JPS63154999A - オフガス処理装置の停止方法 - Google Patents

オフガス処理装置の停止方法

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JPS63154999A
JPS63154999A JP61303202A JP30320286A JPS63154999A JP S63154999 A JPS63154999 A JP S63154999A JP 61303202 A JP61303202 A JP 61303202A JP 30320286 A JP30320286 A JP 30320286A JP S63154999 A JPS63154999 A JP S63154999A
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泰行 西村
均 山崎
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はオフガス処理装置の停止方法に係り、特にオフ
ガス中のヨウ素による装置の腐食を防止するのに好適な
オフガス処理装置の停止方法に関する。
(従来の技術) 核燃料再処理工場においては、使用済燃料を濃硝酸によ
り溶解し、燃料として再利用できるウラン、プラトニウ
ム等の物質が回収されているが、使用済燃料を濃硝酸で
溶解する工程で、■]20、NOx等を主成分とするオ
フガスが発生し、さらにこのガスとともに使用済核燃料
中のヨウ素等の揮発性FP(核分裂生成物)が放出され
る。
第7図は、従来のこの種のオフガス処理装置の系統図で
ある。この装置は、使用済燃料を濃硝酸で熔解する溶解
槽3と、該熔解槽3からの溶解液中に熔解しているヨウ
素を追い出すヨウ素追出槽4と、溶解槽3およびヨウ素
追出槽4から発生するオフガス中の大部分の水蒸気を凝
縮するコンデンサー5と、オフガス中のNOxを吸収除
去するN Ox吸収塔6と、コンデンサー5からの凝縮
液およびNOx吸収塔6からの吸収酸液を貯溜する吸収
酸液貯槽7と、該吸収酸液貯槽7中のヨウ素を追い出す
ヨウ素群追出塔9と、該ヨウ素群追出塔9で回収された
酸液を貯溜する回収酸液貯槽10と、ヨウ素を吸着剤で
吸着除去するヨウ素除去塔13とから構成される。
前記NOx吸収塔6は、第6図のNOx吸収塔の詳細断
面図に示すように棚段式となっており、複数の棚段50
と、吸収酸液降下管51と、N。
X吸収時の発熱による吸収液の温度上昇を抑えてNOx
吸収降下を高めるために棚段50に挿入される冷却コイ
ル52とからなる。
このような装置において、熔解槽3およびヨウ素追出槽
4から発生したオフガス18は、コンデンサー5に送ら
れ、大部分の水蒸気が凝縮される。
この凝縮液はNOx吸収塔6の吸収液として使用される
。コンデンサ5で水蒸気が除かれたガスは、NOx吸収
塔6の下部に供給され、NOx吸収塔6の上部ノズルか
ら供給される吸収液によってガス中のNOxが吸収除去
される。コンデンサー5からの凝縮液およびNOx吸収
塔6からの吸収酸液には多量のヨウ素が混入しているた
め、これらは吸収酸液貯槽7に貯溜された後、ヨウ素群
追出塔9に移送され、80〜90℃に加熱されて、N2
ガスによりヨウ素が追い出される。ヨウ素が追い出され
た吸収酸液は回収酸液貯槽10に貯溜された後、冷却さ
れ、溶解液として再使用のための調整が行われ、移送ポ
ンプ11によって熔解槽3へ送られる。
一方、NOx吸収塔6およびヨウ素群追出塔9から出た
ガスは混合され、予熱器12により、ガス中の相対湿度
を下げるなどのため150℃にまで予熱され、吸着剤を
充虜したヨウ素除去塔13に送られ、オフガス系に流入
する大部分のヨウ素が除去される。ヨウ素が除去された
ガスは冷却器16で冷却された後、フィルタ14を通過
し、ブロワ15により排気筒1に移送され、放出される
次にNOx吸収塔6に用いる耐腐食性材料について種々
検討した結果を述べる。第1表は、ヨウ素の存在下での
各種材料の全面腐食量および孔食深さを示したものであ
る。なお、腐食試験は25℃大気中にヨウ素7.4X1
0″″?g/rml、水1×10””g/mlを含有さ
せたガス相雰囲気下で400時間行った。第2表は、第
1表で使用した各種材料の組成を示したものである(○
RN L Q9告磁0RNL/5ub−7327/11
 ’81−11  参照)。
