JPS63154598A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JPS63154598A
JPS63154598A JP62270945A JP27094587A JPS63154598A JP S63154598 A JPS63154598 A JP S63154598A JP 62270945 A JP62270945 A JP 62270945A JP 27094587 A JP27094587 A JP 27094587A JP S63154598 A JPS63154598 A JP S63154598A
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JP
Japan
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cam
gear
notch
small
screw shaft
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Pending
Application number
JP62270945A
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English (en)
Inventor
作田 順四
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアクチュエータに係り、例えば、キャブオーバ
型大型車両のキャブチルト装置に用いられるアクチュエ
ータに関するものである。
(従来の技術) キャブオーバ型の大型トラック等では、エンジンルーム
がキャブと呼ばれる運転台の下側に設けられており、そ
の内部のエンジン等の保守・点検を行なうために、この
キャブを持ち上げて前傾状態にさせるキャブチルト装置
が設けられている。
一般にキャブチルト装置では、出力ロッドな上昇させキ
ャブを前傾させた状態で停止した場合に、キャブが自重
により落下することを防止し、また、キャブをさらに前
傾させ重心がチルト軸(支点)を越えた際にキャブが急
激に前方へ転倒することを防止するための機構を設ける
必要があり、そのため従来の機械式アクチュエータは、
駆動部につオームギアを組込み、その摩擦力によるセル
フロック作用を利用していた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の如くウオームギアを用いた場合には、伝達効率が
低いため、大容量のモータおよび駆動装置が必要であり
、また、ウオームギアのセルフロック作用は、摩擦力に
よるものであるため、振動によって緩んでしまう等の欠
点があった。
本発明は上記欠点を除くためになされたもので、安全で
機械効率が高く、しかも低コストのアクチュエータを提
供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係るアクチュエータは、ハウジング内に回転自
在に支持されたねじ軸と、このねじ軸の外周に嵌装され
ねじ軸の回転に伴なって昇降する筒状の出力ロッドと、
駆動源からの回転力を上記ねじ軸に伝達する回転力伝達
機構とを備えおており、しかも、その回転力伝達機構を
、ねじ軸に固定された第1のギアと、ねじ軸に平行に配
設された中間軸と、この中間軸に回転可能に支持され上
記第1のギアに噛合う第2のギアと、中間軸に回転可能
に支持され駆動源によって回転駆動される第3のギアと
、第2のギアと第3のギアのいずれか一方に形成された
扇形の凹部および他方のギアに形成されこの凹部内に所
定角度の相対回転可能に嵌合された扇形の突部から成る
連結機構とから構成し、かつ、駆動源を停止させた際に
、上記回転力伝達機構をロックするロック機構を設けた
ものである。  t (作用) 本発明に係るアクチュエータでは、モータを停止した場
合に、回転力伝達機構がロック機構によりロックされる
とともに、モータを再起動した場合には、ロック機構が
自動的に解除されて再び駆動される。
〔実施例〕
以下、図示実施例に基づいて本発明を説明する。第1図
は本発明の一実施例に係るアクチュエータの縦断面図で
あり、昇降機構(2)と、モータ(4)の回転力をこの
昇降機構(2)に伝達する回転力伝達機構(6)とを備
えている。昇降機構(2)は、ハウジング(8)内にベ
アリング(10) 、 (12)を介して回転自在に支
持されたねじ軸(14)と、このねじ軸(14)の外周
面に螺合された筒状の出力ロッド(16)とを有してお
り、このアクチュエータをキャブチルト装置に適用する
場合には、上記ハウジング(8)の下端部(8a)をシ
ャシに、そして出力ロッド(16)の上端部(16a)
をシャシに対してチルト軸を介して回動可能に支持され
たキャブにそれぞれ揺動可能に連結する。従ってねじ軸
