPS63166417A
JPS63166417A JP61313312A JP31331286A JPS63166417A JP S63166417 A JPS63166417 A JP S63166417A JP 61313312 A JP61313312 A JP 61313312A JP 31331286 A JP31331286 A JP 31331286A JP S63166417 A JPS63166417 A JP S63166417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ash
dust collector
denitrification
combustion
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61313312A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Mukai
正人 向井
Hiroshi Kuroda
博 黒田
Teruo Hisamura
久村 輝雄
Tomihisa Ishikawa
石川 富久
Isato Morita
勇人 森田
Toshimichi Wada
敏通 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP61313312A priority Critical patent/JPS63166417A/ja
Priority to DE19873702371 priority patent/DE3702371A1/de
Publication of JPS63166417A publication Critical patent/JPS63166417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、脱硝処理装置に係り、特に燃料中に触媒の被
毒成分である重金属元素を含む排ガスの処理を行なうの
に好適な装置に関する。
(従来の技術) 第6図は、従来技術による最も一般的な排煙脱硝装置を
組込んだボイラプラントの主要排ガス系統図である。排
ガス発生装置としてのボイラ1の排ガス煙道18にはア
ンモニア15を還元剤とし窒素酸化物(以下、NOxと
称する)とNH3の反応を促進するための触媒を内蔵し
た脱硝装置(脱硝反応器)2が設けられている0本脱硝
装置2は、一般的に300〜400℃程度の温度域で最
も効率よ(脱硝が行なわれるため、ボイラの節炭器24
とエアヒータ3の間に設けられている。ボイラ1からの
排ガスは、節炭器24、煙道18を通って脱硝装置2に
入り、ここで脱硝処理された後、エアヒータ3を経て除
塵装置(例えば電気集塵装置等)4で除塵された後、脱
硫装置5を経て煙突6から大気へ放出される。他方、排
ガス中に含・まれる灰分は、ボイラ1の火炉25で約1
5%程度の灰分が火炉25の炉底からクリンカとして除
塵され、残り84%が前記集塵装置4で除塵される。と
ころでボイラ1で燃焼される燃料(石炭)の種類によっ
ては燃焼しにくいものもあり、例えば集塵装置4で集塵
された灰中に多量の未燃分を含む場合がある。例えば、
ボイラ1に供給される燃料分の約5〜10%の量が未燃
分として含まれる場合もある。したがってこの未燃分を
第6図に示すように灰排出ライン20からそのまま廃棄
したのではボイラlの燃焼効率が悪くなり、ボイラ効率
の低下を招(こととなり熱収支上問題があった。なお、
この場合、灰のマスバランスは、−例では燃料供給ライ
ン10を100とした場合、ボイラlめ出口で85、ボ
イラの火炉25の底部からの灰排出ライン12で15、
集塵装置4の捕集灰で84、脱硫装置50入ロラインで
1となる。
そこでボイラ効率の向上を図るために、第7図に示すご
とく、集塵装置4にて除塵した灰を再びボイラ1へ灰リ
サイクルライン19を用いてリサイクルし、ボイラlで
再燃焼させることにより未燃分を少な(し、燃焼効率を
高めるシステムを採用している例がある。この場合の灰
のマスバランスは、−例では燃料供給ライン10を10
0とした場合、ボイラ1の出口で65、集塵装置4の灰
リサイクルライン19で63、ボイラ1の灰排出ライン
12で98、脱硫装置50入ロラインで2となる。した
がって灰のマスバランス上からはボイラlの火炉25に
て分離除去された灰が灰排出ライン12を経て系外へ排
出されているため、脱硝装置2の部分においては第6図
の場合と大差がない。
しかし、ボイラ1にて燃焼される燃料中に含まれる微量
の重金属元素の中には、ボイラ1の火炉25における高
温ガスの雰囲気ではガス化しているものがあり、その後
脱硝装置2)エアヒータ3を経るうちに、低温度域で凝
