JPS63155523A - ビデオプロジエクタ−用冷却装置 - Google Patents

ビデオプロジエクタ−用冷却装置

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JPS63155523A
JPS63155523A JP61301589A JP30158986A JPS63155523A JP S63155523 A JPS63155523 A JP S63155523A JP 61301589 A JP61301589 A JP 61301589A JP 30158986 A JP30158986 A JP 30158986A JP S63155523 A JPS63155523 A JP S63155523A
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JP
Japan
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projection tube
lens
frame
butylene glycol
cooling
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Application number
JP61301589A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hasegawa
伸一 長谷川
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/006Arrangements for eliminating unwanted temperature effects

Landscapes

  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオプロジェクタ−における投写管    
゛を冷却するための冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
従来における冷却液を利用した冷却装置を第3図及び第
4図に基づいて説明する。
21は投写管、22はガラス板、23は放熱器にして、
該放熱器23を挟んで投写管21とガラス板22がシリ
コン系接着剤24で接着され、投写管21とガラス板2
2の間に空間が形成されている。Aは前記放熱器23に
開口されたネジ孔23aから注入充填された冷却液にし
て、この冷却液Aが充填された後、ネジ25とパツキン
26にてネジ孔23aをシールしている。なお、27は
レンズである。
そして、投写管21に信号を印加すると、該投写管21
の前面は加熱され温度は上昇するが、前記したような冷
却を行わないと前面中心部で約120℃、周辺で約72
°Cともなり、さらに投写管21のフロントの螢光面の
温度はそれよりも20℃以上にも高くなる。そこで、前
記したように空間に冷却液Aを充填すれば、該冷却液A
は第4図に示すように対流する。すなわち、投写管21
の中央部の熱は冷却液Aに伝わり加熱され上方に移動し
、上部の放熱器23によって外部に熱が逃がされ下方に
移動するというように対流するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記した冷却液Aは、エチレングリコールと
水の混合液のものが一般的であり、その混合比はエチレ
ングリコール:水=4=1の割合となっていて、その物
性は下表の如くである。
従って、冷却液Aは屈折率が1.41のため第3図に示
す構造の境界面の反射率(R+  、Rz)は、となる
。但し、1.54はガラスの屈折率である。
このように冷却液Aと投写管21およびガラス板22と
の境界面の反射率は、計0.38%となり、これがコン
トラスト低下の一つの原因となっていた。
また、前記冷却液Aは水を20%も含んでいるため、温
度100℃における蒸気圧は0.47気圧にもなり、こ
の圧力が投写管21やガラス板22に直接加わり、従っ
てこれ等を破損する虞れもある。
さらに、前記ガラス板22に代えプラスチック製のレン
ズに置き換えようとすると、冷却液中に20%もの水が
含まれているため、プラスチックが水を吸収して白濁し
たり、クラックが入ったりしてしまうため、冷却液と直
接接触する部分にプラスチックを使用できず、従ってガ
ラス板22の前面にプラスチックレンズを配置する構造
となり、軽量化、コストダウンの障害となっていた。
また、エチレングリコールには毒性が有り、作業中に蒸
発すると人体に悪影響を及ぼすため、換気を行う等、取
扱に注意が必要であった。
〔発明の目的〕
本発明は叙上の点に着目して成されたもので、境界面の
反射率が小さくなりコントラストを上げることができる
と共に蒸気圧も小さく投写管等を破損する虞れもなく、