(14)の回転に伴なって出力ロッド(16)が昇降す
ることにより、キャブを前傾状態にさせ、また元の位置
に復帰させることができる。
次に、第2図〜第5図により、ねじ軸(14)にモータ
(4)の回転を伝える回転力伝達機構(6)およびロッ
ク機構について説明する。第2図は伝達機構(6)の平
面図、第3図は正面図、第4図は第2図のIV −IV
線に沿う断面図、第5図はロック機構を説明する説明図
である。なお、第4図はその一部(ピンレバー)を省略
して示す。回転力伝達機構(6)は、ねじ軸(14)の
下部に固定された大カムギア(18)と、中間軸(20
)に回転可能に支持されてこの大カムギア(18)に噛
合う中間ギア(22)と、この中間ギア(22)の上方
に配置され同一の中間軸(20)に回転可能に支持され
た小カムギア(24)とを備えており、この小カムギア
(24)はモータ(4)の駆動軸(26)に噛合い回転
駆動される。また、小カムギア(24)の底面には扇形
の凹部(24a)が形成され、この扇形凹部(24a)
内に、中間ギア(22)の上面に設けられた扇形の係合
突部(22a)力へ後に詳述するように、所定の間隙を
有して嵌合しており、モータ(4)によって回転された
小カムギア(24)の回転力は、これら扇形凹部(24
a)および扇形突部(22a)を介して中間ギア(22
)に伝達され、さらに大カムギア(18)に伝えられて
ねじ軸 (14)を回転させるようになっている。なお
、この実施例では、大カムギア(18)と中間ギア(2
2)とのギア比は3に設定している。
大カムギア(18)の上部には大カム(28)が一体重
に設けられ、小カムギア(24)の下部には、大カム(
28)と同一水平面内に小カム(30)が一体重に設け
られ、これら両カム(28) 、 (30) に、ピン
レバー(32)の長短両アーム(32a) 、 (32
b)にそれぞれ支持されたローラ(34) 、 (3B
)が、ばね(38)によって付勢されて、当接するよう
になっており、これら大小カム(28) 、 (30)
およびピンレバー(32)によってロック機構(39)
が構成されている。
小カム(30)は、第5図に示すように、大径部(30
a)  と、この大径部(30a)  と同心の小径部
(30b)およびこの小径部(30b)をその両側にお
いて大径部(30a)に接続する2つの直線部(30c
)。
(30d)  とを有している。これら小径部(30b
)および直線部(30c) 、 (30d)の円周上に
占める角度θおよびαはそれぞれ50°および40’で
ある。また、上記扇形凹部(24a)は小径部(30b
)に対して180°後方側に形成されており、この扇形
凹部(24a) と中間ギア(22)の扇形突部(22
a) とが相対的に回転しつる角度βは40°である。
一方、大カム(28)には、外周面に等間隔で3ケ所の
切欠き(40)が形成されている。これら切欠き(40
)の底面(40a)は外周部(41)と同心の円弧状を
なし、その底面両端部(40b) 、 (40c)は上
記ローラ(34)の周面とほぼ一致する円弧状をなして
いる。
大カム(28)に対する各切欠き(40)の割合は、切
欠き(40)両端部(40b) 、 (40c)にそれ
ぞれローラ(34)を位置させた場合の、各ローラ(3
4)の中心と大カム(28)の中心とを結ぶ線のなす角
度γが30°になるよう設定されている。
また、両ローラ(34) 、 (36)を支持するピン
レバー(32)(7)長短アーム(32a) 、 (3
2b)の長さ、すなわち、ピンレバー(32)の回動中
心(0)と各ローラ(34) 、 (3B)の中心との
距離 (fl+) 、 (n 2)は、以下の式を満た
すことが必要である。
ただし% R2・・・大カム外周部の半径R8・・・大
カム切欠き部分の半径 r2・・・小カム大径部の半径 rl・・・小カム小径部の半径 なお、両カム(28) 、 (30)を構成する各部分
の角度(α)、(β)、(γ)、(θ)を上述の如く設
定したが、大カムギア(18)と中間ギア(22)との
ギア比をNとすると、 α−β          ・・・(2)θ=γXN−
α      ・・・(3)の両式を満たすものであれ
ば良く、しかもこの場合に、大カム(28)の切欠き(
40)の数がNの倍数側であることは勿論である。また
、第5図の状態におけるローラ(34)の中心と、大カ
ム(28)の中心およびビンレバー(32)の回転中心
(0)のそれぞれを結ぶ線のなす角(ε)がほぼ90°
であることが好ましい。
以上の構成に係る回転力伝達機構によってモータ(4)
の回転を昇降機構(2)に伝達し、キャブの上昇・下降
を行わせるが、ここでこの伝達機構(4)による回転力
の伝達動作およびチルト中にモータ(4)停止させた場
合のロック機構(39)について説明する。
そ−タ(4)の回転駆動力は、駆動軸(26)に噛合う