以下余白 第1表 第2表 これらの表から、通常のオーステナイト系ステンレス鋼
やMo含有量の少ないNi合金は、全面腐食や孔食深さ
の値が大きく、実用上許容できる耐食性を有していない
が、Ti、Zrならびに高Crまたは高NiにMoを含
有したハステロイC−276、インコネル625、AL
−294およびハステロイGは、全面腐食および孔食感
受性に高い抵抗を有していることがわかる。しかしなが
ら耐食性のある前記Ti、Zr、ハステロイC−276
等の材料をオフガス処理装置の材料として使用すること
は、装置コストが非常に多大となり、経済的に問題があ
る。また、比較的耐食性の良いインコロイ825やイン
コネル671でも年間0゜5mmの孔食が生じることか
ら、装置寿命10年としても511以上の腐食量を考慮
しなければならず、装置の厚肉化や厚肉化による熱伝導
性能の悪化が問題となる。
従来技術においては、このようなヨウ素による装置の腐
食を少なくするため、NOx吸収塔6の運転起動時には
、あらかじめ塔内に吸収液を所定レベルまで満たす必要
があり、また運転停止時には、ヨウ素を含む吸収液をN
Ox吸収塔6内から抜き出し、さらに塔内のヨウ素を含
むオフガスをパージする必要があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、オフ
ガス処理装置を停止するに当たり、ヨウ素による腐食を
簡単な方法で防止し、吸収液の抜き出しやオフガスのパ
ージ傑作が不要なオフガス処理装置の停止方法を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は、オフガス処理装置のNOx吸収塔内のNO
x濃度を運転停止期間中0.5%以上に保持することに
より達成される。
すなわち本発明は、NOx吸収塔、ヨウ素除去塔等から
なるオフガス処理装置を停止するに当たり、停止期間中
該N Ox吸収塔内のガス中のN。
xi度を0.5%以上に保持することを特徴とする。
(作用) 第2図は、ヨウ素存在下におけるNOx濃度変化に対す
る腐食量を示す図である。図から、ヨウ素存在下におけ
る腐食は、NOx!1度が0.5%以下で著しく、NO
xi度が0.5%以上で優れた耐食性を示すことがわか
る。この理由は明らかでないが、NOxが存在しない場
合の金属の腐食反応は、 カソード反応  1/2I2−I−+e−アノード反応
    M  −4M” + e −であるのに対し、
NOxが0.5%以上共存すると、カソード反応は上記
ヨウ素還元反応のままであるが、アノード反応がN O
x −N O2に変化するが、または、NOxの存在下
により金属表面の不動態被膜が耐食性に優れた安定な被
膜になるためと推定される。
オフガス処理装置の運転停止期間中のNO xi1度を
0.5%以上に保持するためには、NOx吸収塔内のガ
ス中のNOIA度を運転停止時に0.45%以上とする
ことが好ましい。そのためには、NOx吸収塔の出口ガ
スのNO4度をNO検出器により測定し、NO濃度が0
.45%以上になった時にNOx吸収塔のガス上流側と
ガス下流側に設けた弁を閉じることが好ましい。
第3図は、NOx濃度を0.75/ItとしてNOx吸
収塔の循環液を停止したときのNOx濃度の経時変化を
示す図である。図から、ガス中のNOx濃度は0.7%
から次第に低下し、24時間後ではNOx濃度は0.2
%となっていることがわかる。これはガス中のNOxが
NOx吸収塔内に溜まっている吸収酸液に吸収されたた
めである。
第4図は、NOx中の初期NO濃度(運転停止時のNO
濃度)変化によるNOx濃度の経時変化を示す図であり
、第5図は、初期NO濃度変化に対する運転停止50時
間後のNOx濃度を示す図である。第4図から、初期N
O濃度が0.45%以上であると、NOx濃度は50時
間経過しても0゜5%以下にならないことがわかり、さ
らに第5図から、初期NO濃度が0.45%以上である
と、50時間後のNOx濃度は0.5%以下にならない
ことがわかる。
以上のことから、NOx吸収塔の運転中には、0、5%
以上の濃度のNOxを存在させることにより、またNO
x吸収塔の運転停止時には、NOの停止時濃度を0.4
5%以上とすることにより、ヨウ素による装置の腐食を
防止することが可能であることがわかった。したがって
従来のようにNOx吸収塔の運転起動時および停止時に
、NOx吸収塔内の吸収液の供給や吸収液の抜き出し、