縮固化し、灰中に入り、集塵装置4で灰とともに除去さ
れるものがある。したがって、灰中に前記微量重金属元
素を含んだ灰を再びボイラ1に供給して再度燃焼させる
ことから、重金属元素は前記灰リサイクルライン19に
よる循環によって濃縮されることとなる。
−例として灰をリサイクルしない場合(第6図の場合)
、排ガス煙道18中の排ガスに重金属元素が30ppm
含まれているとすると、灰をリサイクルした場合(第7
図の場合)、ボイラ系外から、重金属元素含有量は供給
される量と集塵装置から系外へ排出されるバランスから
、重金属元素含有量は灰リサイクルライン19中で理論
上50倍に濃縮されることとなり、排ガス中の重金属元
素が実に1500ppmという高濃度まで濃縮されるこ
ととなる。
前記微量重金属元素として、は、第8図に示したボイラ
プラントの各部のガス温度とその重金属元素の気化温度
の関係から、AS% CcL Cu、Pb5SbSSe
STllSZnが考えられる。
第9図は、前記第6図に示した、灰をリサイクルしない
Aプラントと、第7図に示した灰のリサイクルを行なう
Bプラントにそれぞれ設けられた脱硝装置2の脱硝性能
の低下状況を示したものである。Aプラントの場合、初
期運転開始直後、若干の脱硝性能の低下が見られるもの
の、その後は安定した脱硝性能の運転が行なわれている
。一方、Bプラントの場合には運転初期で大き(脱硝性
能の低下があり、その後も運転時間の経過とともに触媒
活性が大きく低下している。
ASBプラントの系統上の相違点は、灰のリサイクルの
有無であり、前記微量重金属元素の濃縮作用による触媒
の被毒が直接の原因となっていることがわかる。
このような微量の重金属元素の問題に対しては、第10
図に示すごとく脱硝装置2jFm硫装置5の後流に設置
した、いわゆるアフターDeSOx型の脱硝装置2を採
用することが検討されている。
しかしながら脱硫装置5の出口の処理ガス温度が脱硝を
行なうには低いため(通常DeSOx出ロガス温度は1
50℃程度)、ガス加熱炉22等を設けて排ガスを燃料
供給ライン23からの燃料によって脱硝に通した温度(
約300〜400℃)まで昇温する等の対策を行なう必
要がある。しかし、ガス加熱炉22に供給される燃料費
、および熱回収装置であるガス−ガスヒータ21等の設
備費用がかさみ、建設費、運転費ともにコスト高になる
問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、ボイラ
の燃焼効率を低下させることなく、触媒の被毒を防止し
た脱硝処理装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、5触媒被毒酸分である微量含有重金属元素
が濃縮された灰を、主集塵装置で捕集後、そのまま直接
にボイラ燃焼装置ヘリサイクルせずに、(1)灰中の未
燃分を高温で燃焼させるための副燃焼炉を設け、特定の
高温加熱下に処理して灰中の重金属を気化除去後、副燃
焼炉の後流に設けた副集塵装置で灰を捕集しこの灰を系
外に排出するか、またはボイラ燃焼装置で天分が必要な
場合には、ボイラ燃焼装置にリサイクルし、副燃焼炉の
排ガスは脱硝装置の後流に戻すこと、または(2)主集
塵装置捕集灰をボイラ燃焼装置ヘリサイクルする途中に
灰加熱装置を設け、ここで前記高温加熱下に重金属成分
を気化除去し、その排ガスを脱硝装置の後流に戻すこと
、または(3)主集塵装置捕集灰を、灰中の重金属が気
化しないように低温で未燃カーボン分のみ燃焼させる流
動床式燃焼炉で燃焼させ、その後流に設けた副集塵装置
で捕集した灰は系外に排出し、一方、排ガスは脱硝装置
前流に戻すことにより達成される。
すなわち、本発明の第1は、ボイラ燃焼装置から排出さ
れた燃焼排ガスを脱硝装置で脱硝処理後、後流の集塵装
置へ送る脱硝処理装置において、前記集塵装置で回収さ
れた灰を前記燃焼装置とは別に950〜1400℃で、
T≧7.78X10−IXF2−0.2473×F+1
94.7 (但しTは加熱時間(分)、Fは加熱温度(
℃))の条件下で燃焼処理する副燃焼炉と、該副燃焼炉
の排ガスを副集塵装置で望ましくは800℃以上の高温
下で除塵後、前記脱硝装置の後流へ合流させるラインと
を設けたことを特徴とする。この副集塵装置の捕集灰は
重金属が除去されているので、そのままボイラ燃焼装置
ヘリサイクルすることができる。
また本発明の第2は、ボイラ燃焼装置から排出された燃
焼排ガスを脱硝装置で脱硝処理後、後流の集塵装置へ送
る脱硝処理装置において、前記集塵装置で回収された灰
を前記ボイラ燃焼装置にリサイクルするラインと、該ラ
インの途中に、前記床を950〜1400℃で、T≧7
.78X10−SxF2−0.2473×F+194.
