JPS63154348A - 印刷機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、印刷機回転胴に転写面とプレス面を備えた印
刷機に関し、円圧式凸版あるいは凹版印刷機、特にその
オフセット方式による印刷機において、印刷ゴム胴を印
刷機本体フレームに軸支して固定回転式にして、印刷版
定盤及びワーク（被印刷体）定盤を往復移動式にすると
共に、回転胴を空転可能にした印刷機であって、ワーク
に対して印刷を施した後、該印刷インキ面を平滑化する
ためのプレス機構を備えた印刷機に関する。

〈従来の技術） 一般に円圧式印刷機としては、例えば被印刷体であるシ
ートを咥えて印刷する圧胴を固定回転式にして、印刷版
定盤及び印刷圧定盤を水平方向移動式にした凸版平台印
刷機がある。この印刷機の圧胴は、回転しながら印刷シ
ートを咥えて印刷すべき版胴の位相位置に供給し、版面
より直接インキをシートに転移させて印刷するものであ
り、シートに対して転写用ゴム胴を介して印刷する所謂
オフセット印刷方式ではなかった。

また、従来の円圧式の印刷機は、少なくともその圧胴の
直径に従って、定盤の長さ及びその定盤の往復摺動に必
要とする長さが決定されるため、機械のサイズが、前記
圧１胴の直径に従って大型にならざるを得なかった。

また、一般的に転写面から被印刷体にインキを転写する
際にインキ層間に分裂が生じて、被印刷体上の転写イン
キ層上面に凹凸が生じる。この凹凸を除去するためには
、印刷後の工程でインキ層上面を平滑化する必要があっ
た。

（発明の目的） 本発明は、印刷回転胴に転写面とプレス平滑加工面を備
え、被印刷体上の転写インキ層上面を印刷と同時に平滑
化することを可能とする新規な印刷機を提供するもので
ある。

（発明の構成） 本発明は、本体フレーム両側に設けたレール上を摺動移
動する印刷架台に支持されて配列される版定盤及びワー
ク定盤と、該架台両側に設けたラックギアに噛合するご
ニオンギアを備え、前記版定盤及びワーク定盤に周接し
て印刷を行なう固定回転胴を設け、該回転胴の周面に転
写面とプレス加圧面を備えた印刷機である。

また、本発明における前記ラックギアは、所定個所の互
いに相対する位置におけるギアの所望長さがごニオンギ
アより離れて退避し、又、復帰することを特徴とする印
刷機であって、本体フレームに軸支されて回転する回転
胴と、眼用のビニオンギアに対して噛合するラックギア
を備え往復移動する印刷架台に、印刷版定盤と被印刷体
定盤とを備え、架台両側のラックギアが互いに同じ位相
位置において噛合解除できる退避ラックギアを備え、そ
の位置にて回転胴を空転できるようにしたものである。

本発明を図面に従って詳細に説明すれば、第１図は、本
発明印刷機の側面図でおり、（１）は本体サイドフレー
ム〈１２）に軸支される固定回転胴、く３）及び（６）
はそれぞれ印刷架台（９）にこの順序に配列する版定盤
とワーク定盤であり、（１１）は架台（９）を載せて案
内するレール、（１０）は該レールを固定する印刷機本
体フレーム、（１７）は架台（９）両側に設けたラック
ギア、（１８）は回転胴（１）の両側に設はラックギア
（１７）と噛合するビニオンギア、（３２）はラックギ
ア（１７）の例えば印刷架台（９）の前後両側、及び版
定盤（３）とワーク定盤（６）との間の相対する位置に
設けた退避ラックギアである。（１６〉はラックギア（
１７）に噛合する原動ギアであり、原動モーター（パル
スモータ−（１９）により駆動する。（３４）は回転胴
（１）のビニオンギア（１８）に噛合する空転ギアであ
り、モーター（３５）により駆動する。

本発明印刷機は、固定回転＋１ｉ４　（１）周面にシリ
コンなどのゴムブランケット（２）を装着した転写面を
備えるものであり、該転写面と相対する該回転■（１）
円面に、シリコン樹脂層を表面に有するプレス加圧面（
４５）を備え、定盤（３）に頚 凹Ｙ＆印刷版（５）、定盤（６）に袢印刷体（８ンとし
て例えばガラス基板などを装着する。そして、版定盤（
３）面上側に、エアシリンダー（２２）（２３）により
昇降動作するそれぞれインキングスキージ（２４）、ド
クター（２５）を設け、更に、回転胴（１）前後にエア
シリンダー（２０）（２１）により周囲接する及び退避
するウレタン類のインキ拭いＯ−ラー（１３）（１４）
を設け、必要に応じて、印刷版面側に、エアシリンダー
（４４）により上下動作する版面洗浄ローラー（４３）
を設ける。また、回転１１（１）周側面に近接して、熱
風を吹き出すエアブロア（１５）を設けるものである。

