JPS63154356A - インクジエツトプリンタのインクカ−トリツジ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 艮夏立国 本発明は、インクジェットプリンタにおいて、インクカ
ートリッジをキャリッジに着脱自在に装填し、該インク
カートリッジ内のインクタンクのゴム栓に中空針を突き
刺してインクを流出するインクカートリッジ装置、特に
その中空針の改良に関する。

僅】Ｕ［脛 従来のインクカートリッジ装置では、第５図に示すよう
に中空針（１）をインクカートリッジ側のゴム栓（２）
に突き刺すため、その先端（１ａ）を斜めにカットし、
その中央にインク流入口（３）を設けるとか、あるいは
第６図に示すように中空針（４）の先端部（４ａ）を円
錐形として鋭利に形成していた。

なお、第５図において（５）は、弁シートである。

このような中空針（１）および（４）は、先端が鋭利で
あるためゴム栓（２）に突き刺し易いが、ゴム栓（２）
を切り裂くため、第７図に示すようにゴム栓（２）に線
状の亀裂（２ａ）が生じ、この亀裂（２ａ）からインク
が浸出することがあった。これは、インクに圧力がかか
っていない場合はさほど問題はないが、圧力がかかって
いると、インクが中空針の外部へ大量に漏出することに
なる。

また、中空針の先端が鋭利であると、その先端がゴム栓
（２）と最初に接した点が差込み位置となり、キャリッ
ジ側の条件によってはゴム栓（２）の中心に中空針の先
端が当たらない場合がある。その場合でも、中空針は調
心作用（中心に向かうこと）がなく、芯ズレを生じたま
まゴム栓（２）に入り込む。そのため、最悪の場合は、
差し込んだ状態で中空針のインク流入口とゴム栓との間
で十分な隙間が得られず、流量変動を生ずる問題があっ
た。

また、先端部を円錐形にした第６図の中空針（４）の場
合には、第８図に示すようにその円錐形先端部（４ａ）
よりやや下方の円柱部（４ｂ）に貫通孔（６）を穿設し
てその両端開口をインク流入口（７）とするか、または
第９図（Ａ）・（Ｂ）に示すように円柱部（４ｂ）の側
面を凹状にカットしてインク流入口（８）としていた。

しかし、第８図の場合は、貫通孔（６）がドリル加工と
なるため、作業性が悪く、コスト高になる。

また、第９図の場合は、グラインダまたはメタルソー等
によるカット加工であるため、作業性は良いが、反面、
カットした角部が鋭利になるため。

この部分でゴム栓が削られ、その削り片が中空針に入り
込む虞れがある。

目　　　　　的 本発明は、中空針によるゴム栓に対する上記のような不
都合を解消することを目的とする。

碧−一エ収 そこで１本発明では、キャリッジ（１０）に着脱自在に
装填されるインクカートリッジ（２４）内に伸縮性のイ
ンクタンク（２６）を有し、該インクタンク（２６）内
のインクが加圧手段により常時加圧され、該インクタン
ク（２６）のゴム栓（３３）に、インク流入口（３６）
・（３７）が設けられた中空針（３５）を突き刺してイ
ンクを流出するインクジェットプリンタのインクカート
リッジ装置において、前記中空針（３５）の先端（３５
ａ）・（３５ｃ）を球面にしたものである。

次に、その実施例を図面に基づいて説明する。

第３図は、本発明に関係する部分を断面したインクジェ
ットプリンタを示す、キャリッジ（ｌＯ）はガイドロッ
ド（１１）とガイドレール（１２）に沿ってプラテン（
１３）と平行に摺動される。該キャリッジ（１０）は多
数の部材を積層してつくられ、内部にメインインクタン
ク（１４）を形成し、また上部に記録ヘッド（１５）お
よび偏向電極（１６）を装着している。メインインクタ
ンク（１４）中のインク（１７）は、図示しないポンプ
によってインク供給通路（１８）を通じて記録ヘッド（
１５）へ供給され、該記録ヘッド（１５）の先端のノズ
ル（１９）からインク粒子（２０）となって噴射され、
偏向電極（１６）で偏向されてプラテン（１３）上の用
紙（２１）へ吹き付けられる。余分なインク粒子（２０
）はガター（２２）で受けられ、インク回収通路（２３
）からメインインクタンク（１４）に回収され、再び噴
射される。

キャリッ、ジ（１０）上に着脱自在に装填されるインク
カートリッジ（２４）は、そのカートリッジケース（２
５）内に、ベローズ状に伸縮するインクタンク（２６）
を収納している。該インクタンク（２６）の中には。

インク（２７）が封入される。また、そのインクタンク
（２６）は、スプリング（２８）によって加圧されてい
る。

第４図に示すように、インクタンク（２６）の突出した
インク流出部（２９）の外周面には雄ネジ（３０）が形
成され、該雄ネジ（３０）はカートリッジケース（２５
）の底面中央に突出された口部（３１）の雌ネジ（３２
）に螺合されている。また、インク流出部（２９）は。

そめ内側にキャップ状のゴム栓（３３）が嵌め込んで閉
塞されている。このゴム栓（３３）の下面には、円錐台
形の凹部（３３ａ）が形成されている。

一方、キャリッジ（１０）の上面には凹部（３４）が形
成され、該凹部（３４）内の中央に中空針（３５）が垂
直に突設されている。

インクカートリッジ（２４）をキャリッジ（１０）上に
搭載し、そのカートリッジケース（２５）の口部（３１
）をキャリッジ（１０）の凹部（３４）に嵌合させると
、中空針（３５）がゴム栓（３３）の凹部（３３ａ）に
突き刺さり。

