JPS63150845A - 表面解析装置 - Google Patents
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- JPS63150845A JPS63150845A JP29926986A JP29926986A JPS63150845A JP S63150845 A JPS63150845 A JP S63150845A JP 29926986 A JP29926986 A JP 29926986A JP 29926986 A JP29926986 A JP 29926986A JP S63150845 A JPS63150845 A JP S63150845A
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Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
労技術分野
この発明は、加速させたプロトンビームラ試料に照射し
、試料原子との衝突により散乱されたプロトンビームを
減速させ、このビームのエネルギー分布を測定すること
により、試料表面の物性を解析する表面解析装置に関す
る。
、試料原子との衝突により散乱されたプロトンビームを
減速させ、このビームのエネルギー分布を測定すること
により、試料表面の物性を解析する表面解析装置に関す
る。
結晶の内部の構造等を解析するには、X線回折線などが
用いられる。X線は、荷電粒子ではなく、極めて浸透力
の強い電磁波であって、内部まで深く浸透できるから、
バルク結晶の特性と調べるのに有用である。
用いられる。X線は、荷電粒子ではなく、極めて浸透力
の強い電磁波であって、内部まで深く浸透できるから、
バルク結晶の特性と調べるのに有用である。
しかし、結晶の表面の状態に調べるには、X線は有効で
ない。
ない。
表面の構造に調べる場合は、電子線回折が用いられる事
もある。試料にほぼ平行に近い角度で電子線を当てて、
回折角から、表面の構造と知る事ができる。
もある。試料にほぼ平行に近い角度で電子線を当てて、
回折角から、表面の構造と知る事ができる。
電子は荷電粒子であって、質量が小さいので、試料の内
部に至ること’x < 、表面で散乱されるから、表面
の試験に適している。
部に至ること’x < 、表面で散乱されるから、表面
の試験に適している。
これらは、回折現象を利用するものであって、多数の繰
返し結晶格子の存在t ql提としている。
返し結晶格子の存在t ql提としている。
より薄い表面、たとえば結晶表面の一層又は二層の成分
元素がなにか?という事は、回折を利用した手法では分
らない。
元素がなにか?という事は、回折を利用した手法では分
らない。
構造では’x < %成分元素は何であるか?という事
と調べるには元素に固有の特性を抽出できる測定法を用
いなければならない。
と調べるには元素に固有の特性を抽出できる測定法を用
いなければならない。
元素に固有の特性は、物理的、化学的に種々のものがあ
る。
る。
しかし、化学的な性質は、その元素がかなりの分量だけ
集合しないと顕在化しないものである。
集合しないと顕在化しないものである。
物理的な特性につい−ても、そのような制約のあるもの
が多い。
が多い。
最も分りやすい元素の特性は、その質量数である。これ
は1つの原子についても決定できる確然とした物理量で
ある。
は1つの原子についても決定できる確然とした物理量で
ある。
もちろん、原子ひとつについても、電子構造の違いによ
り、分光学的な特性の相違がある。しかし、発光スペク
トルなど分光学的な方法では、試料表面だけ);存在す
る原子だけについての情報を得ることは難しい。
り、分光学的な特性の相違がある。しかし、発光スペク
トルなど分光学的な方法では、試料表面だけ);存在す
る原子だけについての情報を得ることは難しい。
こうして、元素を特定する最も確実で、−膜性のある性
質は、その質量数である、という事ができる。
質は、その質量数である、という事ができる。
質量数の違いにより元素に特定し、表面に存在する元素
の量を測定できる方法として、本発明者等が新しく開発
したものが、陽子エネルギー損失スペクトル分析法(P
roton EnergyLoss 5pectros
copyPELS )である。
の量を測定できる方法として、本発明者等が新しく開発
したものが、陽子エネルギー損失スペクトル分析法(P
roton EnergyLoss 5pectros
copyPELS )である。
これは回折法の一種ではない。加速した陽子ビームが試
料に当たると、その内のひとつの原子によって散乱され
、エネルギーを失う。このエネルギーロスは、衝突した
相手の原子の質量数によって異なる。
料に当たると、その内のひとつの原子によって散乱され
、エネルギーを失う。このエネルギーロスは、衝突した
相手の原子の質量数によって異なる。
軽い原子に当たると、陽子は多くのエネルギーを失う。
重い原子に当ると陽子のエネルギー損失は、殆ど0であ
る。
る。
このように、エネルギー損失によって、衝突の相手の原
子が何であるのか分る。
子が何であるのか分る。
すると、衝突後の陽子ビームのエネルギー分布全測定す
ることにより、衝突の相手の原子の存在比率全米める事
ができる。
ることにより、衝突の相手の原子の存在比率全米める事
ができる。
陽子のエネルギー損失が重要なデータなのである。散乱
角はたいして問題ではない。この点、結晶構造によって
、回折角が決まることを利用する回折法と異なる。
角はたいして問題ではない。この点、結晶構造によって
、回折角が決まることを利用する回折法と異なる。
5pectroscopyというのは、分光学のことで
ある。
ある。
物質に光全照射して、物質からの発光、透過光などの波
長分布を調べるものである。光というのは、広く電磁波
一般にまで拡張されて考えられる。いずれにしても、光
の波長、すなわちエネルギー分布を調べる。
長分布を調べるものである。光というのは、広く電磁波
一般にまで拡張されて考えられる。いずれにしても、光
の波長、すなわちエネルギー分布を調べる。
電磁波のエネルギーという枠とはみ出して、光を物質に
当てた時に放出される光電子のエネルギー分布と測定す
る場合も、スペクトロスコピーという言葉?使うことも
ある。
当てた時に放出される光電子のエネルギー分布と測定す
る場合も、スペクトロスコピーという言葉?使うことも
ある。
しかし、ここでは、さらに用語を拡張し、陽子のエネル
ギー分布を測定することをスペクトロスコピーと呼んで
いる。極めて異質の用語法である。
ギー分布を測定することをスペクトロスコピーと呼んで
いる。極めて異質の用語法である。
この用語は必ずしも妥当でないのかもしれない。
とにかく、スペクトロスコピーというが、光、電磁渡分
測定するのではない。散乱陽子のエネルギー分布を測定
することとスペクトロスコピーといっているのである。
