JPS631616A

JPS631616A - 搬送機用平ベルト

Info

Publication number: JPS631616A
Application number: JP14368586A
Authority: JP
Inventors: Ietatsu Ono; 大野　家建
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-06-19
Filing date: 1986-06-19
Publication date: 1988-01-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は物流技術に係る搬送機用平ベルトに関するもの
で、殊にプーリとの摺動において簡単に外れることがな
く、且つ低速時に高トルク伝達が可能な搬送機用平ベル
トを提供せんとするものである。

〔従来の技術〕

従来よりプーリ間に）懸架した平ベルトを一方向に走行
駆動し、該平ベルトに被移送物を載置して移送する物流
装置として各種平ベルトが使用されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、この種の平ベルトは一般に駆動用プーリ及び該
駆動用プーリ間に配設した支持プーリとの摺動力によっ
て駆動せしめられ、又駆動用プーリと平ベルトの駆動慣
性力によって平ベルトの外れを阻止している為、載置し
た被搬送物が平ベルトの側方に偏ったり、搭載物の荷重
が不均衡であったりすると該平ベルトが駆動用プーリか
ら外れてしまう問題を有するばかりでなく、低速運転時
に於いてプーリと平ベルト間による高トルク伝達が確保
できない問題を有していた。

本発明は上記問題に鑑みて成されたもので、プーリとの
摺動において簡単に外れることがなく、且つ低速時に高
トルク伝達が可能な搬送機用平ベルトを提供することを
目的とするものである６〔問題点を解決するための手段
〕本発明の搬送機用平ベルトは、無端平ベルトのプーリと
の摺動面に走行方向に延び周回する１本又は複数本の係
合凸条を条設し、該係合凸条をプーリの対応位置外周に
形成した周溝と係合し、摺動する構造にしたことを要旨
とするものであり、該プーリの周溝と係合する係合凸条
の数又は形状は種々設計することができる。従って、上
記係合凸条が多数の係合突起を走行方向に並設した係合
突起群によって構成し、該係合突起群の各係合突起がプ
ーリの外周に並設形成した係合孔列の各係合孔と係合す
る構造にすることもできる。また前記平ベルトに構成し
た係合凸条と略直交する幅方向に延びる多数の係合リブ
を、周方向に均等配設しても本発明の目的を達成するこ
とができる。

〔作　　　　　用　　〕

即ち、本発明の搬送機用平ベルトは、無端平ベルトのプ
ーリとの摺動面に条設、又は突設した係合凸条又は係合
突起群等の幅方向係合手段によりプーリと係合せしめた
状態で摺動しているため、該平ベルトに偏荷重が掛った
場合にもこの幅方向係合手段によりプーリから平ベルト
が外れることがない。また上記幅方向係合手段の構造に
より、プーリと平ベルトの摺動面が広くなるため、プー
リと平ベルト間の滑りがなく、低速運転時においても高
トルクの伝達が行われる。

〔実　施　例〕

以下、本発明搬送機用平ベルトの具体的な実施例を図面
に従って説明する。

第１図乃至第３図は第一の実施例を示すものであり、平
ベルト１のベルト材はゴム又は軟質合成樹脂材等の可撓
製材料により成形され、必要に応じて肉厚内に鋼線或は
合成樹脂線材等から成る芯線を配置した構造になると共
に、該平ベルト１を無端環状に連結し、走行方向（長手
方向）に連続して延びる断面が台形状の適宜大きさの係
合凸条３を、内側摺動面２の中央に形成して成る。該係
合凸条３はプーリ４の中央部外周に周設した周溝５と、
該プーリ４の軸方向に係合し、摺動面２の摺動摩擦によ
り回転駆動せしめられる。

従って、上記幅方向に係合した周溝５と係合凸条３の構
造により、プーリ４と平ベルト１の摺動面が広くなるた
め両者間の滑りがなく、低速運転時においてもプーリ４
から平ベルト１への高トルクの伝達が行われる。

尚、上記係合凸条３及び周￥１５は必要に応じて複数条
にすることができる。

第４図及び第５図に示す第二の実施例は、前記第一実施
例の係合凸条３に代えて、平ベルト１の摺動面２の中央
に整列均等配設した多数の係合突起６，６．６・・・か
ら成る係合突起群を突設すると共に、該各係合突起群の
係合突起６をプーリ４の周溝５と軸方向のズレを阻止す
るように順次係合する構造になる。

