JPS63153116A - 延伸フィルムの製造方法 - Google Patents

延伸フィルムの製造方法

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JPS63153116A
JPS63153116A JP29116087A JP29116087A JPS63153116A JP S63153116 A JPS63153116 A JP S63153116A JP 29116087 A JP29116087 A JP 29116087A JP 29116087 A JP29116087 A JP 29116087A JP S63153116 A JPS63153116 A JP S63153116A
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JP
Japan
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film
styrene
resin
polyolefin resin
weight
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JP29116087A
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English (en)
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JPS6354526B2 (ja
Inventor
Yozo Oba
大庭 洋三
Takashi Toyoda
昂 豊田
Masatsuki Yamanaka
昌月 山中
Fukashi Hashimoto
橋本 不可止
Tetsuji Kakizaki
柿崎 哲司
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Yupo Corp
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Yupo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙粉トラブルの問題がな(、印刷性に優れ、か
つ強度の優れる延伸フィルムの製造方法に関するもので
ある。
従来より、ポリオレフィン樹脂、またはポリオレフィン
樹脂とポリスチレン樹脂の混合物に無機微細粉末を配合
し、これを皮膜化して得たフィルムを少なくとも一軸方
向に延伸して筆記性あるいは印刷性を有する不透明の合
成紙を製造することは知られている(特公昭46−40
794号、同48−3902号、同54−9229号各
公報、米国特許第3.154,461号、英国特許第1
,096,064号、同1,090.059号各明細書
参照)。
しかしながら、これらの方法では印刷性を付与させるた
めに、炭酸カルシウム、クレイ、珪藻土、酸化チタン等
の無機粉末が用いられるので、延伸物の表面から突出し
ている無機充填剤が脱落してオフセット印刷インクに混
入し、インクを変性させてインクの寿命を短かくしたり
、アルミ版を摩耗させる等の紙粉トラブルが生じるとと
もに、凝集して巨大粒子化した無機充填剤の表面上には
グラビア印刷インクが乗らず、いわゆる“白ヌケ“の現
象が生じる等の印刷上の面で種々の問題がある。
また、かかる無機微細粉末の存在は、フィルムの透明性
を低下させる。
透明のポリプロピレン延伸フィルムはその表面をコロナ
放電処理しても、セルロース系樹脂をバインダーとした
セルロース系フィルム用印刷インクに対する親和性が乏
しいので、ポリアミド系またはポリ塩化ビニル系樹脂を
バインダーとし、乾燥性の悪いトルエンを主成分とする
溶剤で希釈したポリプロピレン用印刷インクが使用され
ている。
しかし、溶剤のトルエンはバインダーおよびポリプロピ
レンフィルム中から逸散し難く、従って、印刷後の乾燥
に長時間要するほか、充分に乾燥しきれずフィルム中に
溶剤臭が残り食品包装分野への進出の大きな妨げとなっ
ている。
セルロースフィルム用インクを用いてグラビア印刷でき
るように、ポリプロピレンとポリスチレンの混合物の成
膜を利用することも考えられるが、このものは半透明な
いし不透明フィルムであって、透明な包装フィルムを期
待することはできない。
本発明者等はこれら従来技術の欠点を改良する目的で鋭
意検討した結果、スチレン変性ポリオレフィン樹脂を用
い、このフィルムの延伸温度を調整すれば、透明性の優
れたフィルムから、半透明、不透明のフィルムに到るま
で幅広い印刷性の優れたフィルムを製造できることを見
い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、ポリオレフィン樹脂粒子100重量部
、スチレンモノマー50〜400重量部、およびラジカ
ル重合開始剤をスチレンモノマー100重量部に対し、
0.01〜1重量部含む水性懸濁液を加熱してスチレン
モノマーを重合することにより得たスチレン変性ポリオ
レフィン樹脂粒子を基材とする表面層フィルムと、この
スチレン変性ポリオレフィン樹脂よりも融点が15℃以
上高い融点を有する樹脂の基層フィルムを有する積層物
を、該基層を構成する樹脂の融点よりは低い温度で、か
つ、スチレン変性ポリオレフィン樹脂の融点もしくは融
点を越えた温度で少なくとも一方向に延伸して透明の延
伸フィルムを得ることを特徴とする延伸フィルムの製造
方法を提供するものである。
このスチレン変性ポリオレフィン樹脂粒子は、ポリオレ
フィン樹脂粒子100重量部、スチレンモノマー50〜
400重量部、およびラジカル重合開始剤をスチレンモ
ノマー100重量部に対し、0.01〜1重量部含む水
性懸濁液を加熱し、懸濁重合することによりスチレング
ラフトポリオレフィン樹脂粒子を得ることができる。こ
の製造の際、スチレンモノマーと一緒に他のビニルモノ
マー、例えばメチルメタクリレート、アクリロニトリル
等をスチレンモノマーと併用してもよい。
本発明において、スチレンがグラフトされるポリオレフ
ィン樹脂粉末としては、炭素数2〜4のオレフィンのホ
モ重合体またはこれらオレフィンの2種以上の共重合体
、エチレン・酢酸ビニル共重合体等の樹脂粒子が挙げら
れるが、強度の面から密度が0.915〜0.970 
