JPS6316445B2 - - Google Patents
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- JPS6316445B2 JPS6316445B2 JP60073303A JP7330385A JPS6316445B2 JP S6316445 B2 JPS6316445 B2 JP S6316445B2 JP 60073303 A JP60073303 A JP 60073303A JP 7330385 A JP7330385 A JP 7330385A JP S6316445 B2 JPS6316445 B2 JP S6316445B2
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- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、磁気特性の優れた無方向性電磁鋼板
の製造方法に関するものであり、JIS規格で表さ
れる無方向性電磁鋼板最高級グレードS9〔鉄損
W15/50が2.90w/Kg以下(0.50mm板厚),同じく
2.40w/Kg以下(0.35mm板厚)〕よりもさらに優れ
たS8相当グレード以上の高級無方向性電磁鋼板
の製造方法に関するものである。 無方向性電磁鋼板の高級グレードは、一般に大
型回転機の鉄心材料等に広く使用されており、前
述のS9グレード等が現在用いられている。しか
し、最近は、大型回転機のコスト低減および高効
率化を図るため、鉄心材料として、S9グレード
よりもさらに低い鉄損値を有する高級無方向性電
磁鋼板の開発が強く要求されている。 (従来の技術) 一般に無方向性電磁鋼板の仕上焼鈍工程は、冷
間圧延後の(正常粒)再結晶により、結晶粒成長
の促進および結晶方位の改善を行わしめるもので
あり、鉄損値の低減に重要な役割を果たす工程で
ある。このため、従来からも、無方向性電磁鋼板
の高級グレードの製造に際しては、仕上焼鈍にい
くつかの工夫がなされてきた。例えば、特公昭59
−15966号公報に記載の方法によれば、仕上焼鈍
を前段850℃〜1000℃の温度範囲の低温均熱と後
段1000℃〜1100℃の温度範囲の高温均熱の二段焼
鈍とすることにより、冷間圧延後の(正常粒)再
結晶粒を整粒化し磁気特性の改善を図つている。 (発明が解決しようとする問題点) 無方向性電磁鋼板の磁気特性は、圧延方向(以
後L方向と記述する)と、板面内で圧延方向に垂
直な方向(以後C方向と記述する)との試料の合
計によつて測定されるが、一般にC方向の磁性が
L方向の磁性に対して劣つている。無方向性電磁
鋼板の最高級グレードの製造に関しては、このL
方向とC方向との磁気特性の差、すなわち磁気異
方性に着目し、この磁気異方性の改善により、磁
気特性の向上を図つた技術はない。 そこで、本発明者らは、磁気異方性、すなわ
ち、鉄損W15/50において(C−L/C+L×100)%が1
0 %以下と小さくすることが、鋼板全体としての低
鉄損化につながるとの観点から多くの実験を積み
重ね、本発明を完成させた。 (問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、重量%で、C≦0.005%、
Si2.5〜4.0%、Al≦1.5%、残部Feおよび不可避
的不純物からなる無方向性電磁鋼板用スラブを、
熱間圧延後、熱延板焼鈍し、1回の冷間圧延によ
り或は中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延によ
り、最終板厚とした後、仕上焼鈍を行なう無方向
性電磁鋼板の製造方法において、仕上焼鈍を、前
段で鋼板を950℃〜1100℃の温度域に5秒〜1分
間均熱した後、後段で800〜950℃の温度域に10秒
〜2分間保定後冷却することにより磁気異方性を
小さくすることを特徴とする磁気特性の優れた無
方向性電磁鋼板の製造方法である。 また、本発明は、仕上焼鈍における前段均熱の
前にさらに、800〜950℃の温度域で10秒〜2分間
保定を行う場合を含む。また、本発明は前段均熱
後、該均熱温度から700℃までの冷却速度が100
℃/分以下である徐冷却を行う場合も含む。さら
に、本発明は、C≦0.005%、Si2.5〜4.0%、Al≦
1.5%を含み、不可避的不純物としてのS,N,
Oの含有量がそれぞれ0.0020%以下である無方向
性電磁鋼板用スラブを用いる場合を含む。 本発明を第1図に基いて詳細に説明する。 第1図は、C:0.0027%,Si:3.02%,Al:
0.94%,S:0.0009%,N:0.0012%,O:
0.0016%を含む無方向性電磁鋼板スラブを、加熱
し熱間圧延後、1.8mm厚の熱延板とした後、980℃
で2分間、熱延板焼鈍を行い、0.35mmの製品厚み
まで冷間圧延し、No.1〜4の各仕上焼鈍条件を旋
した場合の鉄損値W15/50と、L方向とC方向の鉄
損値の比(以後L,C比と記述する)を示したも
のである。すなわち、第1図から明らかなよう
に、仕上焼鈍において、通常の均熱焼鈍の後段
に、低温保定(No.3に対応)もしくは徐冷却(No.
