JPS63157938A - 飼料用酵素プレミックスとその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、乾燥し熱的に安定でかつ混合および取扱い
が容易な、１つ以上の酵素を含有する飼料プレミックス
に関する。特に、本発明は、１つ以上の酵素と結合する
生理学的に容認できるキャリヤーを有する乾燥し熱的に
安定なプレミックスと、このようなプレミックスを製造
する方法とに関する。

［従来の技術］ 動物飼料ミックスを処理するため酵素を使用することは
周知である。動物飼料ミックスを酵素と処理すると飼料
の消化性を改善するため飼料をさらに有能にさせ、その
エネルギ内容を増大できる。例えば、米国特許第２，９
８８，９４９号および第２．９８Ｌ４４１！号において
ホーレンベックは、細胞性酵素を含有する大麦麦芽によ
る原料大麦飼料の処理について記載し、ホーレンベック
の報告によれば、処理ずみ飼料を与えられた家きんは、
飼料のエネルギ値の増大により発育速度が改善されたと
している。一般に、酵素の作用により飼料製品を破壊し
て動物にだいし飼料中の消化成分を付与する。

しかし、酵素は飼料添加物として多くの利点があるにも
拘らず、その飼料の使用はいくつかの欠点により制限さ
れる。特に問題として、はとんどの酵素は熱不安定性を
有し、はとんどの飼料処理を行う加熱状態により酵素を
不活性化させる。さらにまた、添加さるべき酵素量はき
わめて少なく、有効かつ均一な混合に深刻な問題を与え
る。はとんどの市販酵素製品は乾燥成分よりも混合が困
難である酵素溶液であるため、飼料成分として酵素を利
用する困難性が悪化される。

これら問題にだいし考えうる１つの解決手段はプレミッ
クスの利用である。抗生物質、ビタミン、ミネラル等の
成分は少量で飼料に添加されるため、それらは、量的飼
料生産という面において均一な分配は不可能であるため
、飼料に直接添加できない。キャリヤーと活性成分とよ
り成るプレミックスは一般に、′これら“微成分”を飼
料に導入するのに利用される。米国特許第４．２１８．
４８７号において、ヒラ−は、活性成分が酵素と結合し
た抗生物質より成る飼料プレミックスの使用を開示して
いる。しかし、ヒラ−は、当該プレミックスが大規模の
飼料生産に有効的かつ能率的に利用できるとは開示も示
唆もしていない。

間約飼料プロセスに効果的に利用するため、飼料プレミ
ックスは、特に、物理的安定性、活性製品の化学的安定
性との不干渉および良好な流動、配合性を含む物性を持
たねばならない。

今日まで、このような酵素含有飼料プレミックスは大規
模用途には得られなかった。

要するに、酵素を飼料添加剤として大規模に効果的に使
用することが簡単ではなくまた高価であった。

［発明が解決しようとする問題点］ この発明は、間約飼料プロセスに使用できる１つ以上の
酵素を含有する比較的乾燥した熱的に安定なプレミック
スを提供する。このプレミックスは、飼料プロセスに使
用される高温に大きく影響基れない高い酵素活性を有す
る。このプレミックスは優れた流動性を有しかつ、飼料
混合物に容易かつ均一に配合されて飼料の物性を効果的
に改善できる。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、本質的に、生理学的に容認できるキャリヤー
と１つ以上の酵素とより成る比較的乾燥した熱的に安定
な酵素プレミックスを提供する。このプレミックスは優
れた流動・配合性を有し、容易かつ均一に飼料に配合で
きる。キャリヤーは活性酵素成分と一致する生理学的に
容認できる飼料より成り、好ましいキャリャ−は小麦や
大麦等粒粉を含む。

本発明はまた、生理学的に容認できるキャリヤーを１つ
以上の酵素と混合し、酵素がキャリヤーに実質的に吸収
されるように混合物を反応させてから、得られた製品を
ペレット化、乾燥および微粉化することによって、酵素
と飼料のプレミックスを製造する方法を提供する。プレ
ミックス製品はなるべく、含水量が約１４パーセント以
下である。酵素は乾燥成分としてまたは、酵素溶液の一
部として添加できる。この方法により、熱的に安定で、
飼料処理温度で酵素の深刻な崩壊を表わさない酵素プレ
ミックスを製造する。