しかもプラスチックを採用できることによりプラスチッ
クレンズを直接冷却面とすることができ、従って軽量化
とコストダウンを図ることができると共に作業上の安全
性をも考慮したビデオプロジェクタ−用冷却装置を提供
することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は前述の目的を達成するために、投写管を冷却す
るための冷却液を1,3−ブチレングリコールで形成し
たことを要旨とする。また、1.3−ブチレングリコー
ルにエチレングリコールを混合した混合液、あるいは、
1.3−ブチレンゲリコールにグリセリンを混合した混
合液で形成したものでも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例を図面と共に説明するに、第1図、第2図
のものはビデオプロジェクタ−を構成する3つの単色投
写管の内の1つを示すものである。
図中、1は投写管であり、螢光面に近接した側縁外周に
はX線の放出を遮断するための金属製帯体1aが固着さ
れている。2はアルミダイキャスト製等によるフレーム
にして、上方外周面に多数のフィン2aが形成されてい
る。また、フレーム2の中央には段部2bが形成されて
いて、該段部2bによって区切られる大径室側は前記投
写管1が挿入される投写管室2Cが、小径室側は後述す
る冷却液Aが封入される冷却室2dが形成される。
そして、投写管室2Cを構成する側壁の内面四隅には前
記投写管1の側縁外周と当接し、フレーム2に対する投
写管1の位置決めを行うための突条2eが形成されてい
る。一方、冷却室2dを構成する側壁の端面四隅には後
述するレンズ1)の小突起lidと当接し、フレーム2
に対するレンズ1)の位置決めを行うための突起2fが
形成されている。従って、フレーム2に対し投写管1と
レンズ1)とが位置決めされるため、投写管lとレンズ
1)との中心線は一致することとなる。また、フレーム
2には冷却室2dを構成する側壁の下面内側に一端が開
口され、他端が投写管室2Cの外壁に形成された調圧室
2gに開口する連通孔2hが形成されている。さらに、
冷却室2dを構成する側壁の上面は中央に向かってテー
パ状になっており、その中央には冷却液注入孔21が形
成されると共にこの注入孔21の下面は該注入孔2jに
向ってテーパ面2jとなっている。従って上壁面は2段
のテーパ面となっている。そして、注入孔21の上面は
大径孔2にとなっていて、ここにパツキン3が嵌合され
ている。
4は内周縁に断面柱状の膨大部4aが形成された薄板状
の角形パツキンにして、前記フレーム2における断部2
bの内面に形成された溝2tzに前記膨大部4aが配置
されている。
5は投写管1の背面より挿入される金属製の押え仮にし
て、投写管1をフレーム2に固定させるためのものであ
る。
而して、投写管lはフレーム2の投写管室2C側に投写
面側を対向して挿入される。この時、フレーム2におけ
る段部2bの溝2tzにはパツキン4が配置されている
ので、投写管1の投写面はパツキン4に当接する。次い
で、投写管1の背面より押え板5を挿入し、該押え板5
の孔5aよりネジ6を挿入してフレーム2の取付用脚柱
部21に螺合して固定するものであるが、ここで、投写
管1の背面に突出形成された支持部1bに弾性材7を介
して押え仮5が当接するので、ネジ6の締め付け(四隅
において)によって投写管1はパツキン4を押し潰した
状態で取付けられる。
ところで、この取付けにおいて、投写管1のパツキン4
に対する押圧力を全体に亘って均一に行わないと、部分
的に僅かながらも隙間のできることがあり、後述する冷
却液の漏れが生じることがある。そこで、押え板5のフ
レーム1に対する締め付は力を均一に行う必要があるの
で、本実施例にあっては、押え板5の孔5aを介して一
端がフレーム2の脚柱部21に当接するようにカラー8
を挿入すると共に該カラー8の外周にスプリング9を一
端が押え板5に当接するように挿入する。
さらに、ワッシャ10に挿通したネジ6をカラー8を介
してフレーム2の脚柱部21にネジ込み、ワッシャ10
がカラー8の他端に当接するまで締め付け、スプリング
9を撓ませる。これにより、押え板5は4個所において
スプリング9のばね力で投写管1を押圧するので、該投
写管lは均等な押圧力でパツキン4に押し付けられ、フ
レーム2の段部2bと投写管1の投写面との間に隙間が
生じるようなことはない。
1)はアクリル樹脂等によるレンズにして、−面にのみ
一定の曲率半径をもって弯曲された弯曲面1)aが形成
されると共に四辺が直角に切り落されて平面形状におい
て長方形に形成されている。
そして、切り落された各辺には垂直壁部1)bが形成さ
れると共に全周に亘って鍔部1)Cが一体的に形成され
ている。なお、本実施例では弯曲面1)aの四隅がアー