測定するのではない。散乱陽子のエネルギー分布を測定
することとスペクトロスコピーといっているのである。
@) PELSの原理
新しい測定技術であるから、原理全簡単に説明する。
第3図に於て、質量数Mの原子が0点に静止していると
する。これに対して、質量数mの陽子が速度Uで接近し
、これに衝突する。衝突後、散乱角θだけ曲った方向へ
、速度Vで飛んでゆくとする。
する。これに対して、質量数mの陽子が速度Uで接近し
、これに衝突する。衝突後、散乱角θだけ曲った方向へ
、速度Vで飛んでゆくとする。
この衝突により、原子Mは、散乱角Φの方向に、速度W
で跳ばされたとする。電子と違い、陽子はかなり重いか
ら、原子Mi動かすことができる。
で跳ばされたとする。電子と違い、陽子はかなり重いか
ら、原子Mi動かすことができる。
原子Mに運動を与えることになり、これが陽子のエネル
ギー損失になる。
ギー損失になる。
運動量のX方向への保存則から、
mU=: mVcosθ+ MWcosΦ (1
)X方向の保存則から、 0= mVsinθ−MWsinΦ (2)が
成り立つ。さらに、完全弾性衝突するとして、エネルギ
ー保存則 が成立する。(1)〜(3)からWを消去すると(r’
+1 ) V2−2 UcoseV −(r’−1)U
2= 0 (4)となる。ここから、 となる。ここで、正符号は、θにそう散乱を示している
。負符号はeではなく、π−θに向う散乱を示している
。つまり、反対方向の散乱である。
)X方向の保存則から、 0= mVsinθ−MWsinΦ (2)が
成り立つ。さらに、完全弾性衝突するとして、エネルギ
ー保存則 が成立する。(1)〜(3)からWを消去すると(r’
+1 ) V2−2 UcoseV −(r’−1)U
2= 0 (4)となる。ここから、 となる。ここで、正符号は、θにそう散乱を示している
。負符号はeではなく、π−θに向う散乱を示している
。つまり、反対方向の散乱である。
これは(π−θ)とすると得られるわけであるから、(
5)の内、正符号のみを取るのが正しい。
5)の内、正符号のみを取るのが正しい。
但し
とした。
陽子の最初の運動エネルギーtEoとすると、である。
衝突後のエネルギーt’Etとする。そして、減衰係数
Kk E1= KEo(8) で定義すると、 (1”+1)2 である。
Kk E1= KEo(8) で定義すると、 (1”+1)2 である。
(9)式は、回折強度の式ではない。θ方向に散乱され
る陽子のエネルギーである。e依存性を持つが、ゆるや
かな依存性である。
る陽子のエネルギーである。e依存性を持つが、ゆるや
かな依存性である。
つまり、全てのeについてE、を測定しなくてもよいの
である。あるひとつのOについて散乱後のElを測定す
るだけでよい。「が相手の原子を特定する因子である。
である。あるひとつのOについて散乱後のElを測定す
るだけでよい。「が相手の原子を特定する因子である。
(−)f変数とせず、固定するので、この点でも回折法
とは異なる。
とは異なる。
さて、どのようなθをとるかが問題である。
本発明者は、最初、低散乱角の方法に用いていた。
例えば、特開昭59−180945号公報(S、59゜
10.15公開)にはΘ=0のものを説明している。
10.15公開)にはΘ=0のものを説明している。
さらに特開昭61−151958号公報(5,61−7
゜10公開)もΘ=0のものを主に説明している。
゜10公開)もΘ=0のものを主に説明している。
ところが低散乱角のものは、第12図に示すように、表
面に凹凸があれば、−回散乱の他に二回散乱なども起こ
りやすく、表面状態の影響を受けやすいという欠点があ
る。
面に凹凸があれば、−回散乱の他に二回散乱なども起こ
りやすく、表面状態の影響を受けやすいという欠点があ
る。
また、(9)から、Θ=Oの近傍では、「によるKの相
違が少なく、「を区別しにくいという事がある。
違が少なく、「を区別しにくいという事がある。
O=0以外の方がよいという事が分る。
第13図に示すように、散乱のYieldは、Θ=0.
180°の近傍で大きくなる。このため、0=180゜
の近傍も有望な散乱角領域であるという事が分った。
180°の近傍で大きくなる。このため、0=180゜
の近傍も有望な散乱角領域であるという事が分った。
さらに、(9)式から0=π(180°のこと)で、K
は「依存性が最も強くなる。つまり、衝突相手の原子に
判別しやすいという事である。
は「依存性が最も強くなる。つまり、衝突相手の原子に
判別しやすいという事である。
そこで、本発明者等は、O=πの散乱に用いる手法全開
発した。特願昭61−164299号(S。
発した。特願昭61−164299号(S。
61.7.12出願)に詳しく説明しである。
Θ=πであると、入射方向と散乱方向が一致するから、
陽子ビームを分離する必要がある。このため、磁石全周
いて、90°ビーム全曲げて試料に入射し、これと反平
行に散乱されたビームは、90゜曲げて測定系の方へと
りだすようにした。
陽子ビームを分離する必要がある。このため、磁石全周
いて、90°ビーム全曲げて試料に入射し、これと反平
行に散乱されたビームは、90゜曲げて測定系の方へと
りだすようにした。
Θ=πであれば、「によるKの相異が最も著しくなるか
ら、相手方の原子の質量Mf!:、最も判然と識別する
事ができる。
ら、相手方の原子の質量Mf!:、最も判然と識別する
事ができる。
そこでΘ=πの時を考える。(9]から、である。
「は衝突相手の原子の質量Mと、陽子質量の比である。
質量数というのは、原子質量単位1u=量である。陽子
の質量mは1.6726485 X 10 kgであ
る。陽子質量と原子質量単位は僅かに異なるのであるが
、これ全開じとみなすと、Fは質量数に等しい。そこで
Fk質量数と呼ぶ。例を挙げる。
の質量mは1.6726485 X 10 kgであ
る。陽子質量と原子質量単位は僅かに異なるのであるが
、これ全開じとみなすと、Fは質量数に等しい。そこで
Fk質量数と呼ぶ。例を挙げる。
○の場合 r’=16.oo K=0.7785
Alの場合 r’=26.98 K=0,862
1Siの場合 r’=28.085 K=0.86
72Ga (7)場合 r’=69.72 K=
0.94422Asの場合 I’=74.9 K
=0.94799Inノ場合 I’=114.82
K=0.9658sbの場合 r’=121.7
K=0.9677pbの場合 r’=207.2
K=0.98088Biの場合 r=208.
98 K=0.98104である。全ての元素につい
て、Kを計算するのは容易である。
Alの場合 r’=26.98 K=0,862
1Siの場合 r’=28.085 K=0.86
72Ga (7)場合 r’=69.72 K=
0.94422Asの場合 I’=74.9 K
=0.94799Inノ場合 I’=114.82
K=0.9658sbの場合 r’=121.7
K=0.9677pbの場合 r’=207.2
K=0.98088Biの場合 r=208.
