JPS6315606Y2 - - Google Patents

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JPS6315606Y2
JPS6315606Y2 JP12707682U JP12707682U JPS6315606Y2 JP S6315606 Y2 JPS6315606 Y2 JP S6315606Y2 JP 12707682 U JP12707682 U JP 12707682U JP 12707682 U JP12707682 U JP 12707682U JP S6315606 Y2 JPS6315606 Y2 JP S6315606Y2
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JP
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oil
cylinder
inner cylinder
tank
oil tank
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JP12707682U
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JPS5930902U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は油タンクに装備される給油口と送油口
のユニツト装置に関する。
(従来の技術) 例えば油圧機器に送る油を貯溜する油タンクに
おいて、タンク内に油を供給する給油口部と、タ
ンク内の油をフイルタを通して外部の油圧機器に
送る送油口部を、油タンクの上面部に備えてい
る。
従来より油タンクでは、構造の簡素化を図るこ
とから給油口部と送油口部とをまとめて設ける構
造が採用されている。第1図は油タンクに給油口
部と送油口部をまとめて設ける構造の従来例を示
している。図においてAは油タンクの上開放部を
閉塞する蓋(すなわちタンク上面部)、Bは蓋A
に形成した開口Cに取付けた取付板、Dは取付板
Bに形成した孔Eにタンク内外方向(上下方向)
に貫通して取付けた給油口体で、この給油口体D
はタンク内に油Fを供給する給油口とタンク内の
油圧変動を逃がすためにタンク内を大気と連通さ
せる通気口を兼用するものである。Gは給油口体
Dに垂下支持された枠Hに保持された筒状のフイ
ルタエレメント、IはフイルタエレメントGと取
付板Bとにわたつて設けられた送油管である。そ
して、給油口体Dを通して油Fを油タンク内に供
給し、また送油管Iに接続したポンプを運転して
油タンク内の油FをフイルタエレメントGおよび
送油口Iを通してタンク外部へ送出し、所定の油
圧機器に送つている。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、このような従来の構造においては、
給油口体D、フイルタエレメントGおよび送油管
Iが夫々分離して配設されており、これらの部品
の設置に広い設置スペースを必要としている。さ
らに、この構成では保守点検を行なうためにこれ
らの部品を油タンクの蓋Aに設けた取付板Bに取
付けているので、油タンクの蓋Aに大きな開口C
を形成しなければならず加工が面倒であり、また
各部品を取付板Bに固定する必要があり、組立て
に手数を要している。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、給
油口部と送油口部の各部品を小さなスペースにま
とめてユニツト化を図り、加工および組立を容易
にした構造をなす給油口と送油口のユニツト装置
を提供することを目的とするものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案の給油口と送
油口のユニツト装置は、油タンクの上面部に挿着
する外筒の内部に同心的に内筒を挿通し、この内
筒の内上部に給油口体を設けるとともに内筒の内
下部にフイルタエレメントを設け、且つ外筒と内
筒の各周壁間の空隙に筒軸方向に沿つた油通路を
形成するとともにこの油通路の筒軸方向中間部に
て油タンクの内部と内筒の内部とをパイプにて連
通する連通孔を設け、さらに内筒の下部周壁にフ
イルタエレメントを通過した油を油通路の内部に
流入させる油流入孔を設けるとともに油タンクの
外部に突出する外筒の上部周壁に前記油通路の油
を油タンクの外部に送出する送油口を設けてなる
ことを特徴とするものである。
(作用) すなわち、外筒と内筒とを組合せてなる筒形の
ユニツト本体の内部に給油口体とフイルタエレメ
ントを納めることにより、ユニツト装置全体が筒
形のユニツト構造物として構成される。また、ユ
ニツト本体の内部に給油口体とフイルタエレメン
トを入れて取付けることによりユニツト装置を組
立てることができ、ユニツト本体を油タンクに取