ルをもって形成されているが、これは弯曲面1)aに圧
力が加った時に隅部に亀裂が生じたりしないようにする
ためであり、必ずしもアールを付ける必要はない。また
、前記鍔部lieの隅部には小突起lidが形成されて
いて、これが前記フレーム2の突起2「に当接する。
12は断面丸状のパツキンにして、レンズ1)の鍔部1
)C上に嵌合されている。
13は金属製のレンズ取付板にして、前記レンズ1)の
鍔部1)Cを囲むような形状に形成されると共にレンズ
1)の垂直壁部1)bの内面と重ね合される遮光板部1
3aが一体に形成されている。また、レンズ1)の鍔部
1)Cと重なる部分には段部13bが形成されている。
而して、フレーム2における冷却室2dを構成する側壁
の端面に弯曲面1)aを内側にしてレンズ1)を配置す
る。この時、レンズ1)の鍔部1)Cと側壁の端面との
間にはパツキン12が介在される。また、レンズ1)の
小突起lidがフレーム2の突起2fの側面に当接する
ので、レンズ1)はフレーム2に対し位置決めされる。
次いで、レンズ取付板13をレンズ1)の鍔部1)Cを
覆うように配置すると共にレンズ取付板13の四隅に形
成された孔13Cよりネジ14を挿通し、フレーム2に
おける突起2「の上面に形成されたネジ孔2「1にネジ
込み締め付けることによりレンズ1)をフレーム2に固
定する。この時、レンズ取付板13の段部13bとパツ
キン12とでレンズ1)の鍔部1)Cを両面から挟み込
むようにして取付けたので、鍔部1)Cに曲げ応力が加
わるようなことがなく、圧縮応力しか加わらないように
した。
なお、本実施例にあっては、レンズ取付板13に段部1
3bを形成したものを示した。が、該段部13bに代え
、レンズ1)の鍔部14 Cにおけるレンズ取付板13
との接触面側に突条を設けても良い。
また、レンズ取付板13の少なくとも遮光板部13aを
黒色等で無反射状態とすることにより、レンズ1)を透
過した光がレンズ取付板13で反射されるようなことは
ない。
15は前記フレーム2の調圧室2gに被覆されたダイヤ
フラムにして、その周縁部15aに締着リング16が嵌
合され、ネジにてフレーム2に固定されている。従って
、ダイヤフラム15は締着リング16によってフレーム
2の調圧室2gの開口部に固定される。なお、17は締
着リング16の開口部に被せられるキャップである。
次に前記した構成に基いて作用を説明する。
先ず、フィン2aを有するフレーム2の投写管室2Cに
投写管1を取付けるのであるが、この時、段部2bの溝
2b1にパツキン4を配置し、投写管1の投写面をパツ
キン4に当接させる。この状態において投写管lの四隅
はフレーム2の投写管室2Cの四隅内面に突出された突
条2eに当接し、従って、フレーム2に対する投写管l
の位置決めが行われる。次いで、投写管1の背面より押
え板5を挿入し、投写管1の背面に形成された支持部1
bに弾性材7を介して載置する。ここで、押え仮5の孔
5aよりネジ6にワッシャ10、スプリング9、カラー
8を順次挿通したものを挿入しネジ6を締め付けると、
ネジ6はフレーム2の取付用脚柱部2βにネジ込まれる
。そして、ネジ6を締め付はワッシャ10がカラー8に
当接するまで行うと、押え仮5とフレーム2はスプリン
グ9のばね力で固定されたこととなる。すなわち、投写
管1はパツキン4を介して、その四隅がスプリング9の
ばね力で押圧されることとなる。従って、投写管1はフ
レーム2の段部2bに均一な力で密閉状態で固定される
。またパツキン4はその膨大部4aがフレーム2におけ
る段部2bの溝2b1内に入っているので、該パツキン
4のフレーム2に対する位置決めが容易に行えると共に
膨大部4aと偏平部4bとが投写管1と接触するので、
両者の接触面積が大きくなり、しかも膨大部4aが投写
管1に押圧された時にこの部分が主に押し潰されるので
、投写管1とフレーム2の段部2bとの間を水密に保持
できるという効果を有する。
次に、レンズ1)をフレーム2に取付けるのであるが、
先ず、レンズ1)の鍔部1)Cにパツキン12を嵌合し
、このパツキン12側をフレーム2の開口部に、レンズ
1)の弯曲部側をレンズ室2dに入れるようにして載置
する。この時、レンズ1)の四隅に形成された小突起l
idがフレーム2の突起2「に当接するので、フレーム
2に対するレンズ1)の位置決めが行われ、従って、フ
レーム2に対して位置決めされた投写管1とレンズ1)
とは常に一定の位置関係に保持される。
次いで、レンズ取付板13をレンズ1)に被せネジ14
によってフレーム2の突起2fに締め付けることによっ
て、レンズ1)をフレーム2に取付ける。このレンズ取
付板13によるレンズ1)の取付は時において、レンズ
1)の鍔部1)cはその両面の対応する位置にパツキン
12とレンズ取付板13の段部13bとが対向し、この