98 K=0.98104である。全ての元素につい
て、Kを計算するのは容易である。
例えば、陽子の最初のエネルギーE。k 100keV
とすると、GaのElは94.422 keV、As
ノE1は94.799keVとなる。この差をΔEと書
くと、ΔE = 877eV
(11)とな
る。より軽いGaによって散乱された陽子はより多くの
エネルギーを失うのである。この差が3776Vである
から、その陽子がGa、Asのいずれによって散乱され
てきたのかが分る。
とすると、GaのElは94.422 keV、As
ノE1は94.799keVとなる。この差をΔEと書
くと、ΔE = 877eV
(11)とな
る。より軽いGaによって散乱された陽子はより多くの
エネルギーを失うのである。この差が3776Vである
から、その陽子がGa、Asのいずれによって散乱され
てきたのかが分る。
PbトBiノ場合ΔE=16eVである。
もしも装置の分解能が5eVであれば、pbとBiも判
別できる。
別できる。
このように、PELSの原理は簡単である。しかし、こ
のような測定が可能であるためには、散乱が一回である
、という事が必要である。多重散乱されてはいけない。
のような測定が可能であるためには、散乱が一回である
、という事が必要である。多重散乱されてはいけない。
このため、あまりエネルギーが高すぎない事が必要であ
る。逆にエネルギーが低いと、ΔEが小さくなって相手
方の原子を分けることができない。100keVという
のは、1回散乱近似全可能とするエネルギーである。
る。逆にエネルギーが低いと、ΔEが小さくなって相手
方の原子を分けることができない。100keVという
のは、1回散乱近似全可能とするエネルギーである。
また、陽子に用いる理由は、イオンの中性化率が低いと
いうことと、電荷状態が+1 しかなく安定していると
いう事である。
いうことと、電荷状態が+1 しかなく安定していると
いう事である。
PELSの利点は、衝突による陽子のエネルギー損失だ
け全測定すればよいという事である。原子について予め
知っておかなければならない事は、質量数Fだけである
。
け全測定すればよいという事である。原子について予め
知っておかなければならない事は、質量数Fだけである
。
これは、X線などの回折に於ける回折因子などの情報と
不要とするという事である。
不要とするという事である。
また、通常の原子・原子散乱の場合は散乱断面積σ(0
゜φ〕を測定し、ポテンシャル全米めるが、PELSの
場合、原子ポテンシャルがどんなものであってもよいし
、・散乱断面積を測定する必要がない。
゜φ〕を測定し、ポテンシャル全米めるが、PELSの
場合、原子ポテンシャルがどんなものであってもよいし
、・散乱断面積を測定する必要がない。
ウ シャドーコーンによる深さ分析
第4図に示すように、重い原子Mに向って、陽子mが衝
突すると、前方)テ、陽子が到達しない部分が生ずる。
突すると、前方)テ、陽子が到達しない部分が生ずる。
これをシャドーコーン(shadow cone )と
いっている。
いっている。
陽子の走行方向で、原子M−i含む線をX軸とする。X
軸に遠い陽子は散乱角が小さい。X軸ン;近い陽子は散
乱角が大きい。このためにシャドーコーンができるので
ある。
軸に遠い陽子は散乱角が小さい。X軸ン;近い陽子は散
乱角が大きい。このためにシャドーコーンができるので
ある。
原子の電荷をZe 1陽子の電荷をzeとすると、極座
標系に於て、クーロン散乱の場合の散乱軌跡の方程式は 一=(εCOSθ−1)B (12))
、 = −(14) となる事が知られている。ここでbは、陽子が、最初に
X軸と離れている距離である。
標系に於て、クーロン散乱の場合の散乱軌跡の方程式は 一=(εCOSθ−1)B (12))
、 = −(14) となる事が知られている。ここでbは、陽子が、最初に
X軸と離れている距離である。
Eoは陽子の運動エネルギーでの式に与えられるものと
同じである。(12)から散乱角の範囲は、2cos
” 1/ε であることが分る。すなわち、散乱角θは Θ= π−2CO5−(16) ε である。
同じである。(12)から散乱角の範囲は、2cos
” 1/ε であることが分る。すなわち、散乱角θは Θ= π−2CO5−(16) ε である。
近似的に、y軸上でy−bの点で折曲げられた陽子ビー
ムが角eの方向へ飛ぶと考える。すると陽子ビームの散
乱後の軌跡は y−b = xtane
(17ンで与えら
れる。シャドーコーンの形状全決定するのは主に小角散
乱の陽子ビームである。
ムが角eの方向へ飛ぶと考える。すると陽子ビームの散
乱後の軌跡は y−b = xtane
(17ンで与えら
れる。シャドーコーンの形状全決定するのは主に小角散
乱の陽子ビームである。
そこで、散乱角eが小さいという近似(つまり、bが大
きい〕をして、 つまり と近似できる。(17)の包路線がシャドーコーンであ
るから、(17)をbで偏微分し、 これから これを(17ンに代入し、 となる。
きい〕をして、 つまり と近似できる。(17)の包路線がシャドーコーンであ
るから、(17)をbで偏微分し、 これから これを(17ンに代入し、 となる。
シャドーコーンを巧みに用いると、第5図〜第8図に示
すように、1層目がどの原子で構成されているかという
事が分る。
すように、1層目がどの原子で構成されているかという
事が分る。
第5図に於て、試料面に垂直に陽子ビームを入射させ、
反方向(e=πンの陽子のエネルギー分布を測定したと
する。
反方向(e=πンの陽子のエネルギー分布を測定したと
する。
第6図のように、2つのピークが生ずる。試料がGaA
sであるとする。第6図だけでは、1層目にあるのがG
aかAsか分らない。
sであるとする。第6図だけでは、1層目にあるのがG
aかAsか分らない。
そこで斜め方向に陽子ビーム全入射させる。第7図はこ
れに示す。2層目の元素全一層目の元素によるシャドー
コーンの中へ入れてしまう。こうすると、第8図に示す
ように、陽子のエネルギー分布は、ひとつのピークを持
つだけになる。こうして、第1層の元素がGaである、
と(八う事が分る。
れに示す。2層目の元素全一層目の元素によるシャドー
コーンの中へ入れてしまう。こうすると、第8図に示す
ように、陽子のエネルギー分布は、ひとつのピークを持
つだけになる。こうして、第1層の元素がGaである、
と(八う事が分る。
(1)電子衝突全利用した深さ分析
PELSによって、表層の第1層の原子と、第2層の原
子と全識別する事ができる。
子と全識別する事ができる。
PELSは陽子と、原子との衝突によるエネルギー損失
分布から、原子を特定するものである。
分布から、原子を特定するものである。
しかし、陽子は、試料の中で電子による散乱の影響も受
ける。電子は質量が小さいので、陽子の運動を殆ど妨げ
る事はないが、荷電粒子同士であるし、電子の数が多い
から、電子によってエネルギーを失う。
ける。電子は質量が小さいので、陽子の運動を殆ど妨げ
る事はないが、荷電粒子同士であるし、電子の数が多い
から、電子によってエネルギーを失う。
このエネルギー損失により、反対に第1層目か、第2層
目かという事が分る。
目かという事が分る。
第9図によって説明する。
第1層目の5点で散乱される場合と、第2層目のG点で
散乱される場合を考える。層面となす角ヲ0/2とし、
θ/2の方向シー散乱されるものを考える。散乱角がθ
である。これは0/2の方向にだけ散乱される、という
事ではない。ブラッグ回折条件を示しているわけではな
い。任意の方向に散乱されるが、θ/2の方向でのエネ
ルギー分布に測定する、という事である。
散乱される場合を考える。層面となす角ヲ0/2とし、
θ/2の方向シー散乱されるものを考える。散乱角がθ
である。これは0/2の方向にだけ散乱される、という
事ではない。ブラッグ回折条件を示しているわけではな
い。任意の方向に散乱されるが、θ/2の方向でのエネ
ルギー分布に測定する、という事である。
電子による阻止能をSとする。これは、電子の存在する
試料の中?陽子が単位長さ全通過する際に失うエネルギ
ーとして定義される。
試料の中?陽子が単位長さ全通過する際に失うエネルギ
ーとして定義される。
2層目で散乱される陽子は、FGHだけ長い行路を進み
、余分の阻止能による作用を受ける。1層目、2層目敗
舌りのエネルギー差に八Fとするとである。
、余分の阻止能による作用を受ける。1層目、2層目敗
舌りのエネルギー差に八Fとするとである。
たとえば、d = 5.6人、S = 10ev/人、
Θ=30゜とすると、 ΔF = 432eV
(24)となる
。これは0が小さいので、ΔFが大きくなっている。Θ
=180°とすると、ΔF = 112eVとなる。
Θ=30゜とすると、 ΔF = 432eV
(24)となる
。これは0が小さいので、ΔFが大きくなっている。Θ
=180°とすると、ΔF = 112eVとなる。
つまり、垂直入射の場合、1層目と、2層目では、散乱
陽子のエネルギーが約tooev程度異なる。
陽子のエネルギーが約tooev程度異なる。
さらに、θに小さくした場合はΔFが大きいので、1層
目での異種原子、2層目での異種原子からの陽子散乱?
