JPS63163758A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、断熱箱を形成する外箱の前面フランジ部に形
成した溝部に、凝縮器の一部を配設し、凝縮器の一部の
放熱作用によって結露を防止する様にした冷蔵庫に関す
るものである。

従来の技術 近年、冷蔵庫の外箱の前面フランジ部の結露を防止する
手段として、前面フランジ部に形成した溝部に凝縮器の
一部を配設することがしばしば実施されている。

以下図面を参照しながら、従来の冷蔵庫の前面の溝部に
凝縮器配管を配設する構造の一実施例について、第２図
、第３図を用いて説明する。

１は冷蔵庫本体で、外箱２と合成樹脂にて形成された、
内箱３、及び、両箱２，３間に充填された発泡断熱材４
より成っている。６は外箱２の前面フランジ部６に設け
た略Ｕ字状の凹溝であり、凝縮器配管７と内箱３の前面
フランジ８を挿入するものである。９は、発泡断熱材４
、間隙部７′を設けている。

そして凝縮器配管７と凹溝５との間は凝縮器配管７を挿
入し易くするための漏れ防止用のシール用断熱材である
。

１ｏは凹溝６のＵ字状の底面部１１と外箱２の側面部１
２の熱伝導を良好にするための熱良導性充填材であり、
発泡断熱材を注入する前に充填して、発泡断熱材４が、
凹溝６の底面部１１と、外箱２の側面部１２に流入し、
熱伝導が悪くなるのを防止し、凝縮器配管７からの放熱
を促進させている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な構成では、熱良導性充填材１０
か外箱２と凹溝５との間は熱交換されても、凝縮器配管
７と凹溝６の底面部１１とは、凝縮器配管７を挿入し易
すくするため間隙部７′を設けており、しかもシール用
断熱材９の挿入不良の場合、凝縮器配管７が凹溝５の内
部で移動し間隙部７′の間隙は増々増大し、凝縮器配管
７と凹溝６の熱交換は点接触、もしくは線接触となるた
め、凝縮器配管７の全周よシ有効に凹溝部５、に熱を伝
導させることができなくなシ、充分に放熱効果を得るこ
とができないという問題点を有していた。

また、上記問題点を解決するために、間隙部７′に熱良
導性充填材を充填することも試みたが、シール用の断熱
材９を挿入するための凹溝６が設けられているため、熱
良導性充填材１ｏを、凹溝６の底面部１１に充填するこ
とが非常に困難で、実現できなかった。

本発明は、上記問題点に鑑み、凝縮器配管の凹溝の底面
部に間隙部をなくし、凝縮器配管よシの熱を有効に、か
つ安価に伝えることができるようにするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の技術的手段は凝
縮器配管を挿入する前に、あらかじめ、発泡断熱材の発
泡熱で溶解する熱良導性材料を挿入し、発泡断熱材を充
填する時に発生する発泡圧にてスライド部材を、凝縮器
配管の方へ押圧し、密着させる構成を備えたものである
。

作　　　用 本発明は、上記した構成によって、凝縮器配管の熱が熱
良導性材料を伝導して、外箱の前面７２ンジ部、及び凹
溝の底面部に効率良く伝わるので、凝縮器配管からの放
熱効果を高めることができる。

実施例 以下本発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する
。尚従来例と同じものについては、同一番号を付して説
明を省略する。

第１図に於いて、１３ｆ′ｉ８０”Ｃ以上になれば溶解
する熱良導性材料で、円筒形もしくは偏平形状にて構成
されており、凹溝５の底面部１１と凝縮器配管７の間に
挿入されている。そして、熱良導性材料１３はワックス
系の樹脂にカーボンを充填して形成している。

１４はスライド部材で、発泡断熱材４を生成する発泡過
程にて押圧され、凝縮器配管７を凹溝６の底面部１１の
方へと押される様すべり易いなめらかな材料より構成さ
れている。

