JPS6316105Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6316105Y2
JPS6316105Y2 JP1765079U JP1765079U JPS6316105Y2 JP S6316105 Y2 JPS6316105 Y2 JP S6316105Y2 JP 1765079 U JP1765079 U JP 1765079U JP 1765079 U JP1765079 U JP 1765079U JP S6316105 Y2 JPS6316105 Y2 JP S6316105Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
contact
cam
plate
neutral position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1765079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55118440U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1765079U priority Critical patent/JPS6316105Y2/ja
Publication of JPS55118440U publication Critical patent/JPS55118440U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6316105Y2 publication Critical patent/JPS6316105Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、踏切遮断機の回路制御器等に使用さ
れる接点開閉装置の改良に関する。
踏切遮断機の回路制御器は、遮断桿の位置検知
に使用しているので、遮断桿と同一の速度で接点
を開閉させると接点のアーク時間が長くなり、接
点の消耗度が大きくなる。
従つて、従来では、カムを用い、このカムに従
動する連動板の往復運動を利用して接点の開閉動
作を行わせている。近年、上記回路制御器の小型
化を図るため、接点寸法の縮小化の要求が高ま
り、これに対処すべく接点の開閉速度を高めてア
ーク時間を減少し、接点消耗を少くすることが必
要となつてきた。
又、カム機構による接点の開閉速度を高めるた
めには、急激な立ち上りのプロフイルを有するカ
ムを用いることが有効であるが、このようなプロ
フイルのカざムを使用した場合はカムの回転軸に
無理な力が加わるので破損の原因となる。他方、
スプリングを用いて接点の開閉速度を高めたスナ
ツプスイツチは公知であるが、このスナツプスイ
ツチにおいても接点開閉速度を高めるべくスプリ
ングお張力を大きくするとその保持機構を大型化
する必要があると同時に、切換操作に大きな力を
必要とする欠点があり、かつ、スプリングのバラ
ツキによつて接点の開閉速度が大幅に変り、更に
は、切換ストロークの終端部、即ち、所定の切換
操作位置に近づくに従つてスプリングの力が弱く
なるので充分なスナツプ特性を発揮させ得ない欠
点があり、あるいは、スプリングが折損した時に
はスイツチ動作が不能となるので踏切遮断機等の
ように作動の確実性が要求される機器には不適当
である。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであ
つて、従来のカム機構とマグネツトの吸引力を利
用したスナツプ機構とを組み合わせることによ
り、従来のスプリングを利用したスナツプ機構以
上の速度で接点を開閉できると共に、構造が簡単
かつ堅固で耐久性と信頼性が高く、更には容易に
小型化できる接点開閉装置を提供することを目的
とする。このような目的を達成するため、本考案
に係る接点開閉装置は、カムに従動して往復運動
する連動板と中立位置を境として相反する切換操
作位置にマグネツトで吸引付勢されるアーマチユ
アとを有し、アーマチユアを中立位置まで強制移
動させた後はマグネツトの吸引力にてアーマチユ
アを連動板に関係なく所定の切換操作位置に向つ
て自由運動させ、このアーマチユアの自由運動に
ともなつて接点作動板を急激に作動させて接点を
高速で開閉させ、さらに連動板をアーマチユアに
遊び無く係合させてアーマチユアを介して接点を
切換操作位置にロツクさせるように構成されてい
る。
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例につ
いて説明する。
第1図は本考案の全体正面図であり、第2図〜
第4図はその要部の斜視図である。1は図示しな
い遮断桿軸に結合された回転軸、2は回転軸1に
固定されたカム、3は下端に設けた支軸64を中
心として左右に揺動する揺動桿、5は揺動桿3の
上端に軸着された遊転コロで、前記揺動桿3を復
帰バネ6でカム2側に張圧させることにより、遊
転コロ5をカム2に常時圧接保持させている。7
は揺動桿3の上端近傍に固定された連動板であ
る。8は連動板7に設けた突起7′を突入係合さ
せる溝孔9を形成したアーマチユアで、中間部に
設けた支軸10を中心として左右揺動自在に支持
されている。11はアーマチユア8の先端延長線
上に固定されたマグネツトであつて、このマグネ
ツト11にはアーマチユア8の先端部を挾むコア
12を取り付けることにより、中立位置を境とし
てアーマチユア8を右側及び左側に向つてそれぞ
