JPS63157714A - 連続圧延機内の熱延材保温用の移動可能なトンネル部材 - Google Patents

連続圧延機内の熱延材保温用の移動可能なトンネル部材

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JPS63157714A
JPS63157714A JP62295952A JP29595287A JPS63157714A JP S63157714 A JPS63157714 A JP S63157714A JP 62295952 A JP62295952 A JP 62295952A JP 29595287 A JP29595287 A JP 29595287A JP S63157714 A JPS63157714 A JP S63157714A
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cover unit
frame
tunnel member
tunnel
fixed
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JP62295952A
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ジャン−マリー ブリスバエール
アラン ヴォトゥラン
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USINOR SA
Original Assignee
USINOR SA
Union Siderurgique du Nord et de lEst de France SA USINOR
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Publication date
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/52Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
    • C21D9/54Furnaces for treating strips or wire
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/008Heat shields
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/22Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
    • B21B1/24Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process
    • B21B1/26Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process by hot-rolling, e.g. Steckel hot mill
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、連続圧延機内の熱延材<m間圧延材)の温度
を維持するための移動可能なトンネル部材に関するもの
である。
従来の技術 熱間圧延機、特に連続ス) IJツブ圧延機を開発する
にあたっては、圧延中、特に、熱延材に対して所定の時
間間隔をあけて2つの連続した作業を行うために待機領
域内を移動させるときにこの熱延材の温度を制御できる
ことが望ましい。現在利用可能な大部分の熱間圧延機で
は、ジ−トメクルのストリップは粗圧延スタンドから出
て非常に長い移送テーブル上を移動し、シャーで切断さ
れてから仕上スタンドに入る。
このような熱間圧延機を用いて熱延材、特に、粒子が配
向した磁性シートを圧延する場合には、仕上スタンドに
入れる前のこのシートの温度を注意深く制御する必要が
ある。
そこで、移送テーブル上を通過している間を通じて熱延
材をカバーする保温用トンネル部材を使用することが提
案されている。このようなトンネル部材を使用すると、
シートメタルのストリップの温度をほぼ一定に保持する
こと、補助加熱手段を用いてこのシートメタルのストリ
ップの温度を上げること、または、粗圧延スタンドでは
低温で作業を行い、仕上スタンドに入るときには熱延材
を適当な温度にしておくことができる。
いずれの場合にも、移送テーブル上や圧延機内の必要な
別の場所にトンネル部材を取り付けねばならない。この
ため、例えばある熱延材の圧延から保温用トンネル部材