4に対応)を実施することにより、著しく鉄損値
のL,C比が改善され、低鉄損化が達成できるこ
とを発見した。これは、後段の低温保定もしくは
徐冷却により、再結晶,結晶粒成長後の結晶粒内
が清浄化されること、および、約800℃以上で導
入され、常温にまで持ち越される冷却歪が減少す
ることによると考えられる。この効果は、鋼板の
S,N,O等の不純物元素が少ない高純鋼を用い
ることにより、さらに促進されることも併せて見
出した。 次に、本発明の構成要件の限定理由について述
べる。 まず、スラブの化学成分において、Cは磁気特
性を劣化させる元素で、0.005%を超えると、磁
気時効が生じ、磁気特性が著しく劣化するので、
0.005%以下とする。 Siは、鋼の固有抵抗を高めて鉄損を向上させる
元素で、2.5%未満では効果が少ない。しかし、
4.0%を超えると、鋼が脆化し冷延性を劣化させ
る。 Alは、Siと同様に、鋼の固有抵抗を高めて鉄
損を向上させると共に、鋼の脱酸のために添加す
る元素であるが、1.5%を超えると鋼が脆化する。 さらに、S,N,Oは、含有量が多くなると不
純物を生成し、磁気特性を劣化させる元素である
ので、それぞれ20ppm以下とすることが好まし
い。 (作用) 次に、本発明の特徴とする化学成分を有する無
方向性電磁鋼板用スラブは、転炉で溶製され、連
続鋳造あるいは造塊―分塊圧延により製造され
る。鋼スラブは公知の方法で加熱され熱間圧延さ
れる。熱間圧延後は、熱延板焼鈍の後、一回の冷
間圧延により、最終板厚にするか、あるいは、中
間に焼鈍をはさむ二回以上の冷間圧延により最終
板厚にする。 仕上焼鈍は、前段950℃〜1100℃の温度範囲で
均熱した後、後段800℃〜950℃の温度範囲で保定
する。前段均熱が950℃未満では、再結晶後の結
晶粒が小さく鉄損が劣化する。また、1100℃超で
は、鋼板表面に酸化皮膜が生成し、著しく磁気特
性が劣化する。 さらに、前段均熱時間は、5秒未満では、再結
晶後の結晶粒成長が悪く鉄損が劣化する。また、
1分を超えて保定してもその効果はほとんどな
い。 後段保定が950℃超および800℃未満では、鉄損
値のL,C比が改善されない。 さらに、後段保定時間は、10秒未満および2分
を超える場合には効果が少い。 上記の後段保定の効果は、前段均熱後の冷却
が、700℃までの冷却速度が100℃/分以下である
徐冷却によつて置き代えることができる。700℃
までの冷却速度が100℃/分超では、効果が小さ
い。また、700℃未満の冷却速度は効果に影響を
与えない。 また、前段均熱の前に、さらに、800℃〜950℃
の温度範囲で保定を行うと、均一な再結晶が生
じ、仕上焼鈍後の結晶粒が整粒となり、鉄損が改
善される。800C未満では均一な再結晶が生じ難
く、鉄損が改善されない。また、950℃超では、
結晶粒径および集合組織に変化をきたし磁性が劣
化する。 さらに、前段均熱前の保定時間は、10秒未満で
は、均一な再結晶が生じ難く、鉄損が改善されな
い。また、2分を超えて保定してもその効果はほ
とんどない。 以上述べた本発明を実施することにより、著し
く鉄損値のL,C比が改善され、低鉄損化が達成
できるため、S8相当グレード以上、特にS6,S5
相当グレードに対応する従来にない最高級無方向
性電磁鋼板の製造が可能である。 (実施例) 次に、本発明の実施例について述べる。 実施例 1 C:0.0028%,Si:3.00%,Al:1.00%,S:
0.0006%,N:0.0010%,O:0.0014%を含む無
方向性電磁鋼板用スラブを、加熱し熱間圧延後
1.8mm厚の熱延板とした後、熱延板焼鈍を950℃で
2分間行い、0.35mmの製品厚みまで冷間圧延し
た。その後、第1表に示す条件で仕上焼鈍を行
い、磁性測定を行つた。その結果を併せて第1表
に示す。
の製造方法に関するものであり、JIS規格で表さ
れる無方向性電磁鋼板最高級グレードS9〔鉄損