識別できる。
目での異種原子、2層目での異種原子からの陽子散乱?
識別できる。
オ 測定装置の概要
第10図にPELSの一測定装詮の概要を示す。こnは
、散乱角Oが180°のものである。
、散乱角Oが180°のものである。
イオン源Aから引出された陽子イオンビームは、マグネ
ットBによって質量分析される。これによって1価の陽
子イオンのみが加速管Cへ導かれる。
ットBによって質量分析される。これによって1価の陽
子イオンのみが加速管Cへ導かれる。
引出しのエネルギーEsxと、加速管での加速エネルギ
ーEaccの和である運動エネルギーE。k持って、試
料Σに当る。
ーEaccの和である運動エネルギーE。k持って、試
料Σに当る。
試料では、表面の数層にある原子によって散乱される。
陽子はさまざまな方向に散乱される。どの方向にどれだ
け散乱されるか?という事は、原子と陽子の間に働く力
の性質による。
け散乱されるか?という事は、原子と陽子の間に働く力
の性質による。
これはどうでもよいことで、ちょうど散乱角Oが180
°であるもののみが、入射方向と逆の方向に飛び出し、
加速管Cの中と逆に走る。加速管全通に走るのであるか
ら、これは減速管りとして働く。
°であるもののみが、入射方向と逆の方向に飛び出し、
加速管Cの中と逆に走る。加速管全通に走るのであるか
ら、これは減速管りとして働く。
減速のエネルギーEdecは、加速エネルギーEacc
に等しい。
に等しい。
Edec = Eacc (2
5)となるのが、Θ=180° の配位の便利な点のひ
とつである。同一の加速管Cによって減速できるのは、
Θ=180°の場合のみである。
5)となるのが、Θ=180° の配位の便利な点のひ
とつである。同一の加速管Cによって減速できるのは、
Θ=180°の場合のみである。
減速された陽子ビームは、マグネツ)Eで直角に曲げら
れる。さらにマグネットFで直角に曲げられる。
れる。さらにマグネットFで直角に曲げられる。
2つのマグネットE、Fを要するのは、陽子ビームエネ
ルギーは、散乱損失ΔEによるバラツキがあり、これを
収束させるため、マグネットが2つ必要になるのである
。
ルギーは、散乱損失ΔEによるバラツキがあり、これを
収束させるため、マグネットが2つ必要になるのである
。
さらに、陽子ビームは、アナライザーGに入る。
ここには、2枚の平行板の間に電圧V。がかかつている
。スリットから入った陽子は、放物線を描いて、マイク
ロチャンネルプレートHのチャンネルのどれかに入る。
。スリットから入った陽子は、放物線を描いて、マイク
ロチャンネルプレートHのチャンネルのどれかに入る。
スリットから陽子が降下した位置fでの距離をLとする
。これは、陽子のエネルギーが大きいほど大きくなるし
、陽子のエネルギーが小さいほど小さくなる。Lによっ
て、陽子エネルギーEaが分る。
。これは、陽子のエネルギーが大きいほど大きくなるし
、陽子のエネルギーが小さいほど小さくなる。Lによっ
て、陽子エネルギーEaが分る。
陽子の電荷f zeとすると、アナライザーGの空間に
於て、陽子は板面に直角な方向にzaVo/hの力全受
ける。
於て、陽子は板面に直角な方向にzaVo/hの力全受
ける。
陽子の長手方向の速さpu、板面に直角な速さivとす
ると、Uは一定である。Vは変動する。
ると、Uは一定である。Vは変動する。
スリットに入った時、板面となす角を中とする。
これは一定である。
1、・ら
である。
これは、重力下で物体を投げた場合の運動と等価である
。陽子がアナライザーGの中で板面に平行に進む距離り
は、(26)、(27)からである。最も高い分解能が
得られるのはlI’=45゜の時である。
。陽子がアナライザーGの中で板面に平行に進む距離り
は、(26)、(27)からである。最も高い分解能が
得られるのはlI’=45゜の時である。
(28)から、陽子のエネルギーEaに比例した距離り
の地点に陽子が到達するという事が分る。
の地点に陽子が到達するという事が分る。
これによって、Eaの分布、つまり陽子のエネルギー分
布を測定できる。
布を測定できる。
力陽子のエネルギー変化
第10図の右下に、エネルギーロスΔE又はLとイール
ドの図に示している。Lは、陽子エネルギーEaに比例
するから、LによってEa、又はΔEが分る。
ドの図に示している。Lは、陽子エネルギーEaに比例
するから、LによってEa、又はΔEが分る。
次に、Ea 、八E7zどの関係全説明する。
第11図にポテンシャルエネルギーの配分を示す。ここ
でqは陽子電荷で、これまでzeと書いていたものであ
る。z=lであるからq==eである。
でqは陽子電荷で、これまでzeと書いていたものであ
る。z=lであるからq==eである。
イオン源Aでの引出し電圧extraction vo
ltageをVexとする。これが加速管Cで加速され
る。カロ速電圧をVaccとする0 右下りの斜線が加速管Cでの運動である。加速管Cを出
た後のポテンシャルエネルギーの下降分はq (Vex
+ Vacc )でやる。これが全て運動エネルギー
になっている。
ltageをVexとする。これが加速管Cで加速され
る。カロ速電圧をVaccとする0 右下りの斜線が加速管Cでの運動である。加速管Cを出
た後のポテンシャルエネルギーの下降分はq (Vex
+ Vacc )でやる。これが全て運動エネルギー
になっている。
折線と、上破線の差が運動エネルギーである。
底辺が試料Σに衝突している状態全表わす。散乱によっ
てΔEのエネルギーを失う。
てΔEのエネルギーを失う。
このあと減速管D(加速管と同一)で減速される。これ
はVhccに等しい。
はVhccに等しい。
アナライザーではV。の電圧を極板間にかける。
これはVaccに等しい。
アナライザーではV。の電圧に極板間にかける。
これ’1Vaxに等しくしておく。こうすると、イオン
源の陽極と、アナライザの陽極が同電位になる。従って
、これらの極板を導線で接続できる。
源の陽極と、アナライザの陽極が同電位になる。従って
、これらの極板を導線で接続できる。
さらに、加速、減速が同一の装置で行なわれるから、V
exのリップルはV。のリップルに等しくなる。
exのリップルはV。のリップルに等しくなる。
ΔEとEaの和がqvoである。ΔEは散乱によるエネ
ルギー損失であって、(I K)Eoである。
ルギー損失であって、(I K)Eoである。
Eaがアナライザーに入る時に陽子が持っている運動エ
ネルギーである。Eaが測定できV。は既知であるので
、ΔEが分る。
ネルギーである。Eaが測定できV。は既知であるので
、ΔEが分る。
ΔE=qvo−Ea(29)
である。
減速するのは、運動エネルギーの分解能を上げるためで
ある。既に述べたように、数十eVの分解能が要求され
るが、100keVのエネルギーをもつものを、このよ
うな分解能で叩定するのは困難である。
ある。既に述べたように、数十eVの分解能が要求され
るが、100keVのエネルギーをもつものを、このよ
うな分解能で叩定するのは困難である。
既に述べたように、qVaccは100に6V程度であ
る。qVaxは数kev〜20kevテアル。
る。qVaxは数kev〜20kevテアル。
実際には、入射陽子のエネルギーではすく、散乱された
陽子のエネルギーEs f 100keVにする。
陽子のエネルギーEs f 100keVにする。
そして、アナライザーに入るエネルギーEaをQ、5k
eVにしている。
eVにしている。
対象たる原子を予め決めてふ・き、これに対する陽子の
