JPH058621Y2 - - Google Patents

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JPH058621Y2
JPH058621Y2 JP6089789U JP6089789U JPH058621Y2 JP H058621 Y2 JPH058621 Y2 JP H058621Y2 JP 6089789 U JP6089789 U JP 6089789U JP 6089789 U JP6089789 U JP 6089789U JP H058621 Y2 JPH058621 Y2 JP H058621Y2
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shaft
monitor
elevating
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、受像器、表示器、テレビジヨン等の
物品を天井や梁から吊り下げて、所望の高さに停
止させ、且つ、所望の向きに向けることのできる
昇降旋回装置に関する。
従来技術及びその課題 従来、家庭用テレビジヨン、病院のレントゲン
や超音波検診に使用される受像器或いは表示器
(以下、「モニター」と総称する。)等は、第7図
に示すような昇降装置10により天井Sや梁から
吊り下げられ、不使用時には邪魔にならない高所
に移動させられ、使用時に所望の高さまで下降さ
せるようになつている。
この昇降装置10は、天井Sからフツク11,
12により吊り下げられ、下端にモニターTが取
付けられた複数の角筒状パイプ14,15,16
を、パイプの内部に設けられたねじ軸(図示省
略)の回転によつて継ぎ足すようにして繰り出し
或いは引つ込めてモニターTを所望の高さの位置
に停止させている。ところが、この昇降装置10
は次のような問題点を有している。
モニターを所望の向きに向けることができな
い。
最も太い最下端のパイプ16内に前記ねじ軸
を回転させるモータ、歯車等からなる昇降駆動
機構(図示省略)を収納しているので、モニタ
ーの昇降時にモニターは振動を受けたり、モー
タノイズにより画像が乱れたりする。
パイプのみによつてモニターを吊り下げてい
るので、モニターは振り子のように横揺れしや
すい。
パイプの回転止め手段が無いため、製作精度
を確保するのが困難な角筒状のパイプを使用し
なければならず、パイプ同志の接続に隙間が生
じモニターは水平回転振動しやすい。
パイプ内にモニターにつなぐコードを通して
いるので、コードはパイプ内の前記ねじ軸の回
転によつて損傷を受け易い。
課題を解決するための手段 本考案は、駆動手段を具えた固定側から吊り下
げられ前記駆動手段により回転する駆動軸に同軸
的にねじ係合させた従動軸の下端に物品取付手段
を旋回自在に設けた昇降手段と、前記固定側から
吊り下げられて互いに軸方向に昇降可能に同軸に
設けられた複数の昇降軸の内、最下端に位置する
昇降軸を前記従動軸に連結させてなる一対の回転
止め手段とを有し、前記回転止め手段の何れか一
方を前記物品取付手段に回転駆動可能に連結した
昇降旋回装置により、前記の課題を解決したもの
である。
作 用 モニター等の物品を所望の高さの位置に昇降させ
るには、回転止め手段によつて回転止めされてい
る従動軸を駆動軸の回転によつて駆動軸上を昇降
させて行なう。昇降方向は駆動軸の回転方向によ
つて選択される。
物品の所望の向きに向けるには、回転可能にな
つている一方の回転止め手段を回転させて従動軸
の下端を中心にして物品取付手段を所望の向きに
旋回させて行なう。
なお、モニター等の物品につながれるコードを
前記昇降手段の外周と前記一対の回転止め手段と
の間に螺旋状に配置すると、昇降手段の昇降に伴
なうコードの損傷を防止することができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
昇降旋回装置20は、天井等の固定側Sに取付
けられるフレーム21に吊り下げられるようにし
て取付けられている昇降機構(昇降手段)22
と、第1、第2回転止め機構(回転止め手段)2
3,24とで構成されている。
昇降機構22は、主に、モータ(駆動手段)3
0と、駆動軸31と、第1、第2従動軸32,5
7と、物品取付手段(板)33を有している。
駆動軸31は、フレーム21に一対のベアリン
グ34,35によつて回転自在に具えられたウオ
ームホイール36にナツト37によつて一体に取
付けられている。ウオームホイール36にはモー
タ30に取付けられたウオーム38が噛合してい
る。駆動軸31の外周には雄ねじ39が形成され
ており第1ナツト50がねじ係合している。ウオ
ームホイール36と第1ナツト50との対向面に
は互いに係合するように互いに逆形状の係合歯