第６図は前記第４図に示す平ベルト１の多数の係合突起
６，６．６・・・からなる係合突起群列と等ピッチに穿
設した多数の係合孔７，７．７・・・からなる係合孔列
を外周に穿設して成るプーリ４を示すもので、プーリ４
駆動時に該平ベルト１の係合突起６，６．６・・・が係
合孔７，７，７・・・と順次嵌合し、軸方向のズレを阻
止すると同時に、送り方向も確実に嵌合し、低速運転時
においてもプーリ４から平ベルト１への高トルクの伝達
が行われる。

また上記係合突起６及び係合孔７は角錐台９円錐台、半
球状等の使用に応じた各種形態に設計することができる
。

第７図及び第８図は、平ベルト１が内側摺動面２の中央
に於いて、走行方向に連続して延びる断面が台形状の適
宜大きさの係合凸条３を形成すると共に、該係合凸条３
と直交する多数の係合リブ８．８．８・・・を、周方向
に等ピッチで配設し、それぞれ幅方向に延びるように突
設した構造になるものである。従ってプーリ４は中央部
に設けた周溝５に対して直交する多数の係合溝９，９，
９１．。

を上記係合リブ８，８．８・・・と等ピッチで外周に構
成して成り、プーリ４駆動時に該平ベルト１の係合凸条
３が周溝５と軸方向に係合し、軸方向のズレを阻止する
と同時に、係合リブ８，８．８・・が係合溝９，９．９
・・・と順次嵌合し、送り方向も確実に嵌合し、低速運
転時においてもプーリ４から平ベルト１への高トルクの
伝達が行われる。

第９図及び第１０図の搬送機用平ベルトは、平ベルト１
の搬送面を緩いＶ字状断面に構成したものであり、該平
ベルト１の摺動面２中央に走行方向に係合凸条３を連続
形成して成る。プーリ４は上記平ベルト１の断面を支え
るべく周溝５を介して一対の円錐台状の対向した支持部
４ａ、４ａを構成し、上記平ベルト１の係合凸条３を該
プーリ４の周溝５と、該プーリ４の軸方向に係合し、摺
動面２の摺動摩擦により回転駆動せしめられる。

従って、上記幅方向に係合した周溝５と係合凸条３の構
造により軸方向のズレを阻止すると同時に、プーリ４と
平ベルト１の摺動面が広くなるため両者間の滑りがなく
、低速運転時においてもプーリ４から平ベルト１への高
トルクの伝達が行われる。

尚、前記実施例では本発明の好ましい実施態様について
説明したが１本発明はこれらの実施例に限られることな
く種々の変形及び変様も含まれるものである。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明の搬送機用平ベルトは、プー
リとの摺動において簡単に外れることがなく、且つ低速
時に高トルクの伝達が可能となる特徴を有するものであ
り、本発明実施後の実用的効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の搬送機用平ベルトの第一の実施例を示
す平ベルトの一部斜視図、第２図は同プーリとの係合状
態を示す正面図、第３図は同プーリとの係合状態を示す
一部切欠した側面図、第４図は第二の実施例を示す平ベ
ルトの一部斜視図、第５図は同プーリとの係合状態を示
す一部切欠した側面図、第６図は同平ベルトの他のプー
リとの係合状態を示す一部切欠した側面図、第７図は第
三の実施例を示す平ベルトの一部斜視図、第８図は同プ
ーリとの係合状態を示す一部切欠した側面図、第９図は
第三の実施例を示す平ベルトの一部斜視図、第１０図は
同プーリとの係合状態を示す一部切欠した側面図である
。１・・・平ベルト　　　　　３・・・係合凸条４・・・
係合凸条　　　　　５・・・周溝６・・・係合突起　　
　　　７・・・係合孔８・・・係合リブ　　　　　９・
・・係合溝第１図７・・・係合孔第４図　　　第５図　　／１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）無端平ベルトのプーリとの摺動面に走行方向に延
び周回する１本又は複数本の係合凸条を条設し、該係合
凸条をプーリの対応位置外周に形成した周溝と係合摺動
する構造になることを特徴とする搬送機用平ベルト。
（２）前記係合凸条が多数の係合突起を走行方向に並設
した係合突起群によって構成して成ることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の搬送機用平ベルト。
（３）前記係合突起群の各係合突起がプーリの外周に並
設形成した係合孔列の各係合孔と係合する構造になるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項及び第２項記載の
搬送機用平ベルト。
（４）前記係合凸条に加え、該係合凸条と略直交する幅
方向に延びる多数の係合リブを周方向に均等配設して成
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の搬送機
用平ベルト。