が必要でない別の熱延材の圧延に変わるときにはこのト
ンネル部材は撤去される。さらに、極めて大きく変形し
たストリップの先頭がトンネル部材の入口に衝突して生
産が止まるとかプラントにかなり重大な問題が発生する
可能性がある場合には、このトンネル部材を極めて迅速
に移動させる装置も必要である。
移動可能な保温用トンネル部材を熱間圧延機と組合せて
使用することが知られている。このトンネル部材は、熱
延材に対するカバーユニットまたはフードが固定されて
いる堅固な金属製フレームと、カバーユニットが所定の
長さにわたって熱延材を覆うことになる使用位置と熱延
材から離れた撤去位置の間でフレームとカバーユニット
を移動させる上昇手段とを備えている。
一般に、堅固な金属製フレームは相互に接続された互い
に平行な複数の横材で構成されており、トンネル部材の
使用位置では圧延機の横断方向に配置される。カバーユ
ニットまたはフードは断面がU字であり、使用位置で熱
延材を覆う。このカバーユニットは、ステンレス鋼また
はアルミニウムの板を単にU字に曲げたもの、断熱性の
複数の板またはそれ以外の部材を組合せたもの、または
、滑らかな金属板を熱延材の方向に向けてU字に曲げ、
ロックウールなどの断熱材料で外側を覆った複雑な構造
のもので構成する。
発明が解決しようとする問題点 上記の装置を簡単な方法を用いて適当なコストで製作し
たものは、あまり性能が良くないだけでなく寿命が短い
。性能を向上させ寿命を長くするとコストが極めて高く
なるため、産業上はあまり有効ではない。
カバーユニットは広い範囲の温度にさらされるため、特
に、堅固な金属構造部との接続部が劣化する。外側に断
熱材料を取り付けた金属板を備えるカバーユニットの場
合には強度を増すために比較的厚い金属板を使用しなけ
ればならないが、移動可能なトンネル部材が重くなり、
製作のコストも増大する。
一般にこのようなトンネル部材は極めて長いため、複数
の区画で構成する必要がある。各区画は、熱延材を覆う
ためのカバーユニットを支持する堅固な金属製フレーム
と、圧延機に対して横方向に配置された上昇手段とを備
えている。従ってトンネル部材は大きなスペースを占め
るユニットとなり、大きな投資が必要とされる。このよ
うなわけで、トンネル部材設備に要するコストとその維
持費をできるだけ減らし、かつ、トンネル部材を使用し
ているときに傷みやすい部分である熱延材のカバーユニ
ットの寿命を長くすることのできる方法が望まれている
そこで、本発明は、 連続圧延機内の熱延材の保温のために、熱延材をカバー
するためのU字形断面を有するユニットを支持する相互
に接続された互いに平行な複数の横材により構成される
堅固な金属製フレームと、外側が断熱材料で覆われた滑
らかな金属板とからなり、上記圧延機の長手方向に延在
する少なくとも1つの区画と、 移動している熱延材の上方に上記カバーユニットが位置
してこの熱延材の所定の長さを覆い、かつ、上記フレー
ムの横材が上記圧延機を横断する位置にある使用位置と
、上記カバーユニットが上記熱延材の上方に離れた撤去
位置との間で上記フレームと上記カバーユニットを移動
させる上昇手段と を備え、 カバーユニットが軽量であり、かつ、従来のものよりも
格段に寿命が長いために極めて効果がある移動可能なト
ンネル部材を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するため、本発明では、上記カバーユニ
ットの一端を上記横材に関節接続し、他端を該カバーユ
ニットに関節接続された複数の吊下手段により上記フレ
ームの下方の各横材の近傍に固定する。この結果、熱に
起因する膨張および収縮の効果により上記カバーユニッ
トが上記堅固なフレームに対して自由に移動することが
できる。
本発明の説明のため、添付の図面に示された実施例を参
照して本発明の移動可能なトンネル部材を記述する。な
お、本発明がこの実施例に限定されるごとはない。
実施例 第1図は、連続圧延機の移送兼待機用テーブルの上方に
配置された温度保持用トンネル部材の2つの連続した区
画1と2の図である。待機用テーブルには圧延ロールが
備えられており、この上をストリップが移動する。この
待機用テーブルハ、粗圧延スタンドの出口と、仕上スタ
ンドの直前に配置されたシャーの間に設置されている。
各区画1.2は、上昇手段のアーム4の一端に固定され
た堅固な金属製フレーム3と、待機用テーブル上を移動
する熱延材を覆うカバーユニット5と、堅固なフレーム
3の下方にカバーユニット5を吊り下げる吊下装置6と
を備えている。
第2図かられかるように、堅固なフレーム3は、各区画