(第5図)51,51,52,52が具えられて
いる。又、第1ナツト50の下端(第1図の下端
側)と駆動軸31の下端には、互いに係合するよ
うに互いに逆形状の係合歯(第6図)65,6
5,66,66が具えられている。第1ナツト5
0にはパイプ状の第1従動軸32が取付られてい
る。第1従動軸32の外周には雄ねじ53が形成
されており第2ナツト54がねじ係合している。
第2ナツト54の下端と第1従動軸32の下端に
は前記係合歯65,66と同様な係合歯55,5
5,56,56が形成されている。第2ナツト5
4にはパイプ状の第2従動軸57が取付けられて
いる第2従動軸57の下端には物品取付板33が
ベアリング58を介して回転自在に取付けられて
いる。物品取付け板33の面上には歯車59がボ
ルト60によつて一体に取付けられている。
昇降機構22の外周にはモニターTのコードC
が螺旋状に巻き付けられている。コードCの一端
はフレーム21に、他端は第2従動軸57にベア
リング90によつて回転自在に取付けられた回転
板91に取付けられている。
第1回転止め機構23は、昇降機構22の回転
止めをする機能を有しており、互いに摺動可能に
同軸的に積層されている3本のパイプ軸(昇降
軸)61,62,63からなり、最も太いパイプ
軸61がフレーム21に取付けられ、最も細いパ
イプ軸(最下端に相当する昇降軸)63が前記第
2従動軸57に一体に取付けられた連結板64に
接続されている。
第2回転止め機構24は、昇降機構22を回転
止めする他に、モニターTを所望の向きに旋回さ
せる機能も有しており、互いに摺動可能で、且
つ、一体に回転するように同軸的に積層されてい
る3本の軸(昇降軸)70,71,72を具えて
いる。最も太い第1パイプ軸70は、フレーム2
1に一対のベアリング73,74によつて回転自
在に具えられたウオームホイール75に圧入され
ている。ウオームホイール75にはモータ76に
取付けられたウオーム77が噛合している。第1
パイプ軸70内には第2パイプ軸71が出没する
ように挿入されており、第2パイプ軸71の全長
に渡つて設けられたキー78によつて第2パイプ
軸71と一体に回転するようになつている。第2
パイプ軸71には第3軸(最下端に相当する昇降
軸)72が出没するように挿入されており、第3
軸72の全長に渡つて設けられたキー79によつ
て第3軸72と一体に回転するようになつてい
る。第3軸72の下端は前記連結板64にベアリ
ング80を介して回転自在に連結されている。さ
らに、下端には前記歯車59に噛合するピニオン
81が取付けてある。
昇降旋回装置20全体はフレーム21と連結板
64との間に設けられた蛇腹92によつて覆われ
ている。
次にモニターを下降させる動作を説明する。
先ず、第1図の状態でモータ30を駆動させる
とウオームホイール36とウオーム38によつて
駆動軸31が回転する。すると、第2従動軸57
は回転止め機構23,24によつて回転止めされ
ているため、第1ナツト50は駆動軸31上を下
降し始め、第1従動軸32を下降させる。第1ナ
ツト50が駆動軸31の下端まで下降すると係合
面65が係合面66に当接係合して、第1ナツト
50は駆動軸31と一体になつて回転を開始す
る。すると、今度は、第2ナツト54が第1従動
軸32上を下降し始め、第2従動軸57を最下端
まで下降させ、係合面55を係合面56に当接係
合させる。この時点、ウオーム38によつて回転
させられていたストライカ93がリミツトスイツ
チ94を作動しモータ30を自動的に停止させ
る。このように、駆動軸31、第1、第2従動軸
32,57が、望遠鏡のように(いわゆる「テレ
スコピツク」)、順次繰り出されて伸びることによ
つて、モニターTが下降させられる。
モニターTの下降中、連結板64も第2従動軸
57と一体に下降するので、連結板64に連結さ
れている回転止め機構23,24の各パイプ軸6
2,63,71,軸72も引き出される。
なお、モニターTの下降中にモータ30を停止
させることにより、モニターTを所望の高さ位置
に停止させることができることは勿論である。
次にモニターを上昇させる動作を説明する。
先ず、モータ30を逆転し駆動軸31を逆転さ
せる。すると、係合歯65が係合歯66から離れ
当接係合が外れる。しかし、係合面55,56は
係合したままであるので、第1、第2従動軸3
2,57は回転止め機構23,24に回転止めさ
れている。したがつて、第1ナツト50は駆動軸
31上を上昇し始め、第1従動軸32を駆動軸3
1に重ねた状態にする。第1ナツト50が最上端
まで上昇すると、第1ナツト50の係合歯52は
ウオームホイールの係合歯51に当接係合し、第
1従動軸32を駆動軸31と一体に回転させる。
すると、今度は、係合歯55が係合歯56から離
れる方向に回転させられて、第2ナツト54は第