付けることによりユニツト装置を油タンクに取付
けることができる。
(実施例) 以下本考案を図面で示す一実施例について説明
する。
第2図は本考案のユニツト装置の一実施例を示
している。
図中1は両端を開口した外筒、2は外筒1の内
部に同心的に挿入され且つ外筒1より小径をなす
とともに下端部を閉塞した内筒である。外筒1と
内筒2の各上端部は環状の座3を介して溶接固定
してあるとともに、各下端部は溶接により直接固
定してある。外筒1の周壁と内筒2の周壁との間
の空隙には、上下端部間にわたり軸方向に沿う油
通路4が形成されている。このようにして外筒1
と内筒2とが一体的に組合される。内筒2の下部
周壁には軸方向に沿う長孔状をなす油流入孔5が
円周方向に間隙を存して複数個形成してあり、こ
の油流入孔5を介して内筒2の内部と油通路4が
連通している。外筒1の上部周壁にはパイプから
なる送油口6が溶接により固定してあり、この送
油口6を介して外筒1の外部と油通路4が連通し
ている。油通路4の筒軸方向中間部に位置する筒
所には、円周方向に間隙を存した複数個所にて外
筒1と内筒2の各周壁を半径方向に貫通してパイ
プを取付けることにより複数個の連通孔7が設け
てあり、この連通孔7は外筒1の外部と内筒2の
内部とを連通している。外筒1および内筒2の周
壁の連通孔7より上部に位置する個所には、連通
孔7と同様の構成をもつて外筒1外部と内筒2内
部を挿通する通気孔8が設けてある。なお、外筒
1の上部には取付フフランジ9が取付けてある。
このようにして筒形をなすユニツト本体10が構
成される。また、外筒1および内筒2の上端部に
取付けた座3の上部には円板状の保持板11がパ
ツキング12を介して取付けてあり、この保持板
11に形成した孔11aには給油口体13が装着
してある。この給油口体13は保持板11の上部
に保持されるエアブリーザ14(通気口)と、保
持板11の孔11aを介して内筒2の内上部に垂
下保持される油こし筒15(給油口、通気口も兼
用する。)とで構成される。内筒2の内下部には
多孔状をなす枠体16に保持された円筒状のフイ
ルタエレメント17が配置してある。このフイル
タエレメント17の外周部は内筒2の周壁に形成
した油流入孔5と対向する。枠体16は連結ボル
ト18により油こし筒15に連結して保持されて
いる。
このように構成したユニツト装置は、油タンク
の上面部、例えばタンク蓋19に形成した貫通孔
20に上下方向に挿通して装着する。すなわち、
ユニツト本体10をタンク蓋19の貫通孔20を
介して油タンクの内外にわたつて設け、外筒1に
取付けたフランジ8をパツキング21を介してタ
ンク蓋19の上面にねじ止めにより固定する。こ
の場合、給油口体13はおよび送油口6があるユ
ニツト本体10の上部はタンク蓋19の上側すな
わち油タンクの外部に位置し、且つ油流入孔5、
連通孔7、通気孔8およびフイルタエレメント1
7があるユニツト本体10の中間部および下部は
タンク蓋19の下側すなわち油タンクの内部に位
置する。また、連通孔7およびフイルタエレメン
ト17があるユニツト本体10の下部は油タンク
の内部に入れた油22の内部に位置させる。この
ため、内筒2の内部と油タンクの内部は連通孔7
を介して連通する。通気孔8は油タンクの内部の
油22の液位より上側に位置させる。さらに、送
油口6は油タンク外部において図示しない送油管
に接続し、この送油管は送油ポンプに接続して油
を所定の油圧機器に送るようになつている。
そして、このユニツト装置を用いて油タンク内
部に油22を供給する場合には、給油口体13の
エアブリーザ14を保持板11から外して油こし
筒15の上端を開放する。給油ホースにより油2
2を油こし筒15内に放出すると、油22は油こ
し筒15を通過してユニツト本体10の内筒2内
に流下し、さらにユニツト本体10の連通孔7を
介して油タンク内に流出する。油22はユニツト
本体10の通気口8の下側のレベルまでタンク内
に溜められる。また、油タンク内の油22を油圧
装置まで送る場合には、ユニツト本体10の送油
管に接続される送油ポンプを運転する。このた
め、油タンク内の油22はユニツト本体10の連
通孔7を通つて外筒1外部から内筒2内部に入
り、さらにフイルタエレメント17をその内周側
から外周側へと通過し、次いで、フイルタエレメ
ント17から内筒2の周壁に形成した油流入孔5
を通つて外筒1および内筒2の周壁間に形成した
油通路4内に入る。そして、油22は油通路4内
を上昇して外筒1の上部周壁に設けた送油口6か
ら送出され、さらに送油管を通り所定の油圧機器
へ送られる。
また、油タンクの内部における油22より上側
の空間は通気口8を介してユニツト本体10の内
筒2の内部と連通し、さらに内筒2の内部は給油
口体13のエアブリーザ14と油こし筒15を介
して油タンクの外部の大気と連通している。この
ため、油タンク7内部の上部空間はタンク外部の
