JPS63154538A

JPS63154538A - 紙葉類の収納・繰出し機構

Info

Publication number: JPS63154538A
Application number: JP61304602A
Authority: JP
Inventors: Shoichi Mori; 毛利　章市; Susumu Orihara; 折原　進
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1986-12-19
Filing date: 1986-12-19
Publication date: 1988-06-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［Ｎ要］紙幣等の紙葉類を巻掛搬出ベルトで仕切られた２つのプ
ール室に収納し、必要に応じてプール室内の紙葉類を搬
出する収納・繰出し機構であって、両プール室からの紙
葉類の搬出は、一方向に回転するモータから駆動力を得
た駆動機構でもって、前記Ｗｌｉ）搬出ベルトを正逆転
することににり行うようにしたものである。

［産業上の利用分野コ本発明は金融機関の紙幣入出金装置内の紙幣収納・繰出
し機構等として用いられる紙葉類の収納・繰出し機構に
関し、更に詳しくは、紙葉類を例えば正常券、異常券の
２種類に分離してプールし、その後必要に応じて正常券
、異常券を搬出する収納・繰出し機構に関する。

リサイクル型の紙幣入出金装置は例えば第６図に示すよ
うな構成となっている。図中、１は紙幣の投入や払出を
行う投入払出口で、ここに入金された紙幣は鑑別装置２
に入り金種、真偽１表裏の判定がなされ、ここでの表裏
の情報に基づき紙幣は反転搬送路３と非反転搬送路４と
に振り分けられる。そして、表裏が揃えられた後、異常
紙幣（まそれをプールする収納・繰出し機構５に入り、
正常紙幣はそれをプールする収納・繰出し機構６に入る
。その後、異常紙幣は顧客に返却するために投入払出口
１へ搬出される。又、正常紙幣は投入払出口１及び鑑別
装置２を経由して１万円札、千円札、５千円札の各スタ
ッカ７．８．９に振り分けられる。逆に出金時には、各
スタッカ７〜９から繰出された紙幣が鑑別装置２を経由
して収納・繰出し機構５（若しくは６）に一時的にプー
ルされた後、投入払出口１に搬出される。尚、７Ｉよ係
員カセットである。

このような紙幣入出金装置において、小型化が要望され
ており、収納・繰出し機構５，６につ０ても小型化・コ
ンパクト化が要求されている。

［従来の技術１従来の収納・繰出し機構の構造を第７図に示す。

図中、１１．１２は対向配置されたホールドベルトで、
一方のホールドベルト１１は定位置に配置され、他方の
ホールドベルト１２は図の矢印方向にレバー１３にて移
動可能に構成され且つモータ１４にて駆動ベルト１５を
介して回転駆動されるようになっている。ホールドベル
ト１１．１２が形成するプール室１６には搬入機構１７
によって紙葉類が搬入される。そして、ここにプールさ
れた紙葉類の搬出はレバー１３を反時計方向に図示しな
いホールドモータで回動しホールドベルト１１．１２で
紙葉類を挟持させ、モータ１４でホールドベルト１２を
時計方向に回転することドより行う。これにより、紙葉
類は搬出口１８に堆積する。尚、１９及び２０はガイド
で、搬出時には２点鎖線の位置に移動する。

前述の第６図の如きプール室を２つ持つ紙幣入出金装置
にこの収納・繰出し機構を用いる場合は、この機構を２
つ並設することになる。

［発明が解決しようとする問題点］従来の収納・繰出し機構はプール室を１つしか有しない
ため、プール室を２つ設けるには、この機構を２つ並設
しなければならない。従って、その部分の機構が大型化
すると共に、コスト的にも高くなる。

本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、プール
室を２つ有した収納・繰出し機構であって、小型、低コ
ストのものを提供することにある。