ごとに2本の縦材8と、互いに平行で相互の距離が等し
くなるようにしてこの縦材8の下方に固定された一群の
横材10とを備えている。縦材8と横材10は断面が1
字形の部材である。アーム4は、縦材8の上部にしっか
りと固定された2本の互いに平行な工学形断面の部材で
構成されている。
第2図と第4図には、トンネル部材の上昇手段12が示
されている。この上昇手段12は、アーム4が枢軸回転
可能に取り付けられた脚立13と、液圧ジヤツキ11と
、釣合用おもり14を備えている。脚立13は、圧延機
の待機用テーブルの側方に固定されている。第4図には
この圧延機の圧延ロール16も図示されている。
上昇手段のアーム4は、水平な枢軸回転用ピン15によ
り脚立13に枢軸回転可能に取り付けられている。ジヤ
ツキ11は本体が脚立13に固定され、そのピストンロ
ッドの一端が水平なピン18によりアーム4に関節接続
されている。ジヤツキを作動させると、トンネル部材の
カバーユニット5の使用位置に対応する水平位置と、ト
ンネル部材のカバーユニット5の撤去位置に対応する位
置5′である鉛直位置4′との間でアーム4を移動させ
ることができる。第4図かられかるように、カバーユニ
ット5は、トンネル部材が使用位置にあるときに待機用
テーブルの圧延ロール16の上を移動する熱延材17の
上に配置されている。釣合用おもり14は、フレーム3
と、アーム4の一端に固定されたカバーユニット5の間
の釣合いをとるためのものテする。従って、アーム4を
移動させるジヤツキ11から及ぼされる力は小さい。
アーム4でフレーム3とカバーユニット5が固定されて
いるのとは反対側の端部、すなわちこのアーム4で釣合
用おもり14が固定されている側には、このアームを水
平位置に保つためのロック用ピンが挿入される穴19と
、このアームを鉛直位置に保つためのロック用ピンが挿
入される穴2oが設けられている。穴19と20に挿入
されるピンは、脚立13に設けられたロック用凹部に嵌
め込まれる。
第3図〜第5図を見てわかるように、フレーム3の各横
材10は両端に鉛直延長部21と22を備えている。各
鉛直延長部21と22は、長さの異なる互いに平行な2
本の金属板をそれぞれ横材の端部に溶接したものである
。各横材10の鉛直延長部21と鉛直延長部22は、す
べて下端部が金属フレーム3の下部を構成する区画部材
23(または24)に固定されている。
トンネル部材のカバーユニット5は断面がU字形であり
、このカバーユニットが固定されている金属フレーム3
とは反対の側が開放されている。
カバーユニット5は、厚さ2aonのステンレス板25
を0字に曲げ、外側を4層のロックウール層26a、2
6b、26c、26dで完全に覆ったものである。滑ら
かなステンレス板25は、熱延材17の方向を向いたカ
バーユニットの内側面となる。第5図に示すように装置
が使用位置にあるときには、この4層のロックウールが
、熱延材17の上方でステンレス板25との間に規定さ
れる空間を断熱する。この使用位置においては、フレー
ム3の横材10は、圧延ロールを横断する方向、すなわ
ち移送用テーブルの圧延ロール16の軸線を横断する方
向に位置する。
第3図に示されているように、カバーユニットの1つの
区画の内側層を形成しているステンレス板25は、U字
形に曲げられた一連の小板25a125b、 25c、
、 、 、が端部同士をビスとナツトで相互に接続され
た構成である。なお、ナツトは各小板に溶接されている
。従って連続した小板25a125b、25C,、、は
相互にしっかりと固定されているため、単一のステンレ
ス板25をU字形に曲げたものと等価である。このよう
な構成にすると、折り曲げ加工した極めて長いステンレ
ス板25を容易に得ることができる。
カバーユニット5は、補助の吊下装置6により金属製フ
レーム3の各横材10に固定されている。
吊下装置6については第6図と第7図を参照して後に詳
しく説明する。
第5図かられかるように、各横材10は7つの吊下装置
6を備えている。そのうちの1つは、この第5図中に切
断線ZZ゛ で示した圧延機の鉛直中央平面内にほぼ含
まれるように配置されている。
他の吊下装置はこの平面に対して対称に対をなして配置
されている。さらに、同じ吊下装置が、U字形をなすカ
バーユニット5の鉛直な部分と横材10の鉛直延長部2
1と22の間に複数個配置されている。カバーユニット
5をトンネル部材のフレームの横材10に接続する吊下
装置6を第6図と第7図に示す。
横材10の上部の各吊下装置6の位置には、支持板30
が溶接されて突起している。この結果、横材10から突
