JPS63151088A - 積層型圧電体の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば燃料噴射ポンプ等に装着される積層型圧
電体の構造に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の積層型圧電体（ピエゾスタック）の装着において
、そのリード線の取り出しについては、第２図に要部断
面模式図を示す通り、ピエゾスタック１をケース２に入
れリード綿３の出口部を接着剤５のみにて密封している
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の積層型圧電体におけるリード線の取り出しに
ついては、下記の問題点がある。

（１）接着工程に於けるリード線の位置合わせ等の保持
を接着剤が固化するまで行う必要がある。

（２）接着工程に於いて、接着剤を塗布後の固化までの
時間が長い（数時間を要する）。

（３）接着剤でリード線を保持していることから、若干
の接着効果はあるとはいえ、いわゆる接着剤でスキマを
埋めたにすぎず、リード線を強固に固定出来ない。従っ
て使用中での引っ張りゃ振動に対し信頼性があるとはい
えない。

特に振動の激しいディーゼル機関において、燃料噴射ポ
ンプに装着される場合には、激しい振動に対して高い信
頼性が要求される。

（４）用いる接着剤が、塗布特低粘度の場合、リード線
とケースの間のスキマを通り、ピエゾスタッり１とケー
ス２が片当りとなり、使用中の荷重（数百ｋｇ〜数トン
）により破損に至る恐れがある。

〔問題点を解決するための手段］ 本発明は、ピエゾスタックのリード線とケースとの間に
ゴム又は樹脂等の弾性材料よりなるプッシュを圧入した
ものである。

〔作用］ リード線が圧入されたプッシュから圧縮応力を受けるこ
とにより、リード線が確実に固定され、プッシュの材質
がゴム、樹脂であるので振動を受けてもケースからの出
口でリード線が断線することがない。

〔実施例〕

以下、本発明を図に示す実施例について説明する。第１
図は本発明になる積層型圧電体の要部断面模式図で、１
はピエゾスタック、２はケース、３はリード線、４はゴ
ム又は樹脂等の弾性材料よりなるプッシュで、その組付
けについては、ケース２にピエゾスタックＩを入れ、リ
ード線３をケース２の穴から引き出した後、プッシュ４
をリード線に通しつつ圧入する。従って、接着剤を用い
た従来の工程に比較し、コスト、作業性の両面に於いて
極めて有利となっている。また、リード線３が圧入され
たプッシュ４から圧縮応力を受けているため、確実に固
定され、使用時の引っ張りに対して安全となっている。

また、プッシュ４の材質がゴム、樹脂等の弾性材料であ
るので振動の際にケース２からの出口でリード線３が断
線することがない。更に、接着剤の流れ込みによる片当
りが原因となる破損の恐れもない。

なお、第３図乃至第６図は本発明になる積層型圧電体の
構造におけるプッシュの他の実施例を示す要部断面図で
、第３図及び第４図はプッシュ４を圧入後に接着剤５を
塗布したもの、第５図は円筒状のプッシュ４ａを圧入後
、テーパ付きのプッシュ４ｂを圧入して組付性の向上を
図ったもの、第６図は第５図図示のプッシュを一体化し
たちのである。なお、プッシュ４にテーパを付した場合
には、更にリード線への圧力を高める効果がある。

〔発明の効果〕

上述のように、本発明になる積層型圧電体の構造におい
ては、リード線３が、圧入されたプッシュ４から圧縮応
力を受けるようになっているから、リード線が確実に固
定される効果があり、またプッシュ４の材質がゴム、樹
脂等の弾性材料であるから、振動を受けてもケースから
の出口でリード線が断線することがないという効果があ
り、振動の激しいディーゼル機関において燃料噴射ポン
プに装着した場合でも、長期にわたり高い信頼性を保持
できる。また組付時のコスト及び作業性において従来の
接着剤のみを使用した場合に比し極めて有利であるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる積層型圧電体の構造の要部断面模
式図、第２図は従来の積層型圧電体の構造の要部断面模
式図、第３図乃至第６図は本発明圧電体の構造における
プッシュの他の実施例の要部断面図である。 １・・・積層型゛圧電体（ピエゾスタック）、２・・・
ケース、３・・・リード線、４・・・プッシュ、５・・
・接着剤。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ピエゾスタックのリード線とケースとの間に弾性材料
   よりなるプッシュを圧入したことを特徴とする積層型圧
   電体の構造。