小カムギア(24)に伝えられ、この小カムギア(24
)の回転は、その扇形凹部(24a)の回転方向後方側
端面に中間ギア(22)の扇形突部(22a)が係合し
ている場合に中間ギア(22)に伝達される。さらに、
その回転は中間ギア(22)に噛合う大カムギア(18
)を介してねじIth  (14)に伝えられ、出力ロ
ッド(16)を昇降させる。なお、木実施例ではキャブ
な上昇させる場合には、小カムギア(24)を反時計回
り方向に回転させ、下降させる場合には、小カムギア(
24)を時計回り方向に回転させるようになっている。
第6図は、キャブを上昇させ、オーバーチルト(すなわ
ち、キャブの重心がチルト軸を越えた状態)に達する以
前にモータ(4)を停止させた場合を示す図であり、こ
の状態では、モータ(4)の駆動力が作用しないため、
キャブの重量によって大カムギア(18)は上昇時の回
転(時計回り方向)と逆方向の回転を始める。この大カ
ムギア(18)の回転は中間ギア(22)に伝えられ、
さらに、扇形突部(22a)とこれに係合した扇形凹部
(24a)を介して直ちに小カムギア(24)に伝えら
れる。大小カムギア(la) 、 (24)すなわち大
小カム(28) 、 (30)の回転に伴ない、両ロー
ラ(34) 、 (36)はそれぞれのカム面に沿って
移動する(第7図参照)。さらにキャブが下降し、大カ
ム(28)が回転を続け、ローラ(34)が切欠き(4
0)の端部(40b)に達すると、大カム(28)とロ
ーラ(34)とが係合することにより、大カムギア(1
8)はそれ以上の回転が規制されてロック状態となり、
キャブの下降が停止される(第8図に示す状態)。なお
、ローラ(34)が大カム(28)の切欠き(40)底
面に接するためには、小カム(30)側のローラ(36
)が小カム(30)の小径部(30b)上に位置しなけ
ればならず、しかも、再び作動した時にロック状態を解
除しうるようにするためには、後に詳述するように、ロ
ック状態では小径部(30b)  と直線部(30c)
 、 (30d)の接続点(P +) 、(P2)上に
位置していなければならない。従って、大小のカムギア
(1B)、(24) 、ピンレバー(32)および中間
ギア(22)は、第8図に示すように、大カム(28)
の切欠き(40)の時計回り方向に見て前方側の端部(
40b) にローラ(34)が位置したときに小カム(
30)の小径部(30b)の時計回り方向に見て後方側
の端部(P2)にローラ(36)が位置し、しかも、中
間ギア(22)の扇形突部(22a)が小カムギア(2
4)の扇形凹部(24a)の時計回り方向に見て前方側
の端部に係合した状態に、予め位置決めされる必要があ
る。
第8図の状態からキャブをさらに上昇させる場合には再
度モータ(4)を駆動して小カムギア(24)を反時計
回り方向に回転させる。小カムギア(24)の回転はそ
の扇形凹部(24a)および扇形突部(22a)を介し
て直ちに中間ギア(22)に伝えられ、さらに大カムギ
ア(18)に伝達されてこれを時計回り方向に回転させ
る。この時、小カム(30)側のローラ(36)は、小
カム(30)の小径部(30b)および直線部(30c
)を経て大径部(30a)へと移動する。
上述したように、大カムギア(18)と中間ギア(22
)のギア比は3であるので、小カム(30)側のローラ
(36)が小径部(30b)上を移動する間に大カム(
28)側のローラ (34)は切欠き(40)内を50
73度移動し、小カム側のローラ(36)が直線部(3
0c)上を移動する間に大カム側ローラ(34)はさら
に4073度移動し、切欠き(40)の他方側の端部(
40c)の位置に達する。また小カム側のローラ(36
)が直線部(30G)上を小径部30b)から大径部(
30a)側へ移動していくのに伴ないピンレバー(32
)は大小径部の半径の差r2−r、たけ半径方向外方へ
揺動され、大カム側のローラ(34)も外周部(41)
と切欠き(40)との半径の差R2−R1だけ半径方向
外方へ移動される。従って、大カム側のローラ(34)
が切欠@ (40)内を角度(30°)だけ相対移動す
る間に大カム(28)の外周部(41)側へと移動して
いるので、切欠き(40)に再度ロックすることなく、
第6図の状態となり回転を継続することができる。
逆に、第8図の状態から、キャブを下降させる場合には
、モータ(4)により、小カムギア(24)を時計回り
方向に回転させる。この小カムギア(24)の回転は、
中間ギア(22)の扇形突部(22a)が小カムギアの
扇形凹部(24a)内で時計回り方向前方側に位置して
いるためすぐには伝えられず、中間ギア(22)および
大カムギア(18)は停止した状態にある。小カムギア
の扇形凹部(24a)  と扇形突部(22a)  と
が係合して回転を伝え始める迄に、小カムギア(24)
は40°回転し、その間に小カム側のローラ(36)は