［実　施　例］ Ａ、一般 酵素が粉その地間様な材料より成るキャリヤーに吸収さ
れペレット化される酵素プレミックスの作製によって、
飼料処理において酵素の安定性が著しく増大されること
が判明した。得られた熱的に安定なプレミックスは、優
れた流動性を有し、飼料混合物内に容易に配合されて最
終濃度を約０．０１〜０．５重量パーセントにすること
ができる。プレミックスは、飼料１トンについて５キロ
グラム・プレミックス以下の量で飼料中に容易に配合で
きる。キャリヤーはなるべく、粒体または初等適当な自
然スターチ含有材料により作製され、典型的には、キャ
リヤー自身は数個の活性酵素を含有する。

酵素・キャリヤーのペレット化により活性酵素または存
在する酵素成分の熱安定性を改善する。またペレット化
により、プレミックス製品を約３０重量パーセント以下
の水分まで乾燥させることができ、なるべく水分は約７
ないし約１５重量パーセント間で、特に好ましい水分は
約１０重量パーセント以下である。この発明によればプ
レミックスの乾燥によっても存在する酵素を著しく変性
または奪活させない。ペレット化プレミックスは６５℃
以下、なるべく４５℃以下の温度の温風で容易に乾燥さ
れる。乾燥されたペレットは最終飼料混合物と混合する
前に粉砕または微粉砕できる。

プレミックスは酵素および（または）飼料混合物の品質
を改善する酵素結合物を含有する。このような酵素は、
特に、スターチ加水分解酵素またはアミラーセ、セルロ
ース加水分解ｕ素またはセルロース、セルロース加水分
解酵素またはセルラー七およびヘミセルラーセ、グルカ
ナーセ、リパアセ、蛋白質等である。特に、適当な酵素
はスリコデルマ・リーセイからのセルラー七またはバク
シラス拳サブチリスからのプロチーズで、これらは普通
、酵素溶液、またはバクシラス拳サブチリスより作製さ
れるアルファ・アミラーセ等乾燥製品として販売される
。酵素は一般に液状で存在するが、乾燥酵素製品も利用
できる。

キャリヤー材は、活性酵素成分と一致する任意の生理学
的に容認できる飼料成分でよい。

好ましいキャリヤー材は、酵素溶液を酵素を乾燥せずに
キャリヤーと混合させる適当な粉製品である。酵素溶液
を使用すれば、付加水は一般に、酵素・水溶液は所定の
水分を付与するため、ペレット化前に添加しなくてよい
。

もちろん、乾燥酵素も、酵素溶液に代えてまたはそれに
加えて、水と一緒に混合物に添加してもよい。

適当なキャリヤーは、粉、例えば、含水量が約１５重量
パーセント以下、なるべくは約１２ないし約１４パーセ
ントの小麦、大麦その他粒粉を含有するスターチである
。キャリヤーは一般に、プレミックスの約４０ないし約
９９重量パーセントで、なるべく濃度が約４０ないし約
９０パーセントである。酵素は一般に、プレミックスの
約１ないし約６０重量パーセントで、なるべく約１０な
いし約４０パーセントである。

本発明は、酵素飼料プレミックスと、大規模間約飼料生
産に使用できるようなプレミックスの製造方法とに関す
る。図面はこのような酵素を製造する装置の好ましい実
施側を示す。

図面は酵素プレミックスを作製する効果的かつ能率的な
生産ラインを示す。貯蔵サイロ１．１°からのキャリヤ
ー材は秤り２で計量されてミキサー３に移送される。搬
送体４は混合キャリヤー材を貯蔵サイロ５に移送する。

貯蔵サイロ５からキャリヤー材は秤り６に移送されて乾
燥製品と一緒に計量される。酵素溶液はタンク８内に貯
蔵され、適当量がミキサー９に移送されて混合される。

適当なミキサーは連続型ミキサーで、例えば、アマンダ
ス・カールの「ズルヒラウフミッシェル・グローセ型１
２■」または同様な装置である。必要に応じミキサーに
蒸気を加えてミックスの水分を増大する。ミキサーから
酵素・キャリヤー混合物が反応槽１０〜移送されここで
酵素はキャリヤー材に吸収される。適当な反応槽はアマ
ンダス拳カール型ＬＸ　２２１０−２タンクまたは同様
な装置で、撹拌器を装備している。

吸収槽内に混合物は１０〜６０分、典型的には約３０分
留まる。

その後、混合物は適当なペレット化装置１１、例えば、
アマンダス・カール型３５−７８０ペレタイザー（また
は同様なつば型装置）へ送られ、そこで材料がマトリッ
クスを介し押圧され、形成された糸片は、長さが約１５
ミリ、直径が約５〜８ミリの適当なペレットに切断され
る。ベレット化機械内に達した素材の水分は一般に、約
１８パーセントと約１９パーセントの間で、温度は約６
０℃以下、なるべく約４５°Ｃ以下に保持される。