起した部分が圧延機の長手方向に形成される。支持板3
0のこの突起部分には穴31が設けられている。吊下装
置6は、この穴31を貫通して延長する吊下用ロッド3
2により構成されている。この吊下用ロッド32は上部
32aにねじが切られており、下端部は固定用フック3
2bとなっている。スイベル球33が、圧縮コイルばね
34により支持板30の上部の穴31に押し当てられて
いる。このコイルばね34は、調整ナツトとロック用ナ
ツトとスラストワッシャで構成される組立体35により
圧縮される。
トンネル部材のカバーユニット5は、端部が吊下用リン
グ37となっている吊下用ロッド36を介して吊下用ロ
ッド32のフック32bから吊り下げられている。吊下
用ロッド36は下部にねじが切られている。このねじ部
は、固定手段38により吊下用ロッド36の端部に固定
されたカバーユニット5のステンレス板25を貫通する
穴にねじ込まれている。
なお、固定手段38は、吊下用ロッド36のねじ部に嵌
め込まれるステンレス板25の両側に配置された2つの
ナツトとスラストワッシャで構成されている。カバーユ
ニット5は、関節接合手段によりトンネル部材のフレー
ム3から吊り下げられている。
この関節接合手段があるために、トンネル部材の高温部
であるカバーユニット5を低温部であるフレーム3に対
して変位させることができる。例えば、第5図に示すよ
うにカバーユニットが高温の熱延材17の上方の使用位
置に配置されたとき、熱延材17を保温するこのカバー
ユニットは約1.000℃になる。断熱材料層26a、
26b、26C,26dにより保護されているフレーム
3は、室温に近い温度に保たれる。
比較的薄いステンレス板と可撓性のある断熱材料層で構
成されるカバーユニット5は、フレーム3に吊り下げら
れている状態では変形しゃすい。
このカバーユニット5を正確にU字形にしておくために
、各吊下装置6に取り付けられた圧縮ばね34の圧縮力
を調整する。圧縮ばね34と吊下用ロッド32の調整限
界位置は、停止用ワッシャと吊下用ロッド32のねじ部
32aに嵌められたナツトとで構成されるストッパ39
により決定される。
第6図と第7図かられかるように、外側の断熱材料層2
6dの外側にはアルミニウム板40が取り付けられてい
るためステンレス板25に固定されたすべての断熱材料
層が保護される。
第3図と第7図かられかるように、吊下用ロッド36が
カバーユニット5のステンレス板25に固定されている
地点は、吊下用ロッド32に取り付けられたスイベル球
33が押し当てられている支持板300穴31とは鉛直
方向に一直線に揃っていない。つまり、吊下用ロッド3
2は圧延機の軸線に平行な鉛直平面内で鉛直方向から所
定の角度傾斜している。
第3図には、トンネル部材の一区画の横断面の対称面を
表す線41が示されている。各吊下装置6は、この中央
平面41に対して対称に圧延機の長手方向に沿って配置
されている。高温の熱延材は移送用テーブル上で矢印4
3の方向に移動するが、中央平面41の一方の側に位置
する各吊下装置6の吊下用ロッド32はすべてトンネル
部材のこの区画の人口に向かって同じ角度α傾斜してい
る。一方、中央平面41の反対側、すなわちトンネル部
材のこの区画の出口に近い側に位置する各吊下装置6の
吊下用ロッド32は、トンネル部材のこの区画の出口に
向かって角度α傾斜している。
吊下装置6の吊下用ロッド32がこのように互いに反対
方向に傾斜しているため、カバーユニット5の各区画は
トンネル部材のフレーム3に対して中心が固定される。
一方、各区画では熱延材17が高温であるために熱流が
発生し、その結果としてカバーユニットのステンレス板
25が直線的に膨張するとその効果が中央平面41から
トンネル部材の両端部に向かって伝わる。各吊下用ロッ
ド32が傾斜し、かつ、両端部で関節接合されているた
め、カバーユニットのステンレス板の膨張は最大限吸収
されて、特に接続部で発生する応力が非常に小さくなる
保温操作を始めるときにトンネル部材のカバーユニット
またはフードユニットが使用位置にきて、高温の熱延材
からの熱応力を初めて受けると、ステンレス板25は隣
接する吊下装置6の間でたわんで凹凸構造が形成される
が、この凹部には可撓性のあるロックウール層26a〜
26dが入り込んでこのロックウールが自動的に固定さ
れる。
高温の熱延材の保温のために粗圧延スタンドの出口と仕
上スタンドの入口に設置されたシャーの間の位置で移送
テーブルの上方に配置されているトンネル部材としては
、全長が約40mのものが使用される。このトンネル部
材は6つの部分からなり、それぞれが上昇移動手段を備