れ吸引付勢させている。13はアーマチユア8の
基部に固定された係合部材で、左右方向に沿う長
孔14を穿設し、この長孔14には軸15を介し
て結合部材16を遊嵌させている。17は接点固
定板18にて保持された固定接点、19は接点作
動板20に結合された可動接点であつて、前記接
点作動板20は前記結合部材16に固定されてい
る。尚、前記連動板7とアーマチユア8との間の
遊び量、即ち、溝孔9の長さは、例えば、左側に
揺動しているアーマチユア8が連動板7にて中立
位置まで押された時点以後に、連動板7に関係な
く右側に自由運動するに充分な大きさに設定さ
れ、又、前記アーマチユア8と接点作動板20と
の間の遊び量、即ち、長孔14の長さは、アーマ
チユア8が中立位置に押されるまでの間は接点作
動板20を拘束せず、中立位置以後の自由運動に
際して接点作動板20を切換作動させるに充分な
大きさに設定されている。
次に、第5図ないし第12図を参照して上記構
成の接点開閉装置の作動について説明する。
説明の都合上、最初はカム2の凹部に遊転コロ
5が当接し、連動板7が左側に位置して第5図に
示すようにアーマチユア8が右側に傾斜し、両接
点17,19が開いているものとする。
カム2が回転し、遊転コロ5を介して揺動桿3
が復帰バネ6に抗して右側に移動すると、これに
ともなつて連動板7が右側に移動し、第5図に示
す状態から第6図に示すように、連動板7の突起
7が溝孔9の右端に衝合してこれを右側に押圧
し、アーマチユア8をマグネツト11の吸引力に
抗して中立位置まで移動させる。このとき、当初
は長孔14の右端に位置していた軸15は、アー
マチユア8とともに係合部材13が右側に移動す
るので、アーマチユア8が中立位置に達するまで
は移動しないため、アーマチユア8の移動に拘ら
ず接点作動板20は静止し、アーマチユア8が中
立位置に達した時に長孔14の左端に至る。カム
2の回転が進行して連動板7がさらに右側に移動
すると、マグネツト11による左右方向への吸引
力のバランスが崩れ、かつ、連動板7とアーマチ
ユア8との間には当接切換操作方向への遊びが形
成されているので、アーマチユア8は第7図に示
したように連動板7に関係なく矢印方向へ吸引揺
動される。又、アーマチユア8が矢印方向に揺動
すると、係合部材13が右側に移動するので、長
孔14の左端に衝合している軸15が右側に押さ
れ、連結部材16を介して接点作動板20を右側
に移動させるので両接点17,19が閉じる。こ
のとき、中立位置以後におけるアーマチユア8の
揺動、連動板7に拘束されないマグネツト11の
吸引力による自由運動であるために、極めて高速
で移動し、殊に、その移動終端部に近づくほど、
即ち、両接点17,19が近づくほどマグネツト
11の吸引力が強くなつて移動速度が早くなるの
で、両接点17,19は瞬時に閉じる。そして、
さらにカム2が回転すると、第8図に示すよう
に、連動板7が前記遊び量以上に右側に移動し、
アーマチユア8を矢印方向に揺動させるので、接
点作動板20はさらに右側に移動し、両接点1
7,19の接触圧力を高くし、接点の閉成動作を
終了する。即ち、カム機構の動きをマグネツトを
利用したスナツプ機構で著しく増速し、かつ、ス
ナツプ機構の動作終了後にカム機構にて接点作動
板を所定の方向に強制移動させるので、接点は確
実に閉じられるのである。
両接点17,19の開放に際しては、カム2を
逆回転させる。すると、遊転コロ5は復帰バネ6
の張圧力を受けて圧側に移動し、揺動桿3を介し
て連動板7を左側に移動させる。このようにして
連動板7の突起7′が長溝9内を右端から左端に
移動し、第9図示す位置に至つた後は、連動板7
はマグネツト11に吸引されているアーマチユア
8を引き離す。このようにしてアーマチユア8が
第10図に示すように中立位置まで引き戻された
時に、長孔14の右端に軸15が至る。尚、アー
マチユア8が中立位置に戻る過程にて長孔14の
左端による軸15への拘束力が解除されるので、
接点作動板20は除々に左側に移動し、両接点1
7,19の接触力を低減させる。そして、アーマ
チユア8が中立位置から僅かに移動して左右方向
への吸引力のバランスが崩れると、前述の場合と
同様に連動板7に関係なくアーマチユア8がマグ
ネツト11の吸引力を受けて矢印方向に自由運動
し、第11図に示すように接点作動板20を左側
に移動させて両接点17,19を開く。この動き
は、接点投入の時と同様に急速に行われるので、
アーク時間は極めて短かくなる。最後に連動板7
がアーマチユア8を介して接点作動板20を第1
2図のように充分な位置まで移動させ、両接点1
7,19の間隔を充分に大きくして接点の開放動
作を終了する。
尚、外部要因等によつてマグネツトの吸引力が
減衰又は消滅しようとも、連動板と接点作動板と
はアーマチユアを介して機械的に結合されている
ので、開閉速度の低下をまぬがれ得ないながらも
マグネツトを開閉できるため、接点が開閉不能に
陥るおそれはない。
以上説明したように、本考案においては、カム
機構とマグネツトを利用したスナツプスイツチ機
構とを組み合わせて接点開閉装置を構成したもの
であるから、スプリングを利用したスナツプ機構
の場合より高速で接点を開閉させることができる
と共に、吸引特性のバラツキを少くでき、更に、
部品点数の削減と堅固性の向上とを行わせ得るの
で開閉装置の開閉特性、耐久性、信頼性を高める
ことができる。又、万一マグネツトの吸引力が消
滅した場合にもカムに追従する連動板がアーマチ
