JPS6315920Y2 - - Google Patents

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JPS6315920Y2
JPS6315920Y2 JP5502480U JP5502480U JPS6315920Y2 JP S6315920 Y2 JPS6315920 Y2 JP S6315920Y2 JP 5502480 U JP5502480 U JP 5502480U JP 5502480 U JP5502480 U JP 5502480U JP S6315920 Y2 JPS6315920 Y2 JP S6315920Y2
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JP
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attenuator
output signal
reverberation
delay circuit
circuit
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JP5502480U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子式残響付加回路の改良に関する。
従来の電子式残響付加回路は第1図のブロツク
図に示す如く、たとえば電荷結合素子(チヤー
ジ・カツプルド・デハイス)などの遅延回路1の
出力信号を減衰器2に入力して減衰させ、入力端
子INに印加された入力信号と減衰器2の出力信
号とを加算もしくは減算して遅延回路1に印加
し、遅延回路1で遅延させて遅延回路1の出力端
から残響出力を得ていた。なおOUTは残響付加
回路の出力端子である。
上記の電子式残響付加回路の伝達関数は遅延回
路1の遅延時間をτ、減衰器2の利得をg(0<
g<1)とし、入力信号の角周波数をωとすれ
ば、{exp(−jωτ)}/{1〓g・exp(−jωτ)}
にて与えられる。この伝達関数の振幅項は となる。
上記(1)式から明らかな如く伝達関数の振幅項
は、減衰器2の出力信号を正帰還したときはn/
2τ(Hz)の周波数で、負帰還したときはm/2τ
(Hz)の周波数で極大値をもつ。ここでmは偶数
であり、nは奇数である。すなわち第1図に示し
た従来の電子式残響付加回路の伝送振幅周波数特
性は等間隔のピーク特性を示す。
これはすなわち、第1図に示した従来の電子式
残響付加回路により残響付加をすれば特有の音色
が付加されて、いわゆるカラーレーシヨンが生ず
る欠点がある。
このために第2図に示す如く、第1図に示した
電子式残響付加回路に減衰器3および4を加え
て、第1図に示した電子式残響付加回路の出力信
号を減衰器3に入力し、一方入力信号を減衰器4
に入力し、減衰器3の出力信号から減衰器4の出
力信号を減算して電子式残響付加回路の出力信号
として、音色が変化するのを免れている電子式残
響付加回路がある。なお減衰器3の利得は(1−
g2)、減衰器4の利得はgである。
この第2図に示した電子式残響付加回路の伝送
振幅周波数特性は平坦で、全体としてノンカラー
レーシヨン型残響付加回路となつている。この場
合の残響時間は減衰器2と4の利得gと遅延回路
1の遅延時間τに依存し、また残響エネルギ密度
は利得gのみに依存して決まる。
そこで残響時間などの残響特性を変化させる場
合は、遅延時間τおよび利得gを変化させればよ
いのである。
しかし利得gを変化させる場合、減衰器2,3
および4の利得は常に(g,1−g2,g)の関係
を一定に維持させなければならない。前記利得の
値の関係がくずれた場合は、伝送振幅周波数特性
は平坦ではなくなり、ピーク・デイツプ特性を有
するようになり、ノンカラーレーシヨン特性はく
ずれてしまう。
たとえば、利得g=0.71の場合に、伝送振幅周
波数特性の偏差を1dB以内に納めるためには減衰
器3の利得1−g2の誤差を0.04dB以内に保たな
けれぱならない。しかし一般には減衰器の構成要
素は主として抵抗である。そこで抵抗値のばらつ
きを考え合せた場合、減衰器2,3および4の利
得の関係g,1−g2,gを維持して所望の平坦な
伝送振幅周波数特性を保持しつつ利得gを可変す
ることは極めて困難となる欠点があつた。
本考案は上記にかんがみなされたもので、上記
の欠点を解消し、伝送振幅周波数特性は遅延回路
の遅延時間および減衰器の利得に無関係に平坦で
あり、ノンカラーレーシヨン特性を有する電子式
残響付加回路を提供することを目的とするもので
ある。
以下、本考案を実施例により説明する。
第3図は本考案の一実施例のブロツク図であ
る。
第3図において、5は中間タツプ付の遅延回路