えている。熱延材のカバーユニットまたはフードユニッ
トは耐熱性のある鋼板をU字形に曲げて製造する。補強
材はまったく使用しない。従って、カバーユニットの内
面全体は高温の熱延材の輻射に直接さらされる。耐熱性
鋼板はU字形に曲げた簡単な構造であるため、温度の上
昇によって捩じれる危険性がない。
カバーユニットの外側の断熱層は、厚さ25.4cIm
のロックウール層3枚と、外側をアルミニウム層で覆っ
たやはり厚さ25.4+nmのロックウール層1枚とを
積層させた構成である。これらロックウール層は交互に
直交するように積層配置し、耐熱性鋼板にボルトで留め
る締め具により固定する。カバーユニットの吊下用ロッ
ド36は、交差したロックウール層の間を通過させる。
上記の特性を有する保温用トンネル部材は、熱間圧延機
を用いて特に粒子が配向した磁性シートの製造に使用さ
れていた。長期間使用している間にもこのトンネル部材
は劣化しないため寿命が従来のものよりもはるかに延び
たように思われる。
さらに、熱の観点からすれば、このトンネル部材の性能
は従来の好ましい大部分のトンネル部材よりも劣ること
はない。
第8図は、本発明の保温用トンネル部材の一区画に備え
られた上昇手段の一実施例を示す図である。この図には
、この上昇手段のアーム54の水平な使用位置と鉛直な
撤去位置が示されている。アーム54の一端には、この
トンネル部材区画のフレームとカバーとからなるユニッ
ト55が取り付けられている。アーム54のこのユニッ
ト55とは反対側の端部は90度曲げられてジャーナル
56が取り付けられている。このジャーナル56にはケ
ーブル57の端部が固定される。アーム54は、水平ピ
ン58により固定支持装置53に枢軸回転可能に取り付
けられている。ケーブル57は滑車59のまわりに巻き
付いて、ジャーナル56とは反対側の端部が水平方向に
向けられる。
この端部は、固定支持部材53に水平に取り付けられた
ジヤツキ60のピストンロッドに接続されている。この
ジヤツキ60を作動させると、アーム54が使用位置と
撤去位置54′  の間で移動する。ケーブル57を用
いた接続形態にするとアーム54の運動の伝達の融通性
を大きくできるため、ジヤツキを固定支持部材53の下
部の水平位置に設置することが可能になる。
第9図は、本発明の保温用トンネル部材の上昇手段の別
の実施例を示す図である。このトンネル部材は、傾斜し
た2本の平行なレール61が取り付けられた固定支持部
材63を圧延機の移送テーブルの側方に備えている。ト
ンネル部材のフレームとカバーユニットを備えるユニッ
ト65は、キャリッジ64に固定されている。このキャ
リッジ64は、ユニット65の使用位置に対応する位置
と、撤去位置65′  に対応する上昇位置64′  
とが示されている。
キャリッジ64には4つのローラ、例えばローラ66が
取り付けられており、運動時にはレール61によりガイ
ドされる。キャリッジ64は、上昇装置の上部に設置さ
れたガイド用滑車68に巻かれたケーブル67に固定さ
れている。このケーブル67のキャリッジ64に接続さ
れているのと反対側の端部は、このキャリッジを使用位
置と上昇位置64″ の間で移動させるための滑車ブロ
ック69のまわりに巻き付けられる。釣合用おもり70
が、キャリッジ64とユニット65の重壷の和と釣り合
っている。ケーブル67は、滑車68のまわりを回った
後、固定支持部材63内に設けられた通路の中をほぼ鉛
直に延びている。
第9図に示した上昇装置の利点は、使用中の信頼性が高
く、ユニット65が変位中に回転しないため使用位置に
おけると同様常に同じ方向を向き続けることである。従
って、カバーユニットの外側を覆うロックウール層が自
重のためにずれて応力が発生することがないため、トン
ネル部材を移動させているときの挙動が優れたものにな
る。
結局、本発明のトンネル部材では、カバーユニットが上
昇手段に接続された堅固なフレームに関節接合されてい
て自由に回転できる。このため、本発明のトンネル部材
にはカバーユニットの寿命が長くなるという利点がある
本発明の範囲が上記の実施例に限定されることはない。
例えば、吊下装置の別の実施例としてトンネル部材のカ
バーユニットの膨張補償装置を考えることができる。こ
のとき、吊下装置をフレームとカバーユニットに接続す
るためには任意の関節接続法を利用することができる。
さらに、トンネル部材のカバーユニットの別の実施例を
考えることもできる。
最後に、本発明の保温用トンネル部材は、比較的長い距
離にわたって移送するときに温度を制御する必要のある