1従動軸32上を上昇し、第2従動軸57を第1
従動軸32に重ねた状態にする。そして、ウオー
ム38によつて回転させられていたストライカ9
5がリミツトスイツチ96を作動させ、モータ3
0を停止する。
モニターTの上昇中、連結板64も第2従動軸
57と一体に上昇するので、連結板64に連結さ
れている回転止め機構23,24の各パイプ軸6
2,63,71、軸72は押し込まれる。
これにより、第1図に示すように、モニターT
は最も高い位置まで上昇したことになる。
なお、モニターTの上昇中にモータ30を停止
させることにより、モニターTを所望の高さに停
止させることができることも勿論である。
次に、モニターTを旋回させる動作を説明す
る。モータ(駆動手段)76を回転させて、ウオ
ーム77、ウオームホイール75によつて第1パ
イプ70を回転すると、キー78,79によつて
第2パイプ71、軸72は第1パイプ70と一体
に回転し、ピニオン81が歯車59を回転させ
る。これによつて、モニターTを所望の向きに旋
回させることができる。モニターTの旋回範囲は
ウオーム77によつて回転させられるストライカ
97,98とリミツトスイツチ99,100によ
つて決められている。
モニターTが旋回(最大180度)すると、(カー
ル)コードCは、平均径がわずかに変化して無理
を生じない。巻き方向へ旋回するときは平均径が
小さくなり、逆の場合は平均径が大きくなる。
一方、モニターTが昇降する場合は、コードC
の巻きピツチが変化すると同時に平均径も僅かに
変化して、引張力等の無理が生じない。なお、モ
ニターTが下降するときには、コードCのピツチ
は大きくなり平均径は小さくなる。上昇するとき
にはピツチは小さくなり平均径は大きくなる。
なお、本考案でいう「物品」は、例示した、い
わゆる「モニター」に限定されるものでないこと
はいうまでもない。
考案の効果 以上のような本考案の昇降旋回装置によると、
次のような効果を奏する。
回転止め手段の回転によつて、モニター等の
物品を所望の向きに向けることができる。
駆動手段が固定側に設置されているので、モ
ニターが振動を受けたり、モータノイズにより
画像が乱れたりすることが無い。
昇降手段と回転止め手段を別々の機構にして
あるので、製作精度の高い小径のパイプを使用
でき、装置全体を小形軽量にすることができ
る。
昇降機構のねじ回転により生じる回転力は回
転止め手段によつて規制されるので、昇降起動
時や昇降中において、物品の水平回転振動がな
くなる。
回転止め手段によつて、物品の振り子のよう
な横揺れが規制される。
なお、モニター等につながれるコードを昇降
手段の外周と回転止め手段の間に螺旋状に配置
せしめると、コードは損傷を受けることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の昇降旋回装置が最も縮まつた
状態での断面図、第2図は一部分を断面で表わし
た第1図の平面図、第3図は第1図の状態での外
観図、第4図は第1図の状態から旋回装置がモニ
ターを下降させた状態図、第5図、第6図は係合
歯の斜視図である。第7図は従来の昇降装置の外
観図である。 20……昇降旋回装置、22……昇降装置(昇
降手段)、23,24……回転止め機構(回転止
め手段)、31……駆動軸、33……物品取付手
段(板)、57……従動軸(最下端の従動軸)、6
2,63,71……パイプ軸(昇降軸)、72…
…軸(最下端の昇降軸)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 駆動手段を具えた固定側から吊り下げられ前
    記駆動手段により回転する駆動軸に同軸的にね
    じ係合させた従動軸の下端に物品取付手段を旋
    回自在に設けた昇降手段と、 前記固定側から吊り下げられて互いに軸方向
    に昇降可能に同軸に設けられた複数の昇降軸の
    内、最下端に位置する昇降軸を前記従動軸に連
    結させてなる一対の回転止め手段とを有し、 前記回転止め手段の何れか一方を前記物品取
    付手段に回転駆動可能に連結したことを特徴と
    する、 昇降旋回装置。 (2) 前記物品につながれるコードを前記昇降手段
    の外周と前記一対の回転止め手段との間に螺旋
    状に配置したことを特徴とする、請求項1の昇
    降旋回装置。
JP6089789U 1989-05-29 1989-05-29 Expired - Lifetime JPH058621Y2 (ja)

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JPH032381U JPH032381U (ja) 1991-01-10
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