インクタンク（２６）内のインク（２７）が該中空針（
３５）を通じてメインインクタンク（１４）内に注入さ
れる。

中空針（３５）の第１例を第１図に、第２例を第２図に
示す、第１例の中空針（３５）は、その先端（３５ａ）
が球面で、また該先端（３５ａ）より下方に離れた外周
面を円弧凹状にカットすることによってインク流入口（
３６）を設け、さらに先端（３５ａ）よりインク流入口
（３６）までの外周面部分が楕円面（３５ｂ）となって
いる。

また、第２例の中空針（３５）は、その先端（３５ｃ）
が球面で、該先端（３５ｃ）より下方に離れた外周面に
円弧状にくびれたくびれ部（３５ｄ）を形成し、該くび
れ部（３５ｄ）の一部を円弧凹状にカットしてインク流
入口（３７）を設け、また先端（３５ｃ）よりくびれ部
（３５ｄ）までの外周面が楕円面（３５ｅ）となってい
る。

第１例の中空針（３５）の場合、その外径を１．５■、
内径を１　、０　ｍ、先端（３５ａ）の球面の円弧径を
０．２ｍとしてゴム栓（３３）に突き刺す実験をしたと
ころ、ゴム栓（３３）に亀裂は入らず、ゴムを押し分け
て入るような状態となり、しかもゴム栓（３３）から引
き抜いた後は点状の傷痕が残るのみであった。これに対
し、前記従来の中空針では約５回の抜き差しを行うとイ
ンクが中空針の外部へ浸出したが、第１例の中空針（３
５）では２０回の抜き差しでも全くインクの外部浸出は
なかった。

また、ゴム栓（３３）の下面には凹部（３３ａ）が設け
であるが、第１例の中空針（３５）の場合、その先端（
３５ａ）が球面となっているため、凹部（３３ａ）に当
たったときは芯ズレ状態でも、該凹部（３３ａ）の傾斜
部を滑ってその中心に案内されてから突き刺ささるため
、芯ズレもなくなった。

さらに、インク流入口（３６）についても、その上側の
外周面が楕円面（３５ｂ）になっているため、ゴム栓（
３３）を削ることなくそれを貫通した。

第２例の中空針（３５）は、そのくびれ部（３５ｄ）の
内側にインク流入部（３７）が設けられているため、該
インク流入部（３７）はゴム栓（３３）に全く触れず、
一層信頼性が面上する。

なお、第１例の中空針（３５）の場合もまた第２例の中
空針（３５）の場合も、その先端（３５ａ）・（３５ｃ
）の球面の円弧径は０．１〜０．３ｍとするのが好まし
い。

効　　　果 本発明によれば、中空針をインクカートリッジのゴム栓
に抜き差しすることによりゴム栓に亀裂が生じ、その部
分からゴムがはがれて中空針内に入り込むとか、インク
が中空針の外部に浸出するようなことをなくすことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の要部である中空針の第１例の正面図、
第２図は第２例を示し、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は側面
図である。また、第３図は本発明によるインクカートリ
ッジ装置を適用したインクジェットプリンタの要部断面
図、第４図はそのインクカートリッジの一部の断面図で
ある。さらに、第５図は従来の中空針の断面図、第６図
は従来の他の中空針の正面図、第７図はこれら従来の中
空針によるゴム栓の痕跡を示す斜視図である。第８図お
よび第９図は第６図の中空針におけるインク流入口の形
状をそれぞれ示し、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は側面図で
ある。 （１０）・・・・・・・・・キャリッジ（２４）・・・
・・・・・・インクカートリッジ（２６）・・・・・・
・・・インクタンク（２８）・・・・・・・・・スプリ
ング（３３）・・・・・・・・・ゴム栓 （３５）・・・・・・・・・中空針 （３５ａ）・（３５ｃ）・・・・・・・・・先端（３６
）・（３７）・・・・・・・・・・・・インク流入口第
１図 第２図 （Ａ）　　　　　（Ｂ） 第３図 第４図 第５図　　　第６図 第７図 ２’　　　　（Ａ）　　　　（１３） 第９図 （Ａ）　　　（Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、キャリッジに着脱自在に装填されるインクカートリ
   ッジ内に伸縮性のインクタンクを有し、該インクタンク
   内のインクが加圧手段により常時加圧され、該インクタ
   ンクのゴム栓に、インク流入口が設けられた中空針を突
   き刺してインクを流出するインクジェットプリンタのイ
   ンクカートリッジ装置において、前記中空針の先端を球
   面にしたことを特徴とする、インクジェットプリンタの
   インクカートリッジ装置。 ２、前記中空針のインク流入口を、該中空針の外周面で
   先端より離れた部位を凹状にカットすることによって形
   成し、先端より該インク流入口までの外周面を楕円面に
   したことを特徴とする、前記特許請求の範囲第１項に記
   載のインクジェットプリンタのインクカートリッジ装置
   。 ３、前記中空針の外周面で先端より離れた部位にくびれ
   部を設け、該くびれ部の一部をカットして前記インク流
   入口を設けたことを特徴とする、前記特許請求の範囲第
   １項に記載のインクジェットプリンタのインクカートリ
   ッジ装置。 ４、前記中空針の先端より前記くびれ部までの外周面を
   楕円面としたことを特徴とする、前記特許請求の範囲第
   ３項に記載のインクジェットプリンタのインクカートリ
   ッジ装置。