ペレット化後、製品は、アマンダス・カール２７５−０
４バンドドライヤーまたは同様な乾燥装置等乾燥媒体の
温風１２で乾燥される。最終的に製品は、最終水分が約
８パーセントになるように冷却（１３）される。乾燥・
冷却ペレットは粉砕または微粉砕（４）される。粉砕機
から特大粒子は戻され、製品は貯蔵サイロ１５に移送さ
れる。最後に製品は、粒子を砕解し製品を均質化する遠
心機で処理される。この間約に適する装置はサイモン・
エントレター・スタンダードＩＭＰ　５９０“セントリ
衝撃横行破壊機”または同様な装置である。得られた製
品は包装出荷される。

この方法で作製された酵素プレミックスは熱安定性を有
し、さらに、流動自在、取扱い容易かつ配合が容易であ
る。好ましくは約１０重量パーセント以下であるプレミ
ックスの低含水量はこれら物性に寄与する。さらに、上
記略説したプロセスにより、採用される方法は添加酵素
の活性に大きく影響しないため、比較的高い酵素活性を
有するプレミックスとなる。

本発明の１つの利点は、乾燥製品に代えて酵素溶液が使
用できることである。酵素溶液は一般に、対応の乾燥製
品よりも安価で、本方法の総価格能率に寄与する。

Ｂ、　　（実験例） 実施例　１ 家きん用プレミックスを下記成分より作製した。

重量パーセント Ｉ」′ ア ベータ・グルカナーセを有する セルロース　　　　　　　　　　　　　　　　　１８．
５製品は第１図に示され上記Ａに記載された方法により
作製した。このプレミックスは比較的乾燥し安定してお
り流動自在で最終水分は約８パーセントであった。

実施例２〜６は、すべて第１図に示され上記Ａで記載さ
れた方法により商業規模で作製された種々のプレミック
ス組成物を記載する。

これら実施例に使用されるすべてのキャリヤーは水を含
有し、例えば使用される小麦粉は約１３ないし１４重量
パーセント水を含有する。

実施例　２ 成　　分　　　　　　　　ｉｉ重量パーセント　　　　
　最終製品の重量パーセント ベータ・グルカナー七 を有するセルロース Ｃｍｉ＆）　　　　　　　　　　　　４０パーセント　
　　　　乾燥物質の２７．５パーセント 小麦粉　　　　　　　　　　　　６０パーセント　　　
　　乾燥物質の７２．５パーセント 成分の含水量　　　　　　２７バ一セント最終製品の含
水量　　　　　９パーセント（すべてパーセントは重量
パーセントである）実施例　３ 成　　分　　　　　　　　重量パーセント　　　　　　
最終製品の重量パーセント ベータ・グルカナー七 を有するセルロース　　　　　　　　　　　　　　　　
　　乾燥物質の（溶　瀾　　　　　　　　　１３．９パ
ーセント　　　　　８．８パーセント中性プロテーセ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乾燥物質の（
溶　液）３．０パーセント　　　　　２．１パーセント
グルコアミラーセ　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　乾燥物質の（溶　液）４．４パーセント　　　　
　１．７バーセントアルフア拳アミラーセ　　　　　　
　　　　　　　　　　　乾燥物質の（乾　燥）１．３パ
ーセント　　　　　１．６パーセント小麦粉　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乾燥物質の７
７．４パーセント　　　　　８５．６パ一セント成分の
含水量　　　　２１パ一セント 製品の含水量　　　　　９パーセント （パーセントはすべて重量パーセント）−１ｉｌ）一 実施例　４ 成分　　　　　　　　　重量パーセント　　　　　　最
終製品の重量パーセント ベータ争グルカナーセ を有するセルロース　　　　　　　　　　　　　　　　
　　乾燥物質の（溶　液）　　　　　　　　　　　１４
．４パーセント　　　　　８．８パーセントセロビオス
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乾燥
物質の（溶　液）２．７パーセント　　　　　１．６パ
ーセントキシラナーセ　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　乾燥物質の（乾　燥）０．９パーセント
　　　　　１，１パーセント小麦粉　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　乾燥物質の８２、θパ
ーセント　　　　８８．５パ一セント成分の含水量　　
　　１８パ一セント 製品の含水量　　　　　９パーセント （パーセントはすべて重量パーセントである）−　　１
６　　一 実施例　５ 成　　分　　　　　　　　重量パーセント　　　　　　
最終製品の重量パーセント ベータψグルカナーセ を有するセルロース　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　乾燥物質の（溶　液）８．２パーセント　　　　
　５．５パーセントセロビオス　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　乾燥物質の（溶　液）８．２
パーセント　　　　　５．５パーセント中性ブロテーセ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乾燥物質の
（溶　液）９．５パーセント　　　　　６．９パーセン
ト酸プロテーセ　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　乾燥物質の（乾　燥）７．０パーセント　　　
　　９．３パーセントアルフア・アミラーセ　　　　　
　　　　　　　　　　　　乾燥物質の（乾　燥）２．５
パーセント　　　　　３．３パーセントグルコアミラー
セ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乾燥物質
の（溶　液）８．２パーセント　　　　　３．３パーセ
ント小麦粉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　乾燥物質の５６．４パーセント　　　　６６．
２パ一セント成分の含水量　　　　　５パ一セント 最終製品の含水量　　　９パーセント （パーセントはすべて重量パーセント）この試験におい
て、各グループは４２日間実験用ミックスを与えた１０
０羽のブロイラー鶏であった。グループＩに酵素プレミ
ックスを含まない小麦飼料を与えた。グループ■に実施
例Ｉの酵素プレミックスを含む大麦飼料を与え、グルー
プ■に実施例２の酵素プレミックスを含む大麦飼料を与
えた。この試験に大麦を選んだのは、家きんが、小麦を
使用できるほど効果的に大麦を使用できないという技術
分野で周知なためである。そのため、大麦は鶏にはほと
んど使用されない。