g /crAのポリエチレン、ポリプロピレン樹脂粒子
が好ましい。
ポリオレフィン樹脂粒子100重量部に対するスチレン
モノマーの配合量は50〜400重量部、好ましくは5
0〜150MM部である。
ラジカル開始剤としては、シクロヘキサノンパーオキサ
イド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、2.5−ジメチル−2,
5−ジベンゾイルパーオキシヘキサン、ジ−t−ブチル
−ジ−パーオキシフタレート等が挙げられる。
重合温度は、80〜150℃、好ましくは100〜13
0℃で行なう。
このスチレングラフト(変性)ポリオレフィン樹脂粒子
の製造法は特開昭49−5473、同50−12796
5、同、52−32990、同52−50389号、同
52−50390号公報等に記載されているので、これ
以上詳しいことは同公報を参照されたい。
このようにして得られるスチレングラフトポリオレフィ
ン樹脂は出発前のポリオレフィン樹脂と同質でなく、均
一に分散されたポリスチレン微細粒子を内蔵するポリオ
レフィン樹脂およびスチレンモノマーがポリオレフィン
樹脂の幹にグラフト重合したもの及び/またはポリオレ
フィン樹脂粒子表面にスチレンモノマーの重合体がグラ
フト重合したものである。一般に、本発明の重合法では
スチレンモノマーはスチレングラフトポリオレフィンお
よびポリスチレングラフトポリオレフィンの和のグラフ
ト分は15〜30重量%であり他はポリスチレン単独重
合体として変化する。
この製造されたスチレングラフトポリオレフィン樹脂に
変性されていないポリオレフィン、ポリスチレンを配合
することも可能である。また、他のポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂;エチレン・プ
ロピレン共重合体ラバー、スチレン・ブタジェン共重合
体ラバー等のゴム物質;安定剤、抗酸化剤、紫外線吸収
剤、界面活性剤、分散剤、滑剤等の助剤;等々を合成紙
に要求される性能に応じて配合してもよい。
かかる組成物を溶融混練りし、T−ダイ成形、インフレ
ーション成形して成膜したシート、フィルムを少なくと
も1軸方向に延伸する手段としてはマンドレル法、ロー
ル群の周速差を利用する方法、テンター法、内圧法ある
いはこれらの組合せが一般に行なわれる。延伸倍率は少
くとも1軸方向に1.5倍以上、好ましくは4〜12倍
であり、2軸延伸される場合は面積比にして3〜96倍
、好ましくは20〜60倍となるように行なう。
具体的には、ロールで縦方向に延伸し、ついでテンター
を用いて横方向に延伸する場合、延伸倍率は縦方向3.
5〜6倍、横方向5〜9倍が好ましい。
本発明では、スチレン変性ポリオレフィン樹脂よりも融
点が15℃以上高い樹脂を基層とし、この基層の少なく
とも片面にスチレン変性ポリオレフィン層を有する積層
物を、該基層を構成する樹脂の融点よりは低い温度で、
かつ、スチレン変性ポリオレフィン樹脂の融点もしくは
融点を越えた温度で延伸した低温ヒートシール性の優れ
た複合延伸フィルムが挙げられる。
この複合延伸フィルムの表面のスチレン変性ポリオレフ
ィン層は延伸されていても実質的に配向していなく、ヒ
ートシール時の残留歪による変形が起らない。
かかる低温ヒートシール可能な複合フィルムは透明フィ
ルムとなるように延伸温度、延伸倍率、層の素材を選択
する。この素材の組合せとして最適な例は、基層を構成
する樹脂がポリプロピレンであり、表面層を形成するス
チレン変性ポリオレフィンのポリオレフィンが、密度0
.915〜0.970g/cdのポリエチレン、ベース
層のポリプロピレンよりも15℃以上低い融点を有する
プロピレン共重合体、例えばプロピレンとエチレンある
いはブテン−1、ヘキセン−1、メチルペンテン−1等
の他のオレフィンとの共重合体、エチレン共重合体、例
えばエチレンとアクリル酸、酢酸ビニルの共重合体、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の共重合体
が挙げられる。
本発明のフィルムはポリオレフィン用グラビア印刷に限
らず、セルロースフィルム用のグラビア印刷を用いて印
刷できる利点がある。
この透明フィルムの不透明度は10%以下で、包装用フ
ィルムとして適している。
実施例 スチレングラフトポリプロピレンの製造側内容量31の
オートクレーブ内に純水1,400gおよび懸濁剤とし
てポリビニルアルコール14gを加えて水性媒質となし
、これに粒径2〜3mmのエチレン−プロピレンランダ
ムコポリマー(エチレン含量4.3%)粒子〔三菱油化
層“三菱ノープレンFX4”(商品名、融点136℃)
)490gをかくはんにより懸濁させた。別に重合開始
剤としてt−ブチルパーオキシベンゾエート1.1 g
をスチレン510g (ポリプロピレン100部に対し
105部)に溶解させ、これを前記懸濁系に投入し、オ
ートクレーブ内温度を90℃に昇温させ、該温度で3時
間保持して、重合開始剤を含むスチレンをエチレン−プ
ロピレンランダムコポリマー粒子中に含浸させた。
この水性懸濁液を105℃に昇温し、該温度で2時間維
持して重合を行なわせ、更に120℃に昇温し、該温度
で5時間維持して重合を完結させた。
冷却後、内容物を取り出し、水洗して、粒径3〜4mm
のスチレン改質ポリプロピレン粒子1,000gを得た
該グラフトコポリマーとポリプロピレンホモポリマー〔
三菱油化型“三菱ノーブレンFL6C″、(商品名、融
点164℃)〕とを二層共押出ダイを用い、240°C
にて共押出しして、積層シートを得た。
この積層シートを138℃の温度で、縦方向にロール群
を用いて5倍延伸し、ついで、テンターで145℃の温
度で横方向に10倍に延伸し、透明な二層フィルムを得
た。各層の厚みはグラフトコポリマーN2μ、ホモポリ
マ基層16μであった。
このフィルムは、片面のホモポリマ基層は透明包装用二
軸延伸ポリプロピレン並みの光沢(グロス値120)を
有し、他面のグラフトコポリマー側はマット調の半光沢
を有していた。
このグラフトコポリマー側は筆記性、印刷性が良好であ
った。また配向は実質的になかった。
この積層フィルムは、低温ヒートシール用包装フィルム
として最適である。
特許出願人  王子油化合成紙株式会社三菱油化株式会