散乱エネルギーロスΔEを計算する。そして、 qVax = qV。 = ΔE −1−
Ea (30JからVe
x 、 vo t’決める。加速電圧Vaccは、Es
= Ea + qVacc (
31)から決まる。(31)はVacc と減速電圧
が等しいから成立つ式である。
散乱エネルギーロスΔEを計算する。そして、 qVax = qV。 = ΔE −1−
Ea (30JからVe
x 、 vo t’決める。加速電圧Vaccは、Es
= Ea + qVacc (
31)から決まる。(31)はVacc と減速電圧
が等しいから成立つ式である。
Ea = Q、5keVの値に固定すると、どのチャン
ネルに陽子が主に入るか、という事が予め決まる。
ネルに陽子が主に入るか、という事が予め決まる。
me=180’1!:選ぶ理由
第12図は低角散乱(O→0)の場合の陽子散乱の説明
図である。最初、本発明者等は低角散乱条件により、主
に実験全進めた。しかし、表面には凹凸があるので、第
1層からの同−角散乱であっても、エネルギー差が生ず
る。これは低角散乱の不利な点である。
図である。最初、本発明者等は低角散乱条件により、主
に実験全進めた。しかし、表面には凹凸があるので、第
1層からの同−角散乱であっても、エネルギー差が生ず
る。これは低角散乱の不利な点である。
第13図は散乱角とイールドの関係を示すグラフである
。イールドというのは、単位時間内に、散乱された陽子
が何個その角度の単位立体角に散乱されるか全示す値で
ある。AuとSiの場合を示す。0=06と180°の
近傍でイールドが大きくなる。
。イールドというのは、単位時間内に、散乱された陽子
が何個その角度の単位立体角に散乱されるか全示す値で
ある。AuとSiの場合を示す。0=06と180°の
近傍でイールドが大きくなる。
イールドが大きいと、測定時間が短くて済むし、ノイズ
などの影響も受けに<<yる。イールドは大きいほうが
望ましい。
などの影響も受けに<<yる。イールドは大きいほうが
望ましい。
イールドの点だけからいえば0=0の近傍がよいわけで
あるが、第12図によって説明したような欠点があるの
で、e=180°の方がむしろ望ましい、という事が分
ってきたのである。
あるが、第12図によって説明したような欠点があるの
で、e=180°の方がむしろ望ましい、という事が分
ってきたのである。
(2)PELS装置の全体
第14図はPELS装置の全体の概略斜視図である。
イオン源からでた陽子ビームは、アインツエルレンズを
経て、マグネットを通り加減連管で加速される。超高真
空チャンバの中に試料がセットされている。試料はマニ
ピュレータによって操作することができる。加速された
陽子ビームはqレンズで絞られて、超高真空チャンバ内
の試料に当たる。
経て、マグネットを通り加減連管で加速される。超高真
空チャンバの中に試料がセットされている。試料はマニ
ピュレータによって操作することができる。加速された
陽子ビームはqレンズで絞られて、超高真空チャンバ内
の試料に当たる。
試料面で散乱されたものの内、Θ=180° の散乱角
の陽子ビームのみが、反対方向にチャンバから出てゆく
。
の陽子ビームのみが、反対方向にチャンバから出てゆく
。
これが減速された後、偏向マグネット1、偏向マグネッ
ト2によって、 180’曲げられて、マルチチャンネ
ルアナライザーに入る。ここでEaが測定される。
ト2によって、 180’曲げられて、マルチチャンネ
ルアナライザーに入る。ここでEaが測定される。
これらの構成は、第10図に示したものに対応している
。
。
これらの他に、イオン源電源(Vex f!:供給)、
マグネット電源、加速電源、パソコンなどがある。
マグネット電源、加速電源、パソコンなどがある。
陽子ビームが通過する空間は高真空に保たれなければな
らない。このため、ターボ分子ポンプ、差動排気部、イ
オンポンプなどが設置されている。
らない。このため、ターボ分子ポンプ、差動排気部、イ
オンポンプなどが設置されている。
ω従来技術
以上で、PELSの原理、構成、作用などを説明した。
本発明は、減速された陽子ビームが、2つの偏向マグネ
ットE1FによってアナライザーGに導かれる部分の改
良に関する。
ットE1FによってアナライザーGに導かれる部分の改
良に関する。
減速された散乱後の陽子ビームを偏向させなければなら
ない理由は、散乱角が180°だからである。
ない理由は、散乱角が180°だからである。
入射ビームと散乱ビームとを分離するため、どうしても
マグネットを使わなければならない。
マグネットを使わなければならない。
本発明者等は、最初の内、低角散乱のPELSI採用し
ていた。例えば、特開昭59−180945号公報(S
、59.10.15公開)、特開昭61−151958
号公報(S、61.7.10公開) には、低角散乱の
PELSについて説明している。この場合、入射ビーム
と散乱ビームが異なる経路を直進することができる。
ていた。例えば、特開昭59−180945号公報(S
、59.10.15公開)、特開昭61−151958
号公報(S、61.7.10公開) には、低角散乱の
PELSについて説明している。この場合、入射ビーム
と散乱ビームが異なる経路を直進することができる。
ところが、e=180°であると、散乱ビームと入射ビ
ームが同一直線上を往復することになる。
ームが同一直線上を往復することになる。
このため第10図に示すように、入射ビーム全偏向させ
るためのマグネットBと、散乱ビームtS向させるため
のマグネットEが必要であった。
るためのマグネットBと、散乱ビームtS向させるため
のマグネットEが必要であった。
しかし、それだけでは足らない。
入射ビームはエネルギーが一定で(qVe:t )ある
から、磁場によってこnf偏向させても、拡散するとい
う事がない。速度が一定であるから、磁場中での彎曲部
の曲率半径Rが共通になるからである。
から、磁場によってこnf偏向させても、拡散するとい
う事がない。速度が一定であるから、磁場中での彎曲部
の曲率半径Rが共通になるからである。
散乱ビームの方はそういうわけにはゆかない。
散乱ロスによる運動エネルギーEaのバラツキがあるか
らである。
らである。
そこで、従来は、散乱さnたビームビ、2つのマグネッ
トE、Fにより180°偏向させてアナライザーGのス
リットへ導入していた。
トE、Fにより180°偏向させてアナライザーGのス
リットへ導入していた。
第2図は従来例のマグネット配置図を示している。
試料Σて散乱されΘ=180°の方向へ進む陽子ビーム
は、QレンズA、減速管りを経て、第1マグネツトEに
入る。ここで90°彎曲する。
は、QレンズA、減速管りを経て、第1マグネツトEに
入る。ここで90°彎曲する。
エネルギーの低い陽子は、小さい曲率半径R1で曲る。
エネルギーの高い陽子は、大きい曲率半径R2で曲る。
マグネット配置図た後、2つのビームT1、T2は平行
であるが、前後に離れてしまう。
であるが、前後に離れてしまう。
これを再び合一させる必要がある。
そこで、もうひとつの偏向マグネットFを用いる。
これにより、エネルギーの大きいものは、大きい曲率半
径R4で彎曲する。エネルギーの小さいものは小さい曲
率半径R3で彎曲してゆく。マグネットFの出口では、
ビームがひとつに重なる。
径R4で彎曲する。エネルギーの小さいものは小さい曲
率半径R3で彎曲してゆく。マグネットFの出口では、
ビームがひとつに重なる。
こうして、アナライザーGのスリット5に入る。
アナライザーGでは運動エネルギーの大きいもの程遠く