第１図において、（４）は定盤（３）の高さ及び水平状
態を調整する調整装置、（７）は定盤（６）を同様に調
整する装置であり、架台（９）下面に固定されている。

第２図は、第１図の平面図であり、架台（９）の摺り動
き方向両側にラックギア（１７）を設け、該ラックギア
（１７）の定盤（３）（６）前後両端相当個所に部分的
に退避ラックギア（３２）が設けられている。ラックギ
ア（１７）と隣接する前記退避ラックギアの摺り接する
部はスライド嵌合方式であり、偏心カムあるいは、エア
シリンダー等により上下用させ、下降動作により回転胴
（１）のビニオンギア（１８）との噛合を解除すること
ができる。

第２図において、（２４）はスキージ、（２５）はドク
ターであり、（２７）はスキージ及びそれを動作させる
エアシリンダー（２２）を支持するフレーム、（２９）
はフレーム（２７）に支持されフレームに対して嵌合状
態で揺動するドクターフレームであり、（２８）はドク
ターフレーム（２９）を案内するガイドレール、（３７
）はドクターフレーム（２９）と軸により連結されて該
フレーム（２９）を揺動させるカムフォロア、（３６）
はカムフォロア（３７）と嵌合する固定円筒カム、（３
８）（３９）はカムフォロアを回転させるビニオンギア
、（４０）はビニオンギア（３９）を回転駆動させるモ
ーターである。また、回転胴（１）を版（３ａ）、被印
刷体（６ａ）に対して印圧を解除して胴抜き回転する機
構とじては、核用（１）の一方軸側にエキセントリック
軸受（４１）を設け、該軸受に取り付けたエアシリンダ
ー（４２）により反転回転させることにより行なう。

第３図は、本発明印刷機の正面図であり、例えば、印刷
幅方向に複数台の定！！！（３）及び定盤（６）を配列
するようにしてもよい。第４図は、本発明印刷機の制御
系統図であり、基本的な印刷手順としては、ワーク（被
印刷体）セット→版へのインキング（スキージング−ド
クターリング）→版からブランケットへの印刷→ブラン
ケットからワークへの印刷→ワーク表面の画像形成イン
キのプレス→印刷済みワーク取り出しの順序により行な
う。

本発明印刷機は、例えば第５図のような動作系のコンピ
ュータープログラムに従って実施されるものである。ま
ず、プログラマブルシーケンサ−を動作させ、該プログ
ラムに従ってモーター数値制御装置からの信号パルス数
により、ブレーキ機構を有するＡＣサーボモーター（パ
ルスモータ−）（１９）を始動させ、架台（９）を回転
胴（１）の直下に、退避ラックギア（３２）が位置する
まで所定用移動動作させた後停止させ、次のプログラム
に従って例えば前記ギア（３２）を下降させて、回転胴
（１）だけを正転、逆転可能なモーター（３５）により
所定回転位相位置に空転させろ。

そして、例えば、さらにプログラムに従って退避ラック
ギアを元の位置に復帰させ、回転胴（１）のビニオンギ
ア（１８）と噛合させ、該ギア（３２）の復帰を所望検
出器（光電方式又はリミットスイッチ）により検出した
時点で、サーボモーター（１９）が始動し、架台（９）
は、さらに前進して次の定！ａ（６）上に向ってプログ
ラムに従った所定量だけ回転胴（１）を横転させ、例え
ば定盤（６）外側端部の外れた地点Ｃにある退避ラック
ギア〈３２）の位置まで架台（９）を移動させるもので
ある。そして、次のプログラムによって地点Ｃにあるラ
ックギア（３２）を下降させて、回転胴（１）を正転、
又は逆転方向に空転させ、核用（１）を所望の位相に設
定した後、前記ギア（３２）を上昇復帰させ、プログラ
ムに従うパルス数によってサーボモーター（１９）を始
動させて、架台（９）を元の位置に復帰、あるいは所定
量移動させるようにするものである。