W15/50が2.90w/Kg以下(0.50mm板厚),同じく
2.40w/Kg以下(0.35mm板厚)〕よりもさらに優れ
たS8相当グレード以上の高級無方向性電磁鋼板
の製造方法に関するものである。 無方向性電磁鋼板の高級グレードは、一般に大
型回転機の鉄心材料等に広く使用されており、前
述のS9グレード等が現在用いられている。しか
し、最近は、大型回転機のコスト低減および高効
率化を図るため、鉄心材料として、S9グレード
よりもさらに低い鉄損値を有する高級無方向性電
磁鋼板の開発が強く要求されている。 (従来の技術) 一般に無方向性電磁鋼板の仕上焼鈍工程は、冷
間圧延後の(正常粒)再結晶により、結晶粒成長
の促進および結晶方位の改善を行わしめるもので
あり、鉄損値の低減に重要な役割を果たす工程で
ある。このため、従来からも、無方向性電磁鋼板
の高級グレードの製造に際しては、仕上焼鈍にい
くつかの工夫がなされてきた。例えば、特公昭59
−15966号公報に記載の方法によれば、仕上焼鈍
を前段850℃〜1000℃の温度範囲の低温均熱と後
段1000℃〜1100℃の温度範囲の高温均熱の二段焼
鈍とすることにより、冷間圧延後の(正常粒)再
結晶粒を整粒化し磁気特性の改善を図つている。 (発明が解決しようとする問題点) 無方向性電磁鋼板の磁気特性は、圧延方向(以
後L方向と記述する)と、板面内で圧延方向に垂
直な方向(以後C方向と記述する)との試料の合
計によつて測定されるが、一般にC方向の磁性が
L方向の磁性に対して劣つている。無方向性電磁
鋼板の最高級グレードの製造に関しては、このL
方向とC方向との磁気特性の差、すなわち磁気異
方性に着目し、この磁気異方性の改善により、磁
気特性の向上を図つた技術はない。 そこで、本発明者らは、磁気異方性、すなわ
ち、鉄損W15/50において(C−L/C+L×100)%が1
0 %以下と小さくすることが、鋼板全体としての低
鉄損化につながるとの観点から多くの実験を積み
重ね、本発明を完成させた。 (問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、重量%で、C≦0.005%、
Si2.5〜4.0%、Al≦1.5%、残部Feおよび不可避
的不純物からなる無方向性電磁鋼板用スラブを、
熱間圧延後、熱延板焼鈍し、1回の冷間圧延によ
り或は中間焼鈍をはさむ2回以上の冷間圧延によ
り、最終板厚とした後、仕上焼鈍を行なう無方向
性電磁鋼板の製造方法において、仕上焼鈍を、前
段で鋼板を950℃〜1100℃の温度域に5秒〜1分
間均熱した後、後段で800〜950℃の温度域に10秒
〜2分間保定後冷却することにより磁気異方性を
小さくすることを特徴とする磁気特性の優れた無
方向性電磁鋼板の製造方法である。 また、本発明は、仕上焼鈍における前段均熱の
前にさらに、800〜950℃の温度域で10秒〜2分間
保定を行う場合を含む。また、本発明は前段均熱
後、該均熱温度から700℃までの冷却速度が100
℃/分以下である徐冷却を行う場合も含む。さら
に、本発明は、C≦0.005%、Si2.5〜4.0%、Al≦
1.5%を含み、不可避的不純物としてのS,N,
Oの含有量がそれぞれ0.0020%以下である無方向
性電磁鋼板用スラブを用いる場合を含む。 本発明を第1図に基いて詳細に説明する。 第1図は、C:0.0027%,Si:3.02%,Al:
0.94%,S:0.0009%,N:0.0012%,O:
0.0016%を含む無方向性電磁鋼板スラブを、加熱
し熱間圧延後、1.8mm厚の熱延板とした後、980℃
で2分間、熱延板焼鈍を行い、0.35mmの製品厚み
まで冷間圧延し、No.1〜4の各仕上焼鈍条件を旋
した場合の鉄損値W15/50と、L方向とC方向の鉄
損値の比(以後L,C比と記述する)を示したも
のである。すなわち、第1図から明らかなよう
に、仕上焼鈍において、通常の均熱焼鈍の後段
に、低温保定(No.3に対応)もしくは徐冷却(No.