大気と連通しているので、油タンクの内部の油2
2に圧力変動を生じた場合にその圧力変動を油タ
ンクの内部の上部空間の空気で吸収して油タンク
の外部の大気側へ逃すことができる。
なお、この実施例ではユニツト本体10に通気
口8を設けて油タンク内の油22の圧力変動を吸
収する構成としてあるが、これは必ずしも限定さ
れるものではない。例えば、タンク蓋19に直接
通気口を形成して油タンク内外部を連通しても良
い。この場合、給油口体13のエアブリーザ14
をタンク蓋19の通気口に設ける。
[考案の効果] 本考案の給油口と送油口のユニツト装置は以上
説明したように、外筒と内筒を組合せ且つ内筒と
外筒の内外部を連通孔を介して油が移動できるよ
うにするとともに、内筒と外筒の各周壁間に内筒
の内部から外筒の外部へ油を流通させる送油用の
油通路を設けて筒形のユニツト本体を構成し、こ
のユニツト本体の内部に給油口体とフイルタエレ
メントを納めた構成としているので、装置全体を
筒形のユニツト構造物としてまとめることができ
て装置のコンパクト化を図れるとともに、装置を
小さなスペースで設置することができる。しか
も、筒形のユニツト本体の内部に給油口体とフイ
ルタを入れてユニツト本体に取付けることにより
装置を簡単に組立てることができ、さらユニツト
本体を油タンク上部に取付けることにより装置を
油タンクへ容易に取付けることができる。また、
油タンクの上部に大きな取付用開口を形成した
り、この開口に取付ける取付板を特別に設ける必
要がないので、装置を油タンクに設ける上での加
工および組立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油タンクにおける給油口部と送
油口部を示す断面図、第2図は本考案ユニツト装
置の一実施例を示す断面図である。 1……外筒、2……内筒、4……油通路、5…
…油流入孔、6……送油口、7……連通孔、8…
…通気口、13……給油口体、14……エアブリ
ーザ、15……油こし筒、17……フイルタエレ
メント、19……タンク蓋、22……油。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油タンクの上面部に形成した貫通孔に上下方向
    に挿着する外筒の内部に同心的に内筒を挿通し、
    この内筒の内上部に油を内筒の内部に入れる給油
    口体を設けるとともに前記内筒の内下部にこの内
    筒の内部に入つた油を通過させる筒状のフイルタ
    エレメントを設け、前記外筒と前記内筒の各周壁
    間の空隙に筒軸方向に沿つた油通路を形成し、こ
    の油通路の筒軸方向中間部にて前記外筒と前記内
    筒の周壁間を筒径方向に貫通するパイプを設けて
    前記油タンクの内部と前記内筒の内部とを連通す
    る連通孔とし、前記フイルタエレメントに面する
    前記内筒の下部周壁にフイルタエレメントを通過
    した油を前記油通路の内部に流入させる油流入孔
    を設け、前記油タンクの外部に突出する前記外筒
    の上部周壁に前記油通路の油を前記油タンクの外
    部に送出する送油口を設けてなる給油口と送油口
    のユニツト装置。
JP12707682U 1982-08-23 1982-08-23 給油口と送油口のユニツト装置 Granted JPS5930902U (ja)

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JP12707682U JPS5930902U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 給油口と送油口のユニツト装置

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JP12707682U JPS5930902U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 給油口と送油口のユニツト装置

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Publication Number Publication Date
JPS5930902U JPS5930902U (ja) 1984-02-25
JPS6315606Y2 true JPS6315606Y2 (ja) 1988-05-02

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JP12707682U Granted JPS5930902U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 給油口と送油口のユニツト装置

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