JPS63161779A

JPS63161779A - 撮像装置

Info

Publication number: JPS63161779A
Application number: JP30805386A
Authority: JP
Inventors: Hideo Kobayashi; 小林　秀郎
Original assignee: Kowa Co Ltd
Current assignee: Kowa Co Ltd
Priority date: 1986-12-25
Filing date: 1986-12-25
Publication date: 1988-07-05
Also published as: JPH0577237B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はオペーク、テロップ等の撮像を行なうフライン
グ・スポット・スキャナ、ビジコンカメラ、ＣＣＯカメ
ラ等を具える撮像装置、特に通常のテレビ画面中に重畳
すべき文字等の画像を撮像する装置に関するものである
。

（従来の技術）従来、テレビ画像中に重畳すべき文字等の画像の撮像に
は、基準のテレビ信号の基準の水平および垂直同期信号
によって駆動される固定の撮像装置が用いられてきた。

しかし、テレビ画像にスーパーインポーズする文字は、
テレビ画面によっては、予め設定した位置では文字が読
み難かったり、或は、人物の顔にかかったりして、文字
を上下、或は左右に移動させることが必要となる。この
ため従来は、テロップの位置を機械的に移動させたり、
或は偏向コイルに直流を重畳させてラスタの移動を行う
などの方法が採られてきた。

（発明が解決しようとする問題点）テロップは通常枠に嵌めて使用されているので、本来大
幅な移動は困難であり、偏向コイルに直流を重畳する方
法も、移動量を大きくしようとすると、大きな電流が必
要となり、大電流は偏向コイルの発熱となるので、余り
大きな移動は望めず高々１０χ程度が限度であって、画
面の下位置に書かれたものを、上位置に移動させるよう
な大幅な移動は不可能であった。

本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたもので、重畳
すべき画像をテレビ画面上の任意の位置へ容易かつ正確
に移動させることができる撮像装置を提供しようとする
ものである。

（問題点を解決するための手段および作用）第１図は本
発明の撮像装置の基本的構成を示す概念図である。第１
図において、被写体Ａを撮像する通常のテレビカメラ１
には基準同期信号発生手段２から基準の水平および垂直
同期信号Ｈおよび■を供給する。本発明の撮像装置３は
、この基準の水平および垂直同期信号ＨおよびＶを受け
てそれぞれ独立に任意の時間τ、およびτ９だけ遅延さ
せて、遅延した水平および垂直同期信号Ｈτ及びＶτを
作成する同期信号遅延手段４と、この遅延された水平お
よび垂直同期信号Ｈτ及びＶτによって駆動されて、テ
ロップＢを撮像する撮像手段５と、この撮像手段からの
出力画像信号に前記の基準の水平および垂直同期信号■
およびＨを付加する同期信号付加手段６とを具えるもの
である。このように基準の水平および垂直同期信号が付
加された重畳すべきテレビ信号をミキサ７において、テ
レビカメラ１からのテレビ信号に重畳して出力端子８に
供給すると、この出力端子に現われる合成されたテレビ
信号をモニタ１０で再生することによりテレビカメラｌ
で撮像した被写体へのテレビ画面中に撮像手段５によっ
て撮像したテロップＢの画像が重畳して映出されること
になる。

本発明においては、同期信号遅延手段４において基準の
水平および垂直同期信号Ｈおよび■をそれぞれ独立に任
意の時間だけ遅延できるようにする。この遅延時間τ□
およびτ９を任意に調整することにより、テレビカメラ
１によるテレビ画面内において重畳すべきテロップＢの
画像を上下、左右に任意に移動させることができる。

第２図Ａはテレビ画面のフレームＲと水平および垂直同
期信号Ｈおよび■との関係を模式的に示すものであり、
水平同期信号は各水平走査線の終端に位置し、垂直同期
信号は各フィールドの終端に位置している。また、第２
図Ｂは基準の水平および垂直同期信号Ｈおよび■により
構成される基準のフレームＲと、それぞれτ、およびτ
９だけ遅延した同期信号Ｈおよびｖ７　　により構成さ
れτ る遅延フレームＤとの位置的関係を模式的に示すもので
ある。今、遅延フレームＤ内の左上に物体像■が存在し
ているものとして、この遅延フレームＤの画像信号を基
準の水平および垂直同期信号で再生すると、基準フレー
ムＲ内では物体像■は中央位置に現われることになる。