状態で両面から挟み込まれるので、レンズ1)の鍔部1
)cは全体が均一な力で圧縮され、従って鍔部1)cに
曲げ応力が加わることなく折損したりすることはない。
また、レンズ1)は円形の四辺の直角に切り落した平面
形状で長方形としたことにより、大きな曲率半径をもっ
たレンズであっても小型化が図れ、従って隣接する投写
管1を近接することができ、各投写管の光軸長を同じ長
さに近ずけて色調の強さを均一化できるという効果を有
する。
さらに、レンズ1)を前記した如く四角形とすることに
より、レンズ1)に垂直壁部1)bが形成され、投写管
lよりの投写光がここで反射し干渉する可能性が生じる
。そこで、本実施例においてはレンズ取付板13に前記
垂直壁部1)bと略同じ大きさの、しかも無反射処理を
行った遮光板部13aを形成し、この遮光板部13aを
レンズ1)の垂直壁部1)bの内面に重ね、これにより
投写光が反射することのないようにし、光干渉がないよ
うにした。
次に、ダイヤフラム15をフレーム2の調圧室2gに嵌
着すると共に締着リング16をフレーム2にネジ止めす
ることにより、ダイヤフラム15を固定し、さらに締着
リング16の開口部にキセップ17を取付ける。
次いで、フレーム2の注入口21より冷却液Aを注入し
、ダイヤフラム15および投写管1の投写面とレンズ1
)の弯曲面との間に形成された空間に充填する。この充
填において冷却液Aが満されると空気が前記空間の上面
に残る可能性がある。
そこで、本実施例におていは、注入口21の下面にテー
パ面2jを形成し、前記空気がテーパ面2jに沿って注
入口21より排出されるようにした。
これによって、空間内に空気が残るようなことはなく、
冷却液Aによって満されることとなる。そして、注入孔
21にパツキン3がネジ3aによって取付けられるので
、冷却液Aは封入される。
なお、注入口21の封止において本実施例ではパツキン
3とネジ3a、とによって行っているが、他の封止手段
として、フランジ付きの中空ゴム部材を注入口21に挿
入すると共にこの中空ゴム部材の中空部にステンレス、
アルミ合金、真鍮等の軸状柱を嵌入することにより行う
こともできる。
この場合、中空ゴム部材の注入口21の下面より突出す
る部分の内周に膨出部を形成すれば、軸状柱を中空部に
嵌入した時に該膨出部が外方に拡開され、注入口21の
下面を密閉し、より封止状態の向上が図れる。
この冷却液Aが封入された状態で、投写管1に信号が印
加され、該投写管1が加熱されると、冷却液Aは膨張す
るが、この膨張した分だけはダイヤフラム15にて吸引
され、投写管lやレンズ1)に余分な圧力が加わるよう
なことがないと共に冷却液Aは空間内で対流し、かつフ
レーム2によって冷却されて一定温度以上には上界する
ことはない。
また、冷却液Aの温度上昇に伴ってレンズ1)も加熱さ
れ膨張し、その四隅がフレーム2の突片2rに当接し、
レンズ1)に応力が加わり破損の虞れがあるが、本実施
例にあっては、レンズ1)の四隅に小突起lidを形成
し、この小突起1)dを潰すことでレンズ1)への応力
を逃げ、破損を防止している。
ところで、本実施例にあっては、冷却液Aとして1.3
−ブチレングリコールを使用した。
これにより、投写管1の前面と冷却液Aとの境界面の反
射率R,は、 (ここで、1.54はガラスの屈折率、1.441は冷
却液Aの屈折率) となり、また、プラスチックレンズ1)と冷却液Aとの
境界面の反射率R2は、 (ここで、1.492はプラスチックの屈折率)となり
、従って、全体の反射率は0.142%で、従来の冷却
液Aを使用した場合の半分以下となって、投写管1より
のコントラストを大幅に向上することができる。
また、1.3−ブチレングリコールを使用したことによ
り、1.3−ブチレングリコール自体の蒸気圧は20℃
で0.00008  (atm)以下と非常に小さく、
従って冷却液Aとしての蒸気圧も従来のものより小さく
でき、圧力による投写管1、レンズ1)の破損を防止で
きると共に蒸発による冷却液Aの減少(シリコン樹脂に
よるパツキン等の通気性があり冷却液Aの蒸発が多いと
パツキン等より蒸発する)も少なくできる。
さらにまた、1.3−ブチレングリコールは金属あるい
はプラスチックに対して腐蝕性が非常に低いので、フレ
ーム等が腐蝕によって劣化することもないばかりかプラ
スチックを溶解することもないので、プラスチックレン
ズ1)を直接冷却液と接触させることもでき、従って、
従来のようなガラス板2を用いる必要もなくなり、従来
と同じ投写管1とレンズ1)との距離とすれば、冷却液
Aを封入する空間を大きくでき、さらに1,3−ブチレ
ングリコールの粘度は25℃で104cps(センチポ
アズ)と小さいので対流が容易になされ、それだけ冷却
効率を向上できるものである。すなわち、本実施例によ
るときは、投写管1の中央部で温度が68℃、その周辺
