JPS63159364A - 過プロピオン酸の製造方法 - Google Patents

過プロピオン酸の製造方法

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JPS63159364A
JPS63159364A JP61306205A JP30620586A JPS63159364A JP S63159364 A JPS63159364 A JP S63159364A JP 61306205 A JP61306205 A JP 61306205A JP 30620586 A JP30620586 A JP 30620586A JP S63159364 A JPS63159364 A JP S63159364A
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Kaoru Ueno
薫 上野
Takayoshi Masuda
増田 隆良
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、過プロピオン酸の製造方法に関する。
更に詳しくは、過酸化水素とプロピオン酸とを反応させ
て過プロピオン酸を製造するに際し、水と不均質な共沸
物を形成しうる溶剤の存在下、過酸化水素と共に導入さ
れた水を共沸蒸留により除去した後に、酸触媒を添加し
て反応させ、反応中に生成した水を共沸蒸留により除去
する過プロピオン酸の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
過酸化水素とプロピオン酸とを反応させて過プロピオン
酸を製造するに際し、通常、反応時間を短縮するために
適当な触媒を使用することが公知であり、例えば、硫酸
、塩酸、燐酸、各種スルフォン酸、陽イオン交換樹脂、
硼酸などが提案されている。触媒に関する研究と同時に
、上記反応は水の生成を伴う平衡反応であるため、平衡
を生成系に移動させる方法が種々提案されている。従来
より提案されている方法を以下に倒起する。
il+  10〜40重量パーセントの硫酸水溶液を触
媒として過酸化水素とプロピオン酸とを反応させ、つい
で生成したプロピオン酸をベンゼンなどの溶剤で抽出し
、過酸化水素の同伴水及び反応により生成した水を蒸留
等により除去し、濃縮された硫酸水溶液を反応系へ循環
させる方法(例えば、特開昭56−15263号、特開
昭56−45457号)。
(2)数10%の硫酸水溶液、アルキルスルホン酸等の
酸触媒の存在下、水と不均一共沸混合物を形成し得る不
活性有機溶剤の存在下において、過酸化水素とプロピオ
ン酸とを反応させるに際し、反応混合物中に存在する水
を、水/有機溶剤共沸混合物の蒸留により除去する方法
(例えば、特開昭54−160313号)。
(3)硫酸などの強酸触媒のかわりに、硼酸、酸化硼酸
、酸化砒素、酸化セレンなどを触媒として均一な液相中
において(2)と同様にして過プロピオン酸を製造する
方法(例えば、特開昭56−15263号、特開昭56
−45457号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記filの方法では、反応液中から高
収率で過プロピオン酸を抽出するためには、大量の溶剤
と多くの抽出段数を必要とする。
また、抽出後の有機相中にも相当量の硫酸が移行するた
めさらに有機相を水で洗浄して硫酸を除去し、ついで共
沸蒸留により乾燥する必要があるなど操作が煩雑である
。また、−Sのオーステナイト系ステンレス鋼を使用す
ると耐食性に問題が発生するばかりか、過プロピオン酸
収率が低下するなど工業的には困難である。
上記(2)の方法は、反応混合物中の水を有FIJ溶媒
との共沸蒸留によって除去するため、過酸化水素に基づ
く過プロピオン酸の収率という点では優れた方法である
が、上記fi+と同様に反応液中に硫酸などの強酸を含
有するため、この除去に多大のエネルギーを必要とする
。強酸を含有したまま過プロピオン酸を使用すると望ま
しくない副反応が起こり、その結果目的生成物の収率を
低下させる。
例えば、オレフィンのエポキシ化反応においては、生成
したエポキシドが強酸触媒の作用により容易に開裂して
、モノおよびジエチルの混合物に転化してしまう。また
上記(1)と同様に高級耐食性材質が必要であるなどの
欠点を有する。
上記(3)の方法では、硼酸のような弱酸を使用するた
め、反応液より触媒除去の必要がなく、また装置の耐食
性という点では大幅に改善されているが、過プロピオン
酸の生成速度が硫酸などの強酸触媒使用時と比較して遅
(、そのため反応に長時間を要し、過プロピオン酸の熱
分解により収率が低下するという問題がある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明者らは
、上記の問題点を解決するため種々検討した結果、遂に
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、過酸化水素水とプロピオン酸を、
水と不均質な共沸物を形成しうる溶剤の存在下で反応さ
せて過プロピオン酸を製造する方法において、過酸化水
素と共に導入された水を共沸蒸留により除去し、次いで
酸触媒を添加して反応を行い、生成した水を共沸蒸留に
より除去することを特徴とする過プロピオン酸の製造方
法である。
本発明における過酸化水素と共に県人された水の除去量
は次式で示される範囲内である。
χ                 χ0くχ≦60
の時 Y(1−−)≦Z≦Y(1−−)χ 60<χ  の時    O≦Z≦Y(1−−”)χ−
−−−−過酸化水素の濃度(重量%)Y−−−m−過酸
化水素水の重量 2−−−−一除去されろ水重量 脱水量が上記範囲未満の場合は、過プロピオン酸の熱安
定性が悪くなり、分解損失が大きくなる。
本発明で用いる酸触媒は、硼酸または硼酸と燐酸の併用
であり、特にステンレス製反応器を使用する場合には、
本発明者らの先1tJI (特願昭61−258392