すなわち、基準フレームＲ内で見た場合、矢印で示すよ
うに物体像■は右下方へ移動したのと同じ効果が得られ
ることになる。水平および垂直同期信号に対する遅延時
間τ□およびτ９をさらに大きくすると、同期信号は繰
返し信号であるから、第２図Ｃに示すように、見掛は主
同期信号が進んだようになり、重畳すべき物体像■は矢
印で示すように左上方へ移動したのと同じ効果が得られ
る。したがって画面上の任意の位置に移動させるには、
水平同期信号Ｈに対する遅延時間τ□をＯから水平走査
期間Ｔ、まで、垂直同期信号に対する遅延時間τ７を０
から垂直走査期間Ｔｖまで任意に変化すればよいことに
なる。例えば画面の下部にある画像を上方へ移動させよ
うと遅延量τ９を増加していくと、画像は段々と下り、
次に上部に折り返しが現われ、さらにτ９を大きくして
画面の上部に移動させればよい。

（実施例）第３図は本発明の撮像装置の一実施例を示すものであり
、本例では撮像手段として標準的なフライングスポット
スキャナを用いるものである。入力端子１１には基準と
なる外部同期信号が与えられ、これを同期信号発生器１
２に供給する。この同期信号発生器１２は水平ドライブ
信号面、垂直ドライブ信号ｖＤ１コンポジフトシンク信
号Ｓ　ｙ　ｎ　Ｃ％ブランキング信号Ｂ／等の同期信号
を発生する。これらの同期信号の内、水平および垂直ド
ライブ信号ｎおよびいは同期信号遅延回路１３に供給す
る。この同期信号遅延回路１３には入力端子１４を経て
遅延量制御信号を供給し、それぞれ所定の時間だけ遅延
した水平および垂直ドライブ信号面、およびＶＤ、を発
生する。これらの遅延した水平および垂直ドライブ信号
はフライング・スポット・スキャナの水平および垂直偏
向回路１５および１６にそれぞれ供給するとともにカメ
ラ・ブランキング信号発生およびＣ１？Ｔ保護回路１７
およびシェーディング補正信号発生回路１８に供給する
。また、遅延した水平ドライブ信号ｎＴは高圧発生器１
９およびフォスフアミ源回路２０にも供給する。したが
って、陰極線管２１、水平および垂直偏向コイル２２お
よび２３、投影レンズ２４およびフォスファ２５を具え
るフライング・スポット・スキャナは全て遅延した同期
信号に基いて動作することになる。陰極線管２１のスク
リーン上に形成されるフライング・スポットを重畳すべ
き画像を含むテロップ２６上に投影し、その反射光をフ
ォスファ２５で受光する。このフォスファ２５の出力信
号をフォスファ・プリアンプ２７を経てビデオプロセッ
サ２８に供給する。この画像信号には同期信号は含まれ
ておらず、その部分の信号はペデスタルレベルにクラン
プされている。この画像信号はスーパーインポーズ用の
信号であるからビデオプロセッサ２８では文字信号以外
の部分は総て整形して同期信号付加回路２９に供給する
。この同期信号付加回路２９には、同期信号発生器１２
からの同期信号をパルス整形器３０を経て供給する。こ
の同期信号は何んら遅延を受けていないものである。

このようにして基準の同期信号が付加されたテレビ信号
が出力端子３１に供給されることになる。なお、第３図
においては、ＡＣ電源に接続される入力端子３２に接続
された電源３３から各部へ所望の電源電圧を印加する。

本例の撮像装置においては、入力端子１４を介して同期
信号遅延回路１３へ信号を送り、基準の水平および垂直
ドライブ信号面および随を所望の時間【Ｈおよびτ９だ
け遅延することによりテロフプ２６の画像をテレビ画面
の中の任意の位置に移動させることができる。

第４図は同期信号遅延回路１３の詳細な構成を示す回路
図である。入力端子４１に供給される水平ドライブ信号
面を微分回路４２で微分して得られるパルスによって、
入力端子４３からの約２ＭＨｚのクロックパルスをカウ
ントするカウンタ４４を各水平走査周期毎にリセットす
る。入力端子４３に与えられるクロックパルスは同期信
号発生器１２（第３図）から供給され、水平走査周波数
ｆＨの整数倍、本例では１３０ｆＨとなっており、正確
には２．０４７５ＭＨｚの周波数を有している。したが
って、カウンタ４４は１３０個のクロックパルスを計数
する毎にリセットされることになる。さらに遅延時間τ
イを置数により設定するためのアップ・ダウン・カウン
タ４５を設け、スイッチ４６および４７を押すことによ
り０〜１２７までの任意の数を置数できるようになって
いる。これらのカウンタ４４および４５の出力をコンパ
レータ４８で比較し、その一致パルスで、遅延した水平
ドライブ信号ＦＩＤｒを発生するためのワン・ショット
・フリップ・フロップ４９をトリガする。