4に対応)を実施することにより、著しく鉄損値
のL,C比が改善され、低鉄損化が達成できるこ
とを発見した。これは、後段の低温保定もしくは
徐冷却により、再結晶,結晶粒成長後の結晶粒内
が清浄化されること、および、約800℃以上で導
入され、常温にまで持ち越される冷却歪が減少す
ることによると考えられる。この効果は、鋼板の
S,N,O等の不純物元素が少ない高純鋼を用い
ることにより、さらに促進されることも併せて見
出した。 次に、本発明の構成要件の限定理由について述
べる。 まず、スラブの化学成分において、Cは磁気特
性を劣化させる元素で、0.005%を超えると、磁
気時効が生じ、磁気特性が著しく劣化するので、
0.005%以下とする。 Siは、鋼の固有抵抗を高めて鉄損を向上させる
元素で、2.5%未満では効果が少ない。しかし、
4.0%を超えると、鋼が脆化し冷延性を劣化させ
る。 Alは、Siと同様に、鋼の固有抵抗を高めて鉄
損を向上させると共に、鋼の脱酸のために添加す
る元素であるが、1.5%を超えると鋼が脆化する。 さらに、S,N,Oは、含有量が多くなると不
純物を生成し、磁気特性を劣化させる元素である
ので、それぞれ20ppm以下とすることが好まし
い。 (作用) 次に、本発明の特徴とする化学成分を有する無
方向性電磁鋼板用スラブは、転炉で溶製され、連
続鋳造あるいは造塊―分塊圧延により製造され
る。鋼スラブは公知の方法で加熱され熱間圧延さ
れる。熱間圧延後は、熱延板焼鈍の後、一回の冷
間圧延により、最終板厚にするか、あるいは、中
間に焼鈍をはさむ二回以上の冷間圧延により最終
板厚にする。 仕上焼鈍は、前段950℃〜1100℃の温度範囲で
均熱した後、後段800℃〜950℃の温度範囲で保定
する。前段均熱が950℃未満では、再結晶後の結
晶粒が小さく鉄損が劣化する。また、1100℃超で
は、鋼板表面に酸化皮膜が生成し、著しく磁気特
性が劣化する。 さらに、前段均熱時間は、5秒未満では、再結
晶後の結晶粒成長が悪く鉄損が劣化する。また、
1分を超えて保定してもその効果はほとんどな
い。 後段保定が950℃超および800℃未満では、鉄損
値のL,C比が改善されない。 さらに、後段保定時間は、10秒未満および2分
を超える場合には効果が少い。 上記の後段保定の効果は、前段均熱後の冷却
が、700℃までの冷却速度が100℃/分以下である
徐冷却によつて置き代えることができる。700℃
までの冷却速度が100℃/分超では、効果が小さ
い。また、700℃未満の冷却速度は効果に影響を
与えない。 また、前段均熱の前に、さらに、800℃〜950℃
の温度範囲で保定を行うと、均一な再結晶が生
じ、仕上焼鈍後の結晶粒が整粒となり、鉄損が改
善される。800C未満では均一な再結晶が生じ難
く、鉄損が改善されない。また、950℃超では、
結晶粒径および集合組織に変化をきたし磁性が劣
化する。 さらに、前段均熱前の保定時間は、10秒未満で
は、均一な再結晶が生じ難く、鉄損が改善されな
い。また、2分を超えて保定してもその効果はほ
とんどない。 以上述べた本発明を実施することにより、著し
く鉄損値のL,C比が改善され、低鉄損化が達成
できるため、S8相当グレード以上、特にS6,S5
相当グレードに対応する従来にない最高級無方向
性電磁鋼板の製造が可能である。 (実施例) 次に、本発明の実施例について述べる。 実施例 1 C:0.0028%,Si:3.00%,Al:1.00%,S:
0.0006%,N:0.0010%,O:0.0014%を含む無
方向性電磁鋼板用スラブを、加熱し熱間圧延後
1.8mm厚の熱延板とした後、熱延板焼鈍を950℃で
2分間行い、0.35mmの製品厚みまで冷間圧延し
た。その後、第1表に示す条件で仕上焼鈍を行
い、磁性測定を行つた。その結果を併せて第1表
に示す。
【表】
No.1〜No.4は比較材で、本発明に比べ、仕上焼
鈍に後段保定がない場合、前段均熱前の保定はあ
るが後段保定がない場合、後段保定温度が低い場
合、そして、前段均熱温度が高い場合にそれぞれ
相当する。No.5,6は本発明材である。比較材で
は、S6相当(W15/501.8w/Kg)は得られない
が、本発明材では、S6相当品が得られることが
明らかである。 実施例 2 C:0.0025%,Si:3.24%,Al:0.66%,S:
0.0007%,N:0.0012%,O:0.0015%を含む無
方向性電磁鋼板用スラブを、加熱し熱間圧延後
1.8mm厚の熱延板とした後、950℃で2分間、熱延
板焼鈍を行い、0.50mmの製品厚みまで冷延した。
その後、第2表に示す条件で仕上焼鈍を行い、磁