連続熱間圧延を行う任意のプラントで使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、移動可能なトンネル部材の2つの区画の概略
側面図である。 第2図は、第1図の切断線x−x’ に従って切断した
平面図である。 第3図は、トンネル部材の区画の一部を拡大した第1図
と同様の図である。 第4図は、第2図の切断線Y−Y’ に沿って切断した
側面断面図である。 第5図は、第4図の右側の部分に対応するカバーユニッ
トの拡大図である。 第6図は、トンネル部材のカバーユニットの吊下装置を
長手方向に向かって見た側面図である。 第7図は、第6図の吊下装置を切断線w−w’に沿って
切断して横方向から見た側面図である。 第8図は、トンネル部材の上昇手段の第1の実施例の第
4図と同様の側面図である。 第9図は、トンネル部材の上昇手段の第2の実施例の第
4図および第8図と同様の側面図である。 (主な参照番号) 1.2・・区画、    3・・フレーム、4.54・
・アーム、   5・・カバーユニット、6・・吊下装
置、   8・・縦材、 10・・横材、     11.60・・ジヤツキ、1
2・・上昇手段、   13・・脚立、14.70・・
釣合用おもり、 15.18・・ピン、   16・・圧延ロール、17
・・熱延材、    19.20・・穴、25・・ステ
ンレス板、 26a、 26b% 26cs 26d ・−o ツク
ウール層(断熱層)、 32.36・・吊下用ロッド、 32b・・フック、33・・スイベル球、34・・コイ
ルばね、  37・・吊下用リング、53.63・・固
定支持部材、 55.65・・フレームとカバーユニットからなるユニ
ット、 56・・ジャーナル、  57.67・・ケーブル、6
1・・レール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続圧延機内の熱延材の保温のために、熱延材を
    カバーするためのU字形断面を有するユニットを支持す
    る相互に接続された複数の横材により構成される堅固な
    金属製フレームと、外側が断熱材料で覆われた滑らかな
    金属板とからなり、上記圧延機の長手方向に延在する少
    なくとも1つの区画と、 移動している熱延材の上方に上記カバーユニットが位置
    してこの熱延材の所定の長さを覆い、かつ、上記フレー
    ムの横材が上記圧延機を横断する位置にある使用位置と
    、上記カバーユニットが上記熱延材の上方に離れた撤去
    位置との間で上記フレームと上記カバーユニットを移動
    させる上昇手段と を備える移動可能なトンネル部材であって、一端が上記
    横材に関節接続され、かつ、他端が該カバーユニットに
    関節接続された複数の吊下手段により上記カバーユニッ
    トが上記フレームの下方の各横材の近傍に固定されてい
    て、熱に起因する膨張および収縮の効果により上記カバ
    ーユニットが上記堅固なフレームに対して自由に移動可
    能であることを特徴とするトンネル部材。
  2. (2)上記吊下手段が、一端がスイベル球を介して上記
    フレームの穴に当接し、他端が上記カバーユニットの吊
    下用リングと協働するフックを構成する吊下用ロッドを
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    トンネル部材。
  3. (3)上記スイベル球が圧縮ばねの一端に当接し、この
    圧縮ばねの他端は、上記吊下用ロッドに接続された圧縮
    調節手段に当接していることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載のトンネル部材。
  4. (4)上記圧縮ばね調節手段が、少なくとも1つのナッ
    トとスラストワッシャとを備えることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項に記載のトンネル部材。
  5. (5)上記カバーユニットの吊下用リングが、吊下ロッ
    ドの一端に固定され、この吊下用ロッドの他端は上記カ
    バーユニットの滑らかな金属板にしっかりと固定されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載のト
    ンネル部材。
  6. (6)上記横材に接続された上記吊下手段の吊下用ロッ
    ドが、上記カバーユニットの使用位置で鉛直方向に対し
    て傾斜していることを特徴とする特許請求の範囲第2〜
    5項のいずれか1項に記載のトンネル部材。