次に、上記構成の形成方法について詳述すると、まず円
筒状、もしくは偏平状の熱良導性材料１３を凹溝５の底
面部１１に挿入する。次に凝縮器配管７を凹溝６に挿入
する。そして次にスライド部材１４を凹溝６に挿入し凝
縮器配管７を凹溝６の底面１１まで押し込む。

次に、凹溝６の側面部と、外箱２の側面部１２間に熱良
導性充填材１０を充填する。

その後、内箱３の前面フランジ８をスライド部材１４と
外箱２の前面フランジ６間に挿入し、外箱２と内箱３で
形成する空間部に発泡断熱材４を充填する。この時、発
泡断熱材４を生成させる念めの温度は、６０°Ｃを越え
るため、熱良導性材料３は溶解し、凝縮器配管７の周囲
の間隙部７′は、熱良導性材料にて充満される。そして
、発泡断熱材４を生成する過程には、発泡圧が発生する
ためスライド部材１４は凹溝６の底面部１１の方へと押
され、凝縮器配管７と底面部１１の間隙は、ますます少
なくなり、ｒ！！Ｊ溝６の底面部１１は、凝縮器配管７
と一体化される。

この様にして冷蔵庫本体１が形成される。

以上の様に本実施例によれば、凹溝６の底面部１１と凝
縮器配管７との間に６０°Ｃ以上にて溶解する熱良導性
材料１３を挿入し、スライド部相４を凝縮器、配管７に
押しあてる構成であるので、発泡断熱材４生成過程で発
生する熱（ｅｏ″Ｃ以上）と発泡圧とにより熱良導性材
料を溶解させ、かつ、スライド部材１４を凹１＃６の底
面部１１の方へと押さえつけるので、間隙部７′がなく
なり、凝縮器配管７の放熱を大巾に促進することができ
る。

発明の効果 以上の様に、本発明は、外箱の前面フランジ部に形成さ
れた凹溝と、凹溝の底面部と凝縮器配管との間に発泡断
熱材の熱で溶解する熱良導性材料を挿入し、かつスライ
ド部材を凹溝の内部、凝縮器配管と発泡断熱材との間に
挿入した構成であるので、発泡断熱材生成工程にて確実
に熱良導性材料が溶解し、かつ発泡断熱材生成工程にて
発生する発泡圧力にてスライド部材を凹溝の底面部の方
へと移動するので、凹溝の底面部と、凝縮器配管との間
には空気層がなくなり、熱を凹溝側面部から外箱へ良く
伝える様にしたので、凝縮器配管からの放熱を大巾に向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の冷蔵庫の断面図、第２図は
冷蔵庫の斜視図、第３図は同第２図のＡ−Ａ線における
断面図である。 １・・・・・・冷蔵庫本体、２・・・・・・外箱、３・
・・・・・内箱、４・・・・・・発泡断熱材、６・・・
・・・凹溝、ｅ・・・・・・前面フランジ、７・・・・
・・凝縮器配管、８・・・・・・前面フランジ、１１・
・・・・・底面部、１３・・・・・・熱良導性材料、１
４・・・・・・スライド部材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名２−
−一タト　箱 ３−ｍ−内箱 ４−一一発児ｌ！ｊ１″熟材 ５−−−［：！Ｊ濤 ６−−−前笥フランジ軽 ７−−−琢す萄謬１詠す旨 ３−一一朋菊フランジ １１−−一底況１＄ １３−一一熱差軸注材料 １−−一倹庖島本体 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外箱と、前記外箱に内装した内箱と、前記内外箱間に充
   填した発泡断熱材と、前記外箱の前面フランジ部に形成
   した凹溝と、前記凹溝に挿入する凝縮器配管とを備え、
   前記凹溝と前記凝縮器配管との間に、発泡断熱材の発泡
   温度にて凝縮する熱良導性材料を設け、かつ、前記凹溝
   の内部にスライド部材を備えたことを特徴とする冷蔵庫
   。