であつて、タツプの前後で遅延時間が等しく構成
してあり、6は減衰器であり、7および8はそれ
ぞれ加減算器である。
本実施例の電子式残響付加回路は入力端子IN
に印加された入力信号e1と減衰器6の出力信号e4
とを加減算器7において減算もしくは加算し、加
減算器7の出力信号e2を遅延回路5に印加し、遅
延回路5の中間タツプの出力信号e3を減衰器6に
入力し、遅延回路5の出力信号e5と減衰器6の出
力信号e4とを、もしくは減衰器6の出力信号e4
ら遅延回路5の出力信号e5を加減算器8にて加算
もしくは減算して得た信号e6を出力端子から取り
出す様に構成する。
以上の如く構成した本実施例の電子式残響付加
回路において、加減算器7において減算動作をさ
せるときは加減算器8は加算動作を行なわせ、加
減算器7において加算動作をさせるときは加減算
器8において減算動作をさせるように設定する。
いま前者の場合を負帰還型の場合と呼称し、後者
の場合を正帰還の場合と呼称する。
ここで本実施例における各部の信号間には次の
関係が成立する。
e1〓e4=e2 …(2) e2・exp(−jωτ)=e3 …(3) g・e3=e4 …(4) e3・exp(−jωτ)=e5 e4±e5=e4±e3・exp(−jωτ)=e6 …(5) ここでgは減衰器6の利得であり、τは遅延回
路5の中間タツプ前後の遅延時間であり、ωは入
力信号の角周波数である。
そこで(2)および(4)式より e1〓g・e3=e2 …(6) (4),(5)式より ±e3・exp(−jωτ)+g・e3=e5 …(7) (6),(3)式より e1±g・e2・exp(−jωτ)=e2 …(8) (7),(3)式より e2・exp(−jωτ) {g±exp(−jωτ)}=e5 …(9) が得られ、(8),(9)式より本実施例の伝達関数e5
e1は e5/e1 =exp(−jωτ){g±exp(−jωτ)}/1±g・
exp(−jωτ)…(10) となる。
つぎに、(10)式の伝達関数の振幅項は となる。
すなわち(11)式から明らかな如く本実施例の振幅
伝達率は入力信号の角周波数ω、遅延時間τ、減
衰器6の利得gにかかわらず一定である。
また残響時間Tは(−3τ)/log gで与えら
れ、遅延時間τと減衰器6の利得gで制御するこ
とができる。
本実施例において負帰還の場合のインパルス応
答は、たとえば減衰器6の利得g=0.7とした場
合、第4図に示す如くになる。なお、第4図にお
いて各パルスの間隔は遅延時間τである。
以上説明した如く本考案によれば、伝送振幅周
波数特性は遅延回路の遅延時間および減衰器の利
得に無関係に平坦であり、ノンカラーレーシヨン
特性を有している。
また、回路構成が簡単であり、残響時間などの
残響特性を変更させる場合も、相互に一定関係を
維持しながら変更させなければならない構成要素
はなく、残響特性の変更も容易である。またさら
に残響特性の変更の際に伝送振幅周波数特性に乱
れを生ずることもない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の電子式残響付加回
路のブロツク図。第3図は本考案の一実施例のブ
ロツク図。第4図は本考案の一実施例のインパル
ス応答。 5……遅延回路、6……減衰器、7および8…
…加減算器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一の遅延時間を有し縦続接続された第1のお
    よび第2の遅延回路と、減衰器とを備え、前記減
    衰器の出力信号を入力端子に印加された入力信号
    に加算もしくは前記入力信号から減算して得た第
    1の信号を前記第1の遅延回路に入力し、前記第
    1の遅延回路の出力信号を前記第2の遅延回路お
    よび前記減衰器に入力し、前記第2の遅延回路の
    出力信号を前記減衰器の出力信号から減算もしく
    は前記減衰器の出力信号に加算して得た第2の信
    号を残響出力信号としたことを特徴とする電子式
    残響付加回路。
JP5502480U 1980-04-22 1980-04-22 Expired JPS6315920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5502480U JPS6315920Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56157820U JPS56157820U (ja) 1981-11-25
JPS6315920Y2 true JPS6315920Y2 (ja) 1988-05-06

Family

ID=29649717

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