［問題点を解決するための手段］第１図は本発明の収納・繰出し機構の原理的構成図、第
２図及び第３図は他の作動状態を示す図である。図中、
２１．２２は間隔をもって配設されたホールドベルトで
、両者共プーリに巻掛Ｅノられ回動し得るようになって
いる。２３はホールドベルト２１．２２間に配設された
巻掛搬出ベルトで、ホールドベルト２１．２２の双方に
対してベルト部分が突出している。ホールドベルト２１
゜２２間の空間はこの巻掛搬出ベルト２３によって仕切
られ、２つのプール室２４．２５が形成される。２６は
紙葉類をプール室２４．２５に搬入する搬入機構で、こ
こでは各プール室２４．２５毎に設けたベルト搬送機構
を図示した。２８は一方のプール室２４内の紙葉類２９
を共通の繰出し口３０から搬出する際には第２図に示す
如き第１の搬出位置に巻掛搬出ベルト２３を移動させ、
他方のプール室２５内の紙葉類３１を共通の繰出し口３
０から搬出する際には第３図に示す如き第２の搬出位置
に巻掛搬出ベルト２３を移動させるリフト機構である。

又、３２．３３はそれぞれプール室２４．２５内の紙葉
類２９，３１を搬出する際にホールドベルト２１．２２
を巻掛搬出ベルト２３　Ｉｌｌに押圧する抑圧機構であ
る。前記巻掛搬出べルト２３は駆動機構３４によって正
逆の双方向に回転駆動される。この駆動機構３４は、一
方向に回転するモータ３５から駆動力を得て、巻掛搬出
ベルト２３に該巻掛搬出ベルト２３が第２図に示した第
１の搬出位置にあるときは反時計方向の回転を与え、第
３図に示した第２の搬出位置にあるときは時計方向の回
転を与えるものである。

［作用］紙葉類の収納動作時は第１図の如き状態にあり、搬入機
構２６によって紙幣がプール室２４若しくは２５に搬入
され、そこにプールされる。プール室２４内の紙葉類２
９を繰出す場合は、押圧機構３２によってホールドベル
ト２１が第２図に示すように巻掛搬出ベルト２３側に押
圧されると共に、駆動機構３４によって巻掛搬出ベルト
２３が反時計方向に回転駆動され、この状態では開いて
いる共通の繰出し口３０から、紙葉類２９が搬出される
。他方のプール室２５内の紙葉類３１を繰出す場合は、
巻掛搬出ベルト２３の２３ａ部分ではなく反対側の２３
１）部分を用いるため、リフト機構２８により巻掛搬出
ベルト２３を第３図に示すように２３ｂ部分が繰出し口
３０に沿うように移動する。又、押圧機構３３によって
ホールドベルト２２が第３図に示すように巻掛搬出ベル
ト２３側に押圧される１、そして、駆動機構３４によっ
て巻掛搬出ベルト２３が簡計方向に回転駆動され、紙葉
類３１が繰出し口３０から搬出される。

［実施例］第４図は本発明の一実施例を示す構成図、第５図は第４
図中の駆動機構部分の詳細図である。これらの図におい
て、第１図乃至第３図と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。図中、３６はリフｌ−機構２８の
アーム２８ａ１押圧機構３２．３３のアーム３２ａ、３
３ａを所定の方向に変位若しくは回動イ」勢づ−るため
のホールドモータで、このホールドモータ３６の所定方
向の回転変位によって、アーム２８ａを所定量回動させ
、巻Ｈ）搬出ベルト２３に前記第１．第２の搬出位置の
何れか一方をとらせる。一方、アーム３２ａ。

３３ａには図示しないスプリングを介して回転を伝達し
、ボールドモータ３６の回転変位とアーム３２ａ、３３
ａの回動量とを一対一に対応させずに、弾性的な押圧力
をアーム３２ａ　、３３ａに与えるようにしている。

本実施例では駆動機構３４を第５図に示すようにかさ差
動歯車列４０を用いて構成している。即ち、モータ３５
により駆動されるベルト４１を円筒状のプーリ４２に巻
掛けると共に、該ブーＩＪ　４２を差動かさ歯車列４０
内のかさ歯車４８の基部４３ａに固着し、一方、このか
さ歯車４３と対向するかさ歯車４４にプーリ部４４ａを
設け、ここに巻掛搬出ベルト２３駆動用のベルト４５を
巻掛けている。又、かさ歯車４３．４４に挿通した軸４
６とプーリ４２に突設したビン４７とがそれぞれ嵌合す
るガイド穴（第５図の状態では縦方向の長穴）をランチ
４８に穿設し、ラッチ４８をｈｓさ歯車４３に対して第
５図の状態では縦方向にのみ相対移動可能にしている。

