JPS63153320A - 暖房機の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は排気装置を有する暖房機の安全装置に関する。

（ロ）従来の技術 従来此種暖房機は、特公昭５６−４０２４７や実開昭４
９−１５０９４６号公報等で開示きれているように、室
内へ一酸化次素が排出されないように排気装置を設は排
気ガスを室外へ排出するようにしている。

更に、強制給排気式の燃焼器具の場合は、工事業者や使
用者が簡単に配管工事ができるように排気管の接続は前
記燃焼器具の排気口に伸縮管等を気密に嵌合きせて行っ
ているので簡単に取付けができるようになっている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の燃焼器具の排気装置は、排気経路
内の排気ガス漏れ等のチェック機構がなく、工事者や使
用者の責任において配管工事を行っており、その為配管
工事後に燃焼器具を動かしたりした時などは、配管がズ
したり、外れたりする恐れが多分にあり、排気ガスが室
内に漏れる為に一酸化炭素中毒の危険があった。

本発明は上述した従来技術の問題点を鑑みてなされたも
のであり、容易に配管の不備や排気ガス漏れを検出でき
るようにし、この検出により一酸化炭素中毒の発生を防
止することを技術的課題とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するものであって、排気装置
を閉塞する開閉ダンパーと、該開閉ダンパーの上流位置
で排気装置内の圧力を検出する圧力検出装置と、前記開
閉ダンパーを開閉させるとともに、開閉ダンパーの閉塞
時における圧力検出装置の検出圧力に応じて燃焼を制御
する制御回路とを設けたものである。

（＊）作用 排気経路に漏れがある場合、開閉ダンパーが前記排気装
置を閉塞するとその上流側の圧力が通常より低くなるの
で制御回路は燃焼を停止させる。

（へ）実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図は暖房機と排気装置の断面図で、（１）は強制給
排気式の暖房機、（２）は給気管（４）を介して燃焼空
気を吸入するバーナファン（３）を有し所定回転速度に
達するのに２０秒を要するバーナモータ、（５）は燃焼
空間を形成する燃焼筒、（６）は室内の空気と熱交換す
る熱交換器である。（７）は燃焼によって生ずる排気ガ
スを室外へ排出する排気装置で、排気管（８）と、排気
管（８）に取付けられ、先端が室外に延設きれた排気筒
（９）とから構成されている。　（１２）は排気管（８
）内を閉塞するための開閉ダンパーで該排気管（８）の
中間部に設置されて。

いる。（１０）は該開閉ダンパー（１２）より上流側の
排気管（８）途中に設けられた連結管で、圧力検出装置
としての圧力スイッチ（１１〉と接続されている。

前記圧力スイッチ（１１）は第７図に示すようなものを
使用しており、圧力に反応するダイヤフラム（ｌｌａ）
と、該ダイヤフラム（ｌｌａ）を補強する補強材（ｌｌ
ｂ）と、排気管（８）内の圧力が大気圧よりも４０ｍ１
ｌＡｙ以上大きくなると大気側に押し返され、前記補強
材（ｌｌｂ）に連動するアクチェーター（ｌｌｃ）がマ
イクロスイッチ（ＩＩＤ）を閉成するような構造となっ
ている。

前記開閉ダンパー（１２）は第２図と第３図にポすよう
に、通電により励磁されるソレノイド（１２ｍ）と、該
ソレノイド（１２ａ）が励磁されたときバネ（１２ｂ）
に逆らって排気管（８）を完全に閉塞するために耐熱性
ゴム等で作製した閉塞弁（１２ｂ）とで構成されている
。

第４図は暖房機の電気回路の全体図で、（１３）は１０
０■の一般商用交流電源、（１４）は運転スイッチ、（
１５）は液体燃料の気化のために図示しないバーナ本体
を加熱する気化ヒータ、（１６）は室内空気と熱交換す
るためのファンモータ、（１７）は液体燃料をバーナへ
供給するための電磁ポンプ、（１８）は通電から一定時
間後に通電を停止するタイマ回路をも含む点火装置であ
る。そして、これらバーナモータ（２）とファンモータ
（１６）と電磁ポンプ（１゜７）とは並列接続きれてい
る。（２２）　、　（２３）　、　（２４）　。

（２５）はそれぞれ第４．第１．第２．第３のスイッチ
で、該第１のスイッチ（２３）は気化ヒータ（１５）に
通電するためのもの、前記第２のスイッチ（２４）はバ
ーナモータ（２）とファンモータ（１６）とに通電する
ためのもの、前記第３のスイッチ（２５）は電磁ポンプ
（１７）と点火装置とに通電するためのもの、前記第４
のスイッチ（２２）は暖房機（１）の運転を停止させる
ためのもので、制御回路（２１）によってのみ開成され
使用者により閉成される手動復帰型のものである。　（
１９）は降圧用のトランス、（２０）は前記制御回路（
２１）へＶＣＣ電源やＶＤＤ電源を供給するため□の定
電圧回路である。