7  (但し子は加熱時間(分)、Fは加熱温度(℃)
)の条件下で処理し、該灰中の重金属分を除去する灰加
熱装置と、該灰加熱装置の排ガスを前記脱硝装置の後流
へ合流させるラインとを設けたことを特徴とする。
また本発明の第3は、ボイラ燃焼装置から排出された燃
焼排ガスを脱硝処理後、後流の集塵装置へ送る脱硝処理
装置において、前記集塵装置で回収された灰の少なくと
も一部を1000℃以下で重金属成分が気化しないよう
に燃焼処理する流動層式の副燃焼炉と、該副燃焼炉の排
ガスを除塵する副集塵装装置と、該除塵後のガスを前記
脱硝装置の前流へ合流させるラインとを設けたことを特
徴とする。
また本発明の第4は、ボイラ燃焼装置から排出された燃
焼排ガスを脱硝処理後、後流の集塵装置へ送る脱硝処理
装置において、前記集塵装置で回収された灰の少なくと
も一部を1600℃以下で灰中の重金属成分が気化しな
いように燃焼処理する流動層式の副燃焼炉と、該副燃焼
炉の排ガスを除塵する副集塵装置と、該除塵後のガスを
脱硝処理する副脱硝装置と、該脱硝後のガスを前記脱硝
装置の後流へ合流させるラインとを設けたことを特徴と
する。
本システムを採用することにより、脱硝装置設置位置に
おけるラインでは前記重金属の濃縮作用はなく、したが
って、従来技術と同様の条件下で脱硝装置を運転できる
こととなる。
(作用) 本発明の(1)、(2)では、前記のごとく灰中の未燃
分の燃焼をボイラ燃焼装置で行なわず、副燃焼炉で行な
うため、重金属の濃縮作用は従来ボイラ火炉〜集塵器間
で行なわれていたものが、本発明によるシステムを採用
することにより、前記濃縮作用はエアヒータ前流(税調
装置後流)と集塵装置間で行なわれることとなり、脱硝
装置設置ラインにおいては濃縮作用はなく、第6図に示
す、従来から一般に用いられているフローの場合と同様
の運用条件となり、脱硝装置を問題なく運用できること
となる。
また本発明の(3)、(4)では、使用される流動層式
副燃焼炉は、1000℃の低温でも天分を短時間でよく
燃焼させることができるため、灰中に凝縮された重金属
成分をガス化させずに未燃分の燃焼を行なうことができ
る。したがって、重金属成分は灰中に留まり、この灰を
副集塵装置で分離することにより糸外に排出することが
できる。
このため、排ガス処理系統の主脱硝装置への触媒被毒成
分である重金属の凝縮作用が防止でき、排ガスを脱硝装
置の前流にリサイクルしても、長期間にわたり安定した
脱硝装置の運用を行なうことができる。
(実施例) 第1図に本発明の第1に基づいた系統図の一例を示す、
この装置は、灰リサイクルによる触媒被毒成分である重
金属の濃縮により脱硝触媒が被毒されるのを防止するた
めに、前記リサイクルの範囲を脱硝装置2出口〜集塵装
置4間とし、脱硝袋22をリサイクル区間から外したも
のである。すなわち、ボイラ1にて燃焼した排ガスは脱
硝装置2にて脱硝された後、エアヒータ3にて熱回収さ
れる。その後排ガス中の灰を集塵装置4にて除塵した後
、必要に応じて設置された脱硫装置で除塵される。しか
し燃焼性の悪い燃料によっては灰に未燃分が多量に含ま
れるため、この灰をそのまま廃棄したのではボイラの熱
効率低下の大きな要因となる。そこで本発明ではこの灰
中の未燃分を燃焼させるべく設けた副燃焼炉7ヘライン
13を介してこの灰を送り、燃料供給管11から供給さ
れる燃料とともに燃焼させる。その排ガス中には前記し
た集塵装置4にて除塵された天分を多量に含んでいるた
め、新たに副集塵装置9を設け、ここで灰分が除去され
る。なお、8は熱交換器である。
ここで除去された灰は必要に応じて無害化処理された上
、ライン14から廃棄される。なお副燃焼炉7で燃焼さ
せた排ガス温度が高い場合、副集塵装置9等の材質・性
能の面で問題ある場合はボイラ1の水、蒸気、燃料、空
気等の一部を循環させることにより、熱回収を行ない、
排ガス温度を低下させる。なお副集塵装置9を出た排ガ
スは主ラインに合流後エアヒータ3にてさらに熱回収さ
れることとなる。
第2図は、本発明の他の実施例を示したもので、副集塵
装置9で除去された灰を除去せず、ボイラ燃焼装置ヘリ
サイクルするライン19を設けたもので、ボイラの燃焼
器の構造上、一定量の天分を必要とする場合に用いられ