性測定を行つた。その結果を併せて第2表に示
す。
鈍に後段保定がない場合、前段均熱前の保定はあ
るが後段保定がない場合、後段保定温度が低い場
合、そして、前段均熱温度が高い場合にそれぞれ
相当する。No.5,6は本発明材である。比較材で
は、S6相当(W15/501.8w/Kg)は得られない
が、本発明材では、S6相当品が得られることが
明らかである。 実施例 2 C:0.0025%,Si:3.24%,Al:0.66%,S:
0.0007%,N:0.0012%,O:0.0015%を含む無
方向性電磁鋼板用スラブを、加熱し熱間圧延後
1.8mm厚の熱延板とした後、950℃で2分間、熱延
板焼鈍を行い、0.50mmの製品厚みまで冷延した。
その後、第2表に示す条件で仕上焼鈍を行い、磁
性測定を行つた。その結果を併せて第2表に示
す。
【表】
No.1〜No.4は比較材で、本発明に比べ、仕上焼
鈍に後段保定がない場合、前段均熱前の保定はあ
るが後段保定がない場合、後段保定温度が低い場
合、そして、前段均熱温度が高い場合にそれぞれ
相当する。No.5〜7は本発明材である。比較材で
はS5相当(W15/50≦2.10w/Kg)を得るのは困難
であるが、本発明材では、S5相当品を得ること
ができる。 実施例 3 C:0.0027%,Si:3.02%,Al:0.97%,S:
0.0024%,N:0.0026%,O:0.0022%を含む無
方向性電磁鋼板用スラブを、加熱し熱間圧延後、
2.0mm厚の熱延板とした後、980℃で2分間、熱延
板焼鈍を行い、0.50mmの製品厚みまで冷延した。
その後、第3表に示す条件で仕上焼鈍を行い、磁
性測定を行つた。その結果を併せて第3表に示
す。本発明材No.2〜No.5では、比較材No.1に比べ
て、著しく鉄損値のL,Cが改善され、低鉄損化
が達成できることが明らかである。
鈍に後段保定がない場合、前段均熱前の保定はあ
るが後段保定がない場合、後段保定温度が低い場
合、そして、前段均熱温度が高い場合にそれぞれ
相当する。No.5〜7は本発明材である。比較材で
はS5相当(W15/50≦2.10w/Kg)を得るのは困難
であるが、本発明材では、S5相当品を得ること
ができる。 実施例 3 C:0.0027%,Si:3.02%,Al:0.97%,S:
0.0024%,N:0.0026%,O:0.0022%を含む無
方向性電磁鋼板用スラブを、加熱し熱間圧延後、
2.0mm厚の熱延板とした後、980℃で2分間、熱延
板焼鈍を行い、0.50mmの製品厚みまで冷延した。
その後、第3表に示す条件で仕上焼鈍を行い、磁
性測定を行つた。その結果を併せて第3表に示
す。本発明材No.2〜No.5では、比較材No.1に比べ
て、著しく鉄損値のL,Cが改善され、低鉄損化
が達成できることが明らかである。
第1図は仕上焼鈍条件と鉄損値W15/50および鉄
損値のL,C比との関係を示す図である。
損値のL,C比との関係を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で、C≦0.005%、Si2.5〜4.0%、Al≦
1.5%、残部Feおよび不可避的不純物からなる無
方向性電磁鋼板用スラブを、熱間圧延後、熱延板
焼鈍し、1回の冷間圧延により或は中間焼鈍をは
さむ2回以上の冷間圧延により最終板厚とした
後、仕上焼鈍を行なう無方向性電磁鋼板の製造方
法において、仕上焼鈍を、前段で鋼板を950〜
1100℃の温度域に5秒〜1分間均熱した後、後段
で800〜950℃の温度域に10秒〜2分間保定後冷却
することにより磁気異方性を小さくすることを特
徴とする磁気特性の優れた無方向性電磁鋼板の製
造方法。 2 重量%で、C≦0.005%、Si2.5〜4.0%、Al≦
1.5%、残部Feおよび不可避的不純物からなる無
方向性電磁鋼板用スラブを、熱間圧延後、熱延板
焼鈍し、1回の冷間圧延により或は中間焼鈍をは
さむ2回以上の冷間圧延により最終板厚とした
後、仕上焼鈍を行なう無方向性電磁鋼板の製造方
法において、仕上焼鈍を、鋼板を800〜950℃の温
度域に10秒〜2分間保定した後、前段で950〜
1100℃の温度域に5秒〜1分間均熱した後、後段
で800〜950℃の温度域に10秒〜2分間保定後冷却
する温度・時間関係とすることにより磁気異方性
を小さくすることを特徴とする磁気特性の優れた
無方向性電磁鋼板の製造方法。 3 重量%で、C≦0.005%、Si2.5〜4.0%、Al≦
1.5%、残部Feおよび不可避的不純物からなる無
方向性電磁鋼板用スラブを、熱間圧延後、熱延板
焼鈍し、1回の冷間圧延により或は中間焼鈍をは
さむ2回以上の冷間圧延により最終板厚とした