さらに塔内ガスのパージ操作をすることなく、装置のヨ
ウ素による腐食を防止することができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明におけるオフガス処理装置の系統図で
ある。第1図において、第7図と同一部分は同一符号を
付して説明を省略する。図において、第7図の従来装置
と異なる点は、N Ox吸収塔6のガス出口にNO検出
器35を設け、またNOx吸収塔6のガス上流側(コン
デンサー5の入口ガスライン)とガス下流側(予熱器1
2人口ガスライン)とにダンパ31.32を設け、さら
にダンパ32の後部にガスライン41を設けたことであ
る。このような構成において、オフガス処理装置の運転
を停止する際に、NOx吸収塔6のガス出口に設けられ
たNO検出器35により、ガス中のNO濃度が測定され
、NO濃度が0.45%以上になった時に、ダンパ31
およびダンパ32が閉じられる。さらにダンパ32の後
部に設けられたガスライン41より、N2ガスおよび排
気筒1の入口ガスが、配管内および反応器内に含まれる
オフガスを置換する量だけ通気される。
このような方法によりNOx吸収塔6内の初期NO濃度
を0.45%以上にして運転を停止したところ、NOx
吸収塔内のNOx濃度を10日間0゜5%以上に保持す
ることができた。
(発明の効果) 本発明によれば、オフガス中のヨウ素による腐食を簡単
な方法で防止することができ、装置材料の寿命を大幅に
向上できるとともに、運転の起動および停止操作の簡略
化および時間の短縮化を図ることができるので経済面、
安全面等で有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明におけるオフガス処理装置の系統図、
第2図は、ヨウ素存在下におけるNOx濃度変化に対す
る腐食量を示す図、第3図は、NOx濃度を0.7%と
して循環液を停止したときのNOx濃度の経時変化を示
す図、第4図は、N。 X中の初期NO濃度(運転停止時のNO濃度)の変化に
よるNOx濃度の経時変化を示す図、第5図は、初期N
O濃度による運転停止50時間後のNOx濃度、第6図
は、NOx吸収塔の詳細断面図、第7図は、従来のオフ
ガス処理装置の系統図である。 1・・・排気筒、3・・・熔解槽、4・・・ヨウ素追出
槽、5・・・コンデンサー、6・・・NOx吸収塔、7
・・・吸収酸液貯槽、8・・・循環ポンプ、9・・・ヨ
ウ素群追出塔、10・・・回収酸液貯槽、11・・・移
送ポンプ、12・・・予熱器、13・・・ヨウ素除去塔
、14・・・フィルタ、15・・・ブロワ、16・・・
冷却器、31・・・ダンパ、32・・・ダンパ、35・
・・NO検出器、41・・・ガラスライン、50・・・
棚段、51・・・吸収酸液降下管、52・・・冷却コイ
ル。 代理人 弁理士 川 北 武 長 第2図 第3図 時間(kl) 第4図 時間(h) 第5図 初期NO濃度(0ら)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)NO_x吸収塔、ヨウ素除去塔等からなるオフガ
    ス処理装置を停止するに当たり、停止期間中該NO_x
    吸収塔内のガス中のNO_x濃度を0.5%以上に保持
    することを特徴とするオフガス処理装置の停止方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、NO_x吸収塔
    内のガス中の停止時のNO濃度が0.45%以上である
    ことを特徴とするオフガス処理装置の停止方法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、N
    O_x吸収塔出口に設けたNO検出器によってNO_x
    吸収塔内ガス中のNO濃度を測定し、NO濃度が0.4
    5%以上になった時に、NO_x吸収塔のガス上流側と
    ガス下流側に設けた弁を閉じることを特徴とするオフガ
    ス処理装置の停止方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004578A (ja) * 2012-05-30 2014-01-16 Toshiba Corp 二酸化炭素回収システムおよびその運転方法

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