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィン樹脂粒子100重量部、スチレン
    モノマー50〜400重量部、およびラジカル重合開始
    剤をスチレンモノマー100重量部に対し、0.01〜
    1重量部含む水性懸濁液を加熱してスチレンモノマーを
    重合することにより得たスチレン変性ポリオレフィン樹
    脂粒子を基材とする表面層フィルムと、このスチレン変
    性ポリオレフィン樹脂よりも融点が15℃以上高い融点
    を有する樹脂の基層フィルムを有する積層物を、該基層
    を構成する樹脂の融点よりは低い温度で、かつ、スチレ
    ス変性ポリオレフィン樹脂の融点もしくは融点を越えた
    温度で少なくとも一方向に延伸して透明の延伸フィルム
    を得ることを特徴とする延伸フィルムの製造方法。
JP29116087A 1987-11-18 1987-11-18 延伸フィルムの製造方法 Granted JPS63153116A (ja)

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JP29116087A JPS63153116A (ja) 1987-11-18 1987-11-18 延伸フィルムの製造方法

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JP13043679A Division JPS5655433A (en) 1979-10-09 1979-10-09 Stretched film

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Publication Number Publication Date
JPS63153116A true JPS63153116A (ja) 1988-06-25
JPS6354526B2 JPS6354526B2 (ja) 1988-10-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037586A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 サンアロマー株式会社 ポリプロピレン組成物から得られるフィルムまたはシート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037586A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 サンアロマー株式会社 ポリプロピレン組成物から得られるフィルムまたはシート

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JPS6354526B2 (ja) 1988-10-28

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