後、仕上焼鈍を行なう無方向性電磁鋼板の製造方
法において、仕上焼鈍を、前段で鋼板を950〜
1100℃の温度域に5秒〜1分間均熱した後、該均
熱温度から700℃まで100℃/分以下の冷却速度で
冷却する温度・時間関係とすることにより磁気異
方性を小さくすることを特徴とする磁気特性の優
れた無方向性電磁鋼板の製造方法。 4 重量%で、C≦0.005%、Si2.5〜4.0%、Al≦
1.5%、残部Feおよび不可避的不純物からなる無
方向性電磁鋼板用スラブを、熱間圧延後、熱延板
焼鈍し、1回の冷間圧延により或は中間焼鈍をは
さむ2回以上の冷間圧延により最終板厚とした
後、仕上焼鈍を行なう無方向性電磁鋼板の製造方
法において、仕上焼鈍を、鋼板を800〜950℃の温
度域に10秒〜2分間保定した後、前段で950〜
1100℃の温度域に5秒〜1分間均熱した後、該均
熱温度から700℃まで100℃/分以下の冷却速度で
冷却する温度・時間関係とすることにより磁気異
方性を小さくすることを特徴とする磁気特性の優
れた無方向性電磁鋼板の製造方法。 5 不可避的不純物におけるS,N,Oの含有量
が、それぞれ0.0020%以下である特許請求の範囲
第1項乃至第4項の何れかに記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60073303A JPS61231120A (ja) | 1985-04-06 | 1985-04-06 | 磁気特性の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60073303A JPS61231120A (ja) | 1985-04-06 | 1985-04-06 | 磁気特性の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPS61231120A JPS61231120A (ja) | 1986-10-15 |
| JPS6316445B2 true JPS6316445B2 (ja) | 1988-04-08 |
Family
ID=13514256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60073303A Granted JPS61231120A (ja) | 1985-04-06 | 1985-04-06 | 磁気特性の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPS61231120A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO1997022723A1 (fr) * | 1995-12-19 | 1997-06-26 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | Procede de fabrication de toles d'acier non orientees a usage electrique excellentes pour renforcer l'adhesion d'un film isolant |
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-
1985
- 1985-04-06 JP JP60073303A patent/JPS61231120A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997022723A1 (fr) * | 1995-12-19 | 1997-06-26 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | Procede de fabrication de toles d'acier non orientees a usage electrique excellentes pour renforcer l'adhesion d'un film isolant |
| CN1060815C (zh) * | 1995-12-19 | 2001-01-17 | 浦项综合制铁株式会社 | 绝缘涂层具有优良粘附性的无取向电工钢板的制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61231120A (ja) | 1986-10-15 |
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