小カム(30)の直線部(30d)上を小径部(30b
)から大径部(30a)側へと移動する。それに伴ない
、大カム側のローラ(34)は、大カム(28)との相
対回転はしないまま大カム(28)の半径方向外方へ移
動しく第9図参照)、切欠き(40)へのロック状態か
ら解除される。このロック状態の解除と同時に、小カム
ギアの扇形凹部(24a)が中間ギアの扇形突部(22
a)に接すると(第10図参照)、回転力が伝達されて
中間ギア(22)および大カムギア(18)が回転を開
始してキャブを下降させることができる。
上述の作動は、キャブがオーバーチルトする前の状態に
おける昇降に関するものであるが、キャブの重心がチル
ト軸を越えたオーバーチルトの状態では以下の如く作動
する。
キャブの重心がチルト軸の直上に達した状態(第11図
参照)から、小カムギア(24)をさらに反時計方向に
回転してオーバーチルトに入った状態で停止させると、
キャブは自らの重量で前方へ、すなわち、上昇中と同一
の回転方向へと移動する。従って、大カムギア (18
)はキャブ上昇中と同様に時計方向へ回転される。この
大カムギア(18)の回転は中間ギア(22)に伝えら
れ反時計回り方向に回転させるが、中間ギアの扇形突部
(22a)と小カムギアの扇形凹部(24a) との間
には間隙があるので、小カムギア(24)は中間ギア(
22)に対し40°遅れて回転を開始する。第11図の
状態から、大カム(28)の回転によりローラ (34
)が切欠き(40)内に落ち込む際には、小カム側のロ
ーラ(36)は小カム(30)の直線部(30d)上に
あり、大カム側のローラ(34)はその時点では切欠き
(40)の底面(40a)に接触しない。そして、停止
した状態から大カム (28)が4073度回転した後
、すなわち、中間ギア(22)が40゛回転した後小カ
ム(30)が中間ギア(22)の扇形突部(22a)を
介して回転を開始する。(第12図参照)。大カム(2
8)の回転に伴なりて小カム(30)が回転すると、小
カム側のローラ(36)は直線部(30d)から小径部
(30b)へ移動するから、大カム側のローラ(34)
は切欠きの底面(40a)に接して移動する。さらに、
大カム(28)が回転して、切欠き端部(40c)にロ
ーラ(34)が係合したときにロック状態となり、(第
13図参照)、大カム(28)の回転は規制され、キャ
ブのオーバーチルトが停止される。この時、小カム側の
ローラ(36)は、小カム(30)小径部(30b)の
時計回り方向に見て前方側の端部(p+)に接している
なお、上述の如く、第8図の状態でロックしうるように
大小のカムギア(18) 、 (24)および中間ギア
(22)の位置を設定すれば、大カム側のローラ(34
)が第13図の如く第7図の場合と逆の切欠き(40)
内の位置にロックした状態、すなわち、ローラ(34)
と大カム(28)とが相対的に30°移動した場合には
、中間ギア(22)は90°回転し、小カムギア(24
)は角度β(40°)だけ遅れて50°回転するので、
小カム側のローラ(36)は必ず小カム(30)小径部
(30b)の時計回り方向前方側の端部(Pl)に当接
することができる。
第13図の状態から、モータ(4)をさらにオーバーチ
ルトする方向に駆動させた場合、第14図の如く、小カ
ムギア(24)は反時計回り方向に回転するが、扇形凹
部(24a)が中間ギア(22)の扇形突部(22a)
 に接する迄は中間ギア(22)と大カムギア(18)
は回転せず、その間に小カム側のローラ(36)が小カ
ムの直線部(30c)上を大径部(30a)側へ移動し
、それに伴ない大カム側のローラ(34)は切欠き(4
0)内から半径方向外方へ移動する。そして扇形凹部(
24a) と扇形突部(22a)が係合した時点で、小
カム側ローラ (36)は小カムの大径部(30a) 
に達し、これにより大カム側ローラ(34)は切欠き(
40)外へ脱出し、ロック状態が解除されて大カムギア
(18)の回転が可能となる(第15図参照)。
以上述べたように本実施例によれば、カムローラ(34
)を切欠き(40)の端部に係合させてロックするよう
にしたので、作動が確実で安全であり、しかも振動によ
っても緩むおそれがない。また、モータ(4)を再起動
した場合にはロック機構を自動的に解除して、装置を再
度駆動することかできる。さらに、ウオームギアを使用
する従来の機構に比べて機械効率が格段に向上するため
装置の小型化、低価格化が達成できる。なお、小カムギ
ア(24)には上記構成に加えてカサ歯車 (42)が
設けられており、(第1図参照)、手動によってこれを
回転させてキャブのチルトを行うことができるようにし
ている。これは本発明に係る伝達機構(6)の機械効率
がウオームに比べて格段に高いため、手動の操作も容易
に行いつるようになったものである。しかも、小カムギ