第５図は制御回路（２１）の一部分の電気回路図である
。（Ａ）はバーナ本体温度検出用の負特性サーミスタ（
２６）と、第１．第２の比較器（２７）（２８）と、他
に７つの抵抗とで構成されたバーナ温度検出回路で、該
バーナ温度検出回路（Ａ）は、前記運転スイッチ（１４
）開成後は前記第１の比較器（２７）が高レベル電圧を
出力し、前記第２の比較器（２８）が低レベル電圧を出
力しており、バーナ本体が前記気化ヒータ（１５）によ
り加熱され液体燃料の気化温度に達したら第２の比較器
（２８）が高レベル電圧を出力し、バーナ本体の温度が
前記気化温度よりも高い所定温度に達すると第１の比較
器（２７）が低レベル電圧を出力するものである。

前記第１の比較器（２７〉の出力端子は、エミッタ接地
され且つコレクタがリレー（３０）を介してＶ。Ｃ１１
源に接続きれているトランジスタ（２９）のベースに接
続されている。また、前記第２の比較器（２８）の出力
端子は、上述同様にエミッタ接地のトランジスタ（３１
）とリレー（３２〉とを介してＶｃｃ電源に接続されて
いる。加えて、前記第２の比較器（２８）の出力端子は
接続点（Ｐ）を介して遅延回路（Ｂ）にも接続され、更
に該遅延回路（Ｂ）は接続点（Ｑ）を介してタイマ回路
（Ｃ）に接続されている。前記遅延回路（Ｂ）は入力信
号を２０秒だけ遅延させるものであり、前記タイマ回路
（Ｃ）は６秒間だけ入力信号を出力するものである。タ
イマ回路（Ｃ）は接続点（Ｒ）を介してエミッタ接地さ
れ且つコレクタがリレー（３４）を介してＶＣＣ電源に
接続されているトランジスタ（３３）のベースに接続き
れている。前記リレー（３４）はトランジスタ（３３）
が導通したとき励磁し図示しないスイッチを閉成し、こ
れによりソレノイド（１２ａ）を励磁し閉塞弁（１２ｂ
　）で排気管（８）を閉塞するものである。更に、前記
タイマ回路（Ｃ）は接続点（Ｒ）を介してＮＯＴ回路（
３７）の入力端子と、圧力スイッチ（，１１）内のマイ
クロスイッチ（ＩＩＤ＞と、ＮＡＮＤ回路（３６）の入
力端子と、マイクロコンピュータ（３７〉とに接続され
ている。前記マイクロスイッチ（ＩＩＤ＞は圧力検出回
路（Ｄ＞中の比較器（３５）の非反転入力端子に接続さ
れ、更に比較器（３５）の出力端子は接続点（５）を介
して前記ＮＡＮＤ回路（３６）の入力端子に接続されて
いる。前記圧力検出回路（Ｄ）はマイクロスイッチ（Ｌ
ＩＤ）が閉成したとき高レベル電圧を、開成していると
き低レベル電圧を比較器（３５）から出力するものであ
る。ＮＡＮＤ回路（３６）の出力端子は接続点（１）を
介して前記マイクロコンピュータ（３７）と、ＲＳフリ
ップ・フロップ（３９）のＲ入力端子とに接続きれてい
る。前記マイクロコンピュータ（３７）は接続点（Ｒ）
から高レベル電圧を入力してから６秒のうちに接続点（
Ｔ）から低レベル電圧のパルスを入力すると第３のスイ
ッチ（２５）を閉成きせ燃焼を開始し、前記パルスを入
力しなければ前記高レベル電圧を入力してから２０秒後
に第４のスイッチ（２２）を開成し゛燃焼を開始しない
ようにするものである。

前記ＲＳフリップ・フロップ（３９）のＳ入力端子はＮ
ＯＴ回路（３８）に接続され、出力端子は接続点（Ｕ）
を介して遅延回路（Ｅ）に接続きれている。更に、前記
遅延回路（Ｅ）は接続点（Ｖ）を介してブザー回路（４
０）に接続されている。前記遅延回路（Ｅ）は入力信号
を１０秒間遅延させるものであるので１０秒未満のパル
スが入力したときは出力に変化を与えないものである。