る。この場合熱交換器8で熱を回収しすぎると、ガス温
度が下がりすぎ、一旦気化した重金属成分が再び灰に付
着するので、ガス温度は800℃以上を保つことが望ま
しい。
第3図は、本発明の第2の実施例を示したもので、灰リ
サイクル自体は問題でな(、その灰中に含まれる前記重
金属が問題であるという点に着目し、灰リサイクルライ
ンの途中に灰加熱装置16Aを設け、ここで重金属の分
離を行ない、重金属を含んだガスは脱硝装置2の出口側
に入れるようにし、重金属を分離除去した灰は再びボイ
ラlに供給するようにしたものである。灰加熱装置16
Aはライン17Aから吹込まれる熱風により灰が加熱さ
れる。
集塵装置4にて除塵された灰は灰リサイクルライン13
の途中に設けた灰加熱装置16Aで加熱され、重金属が
気化し、灰中から除去される0重金属を除去された灰は
再びボイラ燃焼装置1へ戻される。一方、灰加熱装置1
6Aからの重金属を含んだ排ガスはライン18Aを通っ
てエアヒータ3の前流へ送られ、該エアヒータ3で熱回
収した後、煙突6または別に設けた処理装置へ送られる
第1図および第2図に示す副燃焼装置の運転条件を検討
したところ、次のような知見を得た。加熱した場合の重
金属成分の除去特性は、第12図に示すように、低温で
は除去率が低く、また加熱時間が少なくても除去率は低
い。
フライアッシュ中の重金属成分除去率と、脱硝反応器前
流での重金属成分の濃縮割合を第13図に示すが、重金
属成分を40%程度除去すれば、濃縮割合はアフシェ・
リサーキュレーションがない場合の数倍程度押さえられ
、脱硝触媒の被毒は実用可能な程度に低減される。
したがって、重金属成分の40%除去を、副燃焼装置の
運転目標とすると、第12図より約95θ℃で30分以
上、約1200℃で10分以上、約1400℃で1分以
上となり、数式で表わすと次のようになる。
T≧7.78X10−’xF2 −0.2473×F+194.7 T:加熱時間(分) F:加一温度(℃)  (950〜1400℃)なお、
この条件は、第3図の灰加熱装置にも同様に適用するこ
とができる。
副燃焼装置の形式は、加熱温度(950〜1400℃、
好ましくは1000〜1400℃)および加熱時間(好
ましくは30分以上)を考えると、ロータリーキルン式
のものが最も通している。加熱温度が1400℃を超え
ると、重金属成分は容易に除去できるが、高温のためフ
ライアッシェが溶融し、取扱いが複雑となり、望ましく
ない。
第4図に本発明の第3に基づいた装置系統図の他の一例
を示す。この装置は、第7図の従来装置の床裏循環ライ
ンに、重金属の濃縮による脱硝触媒の被毒を防止するた
めに、1000℃以下の流動層式刷込焼炉7および副集
塵装置9を設け、該刷込焼炉7で重金属が気化しないよ
うに未燃カー ′ボンのみを燃焼させ、重金属の濃縮し
た灰を副集塵装置9で除塵し、灰排出ライン14から系
外へ排出できるようにしたものである。ボイラ1にて燃
焼した排ガスは、脱硝装置2にて脱硝された後、エアヒ
ータ3にて熱回収され、その後、排ガス中の灰は集塵装
置4にて除塵される。この灰は、灰中の未燃分を少なく
するために灰リサイクルライン13を介して流動層式刷
込焼炉7へ送られ、燃焼処理される。なお、灰リサイク
ルライン13から流動層式刷込焼炉7への送り込む灰の
処理量が変動しても、層内温度を一定に保つために必要
に応じて助燃料が供給ライン11から刷込焼炉7へ投入
される。
本実施例の流動層式刷込焼炉7は、低温(約1000℃
以下)でも燃焼層の激しい流動により数秒の滞留時間で
よく燃焼するもので、灰中に凝縮された微量の重金属成
分を、ガス化させることなく、はとんど灰中に留めたま
まで未燃分を燃焼させることができる。流動層式刷込焼
炉7からの排ガスは、次いで副集塵装置9に送られ、こ
こで重金属元素を含んだ天分が除去される。なお、流動
層式刷込焼炉7で発生した熱を回収するための熱交換器
8が設けられる。この副集塵装置9で除去された灰は、
必要に応じて無害化処理された上、灰排出ライン14か
ら系外に廃棄される。副集塵装置9を出た排ガスは、重
金属元素をほとんど含まないため排ガス煙道18の脱硝
装置2の前流に合流され、脱硝処理された後、エアヒー
タ3にてさらに熱回収されることとなる。