ユアを介して接点作動板を切換操作するので接点
が開閉不能となることがないため、踏切遮断機等
のように作動の信頼性が強く要求される機器にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は
第1図の要部の斜視図、第3図はマグネツトとア
ーマチユアとの関係を示す斜視図、第4図はアー
マチユアと接点作動板との連結部の分解斜視図、
第5図ないし第12図は上記実施例の作動の各過
程を順次に示した要部の略示断面図である。 2……カム、7……連動板、8……アーマチユ
ア、11……マグネツト、17,19……接点、
20……接点作動板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カムに従動して往復運動する連動板と、中立位
    置を境として相反する切換操作位置にマグネツト
    で吸引付勢されるアーマチユアとを、接点切換操
    作時にアーマチユアを前記中立位置から当該切換
    操作位置へ自由運動させるに充分な遊び量をもつ
    て連動連結させると共に、前記中立位置から当該
    切換位置へ向かうアーマチユアの自由運動にとも
    なつて接点を切換操作する接点作動板を当該切換
    位置とは逆の切換位置から中立位置まではアーマ
    チユアを自由運動させるに充分な遊び量をもつて
    連動連結して設け、かつ、切換操作終了時に連動
    板をアーマチユアに遊びなく係合させ、アーマチ
    ユアを介して接点作動板を強制的に当該切換操作
    位置に動作させる位置まで移動するようにカムの
    プロフイルを構成したことを特徴とする接点開閉
    装置。
JP1765079U 1979-02-16 1979-02-16 Expired JPS6316105Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1765079U JPS6316105Y2 (ja) 1979-02-16 1979-02-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1765079U JPS6316105Y2 (ja) 1979-02-16 1979-02-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55118440U JPS55118440U (ja) 1980-08-21
JPS6316105Y2 true JPS6316105Y2 (ja) 1988-05-09

Family

ID=28843435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1765079U Expired JPS6316105Y2 (ja) 1979-02-16 1979-02-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6316105Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55118440U (ja) 1980-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4975673A (en) Circuit breaker apparatus including trip display mechanism
WO2014206264A1 (zh) 一种按钮式复位开关
JP2004527083A (ja) ばね蓄勢器をロックするためのラッチ機構
JPS6316105Y2 (ja)
US4916422A (en) Apparatus for electrically operating a circuit breaker
US4048599A (en) Electric switching device
US2752446A (en) Snap switch
JPH07320590A (ja) 自己復帰機能を有するスイッチ装置
JPH02192626A (ja) 限流接触器用ロック機構
JPH08102236A (ja) 押しボタンスイッチ
US3766501A (en) Electromechanical switch
US4618747A (en) Electrical snap switch with double arm resetting lever
JPS61193325A (ja) 保護スイツチ
JP3271512B2 (ja) 遮断器の二重投入防止装置
US3712965A (en) Switch operating mechanism for limit switches
JP3294464B2 (ja) 回路遮断器操作装置および真空回路遮断器
JPH0326592Y2 (ja)
JPS6214589Y2 (ja)
US3761652A (en) Bell crank type operating means for simultaneously actuating interlocked pair of electrical switches
JPH088502Y2 (ja) 真空しゃ断器
JPS6322596Y2 (ja)
CN219733142U (zh) 一种用于闭门器的连接装置及闭门器
CN108573836B (zh) 带有防止重复合闸联锁的断路器操动机构
JPS642349Y2 (ja)
JPH0631628Y2 (ja) 開閉器操作装置