部で温度が55℃となって、液冷しない場合に比べ中央
部で52度も低く、かつ中央と周辺部との温度差が13
°Cしかないため、投写管1の投写面に加わる熱応力が
大幅に減少し信頬性が向上する。
なお、冷却液として1,3−ブチレングリコールとグリ
セリンの混合液を使用する場合は、グリセリンの重量比
が30%程度であれば、グリセリンの粘性も対流にさほ
ど影響を及ぼすことはない。
また、1,3−ブチレングリコールは化粧水、シャンプ
ーあるいは練り歯磨などの製品にも使用されているよう
に毒性がほとんどないので、作業上の安全性を向上する
ことができる。
なお、1,3−ブチレングリコールにエチレングリコー
ルを混合したものにあっては、エチレングリコールの重
量比を大くても50%程度にとどめる方が安全上好まし
い。
さらに、前掲の表にも示したように、1.3−ブチレン
グリコールの屈折率は1.441であり、従来のように
混合液を使用して屈折率の管理を行う必要もないので、
製造が容易となる。また、1,3−ブチレングリコール
は水和性があるので、外気からの水分の浸透を考慮して
も長期の使用に対しても安定した性能を維持する冷却装
置を得ることができる。また、1.3−ブチレングリコ
ールは無色透明であるので、透過光に対する周波数特性
がフラットでありビデオプロジェクタ−等の光学系に使
用するのに適している。
なお、前記のように冷却液Aとして、1.3−ブチレン
グリコールにエチレングリコールあるいはグリセリンを
混合した混合液を使用することもできることはいうまで
もない。
〔発明の効果〕
本発明は前記したように、投写管の前面を冷却するため
の冷却液として、1.3−ブチレングリコール、または
、1,3−ブチレングリコールにエチレングリコールを
混合した混合液、あるいは、1,3−ブチレングリコー
ルにグリセリンを混合した混合液を使用したので、境界
面での反射率が小さくコントラストを従来より大幅に上
げることができ、しかも冷却液の蒸発量も小さく蒸気圧
も小さいので、投写管等を破損することもない外、プラ
スチックレンズを直接冷却液と接触させることもできる
ことから、軽量化、小型化およびコストダウンを図るこ
とができる等の効果を有するものである。
なお、前記実施例によれば、従来のように混合液を使用
して屈折率の管理を行う必要もないので、製造が容易と
なるばかりか長期の使用に対しても安定した性能を維持
する冷却装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の分解斜視図、第2図は同上の組立状態の
断面図、第3図は従来例の断面図、第4図は投写管の投
写面における冷却液の対流を示す説明図である。 1・・・投写管、2・・・フレーム、3,4.12・・
・パツキン、5・・・押え板、9・・・スプリング、1
)・・・レンズ、13・・・レンズ取付板。 特許出願人  パイオニア株式会社 第3図 第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)投写管を冷却液によって冷却するビデオプロジェ
    クター用冷却装置において、 1,3−ブチレングリコールを冷却液として用いたこと
    を特徴とするビデオプロジェクター用冷却装置。
  2. (2)少なくとも1,3−ブチレングリコールを用い、
    1,3−ブチレングリコールに50重量%を越えないエ
    チレングリコールを混合した混合液を冷却液として用い
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のビデオ
    プロジェクター用冷却装置。
  3. (3)少なくとも1,3−ブチレングリコールを用い、
    1,3−ブチレングリコールに30重量%を越えないグ
    リセリンを混合した混合液を冷却液として用いたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のビデオプロジェ
    クター用冷却装置。
JP61301589A 1986-12-19 1986-12-19 ビデオプロジエクタ−用冷却装置 Pending JPS63155523A (ja)

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JP61301589A JPS63155523A (ja) 1986-12-19 1986-12-19 ビデオプロジエクタ−用冷却装置
US07/042,890 US4780640A (en) 1986-12-19 1987-04-27 Projection television receiver with liquid-cooled lens

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