なお、副集塵装置9を出た排ガス中には若干の重金属元
素を含んでいるが、これを排ガス煙道18にリサイクル
しても、問題になるほどではない。
第11図は、刷込焼炉7でガス化する重金属元素の割合
Zと脱硝装置入口ガス中の重金属1yの関係を示したも
のである。縦軸Yは脱硝装置2の入口の重金属元素の量
を示し、ボイラ1の出口排ガス中の重金属元素の量Xの
倍数で示されている。
また横軸Zは刷込焼炉7で灰中に含まれる重金属元素が
ガス化する割合(百分率)で、次式に表わされる。
第11図よりガス化割合Zが数10%以下では灰をリサ
イクルしても、脱硝装置入口の重金属元素の量Yは、灰
をリサイクルしない場合に比べ、わずかしか増えていな
いことがわかる。
第5図は、第4図と同様な考え方による本発明の他の実
施例を示したもので、流動層式刷込焼炉7の後流に副脱
硝装置16を設置し、該副脱硝装置16を経た排ガスを
主脱硝装置2の後流へ戻すようにしたものである。この
実施例によれば、副集塵装置9からの戻しダクトを配置
上脱硝装置2の前流に設置できない場合でも、全体の脱
硝効率を低下させず脱硝処理を行なうことができ、例え
ば既設の脱硝装置を備えたシステムに本発明を通用する
ときに有利な方式である。
(発明の効果) 本発明によれば、燃焼効率を低下させることなく、燃料
中に含まれる触媒被毒成分による脱硝反応器の触媒被毒
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による、低温集塵装置で除塵された重
金属を含む灰を刷込焼炉で燃焼させる実施例を示す装置
系統図、第2図は、本発明による副集塵装置捕集灰をボ
イラ装置にリサイクルする実施例を示す装置系統図、第
3図は、本発明による、低温集塵装置で除塵された灰か
ら触媒被毒成分である重金属を除去し、リサイクルする
実施例を示す装置系統図、第4図は、本発明による低温
集塵装置で除塵された灰を、流動層式刷込焼炉で燃焼さ
せ、排ガスをメインの脱硝装置の前流に戻す実施例を示
す装置系統図、第5図は、上記流動層式刷込焼炉で発生
した排ガスを、副脱硝装置で処理した後、メインの脱硝
装置の後流に戻す実施例を示す装置系統図、第6図は、
従来技術による脱硝装置組込みプラントのフローを示す
図、第7図は、従来技術による灰リサイクル方式プラン
トに脱硝装置を組込んだ場合のフローを示す図、第8図
は、一般的なボイラの各部のガス温度の分布を示す説明
図、第9図は、燃焼灰をリサイクルしない場合(A)と
、した場合(B)の脱硝装置の脱硝率の経時変化を示す
図、第10図は、アフターDeSOc方式の脱硝装置を
組込んだプラントのフローを示す図、第11図は、刷込
焼炉でガス化す′る重金属元素の割合と、脱硝装置入口
ガス中の重金属量との関係図、第12図は灰の加熱温度
と重金属成分除去率との関係を示す図、第13図は、重
金属成分除去率と脱硝装置入口の重金属成分濃度割合の
関係を示す図である。 1・・・ボイラ、2・・・脱硝装置、3・・・エアヒー
タ、4・・・集塵装置、5・・・脱硫装置、6・・・煙
突、7・・・流動層式刷込焼炉、8・・・熱交換器、9
・・・副集塵装置、10・・・燃料供給ライン、11・
・・燃料供給ライン、12・・・灰排出ライン、13・
・・灰リサイクルライン、14・・・灰排出ライン、1
5・・・NH3注入ライン、16・・・副説硝装置、1
7・・・副NH3注入ライン、18・・・熱風ライン、
19・・・灰リサイクルライン、20・・・灰排出ライ
ン、21・・・ガス−ガスヒータ、22・・・ガス加熱
炉、23・・・燃料供給ライン、24・・・節炭器、2
5・・・火炉。 代理人 弁理士 川 北 武 長 1:ボイラ         11:燃料供給ライン6
:煙 突 7:副燃焼値 10:燃料供給ライン 10:燃で1供給ライン 第4図 1:ボイラ        11:助燃料供給ライン2
5火炉 第6・図 第7図 第8図 運転時間   (h) 第10図 21:ガス−ガスヒータ 第1′1図 Z(@ム) 第12図 加熱温度(°C) 、φ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボイラ燃焼装置から排出された燃焼排ガスを脱硝