この出力パルスの時定数を水平ドライブ信号ｎの幅に等
しく設定しておくと、クランプ・フロップ４９のＱ出力
は、基準となる水平ドライブ信号１（Ｄを、アンプ・ダ
ウン・カウンタ４５に置数したカウント値に対応した時
間だけ遅延した水平ドライブ信号ｎＴとなる。この遅延
時間τ、は、アップ・ダウン・カウンタ４５に置数され
た値をｎとし、水平走査期間をＴ８とすると、Ｔ工×　
□　となり０≦ｎ≦１２８とすると水平走査線の一方の
端から他方の端まで移動することになる。ｎの値が１２
９以上となるとコンパレーク４８からは一致出力が発生
されず、フライング・スポット・スキャナの保護回路が
働いてスキャナが停止してしまうので、ｎは１２９を越
えないようにする必要がある。

垂直ドライブ信号ＶＯを遅延する回路部分の構成も上述
した水平ドライブ信号１の遅延回路と同様であり、入力
端子５１に供給される基準の垂直ドライブ信号■を微分
する微分回路５２、カンウタ５４、アップ・ダウン・カ
ウンタ５５、スイッチ５６．５７、コンパレータ５８お
よびワン・ショット・フリップ・フリロップ５９を具え
ている。本例ではカンウタ５４はカンウタ４４の６ビツ
ト目（＝３２）の出力を反転段６０を介してカウントす
るように構成する。この出力パルスの周波数は２ｆＨと
なる。入力端子５１の垂直ドライブ信号■を微分回路５
２で微分して得られるパルスによってカンウタ５４をリ
セットするため、カウンタ４４の６ビツト目からの出力
パルスを５２５個計数する毎にリセットされることにな
る。

本例では最下位桁のビットを省いて比較しているので、
アップ・ダウン・カウンタ５５への置数が２６２を越え
ると両カンウタ５４および５５の出力は一致しない場合
が起こる。したがって、本例では、アンプ・ダンラン・
カンウンタ５５への置数の最大値は２５５となっている
。このようにして、本例ではライブ信号面および何を遅
延することができる。

上述した実施例では、第３図に示すビデオ・プロセッサ
２８の出力画像信号はカメラ・ブランキングを含めて文
字信号以外の期間はフラットでペデスタル・レベルにあ
るが、カメラ・ブランキング内に何等かのノイズがある
と、そのノイズは元の基準同期信号から見るとカメラ・
ブランキング外となるので好ましくない。

また、水平および垂直ドライブ信号面および■の遅延時
間τ躬およびτＶを徐々に変化させていくと、文字画像
が元の基準同期信号のブランキング内に入ることになる
。この場合、文字画像信号の上に同期信号が付加される
ことになるので画像の乱れが生ずるが、実際には上下ま
たは左右で折り返しの出た画像を使用することはないの
で問題はない。

本発明は上述した実施例に限られるものではなく、幾多
の変更を加えることができる。例えば上述した例では重
畳すべき画像はフライング・スポット・スキャナによっ
て撮像するようにしたが、ビジコン・カメラ、ＣＣＤカ
メラ等のカメラで撮像することもできる。また、上述し
た例では遅延時間はほぼ連続的に調整できるようにした
が、段階的に調整できるようにしてもよい。

（発明の効果）上述した本発明の撮像装置によれば、文字画像をテレビ
画面上の任意の位置に自由に移動させることができ、テ
レビ番組の製作等において大きな効果がある。また、こ
の際、テロップやカメラを機械的に移動したり、大きな
直流電流を偏向電流に重畳させる必要がなく、純電子的
に移動させることができるので、調整は容易かつ正確と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の撮像装置の基本的構成を示す概念図、第２図Ａ−Ｃは同じくその作用を説明するための模式図
、第３図は本発明による撮像装置の一実施例の構成を示す
ブロック図、第４図は同じくその同期信号遅延回路の詳細な構成を示
す回路図である。１・・・テレビカメラ２・・・同期信号発生手段３・・・撮像装置　　　　　４・・・同期信号遅延手段
５・・・撮像手段６・・・同期信号付加手段　７・・・ミキサ９・・・モ
ニタ　　　　　　１２・・・同期信号発生器１３・・・
同期信号遅延回路　１５・・・水平偏向回路１６・・・
垂直偏向回路　　　２１・・・陰極線管２６・・・テロ
ップ２８・・・ビデオ・プロセッサ２９・・・同期信号付加回路

Claims

【特許請求の範囲】

１、基準のテレビ信号に重畳すべき文字等の画像を撮像
する装置において、前記基準のテレビ信号の基準の水平
および垂直同期信号をそれぞれ独立に任意の時間だけ遅
延させて遅延した水平および垂直同期信号を生成する手
段と、この遅延した水平および垂直同期信号によって駆
動され、重畳すべき画像を撮像して画像信号を出力する
手段と、この画像信号に基準の水平および垂直同期信号
を付加する手段とを具え、重畳すべき画像を基準のテレ
ビ信号により構成される画面内の任意の位置に移動させ
るよう構成したことを特徴とする撮像装置。