ア(24)の凹部(24a)と、中間ギア(22)の係
合突部(22a)  とを、扇形としたことにより、例
えは、長穴の中にビンを嵌合して駆動力を伝達する場合
に比べ、大きな力を伝達することができる。なお、カム
(28) 、 (30)の形状は、上記実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、小カム(30)の直線部(
30C) 、 (30d)を曲線とする等の変形も可能
である。また、大小両カム(28) 、 (30)に接
するカムフォロワは、上記の如く両アーム(32a) 
、 (32b)に取付けられたり−ラ(34) 、 (
3B)から成る場合に限らず、第16図に示すように、
レバー(32)の両アーム(32a) 、 (32b)
先端が直接カム(28) 、 (30)に接触するもの
であっても良い。
次に、第17図〜第19図により第2の実施例について
説明する。この実施例は、大カムと小カムおよび中間ギ
アに設けられた係合突部と小カムギアの凹部の構成を除
き上記実施例と同一であるのでその説明は省略する。
大カム(128)は周面上に等間隔で6個の切欠き(1
40)が形成され、小カム(130)には、対称の位置
に2個所の大径部(130a )と、これら大径部(1
30a )と同心の2個所の小径部(130b )およ
び各大小径部 (130a) 、 (130b)間を接
続する曲線から成る接続部(130c) 、’(130
d) とが設けられている。
また、中間ギア(122)の上面には、第18図に示す
ように、2個所の突部(122a)が形成され、−方、
小カムギア(124)の底面(第19図は小カムギアを
下方から見た斜視図)には、中間ギア(122)の両夜
部(122a)がそれぞれ相対回転可能に嵌合する凹部
(124a )が設けられている。
以上の構成に係る大カム(128)、小カム(130)
、中間ギア(122)の突部(122a) 、小カムギ
ア(124)の四部(124a)等は、上述した(1)
 、 (2) 、 (3)の各式の条件を満たしており
、上記実施例と同様の作動によりロック機構(139)
 としての機能を果たすことができる。
なお、本実施例の如く、係合突部および凹部をそれぞれ
2個づつ有するものを、上記第1の実施例の連結機構に
用いることもできる。
〔発明の効果) 以上述べたように本発明によれば、作動が確実で安全で
あり、しかも振動によっても緩むおそれのないロック機
構を備えたアクチュエータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るアクチュエ−タを示す
縦断面図、第2図〜第4図は回転力伝達機構を示す図で
あり、第2図は平面図、第3図は正面図、第4図は第2
図のIV −IV線に沿う断面図、第5図はロック機構
の説明図、第6図〜第15図はロック機構の作動を順次
説明する説明図、第16図はピンレバーの他の例を示す
斜視図、第17図〜第19図は第2の実施例を示すもの
で、第17図はロック機構の説明図、第18図は中間ギ
アの斜視図、第19図は小カムギアを下方から見た斜視
図である。 (4)・・・駆動源    (6)・・・回転力伝達機
構(8)・・・ハウジング  (14)・・・ねじ軸(
16)・・・出力ロッド  (18)・・・第1ギア(
20)・・・中間軸    (22)・・・第2ギア(
24)・・・第3ギア  (22a)・・・扇形の突部
(24a)・・・扇形の凹部 (39)・・・ロック機
構特許出願人   自動車機器株式会社 代理人 弁理士   山  崎  宗 軟量     
 相  川      守手続補正書(自発) 昭和62月12月ユ1日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿     1公1、事
件の表示 昭和62年特許願第270945号 2、発明の名称 アクチュエータ 36補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所   東京都渋谷区代々木2丁目10番12号4
、代理人 〒103 住 所   東京都中央区日本橋本町1丁目9番13号
中山ビル4階 明細書の発明の詳細な説明の欄。 6、補正の内容 明細書第4頁第3行の「N・・・第のギア」という記載
を「N・・・第1のギア」と補正する。 以  上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジング内に回転自在に支持されたねじ軸と、
    このねじ軸の外周に嵌装されねじ軸の回転に伴なって昇
    降する筒状の出力ロッドと、駆動源からの回転力を上記
    ねじ軸に伝達する回転力伝達機構とを備えたアクチュエ
    ータにおいて、上記回転力伝達機構を、ねじ軸に固定さ
    れた第1のギアと、ねじ軸に平行に配設された中間軸と