    処理後、後流の集塵装置へ送る脱硝処理装置において、
    前記集塵装置で回収された灰を、前記燃焼装置とは別に
    950〜1400℃で、T≧7.78×10^−^5×
    F^2−0.2473×F+194.7(但しTは加熱
    時間(分)、Fは加熱温度(℃))の条件下で燃焼処理
    する副燃焼炉と、該副燃焼炉の排ガスを副集塵装置で除
    塵後、前記脱硝装置の後流へ合流させるラインとを設け
    たことを特徴とする脱硝処理装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、副集塵装置の温
    度が800℃以上であることを特徴とする脱硝処理装置
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、副集塵装置で除
    塵された灰を再び火炉にリサイクルするラインを設けた
    ことを特徴とする脱硝処理装置。
  4. (4)ボイラ燃焼装置から排出された燃焼排ガスを脱硝
    処理後、後流の集塵装置へ送る脱硝処理装置において、
    前記集塵装置で回収された灰を、前記ボイラ燃焼装置に
    リサイクルするラインと、該ラインの途中に前記灰を9
    50〜1400℃で、T≧7.78×10^−^5×F
    ^2−0.2473×F+194.7(但しTは加熱時
    間(分)、Fは加熱温度(℃))の条件下で処理し、該
    灰中の重金属分を除去する灰加熱装置と、該灰加熱装置
    の排ガスを前記脱硝装置の後流へ合流させるラインとを
    設けたことを特徴とする脱硝処理装置。
  5. (5)ボイラ燃焼装置から排出された燃焼排ガスを脱硝
    処理後、後流の集塵装置へ送る脱硝処理装置において、
    前記集塵装置で回収された灰の少なくとも一部を100
    0℃以下で灰中の重金属成分が気化しないように燃焼処
    理する流動層式の副燃焼炉と、該副燃焼炉の排ガスを除
    塵する副集塵装置と、該除塵後のガスを前記脱硝装置の
    前流または後流へ合流させるラインとを設けたことを特
    徴とする脱硝処理装置。
  6. (6)ボイラ燃焼装置から排出された燃焼排ガスを脱硝
    処理後、後流の集塵装置へ送る脱硝処理装置において、
    前記集塵装置で回収された灰の少なくとも一部を100
    0℃以下で灰中の重金属成分が気化しないように燃焼処
    理する流動層式の副燃焼炉と、該副燃焼炉の排ガスを除
    塵する副集塵装置と、該除塵後のガスを脱硝処理する副
    脱硝装置と、該脱硝後のガスを前記脱硝装置の後流へ合
    流させるラインとを設けたことを特徴とする脱硝処理装
    置。
JP61313312A 1986-01-27 1986-12-26 脱硝処理装置 Pending JPS63166417A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61313312A JPS63166417A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 脱硝処理装置
DE19873702371 DE3702371A1 (de) 1986-01-27 1987-01-27 Verfahren zur denitrierung von abgas

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61313312A JPS63166417A (ja) 1986-12-26 1986-12-26 脱硝処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63166417A true JPS63166417A (ja) 1988-07-09

Family