本発明印刷機は、本体フレームに軸支されて回転する回
転胴（１）の外周面の転写用ブランケット（２）装着位
置と回転中心を介して対称な位置に、表面にシリコン樹
脂加工したプレス用の硬質ゴムシートを貼着してプレス
加圧面（４５〉を備え、前記ブランケット（２）によっ
て転写印刷された被印刷体（８）上のインキ被膜面をプ
レスして、該被膜の平面性及び平滑性を付与するもので
あるが、回転胴（１）を回転させてブランケット（２）
に凹版（５）の凹部にあるインキを転写した後、定１　
（６）の被印刷体（８）をブランケット（２）下側に移
動させて、ブランケット（２）面のインキを被印刷体く
８）に転写印刷する。その後、左端まで移動した架台（
９）を、退避ラックギア（３２〉を降下させて、プレス
加圧面（４５）と被印刷体（８）との接触位相を整合す
るために、回転胴（１）を正転、逆転可能なモーター（
３５）により１８０度位相を変えるために空転させ、プ
レス加圧面（４５）と被印刷体（８）との接触位相を整
合する。そして、該ラックギア（３２）を上昇させて回
転１１！（１）に噛合ざＵ、胴入れして架台（９）を図
面右方向に移動させながら回転胴（１）のプレス加圧面
（４５）によって、被印刷体（８・）のインキ被膜面を
プレスするものである。これによって、被印刷体（８）
のインキ被膜面の平滑性を向上させるものであり、例え
ば、インキ被膜表面の凹凸深さを２μｍ以内にすること
ができる。

本発明印刷機に備える前記プレス加圧面（４５）は、表
面にシリコンコーティング樹脂層を備えた紙製あるいは
アルミ等の金属製板状のものを回転胴（１）に装着した
ものでもよいし、回転胴く１）の円周面をそのままプレ
ス面とすることも可能である。

（発明の作用） 本発明印刷機によれば、印刷架台（９）を固定回転胴（
１）に対して、間欠的に途中一旦停止させながら、往復
囲動操作させることができ、回転ｆｆ４（１）は、一旦
停止時点において、空転させることができるものであり
、例えば、凹版オフセット印刷用の印刷機として使用し
た場合、凹版から転移させたブランケット（２）面のイ
ンキを、該ブランケットから被印刷体（８）に転写した
後、プレスゴムシート（４５）によってインキ上層を平
滑化することができる。

本発明における印刷機の印刷操作は、プログラマブルシ
ーケンサ−を設置することによってその操作順序や操作
継続時間を種々変更することが可能となるものである。

〈発明の効果） 本発明印刷機は、回転胴の構造によっては、円圧式凸版
印刷機あるいは凹版印刷機に応用が可能であり、特に凸
版及び凹版オフセット印刷方式の印刷機として多岐に亘
る印刷操作が可能になり、印刷架台を、固定回転胴に対
して間欠的に途中一旦停止させて往復病勅操作すること
ができ、且つ回転胴は、一旦停止時点において、印刷速
度とは無関係に独立して所望の回転速度で空転させるこ
とができ、また、回転胴は転写面とプレス加圧面を備え
ているため、被印刷体への転写インキ被膜表面を印刷と
同時に平滑化することができ、印刷位相を変更したり、
正転、逆転を繰り返し行なって印刷進行方向を変更した
り、重ね刷りなどをすることができ、精密印刷などの特
殊印刷及び品質向上に顕著な効果を発揮するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明印刷機の一実施例側面図、第２図は本発
明の一実施例における印刷機の平面図、第３図は本発明
の一実施例における印刷機の正面図、第４図は本発明印
刷機の制御系統ブロック図、第５図は本発明の一実施例
における印刷機の制御系統において設定する動作系プロ
グラムの一例である。 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）本体フレームに軸支されて回転する回転胴と、該胴
   のピニオンギアに対して噛合するラックギアを備えて往
   復移動する印刷架台を備え、該印刷架台に印刷版定盤と
   被印刷体定盤を備え、前記回転胴周面に転写面とプレス
   面を備えたことを特徴とする印刷機。 ２）本体フレームに軸支されて回転する前記回転胴と、
   該胴のピニオンギアに対して噛合するラックギアを備え
   て往復移動する前記印刷架台両側のラックギアが、互い
   に同じ位相位置において噛合解除できる退避ラックギア
   を備え、その位置にて回転胴を空転できるようにしたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の印刷機。 ３）前記回転胴は、その回転位相方向該周面に沿って、
   所定区画にゴムブランケット転写面を備え、他区画には
   金属あるいは硬質ゴム等の材質からなるプレス加工面を
   備える特許請求の範囲第１項及び第２項記載の印刷機。 ４）前記回転胴は、版定盤及び／又は、被印刷体定盤が
   通過した位置で空転できるようにしたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項、第２項及び第３項記載の印刷機
   。 ５）本体フレームに支持され、版定盤の通過時点に該定
   盤面に向つてエアシリンダーにより所定制御に従つて上
   下動作するスキージ及びドクターを備える特許請求の範
   囲第１項乃至第４項記載の印刷機。 ６）回転胴前後にウレタン製のインキ拭いローラーを備
   える特許請求の範囲第１項乃至第５項記載の印刷機。 ７）回転胴周面に近接してエアブロアを備える特許請求
   の範囲第１項乃至第６項記載の印刷機。 ８）印刷版が凸版又は凹版方式印刷版である特許請求の
   範囲第１項乃至第７項記載の印刷機。