まで飛んで位置検出部4によって検出される。スリット
から位置検出部までの飛程りが、エネルギーEaに比例
する。
まで飛んで位置検出部4によって検出される。スリット
から位置検出部までの飛程りが、エネルギーEaに比例
する。
このよう11ふたつの磁石の配直については、特願昭6
1−164299号(S、61.7.12出願)に於て
説明しである。
1−164299号(S、61.7.12出願)に於て
説明しである。
第2図によってこれ全説明する。
マグネットEに、5点で陽子が入射したとする。
速い陽子はR2にそって進み、N点でマグネットEから
出る。
出る。
遅い陽子はR1にそって進みに点でマグネットEから出
る。
る。
2つの軌跡の中心01.02は、5点に於て直線JΣに
対して直角に引いた直線上にある。つまりJlo1、0
2は一直線上にある。
対して直角に引いた直線上にある。つまりJlo1、0
2は一直線上にある。
さらシζ、マグネツートEから出た時に、平行軌跡T1
、T2にならなければならない。
、T2にならなければならない。
ツマリ、偏向角JOIK1JO2Nは、等しくなくては
ならない。ということは、 KOl 7 NO2<82) という事である。
ならない。ということは、 KOl 7 NO2<82) という事である。
しかも、三角形JOIK1JO2N は二等辺三角形
である。すると /KJOI = /NJO2(38)となる。これ
は、J、に、Hの3点が同一直線上にある、という事で
ある。
である。すると /KJOI = /NJO2(38)となる。これ
は、J、に、Hの3点が同一直線上にある、という事で
ある。
そして、/KJO1=α、とすると、偏向角JOIK、
JO2N+++:φ、は、 φl = π−2α1(34) である。さらに、平行軌跡T1、T2の距離は、(R2
−R15inφ1Cある。
JO2N+++:φ、は、 φl = π−2α1(34) である。さらに、平行軌跡T1、T2の距離は、(R2
−R15inφ1Cある。
すると、これを一点に収束させるためのマグネットFに
課される条件は、次のようになる。
課される条件は、次のようになる。
(1)ビームの入射点lx、y1出射点をZとすると、
xlylzは同一直線上にある。
xlylzは同一直線上にある。
(11)マグネットの斜角α2と、偏向角φ2の間には
φ2 ; π−2α2 (35)の関係
があり、 (+D T 1、T2の距離が(R4−R8) であ
るから、(R4−R2)sinφ2 = (R2−R1
) sinφ1 (36)マグネットによって
運動エネルギーが変らない事と、(36)から、 R4sinφ2= R25inφ1(8’OR3sm
φ2= R15inφ1C,8B)が成立する。(3
7)、(38)は、マグネットによるサイクロトン周波
数の比が胛φ2/!11φ1だという事である。これは
、同一の磁場を生ずるマグネットでなければならないと
いう事ではない。異なる磁場を与えるマグネットであっ
てもよい。
φ2 ; π−2α2 (35)の関係
があり、 (+D T 1、T2の距離が(R4−R8) であ
るから、(R4−R2)sinφ2 = (R2−R1
) sinφ1 (36)マグネットによって
運動エネルギーが変らない事と、(36)から、 R4sinφ2= R25inφ1(8’OR3sm
φ2= R15inφ1C,8B)が成立する。(3
7)、(38)は、マグネットによるサイクロトン周波
数の比が胛φ2/!11φ1だという事である。これは
、同一の磁場を生ずるマグネットでなければならないと
いう事ではない。異なる磁場を与えるマグネットであっ
てもよい。
さらに全偏向角をφtとすると
φt = φ、+φ2 (89)でな
ければならない。φt = 180’の例と図示してい
るが、そうでなくてもよい。またφ14=φ2従ってα
1〜α2てあってもよいのは勿論である。さらにR14
R3、R2キR4であってもよい。
ければならない。φt = 180’の例と図示してい
るが、そうでなくてもよい。またφ14=φ2従ってα
1〜α2てあってもよいのは勿論である。さらにR14
R3、R2キR4であってもよい。
前記出願は、φ1=φ2、R1−R3、R2=R4のみ
をクレームしている。最も作りやすいからであろうと考
えられる。
をクレームしている。最も作りやすいからであろうと考
えられる。
に)発明が解決すべき問題点
このように、ふたつのマグネットE1Fg使うと、エネ
ルギーの異なる散乱ビームに一点に収束させる事ができ
る。
ルギーの異なる散乱ビームに一点に収束させる事ができ
る。
しかし、このような装置には次の難点がある。
炙υマグネットを2個使うので装置が大型になる。
■ビームは理想的には一点に収束するわけである。
しかし、実際には、マグネットのフリンジング効果やド
リフトによって、内側全通ったビームと、外側と通った
ビームとでは、同じ効率で計測することができない。
リフトによって、内側全通ったビームと、外側と通った
ビームとでは、同じ効率で計測することができない。
13)高電位架台の形状が複雑になる。
■マグネットの形状により、曲率半径Rの上限と下限が
制限される。これは、散乱、減速後の陽子の運動エネル
ギーEaがあまりバラついてはならないという事である
。測定対象となる原子の質量があまりに異なったもので
あってはならない。
制限される。これは、散乱、減速後の陽子の運動エネル
ギーEaがあまりバラついてはならないという事である
。測定対象となる原子の質量があまりに異なったもので
あってはならない。
サ 目 的
散乱減速後の陽子ビームと偏向するためのマグネットヲ
ひとつに減すことのできる表面解析装置全提供する事が
本発明の目的である。
ひとつに減すことのできる表面解析装置全提供する事が
本発明の目的である。
シ構 成
本発明では、減速後の陽子ビーム全曲げるために、マグ
ネットをひとつだけ用いる。
ネットをひとつだけ用いる。
陽子ビームを一点に収束しようとするから、2つのマグ
ネットが必要なのである。
ネットが必要なのである。
第2図に於て、Jlに1N101.02 の各点、及び
マグネット出射後の軌跡T1、T2は同一平面上にある
。この平面を基準ビーム面三という事にする。
マグネット出射後の軌跡T1、T2は同一平面上にある
。この平面を基準ビーム面三という事にする。
とにかく、T1、T2が同一面上にある、という事がい
える。すると、幅の広いアナライザーG全使い、アナラ
イザーの開口を拡げ、基準ビーム面三がアナライザー開
口に入るようにすればよい。
える。すると、幅の広いアナライザーG全使い、アナラ
イザーの開口を拡げ、基準ビーム面三がアナライザー開
口に入るようにすればよい。
一点に収束することを要求せず、一平面にあるという事
を利用するのである。
を利用するのである。
第1図は本発明のマグネット1、アナライザー3の関係
全示す斜視図である。マグネット1は第2図のマグネッ
トEに対応する。アナライザー3は、第2図のアナライ
ザーGよりも幅の広いものである。測定原理は変わらな
い。
全示す斜視図である。マグネット1は第2図のマグネッ
トEに対応する。アナライザー3は、第2図のアナライ
ザーGよりも幅の広いものである。測定原理は変わらな
い。
マグネット1に関する記号は、第2図のマグネットEに
対するものと同一のもの全村している。
対するものと同一のもの全村している。
散乱後の陽子ビームは、マグネット1の間へ5点で入射
する。
する。
エネルギーの低いものは、小さい曲率半径を有する軌跡
R1にそって進み、N点で磁場から出ろ。