試験結果は、酵素プレミックスを含有する大麦飼料製品
が、プレミックスを含有しない小麦飼料に匹敵する効果
的飼料であることを□　示している。そのため、処理中
に飼料に添加されると酵素プレミックスは、大麦にもと
づく飼料の価値と能率を増大しかつ、ときに従来不可能
であった家きんに適する飼料となる。

以上の一般的考察および実験例は本発明を例示するもの
で限定するものではない。本発明の精神と範囲内での他
の変更が可能で、当業者にとって可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は酵素プレミックスの製造のための生産ラインを示
す。 ５．１．１°・・・・・・サイロ、２．６・・・・・・
秤り、３．９・・・・・・ミキサー、４・・・・・・搬
送体、１０・・・・・・反応槽、１１・・・・・・ペレ
ット化装置。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）本質的に、ペレット化生理学的に容認できるキャ
   リヤーと１つ以上の酵素とより成る比較的乾燥した熱安
   定性の飼料プレミックス。
2. （２）キャリヤーは約４０ないし約６０重量パーセント
   で、酵素は前記プレミックスの約１ないし約６０重量パ
   ーセントである、特許請求の範囲第１項に記載の飼料プ
   レミックス。
3. （３）含水量は約１０重量パーセント以下である特許請
   求の範囲第１項に記載の飼料プレミックス。
4. （４）キャリヤーは粒粉である特許請求の範囲第１項に
   記載の飼料プレミックス。
5. （５）キャリヤーは小麦粉である特許請求の範囲第４項
   に記載の飼料プレミックス。
6. （６）キャリヤーは大麦粉である特許請求の範囲第４項
   に記載の飼料のプレミックス。
7. （７）酵素は、スターチ加水分解酵素、アミラーセ、セ
   ルロース加水分解酵素、セルロース、ヘミセルロース、
   グルカンス、リパス、および蛋白質より成るグループか
   ら得られる特許請求の範囲第１項に記載の飼料プレミッ
   クス。
8. （８）比較的乾燥した熱安定性の酵素プレミックスを製
   造する方法において、生理学的に容認できるキャリヤー
   を１つ以上の酵素と混合する工程と；存在する酵素が実
   質的にキャリヤーに吸収されるようにキャリヤー・酵素
   混合物を適当な容器内で反応させる工程と；反応したキ
   ャリヤー・酵素混合物をペレット化する工程と；前記反
   応したキャリヤー・酵素混合物を約１０重量パーセント
   以下の含水量まで乾燥させる工程とより成る方法。
9. （９）前記乾燥プレミックスの粒子は粉砕または微粉砕
   される特許請求の範囲第８項に記載の方法。
10. （１０）添加される酵素は水溶液状である特許請求の範
    囲第８項に記載の方法。
11. （１１）添加される酵素は実質的に乾燥状態である特許
    請求の範囲第８項に記載の方法。