このラッチ４８とブー＝８− リ４２に回動自在に嵌合したリング４つとの間にはテン
ションスプリング５０が張設されており、スライダ５１
が第５図のように左に退避した状態では、ラッチ４８は
下方に移動しており中間かさ歯車５２に挿通した軸５３
と当接する位置にある。

５４はホールドモータ３６によって駆動されるリンクで
、該リンク５４が第５図の左方に移動すると、レバー５
５が時計方向に回動し、スライダ５１が右方に移動する
と共に、リンク５６を介してレバー５７にもこの運動が
伝達され、レバー５７が反時計方向に回動し、先端のス
トッパ５８が左方に移動するようになっている。

この実施例における基本的な作動は第１図乃至第３図の
場合と同様であるので説明は省略し、駆動機構部分の作
動について説明する。先ず、ホールドモータ３６によっ
て、第５図に示す状態が選択されている場合について述
べる。このときはベルト４１が第５図の矢印方向に回転
すると、ラッチ４８の一端４８ａに押されて軸４６が回
動し、中間かさ歯車５２も軸４６を中心に回動する。従
って、かさ歯車４３と中間かさ歯車５２とは一体的に回
動することになり、かさ歯車４４もかさ歯車４３と同方
向に等速度で回転し、ベルト４５はベルト４１と同方向
に等速度で回転する。次に、ホールドモータ３６によっ
て他の状態即ちリンク５４が第５図の左方に移動した状
態が選択されると、スライダ５１が右方に移動してその
斜面でラッチ４８が押し上げられ軸５３とラッチ４８の
一端４８ａとの係合が解かれると共に、ストッパ５８が
軸５３の第５図の向い側に入り込み、軸５３の回動が規
制される。従って、かさ歯車４３の回転は中間かさ歯車
（５２等）を介してかさ歯車４４に伝達され、かさ歯車
４４はかさ歯車４３に対して逆方向に等速度で回転する
。このため、ベルト４５もベルト４１に対して逆方向に
等速度で回転する。これにより、巻掛搬出ベルト２３は
所定の方向に回転することになる。

尚、上記実施例では、搬入機構２６を２つのベルト搬送
手段で構成したが、これに限る必要はない。

［発明の効果１以上述べたように、本発明によれば、プール室を２つ有
した収納・繰出し機構を構成できるので、従来に比べて
この部分の機構を小型化できると共に、コストを低減化
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の収納・繰出し機構の原理的構成図、第２図及び第３図は第１図の他の作動状態を示す図、第４図は本発明の一実施例を示す構成図、第５図は第４
図中の駆動機構部分の詳細図、第６図はリサイクル型の
紙幣入出金装置の構成図、第７図は従来の収納・繰出し機構の構成図である。第１図乃至第５図において、２１．２２はボールドベルト、２３は巻掛搬出ベルト、２４．２５はプール室、２６は搬入機構、２８はリフト機構、２９．３１は紙葉類、３０は共通の繰出し口、３２．３３は抑圧機構、３４は駆動機構、３５はモータである。１１．１２　ｒ＄−ルドベルト１３．ｉレバー１４ｉモータ１５ｉ駒動ベルト］６１プールつイΣ ７１１１ｍ１８ｉ排団口第７　図

Claims

【特許請求の範囲】第１、第２のホールドベルト（２１、２２）を対向させ
その間を巻掛搬出ベルト（２３）で仕切ることにより形
成された第１、第２のプール室（２４、２５）と、該第１、第２のプール室（２４、２５）に紙葉類を搬入
する搬入機構（２６）と、前記第１、第２のプール室（２４、２５）内の紙葉類（
２９、３１）を共通の繰出し口（３０）から搬出する際
にそれぞれ第１、第２の搬出位置に前記巻掛搬出ベルト
（２３）を移動させるリフト機構（２８）と、前記第１、第２のプール室（２４、２５）内の紙葉類（
２９、３１）をそれぞれ搬出する際に前記第１、第２の
ホールドベルト（２１、２２）を前記巻掛搬出ベルト（
２３）に押圧する第１、第２の押圧機構（３２、３３）
と、一方向に回転するモータ（３５）から駆動力を得て、前
記巻掛搬出ベルト（２３）に該巻掛搬出ベルト（２３）
が前記第１の搬出位置と第２の搬出位置にある場合では
互い逆方向の回転を与える駆動機構（３４）とを備えた
ことを特徴とする紙葉類の収納・繰出し機構。