  7. (7)上記トンネル部材の各区画において、上記吊下手
    段の吊下用ロッドのうちの該区画の横断中央平面の一方
    の側に位置するロッドが、上記圧延機の軸線に平行な鉛
    直平面内で鉛直方向に対してすべて同じ角度α傾斜して
    おり、上記吊下手段の吊下用ロッドのうちの上記横断中
    央平面の他方の側に位置するロッドが、上記圧延機の軸
    線に平行な鉛直平面内で鉛直方向に対してすべて同じ角
    度α上記の方向とは反対側に傾斜していることを特徴と
    する特許請求の範囲第6項に記載のトンネル部材。
  8. (8)上記フレームと上記カバーユニットの両者の上昇
    手段が固定された脚立を備え、水平なピンのまわりに回
    転可能なようにアームがこの脚立に取り付けられ、ジャ
    ッキの本体がこの脚立に固定され、このジャッキのピス
    トロッドは、別の水平なピンのまわりに回転可能なよう
    に上記アームに取り付けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載のトンネ
    ル部材。
  9. (9)上記フレームと上記カバーユニットの両者の上昇
    手段が固定された支持部材を備え、水平なピンのまわり
    に回転可能なようにアームがこの支持部材に取り付けら
    れ、このアームの一端には上記カバーユニットのフレー
    ムが取り付けられ、上記アームの上記フレームと上記カ
    バーユニットとから遠い端部にケーブルの一端が固定さ
    れ、ケーブルガイド用滑車とジャッキの本体が上記支持
    部材に固定され、このジャッキのピストンロッドは、上
    記ケーブルの上記アームに固定されたのとは反対側に接
    続されていることを特徴とする特許請求の範囲第1〜7
    項のいずれか1項に記載のトンネル部材。
  10. (10)上記フレームと上記カバーユニットの両者の上
    昇手段が固定された支持部材に接続された傾斜部材を備
    え、この傾斜部材に沿って移動させる手段を有するキャ
    リッジと、このキャリッジを上記傾斜部材に沿って上記
    カバーユニットの使用位置に対応する位置と上記カバー
    ユニットの撤去位置との間で移動させることのできる滑
    車ブロックとケーブルユニットとを備え、上記カバーユ
    ニットが並進運動のみを行うことを特徴とする第1〜7
    項のいずれか1項に記載のトンネル部材。
JP62295952A 1986-11-24 1987-11-24 連続圧延機内の熱延材保温用の移動可能なトンネル部材 Pending JPS63157714A (ja)

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FR8616330A FR2607036B1 (fr) 1986-11-24 1986-11-24 Tunnel amovible de maintien en temperature d'un produit lamine a chaud dans un train de laminage continu
FR8616330 1986-11-24

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JPS63157714A true JPS63157714A (ja) 1988-06-30

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ID=9341133

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JP62295952A Pending JPS63157714A (ja) 1986-11-24 1987-11-24 連続圧延機内の熱延材保温用の移動可能なトンネル部材

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US (1) US4803864A (ja)
EP (1) EP0270445A1 (ja)
JP (1) JPS63157714A (ja)
KR (1) KR880006368A (ja)
FR (1) FR2607036B1 (ja)

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EP0270445A1 (fr) 1988-06-08
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