R1にそって進み、N点で磁場から出ろ。
エネルギーの高いものは、大きい曲率半径?有する軌跡
R2にそって進み、N点で磁場から出る。
R2にそって進み、N点で磁場から出る。
R1の中心i01、R2の中心全02とすると、Jlo
1、02及びに1Nは基準ビーム面三の上にある。
1、02及びに1Nは基準ビーム面三の上にある。
K、N点と出た後、直線の軌跡T11T2になる。
これらも基準ビーム面三の上にある。
アナライザーGの底面?、基準ビーム面三に対して、中
の角度全すすように設け、かつ、アナライザーのスリッ
ト5が、基準ビーム面三に横切るようにする。
の角度全すすように設け、かつ、アナライザーのスリッ
ト5が、基準ビーム面三に横切るようにする。
スリット5に沿ってZ軸ととる。アナライザーの底面か
ら立てた法線方向t’!軸とする。スリットから位置検
出部4へ向けてX軸を取る。
ら立てた法線方向t’!軸とする。スリットから位置検
出部4へ向けてX軸を取る。
陽子ビームはT 1.T 2に拡がるが、これは、細長
いスリット5からアナライザーGの中へ入る。
いスリット5からアナライザーGの中へ入る。
アナライザーGには、上から下へ向けてV。の電圧が掛
かつている。陽子ビームは、スリット5に通った後、x
y平面と平行な面の中に進むが、voのために底、板の
方へ押されて、位置検出部4のいずれかのチャンネルに
落下する。
かつている。陽子ビームは、スリット5に通った後、x
y平面と平行な面の中に進むが、voのために底、板の
方へ押されて、位置検出部4のいずれかのチャンネルに
落下する。
xyz座標の原点0は、マグネット1での陽子ビーム入
射点Ji通り、基準ビーム面三と直角な平面と、スリッ
ト5の中心線の交点として決める。
射点Ji通り、基準ビーム面三と直角な平面と、スリッ
ト5の中心線の交点として決める。
アナライザーの横幅が長ければ、このような事が可能で
ある。
ある。
ビームT1は、短い飛程と描き、Qlで位置検出部に落
ちる。
ちる。
ビームT2は、長い飛程に描ぎ、Q2で位置検出部に落
ちる。
ちる。
エネルギーの高い陽子は、2の大きいところでスリット
に入射し、アナライザーでの飛程りが大きい。
に入射し、アナライザーでの飛程りが大きい。
エネルギーの低いものは、Zの小さいところでスリット
に入射し、アナライザーでの飛程りが小さい。
に入射し、アナライザーでの飛程りが小さい。
結局、陽子が位置検出部4に落下する点は曲線となる。
位置検出部4の全面に落下するのではない。
この軌跡を検出点軌跡Tと呼ぶ。
検出点軌跡T全米める。検出点1qとする。
(28)式から、Q点のX座標は
である。Q点の2座標は、マグネット1での偏向量によ
る。
る。
z = R51nφ (41)で
ある。φは偏向角で/KoIJなどである。Rは曲率半
径である。陽子ビームのサイクロトロン角周波数にR=
i乗じたものが、陽子の速度Vであるから、 ΩcR= V (42Jサイ
クロトロン角周波数ΩCは であり、 であるので、 z = −FtKSinφ(45)H (40)、(45)からエネルギーEa f!:消去す
ると、となる。つまり、xz面に於て軌跡Tは放物線全
描く。
ある。φは偏向角で/KoIJなどである。Rは曲率半
径である。陽子ビームのサイクロトロン角周波数にR=
i乗じたものが、陽子の速度Vであるから、 ΩcR= V (42Jサイ
クロトロン角周波数ΩCは であり、 であるので、 z = −FtKSinφ(45)H (40)、(45)からエネルギーEa f!:消去す
ると、となる。つまり、xz面に於て軌跡Tは放物線全
描く。
こわはサイクロトロン周波数Ωct含んでいる。
陽子と他の原子のイオンでは質量が異なるから、ΩCが
異なる。
異なる。
そこで、Tに沿うような切りこみを入れた板で、位置検
出部4の上面を、もしも、マスクしたとすれば、他の原
子のイオンは、マスクに遮られて位置検出部に入らない
。
出部4の上面を、もしも、マスクしたとすれば、他の原
子のイオンは、マスクに遮られて位置検出部に入らない
。
このマスクによって、他のイオンの存在にょって生じた
かもしれないカウントエラーと防ぐことができる。
かもしれないカウントエラーと防ぐことができる。
スリット5及び位置検出部4の2方向の幅■は、エネル
ギーEaのバラツキが大きいほど大きいものにしなけれ
ばならない。エネルギーEaのバラツキは、対象となる
原子の質量Mのバラツキと密接な関係がある。
ギーEaのバラツキが大きいほど大きいものにしなけれ
ばならない。エネルギーEaのバラツキは、対象となる
原子の質量Mのバラツキと密接な関係がある。
たとえばn=1Qt*程度にしておくと、かなり広い質
量範囲でカバーすることができる。
量範囲でカバーすることができる。
マグネットでの偏向角φは90°であってもよい。
しかし、90°でなくてもよい。
90°であれば(41)式から、2方向のビームの分離
が良くなるという長所がある。しかし、ビームはX方向
に分解できればよいのであるから、2方向の分離はあま
り重要でない。
が良くなるという長所がある。しかし、ビームはX方向
に分解できればよいのであるから、2方向の分離はあま
り重要でない。
φが大きいとマグネットを大tくしlxければならない
。
。
φが小さいと、アナライザー〇装置く空間が制限さnる
。この点でφは30°〜150°と考えられる。望まし
くは45°〜135°程度である。
。この点でφは30°〜150°と考えられる。望まし
くは45°〜135°程度である。
内 効 果
(1)マグネットF−4略すことができる。かさ高いマ
グネットの数に減らすことができるので、装置がより小
型になる。
グネットの数に減らすことができるので、装置がより小
型になる。
■高電位架台がより単純化される。
3)試料からアナライザーに至る出射ラインが短縮され
る。このため、加減速管を短縮することも可能である。
る。このため、加減速管を短縮することも可能である。
■運転パラメータが減少する。操作がより簡単になる。
■分析の再現性が向上する。
(e一様な輸送効率全実現できる。
の広い質量範囲にわたって、同時に計測できる。
3)検出点軌跡Tに沿う切りこみに入れたマスクで位置
検出部を覆うことにより、陽子以外のイオンが検出部へ
入るのを完全に防ぐことができる。
検出部を覆うことにより、陽子以外のイオンが検出部へ
入るのを完全に防ぐことができる。
第1図は本発明のマグネット、アナライザーの配置を略
示する斜視図。 第2図はPELSに於ける(−1=180°の場合の散
乱ビーム偏向のための磁石の配置図。 第3図は原子Mに陽子mが衝突した前後の速度関係の説
明図。 第4図は原子による陽子の散乱に於て、前方に生ずるシ
ャドウコーンの説明図。 第5図はPELSに於て垂直入射散乱を説明するための
GaAs結晶表層図。 第6図は第5図の入射方向に於るPELSの陽子エネル
ギー損失図。 第7図はPELSに於て斜入射散乱を説明するためのG
aAs表層図。 第8図は第7図の入射方向に於るPELSの陽子エネル
ギー損失図。 第9図は電子衝突による陽子エネルギー損失の増加によ
って、第1層、第2層を識別できる事全説明する散乱断
面図。 第10図はPELSの原理構成図。 第11図は陽子のポテンシャルエネルギー配位図。 第12図は低散乱角に於る散乱ビームの説明図。 第13図は散乱角によるイールドの相異f:Au 。 Siについて示すグラフ。 第14図はPELS装置の実際全示す略斜視図。 1 ・・・・マグネット 4 ・・・・位置検出部 5 ・・・・ ス リ ッ トA・・・・イ