ID=18039706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61313312A Pending JPS63166417A (ja) 1986-01-27 1986-12-26 脱硝処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63166417A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7799167B2 (en) 2005-06-09 2010-09-21 Kawano Paper Co., Ltd. Embossed crepe paper and its manufacturing method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7799167B2 (en) 2005-06-09 2010-09-21 Kawano Paper Co., Ltd. Embossed crepe paper and its manufacturing method
US7967951B2 (en) 2005-06-09 2011-06-28 Kawano Paper Co., Ltd. Embossed crepe paper and its manufacturing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8480984B2 (en) Biomass boiler SCR NOx and CO reduction system
US6848374B2 (en) Control of mercury emissions from solid fuel combustion
US20050039598A1 (en) Control of mercury emissions from solid fuel combustion
CZ297796A3 (en) Purification of gas combustion products and apparatus for making the same
JP3924150B2 (ja) ガス燃焼処理方法およびその装置
US20150030508A1 (en) Method and a device for removing nitrogen oxides and sulphur trioxide from a process gas
KR20020081294A (ko) 사이드 스트림 요소 분해에 의하여 실행되는 산화질소의선택적 촉매 환원법
PL203974B1 (pl) Układ reaktora lub urzadzenia spalajacego z obiegowym złożem fluidalnym wyposażonego w układ selektywnej redukcji katalitycznej
CZ314897A3 (cs) Způsob tepelného zpracování odpadních látek a zařízení k jeho provádění
CN104403697A (zh) 一种电厂燃煤锅炉烟气排放污染物控制装置及控制方法
JP7420941B2 (ja) 蒸気ボイラシステムを作動させるための配置構成及び方法
JP2006015179A (ja) 排ガス処理装置、廃棄物処理装置、及び排ガス処理方法
Anichkov et al. Development of SNCR technology and prospects of its application
JPS63166417A (ja) 脱硝処理装置
KR101277078B1 (ko) 환경오염물질 배출량을 저감하는 하수슬러지 소각용 유동상 소각로 및 이를 적용한 소각 시스템
WO2017022519A1 (ja) 石炭火力発電設備
JPH11270814A (ja) ガス化焼却設備における排ガス脱硝方法および装置
JPS62176523A (ja) 脱硝処理装置
JP5279062B2 (ja) 燃焼排ガス処理方法及び燃焼排ガス処理装置
JPS6336821A (ja) 脱硝処理装置
JPH01310723A (ja) 脱硝処理装置
JP2004099702A (ja) 被処理物処理システム
JPS63252532A (ja) 脱硝処理方法
JPH0729028B2 (ja) 脱硝処理方法
JPS63258622A (ja) 脱硝処理方法