    、この中間軸に回転可能に支持され上記第1のギアに噛
    合う第2のギアと、中間軸に回転可能に支持され駆動源
    によって回転駆動される第3のギアと、第2のギアと第
    3のギアのいずれか一方に形成された扇形の凹部および
    他方のギアに形成されこの凹部内に所定角度の相対回転
    可能に嵌合された扇形の突部から成る連結機構とから構
    成し、かつ、駆動源を停止させた際に、上記回転力伝達
    機構をロックするロック機構を設けたことを特徴とする
    アクチュエータ。
  2. (2)扇形突部および扇形凹部は、それぞれ回転中心に
    対し対称の位置に2個形成されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のアクチュエータ。
  3. (3)ロック機構は、第1のギアに同心に固定された第
    1のカムと、第3のギアに同心に固定された第2のカム
    と、2つのアームから成り、その中間で回転可能に支持
    され、これら両アームにそれぞれカムフォロアが設けら
    れたレバーと、両カムフォロアをそれぞれのカム側に付
    勢するばねとを備え、上記第1のカムは外周面に円周方
    向等間隔で複数個の切欠きが形成され、この切欠きの底
    面は切欠かれていない外周面と同心であり、第2のカム
    は大径部とこの大径部と同心の小径部とこの小径部の両
    側を大径部に接続する2つの接続部から成り、かつ、以
    下の条件を満たしていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載のアクチュエータ。 l_1/l_2≒R_2−R_1/r_2−r_1…(
    1)α=β…(2) θ=γ×N−α…(3) 但し、l_1…第1のカムに接するカムフォロアの中心
    とレバーの回転中心との距離 l_2…第2のカムに接するカムフォロアの中心とレバ
    ーの回転中心との距離 R_1…第1のカムの切欠き底面の半径 R_2…第1のカムの外周部の半径 r_1…第2のカムの小径部の半径 r_2…第2のカムの大径部の半径 θ…第2のカムの小径部の円周上に占める 角度 α…第2のカムの接続部の円周上に占める 角度 β…連結機構の突部が凹部内で回転しうる 角度 γ…第1のカムの切欠きの両端部にカムフ ォロアを位置させた場合の、両カムフォロ アの中心と第1のカムの中心とを結ぶ線の なす角度 N…第のギアと第2のギアとのギア比 また、第1のカムの切欠きはNの整数倍である。
JP62270945A 1986-12-12 1987-10-27 アクチュエータ Pending JPS63154598A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US941252 1986-12-12
US06/941,252 US4747319A (en) 1985-12-16 1986-12-12 Actuator

Publications (1)

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JPS63154598A true JPS63154598A (ja) 1988-06-27

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ID=25476179

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JP62270945A Pending JPS63154598A (ja) 1986-12-12 1987-10-27 アクチュエータ

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JP (1) JPS63154598A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7681469B2 (en) 2005-06-27 2010-03-23 Stabilus Gmbh Drive device
JP2019082211A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 歯車装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7681469B2 (en) 2005-06-27 2010-03-23 Stabilus Gmbh Drive device
JP2019082211A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 歯車装置

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