本発明の構成は以上の如くであり、以下動作について説
明する。

使用者が運転スイッチ（１４）を閉成すると回路に１ｏ
ｏｖの交流電源（１３）が供給され、定電圧回路（２０
）によってＶＣ（：　、　Ｖｌ）Ｄ電源が制御回路（２
１）に供給される。すると第１の比較器（２７）は高レ
ベル電圧を出力し、これによりリレー（３０）が励磁し
連動する第１のスイッチ（２３）が閉成するので図示し
ないバーナ本体は気化ヒータ（１５）により加熱される
。

バーナ本体の温度が上昇し第２の比較器（２８）が高レ
ベル電圧を出力するとリレー（３２）によってバーナモ
ータ（２）とファンモータ（１６）とが動作する。

この時点の２０秒後から６秒間だけ遅延回路（Ｂ）とタ
イマ回路（Ｃ）によって接続点（Ｒ）から高レベル電圧
が出力されるので、この間リレー（３４）の励磁によっ
て閉塞弁（１２ｂ）が排気管（８）を閉塞する。

この６秒間中にマイクロスイッチ＜ＬＩＤ）が閉成する
と比較器（３５）は高レベル電圧のパルスを出力するの
でこの間ＮＡＮＤ回路（３６）は低レベル電圧のパルス
を出力する。するとマイクロコンピュータ（３７）は第
３のスイッチ（２５）を閉成し燃焼を開始きせる。又こ
れと同時にＲ端子に低レベル電圧のパルスを出力するの
でＲＳフリップ・フロップ（３９）は高レベル電圧のパ
ルスを出力するが遅延回路（Ｅ）は低レベル電圧を出力
するのでブザー回路（４０）は動作しない。

前記６秒間中にマイクロスイッチ（１１Ｄ）が閉成しな
いとき、つまり排気ガス漏れがあるとき比較器（３５）
は低レベル電圧を出力するのでＮＡＮＤ回路（３６）は
低レベル電圧を出力する。するとマイクロコンピュータ
（３７）はタイマ回路（Ｃ）が高レベル電圧のパルスを
入力してから２０秒後に第４のスイッチ（２２）を開成
させる。また前記ＮＡＮＤ回路（３６）は高レベル電圧
をＲ端子に出力するとＲＳフリップ拳フロップ（３９）
は高レベル重圧出力し、該高レベル電圧は遅延回路（Ｅ
）で１０秒遅延きれブザー回路（４０）が動作して使用
者へその旨を報知し、前記第４のスイッチ（２２）が開
成すると動作が停止する。使用者が排気装置（７）を点
検、補修し第４のスイッチ（２２）を閉成すると再び暖
房機（１）の使用が可能である。

暖房機の（１）の使用中で、該暖房機（１）の燃焼量が
変化するものであれば強制的に基準燃焼にする回路を付
加すれば前述と同様に圧力スイッチで所定圧力未満を検
出し、この検出動作によって制御回路が燃焼を停止きせ
る安全装置の製作が可能である。

（ト）発明の効果 本発明は以上の如くであり、排気装置に接続の不備等に
よる排気ガス漏れがあればこれを検出し、燃焼を停止き
せることができ、燃焼によって生ずる排気ガスが室内へ
排出して生ずる一酸化炭素中毒を未然に防止することが
できる。よって、使用者は暖房機のより安全な使用が可
能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は暖房機と排気装置の断面図、第２図と第３図は
共に開閉ダンパーの断面図で第３図は特に排気管閉塞時
の図、第４図は暖房機の電気回路図、第５図は制御回路
の要部を示す電気回路図、第６図は動作説明用のタイム
チャート、第７図は圧力スイッチの断面図である。 （８）・・・排気管、　（ｌＯ）・・・連結管、　（１
１）・・・圧力スイッチ、（１１Ｄ）・・・マイクロス
イッチ、（１２）・・・開閉ダンパー、（２１）・・・
制御回路、　（４０）・・・ブザー回路、　（Ｂ）・・
・遅延回路、　（Ｃ）・・・タイマ回路、　（Ｅ）・・
・遅延回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）気化燃料と燃焼空気とを混合させた混合気に着火
   し燃焼させその結果生ずる排気ガスを排気装置を介して
   室外へ排出する暖房機に於いて、前記排気装置を閉塞す
   る開閉ダンパーと、該開閉ダンパーの上流位置で排気装
   置内の圧力を検出する圧力検出装置と、前記開閉ダンパ
   ーを開閉させるとともに、開閉ダンパーの閉塞時におけ
   る圧力検出装置の検出圧力に応じて燃焼を制御する制御
   回路とを設けたことを特徴とする暖房機の安全装置。