オン源 B ・・・・ マグネット C・・・・加速管 D・・・・減速管 E ・・・・ マグネット F ・・・・ マグネット G ・・・・ アナライザー J ・・・・ マグネットへの陽子ビームの入射点K
・・・・ 遅い陽子のマグネットからの出射点N ・・
・・ 速い陽子のマグネットからの出射点0INo4
・・ マグネット中の軌跡の回転中心R1〜R4・・
マグネット中での円軌跡T1、T2 ・・ マグネッ
ト全出た後の直線軌跡Q、Q1.Q2 ・・ アナラ
イザーでの検出点Σ・・・・試 料 4′\ ・・・・ Q し ン ズ三 ・・
・・ 基準ビーム面 T・・・・検出点軌跡 発 明 者 松 1) 恭 博特
許出願人 日新電機株式会社 出願代理人 弁理士 川 瀬 茂 樹パ手続補正書
(自発) 昭和62年 6月25日 1、事件の表示 昭和61年特許願第299269号 2発明の名称 表面解析装置 &補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 015 住 所 京都市右京区梅津高畝町47番地図面
。
示する斜視図。 第2図はPELSに於ける(−1=180°の場合の散
乱ビーム偏向のための磁石の配置図。 第3図は原子Mに陽子mが衝突した前後の速度関係の説
明図。 第4図は原子による陽子の散乱に於て、前方に生ずるシ
ャドウコーンの説明図。 第5図はPELSに於て垂直入射散乱を説明するための
GaAs結晶表層図。 第6図は第5図の入射方向に於るPELSの陽子エネル
ギー損失図。 第7図はPELSに於て斜入射散乱を説明するためのG
aAs表層図。 第8図は第7図の入射方向に於るPELSの陽子エネル
ギー損失図。 第9図は電子衝突による陽子エネルギー損失の増加によ
って、第1層、第2層を識別できる事全説明する散乱断
面図。 第10図はPELSの原理構成図。 第11図は陽子のポテンシャルエネルギー配位図。 第12図は低散乱角に於る散乱ビームの説明図。 第13図は散乱角によるイールドの相異f:Au 。 Siについて示すグラフ。 第14図はPELS装置の実際全示す略斜視図。 1 ・・・・マグネット 4 ・・・・位置検出部 5 ・・・・ ス リ ッ トA・・・・イ
オン源 B ・・・・ マグネット C・・・・加速管 D・・・・減速管 E ・・・・ マグネット F ・・・・ マグネット G ・・・・ アナライザー J ・・・・ マグネットへの陽子ビームの入射点K
・・・・ 遅い陽子のマグネットからの出射点N ・・
・・ 速い陽子のマグネットからの出射点0INo4
・・ マグネット中の軌跡の回転中心R1〜R4・・
マグネット中での円軌跡T1、T2 ・・ マグネッ
ト全出た後の直線軌跡Q、Q1.Q2 ・・ アナラ
イザーでの検出点Σ・・・・試 料 4′\ ・・・・ Q し ン ズ三 ・・
・・ 基準ビーム面 T・・・・検出点軌跡 発 明 者 松 1) 恭 博特
許出願人 日新電機株式会社 出願代理人 弁理士 川 瀬 茂 樹パ手続補正書
(自発) 昭和62年 6月25日 1、事件の表示 昭和61年特許願第299269号 2発明の名称 表面解析装置 &補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 015 住 所 京都市右京区梅津高畝町47番地図面
。
Claims (3)
- (1)陽子ビームを発生する真空中に保たれたイオン源
Aと、イオン源Aから生じたイオンビームを真空中に於
て偏向させるマグネットBと、陽子ビームを真空中で加
速して試料Σに当て試料Σで散乱された散乱角Θ=18
0°の陽子ビームを逆に通して減速する加減速管3と、
試料Σを超高真空中に保持する超高真空チャンバーと、
減速された陽子ビームを真空中に於て角φだけ偏向させ
、平行なビームT_1、T_2として出射するマグネッ
ト1と、幅の広い位置検出部4とスリット5とを有し、
スリット5から平行ビームT_1、T_2を入射させ陽
子ビームのエネルギーEaを飛程Lから検出するアナラ
イザーGとよりなり、マグネット1はビーム入射点Jと
出射点Kに、N、・・が同一直線上にあるような形状で
あり、平行ビームT_1、T_2及びマグネット1中で
の円軌道ビームR_1、R_2を含む基準ビーム面三が
アナライザーのスリット5を通り、かつ平行ビームT_
1、T_2がスリット5に直交するように設けてある事
を特徴とする表面解析装置。 - (2)アナライザーGの位置検出部4に、陽子ビームの
検出点軌跡Υに対応する切り込みを有するマスクを置い
て、陽子以外のイオンビームを遮断することを特徴とす
る特許請求の範囲第(1)項記載の表面解析装置。 - (3)偏向角φが45°〜135°である事を特徴とす
る特許請求の範囲第(1)項記載の表面解析装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29926986A JPS63150845A (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 表面解析装置 |
US07/070,252 US4829179A (en) | 1986-07-12 | 1987-07-06 | Surface analyzer |
EP87110018A EP0253336B1 (en) | 1986-07-12 | 1987-07-10 | Surface analyzer |
DE8787110018T DE3781963T2 (de) | 1986-07-12 | 1987-07-10 | Oberflaechenanalysegeraet. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29926986A JPS63150845A (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 表面解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63150845A true JPS63150845A (ja) | 1988-06-23 |
Family
ID=17870354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29926986A Pending JPS63150845A (ja) | 1986-07-12 | 1986-12-16 | 表面解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63150845A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100996142B1 (ko) | 2008-12-09 | 2010-11-24 | 한국전기연구원 | 전자빔 에너지 분포에 따른 집속형 전자경로 휨 자석을 이용한 전자빔 분광계 |
-
1986
- 1986-12-16 JP JP29926986A patent/JPS63150845A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100996142B1 (ko) | 2008-12-09 | 2010-11-24 | 한국전기연구원 | 전자빔 에너지 분포에 따른 집속형 전자경로 휨 자석을 이용한 전자빔 분광계 |
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