号)のように硼酸と燐酸の併用が望ましい。
本発明で用いる触媒の硼酸は市販のオルト硼酸またはメ
タ硼酸を、燐酸は市販のオルト燐酸を使用し得る。触媒
の添加量は過酸化水素1モル当り0.03モル以上が望
ましい、 0.03モル未満では過プロピオン酸の収率
が低下する。
しかし、1モル以上では過プロピオン酸の収率がほぼ一
定となるので、それ以上多量に添加する必要はない。
本発明で用いる過酸化水素及びプロピオン酸は標準の市
販品の形で使用し得る。特に過酸化水素は、30〜60
重量パーセントの市販の水溶液の形で使用し得る。
過酸化水素とプロピオン酸のモル比は特に限定されない
が、過酸化水素を効率良く反応させるため、及び反応液
中で脱水された過酸化水素と共沸脱水溶剤の相分離によ
る危険性を回避するためにも、プロピオン酸/過酸化水
素=2.0〜5.0(モル比)が望ましい。
本発明で用いる共沸物を形成し得る溶剤としては、水と
不均質な共沸物を形成し、共沸組成中の水含量が大きく
、かつ蒸発潜熱の小さいものが経済的に有利である。か
かる溶剤としては、例えば、1.2ジクロルエタン、1
.2ジクロルプロパン、ベンゼン、シクロヘキサン等を
挙げることができる。
反応温度は50〜80℃が好ましく、50℃未満では過
プロピオン酸の生成速度が遅<、80℃を超えると生成
した過プロピオン酸の分解損失が大きく、ともに収率を
低下させる。反応圧力は反応系組成及び選択した温度に
応じて異なる減圧下で行われるが、通常100〜500
mdgである。
このようにして得られた過プロピオン酸は、通常のエポ
キシ化、ケトンの酸化、芳香核の開環反応等に何ら支障
なく使用することができる。
なお、本発明の反応及び共沸蒸留は連続式でも回分式で
も可能である。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。但し
、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例−1 塔頂部に還流コンデンサを取付けた10段オルダーショ
ウ蒸留塔付バレフクスガラス製500m1反応器に、3
5.0重量%過酸化水素81.6g (0,84モル)
、プロピオン酸186.3g (2,52モル)、共沸
脱水溶剤として1.2ジクロル工タン94gを装入した
。この反応器をオイルバスにより内温70℃、(内圧2
00mIllHg)に加熱した。
コンデンサは凝縮した有機相だけが蒸留塔に還流され、
一方、分離した水相は連続的に排出されるように設計し
た。
加熱開始後60分で52.9gの水相が排出された。
次いで触媒としてオルト環fa 3.3g (0,05
3モル)を添加し、留出水が8終るまで反応を続けた。
反応時間は80分を要した。反応条件及び結果を表−1
に示す。
実施例−2 SOS−316製500m1反応器を使用する以外は実
施例−1と同様の方法で実施した。加熱開始後60分で
53.0gの水相が排出された。次いで触媒としてオル
ト硼酸3.3g (0,053モル)、燐酸0.165
g(0,0017モル)を添加し、留出水が8終るまで
反応を続けた0反応時間は80分を要した。反応条件及
び結果を表−1に示す。
実施例−3 共沸脱水溶剤として1.2ジクロルエタンのかわりに、
1.2ジクロルプロパンを使用して、内圧17(1wI
l+Hg(内温70℃)にした以外は、実施例−1と同
様の方法で実施した。加熱開始後50分で52.8gの
水相が排出された0次いで触媒としてオルト硼酸3.3
g (0,053モル)を添加し、留出水が8終るまで
反応を続けた0反応時間は70分を要した。反応条件及
び結果を表−1に示す。
実施例−4 実施例−1と同様の方法で実施し、加熱開始後39分で
40.3gの水相が排出された0次いで触媒としてオル
ト硼酸3.3g (0,053モル)を添加し、留出水
が出路るまで反応を続けた0反応時間は120分を要し
た0反応条件及び結果を表−1に示す。
比較例−1 オルト硼酸3.3gを初めから装入する以外は実施例−
1と同様の方法で実施した。留出水が出路るまで反応を
続けた0反応時間は220分を要した。
反応条件及び結果を表−1に示す。
比較例−2 実施例−1と同様の方法で実施し、加熱開始後30分で
30.5gの水相が排出された。次いで触媒としてオル
ト硼酸3.3g (0,053モル)を添加し、留出水
が出路るまで反応を続けた0反応時間は160分を要し
た0反応条件及び結果を表−1に示す。
〔発明の効果〕
本発明は、実施例において明らかなように、あらかじめ
過酸化水素と共に導入された水を共沸蒸留により脱水し
、次いで触媒を添加して反応を行うことにより、反応時
間を大幅に短縮出来ると同時に、きわめて高収率で過プ
ロピオン酸が製造され、しかも安全に操作出来るので、
その産業上の利用価値は大きい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)過酸化水素水とプロピオン酸を、水と不均質な共
    沸物を形成しうる溶剤の存在下で反応させて過プロピオ
    ン酸を製造する方法において、過酸化水素と共に導入さ
    れた水を共沸蒸留により除去し、次いで酸触媒を添加し
    て反応を行い、生成した水を共沸蒸留により除去するこ
    とを特徴とする過プロピオン酸の製造方法。
  2. (2)過酸化水素と共に導入された水であって共沸蒸留
    により除去される水重量が次式で表わされる特許請求の
    範囲第1項記載の過プロピオン酸の製造方法。 0<χ≦60の時Y(1−χ/60)≦Z≦Y(1−χ
    /100)60<χの時0≦Z≦Y(1−χ/100)
    χ・・・・・過酸化水素の濃度(重量%) Y・・・・・過酸化水素水の重量 Z・・・・・除去される水重量
  3. (3)酸触媒が硼酸または硼酸と燐酸の併用である特許
    請求の範囲第1項記載の過プロピオン酸の製造方法。
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